JPH0749712B2 - 既設コンクリート構造物の下面に打継形成される新設コンクリートの打設方法 - Google Patents
既設コンクリート構造物の下面に打継形成される新設コンクリートの打設方法Info
- Publication number
- JPH0749712B2 JPH0749712B2 JP63138382A JP13838288A JPH0749712B2 JP H0749712 B2 JPH0749712 B2 JP H0749712B2 JP 63138382 A JP63138382 A JP 63138382A JP 13838288 A JP13838288 A JP 13838288A JP H0749712 B2 JPH0749712 B2 JP H0749712B2
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Civil Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
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Description
【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この発明は、既設コンクリート構造物の下面に打継形成
される新設コンクリートの打設方法に関し、特に、既設
および新設コンクリート構造物間の打継面の一体性を改
良できる打設方法に関する。
される新設コンクリートの打設方法に関し、特に、既設
および新設コンクリート構造物間の打継面の一体性を改
良できる打設方法に関する。
《従来の技術》 周知のように、既設建築構造物の地階に地下室や駐車場
などの空間を増設する際には、壁体などの新設コンクリ
ート構造物は既設コンクリート構造物の下面に打継形成
される。
などの空間を増設する際には、壁体などの新設コンクリ
ート構造物は既設コンクリート構造物の下面に打継形成
される。
また、特に、例えばスラブ等の水平方向の広がりを有す
る既設コンクリート構造物の下方に、柱部材等の新設コ
ンクリート構造物を構築する場合などには、既設コンク
リート構造物が障害となって打継面より上方にコンクリ
ートの投入口を設けることができない場合がある。
る既設コンクリート構造物の下方に、柱部材等の新設コ
ンクリート構造物を構築する場合などには、既設コンク
リート構造物が障害となって打継面より上方にコンクリ
ートの投入口を設けることができない場合がある。
第4図は、このようなケースでの新設コンクリート構造
物の打継形成の一般的な方法を示している。
物の打継形成の一般的な方法を示している。
同図に示す方法では、既設コンクリート構造物1の下方
に空間を掘削した状態で、鉄筋2を組み立てるととも
に、この鉄筋2の外周に型枠3を建込む。
に空間を掘削した状態で、鉄筋2を組み立てるととも
に、この鉄筋2の外周に型枠3を建込む。
ここで建込まれる型枠3は、鉄筋2の下部までコンクリ
ートを十分に充填するためにバイブレータ4を挿入し、
かつ、その操作が容易に行われるように既設コンクリー
ト構造物1の下面からかなり大きな間隔を置いて設置さ
れる。
ートを十分に充填するためにバイブレータ4を挿入し、
かつ、その操作が容易に行われるように既設コンクリー
ト構造物1の下面からかなり大きな間隔を置いて設置さ
れる。
そして、型枠3の設置が終了すると、第4図(b)に示
すように、コンクリート供給ホース5を介してコンクリ
ート6が打設され、打設されたコンクリート6の天端面
が型枠3の上端近傍になると、コンクリート6の打設を
中止し、型枠3を既設コンクリート構造物1の下面まで
延長する。
すように、コンクリート供給ホース5を介してコンクリ
ート6が打設され、打設されたコンクリート6の天端面
が型枠3の上端近傍になると、コンクリート6の打設を
中止し、型枠3を既設コンクリート構造物1の下面まで
延長する。
次いで、型枠3の上方に設けられた打設口7にコンクリ
ート供給ホース5を接続し、型枠3内にコンクリート6
を打設し、打設されたコンクリート6が硬化した後に型
枠3を撤去することで新設コンクリート構造物8が形成
される。
ート供給ホース5を接続し、型枠3内にコンクリート6
を打設し、打設されたコンクリート6が硬化した後に型
枠3を撤去することで新設コンクリート構造物8が形成
される。
しかしながら、このような方法で形成される新設コンク
リート構造物8と既設コンクリート構造物1の打継面に
は、以下に説明する技術的課題があった。
リート構造物8と既設コンクリート構造物1の打継面に
は、以下に説明する技術的課題があった。
《発明が解決しようとする課題》 すなわち、型枠3内に打設されたコンクリート6は、打
設後の養生期間にブリージング水が発生し、これが打継
面に上昇して介在するので、既設コンクリート構造物1
と新設コンクリート構造物8との間に隙間9が生じ、構
造物間の強固な一体性が得られなかった。
設後の養生期間にブリージング水が発生し、これが打継
面に上昇して介在するので、既設コンクリート構造物1
と新設コンクリート構造物8との間に隙間9が生じ、構
造物間の強固な一体性が得られなかった。
このような問題に対しては、発生した隙間9にエポキシ
樹脂やモルタルを注入して構造物間の一体性を確保して
いるが、このような方法では、工期がかかるとともに、
打継面の十分な付着強度を確保することが難しい。
樹脂やモルタルを注入して構造物間の一体性を確保して
いるが、このような方法では、工期がかかるとともに、
打継面の十分な付着強度を確保することが難しい。
そこで、例えば、地下タンクなどを逆巻き工法で構築す
る際に用いられているアルミ粉末などの膨張剤をコンク
リート6に混入させることが考えられるが、既設コンク
リート構造物1は、例えば、スラブのようにその下面が
平坦な場合が多いので、打設されたコンクリート6が膨
張剤の作用により、膨張したとしても、膨張量が小さい
ので打継面からブリージング水を十分に排除できないと
いう問題がある。
る際に用いられているアルミ粉末などの膨張剤をコンク
リート6に混入させることが考えられるが、既設コンク
リート構造物1は、例えば、スラブのようにその下面が
平坦な場合が多いので、打設されたコンクリート6が膨
張剤の作用により、膨張したとしても、膨張量が小さい
ので打継面からブリージング水を十分に排除できないと
いう問題がある。
一方、ブリージング水を減少させる方法として、コンク
リートを硬練りにする方法があり、この方法を採用する
と打設されたコンクリートを締固めなければならない
が、壁厚が薄く配筋が密な場合には、締固めを十分に行
なうことが困難になる。
リートを硬練りにする方法があり、この方法を採用する
と打設されたコンクリートを締固めなければならない
が、壁厚が薄く配筋が密な場合には、締固めを十分に行
なうことが困難になる。
この発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされた
ものであって、その目的とするところは、既設コンクリ
ート構造物の下面に新設コンクリートを、これらの打継
面より下方に設けたコンクリート打設口を介して打設す
る場合において、既設および新設コンクリート構造物間
の打継面における十分な付着強度を容易に確保すること
のできる新設コンクリートの打設方法を提供することに
ある。
ものであって、その目的とするところは、既設コンクリ
ート構造物の下面に新設コンクリートを、これらの打継
面より下方に設けたコンクリート打設口を介して打設す
る場合において、既設および新設コンクリート構造物間
の打継面における十分な付着強度を容易に確保すること
のできる新設コンクリートの打設方法を提供することに
ある。
《問題点を解決するための手段》 この発明は、上記目的を達成するためになされたもの
で、既設コンクリート構造物の下面に新設コンクリート
を、当該打継面より下方に設けたコンクリート打設口を
介して打設することにより打継形成する新設コンクリー
トの打設方法において、新設コンクリート用の型枠を、
既設コンクリート構造物の下方に、当該既設コンクリー
ト構造物との間にコンクリートの最大骨材寸法よりも小
さい間隔を保持して設置し、前記コンクリート打設口か
らコンクリートを前記既設コンクリート構造物の下面に
至るまで打設し、さらにコンクリートを圧入打設するこ
とにより、コンクリートの一部を前記間隔から流出させ
るとともに、骨材によって前記間隔を目詰りさせて型枠
内のコンクリートの加圧状態を保持することを特徴とす
るものである。
で、既設コンクリート構造物の下面に新設コンクリート
を、当該打継面より下方に設けたコンクリート打設口を
介して打設することにより打継形成する新設コンクリー
トの打設方法において、新設コンクリート用の型枠を、
既設コンクリート構造物の下方に、当該既設コンクリー
ト構造物との間にコンクリートの最大骨材寸法よりも小
さい間隔を保持して設置し、前記コンクリート打設口か
らコンクリートを前記既設コンクリート構造物の下面に
至るまで打設し、さらにコンクリートを圧入打設するこ
とにより、コンクリートの一部を前記間隔から流出させ
るとともに、骨材によって前記間隔を目詰りさせて型枠
内のコンクリートの加圧状態を保持することを特徴とす
るものである。
《作用》 上記構成の新設コンクリートの打設方法によれば、新設
コンクリートは圧入打設されるとともに既設コンクリー
トと型枠との間の間隔はコンクリートの骨材によって目
詰りし、これによって型枠内の新設コンクリートは加圧
状態に保持され既設コンクリート構造物の下面に押圧密
着する。
コンクリートは圧入打設されるとともに既設コンクリー
トと型枠との間の間隔はコンクリートの骨材によって目
詰りし、これによって型枠内の新設コンクリートは加圧
状態に保持され既設コンクリート構造物の下面に押圧密
着する。
《実施例》 以下、この発明の好適な実施例について添付図面を参照
にして詳細に説明する。
にして詳細に説明する。
第1図から第3図は、この発明にかかる既設コンクリー
ト構造物の下面に打継形成される新設コンクリートの打
設方法の一実施例を示している。
ト構造物の下面に打継形成される新設コンクリートの打
設方法の一実施例を示している。
同図に示す新設コンクリートの打設方法は、地下室の拡
張にこの発明を適用した場合を例示しており、具体的に
は、既設構造物のコンクリート製の地下一階スラブ10の
下方に地下二階を構築するものであって、地下二階の構
築は地下一階スラブ10の下方を掘削して空間を形成し、
地下一階スラブ10から間隔を置いて地下二階スラブ12を
形成して、これらのスラブ10,12間に隔壁14を構築する
ことで施工される。
張にこの発明を適用した場合を例示しており、具体的に
は、既設構造物のコンクリート製の地下一階スラブ10の
下方に地下二階を構築するものであって、地下二階の構
築は地下一階スラブ10の下方を掘削して空間を形成し、
地下一階スラブ10から間隔を置いて地下二階スラブ12を
形成して、これらのスラブ10,12間に隔壁14を構築する
ことで施工される。
この例では、既設のコンクリート構造物が地下一階スラ
ブ10であり、また、新設コンクリートの打設によって構
築されるコンクリート構造物が隔壁14になる。
ブ10であり、また、新設コンクリートの打設によって構
築されるコンクリート構造物が隔壁14になる。
隔壁14の構築は以下に説明する方法で施工される。
まず、隔壁14内に埋設される鉄筋16が、隔壁14の構築位
置に組み上げられ、その上端が地下一階スラブ10に埋め
込まれた後付けアンカー18に接続される。
置に組み上げられ、その上端が地下一階スラブ10に埋め
込まれた後付けアンカー18に接続される。
鉄筋16の組み立てが終了すると、その外側に一対の型枠
20,20が設置される。なお、この型枠20は、後述するコ
ンクリートの圧入に耐え得る剛性を有するものが選択さ
れる。
20,20が設置される。なお、この型枠20は、後述するコ
ンクリートの圧入に耐え得る剛性を有するものが選択さ
れる。
そして、この実施例では、地下一階スラブ10が障害とな
って、地下一階スラブ10と隔壁14の打継面より右方にコ
ンクリートの投入口を設けることがきないため、地下一
階スラブ10より下方において、型枠20にコンクリートの
打設口22が設けられる。すなわち、第1図に示すよう
に、コンクリートの打設口22と排出口24とが型枠20の上
部側に設けられて、また打設口22および排出口24には、
第2図に示すようにそれぞれ開閉弁26,26が取り付けら
れている。
って、地下一階スラブ10と隔壁14の打継面より右方にコ
ンクリートの投入口を設けることがきないため、地下一
階スラブ10より下方において、型枠20にコンクリートの
打設口22が設けられる。すなわち、第1図に示すよう
に、コンクリートの打設口22と排出口24とが型枠20の上
部側に設けられて、また打設口22および排出口24には、
第2図に示すようにそれぞれ開閉弁26,26が取り付けら
れている。
また、型枠20は、その上端と地下一階スラブ10の下面と
の間に小間隔28が全長に亘って形成されるように建込ま
れる。
の間に小間隔28が全長に亘って形成されるように建込ま
れる。
この小間隔28は、例えば、打設コンクリート中の骨材が
流出しない程度の数mm、すなわち型枠20内に打設される
コンクリートの最大骨材寸法より小さい間隔に設定され
る。
流出しない程度の数mm、すなわち型枠20内に打設される
コンクリートの最大骨材寸法より小さい間隔に設定され
る。
以上のようにして型枠20の建込みが終了すると、型枠20
の打設口22にコンクリートポンプ車に接続されたコンク
リート供給ホース30が接続され、このホース30を介して
コンクリートが打設される。
の打設口22にコンクリートポンプ車に接続されたコンク
リート供給ホース30が接続され、このホース30を介して
コンクリートが打設される。
ここで用いられるコンクリートの好ましい配合例を説明
すると、コンクリートは通常の骨材,セメントなどとと
もに、適正な膨張量(自由膨張量で6%程度)を確保す
るために反応遅延型アルミニウム粉末の膨張剤が添加さ
れ、また、ブリージングの抑制のために分離低減剤を1
〜2kg/m3程度添加し、さらには、コンクリートの流動性
を確保するためにそのスランプフローを50〜70cm程度の
硬練りにすることが望ましい。
すると、コンクリートは通常の骨材,セメントなどとと
もに、適正な膨張量(自由膨張量で6%程度)を確保す
るために反応遅延型アルミニウム粉末の膨張剤が添加さ
れ、また、ブリージングの抑制のために分離低減剤を1
〜2kg/m3程度添加し、さらには、コンクリートの流動性
を確保するためにそのスランプフローを50〜70cm程度の
硬練りにすることが望ましい。
なお、上記膨張剤、分離低減剤は、好ましくはコンクリ
ートの打設現場にて後添加される。
ートの打設現場にて後添加される。
そして、コンクリートの打設が進行し、コンクリートの
打設口22と同一レベルに位置する排出口24からコンクリ
ートの流れが認められたら排出口24の開閉弁26を閉じ
る。
打設口22と同一レベルに位置する排出口24からコンクリ
ートの流れが認められたら排出口24の開閉弁26を閉じ
る。
しかる後に、地下一階スラブ10の下面に達する部分は、
ポンプによるコンクリートの圧入打設が行なわれる。こ
のとき、かかる圧入打設により小間隔28からコンクリー
トが流出するが、この開口部分は小さいので、コンクリ
ート中の骨材によってやがて閉塞される。また、打設コ
ンクリートに十分な圧入を加えておけば、型枠20内でコ
ンクリートの圧力が上昇し、型枠20の内に十分コンクリ
ートが行き渡ったことを確認した後に、コンクリートの
圧入を停止し、打設口22の開閉弁26を閉止する。
ポンプによるコンクリートの圧入打設が行なわれる。こ
のとき、かかる圧入打設により小間隔28からコンクリー
トが流出するが、この開口部分は小さいので、コンクリ
ート中の骨材によってやがて閉塞される。また、打設コ
ンクリートに十分な圧入を加えておけば、型枠20内でコ
ンクリートの圧力が上昇し、型枠20の内に十分コンクリ
ートが行き渡ったことを確認した後に、コンクリートの
圧入を停止し、打設口22の開閉弁26を閉止する。
この後は、打設されたコンクリートが硬化するまではこ
の状態で養生されることになる。
の状態で養生されることになる。
このような養生状態においては、分離低減剤によってコ
ンクリート内のブリージング水の発生が抑えられるとと
もに、型枠20の上端の小間隔28は、骨材などで塞がれて
いるので、この部分から若干圧力が外部に逃げたとして
も、コンクリート中の膨張剤の作用も加わって型枠20内
はコンクリートの圧入打設圧力が若干低下した加圧状態
に維持される。
ンクリート内のブリージング水の発生が抑えられるとと
もに、型枠20の上端の小間隔28は、骨材などで塞がれて
いるので、この部分から若干圧力が外部に逃げたとして
も、コンクリート中の膨張剤の作用も加わって型枠20内
はコンクリートの圧入打設圧力が若干低下した加圧状態
に維持される。
そして、打設されたコンクリートが硬化した後に型枠20
を撤去すると隔壁14がスラブ10,12間に構築されること
になる。
を撤去すると隔壁14がスラブ10,12間に構築されること
になる。
さて、以上のような方法で隔壁14を構築すれば、型枠20
内にコンクリートを圧入打設するので、コンクリートの
圧力および、分離低減剤によるコンクリートのセルフレ
ベリング性により、バイブレータなどを使用することな
く狭い空間部分にこれを十分にいき渡らせることができ
るとともに、打設後のコンクリートの養生期間中は型枠
20内は常時加圧状態に保たれるので、例え既設コンクリ
ート構造物の下面が平坦な面であっても強固な一体性が
得られる。
内にコンクリートを圧入打設するので、コンクリートの
圧力および、分離低減剤によるコンクリートのセルフレ
ベリング性により、バイブレータなどを使用することな
く狭い空間部分にこれを十分にいき渡らせることができ
るとともに、打設後のコンクリートの養生期間中は型枠
20内は常時加圧状態に保たれるので、例え既設コンクリ
ート構造物の下面が平坦な面であっても強固な一体性が
得られる。
なお、上記実施例では新設コンクリート構造物として隔
壁14を例示したがこの発明の実施はこれに限定されるこ
とはなく、例えば柱部材などであっても良い。
壁14を例示したがこの発明の実施はこれに限定されるこ
とはなく、例えば柱部材などであっても良い。
さらに、型枠20に排出口24は必ずしも設ける必要はな
く、小間隔28を打設コンクリートの排出口としても良
い。
く、小間隔28を打設コンクリートの排出口としても良
い。
《発明の効果》 以上詳細に説明したように、この発明にかかる既設コン
クリート構造物の下面に打継形成される新設コンクリー
トの打設方法によれば、既設コンクリート構造物の下面
に新設コンクリートを、打継面より下方に設けたコンク
リート打設口を介して打設することにより打継形成する
新設コンクリートの打設方法において、新設コンクリー
トを圧入打設するとともにコンクリートの骨材によって
既設コンクリートと型枠との間の間隔を目詰りさせるこ
とにより型枠内のコンクリートの加圧状態を保持し、こ
れによって新設コンクリートを既設コンクリート構造物
の下面に押圧密着させるので、新設コンクリートが硬化
した後に既設コンクリート構造物と新設コンクリートと
の打継面における十分な付着強度を容易に得ることがで
きる。
クリート構造物の下面に打継形成される新設コンクリー
トの打設方法によれば、既設コンクリート構造物の下面
に新設コンクリートを、打継面より下方に設けたコンク
リート打設口を介して打設することにより打継形成する
新設コンクリートの打設方法において、新設コンクリー
トを圧入打設するとともにコンクリートの骨材によって
既設コンクリートと型枠との間の間隔を目詰りさせるこ
とにより型枠内のコンクリートの加圧状態を保持し、こ
れによって新設コンクリートを既設コンクリート構造物
の下面に押圧密着させるので、新設コンクリートが硬化
した後に既設コンクリート構造物と新設コンクリートと
の打継面における十分な付着強度を容易に得ることがで
きる。
第1図から第3図はこの発明方法の一実施例を示してお
り、第1図は施工状態の説明図、第2図は第1図の要部
断面図、第3図は施工の完了状態の説明図、第4図は従
来方法の施工説明図である。 10……地下一階スラブ(既設コンクリート構造物) 12……地下二階スラブ 14……隔壁(新設コンクリート構造物) 20……型枠、22……打設口 26……開閉弁、28……小間隔
り、第1図は施工状態の説明図、第2図は第1図の要部
断面図、第3図は施工の完了状態の説明図、第4図は従
来方法の施工説明図である。 10……地下一階スラブ(既設コンクリート構造物) 12……地下二階スラブ 14……隔壁(新設コンクリート構造物) 20……型枠、22……打設口 26……開閉弁、28……小間隔
Claims (1)
- 【請求項1】既設コンクリート構造物の下面に新設コン
クリートを、当該打継面より下方に設けたコンクリート
打設口を介して打設することにより打継形成する新設コ
ンクリートの打設方法において、新設コンクリート用の
型枠を、既設コンクリート構造物の下方に、当該既設コ
ンクリート構造物との間にコンクリートの最大骨材寸法
よりも小さい間隔を保持して設置し、前記コンクリート
打設口からコンクリートを前記既設コンクリート構造物
の下面に至るまで打設し、さらにコンクリートを圧入打
設することにより、コンクリートの一部を前記間隔から
流出させるとともに、骨材によって前記間隔を目詰りさ
せて型枠内のコンクリートの加圧状態を保持することを
特徴とする既設コンクリート構造物の下面に打継形成さ
れる新設コンクリートの打設方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63138382A JPH0749712B2 (ja) | 1988-06-07 | 1988-06-07 | 既設コンクリート構造物の下面に打継形成される新設コンクリートの打設方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63138382A JPH0749712B2 (ja) | 1988-06-07 | 1988-06-07 | 既設コンクリート構造物の下面に打継形成される新設コンクリートの打設方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01310062A JPH01310062A (ja) | 1989-12-14 |
JPH0749712B2 true JPH0749712B2 (ja) | 1995-05-31 |
Family
ID=15220633
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63138382A Expired - Lifetime JPH0749712B2 (ja) | 1988-06-07 | 1988-06-07 | 既設コンクリート構造物の下面に打継形成される新設コンクリートの打設方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0749712B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6931976B2 (ja) * | 2016-04-07 | 2021-09-08 | 大成建設株式会社 | 後打ち施工による鉛直躯体部のコンクリート打設方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS585346B2 (ja) * | 1980-02-21 | 1983-01-31 | 株式会社竹中工務店 | 逆打ち工法における打継部の処理方法 |
JPS6263764A (ja) * | 1985-09-13 | 1987-03-20 | 株式会社大林組 | 逆打ちコンクリ−ト工法 |
-
1988
- 1988-06-07 JP JP63138382A patent/JPH0749712B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01310062A (ja) | 1989-12-14 |
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