JPH07500499A - 母親の血液由来の胎児始原細胞を濃厚化する方法 - Google Patents

母親の血液由来の胎児始原細胞を濃厚化する方法

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JPH07500499A JP5507911A JP50791192A JPH07500499A JP H07500499 A JPH07500499 A JP H07500499A JP 5507911 A JP5507911 A JP 5507911A JP 50791192 A JP50791192 A JP 50791192A JP H07500499 A JPH07500499 A JP H07500499A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、また母親の血液由来の胎児のWtXエリスロイド(erythroi d)細胞を濃厚化する方法をも意図する。本発明の一局面によれば、このような 方法は(a)母親の血液サンプルと、胎児の有核エリスロイド細胞と特異的に結 合し得る固定化リガンドとを、該リガンドと該細胞とを特異的に結合させるのに 十分な条件下で、かつ十分な時間インキュベートする工程と、(b)未結合血液 物質を除去する工程と、(C)該胎児細胞が選択的に濃厚化されるように、エリ スロボエチンの存在下で該結合細胞をインキュベートする工程とを含む。本発明 のこの局面の一態様によれば、該固定化リガンドは固定化抗体である。
本発明のもう一つの局面においては、母親血液由来の胎児の有核エリスロイド細 胞をa厚化する方法が提供され、該方法は母親の血液サンプルと、胎児の有核エ リスロイド細胞に特異的に結合し得るリガンドと化学的に結合する第一の構成要 素とを、該リガンドと該細胞との特異的な結合を可能とするのに十分な条件並び に時間インキュベートする工程と、該細胞を固定化された第二の構成要素に吸着 させる工程と(ここで該第二の構成要素は約10’U−’よりも大きな親和定数 にて該第−の構成要素と結合できる)、未結合の血液物質を除去する工程と、エ リスロポエチンの存在下で、該胎児細胞が選択的に濃厚化されるように、該結合 細胞をインキュベートする工程とを含む。適当な第一1ス成要素−第二構成要素 結合対はビオチン−アビジン、ビオチンーストレブタビジン(streplav idin)、ビオシチン−アビジン、ビオシチンーストレブタビジン、メトトレ キセート−ジヒドロフオレートリダクターゼ、5−フルオロウラシルーチミジレ ート(thimydylate)シンセターゼ、およびリボフラビンーリボフラ ビノ結合プロティンを包含する。本発明のこの局面の一怒様においては、リガン ドに化学的に結合する該第−の構成要素はビオチンと結合した抗体であり、かつ 該第二の構成要素は固定化されたアビジンである。
本発明のもう一つの局面においては、本発明の方法は母親の血液サンプルと、胎 児の有探エリスロイド細胞と特異的に結合し得る第一のリガンドとを、該第−の リガンドと該細胞とを特異的に結合させるのに十分な条件並びに時間インキュベ ートする工程と、該第−のリガンドに特異的に結合し得る第二のリガンドに化学 的に結合する第一の構成要素と該サンプルとを、訪第二のリガンドと該第−のリ ガンドとを結合するのに十分な条件並びに時間インキュベートする工程と、該細 胞を固定化された第二の構成要素に吸着させる工程と(但し、該第二の構成要素 は約10″&I−1よりも大きな親和定数にて該第−の構成要素と結合できる) 、未結合の血液物質を除去する工程と、エリスロボエチンの存在下で、該胎児細 胞が選択的に濃厚化されるように、該結合細胞をインキュベートする工程とを含 む。−態様においては、該第−のリガンドは、胎児の有核エリスロイド細胞と特 異的に結合する抗体である。好ましい態様においては、該第二のリガンドと化学 的に結合する該第−の構成要素は、ビオチンと結合した抗体である。このような t11様において、該固定化された該第二の構成要素は固定化アビジンである。
エリスロボエチンの存在下で結合細胞をインキュベートする工程に代わるものと して、本発明の他の局面では(a’)該結合細胞をアンモニア、塩素イオンおよ びカルボニックアンヒドラーゼ阻害剤と共に、該結合細胞内へのアンモニウムイ オ 。
ンの蓄積を可能とするのに十分な条件並びに時間インキュベートし、(b)蓄積 されたアンモニウムイオンを含有する酸結合細胞を、アンモニアおよび二酸化炭 素の存在下で、母親の血液細胞の選択的な溶血が起こるようにインキュベートす る工程を含む。更に、本発明はエリスロボエチンの濃厚化と、該細胞をアンモニ ア、塩素イオンおよびカルボニックアンヒドラーゼ阻害剤と共に該結合細胞内へ のアンモニウムイオンの蓄積を可能とするのに十分な条件並びに時間インキュベ ートし、次いて蓄積されたアンモニウムイオンを含有する該結合細胞を、アンモ ニアおよび二酸化炭素の存在下で、母親の血液細胞の選択的な溶血が起こるよう にインキュベートする上記方法との組み合わせを利用して実施することもできる 。これら2つの濃厚化法を連続的に、また何れかの順序で実施できる。
本発明のもう一つの局面においては、母親の血液由来の胎児の有核エリスロイド 細胞を濃厚化する方法が提供され、該方法はエリスロポエチンの存在下で母親の 血液サンプルを、該胎児細胞が濃厚化されるようにインキュベートする工程と。
該濃厚化した細胞と、16児の有核エリスロイド細胞と特異的に結合できる固定 化リガンドとを、酸リガンドと該細胞との特異的な結合を可能とするのに十分な 条件並びに時間インキュベートする工程と、未結合の血液物質を除去する工程と を含むものである。また、本発明のもう一つの態様においては、駿濃厚化された 細胞と特異的に結合し得るリガンドに化学的に結合する第一の構成要素と共に、 該リガンドと該細胞とのw!4的な結合を可能とするのに十分な条件並びに時間 、該細胞をインキュベートし、a細胞を固定化された第二の構成要素に吸着させ ることにより該濃厚化された細胞を固定化できる。ここで、該第二の構成要素は 約101M−1よりも大きな親和定数にて該第−の構成要素と結合できる。更に 別の本発明の態様においては、該濃厚化された細胞をこれにff!異的に結合し 得る第一のリガンドと共に、該第−のリガンドとki細胞との特異的な結合を可 能とするのに十分な条件並びに時間インキュベートし、該サンプルと、該第−の リガンドに特異的に結合可能な第二のリガンドに化学的に結合する第一の構成要 素とを、該第二のリガンドと該第−のリガンドとが結合するのに十分な条件並び に時間インキュベートシ、かつbm胞を固定化されl;第二の構成要素に吸着さ せることにより該濃厚化された細胞を固定化できる。こ二で、該第二の構成要素 は約10’M”よりも大きな親和定数にて該第−の構成要素と結合できる。適当 な第一および第二リガンドの組、み合わせは以下で詳細に議論する。
更に、上記の局面において、該方法は(未結合の血液物質の除去工程に引き続き )、更に以下の工程を含むことができる。即ち、該細胞をアンモニア、塩素イオ ンおよびカルボニックアンヒドラーゼ阻害剤と共に該結合細胞内・\のアンモニ ウムイオンの蓄積を可能とするのに十分な条件並びに時間インキュベートする工 程、および蓄積されたアンモニウムイオンを含有する該結合細胞を、アンモニア および二酸化炭素の存在下で、母親の血液細胞の選択的な溶血が起こるようにイ ンキュベートする工程を含むことができる。
本発明の他の局面においては、エリスロポエチンの存在下で母親の血液サンプル を先ずインキュベートする代わりに、該細胞を、アンモニア、塩素イオンおよび カルボニックアンヒドラーゼ阻害剤と共に該結合細胞内へのアンモニウムイオン の蓄積を可能とするのに十分な条件並びに時間インキュベートし、次いで蓄積さ れたアンモニウムイオンを含有するwi結合細胞を、アンモニアおよび二酸化炭 素の存在下で、母親の血液細胞の選択的な溶血が起こるようにインキュベートす る。
本発明においては、種々のリガンドを使用することができ、例えば抗体、エリス ロポエチンおよびトランスフェリンを包含する。このリガンドは種々の固体担体 、例えば中空繊維、ビーズ、磁性ビーズ、プレート、皿、フラスコ、メツシュ、 スクリーン、硬質al維、膜およびディツプスティックなどの上に固定化するこ とができる。
他の本発明の局面においては、母親の血液由来の胎児始原細胞を濃厚化する方法 が!lK供され、該方法は(a)母親の血液サンプルと、胎児始原細胞に特異的 に結合できる固定化リガンドとを、該細胞と該リガンドとを特異的に結合するの に十分な条件並びに時間インキュベートする工程と、(b)未結合血液物質を除 去して該胎児始原細胞を濃厚化する工程とを含む、−態様においては、該インキ ュベート工程前に、例えばフィコール密度勾配に対して該母親の血液を流動させ ることにより、誼@親の血液から赤血球を除去する。他の!!様においては、該 未結合血液物質の除去工程に引き続き、該結合細胞をエリスロボエチンの存在下 でインキュベートする。
本発明の他の局面においては、母親の血液由来の胎児始原細胞を濃厚化する方法 が提供され、該方法は(a)母親の血液サンプルと、胎児始り細胞に特異的に結 合できるtIAwtリガンドとを、該リガンドと該細胞とを#I興的に結合させ るのに十分な条件並びに時間インキュベートする工程と、(b) 1iftリガ ンド結合細胞の存在を検出する工程と、(C) *リガンド結合細胞を未結合細 胞から分離して、MII飴児胎児始原細胞厚化する工程を含む。−態様において は、該インキュベートエ!!前に、例えばフィコール密度勾配に対して該母親の 血液を流動させることにより、該母親の置設から赤血球を除去する。もう一つの 態様においては、皺未結合血液物質を除去する工程に引き続き、該結合細胞をエ リスロポエチンの存在下でインキュベートする。これらの態様において、該標識 はフルオレセイン−イソチオシアネート、フィコエリトリン、ローダミンインチ オシアネートまたは他の蛍光性の高い分子からなる群から選ばれる0本発明の他 の!!様においては、該リガンドは12,8等の抗体である。
本発明のその他の局面によれば、母親の血液由来の胎児始原細胞を濃厚化する方 法が提供され、該方法は、(a)母親の血液サンプルと、胎児始原細胞以外の細 胞と特異的に結合できる固定化したリガンドとを、該他の細胞と該リガンドとの 特異的結合を可能とするのに十分な条件並びに時間インキュベートする工程と、 (b)未結合の該胎児始原細胞を除去して、腋胎児始原細胞を濃厚化する工程と を含む。−態様においては、該インキュベート工程前に、例えばフィコール密度 勾配に対して該母親の血液を流動させることにより、駿母親の血液から赤血球細 胞を除去する。好ましい態様において、該リガンドは抗体である。
本発明のもう一つの局面によれば、胎児の有核エリスロイド細胞の染色体の型を 決定する方法が提供され、該方法は(a) tk胎児の有核エリスロイド細胞を 、エリスロポエチン含有媒体中で、該細胞内に中期を誘発させるのに十分な条件 並びに時間インキュベートする工程と、(b)診細胞のDNAを固定する工程と 、(C)該固定された[lNAを染色体が観察できるように染色する工程と、( d)該染色されたDNAを検査して、該染色体の型を決定する工程とを含む。
これらのおよび他の本発明の局面は以下の詳細な説明を参月することにより明ら かになるであろう。
発明の詳細な説明 上記の如く、本発明の一局面によれば、母親の血液由来の胎児の有核エリスロイ ド細胞を11厚化する方法を提供する。母親の血液は、他の多くの型の細胞のう ちの成人および胎児の有核エリスロイド細胞を含む。本発明の升力によって、胎 児の′f復エリスロイド細胞は母親血液中に101中の1程度の低い値から、1 0”中の約1、好ましくは10”中の約1なる濃度にまで濃厚化できる。本発明 の内容において、有核エリスロイド細胞は後を含み、一般的には赤芽球および他 のエリスロイドプリカーサ細胞を含有する。QMIの血液は、当分野で周知の技 術によって妊婦から得ることができる。好ましくは、前腕前部静脈(腕静脈)な どの容易に得ることのできる源から、公知の静脈穿刺技術により末梢血を取り出 す。一旦母親の血液を取り出した後、公知の方法を利用して凍結するが、あるい は4℃にて最大4〜7日間保存できる。種々の凝集防止剤を必要に応じて該血液 に添加する。
凝91防止剤としては特にACD 、 CPOA、 EDT^およびヘパリンを 包含する。
次いで、この母親の血液を本発明に従って選別法にかけ、更なる精製操作を必要 とすることなく、例えば蛍光−活性化細胞選別装f (FACS)を使用して、 該選別法で選択的に濃厚化した胎児細胞を得ることができる。一般に、本発明の 方法は、(1)該母親の血液を、固定化したリガンドまたは後に固定化されるリ ガンドの何れかと共に、該リガンドが該胎児有核エリスロイド細胞と結合し、結 果として固定化されるようにインキュベートTる工程と、(2)未結合の血液物 質を除去する工程と、(3)該結合細胞を、2日児有核エリスロイド細胞につき 選択的に濃厚化する工程とを含む。上記の如く、これらの基本的な工程は別の順 序で、例えば(1)母親の血液を胎児の有核エリスロイド細胞につき濃厚化する 工程、(2)該濃厚化さnた細胞を、固定化したりガントまたは後に固定化され るリガンドの何れかと共にインキュベートする工程、および(3)未結合のma 物質を除去する工程といった順序て実施することも可能である。本発明は、「免 疫選択装置および方法(■mmunoselection Device an d Method)Jと題する米国特許出17]第071513.543号、お よび[屈曲性の容器を使用した、粒子を分離するための’ItH並びに方法(A n Apparatus and Method for Separatin g Particles Using a Pliable Vesse戟jJ と題す る米国特許出願1071599.796号に記載されているような装置を使用し て実施することもできる。これら文献を本発明の参考文献とする。
更に、「細胞分離のための改良された装置および方法(lttproved^p paratus and Method for Ce1l 5eparati on)Jと題する継続中の米国特許出願第 号(代理人文書No、 20007 2.407)(二の特許の全内容を本発明の参考とする)に記載されているよう な免疫親和性カラムを使用することも可能である。手短かに言えば、この特許出 願の一局面においては、「細胞分離機」が提供され、it裟装はサンプル流体か らターゲット細胞を分離するためのカラムアセンブリーを含み、該カラムアセン ブリーはカラムと、サンプル流体供給バッグと、流体捕集バッグとを含み、そこ で該カラムは該サンプル流体供給バッグからの該サンプル流体を受け取り、かつ 該ターゲット細胞を該サンプル流体から分離し、しかも該ターゲット細胞を保持 するようになっており、また蚊流体捕集バッグは該カラムから遊離した後の該タ ーゲット細胞を受け取るようになっている。該細胞分離装置は、該カラムの内容 物を攪拌するための攪拌手段(該カラム中に保持された該サンプル細胞をm離す るのに役立ち、該カラム内容物を種々の強度で攪拌するための駆動シグナルに応 答して、該サンプル細胞の遊離する速度を変更する)と、該カラムから該流体捕 集バッグへと流動する流体の光学密度を表すカラムシグナルを与えるためのカラ ムセンサー手段と、該カラムから流出してくる該流体を選択的に該流体t+[バ ッグに流入させるためのカラムバルブ制御シグナルに応答するカラムバルブ手段 と、該細胞分離機の動作を制御するt;めのデータプロセッサ一手段とを含み、 該データプロセッサ一手段は該駆動シグナルを与えるための駿カラムシグナルお よび該カラムバルブ#御シグナルに応答して、該ターゲット細胞が不十分な濃度 で収集されるのを防止する。本発明の一態様では、セルプロ社(Cel [Pr o、ワシントン、ボーチル)から入手できるセブラテルク(CEPRA置C:商 gA)細胞分離装置を使用する。
本発明の一局面においては、該母親の血液を、胎児の有核エリスロイド細胞と特 異的に結合できる固定化したリガンドと共に、該細胞と該リガンドとを結合する のに十分な条件並びに晴間インキュベートする。一般的に、4〜37°Cにて、 15〜30分間インキュベートすることが好ましい。このインキュベーシジン工 程を、該細胞をカラムに通過させつつ実施する場合、流量を十分に低くして、診 細胞を結合させるべきである。好ましくは、該細胞を少なくとも15分掛けて、 該カラムの床を通過させるべきである。
上記の如く、該リガンドは、胎児有核エリスロイド細胞を特異的に結合できるよ うなものとして選択すべきである。本発明の内容において、該リガンドは、これ が胎児有接エリスロイド細胞に結合できる場合にはr特異的に結合するJもので あるべきであり、かつ該母親の血液細胞の約10%以上に結合してはならない。
結合胎児有核エリスロイド細胞対地の細胞の相対的な割合は、αフェータルプロ テイン(Alpha Fejal Protein(AFP))等の特異的マー カーを使用した分析により容易に決定できる。例えば、以下にIRkする方法の 任意の時点において、胎児細胞対母親の細胞の相対的な割合は、グルコースオキ シダーゼまたはフルオレセイン結合抗−^FP抗体の伍れかを使用して測定でき る。これに関しては、A、クロッイック(Kulozik)&1.H,バウロビ ッッキー(PawlowiLzki)、 r母親の循環系における胎児細胞・直 接的AFP−免疫蛍免疫蛍光石検出(Fetal Ce1ls in the  Maternal C1rculation: Detection by D trect AFP−1+nmunofluorescence)」、 Hut +an Gen■煤A、 1982゜ 62、 p、 221を参照のこと。この測定は、好ましくは2以上のm製工程 を経た後に実施する・ 胎児の有核エリスロイド細胞と詩興的に結合するリガンドは当分野において公知 であり、その例はエリスロポエチン(カリフ中ルニア州すウザンドオークスのア ムゲン社(Amgen))、トランスフェリン(Mo州、セントルイスのシグマ ケミカル社(Sigma Chamical Go、))および選択された抗体 類を包含する。有核エリスロイド細胞を特異的に認識するモノクローナル抗体が 特に好ましい。有接エリスロイド細胞に対するモノクローナル抗体、例えば抗− トランスフェリンレセプタ抗体等は、公知の供給業者(カリフ中ルニア州マウン テンビューのベクトンディフキンソンイムノサイトメトリーシステムズ社(Be ctor+ Dickinson Immuoocytor+etry5yst ea+s))から得ることがてきる。また、モノクローナル抗−エリスロイド抗 体、例えばEP−1は当分野で周知の技術を利用して製造できる。例えば、ヨコ チ(Yokochi)等、「エリスロイド関連始原細胞レベルから成熟した赤芽 球までの、エリメロイド細胞上での制限された発現をもつ抗原決定基を検出する モノクローナル抗体(Llonoclonal AnlibOdieS Det ectingAntige++ic Dater+n1nantS l’1i狽 ■@Re5tricte d Expression On Erythroid Ce1ls: Fro m the Erythroid Comm1tted P窒盾■■獅奄撃盾■ Level to the Mature Erythroblast)J、  Blood、 1984.63. p、 +376およびヘf ィーゾラ()1cddy Zola)4M、モノクローナル抗体、技術の手引き (ljonoclonal^ntibodies: A IJanual of  Techniques)、 F1a州、ボカラトンのCRCプレス(+987 )を参照のこと。簡単に言えば、細胞は胎児肝臓のクローン化エリスロイド培養 物から免疫化により生成され、始原細胞について濃厚化できる。かくして、抗原 および初期スクリーニングに利用される細胞のa団は未成熟の赤芽球、中間の成 熟度の赤芽球、および多分BFU−EおよびCFU−E Wの始原細胞を含む可 能性がある。これらの細胞を静脈内免疫化に使用して、次いで牌細胞を取り出し 、標準的な方法を利用して該牌細胞とミエローマセルライン、例えばNSI と を融合することができる。生成する融合細胞、即ちハイブリドーマを、次いで公 知の方法を使用して、上記の細胞についてスクリーニングすることができる(上 記のヨコチの文献を参照のこと)。
該リガンドとしては、必ずしも完全に特異的に結合する抗体を使用する必要はな い。より具体的には、該抗体の結合領域が、胎児の有接エリスロイド細胞と特異 的に結合することのみが必要とされる。従って、抗体フラグメント、例えばFa bまたはF(ab’)tフラグメント等を本発明で使用できる。また、該特異的 に結合する抗体の跋結合領域を新規なタンパクに組み込み、これをリガンドとし て使用することも可能である。ライヒマン(ReichIIlann)等r治療 のためのヒト抗体の再構成(Reshapiflg Human Antibo di、eS For Therapy)」、 Nature、 1988.33 2D11P、 3 23−327.フェアフ中イエン(Verhoeyen)等「ヒト抗体の再構成 :アンチリゾチーム活性の組み込み(R@shaping HuIIan A耐 1bodiss: Grafting an Antilysozyme A■ tivilすJ、 5cience、 1989,239. pp、 1534 −1536:およびロノ(−ツ等「高いアフィニティーおよびその抗原に対する 特異性をもつ抗体の、タンパク工学による生成(Generation of  an Antibody with Enhanced Affinity a nd 5pacifjci狽凵@for H s Antigen by Protein Engineering)L N ature、 1987.328. pp、 731−73Sを参照 のこと。
本発明においては、該リガンドを固定化して、結合した細胞を他の血液物質から の分離を可能ならしめる。多くの適当な担体が当分針で周知であり、その例とシ テハ、特+:中空綴* (Mass州、デンバーのアミコン社(Amjcon  Corporation)製ノモノ)、ビーズ(Pain(((、ワーリントン のポリサイエンスズ社(Polysciences)製)、磁性ビーズ(Cal if、州、マウンテンビューのロビンサイエンティフィック(Robbin 5 cientific))、プレート、皿およびフラスコ(N、 Y、州、フーニ ングのコーニングガラスワークス(Corning Glass Works) )、メツシュ(Calif州、マウンテンビューのベクトンデイブキンソン(B ecton Dickjnson)) 、スクリーンおよび硬質織111(ニー デルマン(Edelman)等の米国特許第3.843.324号およびクロダ (Kuroda)等の米国特許第4.416.777号を参照のこと) 、脛( Mass州、ベブドフオードのミリポア社(M…1pore Corp、))お よびデイブプスティック等を包含する。上記以外の種々の出所の興なる担体も存 在する。特に好ましいものは、ノくイオゲル(Boigel) P−60(商標 : Ca1iL州、リッチモンドの)(イオラド社(BIORAD))等の担体 である。バイオゲルP−60は多孔性のポリアクリルアミドヒドロゲルビーズで ある。このビーズは、一般的に球状で平均サイズ約250μであり、約60.0 00ダルトンを越える分子を排除する平均孔径を有する。
様々な方法を利用して、該リガンドを担体上に固定できる。例えば、抗体等のリ ガンドを、当分針で周知の種々の方法によって該担体に直接結合できる。例えば 、J、に、インマン(Inman)、メソッズインエイザイモロジー(Meth ods in Enzyw+ol。
gy)、 Vol、 34.アフィニティー技術、酵素精製(Affinity  Techniques、 Ec+zyme Purification)、パ ートB、W、B、ジャコピー(Jakoby)AM、ウイルチz7り(llil chek)m、アカデミツクプレス、N、Y、、 p、 30 (1974)お よびy、ウイルチェク(milchek) &w、ベイヤー(Bayer)、  r生物分析用途におけるアビジン−ビオチン複合体(The Avidin−B iotin Complex in 8ioanalytical Appli cations)」、 Analy煤A Bioche m、、 1988. 17+、 pp、 1−32を参照のこと。これら方法は 、グルタルアルデヒド、カルボジイミド、シアノゲンブロミド、塩化トシル、ビ オチン/アビジンおよびビオチン/ストリブタビジンの使用を含む、l!リガン ドを担体上に固定化した後、母親の血液を該固定化されたリガンドと共に、該リ ガンドと該細胞との結合を可能とするのに十分な条件並びに#lJIインキユベ ーシーンすることができる0本発明の内容において、この結合を生ずるのに適し た条件は約り℃〜約37℃にて生理的バッファー中でのインキュベージ2ンを含 む。特に好ましい温度は、約4°C〜室温の範囲内である。インキュベージ1ン 時間は該リガンドの該細胞に対するアフィニティーおよび結合力に依存し、また 容易に決定できる。一般的に、約15分〜1時間のインキュページ目ンが好まし い。インキュベージジンに引き続いて、未結合血液物質を除去して、ここに記載 した方法を利用して胎児細胞を濃厚化することができる。
本発明の他の局面においては、母親の血液サンプルを第一の構成要素と化学的に 結合するりガントと共に適当な条件下でインキュベージ1ンし、次いで固体担体 に固定化された第二の構成要素に吸着させる。該第−の構成要素は約10”M− ’を越えるアフィニティーで該第二の構成要素と結合できるものであるべきであ る。
多くの適当な第−構成要素−第二構成要素結合対が当分針で周知である。これら は、特にビオチン−アビジン、ビオチンーストレブタビジン、ビオシチン−アビ ジン、ビオシチンーストレブタビジン、メトトレキセートージヒドロフ中レート リダクターゼ、5−フルオロウラシルーチミジレートシンセターゼ、リボフラビ ン−リボフラビン結合プロティン、抗体−タンパクA、および抗体−タンパクG を包含する。好ましい態様において、該第−の構成要素はビオチンであり、かつ 該第二の構成要素はアビジンである。
上記結合対の何れかが該第二の構成要素として機能し、その対となる構成要素が 該第−の構成要素として機能する。更に、該第−構成要素−第二構成要素結合対 の組み合わせを使用することもできる。例えば、ビオチンは該リガンドに結合し 、該担体に吸着される。次いで、これらの細胞、リガンド、ビオチン−複合体お よびビオチン、担体−複合体を、アビジンと共にインキュベーシーンする工程に よって一緒に結合することができる。アビジンは多価であワて、該細胞を固定化 スる、細胞、リガンド、ビオチン、アビジン、ビオチン、11体−複合体の形成 を可能とする。
この態様の一例においては、母親の血液サンプルを、ビオチンと結合した抗体と 共に、結合を生ずるのに十分な条件並びに時間斗ンキュベートする。次に、この サンプルを固定化されたアビジンを含む担体と共にインキュベートするか、ある いは該担体上に通す。該ビオチンと結合した抗体に結合した細胞は該固定化アビ ジンに吸着し、かくして細胞を未結合血液物質から分離できる。次いで、未結合 血液物質を除去し、以下に記載の方法を利用して胎児細胞を濃厚化することがで きる。
更に別の本発明の局面においては、2一段階法を使用して、該胎児の有核エリス ロイド細胞を固定化する。簡単に言えば、箪−のリガンドを、上記の如き適当な 条件下で、該母親の血液サンプルと共にインキュベートする。次いて、第一の構 成要素と化学的に結合している第二のリガンドを添加する。この第二のリガンド は該第−のリガンドに結合し得る。次に、この細胞、第一リガント、第二リガン ド、第−構成要素一複合体を、固定化された第二の構成要素に吸着させ、かくし て細胞を未結合の血液物質から分離できる。該第−構成要素−第二構成要素結合 対の代表例は既に上で述べた。該第−リガントの代表例はエリスロポエチン、ト ランスフェリンおよび選択された抗体を包含する。一旦該第一リガントが選択さ れると、t!第二リガンドはこれが破第−リガントを特異的に認識し、かつこれ と結合するように選択される。好ましいtIitlにおいては、該第二リガンド は抗体、例えば抗−エリスロボエチン(カナダ、バンク−バー8.0.のテリー フtツクスラボラトリー(Terry Fox Laboratory)) 、 抗−トランスフェリン(CalH,州、テメクラのケミコンインターナショナル 社(Chemicon Intl、 Inc、))または抗−イムノグロブリン 抗体である。抗−イムノグロブリン抗体は当分針で周知の方法を利用して![f i!するか、あるいは特にNo州、セントルイスのシグマケミカル社(Sigg +a Cheo+1cal Co、)およびCaHf、州、マウンテンピユーの ベクトンディフキンソンイムノサイトメトリーシステムズ社(Becton D ickinson Io+munocytometry 5ystaa+s)等 の製造元から人手できる。
好ましい態様において、L!第一リガントは胎児の有核エリスロイド細胞を特異 的に認識する抗体、例えば抗−トランスフェリンレセプタ抗体(Calif、州 、マウンテンビューのベクトンディッキンソンイムノサイトメトリーシステムズ 社)である。この抗体を母親の血液サンプルと共にインキュベートする。次いで 、ビオチン処理した(biotinylajed)抗−イムノグロブリン抗体、 例えばビオチン処理した山羊抗−マウスIgG(第一構成要素と化学的に結合す る第二リガンド)を添加して、該サンプルと共にインキュベートする。このサン プルを、次に該固定化された第二構成要素(二の場合には固定化されたアビジン )を含有する物質の床と共にインキュベートするか、あるいはその上を通過させ る。この細胞、抗体、抗−イムノグロブリン抗体およびビオチン−複合体は該固 定化されたアビジンに吸着し、かくして後の未結合血液物質の除去が可能となる 。
上記の如く、該細胞が一旦固定化されれば、未結合の血液物質が除去可能となる 。−態様においては、該固定化細胞を生理的バフファーですすぎ、これにより該 未結合血液物質を除去する0選択された担体の型に応じて1種々の方法が該固定 化細胞の洗浄に利用できる。これら方法は、特に該担体の水洗またはフラッシン グ、溶液からの該担体の磁気的な吸引、その後の生理的バッファー中への再懸濁 、および遠心分離と、その後の再懸濁等を包含する。種々の生理的バフファーも 当分針で周知であって、その例はPBS%PBS+アルブミン、例えばウシ血清 アルブミン(BSA) 、正常食塩水および細胞培養培地を包含する。
一旦米結合の血液物質を除去すれば、結合細胞を選択的に胎児の有核エリスロイ ド細胞について濃厚化できる。上記のように、少なくとも2種の興なる方法を別 々にまたは一緒に利用できる。これら211の方法を一緒に実施する場合、丹れ かの方法を先ず実施できる。−態様においては、該結合細胞をエリスロポエチン (Calif、州、サウザンドオークスのアムゲン社(Amgsn))の存在下 で選択された条件下で培養する。エマージン(Emerson)等、「造血成長 因子による赤血球形成の発生上の調節−、骨髄、末梢血および胎児肝臓由来のB FU−Hの密度に関する分析(Develop+aental Regulat ion of Ery4hropoiesis by Heo+atopoie tic Grow狽■@Factors: ^nalysis on Populations of BFLI−E Fr om Bona Marrow、 P@ripharal alood and Fatal Liver)J、 Blood、 1989.74(1)、 pp 、 49−55およびリンチ等「ヒト胎児血液中の造血性始原細胞循環の研究( Studies of Circulating Hemopoietic P rogenitor Ce1ls in Human Petal Blood )J、 Blood、 1982. 59(5)、 pp、 976−X79参 照。
選択された培養条件は、一般的にエリスロボエチン以外の他のサイトカインを使 用しない、拝準的な細胞培養培地中での育成を包含する。これは選択的に母親で はなく胎児の有核エリスミイド細胞の成育を特徴とする特に好ましい培地は、イ スコブズモディファイドドウルベコ培地(Iscoves’ Modified  Dulbeccaos 1Jedi+un) (N、 Y州、グランドアイラ ンドのギブコ社(Gibco))を包含し、これは最終濃度20%の牛胎児血清 および2u/mlの精製した尿中のヒトEPOを含有する。
該第二の方法において、胎児有核エリスミイド細胞は、そのアンモニウムイオン の取り込みと、Q!tの血液細胞、より具体的には母親のエリスミイド細胞の選 択的な溶血に基いて選択的に濃厚化される。一般的な説明に関しては、ジャツブ (Jacobs) &スチュアート(Stewart)、 r赤血球を含むある 種のイオン交換におけるカルボニックアンヒドラーゼの役割(The Rots  of Carbonic Anhydrase in Certain Io njc Exchanges Involving the Erythroc yte)J、 J、 Gen、 PhysiolA、 1942゜ モニアの輸送により測定した全赤血球細胞中のカルボニックアンヒドラーゼの運 p11.430−440をfJ原のこと。簡単に言えば、該細胞を、アンモニア 、塩素イオンおよびカルボニックアンヒドラーゼ阻害剤の存在下で、該細胞内に アンモニウムイオンが蓄積されるのに十分な条件並びに晴間インキュベートする 。これは、一般的に約5〜30分間を要する。該細胞を、次にアンモニアと二酸 化炭素との存在下で、母親の血液細胞が選択的に溶血されるようにインキュベー トする。
本発明の内容において、多くの化合物が適当なアンモニア、塩素イオンおよび二 酸化炭素源を与える。例えば、適当なアンモニア源は、特にアンモニアおよびア ンモニウム塩を包含する。適当な塩素イオン源は、特にNaC1,KCI%Vg CI、およびCaC1!を含む。適当な二酸化炭素源は、特に溶液中の二酸化炭 素、炭酸塩および重炭酸塩を含む。
更に、多くのカルボニックアンヒドラーゼ阻害剤が当分野で公知であり、その例 は特に大部分の一価のアニオン、例えばシアニドおよびシアネート、−価のスル フィド、スルホンアミド、およびアセタゾールアミドを包含する。リンズコフグ (Lindskog)等、 The Enzymas、 1971.5.p、  587:ワード(Ward)&カル(Cull)、 Arch、 Bioche m、 Biophys、、 +972.150. p、 436:およびボッカ ー(Pocker) &ワタモリ(Watamori)、 Biochem、、 1973. +2. p、 2475を参照のこと。このカルボニックアンヒド ラーゼ阻害剤は生理的条件下で1!!能するように選択すべきである。好ましい カルボニックアンヒドラーゼ阻害剤はスルフ7ニルアミドおよびアセタゾールア ミドを包含する。
結合細胞を種々の方法により、濃厚化の前またはその後に遊離させることができ る。結合細胞を濃厚化前に実施する場合には、該細胞を引き続き上記方法に従っ て濃厚化することができる。細胞を遊離するための種々の方法が当分野において 公知である。そのようti方法の1種において、細胞はサイトカインと共に、ま たはサイトカインなしに培養できる。サイトカイン、例えばIL−2は細胞の増 殖を生ずるか、あるいは該細胞の表面特性を変化させて、該細胞またはその始原 細胞を担体から:M離させる。もう一つの方法において、該リガンドまたは該細 胞−リガント結合の1!1裂により、該細胞を遊離させることができる。種々の 開裂性のリガンドおよび開裂酵素が当分野で知られており、その例は特にパパイ ンおよびトリプシンである。更に別の方法においては、該細胞を機械的、重力的 または電磁力で遊離し得る。特に好ましい方法は、例えばピペット処理、攪拌、 86、振動または超音波の印加によりビーズを攪拌することによる機械的攪拌法 である。
本発明の他の局面においては、1a胞を先ず濃厚化し、次いで胎児有核エリスミ イド細胞を吸着させ、未結合血液物質を除去する工程を含む方法が提供される。
簡単に言えば、胎児細胞は、先ず母親の血液をアンモニアおよび塩素イオン並び にカルボニックアンヒドラーゼ阻害剤と共にインキュベートすることによりaS 化できる。アンモニウムイオンを1f積するのに十分な条件並びに時間該細胞を インキュベートした後、該細胞をアンモニアおよび二酸化炭素で処理して、母親 の血液細胞を選択的に溶血させる。胎児細胞は、また上記の如くエリスロボエチ ンと共にインキュベートするか、あるいはエリスロボエチンおよび上記の該細胞 をアンモニアおよび二酸化炭素で処理する方法を使用した組み合わせ処理によっ ても濃厚化できる。更に、上記の如く、これら2種の方法は任意の順序で実施で きる。
上記方法の実施後に残される濃厚化された細胞は、上記方法の円れかを使用して 固定化することができ、該固定化法は(1)濃厚化後に残される胎児有接エリス ロイド細胞に特異的に結合する固定化リガンドの使用、(2)濃厚化後に残され る細胞を、胎児有核エリスミイド細胞に特異的に結合できるリガンドと結合した 第一の構成要素と共にインキュベートし、次いて該細胞を、約10’lJ−’を 越える親和定数で該第−構成要素と結合できる固定化された第二の構成要素に吸 着させる方法、および(3)濃厚化媛に残される細胞を第一のリガンドと共にイ ンキュベートし、次いで該第−のリガンドと結合可能な第一の構成要素に化学的 に結合する第二のリガンドと共に、該第二のリガンドと該第−のリガンドとが結 合するのに十分な条件並びに時間インキュベートし、更に該細胞を、約10’M −’を越える親和定数で該第−構成要素と結合できる固定化された第二の構成要 素に吸着させる方法を包含する。
該細胞の固定化に引き続き、未結合血液物質を、上記の方法を利用して除去でき る。未結合血液物質を除去した後に、該細胞を先ずエリスロボエチンの利用Iこ より!S+厚化した場合、該細胞はアンモニアと二酸化炭素とを使用する上記方 法を利用して処理できる。同様に、未結合血液物質を除去した後に、これら細胞 が先ず、アンモニアと二酸化炭素とを使用する上記方法で処理した場合、該細胞 を次にエリスロボエチンで処理できる。
母親血液からの膜厚化された胎児細胞は、選択的に胎児細胞と結合できるマーカ ーと共に該細胞をインキュベートすることによって特徴付けされる。ターゲット 細胞上における胎児細胞の存在がQ#!の細胞上の量の10倍を越えた場合に、 マーカーは核胎児細胞と特異的に結合する。種々のマーカーが当分野、で公知で あって、その例はαフェータルプロテイン(“AFP”)に対する抗体(これに 関しては、クロッイック(Kulozik)等「母親循環系中の胎児細胞:i! !接的AFP−免疫蛍光法による検出(Fejal Ce1ls in the  Maternal C1rculation: Detectjon by  Direモ煤@AF P−1mmunofluorescence)J、 Human Genet、 、 +982.62. pp、 221−224を参照のこと)または抗原゛i ”に対する抗体(これに関しては、y、w、カン(Kan)等、「母親および胎 児血に!混合物刀1らの胎児赤血球の抗−1血清によるfA縮(Concent ration 。
(FetalRedBloodCellsFromaMiNureofMate rnalandFetalBloodbyAnfi−i Serum)J、 8 food、 1974.43(3)、 pp、 411−415を参照のこと) を包含する。
該胎児細胞マーカーに対する抗体を当分野で周知の技術を」I用してtinして 、胎児細胞の存在の検出に使用することができる。
本発明の好ましい磐様においては、「粒子表面からのリガンドの除去方法(Ll ethods for Remiving Ligands from a P ar4icla 5urface)1 と題する関連特許8頗(U、 S、特許 出IJNo、 071513.056)に記載された方法によって、該細胞表置 からリガンドを除去する。該特許出願を本発明の参考文献とする。このような除 去は上記の如き′#徴付げに先立って実施することが特に有利である可能性があ る。
本発明の他の局面においては、母親の血液由来の胎児始原細胞を濃厚化する方法 が提供され、該方法は(a)母親の血液サンプルを、胎児始原細胞と結合できる 固定化されたリガンドと共に、該リガンドと該細胞との!?興的な結合を可能と するのに十分な条件並びに時間インキュベートする工程と、(b)未結合の血液 物質を除去して該胎児始原細胞を濃厚化する工程とを含む。本発明のこの局面に おいて、胎児始原細胞は全能性の造血幹細胞並びに初期柏原細胞、例えばコロニ ー形成細1t21(CFCs)ヲ含む、 CFCSノft%的例1;ECFU− E 、 CFU−G 、 CFU−M 、 CFtl−GM、 bFU− GE四および8Fυ−E細胞を含有する。CD34正細胞の1/3〜273程度 が、一般的に幹細胞またはコロニー形成細胞であり得るという事実が与えられた ので、CD34細胞が濃縮されもしくはvI製された場合には、胎児始原細胞も 1ii1様に濃縮されもしくは精製されるものと理解すべきである。
上記の如く、taの血液サンプルは胎児始原I![l胞と結合できる固定化され たリガンドと共にインキュベートされる。本発明の内容において、リガントカ成 人および胎児細胞両者または胎児始原細胞のみの何れかとI!I連した抗原をt !議する場合に、該リガンドは胎児始原細胞と「結合する」。ここでいう抗原の 代表例は上記のCD34抗原である。 1fcD34抗原を特異的に認識する抗 体の代表的な例は、LIY−10およびHPC^2 (Calif、州、マウン テンビューのベクトンーディッキンソン(Beeton−Dickinson) ) 、 QBEND−10(英国、ケンブリッジノカンタムハイオシステムス( Quantum Biosystems)および12.8(Wash、ボーチル (Bothell)のセルブク(Cellpro))を包含する。このリガンド を上記の装置並びに方法で使用して、該胎児始原細胞を固定化できる。インキュ ベート後、該未結合血液物質を上記の如く除去し、該胎児始原細胞をS厚化する 。本発明の内容において、該細胞の0.001%以上が胎児始原細胞である場合 に、細胞が濃厚化されたものとする。好ましくは、該胎児始原細胞は存在する細 胞の0.1%以上、特に1%以上にまで濃厚化される。
本発明の別の局面においては、母校の血液由来の胎児始原細胞をS厚化する方法 が提供され、該方法は(a)母親の血液サンプルを、胎児始原細胞と特異的に結 合し得るf!!mされたリガンドと共に、該リガンドと該細胞とが特異的に結合 するのに十分な条件並びに時間インキュベートする工程と、(b)該リガンド結 合細胞の存在を検出する工程と、(C)該リガンド結合細胞を未結合細胞から分 離する工程を含む。本発明のこの局面においては、細胞を、上記の如き、胎児始 原細胞と特異的に結合できるリガンドと共にインキュベートする。但し、固定化 するよりも軍ろこのリガンドを標識する。本発明においては1種々のa議を利用 でき、特にフルオレセイン−イソチオシアネート、フィコエリトリン、ローダミ ンイソチオシアネートまたはこのような高い蛍光性をもつ他の分子が好ましい。
フローサイトメトリー(FACS)の利用により、Wittした細胞を、次に検 出し、未標識細胞(または非−リガント結合細胞)から分離して、胎児始原細胞 を濃厚化することができる。
本発明の一態様によれば、インキュベート工程に先立って、母親の血液から、例 えばフィコール濃度勾配に対して該母親の血液を漬勤させることにより赤血球を 除去することもてきる。もう一つの態様においては、上記の未結合血液物質の除 去工程に引き続き、上記の培養法を利用して、該結合細胞をエリスロポエチンの 存在下でインキュベートする。
更に他の本発明の局面によれば、母親の血液由来の胎児始原細胞を濃厚化する方 法が提供され、該方法は(a)母親の血液サンプルを、胎児始原細胞以外の細胞 と特異的に結合できる固定化されたリガンドと共に、該リガンドと回他の細胞と が特異的に結合するのに十分な条件並びに時間インキュベートする工程と、(b )該非−結合胎児始原細龜を取り出して、該胎児始原細胞を濃厚化する工程とを 含む。上記の如く、CD34は胎児始原細胞上に見出すことのできる細胞−表面 抗原である。しかしながら、多くの細胞表面抗原は始原細胞上に見出すことがで きず、従うて母親の血液サンプルから胎児始原細胞以外の細胞を枯渇させるのに 利用できるかもしれない、このような抗原の代表例はIa、グリコホリン(Gl ycophorln)、CD 3、CD19、CDII、 CD14、CD33 およびC045を含む。このような抗原に特異的に結合する抗体等のリガンドは 、例えばCa1jf、州、マウンテンビューのベクトンーディッキンソン(Be cton−Dickinson>等の製造業者から購入できる。
本発明の一態様によれば、インキュベート工程前に、例えばフィコール濃度勾配 に対して母親の血液を流動させることにより、該血液から赤血球を除去すること ができる。
胎児細胞の利用 ここに記載した如く、濃厚化した胎児細胞は種々の用途をもつ。例えば、その場 での(インシチュー(In 5itu))ハイブリダイゼーシタンにより、選ば れた遺伝物質の存在が胎児細胞中に検出できる。同様に、DNAまたはRNA増 幅も胎児細胞中の選択された遺伝子配列を検出するのに利用できる。本発明の方 法は、公知の細胞遺伝学的技術により染色体の型の決定にかけることのできる程 度に濃厚化された胎児細胞について特に有用であり、し細胞遺伝学的技術では該 細胞の染色体の拡がりを顕微読下で観察する。
インシチューパイプリダイゼーシッンは、細胞中における選択された遺伝子物質 の存在を検出する方法として利用できる。ピンケル(Pinkel)等、 Pr oc、 Natl。
Acad、 Scj、 USA、 1988.85. pp、 9138−42 :ホフブマン(HopIllan)等、「インシチューハイブリダイゼーンロン による膀胱癌の数量的染色体異常の検出(Detection ofNumer ical Chromosow+e Aberrations in Blad der Cancer by In 5itu gybridizat ion)J、 A+n、 J、 of Path、、 1989.135(6) 、 pL 1105−1117を参照のこと。簡単に言えば、選択的に濃厚化さ れた細胞と関連する遺伝物質を、先ず当分野で周知の技術を利用して露出させる 。この遺伝物質を、次に該遺伝物質と特異的にハイブリダイゼーション可能な標 識されたプローブと共に、ハイブリダイゼーシタンを生ずるのに十分な条件並び に時間インキュベートする。K、 E、デーピース(Davies)。
ヒト遺伝疾患(Human Genetic Diseases)、 IRLブ レス、オックスフォード、英日(1986)を参照のこと。最後にハイブリッド 化した標識プローブを検出する。好ましい態様において、該遺伝物質は上記露出 工種後に変性される0本発明の内容において、遺伝物質は全染色体、TINAお よびRNAを含有する。
また、遺伝物質を増幅し、検出するための種々の方法が当分野で周知である。
例えば、選択された遺伝物質が存在する場合には、この物質は当分野で周知の技 術を利用して増幅され、次いてその配列の存在につき検査される。フガン(Ko gan)等、「増幅されたDNA配列の分析による遺伝疾患の胎児期における診 断のための改良法(An Inproved Method for Pren atal Diagnosis of Genetic Disea唐■刀@b ’l Analysis of Am91ified DNA 5equenc es)J、 The New Eng、 J、 of WeпA、 1987゜ 317(16)、 pp、 985−990: ウィツト&エリクソン(Wit t and Er1ckson)、 rポリメラーゼ連鎖反応による乾燥血液検 体由来のY−染色体DNAの迅速検出法(^Rapid 1lsthod fo r Detection or Y−Chromosomal DNA fro m Dried Blood Specime獅刀@by tha Polymerase Chain Reaction)」、 Human G enat、、璽989.82. pp、 2n−274を参■B 増幅法はポリメラーゼ連須反応(−PCR”Xムリス(Mal Its)等の米 図特軒第4.683.195号、ムリス等の米国特許第4.683.202号お よびムリス等の米国特許第4.800.159号、これらを本発明の参考文献と する)およびRNAを主体とする増幅技術を含む。これについては、リザルデイ (Lizardj)等、 Bio/Technology、 1988.6.  pp。
1197−1202: クラ? −(Kramer)等、 Nature、 1 989.339. pp、 401−402: Cllクリk orneli)等、 C11nical Chemistry、 1989.3 5(9)、 pp、 1826−1831; クラ? −(jraae 「)等、米国特許第4.786.600号を参照のこと。これら文献を本発明の 参考文献とする。PCR法は最も一般的に利用されているDNA配列の増幅法で ある。簡単に言えば、増幅は、反応混合物に適当なプライマー、酵素およびヌク レオチドを添加し、次いで数サイクル(20−80)の変性を繰り返し、アニー ルして少量のターゲツトDNAを増幅することを要する。次いで、このDNA混 合物を電気泳動法により分離し、標識されたプローブとハイブリッド化して、D NAのターゲット配列の存在を検出する。
該選択的に濃厚化された胎児細胞も染色体的に型決定できる。ヒューマンサイト ジェネティックス(lug+an Cytogenetics)、 D、E、ル ーニー (Rooney)& B、 H,ツェブルコウスキー(Czepulk ouskD、 IRLブレス、オックスフォード、英国(1986)を参照のこ と。簡単に言えば、好ましい態様においては、少なくとも10’個の他の細胞当 たり1個の胎児細胞を含有するサンプルを、最終濃度20%のウシ胎児血清(F BS) (ハイクローン(HYCLONE)所見、ユタ、ローガン)および2υ /nlの高度にW1!2された組み換えエリスロポエチン(カナダ、B、 C, 、バンク−バーのテリーフtブクスラボラトリー(Terry FOX Lab oratory))を含有するイスフブズモディファイドドゥルベフ培地(Iu DMXN、 Y、州、グランドアイランドのギプコ(Gibco))中で2〜6 日間培養して、中期の細胞の密度を高める。次いで、この細胞をコルセミド中で インキュベートし、固定し、am瞳のスライドに付着させ、トリプシン処理し、 ライト(Wright’ s)染色剤で染色した。このスライドを次に染色体異 常についてiI[微鏡で走査する。
選択的に濃厚化した胎児細胞を始原において利用することも可能である。例えば 、本発明の一局面においては、遺伝子をレトロウィルス内に挿入し、該レトロウ ィルスを、この遺伝子に欠乏する胎児細胞を感染するのに使用した。該感染した 胎児細胞を、次に胎児(または他の個体)に投与して、該遺伝子欠陥を治療する 。このようにして治療可能な疾患は多数あり、例えば^DA、鎌状赤立状赤血球 貧血セミアおよび5CIDを包含する。レトロウィルスへの遺伝子の挿入法も周 知である(例えば、+11090101870; wo 88103167:  wo 8g109670; Wo 89101750: No W9/ +1539およびWo 89109271を参照、これら全てを本発明の参考文 献とする)。
胎児細胞は、また普遍的なドナー細胞としても利用できる。簡単に言えば、胎児 始原細胞はレシピエンド中で成人由来の始原細胞程には強力な免疫反応を生じな いので、副作用をあまり起こすことなく移植できる。従って、これらの胎児始原 細胞はレシピエンドの遺伝性の代謝疾患を治療する目的で移植するのに利用でき る。培養物中におけるその数を増大することにより、該胎児始原細胞を、癌に対 する骨髄芽球療法後の骨髄移植の代わりに利用することさえも可能である。
更に1選択的に濃厚化された胎児細胞は腫瘍原性として、このような腫瘍原性の 細胞の推移を研究し、あるいは研究並びに給断の目的で胎児細胞の発現およびm 持を開時化することも可能である。胎児細胞中に挿入できる(例えば、上記のよ うなレトロウィルスにより)P、表的な形質転換遺伝子はSV40、Ti、 m yc 、 rasおよびsrcである。
更に4選択的に1m厚化された胎児細胞は、後の研究、あるいは後の治療上の利 用の目的で低温保存することもできる。簡単に言えば、幹細胞の凍結法は「接合 細胞の凍結法(Jlefhod for freezing engrafti ng c@1ls)I と題する継続中の特許出1:A(代理人の文書No、  200072.409)に記載されている。これら方法も胎児始原細胞の凍結に 利用できる。
以下の実施例は本発明を例示するためのものであり、本発明を限定するものでは ない。
17gの乾燥バイオゲル(Biogel) P−60(商標、 50−100メ ツシユ(湿潤)、粗いビーズ Ca1if、州すッチモンドのバイオラド(BI ORAD)、カタログNo、 150−1630)を1.51の0.5M Na HCO+10゜5λI Na、Co、に添加する。p)11aOHにより10. 5にtljl?IL、ミキサー(RZRI、カナダ、オンタリオ、バートンのカ ルフ7モ(Carfamo))で酸ビーズに損傷を与えないように注意しながら 20〜30分間攪拌する。次いで、この混合物を60゛Cの水浴に入れる。該混 合物が60°Cに違しt:ら、時々攪拌しつつ更に2時間(60’Cにて)イン キュベートする。次に、この混合物を腋水浴から取り出し、水浴中に入れ、該混 合物の温度を室温に戻す。
該ビーズを蒸留水または脱イオン水で数回洗浄し、真空装置に接続した粗いガラ スフィルターを使用してPBSで数回洗浄する。このカルボキシル化ゲルは4° CにてFBS中で保存でき、また減閏され、もしくは保存剤と共に保存した場合 には、1年まで安定である。
実施例2・抜カルボキシル化バイオゲルのアビジン結合PBSを、先ず真空装置 に接続された粗いガラスフィルターで濾過することにより、測定され一二量のカ ルボキシル化バイオゲルから黛く。次いで、このゲルを蒸留水または脱イオン水 中で15〜30分間平衡化する。水中での平衡化は、該ゲルをその測定された量 の約4倍まてにH:、EJする。このゲルli+1当たり(初めにFBS中で測 定した量) 10m1の蒸留水または脱イオン水に、該ゲルを再度懸濁する。
30mgのl−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド( EDC−HCI) (M。
州、セントルイスのシグマケミカル社(Sigma Che+n1cal Co 、)、カタログNo、 E1750)を、初めに測定した量1mlにつき添加す る。HCIの滴下により、pHを迅速に5゜5に調節する。pHを5.5に維持 するよう注意すべきである。というのは、pHが5゜0米虜または60を越える 場合、該バイオゲルの活性は大幅に低下される。、該混合物を5分間攪拌する。
アビジン(Calif、州、フォールブルブクのインターナシタナルエンザイム ズ社(Injarnajional Enzymes、 Inc、))を、10 〜100mg/mlの濃度で脱イオン水に溶解する。次いて1000μgのアビ ジンを、ゲル1m1(初めにFBS中で測定した量)につき即座に添加する。こ の混合物を1.5時間攪拌する。次いて、2Mのグリシンを添加して、該混合物 中のグリシンの最終濃度を0.2Mとし、更に1時間攪拌する。
該ゲルを粗いガラスフィルターと真空装置とを使用して数倍の体積のPBSで洗 浄し、4’CにてFBS中に保存する。このゲルは約1年間安定である。
血液20m1を妊娠中の女性から得、4本の遠沈管内で、1%のウシ血清アルブ ミン(BSA)を含有する等体積のPBS (llo 3+g、セントルイスの シグマケミカル社(SigmaCheo+1cal Co、))中に懸濁する。
有核細胞数/m+を以下の方法で計数する。即ち混合し、抗−凝集処理された全 血のアリコー)50μlを、3%酢酸溶液3ffilで希釈する。これを攪拌し た後、7μmの該希釈した血液サンプルを血球計の2つのチャンバーに入れる。
該細胞を約3分間沈降させた後、酢酸によって殆ど全てが溶解された細胞の杉を 、教員されたノイバウエルの規則(VWRサイエンティフィック社(VWR5c ientific)、 Ca1if、州、サンフランシスコ)によって血球計の チミンバー1機当たり4つの制御された場(冬場は0.I Xl0−’μlのサ ンプル体積に相当する)内で計数する。場当たりの核の平均数を61 X 10 ’なる希釈因子を掛けて、全血1+n+当たりの有核細胞数を算出する。この平 均値が場当たり1OflIIの核未満である場合には、上記手順を繰り返す。但 し、50μlの血液を僅かにlnlの酢酸で希釈する。従って、新たな希釈因子 は21 X 10’である。希釈された血液の入った各管に5o+1のヒストバ ック()Iistopaque:シグマケミカル社(Sigma Che+n1 cal Co。
))層を重ね、室温にて15分間700xgにて造心処理する。該界面における 細胞を集め、PBS+Iχ8SAで1回洗浄する。生成するペレットを100μ lのPBS+I%BSAに再度懸濁する。
20 mg、/mlの抗−トランスフェリンレセプタ抗体(Calif、川、マ ウンテンビューのベクトンディノキンソン、イムノサイトメトリーシステムズ( Becton Dickins。
n、Immunocytomejry Sys+en+s))をV’l−金物に 添加し、氷上で15分間インキュベートする。次いて、該細胞を4ifのPBS +1%BSAで1回洗浄し、約400xgにて5分間遠心処理する。
該細胞を、次に再度l!l濁して1ifとし、1μ87m1のビオチン処理した 山羊抗−マウスIgG(Ala州、バーミンガムのサザンバイオテック(Sou thern Biotech))を添加する。この混合物を氷上て15分間イン キュベートし、上記のようにPBS÷1%8SAで2回洗浄する。
カラムの調製 (上記の如くして調製した)カルボキシル化バイオゲル(Bjogel)P−3 0(商りを室温に対して平衡化し、金床高さICIまでに9/15カラム(N、  J、州、ビス力タウエイのファルマーシア社(PharlIIacia))に 充填する。このカラムをPBSで、次いでPBSn% BSAで洗浄する。この カラムは「予備カラム」として機能する。このアビジンカラムは上記のようにt IInしたアビジン結合バイオゲルP−60を含む。このアビジン結合バイオゲ ルを室温に対して平衡化し、全床高さ4emまでに9/15カラムに入れる。久 いで、このカラムを数倍の容積のPBSで、次いでPBS+5%BSAで洗浄す る。
細胞の免疫吸着 上記の如りvA&!シた細胞を、体積1mlにまでPBS+5%1lSA中に再 懸濁する。次いで、この細胞を穏やかに、該予備カラムフィルタのゲル床の上部 に移す。該細胞を該予備カラムにより濾過し、1ifのPBS+’lJ BSA で洗浄する。螺動ポンプ(Ill。
J((、ロックフォードのコール−バーマー(Cole−Parmer))によ り、該アビジンカラムからの流れを約1m1/分の速度に制御する。該細胞の殆 どが該アビジンカラム床の上部にまで流下したら、1〜2mlのPBS+s%B SAを該アビジンカラムの上部に添加して、残留する細胞を洗い流す。該カラム を4〜6+nlのPBS+5%BSAで、次いで4〜6mlのPBSで洗浄する 。
吸着された細胞の該アビジンカラムからの分離該アビジンカラムを15m1の遠 沈管の上部に置く。骸カラムのバルブを開放し、15m1のRPMIを、広い穴 をもつ9−インチの移送ピペットで数カラムに添加する。このRPMIは、該ピ ペットを機械的攪拌並びに該細胞床の再懸濁のために利用しつつ、該カラt、に 添加し、かくして細胞を該ゲルマトリックスから分離させ、かつ該遠沈管内に濾 過しつつ落下させる。次いで、肢管を400Xgにて5分間遠心分離し、以下に 記載する培養培地中に再懸濁する。
実施例4:胎児Wtxエリスロイド細胞の遺沢的濃厚化エリスロボエチンによる 胎児細胞の膜厚化上記のアビジン−バイオゲルカラムから分離された細胞を、最 終濃度20%のウシ胎児血清(FBS) (ハイクロン()IYCLQNE)  :商標、ユタ、ローガン)および20/go1の高度に精製された組み換えエリ スロポエチン(カナダ、8. C,、バンク−バーのテリーフォックスラボラト リ−(Terry FOX Laboratory))を含有するイスコブズモ ディファイドドゥルベフ培地(IMDM) (N、Y、州、グランドアイランド のギブコ社)中に再懸濁する。細胞を5XIO’有核細胞/mlに希釈し、その 200μlを、丸底の96ウエルを備えた組織培養プレート(N、Y、州、コー ニングのコーニングガラスワークス(Corning Glass l’1or k3))の各ウェルに入れる。
アンモニウムイオン分化による胎児細胞のar!1.化上記のアビジン−バイオ ゲルカラムから分離された細胞を、2X10’育核細胞/mlなる濃度に調節す る。この細胞混合物の1容を冷却し、18容の0.18441J NH,C1お よび2容の10MMアセタゾールアミドとを含有する29°Cの溶液を添加する 。
2分後に、2容の311MN)I −HCOsを素早く添加し、該混合物全体を 3分間穏やかに撹拌する。細胞を3回PBSと共に遠心分離することにより洗浄 して、細胞デブリスを除去する。
実施例5:インシチニーハイプリダイゼーシ畳ンfQ厚化細胞を低gL溶液(0 ,075賛KCI)に12分間37℃にて暴露する。肢管を該インキュベート中 に1回転倒させて、該細胞を懸濁状態に#S持する。新たにCl製した固定液( 3:1メタノール:酢酸) 20Mを該細胞に添加し、攪拌し、次いで約250 1gにて8分間遠心分離処理する。新たな固定液を該細胞に添加し、室温にて1 %間インキュベートする。該細胞を約250Xgにて8分間遠心分離処理する。
新たな固定液を添加し、上記工程をもう一度繰り返す。最後に、該細胞を少量の 固定液中に再l!渇し、4℃にて一夜放置する。
翌日、該細胞を攪拌し、エタノールで清浄にし、かっ蒸奮水に浸漬しておいた顕 微鏡用のスライド(IIl、州、マグロ−パークのバクスター(Baxter) )上に載せる。このスライドを2日間室温にて乾燥する。
このスライドを2xSCC(0,301Mail、 0.030M りx ン酸 ナトリウム)中ニホルムアミドを溶解した70%の溶液中で2.5分間68〜7 0℃に加熱する。次いで、該スライドをエタノールの701水性溶液からなるリ ンス液に入れる。このリンスに引き続き、該スライドを連続的に、各5分間、7 0%、95zおよび100%のエタノール溶液に入れる。各エタノール溶液は≦ −20℃に維持する必要がある。該スライドを風乾する。
ページ(Page)等の方法(「単一の*i配列を、ヒ+−XおよびY染色体上 の多形および相同型へのハイブリッド化(Single copy 5eque nce hybridizes to polymorphie and ho ffiolofous Ioci On human x and Y chr omosomes)J、PN^S、1Xg2. 79゜ pp、 5352−5356)に従って、アメリカンタイプカルチャーコレクシ タン(AmericalTyte Cu1ture Co11ectionXA TCC) No、 57261からのプラスミドDNAからプローブを調製する 。但し、ビオチン−dATPを酸プローブに組み込んだ。スライド当たり25μ lのビオチン処理したこのプローブ(5μg/a+1)を微量遠沈管に入れる。
このプローブを5分間70℃に加熱し1次いで即座に氷上に置く。20ulの該 プローブ溶液を各スライド上に載せ、22 X 40mのカバースリップで覆う 。これらのスライドをi1潤紙タオルライナーを伺えたボックス内に入れ、37 ℃にて12〜18時間インキュベートする。
IxSCC中に溶解したホルムアミドの50%溶液を37℃に加温する。カバー スリップを該スライドから除去し、50%ホルムアミド溶液に30分間浸漬する 。次いで、このスライドを2XSCC溶液内に穏やかに振盪しつつ30分間入れ 、次いで1xscC中に穏やかに振盪しつつ30分間入れる。フルオレセインで 処理したアビジン(Calif、州、バーリンガムのベクター(Vector) )を1 : 1000(l u g/al)に希釈する。
訪スライドの裏面および細胞領域近傍を拭う。200μEの訪了ビジンーフルオ レセインを各スライドに添加し、室温にて30分間ボックス中でインキュベート する。
該スライドを順次(1) 4X Secで10分間、(2) 振lliせずに4 x SCC,0,1f)イージー20(Tween−20)で10分間および( 3) IM盪せずに4X SCCで10分間洗浄する。酸スライドの裏面および 細胞領域近傍を拭う。10μlのアンチ−フェード(anti−fade)+プ ロピジウム(propidiuw+)沃素(10mlのPBS、 100 wの p−)二二レンジアミン、90i11のグリセロール、pH8,0、10g/m lのプロビジラム沃*)を添加する。該スライドをカバースリップて覆い、4° Cにて保存する。必要ならば、該スライドは数日間保存できる。ターゲットDN Aは、蛍光の存在のために、顕微鏡下で観察可能である。
実施例6:染色体型の決定 上記のS厚化した細胞を、1時1137℃にて1Lgのフルセミド(No州、セ ントルイスのシグマ社(SigIlla))に暴露する。低張溶液(0,075 M KCI)を該細胞に加え、37℃にて12分間インキュベートする。該管を 該インキュベート中10転何させて該細胞を懸濁状態に維持する。新たに調製し た固定!(3:1メタノール:酢酸)の20* t−該細胞に添加し、攪拌し、 次いで約250 Xgにて8分間遠心処理する。該細胞に新たな固定液を添加し 、次いで室温にて1時間インキュベートする。該細胞を約250 xgにて8分 間遠心処理し、再度新たな固定液を添加する。この工程を更に1回繰り返す。最 後に、該細胞を少量の固定液に再懸濁し、4°Cにて一夜放置する。翌日、該細 胞を攪拌し、エタノールで清浄化し、かり蒸習水に漬けておいた顕微鏡用のスラ イド(111,州、マグロウパークのバクスター(Baxter))上に置く。
該スライドを約3〜4日間風乾し、次いでo、 oos%トリプシン(ディフコ バクトドリブシン(Difco Bactotorypsln)、Ca1lf、 州、サンフランシスコのvwRサイエンティフィック社(VWR5cienti fic))で30〜35秒間処理する。酸スライドをPBS+1%FBSで2回 、次いでPBSのみで洗浄する。該IIl胞をライフ染色液(Mo2州、セント ルイスのシグマケミカル社)て染色し、次いで脱イオン水で2回洗浄する。該ス ライドを中期細胞の存在につき走査し、公知の細胞遺伝学的手法によって型の決 定を行う。
実施例7;分離なしの培養 ^、 母親の血液 @親のサンプルを燐酸緩衝塩水CPBS)て1:1に希釈した。その20+nl を遠沈管に入れ、次いで8mlのフィコールハイバック(Fjcoll Hyp aque)を入れた。この管を1700 rpH(500xg)にて15分間遠 心分離した。ベレット化された細胞を、再懸濁し次いで細胞を遠心処理すること により、2回洗浄した。該細胞を、20%のウシ胎児血清(ハイクロン(HYC LONE)、 スタ、ローガン(Logan))、2oMのグルタミン、l+n Mのピルビン酸ナトリウム、O,ImMのNEA^(非−必須アミノ酸、Md州 、ウォーカーズビルのウイッタカーバイオブロダクツ(Whittaker B ioproducts))および1υ/mlのEPO(カナダ、B、 C,、バ ンク−バーのテリーフォックスラボラトリ−)を含有する20m1のIM[1M 培養培地に再W燭した。該細胞懸濁液10m1を2つの775コスタ−(Cos tar)フラスコの各々に入れ、5XCO雪インキユベータ中で37℃にて一夜 インキスベートした。lam芽細胞等の接着性細胞を、分離の前に除去する。
実施例8:アフィニティーカラム上の胎児柏原細胞の分離4名の9.音から採取 したサンプルを実施例7に記載のように処理した。−夜インキユベートした後、 被細胞培養物を計数し、1200 rpのにて10分間遠心分離処理した。上澄 を除去し、1%BSA(ウシ血清アルブミン)を含有するPBS 10ml中に 再懸濁し、+20Orpm(250xg)にて10分間遠心分離処理した。該上 澄を除去し、被細胞を0.1zのBSAを含有する1mlのFBS中に再@濁し た。
抗体12.8(Wash、州、ボーチルのセルプロ(Cl1lPro)) (抗 −eD34抗体)を該細胞懸濁液に、最終濃度40 u g/mlとなるように 添加した。次いで、被細胞を氷上で30分間インキュベートした。
30分後、該細胞を遠心処理し、次いてPBS/lXB5^に再墾濁することに より2回洗浄した。次いで、ビオチン処理したウサギ抗−マウスIgG抗血清( Ca1.州、サウスサンフランシスコのジムドラボラトリーズ(Zymed L aboratories))を最終濃度1:1000となるようi;添加し、氷 上で30分間インキュベートした。該細胞を遠心処理し、PBS/1%BSAに 再懸濁することにより2回洗浄し、最後に5%のBSAを含有するPBSiml 中に再懸濁した。
アビジン処理したゲルを、本質的に上記実施例1および2に記載のようにIIl 製し、ソフトカラム(継続中の米国特許出1M第071599.796号を参照 のこと、これを本発明の参考文献とする)に、床の厚み4Clまで入れた。
実施例9:分離後の培養 上記手順によって分離された吸着細胞を20%のFBSと211101のEPO とを含有するIMDM中に再懸濁した。次いで、該細胞を96ウエルのコスタ− プレートにウェル当たり200μlの量(ウェル当たり約百万個の細12I)で 入れ、5XCO雪インキユベータ中で37℃にて5日間インキュベートしナニ。
^、 中期細胞展開物(spreads)のための細胞の調製5日間のインキュ ベート後、該細胞を微量遠沈管に移し、37℃にて1時間コルセミド(SOOμ l中1μg)に!ヰした。次いで、該細胞を1000 ramにて5分間遠心処 理し、1mlの0.075M KCIを添加した。新たに調製した固定液(3: lメタノール:酢酸)の20滴を該細胞懸濁液に添加し、被細胞を再度5分間1 000 rpmにて遠心処理した。1mlの固定液を添加し、該細胞を室温にて 1#同放置した。次いで、該細胞を5分1111000 rp+nにて遠心処理 し、1111の固定液で3回洗浄し、500μnの容量で4°Cにて一夜放置し た。翌日、中期細胞展開物をCll1Lだ。
B、 中期展開物(カロタイピング(karotyping))該展開物をtf flにて数日間乾燥させた。次いで、スライドをディフコl<クトトリブシン( D目co Bactotrypsin)中に1分間入れた(flu/45++1 )。該スライドを1%FB^を含有するPBSで、次いでPBSのみで洗浄した 。該スライドを新たなライ・ン染色剤中に35秒間入れ、2回洗浄し、顧微競下 で走査しIこ。
実施例10 : CFSsの測定 2−のし−グルタミンと50μ官7mlのゲンタマイシンとを補充しtニイスコ ブズメチルセルロース(Iscove’s 1Jethylcellulose :カナダ、ブリティ’)ンユコロンビア、バンク−バーのテリーフォックスラボ ラトリーズ)の35mL11プレート当たりLmlを37“Cに加温した。細胞 は、3−倍希釈物を3回塗布して、該アッセイの精度を完全した。塗布した細胞 の最大数は10’/プレートであり、促しカラム−gi製細胞番二ついては3X 10°以下で塗布した。該細胞は各プレート表面上に均等1こ展開され、インキ ュベートした。50細胞異常を含むコロニーをカウントし、CFU−GM、 B PU−Eまたはその他(例えば、CPU−GEMM)として計数した。種々の壁 のコロニーの和をとって、コロニー形成細胞(CFC)の全数を得た。
結果を以下の第1表に簡単にまとめた。
妊娠した女性 出発細胞 8796 吸着された細胞 613 吸着されなかった細胞 1234 妊娠していない女性 出発細胞 319 吸着された細胞 90 吸着されなかった細胞 79 男性 出発細胞 618 吸着された細胞 195 吸着されなかった細胞 0 CPCsを比較すると、妊娠していない女性または男性に比して、有意に高い数 の細胞が妊娠した女性から得られることが明らかである。細胞数における増加が 、該妊娠した女性の骨髄からの始原細胞の移動によるものである可能性があるが 、始原細胞における増加の少なくとも一部分は該母親のWI環系内の胎児始原細 胞によるものである。
実施例11:インシチューハイブリダイゼーシタン実施例8で上記した如くして 濃厚化した胎児細胞を、市販品として入手できるキット(染色体インシチューキ ット31370:MD州ガイザースバーグのオンコール(0同様に上記実施例1 0に記載した如く測定した。結果を以下の第2表に示す。
第2表:母親の血液由来の胎児細胞を培養し1次いでY−プローブを使用したイ ンシチューハイブリダイゼーシタンの選択された結果−見上温堕盈! 非−吸着  」!! 非−吸着 羊膜またはCvSA 10 48 0.05 50 20  6500 3 男性 男性8 16 38 0.11 31 10 1450  1 男性 男性CI6 35 0.11 45 2 1610 0 0 女性 実施例12 : FAC3分析 実施例8で上記した如くして濃厚化した胎児細胞を、FACSにより分析した。
簡単に言えば、125.000個の精製した細胞を2本の管に分割した。その1 本には■8Gコントロールを、また第二の管にはQBend−10(抗−CI1 34抗体)を最終濃度20μg/a+1で入れた。これら管を氷上で30分間イ ンキュベートし、次いで1%BSAを含むPBS 4のIで2回洗浄した。
次に、これら2つの管をl・50希釈率の(FITC−結合した)山羊抗−マウ スIgGで処理し、氷上で30分間インキュベートし、1%BSAを含むPBS  4a+1で洗浄した。最終的に洗浄した後、該細胞を200μlのPBSおよ びプロピジウム沃素(lμg/a+1)中にS濁し、 PAC3can(ベクト ンディッキンソン(Becton Dlcklnson))上で分析した。
実施例13;コロニーの捕集および再培養個々の胎児細胞コロニーを実施例10 のメチルセルロース培地から無菌条件下で捕集した。これらコロニーをエックス ビボ(Ex Vivo)培地に入れ、次いでメチルセルロース培地に戻して、分 化を観察した。単一の細胞から、クローン胎児細胞のコロニーが発生した。
クローン胎児細胞は同一であり、従って多数のサンプルの効果を細胞についてテ ストしたい場合におけるアッセイ(即ち、ある化合物が発癌性であるか否かを確 立するために)で利用できる。これら細胞の幾つかがコントロールとして楓能し 、一方で他の細胞を該化合物の作用に付すことができる。同様に、多数のアッセ イを実施して、ある種の薬物に対する細胞の感受性を測定することができる。
加えて、該フロニーは所定の応答性についてスクリーニングでき、かつクローン はより詳細なアッセイに付すことができる。
本発明の特定の!!!様を例示の目的でここに記載してきたが、本発明の精神並 びに範囲を逸脱することなく種々の変更を成しえることを、以上述べてきたこと から理解すべきである。従って、本発明は添付した請求のa!I!によってのみ 限定される。
フロントページの続き (72)発明者 ハイムフェルド シェリーアメリカ合衆国 ワシントン州 9 8072ウツデインヴイル ノースイースト ワンハントレッドアンドナインチ イエイス ストリート 18326

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.(a)母親の血液サンプルを、胎児始原細胞に結合できる固定化されたリガ ンドと共に、該リガンドの該細胞に対する特異的結合を可能とするに十分な条件 並びに時間インキュベートする工程と、 (b)未結合血液物質を除去して、該胎児始原細胞を濃厚化する工程、を含むこ とを特徴とする母親の血液由来の胎児始原細胞を濃厚化する方法。
  2. 2.該インキュベーション工程前に、母親の血液から赤血球を除去する工程を含 む請求の範囲第1項に記載の方法。
  3. 3.該除去工程が、母親の血液を密度勾配処理によって分離する工程を含む請求 の範囲第2項に記載の方法。
  4. 4.該未結合血液物質を除去する工程に引き続き、エリスロボエチンの存在下で 該結合細胞をインキュベートする工程を含む請求の範囲第1項に記載の方法。
  5. 5.(a)母親の血液を、胎児始原細胞に結合できる標識されたリガンドと共に 、該リガンドの数細胞への特異的結合を可能とするのに十分な条件並びに時間イ ンキュベートする工程と、 (b)該リガンド結合細胞の仔在を検出する工程と、(c)該リガンド結合細胞 を該未結合細胞から分離して、該胎児始原細胞を濃厚化する工程、 を含むことを特徴とする母親の血液由来の胎児始原細胞を濃厚化する方法。
  6. 6.該インキユベーシヨン工程前に、母親の血液から赤血球を除去する工程を含 む請求の範囲第5項に記載の方法。
  7. 7.該除去工程が、母親の血液を密度勾配処理によって分離する工程を含む請求 の範囲第6項に記載の方法。
  8. 8.該未結合血液物質を除去する工程に引き続き、エリスロボエチンの存在下で 該結合細胞をインキュベートする工程を含む請求の範囲第5項に記載の方法。
  9. 9.該標識が、フルオレセインーイソチオシアネート、フィコエリトリンおよび ローダミンーイソチオシアネートからなる群から選ばれる請求の範囲第5項に記 載の方法。
  10. 10.該リガンドが抗体である請求の範囲第1または5項に記載の方法。
  11. 11.該抗体が12.8である請求の範囲第10項に記載の方法。
  12. 12.(a)母親の血液サンプルを、胎児始原細胞以外の細胞と結合できる固定 化されたリガンドと共に、該リガンドの該他の細胞への特異的結合を可能とする のに十分な条件並びに時間インキュベートする工程と、(b)該非結合胎児始原 細胞を取り出して、該胎児始原細胞を濃厚化する工程、を含むことを特徴とする 母親の血液由来の胎児始原細胞を濃厚化する方法。
  13. 13.該インキユベーシヨン工程前に、母親の血液から赤血球を除去する工程を 含む請求の範囲第12項に記載の方法。
  14. 14.該取り出し工程が、該母親の血液をフィコール濃度勾配に対して流動させ る工程を含む請求の範囲第13項に記載の方法。
  15. 15.該リガンドが抗体である請求の範囲第12項に記載の方法。
  16. 16.母親の血液細胞と、胎児始原細胞とを含み、該胎児始原細胞が全細胞の0 .001%を越える量で存在することを特徴とする組成物。
  17. 17.母親の血液細胞と、胎児始原細胞とを含み、該胎児始原細胞が全細胞の0 .1%を越える量で存在することを特徴とする組成物。
  18. 18.母親の血液細胞と、胎児始原細胞とを含み、該胎児始原細胞が全細胞の1 %を越える量で存在することを特徴とする組成物。
JP5507911A 1991-10-23 1992-10-22 母親の血液由来の胎児始原細胞を濃厚化する方法 Pending JPH07500499A (ja)

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