JPH07500584A - 古細菌(アルキア)の脂質抽出物からの安定リポソームの形成 - Google Patents

古細菌(アルキア)の脂質抽出物からの安定リポソームの形成

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JPH07500584A JP5507315A JP50731593A JPH07500584A JP H07500584 A JPH07500584 A JP H07500584A JP 5507315 A JP5507315 A JP 5507315A JP 50731593 A JP50731593 A JP 50731593A JP H07500584 A JPH07500584 A JP H07500584A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 古細菌(アルキア)の脂質抽出物からの安定リポソームの形成発明の分野 本発明は新規のポリエーテル脂質、ポリエーテル脂質を含んで成るリポソーム、 及びかかるリポソームの製造方法に関する。 従来技術の説明 人工的な脂質小胞(リポソーム)は数多くの基礎及び応用研究分野における重要 な手段となっている。それらはトランスメンプラン輸送、脂質二重層透過性、膜 融合及び脂質−タンパク質相互作用のような過程の研究のための生体膜系として かなり利用されている。 それらは免疫アジュバントとして、又は薬品及びスキンケア化合物、殺虫剤、遺 伝子物質及び酵素の担体としても働きうる。 現在、リポソームはエステル−脂質、例えば卵のホスファチジルコリン(EPC )より作られている。かかるリポソームの固有の物理化学的不安定さがその商業 的用途への一つの主たる障害となっている。 従って、安定性を高める、気孔率を下げる及びその融合又は凝集を防ぐために、 リポソーム組成物の中にコレステロールがしばしば含まされている。更に、これ らのリポソームのエステル結合は酵素及び化学加水分解に感受性であり、このこ とはリポソーム構造の崩壊を招く。エステル脂質脂肪アシル鎖はしばしば不飽和 であり、従って大気中で酸化を受け、そしてリポソームの構造保全性は失われる 。 2年間という実用的に所望される棚寿命は通常達しえず、従って特別なる保管条 件、例えば酸素を除去すること及び/又は温度を下げることが必要とされつる。 古細菌はその原核及び真核対応物に比して非常に異なる膜脂質構造を含んでいる 。通常は不飽和であり、且つ5n−1,2炭素においてグリセロールへとエステ ル化されている脂肪アシル鎖の代りに、古細菌膜脂質は5n−2,3形態を有す るグリセロール炭素に対してエーテル結合にある飽和フタニル鎖より成る。偏在 的なジエーテルC2゜、、。−脂質を有する他に、様々なメタン細菌はテトラエ ーテル、ヒドロキシジエーテル及び巨大環状ジエチル脂質となるように修飾され たフタニル鎖を有しうる。極性頭部基のバリエーションは数多くあり、そして各 メタン細菌属の同定のための分子性分類学的フィンガープリントを供しつる。 古細菌脂質からのリポソームの形成のい(つかの報告がある。これらのうち、あ るグループは大型リポソームの形成について報告している。即ち、Ring、  K、ら(1986) Liposomes as Drug Carriers (Schmidt、 K、H,編)、頁101−123. Georg Thi eme、 Verlag、 Stuttgartand New Yorko特 に、Ringらは大型の小胞(約600nmはど)を、古細菌す−モブラスマ  アシドフィルム(Thermoplasma acidophilum)由来の 全脂質内容物から精製した単独のテトラエーテル脂質成分の制御型清浄剤透析に よって生成している。しかしながら、古細菌の全極性脂質からのリポソームの製 造にかかわる方法の利用の教示又は示唆はされていない。また、これらのリポソ ーム構造は電子顕微鏡によって調べられていない。全極性及び/又は全脂質抽出 物によるここで採用した方法を利用することにより、我々は精製脂質分子物質の 製造プロセスの費用及び難しさを排除した。 MacDonald、 R,C,ら(1991) Biochim、 Biop hys、 Acta 106 : 297−303による別の報告においては、 エステル脂質リポソームが加圧抽出によって作られている。しかしながら、古細 菌の全極性脂質抽出物からの単層リポソームの製造の教示はない。古細菌脂質構 造における固有な安定性を理由に、広範囲にわたる様々な条件、例えば気相、温 度及びpHにわたってリポソームを作ること力呵能である。これらのファクター は、様々な条件に対するこのようなリポソームの安定性と同様に工業用途におけ る有用性の中心である。更に、広範囲にわたる条件においてのリポソーム形成は エステル脂質については当てはまらない。 リポソームはスルホロブス アシドカルカリウス(Sulfolobusaci docalcarius)のエーテル脂質のサブ画分からの音波処理により作ら れている(Elferinckら(1992)J、Biol、Chem、 26 7 : 1375−1381)。 発明の概要 本発明の目的は新規なポリエーテル脂質の提供にある。 本発明の別の目的は安定性の高められたリポソームの提供にある。 本発明の更なる目的はかかるリポソームの製造に新規な処理を適用することにあ る。 本発明の一観点に従い、構造式Iの新規なポリエーテル脂質を提NtC−0−1 ?。 (ここでR1はβ−ga1.−であり、そしてR1はa −glc、 −(1− 2)−β−gal、−である)。 更なる新規のポリエーテル脂質は構造式■により定義される。 (ここでR3は(CHs)2N Cs04H+。−又は(CH,)s−N−C, O,HI。−であり、そしてR7はα−glc、 (1−2)−β−gal+− 又(まβ−gall (16)−β−gal+−又はβ−gal+−である)。 構造式■の更なる新規のポリエーテル脂質も提供する。 (ここでXはOH1そしてYはエタノールアミン又1まグリセロールである)。 本発明の別の観点に従うと、様々な古細菌の全極性脂質抽出物力)ら調製したリ ポソームを提供する。 本発明の更なる別の観点に従うと、様々な古細菌の全極性B脂質抽出物からの単 層リポソームの製造のための方法力(提供され、この方法は (a)古細菌の細胞を溶媒抽出に付して全極性月旨質画分を用意し、(b)適当 な清浄剤を少なくとも10:lから30=1に範囲するモル比(清浄剤;脂質) において加え、次いでエバボレーシコンにより溶媒を完全に除去し、 (C)得られる清浄剤/脂質材料を適当な水性透析用バッファーの中に溶かして 、脂質と清浄剤との複合ミセルを生成し、そして(d)この複合ミセルを制御型 透析に付して清浄剤を除去してリポソームを形成させること、 を含んで成る。好ましくは、工程(b)において、その清浄剤は非イオン性清浄 剤、例えばn−才クチル−β−D−グルコピラノシドであり、そしてそのモル比 (清浄剤:脂質)は約20:lとする。 本方法の別の態様に従うと、古細菌の全極性脂質からのリポソームは、 (a)古細菌の細胞を溶媒抽出に付して全極性脂質画分を用意し、(b)適当な 水性抽出用バッファーを加えて多重層リポソームエマルションを3.0〜1O0 7のpH範囲において生成し、次いで単層リポソームが必要ならば、 (C)この多重層リポソームエマルションを4〜80℃の温度において、特定の 孔径の膜を通じて加圧のもとで押出して単層リポソームを生成すること、 によって供される。 好ましくは、操作のし易さのため、工程(C)において温度は周囲温度とする。 図面の簡単な説明 図1は本発明に従ってM、ヒュンガティ(M、 huBatei)由来の新規の ポリエーテル脂質化合物の様々な構造式の例示である。 図2はM、ヒュンガティの全極性脂質抽出物の陰性FAB MS (高速原子衝 撃質量分析法)である。 図3A及びBはM、マゼイ(M、 a+azei)由来の新規の精製脂質の陰性 FAB MSスペクトルを示す。A=ホスファチジルグリセロール−ヒドロキシ ジエーテル、そしてB=ホスファチジルエタノールアミン−ヒドロキシジエーテ ル。 図4はM、マゼイ由来の全極性脂質の同様のスペクトルである。 図5は様々なメタノサルシナ(Methanosarcina)種由来の全極性 脂質抽出物の陰性FAB MSの比較である。詳しくは、A=M、サーモフィラ (M、 thera+ophiLa)(酢酸増殖)、b=M、パーケリ株フサロ (M、 barkeri 5train FusaroXメタノール増殖)、C =M、マゼイ(メタノール増殖)及びD=M、アセチボランス(M、 acet ivorans)(メタノール増殖)である。 図6A〜6Fは一連の透過型電子顕微鏡(TEM)写真であり、これらは様々な 古細菌の全極性脂質抽出物由来のリポソームの均質性を示している。0.71の 寸法系数を考慮して、バーは250nmに相当する。 (A)M、 ボルタ(M、 voltae) ; (B) M、ヤナシイ(M、  jannaschii)(65℃); (C)M、vゼイ; (D) M、  コンシリ(M、 concilii) ;(E、F)M、ヒュンガティ。 図7はM、ボルタのリポソームのフリーズフラクチャー調製品の78M写真であ る。バー=100nm、矢印はシャドウ方向を示している。 図8は清浄剤オクチル−β−D−グルコピラノシド(OBG)を用いた、様々な 古細菌由来の、全極性脂質抽出物(T)、複合ミセル(M)及びリポソーム(I 、)の薄層クロマトグラフィーの結果を示している。 図9はM、ヤナシイ、M、スミシイ(M、 5m1thii) 、 M、ヒュン ガティ、M、マゼイ及びM、ボルタ由来の全極性脂質抽出物の孔径1100nの フィルターを通じての加圧押出により獲得したネガティブ染色リポソームの一連 の78M写真である。右側パネルにおけるM。 ヤナシイ由来のリポソームは200nmのフィルターを通じる押出により得られ た。 好適な態様の詳細な説明 前述した通り、古細菌はリポソームの製造にとって有用な数多くの様々なポリエ ーテル脂質構造体を生産する。有用な古細菌のうちでメタノコツカス(Mejh anococcus)ボルタ、メタノコツカス ヤナシイ、メタノセタ(Met hanosa、eta)コンシリ、メタノブレビバクター(Methanobr cvibacter)スミシイ、メタノスフエラ スクツドマナ(Methan osphaera stadtmanae) 、サーモブラスマ アシドフィル ム、ナトロノバクテリウム マガジイ(Natronobacterium m agadii)及びハロバクテリウム ギュティルブルム(Halobacte rium cutirubrum)が選ばれ、なぜならそれらの極性脂質組成物 は互いから非常に異なるから、及びそれらが古細菌において見い出せる独立な核 脂質構造の既知のスペクトルを包括するからである(表1及び図1を参照のこと )。また、我々は広範囲にわたる古細菌全極性脂質抽出物からのリポソームの形 成を実証する。古細菌は、低p11、高pH1高温、高塩濃度及びそれらの組合 せの様々な苛酷な条件の中で成長するものを包括することと、これらの起源から 生成されたリポソームが固有の安定性を示すであろうことを包括するように選ん だ。更に、ヒトの結腸において通常見い出せる古細菌(M、スミシイ及びM、ス タッドマナ)を試験し、なぜならこれらのリポソームは薬剤デリノくター系の開 発に特にかかわりつるからである。 M、ヒュンガティ及びM、マゼイから新規な脂質化合物が単離及び特性化された 。この新規化合物の構造は式T、IF及び■、並びに図1において示している。 材料と方法 細菌の起源及び増殖 細菌培養物はメタノスピリルム ヒュンガティGPI (NRC2214=DS M 1101) 、メタノセタ コンシリGP6 (NRC2989=DSM  3671)、メタノコツカス ヤナシイJAL−1(NRC5952=DSM  2661) 、メタノコツカス ボルタPS (NPC2854) 、メタノサ ルシナ マゼイS−6(NRC6052=DSM 2053) 、メタノブレビ バクター スミシイALI(NRC6539=DSM 2375) 、メタノス フエラ スタットマナMCB−3(NRC6540=DSM 3091) 、メ タノバクテリウム エスパノラGP9(NRC5912=DSM 5982)  、ナトロバクテリウム マガジイ(NRC6561=ATCC43099) 、 へロバクテリウム キュティルブルム(NRC34001=DSM 669)及 びサーモブラスマ アシドフィルム122−IB3(NRC6566=ATCC 27658)とした。 メタン細菌を下記の通りに嫌気的に培養した。M、ヒュンガティを、5μMのN iC1tの添加されたSA培地(Breuil、 C,とPatel、 G、B 。 (1980) Can、 J、Microbiol、 26 : 577−58 2 )中でHt /C0t(80: 20、V / V )の雰囲気において3 5°Cで増殖させた。M、スタッドマナはメタノール(0,1%、v / v  )及びHt /Cot(8o : 20、v / v )に基づいて、Mill erとWolin (Miller、 T、L、とWolin、 M、J、 ( 1985) Arch。 Microbiol、 141 : 116−122 )によりオリジナルが記 載されている培地であるが、しかしビタミン−フリーカゼイン加水分解物を1  mMeづつのL−ロイシン及びL−イソロイシンに置き換え、且つニトリロ三酢 酸の濃度を30mg/ IそしてCa5Oa ’ 5HzO,HsBOx及びN a2MoO4・2H20の濃度を200Mg/lに上げることによって改良した 培地の中で35℃で増殖させた。M、スミシイは35℃でH,/C02(80:  20、v / v )下で、0.1%(w/v)のNl(、CI、及びH3C oM、並びにM。 スタッドマナ培地中のように脂肪酸を含むように改良したBa1ch培地−1( Balch、 W、E、ら(1979) Micrbiol、Rev、 43  : 260−296 )の中で増殖させた。M、コンシリは35°CでN、下で 、酢酸培地(Ferrante、 G、ら(1989) J、LiPid Re s、 30 : 1601−1609 )中で増殖させた。M、ヤナシイの増殖 は50又は65℃のいづれかで、Ht/CO*(80: 20、v / v ) 下で、 限定培地(Ferrante、 G、ら(1990)Biochem、  Ce1l Biol、 68 : 274−283 )中で増殖させた。M、 ボルタはHt /Co、雰囲気中で、Ba1ch培地−3(Batch、 W、 B、ら(1979)Microbiol、Rev、 43 : 260−296  )中で35℃で増殖させた。改良Batch−3培地(酵母抽出物及びトリプ トンは0.1g/lのL−イソロイシン及び0.05g/IのL−ロイシンに置 き換えられ、NH,CI濃度は0.54g/lに上げ、そしてNaC0*をNa )Icesに置き換えである)を、メタノールのもとでN、下でM、マゼイを増 殖させるために用いた。 M、 エスパノラはH*/Cotのもとで、pH5,0で、SA培地(Pate l。 G、 B、ら(1990) Int、J、5yst、Bacteriol、 4 0 : 12−18 )中で増殖させた。 H,キュティルブルムは35℃で限定培地(GreyとFitt、 1976) 中で好気的に増殖させた。N、マガディは37℃でpH9,0で培地#1590 (ATCCカタログ1989)中で好気的に増殖させた。T、アシドフィルムは pH2,0及び55℃で、1989 DSMの培地#158(微生物及び細胞培 養物のドイツ国寄託機関)(ただし酵母抽出物の濃度は0.2%(W/V)まで 高めである)の中で好気的に増殖させた。 脂質回収のための大量培養は75LのChemap AG発酵槽の中で、55L の新鮮培地中で行った。メタン細菌培地をシスティン−硫化ナトリウム(Hun gate、 R,E、 (1950) Bacteriol、Rev、 14  : 1−49)で還元した。溶解スルフィドは水性NatSの添加により0.1 mMに維持した。 極好塩菌に26L/minの空気を供給し、そして増殖中を、150rpmで撹 拌した。中から後対数増殖期にかけて細胞を集め、そして脂質抽出までペースト として一20°Cで保存しておいた。 脂質抽出及び精製 全極性脂質抽出物。細胞を融解し、次いでクロロホルム/メタノール/水(25 0ml : 500m1 : 200m1)中で23℃で一夜混合した。細胞塊 を遠心により除去し、そして更に上記の通りに2回抽出を行った。 抽出物をプールし、次いで脂質をクロロホルム相から記載の通り(Bligh、  E、G、とDyer、 W、J、(1959) Can、J、Biochem 、Physiol、 37:911−917)に回収した。このクロロホルム相 をロータリーエバポレーションにより約50m1に濃縮し、そして抽出を繰り返 した。 極性脂質は、全脂質画分をクロロホルム/メタノール(2:l、V / V ) の中に溶かし、次いで20容量の冷アセトンで沈殿させることによって回収した (Ferrante、 G、ら(1990) Biochem、Ce11.Bi ol。 68 : 274−283 )。リポソーム調製において利用するための脂質サ ンプルを更に2回沈殿させ、そしてその脂質をクロロホルム/メタノール(2:  1.v/v)の中に再溶解させ、更にシリカGカラム(2x 5 cm)で精 製した。2 : 1 (v/v)のクロロホルム/メタノール125m1、それ に続< 1 : 2 (v/v)のクロロホルム/メタノール125m1により 溶離させた脂質をロータリーエバポレーションにより濃縮した。 脂質の精製。構造の特性化のため、エーテル脂質をM、ヒュンガティ及びM、マ ゼイ極性脂質抽出物から、薄層クロマトグラフィー(TLC) (Ferran te、 G、ら(1987) Biochim、 Biophys、 Acta  921 : 281−291〕を用いて精製した。純度は薄層クロマトグラフ ィー、質量スペクトル及び”CNMRスペクトルより確認した。 TLCプレート上の脂質をvic−グリコール、ホスファチド、炭水化物及びア ミン基について染色した(Ferrante、 G、ら1987)。 極性頭部基を0.18%のメタノール性HCI加水分解により除去し、そして遊 離したコア脂質をTLCにより精製したC3prott、 G、D、ら(199 0) J、Biol、Chem、 265 : 13725−13740 )。 リン酸はA11enに従い(Alien、 R,L、J、 (1940) Bi ochem、J、 34:858−865) 、そして%C/H/Nは元素分析 により測定した。 物理的方法。化学電離(C1)及びFAB質量スペクトルは、JEOL(JMS −AX505H)装置により行った。クロロホルムの中に溶かした脂質の旋光測 定値はPerkin Elmer 243ボラリメーターにより室温で得た。  ”CNMRスペクトルは125M)lzで、室温で、AM500スベクトロメー ターヲ用いて、コア脂質についてはCDC1m溶液の中に、極性脂質については ベンゼン−d6−メタノール−d4 (7:L v/v)の中に脂質を溶かして 行った。 清浄剤透析によるリポソーム形成 脂質/清浄剤の複合ミセル形成。極性脂質(40+ng)及びn−才クチル−β −D−グルコピラノシド(OBG)をCHCIg (2ml)の中に溶かした。 極性脂質抽出物については1000の平均分子量であると仮定して清浄剤を20 :1のモル比(OBG :脂質)において加えた(Ferrante。 G、ら(1990) Biochem Ce1l Biol、 68 : 27 4−283 ) 。この脂質/清浄剤溶液をN1のもとで乾くまでエバボレート に付く、次いで真空に一装置いて微量のCHCl 1全てを除去した。複合ミセ ルは膠質/清浄剤材料を3mlの透析バッファー(10mMのに一リン酸ツク・ ノファー(pH7,14) ; 160mMのNaC1含有〕の中に溶かすこと により形成させた。微量の未溶解材料は0.22μmのナイロンフィルターを介 する濾過により除去した。 リポソーム形成。リポソームは室温で、複合ミセルについては0、5ml/mi n 、そして透析バッファーについては2.5ml/winの流速で4h作動さ せたLiposomat (Avestin Inc、 Ottawa、 Ca nada)での脂質/清浄剤複合ミセルの制御透析により形成させた。 内部容量の決定。内部容量はマーカー(■CCU))スクロース(NEN Re 5earch Products、 Mississauga、 0ntari o、 Canada)により決定した。複合ミセル及びリポソームを0.3a+ Ci/ 1の(”C)スクロースを含む透析バッファーで形成させた。従って、 リポソームの内側に捕捉された[”C)スクロースの濃度は小胞の外部と同じと なる。(”C)スクロースの比活性(4゜2mCi / mmo I )を、小 胞内の水性区画を計算するために利用し、そしてこれらは遊離(14C)スクロ ースの除去を経た極性脂質のmg当りの水性捕捉容量μmとして表わす。 捕捉スクロースからの遊離スクロースの分離はNewにより述べられているマイ クロカラム遠心法(New、 R,C,C,(1990) Liposoo+e s。 A practical approach、頁105−162. IRL P ress、 0xford)を利用して5ephadex G−50(中)カラ ムで行った。 薄層クロマトグラフィー。極性脂質をクロロホルム/メタノール/酢酸/水(8 5: 22.5 : 10 : 4、v / v )において、シリカゲルGプ レート(0,25mm)で分離させ、そしてこのプレートに硫酸セシウム/モリ ブデン酸アンモニウム試薬(IgのH*(CeSOa)4/ 2.5gの(NH 4)sMotOtt ’ 4 HtO/l0m1のH*SOa/ 90m1のH 2O)を吹き付け、続いて100°Cで熱することにより識別化させた(Ros s、 N、W、ら(1991)FEMS Microbiol、 Lett、  81 : 257−267 )。 共にCHCl5/C1(IOH(2: I、v / v )中の極性脂質及びミ セル抽出物をTCLプレートに直接付加し、一方、リポソーム懸濁物のサンプル (5mg)はN、下で乾かし、次いでCHCl5C1(IOH(2:L V/  V )に溶かしてからプレートに付加した。 加圧押出によるリポソーム形成 リポソームをMacDonalら(Macdonald、 R,C,ら(199 1) Biochim。 Biophys、 Acta 106 : 297−303 )に従い、Lip osoFast (Avestin、Inc、。 Ottawa 0ntario、 Canada)を利用して加圧押出により形 成させた。 何らかのことわりのない限り、脂質を押出バッファー(10mMのに一リン酸バ フ 7 y (pH7,14)及び160a+Mc7)NaC1) (7)中テ 20a+g/a+1c7)最終濃度において均質化させた(2mlサイズのPo tter−Elvehjem組織破砕機(Fisher 5cient由c)  ) o得られる多重層リポソームを50、100.200又は400nmのいづ れかの孔径の2枚(重なった)ポリカーボネート”) 4 ル9− (径19m +a) 1.:21回通した。DPPC小胞(50”C)を除き、そして何らか のことわりのない限り、リポソームの通常室温で形成させた。 リポソーム形成に及ぼすpHの影響を調べるため、25mMのクエン酸/リン酸 (pl(3,0)又はに−リン酸(1)H7,14)又は炭酸/重炭酸(pH1 0,7)バッファーであって160mMのNaC1を含むものを使用した。 孔径100止のフィルターを押出のために用いた。 5(6)−カルボキシフルオロセイン(CF)及び(”C)スクロースの封入の ため、これらを押出バッファーにそれぞれ100a+M及び150mM (33 nCi/ μll1ole)の濃度で加えた。その濃度ではCFは自己消失性で あり、従って発光しないが、しかしそれが漏出すると、それは希釈され、そして 蛍光が検出可能となる。捕捉物質からの遊離物質の分離は、Newにより述べら れているマイクロカラム遠心法(New、 R,C,C,(1990) Lip osomes、 A practical approach、頁105−16 2、 IRL Press、 0xford)を利用して5ephadex G −50(中)カラムで行った。 リポソームの特性化 サイズの決定。小胞調製品の平均径及び数重量サイズ分布をNICOMPサブミ クロン粒子サイザー、モデル370 (Nicomp、 5anta Barb ara。 Ca1ifornia、 USA)を用いて動的光散乱(DLS)により、及び ネガティブ染色調製品(New、 R,C,C,(1990))の電子顕微鏡写 真からの直接測定により決定した。 ネガティブ染色は、Formvarカーボンコート化銅製グリッド(200メツ シユ)及び1%のナトリウムホスホタングステート(pH7,2)の溶液を用い て調製した。リポソームのより良い分散のため、サンプル付加の前にグリッドを バシトラシン(0,1mg/ ml) (Gregory。 D、 W、とPirie、 B、J、S、 (1973) J、Microsc opy 99 : 261−265 〕により2分間処理しておいた。希釈剤と してホスホタングステートを用いての一滴の適当なリポソーム希釈物(10−’ から10−”)をグリッドの上に5分載せておき、そして余計な染料を濾紙でぬ ぐい取った。このグリッドをSiemens 101透過型電子顕微鏡で60k Vにて観察した。 リポソームの平坦化のため、測定されたディスクの径に0.71を乗して、本来 のリポソームの径に近づけた(New、 R,C,C,(1990))。 層状性。リポソームの層状性をフリーズフラクチャリングにより調べた。リポソ ームを200.000 X gmaxで5時間遠心し、次いでそのベレットを金 フリーズーエツチングブランケットの中で分散させた。 それを液体窒素の温度に保ったプロパンの中に突っ込むことによって凍結させた 。凍結材料を、エバポレーション源としての電子ガンの付いたBa1zers  BA 360フリーズエツチヤーの中て割断及びエツチングに付した(30Sの エツチング時間)。プラチナ−カーボンレプリカを濃硫酸、5%(w/v)の次 亜塩素酸ナトリウム及び蒸留水中での処理によりリポソーム片を除去した。その レプリカを400メツシユの鋼製グリッドの上に載せ、そしてコールドフィンガ ーをその場に置き、標準条件のもとて60kVて作動しているphilips  EM 300て見た。 安定性試験:ホスホリパーゼ。リポソームに及ぼすホスホリパーゼA、、B及び Cの活性を蛍光スペクトロスコピーによりモニターした(New、 R,C,C ,(1990)) 、その反応混合物は5(6)−カルボキシフルオロセイン( CF)−付加リポソームと、50mMの炭酸/重炭酸バッファー(pH8,9) 中の50単位のホスホリパーゼA4、又は50InMのNa−リン酸バッファー (pH8,2)中のIO単位のホスホリパーゼB、又は50mMのNa−リン酸 バッフy (II87.19)中のlθ単位のホスホリパーゼCとを含む。その 混合物を37℃でインキュベー+−L、そしてCFの放出を蛍光の増強として追 った。 安定性試験:温度。様々なインキュベーション温度での捕捉CFの放出を蛍光顕 微鏡で追った。10mMのに一すン酸/ 160mMのNaClバッファー中に 再懸濁されたCF−付加リポソームを4.23.35.50及び65℃でインキ ュベートし、次いで蛍光を様々な時間間隔で測定した。 これらのアッセイにおいて用いたCF付加リポソームの量は、0.2%のトリト ンX−100により溶解に基づ<100%のCF放出が20μMのCFに相当す る蛍光をもたらすような量とした。蛍光は、 Farrandスペクトロフルオ ロメーターMK −1(Farrand 0ptieal Co、、 Inc、 。 New York)により、470nmの励起波長及び520nmの発光波長に 設定してモニターした。 安定性試験: C”C)スクロースの漏出。保存の際の捕捉(”C)スクロース の漏出を、リポソームに一体化している残留%放射活性を決定することによりモ ニターした。リポソーム懸濁物のアリコー1− (50μl)中の遊離(”C) スクロースを前述の通りに捕捉(”C)スクロースから分け、そして得られたリ ポソームの放射活性をLKB Wallac (モデル1217 Rackbe ta)液体シンチレーションカウンターの中で計測した。(100%と考える) 捕捉の度合いはリポソームの形成後数分以内に決定した。 安定性試験:小胞サイズ。調製したリポソームの安定性、即ち、融合及び凝集性 をDLSにより定期的にモニターした(Frokjaer、 S。 ら(1984) Liposome technology (Gregori adis、 G、編)第1巻、頁235−245. CRCPress、 In c、、 Boca Raton、 Florida)。 結果 脂質構造 メタノスピリルム ヒュンガティ。従来研究において特性化されていないエーテ ル脂質W質(Kushwaha、 S、C,、ら(1981) Biochim 、Biophys。 Acta 664 : 156−173 ; Ferrante、 G、ら(1 987) Biochim、Biophys。 Acta 921 : 281−291 )をM、ヒュンガティから精製し、そ して構造的に新規であることが見い出された(図1)。溶媒としてクロロホルム /メタノール/酢酸/水(85: 22.5 : 10 : 4、v / v  )を用いてTLCで分離した精製脂質についてのR,値及び染色反応を表2に示 す。染色反応は従来データーと、並びに新たな構造PGL−IIIからPGL− ■及びTGT−1と一致した。PGL−IIIからPGL−VIはホスホグリコ リピッドであり、PGL−II及び■(典型的にはN、 N、 N−トリメチル 基)については強方な陽性ドラゲンドルフ反応が示され、そしてPGL−V及び PGL−VIの場合(典型的にはN、 N−ジメチル基)は弱い陽性ドラゲンド ルフ反応が示された。 表20M、ヒュンガティ由来のエーテル脂質の相対的な潤沢及び成分 wt ( %)’R,値 リン酸 糖 vie−グリ ドラゲンコール ドルフ PGL−に23.7 0.14 ++++ +十−PGL−1[3,90,18 +十+十+十 ±PGL−II[1,40,07++++ ++ ++PGL− IV O,50,09++++ ++ ++PGL−V <0.5 0.33  ++ ++++ +PGL−VI O,70,14++ ++ ++ ±PGL −■ 2.4 0.18 決定せずTGT −1<o、5 、 0.35 決定 せずDGD−132,20,53−++ ++ −DGT−112,50,61 −++ ++ −DGD−II 2.0 0.65−++ ++ −DGT−I I O,90,70−++ ++ −PPDAD 9.7 0.51 ++−+ + +a 精製後に回収された全脂質のうちの重量%を示す。 b 単離脂質について決定した染色反応。士、未確定反応。 糖脂質1. II及び■について示している分析データーは推定構造おいて検定 したが(Ferrante、 Gら(1987) ) 、Lかし陽性FAB M S及びNMR分析の両方において容易に同定される。 表3.ホスホグリコリピッドI、 III及び■についての分析データーC68 ,0368,1767,5667,6664,9867,66H11,1611 ,70!1.15 11.22 10.66 11.22P 1.79 +、7 4 1,62 1.65 1,60 1.65N −−0,720,750,7 70,75a 陰性−FAB MS b メチル基の欠失 M、ヒュンガティの全極性膠質の陰性FAB MSはホスファチジルジエーテル (731,7)及びホスファチジルテトラエーテル(1379,8)フラグメン トを示した(図2)。リン酸成分を欠く脂質がこの方法により低感度で検出され たが、にもかかわらず精製脂質の構造に対応するシグナルが認められうる。計算 値はその構造と一致し、そしてそれらはPPDAP(M=892)、PPTAD (M−15=892)、DGD−1及びDGD−If (M−1=975)、P GL−V (M=1703)、 PGL−1及びPGL−n (M=1778) 、 TGT−1(M−1=1786)、 PGL−III及びIV (M−15 =1865) 、並びにPGL−VT及び■(M=1865)である。804. 9での大きなシグナルはハロバクテリウム キュティルブルム(Kates。 M、 (1978) Prog、Chem、Fats ather I、1pi ds 15 : 301−342 )において見い出せるPGと同じ構造のホス ファチジルグリセロールジエーテル(理論値M = 805)を示唆する。 フタニル鎖の全てのI″CNMRシグナルはC1゜4゜−テトラエーテル又はC to、to−ジエーテル脂質(Ekiel、 1.ら(1983) J、Bac teriol。 156 : 316−326 ; 5prott、 G、D、、ら(1990)  J、Biol、Chem、 265:13735−13740)と一致した。 更に、頭部基の除去を経た脂質コアはM、ヒュンガティから調製した対照C40 ,。−テトラエーテル標準品(Kushwaha、 S、C,ら(+981)  )及びハロバクテリウム キュティルブルム由来のC1゜、、。−ジエーテル( Kates、 M、 1978)と同一のTLC上での挙動性を有す。 頭部基構造の同定は二次元ホモ−及びヘテロ−核NMR(COSY。 RELAY C05Y及びI(MQC=ヘテロ核多重嚢多重量子干渉実験用して 行った。この研究に関する新規構造についての、及び従来の研究(Kushwa ha、 S、C,ら(1981) Biochim、Biopbys、Acta  664 : 156−173 ;及びFerrante、 G、ら(1988 ) Biochim、 Biophys、Acta 963 : 162−17 2)において完全に特性化されていないものについての認められた13CNMR シグナルを表4A及び4Bに示す。 ”NMRシグナルは、はとんどの脂質が1 個の頭部基(R3)として三糖類(α−glc、−(1−2)−β−gal、又 はβ−galr −(1−6)−β−gal+)を有していることを示した。テ トラエーテルにおける5n−1’に結合した第二頭部基はもっと多彩であり、い づれかが炭水化物となっている(TGT−夏においてはβ−gal、、PGL− V、PGL−Vl、PGL−■においてはホスファチジル−N、 N−ジメチル アミノペンタンテトロル、PGL−I[[及びPGL−IVにおいてはN、 N 、 N−)ジメチル;又はPGL−1においてはグリセロール)。一部のテトラ エーテルは一個の頭部基しか有さず、これはグリセロールのsn −1炭素のう ちの一個の特徴的な”CNMR化学シフトにより明確に裏付けられている(表4 A及び4B)。 表4A、R*がa −glc、 −(1−2)−β−galtであるM ヒュン ガティ由来の脂質1についての”CFJIR#シフト基 炭素数 ■コーI D GT−I K先−■ 限−■ 卯−■ ππ−1宰、△ これらのシグナルの表 示はあべごべでありうる。 I DGD、ジグリコシルジエーテル;■「、ジグリコシルテトラエーテル;P Lflホスホグリコリピッド ;π丁、トリグリコジルテトラエーテル表48. R1がβ−gai+ −(1−6)−β−galt又はβ−galtであるM、 ヒュンガティ由来の脂質についての”CFMR(Iffシフト基 炭素数 DG D−IF DGT−[Fu−IV PGL−V PGL−VIEネ、Δ これら のシグナルの表示はあべこべでありうる。 br、広域シグナル メタノサルシナ種。脂質はM、マゼイの細胞乾燥重量の3.8%を占め、そして 90.2%の極性脂質より成る。薄層プレートでの分離に基づいて9つのエーテ ル脂質が明らかとなり、更にR,<0.23の若干量の4種が、そしてMS分析 によって微量のいくつかが発見された。 精製は極性画分の97〜98%を全体的に占める8種のエーテル脂質について行 った。各精製脂質は747又は731において主要画分を有しており、フタニル 鎖上にヒドロキシルを有するか有さないホスファチジルジエーテル脂質が示唆さ れる。脂質コアの更なる特性化は全極性脂質の加水分解及び精製を経て行った。 これらのコアは+37及び+55の旋光度、並びにヒドロキシジエーテル及び標 準ジエーテル脂質それぞれの5n−2,3形態についてまさに報告されているシ グナル(Sprott、 G、D、ら(1990) J、Biol、Chem、  265 : 13735−13740 )を有する”CNMRスペクトルを有 していた。先のシグナル表示を参照することにより、NMRスペクトルは、ヒド ロキシル基がM、バーケリについて見い出せる通り(Sprott、G、Dら( 1990) ) Sn−2フタニル鎖のC−3に連結していることが包括的に樹 立される。 陰性及び陽性FAB MS分析は弐■に関する構造を示唆する。代表的なスペク トルを、精製ホスファチジルグリセロール−ヒドロキシジエーテル及びホスファ チジルエタノールアミン−ヒドロキシジエーテルについて(図4)、並びにM、 マゼイの全極性脂質について(図5)示す。 ”CNMRスペクトルは、イソシ トール、セリン、エタノールアミン及びグリセロール頭部基の特徴的なシグナル が存在していることを実証した。ある精製脂質は804.9の分子量を有し、ホ スファチジルヒドロキシグリシン−又はホスファチジルグリセロール−ジエーテ ルのいづれかであることを裏付けしている。 全極性脂質抽出物の陰性FAB MSはその他のメタノサルシナ種の脂質成分と 関連する比較を可能にした(図5)。全てのケースにおいて、同一の脂質分子が 存在しているが、しかしながらエーテル脂質はそれぞれの種において異なる相対 量で存在していた。 安定性。全てのエーテル脂質の精製及び保存は大気中で行った。 大気中での少なくとも1年間の保存にわたり(アッセイした最長期間)どのエー テル脂質に関しても不安定さは認められなかった。 清浄剤透析により調製したリポソーム 平均サイズ及びサイズ分布。試験した5種のメタン細菌(図6)のうちの4種の 全極性脂質抽出物において、良好なサイズ均一性のリポソームを形成するのに制 御型清浄剤透析が有効に利用でき、その例外はM、ヒュンガティ リポソームで あった(下記参照のこと)。 種々のリポソーム調製品の動的光散乱(DLS)分析は0.2〜0.5のサイズ 分布の変動係数をもたらした(表5);最も狭い分布はM、ヤナシイ リポソー ムにより得られ、続いて小さい順にM、ボルタ、M、マゼイ、そしてM、コンシ リのそれであった。DLS分析は数−重量径分布として小胞−粒子モードで行い 、その理由はそれらのデーターは顕微鏡調査より計算したサイズ及び標準偏差と よく一致するからである。容量−重量分布は常に大きめの径予測値をもたらす( 20から80%)。DLSにより観察された均一性の相違を、ネガティブ染色リ ボ゛バームの電子顕微鏡写真により確認した(図6及び表5)。 重要なことには、サイズ分布は同じ脂質抽出物から作った別のリポソーム調製品 について非常に再現性があることにある(即ち、10%以内)。 光学顕微鏡で容易に観察される大型粒子(>1μm)が透析後のM、コンシリの リポソーム懸濁物の中に存在していた。電子顕微鏡観察により、それらは様々な サイズのリポソームの凝集体であることが明らかにされた。数−重量DLSデー ターは、予想通り0.22μmのナイロンフィルターを介するそれらの粒子の除 去がその集団の平均径及びサイズ分布に影響を及ぼさないことを示し、その理由 はそれらはリポソーム集団のほんの一部しか占めないからである。事実、小型の より多くのリポソームと比較して、それらは電子顕微鏡により少ないことが判明 された。この大型の小胞の少集団を除去すると、かなり均質な小リポソームの懸 濁物が残った(図6D)。 M、ヒュンガティの全極性脂質により得られたリポソーム集団ははるかに均質で あった。電子顕微鏡によるリポソームのサイズ分けは、下記の分布を示した(図 6 E) : 220−1O0nの径を有するリポソーム40%、 100〜2 00nmのもの16%、200〜300nmのもの16%、及び300〜+00 00mの残りのもの28%。電子顕微鏡写真領域の一部は良好なサイズ分布を示 した(図6F)。繰り返すが、大型リポソームは濾過によって、より均一な小さ めのサイズのリポソームから分別できつる。 リポソームの平均サイズは脂質の起源に依存して変わる(表5)。 !00nmより小さい平均径を有する単層リポソームがM、ボルタ、M。 マゼイ、M、コンシリ又はM、ヤナシイ(50″Cで増殖)の脂質抽出物が得ら れ、一方、大きめの(> 1100n>単層リポソームが65°Cで増殖させた M、ヤナシイの脂質抽出物が得られた。 65°Cで増殖させたM、ヤナシイ、及びM、ヒュンガティに由来するテトラエ ーテル脂質を含む2m類の抽出物が大きめのリポソームをもたらした。抽出物中 のテトラエーテル脂質の存在がこのような大きめの小胞の原因であるかを決定す るため、50”C及び65°Cで増殖させたM、ヤナシイの全膠質抽出物がらり ボソームを調製した。 5prottらC3prott、 G、D、ら(199+) 、1.Bacte riol、173 : 3907−3910 )は、50℃で増殖させたM、ヤ ナシイが、65°Cて増殖させた細胞よりも、高めの比率のジエーテル脂質並び に少なめのテトラエーテル及び巨大環状ジエーテルを含むことを示した(表1) 。予測通り、5゜°Cて増殖させたM、ヤナシイより獲得した脂質は一貫して6 5°Cて増殖させたM、ヤナシイの脂質より得られたリポソームよりも小さいリ ポソームをもたらした(表5)。 古細菌リポソームの完全性。様々なメタン細菌より得た極性脂質抽出物か実際に 密閉の完全小胞を形成するかを樹立するため、[14C] スクロースによる捕 捉実験を行った。これらの実験より、種々のリポソームの内部容量が得られた( 表5)。サイズと内部容量との間には絶対的な関係はな(、そしてこれはおそら く抽出物の脂質組成における相違に基づく。 4°Cて2週間のインキュベーションの後、マーカーの少なくとも92%かリポ ソームの中に存在していた。リポソームを0.2%のトリ)−ンX−100で溶 解させると100%のラベルが放出されたが、空のリポソームと[”C]スクロ ース(0,3mC1/ L )とのインキュベーション(4時間)はリポソーム に一体化した放射活性の上昇を示さなかった。それらの結果は、 [”C]スク ロースが封入されており、そしてリポソームが密閉小胞であることを確証せしめ た。 リポソームの層状性。M、ヤナシイ、M、ボルタ、M、マゼイ及びM、コンシリ 由来のリポソーム(濾過)のフリーズーフラクチャーは、それらが疎水性割断面 (凸及び凹共に)が滑らがである比較的均質な小胞であることを示した(図7が 代表)。多重の割断面は全く認められず、このことはこれらのリポソームの単層 状態を確証せしめる。フリーズーフラクチャーとネガティブ染色とのリポソーム 径の比較は、ネガティブ染色由来のそれが若干大きいことを示し、そしてそれら が凍結調製物に比して若干平坦となっている(且つ人工的に膨張されている)こ とを示唆する。従って、ネガティブ染色リポソームの径を算定するときは0.7 1のサイズ補正係数を利用した[New、 R,C,C,(1990) R,C ,C,New (編) Liposomes、 A Practicalapp roach、IRL Press、 0xford]。M、ヒュンガティのリポ ソームは単層と多数の大型多重層小胞との混合物であった。 リポソームの膠質組成。全極性脂質抽出物、複合ミセル及びリポソーム間の薄層 クロマトグラフィーによる比較は、脂質プロフィールか本質的に同一であること を示した(図8)。このことは、様々なエーテル脂質物質の全てが各リポソーム 調製物の中に一体化されていることを明確に示唆する。各メタン細菌の種々の、 且つ特徴的な脂質パターンを注目した。どのリポソーム懸濁物においても薄層ク ロマトグラフィーにより検出される残留清浄剤はなかった(図8)。 従って、清浄剤の濃度は最終リポソーム集団(40mgの脂質)の中で1mg以 下であると我々は見積った。 膠質押出により調製したリポソーム 平均サイズ及びサイズ分布。様々なサイズのエーテルリポソームを、50.10 0.200及び4O0nmの孔径のフィルター並びに種々の古細菌脂質抽出物に より加圧押出によって作り上げた(表6)。小さめの孔径のフィルターにより( 50及び1100nの孔径)、はとんどの抽出物が50及びI00nm付近の平 均径を有するリポソームをもたらした。 しかしなから、2O0nmの孔径のフィルターでは、M、スミシイ及びM、ヒュ ンガティの脂質より作ったリポソームのみが2O0nmに近い平均径を有してお り、一方、4.OMのNaClの存在下てH,キュティルブルムの極性脂質によ り得られたリポソームはそのフィルターの孔よりかなり大きかった。残りの抽出 物は2O0nmよりはるかに小さい平均径を有するリポソームをもたらした。4 00nmの孔径フィルターでは、H,キュティルブルム脂質(4,0MのNaC 1中)中より作ったリポソームのみがフィルターの孔径よりも大きかった。他の ものはフィルターの孔径よりもはるかに小さかった。 動力光散乱分析(DLS)により得られたサイズ分布の補正係数(0,20と0 .40との間)は、全てのリポソーム懸濁物が良好なサイズ均質性を有している ことを示した(表6)。ネガティブ染色リポソームの電子穎微鏡写真はこれらの 発見を裏付けた(図9)。 しつる(表7)。この研究において用いた代表的な抽出物のうちで、M、ヤナシ イ(65°Cて増殖)及びM、マゼイのそれが酸性条件が高まるにつれて大きめ のリポソームをもたらした。しかしながら、この効果は50°Cて増殖させたM 、ヤナシイの極性脂質によっては明示されなかった。従って、それは各抽出物の 脂質組成に依存するのであろう。 層状性。ネガティブ染色調製物も、5o及び100止の孔径フィルターで形成し たリポソームが単層であることを示した(図9)。しかしながら、数多くの多重 層リポソームが、200及び400nmの孔径フィルターで作った懸濁物の中に 認められた。 安定性の研究 ホスホリパーゼ。H,キュティルブルムの脂質より作られたリポソームを除き、 全てのエーテルリポソームがホスホリパーゼA、及びBの存在下で安定であった (表8)。実際、このような酵素の存在下でインキュベートしたエーテルリポソ ームは[ホスホリパーゼ抜きJのコントロールと同等な捕捉色素を保持した。こ れらの結果は、エステル脂質DPPC及びEPCより作られたリポソームで行っ た同様の実験と相反した。ホスホリパーゼとのインキュベージコン後のNICO MP分析は、その構造保全性の欠如の理由によりエステルリポソームの検出をす ることができなかった。 ところで、エーテルリポソームはホスホリパーゼCによる加水分解に感受性であ った。にもかかわらず、一部、即ちM、ヒュンガティ、M、スミシイ及びM、ヤ ナシイ(65°Cで増殖)のそれはエステルリポソームよりも耐性であった。 表8.エステル及びエーテルリポソームに及ぼすホスホリパーゼの効果1 ホスホリパーゼA、 ホスホリパーゼB ホスホリパーゼCエステルリポソーム EPC1100(10リ 4 60(18) 5 100(0)DPPC475 (4) 4 91(6)15 8B(2)エーテルリポソーム Eキュティルブルム l 70(0) 1 8B(0) 5 100(8)kマ ゼイ 4 18(13) 4 6(4) 5 100(7)kボルタ 4 15 (0) 4 2(0) 15 85(2)[スミシイ 4 23(10) 4  0(0) 60 75(3)・kヤナシイ 50”Cr増殖 4 9(6) 4 5(3) 15 75(0)5°C1殖  4 7(7) 4 5(3) (資) 田(1)M、ヒュンガI/イ4 4(2 ) 4 4(2)60 60(0)2結果はカルボキシフルオロセインの%漏出 で表す。 2酵素の存在下でのインキュベーション時間3酵素の非存在下でのリポソームか らのカルボキシフルオロセインの96漏出としてのコントロールを表す。 温度。エーテル脂質の抽出物は、エステル脂質DPPC及びEPCよりも高温で より安定なリポソームをもたらした(表9)。5o及び65℃での5(6)−カ ルボキシフルオロセインの漏出はエーテルリポソームはとてなかった。5o″C より低い温度では、色素はエーテルリポソーム及びDPPCリポソームがら同じ ような速度で放出された。一般に、EPリポソームは、DPPC又はM、ヤナシ イの全極性脂質がら調製したエーテル脂質ソ・−ム由来のそれよりも漏出性であ った。 エーテルリポソームのうちで、M、ヒュンガティ及びM、ヤナシイの脂質より作 ったものが最も安定であった。このことはそれらの抽出物中のテトラエーテル脂 質の存在にもとづくようである。M。 マゼイはテトラエーテル脂質を有さない。5prottら(1991)は、5゜ °Cて増殖させたM、ヤナシイが、65℃て増殖させた細胞よりも、より高めの 比率の標準ジエーテル膠質並びに少なめのテトラエーテル及び巨大環状ジエーテ ルを含むことを示した。従って、両方の温度で増殖させた細胞の脂質より作った リポソームの安定性を35.50及び65°Cて試験した。少なめのテトラエー テルを含むリポソームは一貫して、65°Cて増殖させた細胞の脂質より調製し たものよりも漏出性であった(表10)。この発見はM、ボルタ及びM、ヒュン ガティの全極性脂質により作った様々な量のテトラエーテル脂質のリポソームで 行った漏出研究により裏付けられ(表10) 、即ち、より多くのテトラエーテ ルを含むリポソームが一貫して漏出性が低かった。 構造特性及び/又は封入化合物の損失を伴うことなく微生物及びウィルス汚染物 を除去することはリポソームの薬理用途において所望される。濾過除菌はウィル ス粒子又はパイロジエンが除去されない問題に悩まされ、そして500nm以上 の大型リポソームにとっては不適切である[Pr1ese、 J、 (1984 )第10章、Liposome technology。 第1巻、Preparation of Liposomes、 G、 Gre goriaudus (編) CRCPress]。このような問題を排除する 好適なそれに代る方法はオートクレーブ処理であるが、この方法はエステル脂質 由来のリポソームにとっては可能でなく、その理由は加熱処理の際にリポソーム の構造保全性が失われることにある[Fr1ese、 J、 (1984月。 オートクレーブ処理を、古細菌エーテルリポソームの構築の際に用いたバッファ ー−NaCI原の中に懸濁されたそれに基づいて行った。 表■を参照のこと。どのエーテルリポソームも融合(平均径)又は溶融(強度) の徴候を示さなかった。蛍光色素は種々のリポソーム調製物におけるオートクレ ーブ処理の際に様々な度合いで保持され、保持とテトラエーテル含量との一次相 関が示された。これは本発明にかかわる新規なエーテルリポソームの主たる長所 である。 表10.エーテルリポソームの温度安定性に及ぼすテトラエーテル脂質の量を増 やすことの効果1 インキュベーション温度 50℃で増殖 21 27 40 65℃で増殖 42 16 30 M、ボルタ O75100 M ヒュンガティ 50 12 25 1結果は6日間のインキュベーション後の5(6)−カルポキシフルオロセイン の%漏出として表す。 2M、ヒュンガティ及びM、ボルタの全極性脂質(TPL)より作ったリポソー ムを種々の比率で混合して、リポソームのテトラエーテル脂質の%を変えた。 [”C]スクロースの漏出。4°Cで保存中の[”CIスクロースの漏出を研究 した(表12)。pH3,0及び7.1では、エーテルリボソーリポソーム集団 の平均径が有意に変化しなかった(表6及び7)。 はとんどの場合、サイズ分布の変動係数にも影響がなかったが、M。 ヤナシイ(65℃)及びM、マゼイの脂質で作りあげたりボフームではpH3, 0において有意な上昇が認められた。これはリポソーム集団におけるシフトの示 唆でありうる。 所 見 純粋なメタン細菌エーテル脂質は商業的に入手できない。はとんどのメタン細菌 が少なくとも10種類の極性脂質を合成することを考えると(一部、例えばM、 ヤナシイはもっと多くを有する)、リポソーム形成を達しめるのに十分な量にお ける最も主要なものの単離でさえも途方もない仕事である。また、はとんどのメ タン細菌細胞の脂質画分は細胞乾燥重量の約5%しか占めない。従って、我々は エーテルリポソーム製剤を調製するための、様々なメタン細菌及びその他の古細 菌に由来する全極性脂質の天然混合物を利用する現実性を開拓した。 我々は、M、ボルタ、M、ヤナシイ、M、マゼイ及びM、コンシリの全極性脂質 抽出物由来の良好なサイズ均質性を有する密閉単層小胞を作り上げるのに成功し た。対比において、清浄剤としてn−アルキル−グルコシドを利用すると、古細 菌エーテル脂質とエステル脂質(EPC)とで得られるリポソームのサイズ分布 についての変動係数は同等であった[Mimms、 L、 T、ら(1981)  Biochemistry 20 :833−840 ; Schwende ner、 R,A、ら(1981) Biochim、 Biophys、 R es。 Comm、 100 : 1055−1062]。 各抽出物における種々のコア脂質構造体の種類と形成されたリポソームのサイズ との間には強力な相関は認められなかった。しかしながら、テトラニーデルコア 脂質の存在は大きめの小胞の形成を助長するようであった。これらの考察は、卵 のホスファチジルコリンの小胞のサイズか、一体化しているテトラエーテルの量 の増大に伴って大きくなることを示したLelkesら[Lelkes、 P、  1. ら(1983)Biochim、 Biophys、 Acta 73 2 : 714−718]の発見と一致する。硬質な、膜に広がったテトラエー テル脂質に強いられるバッキング束縛(packing constraint s)(Lelkes、 P、 1.ら(1983) ; Ring、 K、ら( 1986)]はおそらく上記の考察に原因する。このような拘束は、リポソーム か太き(なるほとりボソームの曲率が小さくなるので、減少するであろう。サイ ズの相違は各脂質抽出物の極性頭部基の組成の相違にある程度基づくこともあり うる。頭部基の種類の脂質成分の分子構造/形態(逆円錐、円筒又は円錐)をあ る程度決定する、換言すれば脂質のパツキング状態を決定することがよく確立さ れている [Lichtenberg、 D、とBarenholz、 Y、  (1988) Methods Biochem。 Anul、 33 : 337−462]。小胞内水性区画は頭部基の組成によ り、その水和性及びかさ高さに基づいて、影響を及ぼされもする[Racey。 T、 Y、ら(1989) Chem、 Phys、 Lipids 49 :  271−28]。 加圧押出は、古細菌エーテルリポソームの調製に適用する際に、清浄剤透析に比 して利点を有する。加圧押出は非常に迅速、且つ簡単であり、乾燥脂質を水性バ ッファー溶液の中に分散せしめるためのそのハンドホモジナイゼーシ3ン、及び フィルターを有するこの分散体の数回の押出のみを必要とする。物質のバッファ ー溶液の中に含ませること(”C−スクロース及び蛍光色素がその原理を示唆す る)は有効な捕捉をもたらした。他方、清浄剤透析は、もし付加された物質が透 析により失われるなら、劣った捕捉をもたらしうる。 我々は加圧押出のために約1mlの少ない容量を利用したが、その原理は同して あり、従って装置は容易にスケールアップが可能である(Avestin、In c、、 Ottawa、 Canada) aこの方法は薬理用途にとって許容 されないことかある清浄剤の使用を排除する。また、リポソームのサイズは膜の 孔径を単に変えるだけの限定された手法で簡単に変えることかてき、他方、清浄 剤透析によりサイズの所望の変更を得るには条件を慎重に変える実験が必要とさ れる[Zumbuehl、 0.。 とWeder、tL G、(+981) Biochim Biophys A cta 640 : 252−262 ;Schwendener、R,A、ら  (+981) Biochem、Biophys、Res、Com、100  。 1055−1062 ; Aurora、 T、 S、、ら(1985) Bi ochim、 Biophys Acta。 820 : 250−2581゜最後に、M、ヒュンガティ由来の全エーテル脂 質の清浄剤透析は、 100から11000nのサイズに範囲する、小型の単層 と大型の多重層タイプとより成るリポソームの混合集団をもたらした。これと同 一の調製品であり、約l:1の比におけるジエーテルとテトラエーテル脂質とよ り成るものの加圧押出は均質性の高い集団をもたらした。これらのリポソームの サイズは他の膠質起源と同様に、フィルターの孔径に比例していた。 M、ヒュンガティのエーテル脂質はKushwahaら[Kushwaha、  S、 C。 ら(1981) Biochim、 Biophys、 Acta 664 :  156−173]及びFerranteら[Ferrante、 G、ら(1 987) Biochim、 Biophys、 Acta 921 : 28 1−2911により既に部分的に特性化されている。テトラエーテルホスホグリ コリピッドPGI、−■から■、及びテトラエーテル糖脂質TGT−1について の新たな構造を紹介する。乾燥重量に基づき、16種の脂質はこのメタン細菌由 来のエーテル脂質の〉99%を占めている。 メタノサルシナ バーケリ及びM、マゼイはヒドロキシジエーテル及び標準のジ エーテル脂質を合成した[5prott、 G、 D、ら(1990)J、 B iol、 Chem、 265 : 13735−137401 、ヒドロキシ ジエーテルホスファチジルセリン及びヒドロキシジエーテルホスファチジル−m y。 −イノシトールがM、バーケリにおいて見い出されているが[NishN15h i、 M、とKoga、 Y、(1991) Biochim、 Biophy s Acta 1082 :211−217]、メタノサルシナ属の極性脂質は 特性化されていない。我々はここで、ホスホエタノールアミン及びホスホグリセ ロールの頭部基を有する2種類の新規なヒドロキシジエーテル脂質についての証 拠を提供する。構造データーはM、マゼイのエーテル脂質の96重量96を供し た。陰性FAB質量スペクトルは、様々な炭素源で増殖させた様々なメタノサル ツナ種の極性脂質と同等のデーターを供し、同じ脂質分子イオンが全てのケース において存在していることを示した。 極好塩菌の好中菌及び好アルカリ性菌群の両方についてのエーテル脂質構造はM 、 Katesにより詳しく決定されている[Handbook oflipi d research (1990)頁1−122 (Kates、 M、編) 、 PIenua+ Press。 New York and Londonl。同様にメタノコツカス ボルタ、 メタノコツカス ヤナシイ及びメタノコツカス コンシリの脂質についての我々 の構造データーも参照されたい[5prott、 G、 D、 (1992)  J。 Bioenergetics and Biomembranes 24 :  555−5661゜古細菌膠質のフタニル鎖はエーテル結合によってグリセロー ル炭素に結合している。脂肪アシル鎖を真核及び真正細菌中のグリセロール炭素 に連結するエステル結合と異なり、これらの結合はホスホリパーゼA、及びBに よる酵素攻撃に感受性でない[DeBose、 C,D。 とRoberts、 M、 F、 (1983) J、 Biol、 Chem 、 258 : 6327−6334] 、更に、エステルリン脂質中の類似の 結合と異なり、エーテルリン脂質のリン酸エステル結合は、しばしばホスホリパ ーゼCによる酵素攻撃に耐性である[Morii、 H,ら(1988) Ag ric、 Biol、 Chem、 52 :3149−3156 ; Mor ii、 H,ら(1986) J、 Lipid Res、 27 : 724 −730 ;Burns、 R,A、ら(1981) Biochemistr y 20 : 5943−59501゜我々は、古細菌エーテル脂質が、酵素攻 撃に耐えるリポソームを形成することを実証した(表8)。ホスホリパーゼのイ ンキュベーションの際のエステルリポソーム(DPPC及びEPC)により観察 された構造保全性の損失は先行論文と一致する[Davies、 D、 E、  ら(1991) Bioehim。 Biophys、 Acta 1084 : 29−34 ; Pugman、  D、 A、ら(1984) Biochim。 Biophys、 Acta 795 : 191−195 ; Rowlan d、R,N、とl1foodley、J、P。 (1980) Biochim、 Biophys、 Acta 620 :  400−409]。 酵素的加水分解の他に、エステル結合は化学的加水分解も受け易い。一般に、こ の過程は極端なpH及び温度の上昇により顕著となる[Frokjaer、 S 、ら(1982) 0ptia+1zation of drug deliv ery(Bundgaard、 H,、Bagger−1(ansen、 A、 とKoford、 H,編) AlfredBenzon Symp、 17.  Munsgaard、 Copenhagen、 p384] o加水分解は 遊離脂肪酸及び分解リン脂質をエステルリポソームに導入してしまうことがあり 、その二つの成分は膜の保全性及び力学に影響を及ぼす(Van Echtei dら(1981))。しかしながら、エーテル結合は化学的加水分解に対して比 較的耐性である[Kates、 M、 (1986) LaboratoryT echniques in Biochemistry and Mo1ecu lar biology (Burdon、 R。 Hoとvan Knippenberg、 P、 H,纏)第■巻、第■部、E lsevier、 NewYork、頁123−1271゜この特徴はエーテル リポソームの高温(表9゜10、11)及び極端なpH(表12)での安定性の 高さにある程度原因しうる。 テトラエーテル脂質の存在は高温でインキュベートしたリポソームの安定化因子 でもある(表■)。Ringら(1986)は、テトラエーテルモノグリコシル ーホスホリルグリセロール脂質である。サーモブラスマ アシドフィルムの主要 脂質成分より作ったCF−付加多重層リポソームが、高温でEPC又はDPPC 小胞よりもかなり漏出性が低いことも示している。従って、大量のテトラエーテ ルを含む古細菌極性脂質抽出物から作られたリポソーム(単−又は多重一層)は 、テトラエーテルを欠く抽出物から作ったものよりも高温でより安定であろう。 エステルリポソームにかかわる主要問題の一つはその酸化分解性にあることがか なり述べられている[にonings、 A、 W、 T、 (1984)Li posome technology (G、 Gregoriadis編)第 1巻、CRCPress。 Inc、、 Boca Raton、 Florida、頁139−162]、 脂質の過酸化は、卵のホスファチジルコリンの中のように不飽和脂肪アシル鎖の 存在の理由により生じ、そしてこれらの変化の結果、水性懸濁物中に維持してお いたリポソームは凝集、融合又はその内容物が漏出することがある (Lich tenberg、 D、とBarenholz、 Y、 (1988) Met hods Biochem。 Anal、 33 : 337−462 ; Goldstein、1. M、 とWeissmann、1987)Biochen+、 Biophys、 R es、 Comm、 75 : 604−609]、従って、古細菌脂質の利用 はこの問題をなくすことができ、なぜならフタニル鎖は完全に飽和されているか らである。 エステルリポソームは4℃で4ケ月にわたる保存の際に融合又は凝集しなかった (表6)。種々の極性エーテル脂質組成が試験した全てのpHで安定であったこ とに注目することが重要である。エステルリポソームにおいては、安定性を高め る及び融合又は凝集を防ぐためにコレステロールがよく必要とされる[Lich tenberg、 D、とBarenholz、 Y、 (1988) Met hods Biochem、 Anal、 33 : 337−462]。 各古細菌から抽出した全極性脂質の中に見い出させる新規の天然の組合せは、個 々の脂質物質の精製を必要とすることなく、安定性試験のためにリポソームを調 製するためのエーテル脂質の適切な混合物を供する。これらの脂質混合物の起源 は得られる最終リポソーム生成物にとって重要である。例えば、サイズは脂質組 成及び膜の孔径によって変わる(表6)。また、高温に対する耐性はテトラエー テル脂質の割合の高まりに伴って高まり(表1O)、その他の古細菌、例えばサ ーモブラスマ種、スルホロブス(Sulfolobus)種及び好熱硫黄−依存 性古細菌の脂質より作ったリポソームの用途を示唆する(構造データーは5pr ott、 G、 D、 (1992) J、 Bioenergetics a ndBiomembranes 24 : 555−566を参照]。加圧押出 により調製したエステルとエーテルリポソームとの相対安定性を比較した。これ らの研究は、エーテルリポソームの安定性の高さを示した。古細菌エーテルリポ ソームの安定性、並びに酸化及びエステラーゼに対するその固有の非感受性は、 それらを数多くのリポソーム用途にとって魅力的な候補にする。 Flら l メ FtG″l ド)C73 FIGS FIG、6 FIG、7 FIG、8 FIG、9 国際調査報告 m1fil細ゆ一^−−71 pcTic^ 92100464フロントページ の続き (81)指定回 EP(AT、BE、CH,DE。 DK、ES、FR,GB、GR,IE、IT、LU、MC,NL、SE)、0A (BF、BJ、CF、CG、CI、 CM、 GA、 GN、 ML、 MR, SN、 TD、 TG)、 AT、 AU、 BB、 BG、 BR,CA、  CH,C3゜DE、DK、ES、FI、GB、HU、JP、KP、KR,LK、  LU、 MG、 MN、 MW、 NL、 No、 PL、 RO,RU、  SD、 SE、 US(72)発明者 ペイチル、シリシュチャンドラ ビー。 カナダ国、オンタリオ グー2ジー 5ニス2.ネピーン、マーブル アーチ  クレセント 16 (72)発明者 チョケット、クリスチャン ジー。 カナダ国、クーペツク ジェイ8ゼット1ジー5.ハル、ラディソン ストリー ト1、アパートメント 5 (72)発明者 エキール、イレナ カナダ国、ケベック エイチ9ニス 5シー4.ポイント クレア、ペイビュー  アベニュ 56

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.構造式Iの新規なポリエーテル脂質▲数式、化学式、表等があります▼I (式中、R1はβ−galr−、そしてR2はα−glc■−(1−2)−β− galr−である)。
  2. 2.構造式IIの新規なポリエーテル脂質▲数式、化学式、表等があります▼I I(式中、R1は▲数式、化学式、表等があります▼又は▲数式、化学式、表等 があります▼、そしてR2は▲数式、化学式、表等があります▼又は▲数式、化 学式、表等があります▼又はβ−galr−である)。
  3. 3.R1が▲数式、化学式、表等があります▼、そしてR2が▲数式、化学式、 表等があります▼である、請求項2に記載の化合物。
  4. 4.R1が▲数式、化学式、表等があります▼、そしてR2が▲数式、化学式、 表等があります▼である、請求項2に記載の化合物。
  5. 5.R1が▲数式、化学式、表等があります▼、そしてR,がβ−galr−で ある、請求項2に記載の化合物。
  6. 6.R1が▲数式、化学式、表等があります▼、そしてR2が▲数式、化学式、 表等があります▼である、請求項2に記載の化合物。
  7. 7.構造式IIIの新規なポリエーテル脂質▲数式、化学式、表等があります▼ III式中、Xは−OH、そしてYはエタノールアミン又はグリセロールである )。
  8. 8.古細菌の全極性脂質抽出物を含んで成るリポソーム。
  9. 9.前記古細菌が、メタノスピリルムヒュンガティ、メタノコッカスヤナシイ、 メタノコッカスボルタ、メタノサルシナマゼイ、メタノブレビバクタースミシイ 、メタノスフェラスタッドマナ、メタノバクテサウムエスパノラ、サーモプラス マアシドフィルム、ナトロノバクテリウムマガジイ、ハロバクテリウムキュティ ルブルム及びそれらの混合物より成る群から選ばれる、請求項8に記載のリポソ ーム。
  10. 10.前記古細菌がメタノスピリルムヒュンガティである、請求項8に記載のリ ポソーム。
  11. 11.前記古細菌がメタノサルシナマゼイである、請求項8に記載のリポソーム 。
  12. 12.古細菌の全極性脂質抽出物からの単層リポソームの製造のための方法であ って、 (a)古細菌の細胞を溶媒抽出に付して全極性脂質画分を用意し、(b)適当な 清浄剤を、少なくとも10:1から30:1に至る範囲におけるモル比(清浄剤 :脂質)で加え、次いでエバポレーションによりその溶媒を完全に除去し、 (c)得られる清浄剤/脂質材料を適当な水性透性バッファーの中に溶かして脂 質と清浄剤との複合ミセルを形成し、そして(d)この複合ミセルを制御型透析 に付して清浄剤を除去し、且つリポソームを形成すること、を含んで成る方法。
  13. 13.前記モル比(清浄剤:脂質)を約20:1にする、請求項12に記載の方 法。
  14. 14.前記清浄剤が非イオン性清浄剤である、請求項13に記載の方法。
  15. 15.前記清浄剤がn−オクチル−β−D−グルコピラノシドである、請求項1 4に記載の方法。
  16. 16.リポソームの加熱滅菌の更なる工程を含む、請求項12に記載の方法。
  17. 17.古細胞の全極性抽出物からのリポソームの製造のための方法であって、 (a)古細菌の細胞を溶媒抽出に付して全極性脂質面分を用意し、(b)適切な 水性抽出バッファーを加えて3.0から10.7に至るpH範囲において多重層 リポソームエマルジョンを形成し、そして単層リポソームが必要な場合、 (c)多重層リポソームエマルジョンを4〜80℃の温度において加圧のもとで 、特定の孔径の膜を通じて押出して、単層リポソームを形成せしめること、 を含んで成る方法。
  18. 18.前記膜の孔径が50〜400mmである、請求項17に記載の方法。
  19. 19.前記工程(c)において、温度が周囲温度である、請求項18に記載の方 法。
  20. 20.前記工程(b)において、pHが約7である、請求項19に記載の方法。
  21. 21.R1が▲数式、化学式、表等があります▼又は▲数式、化学式、表等があ ります▼であり、そしてR2が▲数式、化学式、表等があります▼である、請求 項2に記載の方法。
  22. 22.XがOH、そしてYがエタノールアミンである、請求項7に記載の方法。
  23. 23.XがOH、そしてYがグリセロールである、請求項7に記載の方法。
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