JP2574025Y2 - 配線ラック用セパレータ - Google Patents

配線ラック用セパレータ

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JP2574025Y2
JP2574025Y2 JP1992075193U JP7519392U JP2574025Y2 JP 2574025 Y2 JP2574025 Y2 JP 2574025Y2 JP 1992075193 U JP1992075193 U JP 1992075193U JP 7519392 U JP7519392 U JP 7519392U JP 2574025 Y2 JP2574025 Y2 JP 2574025Y2
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JP
Japan
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wiring
cable
separator
communication cable
groove
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JPH0636320U (ja
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信俊 長屋
淳一 小林
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Toyota Motor East Japan Inc
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Kanto Auto Works Ltd
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  • Details Of Indoor Wiring (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、工場内で電力ケーブル
及び制御信号を伝送する通信ケーブルを配線するための
配線ラックに、配線方向へ間隔を置いて装着して通信ケ
ーブルをシールドする配線ラック用セパレータに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】工場内において、例えば製造ラインに沿
った設備装置である溶接機或はモータ等を駆動する電力
ケーブルと、これらを制御するシーケンス制御信号或は
コンピュータ用の通信ケーブルを一緒に布設する場合、
電力ケーブルの電圧が通信ケーブルに誘導されて誤動作
させる問題がある。従来、このような問題の解決方法と
して、図5Aに示すように、共通のアルミ製の幅広の配
線ラックに通信ケーブル7を電力ケーブル5から離して
配線し、梯子状壁の隙間に電力ケーブル5を紐で縛った
り、同図Bに示すように、別個のラックを上下に離して
布設し、通信ケーブル7側のラックをアースしたり或は
同図C又はDに示すように仕切りを備えた導電性ラック
にアースする方法等が周知である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】同図B〜Dに示すよう
に、通信ケーブルを導電材で包囲することは、互に接近
していても雑音混入を防止するのに有効であるが、ラッ
ク全域・全長に渡りシールドしており、相応のコストを
要し、コーナ部での構造も複雑になる。この際、同図B
のように電力ケーブル5のラックをアースに対してフロ
ーティングさせると一層好ましいが、布設作業が複雑に
なる。よって、本考案は、コスト的に有利で、しかも確
実に雑音混入を防止できる配線ラック用セパレータを提
供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、この目的を達
成するために、工場内の装置を駆動するための電力ケー
ブル及び装置を制御する制御信号を伝送する通信ケーブ
ルを配線するための断面コの字形の溝を有する非導電性
配線ラックに、通信ケーブルを電力ケーブルからシール
ドするように配線方向へ間隔を置いて装着する配線ラッ
ク用セパレータであって、断面コの字形溝内に嵌合する
方形状の外形を有する絶縁体の上面から、少なくとも1
個の通信ケーブル配線用溝及び少なくとも1個の電力ケ
ーブル配線用溝を形成し、通信ケーブル配線用溝の内壁
には、導電シートを取付けると共に、この導電シートの
配線方向の両端部にアース線を接続させるための端子を
それぞれ設けたことを特徴とする配線ラック用セパレー
タ。
【0005】
【作用】セパレータは、間隔を置いて配線ラックに嵌入
させて配列すると共に、各セパレータ間はアース線で順
に直列接続し、その直列回路の端部を接地する。通信ケ
ーブル配線用溝には通信ケーブルを配線し、電力ケーブ
ル配線用溝には電力ケーブル等雑音混入が問題とならな
いケーブルを配線する。これにより、電力ケーブル等は
配線ラック及びセパレータの絶縁性でフローティング状
態にされると共に、通信ケーブルはアース電位に在る導
電シートで包囲されてシールドされる。セパレータ間の
間隔は、電力ケーブルから通信ケーブルへの誘導量が障
害とならない程度に設定する。
【0006】
【実施例】図1〜図3は本考案の一実施例による通常の
連続する配線ラックに間隔を置いて装着される配線ラッ
ク用セパレータを示す。このセパレータは、配線ラック
1の断面コの字形の溝1aに嵌入される方形状の例えば
発泡スチロール製の絶縁体に、その上面から通信ケーブ
ル用の断面コの字形の溝11、電力ケーブル用の同様に
断面コの字形の溝12、13を形成して構成されてい
る。セパレータ10の幅Wは、溝1aの内壁間の間隔よ
りも僅かに狭い例えば300mmであり、奥行Dは20
0mmである。溝11の内壁には、導線メッシュ14が
貼着されており、その配線方向の両端部には、ねじ穴を
開けられた突出部分15が、アース線19を接続する端
子用として形成されている。溝12、13は、シールド
処理は施されていない。
【0007】セパレータ10の使用に際しては、図2に
示すように、製造ラインに沿って布設された例えばアル
ミ製の非導電性配線ラック1に、図示のように、例えば
5m間隔で嵌入させて配置する。そして、各セパレータ
10間は、アース線19を突出部分15にねじ止めする
ことにより、順に直列接続し、その直列回路の一端を接
地する。溝13には電力ケーブル5、溝12にはリレー
励磁用のケーブル6を配線し、溝11内には、シーケン
スコントローラの入出力用及び工場コンピュータの入出
力用通信ケーブル7を配線する。
【0008】これにより、電力ケーブル5、リレー励磁
用ケーブル6は通信ケーブル7と隔離され、かつ通信ケ
ーブル7の周囲はアース電位の導体でシールドされる。
信号を伝送する通信ケーブルには、例えば電力ケーブル
5を流れる電流が溶接用として断続する際にも誘導電圧
が生じず、またセパレータ10の間隔は5m程度でも商
用電源の波長に対して充分短いために有害な誘導は生じ
ないことが確認されている。
【0009】尚、導体シートは、導線メッシュにすると
曲げ作業が容易になるが銅板にすることも可能である。
セパレータ自体の形状或は間隔は通信ケーブルの許容さ
れるノイズレベル或は電力ケーブルの電圧又はその電流
変化等に応じて適宜設定することができる。
【0010】図4は、セパレータ10の別の使用方法を
示すもので、既に配線済みの配線ラック1にシールド機
能を持たせる場合、上下に反転させて、上方から溝11
で通信ケーブル7を包囲することが可能である。
【0011】
【考案の効果】以上、本考案によれば、電力ケーブルに
対する通信ケーブルのシールド機能付セパレータを間欠
的に装着することにより、シールド構造の材料費を節約
でき、また、コーナ部分の加工も不要にすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による配線ラック用セパレー
タの斜視図である。
【図2】同セパレータを用いた配線ラックの布設状態を
示す平面図である。
【図3】同セパレータの配線状態での断面図である。
【図4】同セパレータの別の使用方法を示す断面図であ
る。
【図5】従来の配線ラックを示す断面である。
【符号の説明】
1 配線ラック 5 電力ケーブル 6 リレー励磁用ケーブル 7 通信ケーブル 10 セパレータ 11 通信ケーブル用溝 12、13 電力ケーブル用溝 14 導線メッシュ 15 端子用突出部分 19 アース線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−28213(JP,A) 実開 昭61−141911(JP,U) 実開 昭61−153422(JP,U) 実開 昭62−152627(JP,U) 実開 昭63−17509(JP,U) 実開 平5−29228(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02G 3/00 301 H01R 4/64 H05K 9/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工場内の装置を駆動するための電力ケー
    ブル及び装置を制御する制御信号を伝送する通信ケーブ
    ルを配線するための断面コの字形の溝を有する非導電性
    配線ラックに、前記通信ケーブルを前記電力ケーブルか
    らシールドするように配線方向へ間隔を置いて装着する
    配線ラック用セパレータであって、 前記断面コの字形の溝内に嵌合する方形状の外形を有す
    る絶縁体の上面から、少なくとも1個の前記通信ケーブ
    ル配線用溝及び少なくとも1個の前記電力ケーブル配線
    用溝を形成し、 前記通信ケーブル配線用溝の内壁には、導電シートを取
    付けると共に、この導電シートの配線方向の両端部にア
    ース線を接続させるための端子をそれぞれ設けたことを
    特徴とする配線ラック用セパレータ。
JP1992075193U 1992-10-05 1992-10-05 配線ラック用セパレータ Expired - Fee Related JP2574025Y2 (ja)

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