JPH0749962B2 - 角速度センサ - Google Patents

角速度センサ

Info

Publication number
JPH0749962B2
JPH0749962B2 JP1271372A JP27137289A JPH0749962B2 JP H0749962 B2 JPH0749962 B2 JP H0749962B2 JP 1271372 A JP1271372 A JP 1271372A JP 27137289 A JP27137289 A JP 27137289A JP H0749962 B2 JPH0749962 B2 JP H0749962B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
plate
drive
detection
angular velocity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1271372A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03131713A (ja
Inventor
祐嗣 舩戸
直樹 原
知幸 神田
Original Assignee
日本電装株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本電装株式会社 filed Critical 日本電装株式会社
Priority to JP1271372A priority Critical patent/JPH0749962B2/ja
Publication of JPH03131713A publication Critical patent/JPH03131713A/ja
Publication of JPH0749962B2 publication Critical patent/JPH0749962B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Gyroscopes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は乗物、例えば自動車に塔載され、自動車がカー
ブを走行した場合等に発生するヨーレートを検出するた
めの角速度センサに関し、特には該センサの静電シール
ド構造に係わるものである。
〔従来の技術〕
従来この種の角速度センサの静電シールドを開示したも
のとして、特願昭59−71419(特開昭60−213813)が知
られている。この公知技術は振動板の駆動部と検知部と
の間の浮遊静電容量による出力誤差をなくすために、検
知部と駆動部との間を静電シールドするものである。
しかし、このような技術を用いても、出力誤差が残存し
た。発明者らはこの原因について種々の検討を行った結
果、検知部と駆動部との静電シールドのみでは充分な静
電シールドがなされていないという結論に到達した。
〔発明が解決しようとする課題〕
駆動部と検知部以外に駆動部に印加される比較的高い電
圧が浮遊静電容量を介して比較的低い電圧を取り扱う検
知部に伝わるのを防止するために、ターミナル部分や配
線導出部あるいはターミナルを貫通した振動板付近での
静電シールドが要求される。すなわち、複数の部分での
有効な静電シールドが要求されるが、これを達成するに
は構造的に複雑な静電シールドが必要とされ、より簡単
な大量生産に適合する構造が求められていた。
本発明はこのためにターミナル絶縁部に取り付けた導電
体からなるアース板を用いて各部分の浮遊容量に基づく
容量結合を遮断する静電シールド構造をもった角速度セ
ンサを提供することを目的とする。
〔発明の構成〕
本発明はこのために、圧電素子を利用した駆動部と、該
駆動部によって励振され、ヨーレートを検知して出力を
出す圧電素子からなる検知部とが設けられた導電体から
なる振動板を有し、 前記駆動部に脈動電圧を印加する駆動用ターミナルと、
前記検知部からの出力を導出する検知用ターミナルとが
同一のターミナル絶縁部に埋設されてなる角速度センサ
において、 前記ターミナル絶縁部に、前記駆動用ターミナルと前記
検知用ターミナルとを分離する導電体からなるアース板
を埋設し、該アース板の一部を前記ターミナル絶縁部か
ら露出させて、前記各ターミナルの結線相互間を静電シ
ールドするとともに、前記導電体からなる振動板をアー
スして該振動板を前記駆動用ターミナルと前記検知用タ
ーミナルとの間に配設し、前記各ターミナルの前記振動
板に隣接する部分相互間を、前記振動板によって静電シ
ールドしたものである。
〔作用〕
本発明においては、アース板をターミナル絶縁部に埋設
しているため、ターミナル絶縁部内部での容量結合はこ
の埋設した部分で遮断することができる。また、アース
板の一部をターミナル絶縁部から露出させて、検知用タ
ーミナルと駆動用ターミナルの結線部相互間を静電シー
ルドしているからターミナル絶縁部外側での容量結合も
遮断できる。さらに、ターミナル絶縁部の内側は導電体
からなる振動板を、これらのターミナル相互間に配置
し、かつ、アースすることにより静電シールドしてい
る。よって、ターミナルの3ヶ所、すなわちターミナル
結線部、ターミナル絶縁部を貫通した部分、およびター
ミナルの振動板に隣接する部分での静電結合を良好に遮
断でき、しかもアース板と振動板との干渉を防止でき
る。
〔発明の効果〕
本発明においては角速度センサの検知部と駆動部との間
の静電結合以外の結合、すなわちターミナル絶縁部周囲
の静電結合を単純な形状のアース板と振動板の配置との
組合せで良好に静電シールドすることができる。
〔実施例〕
以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は振動子の平面図であり、ターミナル絶縁部の平
面図である。すなわち、この振動子は上方に配線部を有
し、センサの要部をなす振動板が紙面垂直方向に垂下し
て取り付けられている。
合成樹脂からなるターミナル絶縁部には複数のターミナ
ルが埋設されており、この中には、振動板に振り付けら
れた駆動部に駆動電圧を供給する駆動用ターミナル1
(1a,1b,1cを総称する)が設けられている。第2図にお
いて、駆動用ターミナルは前述したターミナル前述部2
に一部が露出する形で埋設されている。駆動用ターミナ
ルは合計3つあり、そのうち1つはフィードバック用駆
動ターミナル1a,1bであって、振動板3の駆動部4に張
りつけた圧電素子からのフィードバック信号を外部に取
り出すものである。また、駆動用ターミナル1はフィー
ドバック用駆動ターミナル以外に駆動電圧用駆動ターミ
ナルがあり、これは符号1cで示されている。この駆動電
圧用駆動ターミナルは駆動部の圧電素子に電圧を印加し
て振動させるためのものである。第1図の中央に位置す
る板状のものはアース板であり、このアース板5はター
ミナル絶縁部の中央部分に一部が露出する形で埋設され
ており、後述するアースターミナルと一体化されてい
る。
第2図の6は検知用ターミナルであり、振動板3に張り
付けられた圧電素子から出力信号を取り出すためのもの
であり、第1図に示すように合計2つ設けられている。
7はアースターミナルであり、外部から導かれたアース
線8に接続され、このアースターミナル7はアース板5
と同一材料で連続的に折り曲げて一体に形成されてい
る。
第2図に示すように、振動子は振動子用ケースの中に振
動板3とターミナル絶縁部2等が設けられ、ターミナル
絶縁部に埋設されたアース板はアース板の上端5aからア
ース板の折曲部5bまでは第1図に示すように幅寸法Wの
寸法を有し、このアース板5によって駆動用ターミナル
1のブロックと検知用ターミナル6のブロックとが完全
に分離され、静電シールドされている。そして第2図に
示すようにアース板5は折曲部5bからさらに伸長して導
電体からなるケースの一部11に符号10の部分で電気溶接
されている。
第2図において、12,13はOリング、14はケース本体で
あり、ケース本体は後述する保持金具を介してアースさ
れている。
15は保持金具であり、この保持金具15に振動板3が打ち
込まれて固定されている。この保持金具15と前述したケ
ースの一部11とは連続した一体のものである。従って、
保持金具15および振動板3はさきほど述べたアースター
ミナルの電気溶接部10を介してアースされている。
上記構成においては、図示を省略したセンサ回路用プリ
ント板から導かれた複数のリード線が駆動用ターミナル
1と検知用ターミナル6とにターミナル絶縁部2の上端
にて結線されており、この各ターミナルの結線部相互間
はターミナル絶縁部2から露出したアース板5の一部に
よって静電シールドされている。また、アース板5は合
成樹脂からなるターミナル絶縁部の内部に埋設され、か
つこの埋設された部分は幅寸法Wの長さを有しているた
め、ターミナル絶縁部内部においても静電シールドが達
成されている。
また、アース板の静電シールドが及ばない部分はアース
板と電気的に接続された保持金具15および振動板3をア
ースすることによって、すなわち振動板3をシールド部
材として活用することによって静電シールドしている。
言い換えれば、振動板3を駆動用ターミナル1と検知用
ターミナル6との間に位置せしめ、これをアースするこ
とによってアース板では静電シールドできない部分をシ
ールドしているのである。
次に上記振動子の具体的な取付例をセンサ全体を図示し
た第3図,第4図および第5図に基づいて説明する。
第4図はセンサ全体の平面図であり、ターミナルから導
き出された複数のリード線15はセンサ回路用プリント板
16に接続されている。17はセンサのケースであり、この
ケースの中に振動板を収納するケース14が存在する。そ
してこのケース14の内部に振動板3がつりさげられてお
り、車両と一体となったセンサのケースが車両とともに
旋回すると、ヨーレートが振動板に作用し、角速度を検
出するように構成されている。18は電源用プリント板で
あり、この電源用プリント板18では図示を省略したコネ
クタを介して車両から12ボルトの車載電源が供給されて
いる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のセンサの一実施例を示す振動子の上端
部平面図、第2図は前記振動子の立面図、第3図は前記
振動子をセンサのケース内に収納した状態を示す内部立
面図、第4図は内部平面図、第5図はその右側面図であ
る。 1…駆動用ターミナル,6…検知用ターミナル,2…ターミ
ナル絶縁部,5…アース板,1a,1b…フィードバック用駆動
ターミナル,1c…駆動電圧用駆動ターミナル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−213813(JP,A) 特開 昭61−77712(JP,A) 特開 昭61−215916(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧電素子を利用した駆動部と、該駆動部に
    よって励振され、ヨーレートを検知して出力を出す圧電
    素子からなる検知部とが設けられた導電体からなる振動
    板を有し、 前記駆動部に脈動電圧を印加する駆動用ターミナルと、
    前記検知部からの出力を導出する検知用ターミナルとが
    同一のターミナル絶縁部に埋設されてなる角速度センサ
    において、 前記ターミナル絶縁部に、前記駆動用ターミナルと前記
    検知用ターミナルとを分離する導電体からなるアース板
    を埋設し、該アース板の一部を前記ターミナル絶縁部か
    ら露出させて、前記各ターミナルの結線相互間を静電シ
    ールドするとともに、前記導電体からなる振動板をアー
    スして該振動板を前記駆動用ターミナルと前記検知用タ
    ーミナルとの間に配設し、前記各ターミナルの前記振動
    板に隣接する部分相互間を、前記振動板によって静電シ
    ールドしたことを特徴とする角速度センサ。
JP1271372A 1989-10-18 1989-10-18 角速度センサ Expired - Lifetime JPH0749962B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1271372A JPH0749962B2 (ja) 1989-10-18 1989-10-18 角速度センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1271372A JPH0749962B2 (ja) 1989-10-18 1989-10-18 角速度センサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03131713A JPH03131713A (ja) 1991-06-05
JPH0749962B2 true JPH0749962B2 (ja) 1995-05-31

Family

ID=17499154

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1271372A Expired - Lifetime JPH0749962B2 (ja) 1989-10-18 1989-10-18 角速度センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0749962B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1047971A (ja) * 1996-08-05 1998-02-20 Nippon Soken Inc 角速度センサ
JP5125138B2 (ja) * 2007-02-20 2013-01-23 パナソニック株式会社 複合センサ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03131713A (ja) 1991-06-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR960011972A (ko) 자기 헤드 슬라이더의 지지장치 및 이를 구비한 자기 헤드 장치
JP2681237B2 (ja) 音さ制御ジャイロの電極パターン
JPH1047971A (ja) 角速度センサ
CN107000214A (zh) 接近传感器结构
US5208541A (en) Spark plug firing sensor with capacitive coupling and optical pickup
US4356423A (en) Pressure sensitive intrusion sensing line
EP0323515A1 (en) Industrial robot
JPH11298094A (ja) フレキシブルプリント配線板
JPH07326883A (ja) 電磁放射に感応する電子装置の保護装置
JPS62294921A (ja) 超音波検出装置
JPH0749962B2 (ja) 角速度センサ
JPS6414813A (en) Manufacture of shielded tape electric wire
MY114754A (en) Integrated lead suspension electrostatic discharge protector
JPS58105320A (ja) 信号線付バスライン装置
JP4031549B2 (ja) 端子のシールド構造
JPS58173927A (ja) 車載電子機器の電源ノイズ除去装置
JP2552346B2 (ja) イオン化式煙感知器
JP2542222B2 (ja) 静電容量式レベルセンサ―の電極構成
JP2574025Y2 (ja) 配線ラック用セパレータ
JPH03262695A (ja) データ担体
JP2005158488A (ja) 電気信号伝送ケーブル及びその実装構造
JP2624695B2 (ja) 回転磁気記録再生装置
JPH07118349B2 (ja) 回路素子内蔵コネクタ
JPS5927082Y2 (ja) 電気機器
JPH0894655A (ja) 回転速度検出装置