JPH0750052A - ディスク記録再生装置のディスク支持機構 - Google Patents

ディスク記録再生装置のディスク支持機構

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JPH0750052A
JPH0750052A JP5212358A JP21235893A JPH0750052A JP H0750052 A JPH0750052 A JP H0750052A JP 5212358 A JP5212358 A JP 5212358A JP 21235893 A JP21235893 A JP 21235893A JP H0750052 A JPH0750052 A JP H0750052A
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JP
Japan
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disk
disc
centering
diameter
turntable
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JP5212358A
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Inventor
Toshifumi Ueda
俊史 上田
Kosaku Murakami
幸作 村上
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 外径あるいは記録再生領域が異なる片面複数
もしくは両面のディスクの記録再生に際して、ディスク
の自重によるたわみを減少させ、信頼性が高く、しかも
部品点数が少なく、コスト低減を図り得るディスク支持
装置を提供することを目的とする。 【構成】 大径ディスク2に合わせて設定された比較的
径の大きいターンテーブル3に載置され、上方からこれ
より小径のディスク保持部材12によって押えつけるよ
うにしたものである。また、大径ディスク下面から上面
への芯出しの切り換えは、クランプアーム20を下面芯
出しの位置からさらに降下し、第二芯出し部材16の降
下防止ストッパー17をはずし、第一芯出し部材8を押
し下げ、第二芯出し部材16のテーパ部で大径ディスク
上面の芯出しを行うようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、外径の異なる複数種類
の情報記録ディスクを再生又は記録するマルチディスク
記録再生装置のディスク支持機構、もしくは2枚貼着さ
れた両面情報記録ディスク(以下、単にディスクと称す
る)を再生又は記録する両面記録再生装置のディスク支
持機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の両面再生ディスク装置の一例とし
て特開平2−223055号公報に示されたディク支持
機構の断面図を図9に示す。上記機構は、ディスク23
が載置されるターンテーブル部Aと、該ディスク23が
ターンテーブル21に押圧されるクランプ部Bから構成
される。すなわち上記ターンテーブル部Aはディスク2
3が載置されるターンテーブル21、一対の円形基板の
うち、下面の円形基板23bの芯出しを行う第一芯出し
部材24、モータのスピンドルシャフト22等から成
り、第一芯出し部材24は、コイルスプリング26を介
してモータのスピンドルシャフト22に上下方向に移動
自在に嵌入されている。一方クランプ部Bは、マグネッ
ト45、該マグネット45のバックヨーク46、ディス
ク当接部材41等から成り、該ディスク当接部材41に
は高摩擦部材41b並びに該部材に押圧力を与える板バ
ネ41aがある。なお上記マグネット45、バックヨー
ク46およびディスク当接部材41は、ネジ又は接着剤
で固定されている。また一対の円形基板のうち上面の円
形基板23aの芯出しを行う第二芯出し部材38、回転
部材32、上記第二芯出し部材38を非芯出し位置に固
定する可動駒54、該可動駒54の位置を切り換えるス
ライダ50がある。逆に上記第二芯出し部材38はディ
スク当接部材41の中心穴を通過し、コイルスプリング
52とコイルスプリング51を介してスライダ50の中
心穴を通過し、回転部材32と螺着固定されている。し
かして第二芯出し部材38とスライダ50は、ディスク
当接部材41に対して上下方向に移動自在に嵌入構成さ
れ、また可動駒54はディスク当接部材41に形成され
た開口部41hに嵌入され、支持部材31を介してクラ
ンプ部が上下動するようになされている。
【0003】本装置では、一対の円形基板のうち下面の
円形基板23bの再生をディスク23の下面で行うの
で、ピックアップ77がターンテーブルの下まで移動す
る。このため、ターンテーブル21のディスク担持面2
1cの部分が薄く形成されている。
【0004】また一対の円形基板の再生をディスク23
の両面で行えるように、上面と下面で独立した芯出し機
構を備えている。すなわち下面の円形基板23bを芯出
しする場合は、支持部材31が降下し、クランプ部が非
クランプ位置から下降し、ディスク23の中心穴を通過
してクランプ部のマグネット45がターンテーブル21
のマグネット吸盤21fに吸着し、ディスク当接部材4
1の高摩擦部材41bの部分がディスク23をターンテ
ーブル21に押圧すると同時に、円形基板23bの穴と
第一芯出し部材24のテーパ部とが当接され、ディスク
23の下面の芯出しが行われ、かつ支持部材31はクラ
ンプ部と接触しない位置で停止される。
【0005】次にディスク23の上面を芯出しする場合
は、ディスク23の下面を芯出しした状態から、支持部
材31がさらに下降し、スライダ50を下に押す。第二
芯出し部材38とディスク当接部材41は、可動駒54
で連結されているため動けない。スライダ50が下降し
て凹部50cが可動駒54に達すると、該可動駒54が
外側に移動し第二芯出し部材38とディスク当接部材4
1の連結が解除され、第二芯出し部材38が動き得るよ
うになる。従って第二芯出し部材38はコイルスプリン
グ51によって常時下向きに押圧されているため、下降
するのみならず、コイルスプリング51は、コイルスプ
リング26より高度のバネ定数に設計されているので、
第二芯出し部材38は第一芯出し部材24を更に押し下
げるとともに、円形基板23aの穴と第二芯出し部材3
8のテーパ面との当接によってディスク23の上面の芯
出しが行われることになる。なお支持部材31は第二芯
出し部材38が自由になる位置で下降をやめ、少し上昇
してクランプ部と接触しない位置で停止する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上従来のディスク支
持機構の一例に基づいてその構成を詳細に説明したが、
外径の異なる複数の情報記録ディスクの場合も、あるい
は2枚貼着された両面情報記録ディスクの場合でも、デ
ィスク支持機構は同一のターンテーブルを使用してい
る。すなわち大径ディスクと小径ディスクは同一のター
ンテーブルを使用し、且つ小径ディスクの記録再生をデ
ィスク下面で行うため、ターンテーブルは小径ディスク
に合わせた大きさになっている。従って大径ディスクは
専用のターンテーブルと比べて外径の小さいターンテー
ブルを使用せざるを得なくなる。一般にディスクをター
ンテーブルに載置すると、ディスクの自重により外周部
が下にたわむことが知られているが、大径ディスクを支
持した従来の装置の概要断面図(図8a)に示したよう
に、従来のターンテーブルに大径ディスクを載置した場
合、大径ディスク専用のターンテーブルに載置した場合
よりも自重によるたわみがより大きくなってしまう。
【0007】次にディスク記録再生装置の操作性の指標
としてディスクをセットしてから出画するまでの時間が
よく用いられる。この出画時間に大きな影響を与えるの
が、ディスクが停止した状態から定常回転になるまでの
ディスク起動時間である。また両面記録再生装置の場合
には、下面から上面に記録再生を切り換える時間の短さ
が、操作性の指標となっている。この切り換え時間に大
きな影響を与えるのが、ディスクの回転を逆回転にする
時間である。ところで大径ディスクの場合は、その大き
さのため慣性モーメントが大きく、ディスクを短時間に
定常回転まで回転させたり、短時間で逆回転にするには
大きなトルクが必要である。従来のターンテーブルで
は、この大きな力を最内周のわずかな面積で伝達しなけ
ればならない。一方小径ディスクの場合は、記録再生す
るためにピックアップのレンズがターンテーブルの下ま
で移動するので、ターンテーブルとターンテーブルシー
トの厚さはピックアップレンズに接触しないように薄く
なくてはならない。そのため、ターンテーブルは十分な
肉厚が取れず、高価な高強度の材質を使用する必要があ
る。また、ターンテーブルシートは摩擦係数が大きく、
且つ薄い特殊な材料を使用しなければならず、ディスク
を押圧する力もターンテーブルの外径が小さいので逆に
その分大きくなくてはならない。
【0008】更に、2枚貼着された両面情報記録ディス
ク(大径ディスク)は、貼着の誤差のために両面の中心
軸が誤差の分だけずれていることが知られている。従っ
て従来の両面記録再生装置のディスク支持機構には、上
記の誤差を吸収するため上面下面に独立した芯出し機構
を備えているのみならず、ディスク下面芯出し位置とデ
ィスク上面芯出し位置とを切り換えるために複雑な機構
を採用しており、おのずから部品点数も多くなり、当然
故障も発生し易くコストアップの要因ともなる。
【0009】本発明は前述の幾多の課題を解決するため
になされたもので、大径ディスクの自重によるたわみが
大径ディスク専用のディスク支持機構と同等で、且つデ
ィスクの芯出しの切り換えに単純な機構を採用し、部品
点数が少なく、信頼性が高く、組立性が良好で、部品に
特殊な材料を使用しない低コストのマルチディスク記録
再生装置または両面記録再生装置のディスク支持機構を
提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係るディスク
記録再生装置のディスク支持機構は、ディスクを載置す
るターンテーブルの外径を大径ディスクに合わせた大き
さにし、かつ小径ディスクの記録再生をディスク上面の
みで行うように構成したものである。
【0011】
【作用】この発明に係るディスク記録再生装置のディス
ク支持機構においては、ターンテーブルの大きさを大径
ディスクに合わせて大きくしているため、大径ディスク
を支持した場合、従来のターンテーブルよりもディスク
の自重によるたわみが小さくなり、従ってピックアップ
のディスクに対する傾角調整の範囲も減少する。また、
高価で特殊な材料のターンテーブルシートを使用する必
要もなくなる。
【0012】
【実施例】
実施例1.以下本発明に係るディスク記録再生装置のデ
ィスク支持機構を図にもとづいて詳細に説明する。図1
は本発明に係るディスク支持機構の実施例1の断面図で
ある。上記支持機構は、ディスクが載置されるターンテ
ーブル部Aと、ディスクをターンテーブル部に押圧する
クランプ部Bとから構成される。
【0013】図1において、ターンテーブル部Aは、大
径ディスク2が載置されるターンテーブル3、上記大径
ディスク2がターンテーブル3の上を滑らないように配
置された高摩擦係数の弾性体から成るターンテーブルシ
ート4、小径ディスク1が載った上、クランプ部Bを吸
着するマグネット5、該マグネット5のバックヨーク
6、モータの回転駆動力を伝えるスピンドルシャフト
7、小径ディスク1または大径ディスク2下面の芯出し
をする内外2重構造のテーパ部を有する第一芯出し部材
8、この第一芯出し部材8に芯出し力を付与するバネ9
で構成される。そしてターンテーブル3、ターンテーブ
ルシート4、マグネット5、バックヨーク6ならびにス
ピンドルシャフト7は、ネジ又は接着剤によって一体に
固定されている。また第一芯出し部材8は、バネ9を介
してスピンドルシャフト7に上下方向に移動可能に挿入
されており、第一芯出し部材8の可動範囲は、バックヨ
ーク6の下面とターンテーブル3の凹部上面とで限定さ
れている。
【0014】一方、クランプ部Bは、ターンテーブル部
Aのマグネット5に吸着するヨークプレート10、該ヨ
ークプレート10を支持するヨークプレート支持部材1
1、大径ディスク2を押圧するつば状のディスク保持部
材12、該ディスク保持部材12にディスク押圧力を付
与するバネ13、後述のトッププレート15、大径ディ
スク2の上面の芯出しを行う第二芯出し部材16、該第
二芯出し部材16に芯出し力を付与するバネ14、また
第二芯出し部材16を非芯出し位置に固定するストッパ
ー17、該ストッパー17に押し出し力を与えるバネ1
8、及びこのクランプ部Bを上下方向に移動させるクラ
ンプアーム20で構成される。しかしてヨークプレート
10とヨークプレート支持部材11はネジによって一体
に固定されている。ディスク保持部材12は、バネ13
を介してヨークプレート支持部材11に上下方向に移動
自在に取り付けられており、ディスク保持部材12の可
動範囲は、ヨークプレート支持部材11の下面とヨーク
プレート10の上面とで限定されている。またストッパ
ー17とバネ18はトッププレート15と第二芯出し部
材16の間に組み込まれ、上記第二芯出し部材16はネ
ジによってトッププレート15に固定されるとともに、
バネ14を介してヨークプレート支持部材11に上下方
向に移動可能に取り付けられており、第二芯出し部材1
6の可動範囲は、ヨークプレート支持部材11の下面と
ヨークプレート10の上面とで限定されている。
【0015】なおクランプ部Bのトッププレート15
は、クランプアーム20に対し若干の間隙を保持する如
く取付けられており、該クランプアーム20の上下運動
によってクランプ部Bが上下し、ディスクの支持もしく
は解放を行う。更に、クランプアーム20をディスク支
持位置から降下させることによって、大径ディスクの上
面芯出しと下面芯出しを切り換える。なおディスク記録
再生中、クランプアーム20はクランプ部Bと接触しな
い位置に固定される。
【0016】図2は、小径ディスク1を支持した場合の
本発明に係るディスク支持機構の実施例を示す断面図で
ある。図において、情報を記録再生するピックアップ2
5は、小径ディスク1の最内周の情報にアクセスする位
置にあり、かつ小径ディスク1の記録再生は、常にその
上面で行う。そして小径ディスク1の芯出しは、該小径
ディスク1がディスク移動手段によりターンテーブル部
Aの上に載置される時に、第一芯出し部材8の内側テー
パ部8aで行われる。その後、クランプアーム20が降
下し、クランプ部Bのヨークプレート10と小径ディス
ク1が接触し、マグネット5の磁気の力で小径ディスク
1は固定される。なおクランプアーム20はクランプ部
Bと接触しない位置に移動して固定される。
【0017】次に図3は2枚貼着の大径ディスク2を支
持し、該ディスク下面を芯出しした場合の本発明に係る
ディスク支持機構の実施例1を示す断面図である。図に
おいて、情報を記録再生するピックアップ25は、大径
ディスク2の下面の最内周の情報にアクセスする位置に
ある。そして大径ディスク2の下面の芯出しは、該大径
ディスク2がディスク移動手段によってターンテーブル
部Aの上に載置される時に、第一芯出し部材8の外側の
テーパ部8bで行われる。その後、クランプアーム20
が降下し、クランプ部Bのヨークプレート10がターン
テーブル部Aのマグネット5によって吸着され、磁気力
で強力に固着される。また大径ディスク2はターンテー
ブル3とクランプ部Bのディスク保持部材12との間に
バネ14の押圧力で固定される。なおクランプアーム2
0はクランプ部Bと接触しない位置に移動して固定され
る。
【0018】次に図4は図3の大径ディスク2を支持し
た状態から、該ディスク上面を芯出しする場合の本発明
に係るディスク支持機構の実施例1を示す断面図であ
る。図において、情報を記録再生するピックアップ25
は、大径ディスク2の上面の最内周の情報にアクセスす
る位置にある。そして大径ディスク2の上面の芯出し
は、前述の図3の状態、すなわち大径ディスク2を支持
し、該ディスク下面を芯出しした状態から、ストッパー
17を解除してバネ13の押圧力で行う。なお、図1〜
3に示したように、通常第二芯出し部は、ストッパー1
7がヨークプレート支持部材11の凹部11aと係合
し、バネ13の力に抗して非芯出し位置に固定される。
即ち、ストッパー17を解除するため、クランプアーム
20が図3の状態からさらに降下し、第二芯出し部を非
芯出し位置から強制的に降下させる。すると、第二芯出
し部は、バネ13の押圧力によって第二芯出し部材16
の下端面で第一芯出し部材8を押し下げ、第二芯出し部
材16のテーパ部16aで大径ディスク2の上面の芯出
しを行う。ここで、上記バネ13の力はバネ9の力より
強いが、バネ13の力とバネ14の合力はマグネット5
の吸着力より弱い。なおクランプアーム20はクランプ
部Bと接触しない位置に移動して固定される。
【0019】次に、第二芯出し部材16を非芯出し位置
に戻すには、クランプアーム20を上昇させて第二芯出
し部をストッパー17がヨークプレート支持部材11の
凹部11aに嵌合するまで引き上げる。更に、クランプ
アーム20を上昇させると、クランプ部Bがターンテー
ブルAから分離する。
【0020】なお、図5は本発明に係るディスク支持機
構の周辺部の外観斜視図であり、2は大径ディスク、B
は該大径ディスク2を押圧するクランプ部、Aはディス
ク2が載置されるターンテーブル部、19はターンテー
ブル部Aを回転駆動するスピンドルモータ、20はクラ
ンプ部Bを上下(矢印)方向に移動させるクランプアー
ム、25は情報を記録再生するピックアップ、26はピ
ックアップ25のディスク半径方向への往復運動を案内
するガイドシャフト、27はスピンドルモータ19やガ
イドシャフト26を固定するフレームである。
【0021】実施例2.図6は本発明に係るディスク支
持機構の他の実施例の要部断面図である。すなわちクラ
ンプ部Bの第二芯出し部材16を非芯出し位置に固定す
る手段として、前述の実施例1の図1のストッパー17
とバネ18に代わるものであり、図示の如く、ヨークプ
レート10、ヨークプレート支持部材11、第二芯出し
部材16、トッププレート15、ならびに2個の金属球
30、該金属球30を押し出すバネ18から構成され
る。このようなものにおいて、大径ディスク2の上面の
芯出しを行わない場合は、上記金属球30がヨークプレ
ート支持部材11の凹部11aに嵌合し、バネ13の押
圧力に抗して第二芯出し部材16を非芯出し位置に固定
する。
【0022】実施例3.図7は本発明に係るディスク支
持機構の更に他の実施例の要部断面図である。すなわち
クランプ部Bの第二芯出し部材16を非芯出し位置に固
定する手段として、前述の実施例1の図1のストッパー
17とバネ18に代わるものであり、図示の如く、ヨー
クプレート10、ヨークプレート支持部材11、第二芯
出し部材16、トッププレート15、ならびに上端部に
二箇所の凸部を持つ断面コ字状の板バネ31から構成さ
れる。このようなものにおいて、大径ディスク2の上面
の芯出しを行わない場合は、上記板バネ31の凸部がヨ
ークプレート支持部材11の凹部11aに嵌合し、バネ
13の押圧力に抗して第二芯出し部材16を非芯出し位
置に固定する。
【0023】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、、以下に記載されるような効果を奏する。
【0024】ここでまず、図8に示した、大径ディスク
を支持した従来の装置の概要断面図(a)と、本発明に係
る装置の概要断面図(b)において、大径ディスク2は、
クランプ部Bとターンテーブル部Aとに挟持されて取付
けられる。従って大径ディスク2をその内周部のみで支
持することになり、当然その自重によりディスク外周部
が下方にたわんでしまう。よって図8(b)の本発明に係
る装置においては、図8(a)の従来のターンテーブルよ
りもディスクが載置されるターンテーブル部Aの外径を
大きくしたため、自重によるたわみが甚だしく小さくな
り、このため、ディスクを支持した場合にディスクにか
かる負荷が軽減される。また、ピックアップのディスク
に対する傾角調整の範囲が減少するため、傾角調整機構
の小型化が図られる。
【0025】また、本発明に係る装置は大径ディスクを
支持する面積が広いため、ディスク記録再生装置の操作
性を向上さすために強力なモータを使用しても、その駆
動力を円滑に無理なくディスクに伝達することができ
る。
【0026】更に、本発明に係る装置は小径ディスクの
記録再生を上面のみで行うように配置したため、ピック
アップがターンテーブルの下まで移動しなくなり、従っ
てターンテーブルの肉厚を従来の装置に比べ十分にとる
ことができ、高価な高強度の材質を使用しなくても十分
な強度を保てる。同時に極めて薄く、特殊な材質のター
ンテーブルシートを使用する必要もなくなるため安価に
なる。
【0027】なお、大径ディスクの上面、下面芯出し切
り換え機構に簡単な構造を採用したため、部品点数が少
なく組立性や信頼性が著しく向上し、当然故障も少な
く、コストダウンに貢献する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るディスク記録再生装置のディス
ク支持機構の実施例1を示す断面図である。
【図2】小径ディスクを支持した場合の本発明の実施例
1を示す断面図である。
【図3】大径ディスクを支持し、該ディスク下面を芯出
しした場合の本発明の実施例1を示す断面図である。
【図4】大径ディスクを支持し、該ディスク上面を芯出
しした場合の本発明の実施例1を示す断面図である。
【図5】本発明に係るディスク支持機構の周辺部の外斜
視図である。
【図6】この発明のストッパー機構部の実施例2を示す
要部断面図である。
【図7】この発明のストッパー機構部の実施例3を示す
要部断面図である。
【図8】大径ディスクを支持した従来の装置の概略断面
図(a)と、大径ディスクを支持した本発明に係る装置の
概要断面図(b)である。
【図9】従来の両面再生ディスク装置のディスク支持機
構の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
A ターンテーブル部 B クランプ部 1 小径ディスク 2 大径ディスク 3 ターンテーブル 4 ターンテーブルシート 7 スピンドルシャフト 8 第一芯出し部材 8a 内側テーパ部 8b 外側テーパ部 10 ヨークプレート 11 ヨークプレート支持部材 11a 凹部 12 ディスク保持部材 15 トッププレート 16 第二芯出し部材 16a テーパ部 17 ストッパー 18 バネ 20 クランプアーム 25 ピックアップ 30 金属球 31 板バネ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小径、大径とその外径が異なり、かつ記
    録再生領域が違う片面もしくは両面数種類のディスクを
    記録再生し、上記小径又は大径のディスクがターンテー
    ブル部とこれに対設するクランプ部の間に挟まれて保持
    されるようにしてなるマルチディスク装置において、上
    記ディスクが載るターンテーブルの外径を、上記クラン
    プ側のディスク保持部の外径より大に設定するととも
    に、外径ならびに記録再生領域の大きいディスク(大径
    ディスク)に合わせた大きさとし、かつ小径ディスクを
    ターンテーブルと反対側でのみ記録再生するように構成
    したことを特徴とするディスク記録再生装置のディスク
    支持機構。
  2. 【請求項2】 スピンドルシャフトに固定されたターン
    テーブルの凹部に内外2重のテーパ部を有する下面芯出
    し部材をバネを介して上下動可能に配置するとともに、
    上記内外2重のテーパ部の間にマグネットを配し、この
    マグネットと対向するクランプ側には、ヨークプレート
    を配するとともに、上記下面芯出し部の外側テーパ部と
    対向する部位にこれと衝合する大径ディスクの上面芯出
    し部材を上下動可能に配置したことを特徴とする請求項
    1記載のディスク記録再生装置のディスク支持機構。
  3. 【請求項3】 大径ディスクの下面芯出しと上面芯出し
    とを切り換える上下動可能の上面芯出し部材に、ヨーク
    プレートの支持部材と係合する2箇所の凸部を有する弾
    性成形部材と、上記凸部間に装着されたバネとで構成さ
    れる上面芯出し部材のストッパー機構を設け、芯出し力
    を付与する圧縮コイルバネの力に抗して上面芯出し部材
    を非芯出し位置に固定できるようにしたことを特徴とす
    る請求項2記載のディスク記録再生装置のディスク支持
    機構。
  4. 【請求項4】 大径ディスクの下面芯出しと上面芯出し
    とを切り換える上下動可能の上面芯出し部材に、ヨーク
    プレートの支持部材と係合する2箇の金属球とその間に
    装着されたバネとで構成される上面芯出し部材のストッ
    パー機構を設け、芯出し力を付与する圧縮コイルバネの
    力に抗して上面芯出し部材を非芯出し位置に固定できる
    ようにしたことを特徴とする請求項2記載のディスク記
    録再生装置のディスク支持機構。
  5. 【請求項5】 大径ディスクの下面芯出しと上面芯出し
    とを切り換える上下動可能の上面芯出し部材に、ヨーク
    プレートの支持部材と係合する2箇所の凸部を有するコ
    字状の板バネで構成される上面芯出し部材のストッパー
    機構を設け、芯出し力を付与する圧縮コイルバネの力に
    抗して上面芯出し部材を非芯出し位置に固定できるよう
    にしたことを特徴とする請求項2記載のディスク記録再
    生装置のディスク支持機構。
JP5212358A 1993-08-03 1993-08-03 ディスク記録再生装置のディスク支持機構 Pending JPH0750052A (ja)

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JP5212358A JPH0750052A (ja) 1993-08-03 1993-08-03 ディスク記録再生装置のディスク支持機構

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JP5212358A JPH0750052A (ja) 1993-08-03 1993-08-03 ディスク記録再生装置のディスク支持機構

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JPH0750052A true JPH0750052A (ja) 1995-02-21

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