JPH0749103Y2 - 密封式オートテンシヨナー - Google Patents

密封式オートテンシヨナー

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JPH0749103Y2
JPH0749103Y2 JP1987149824U JP14982487U JPH0749103Y2 JP H0749103 Y2 JPH0749103 Y2 JP H0749103Y2 JP 1987149824 U JP1987149824 U JP 1987149824U JP 14982487 U JP14982487 U JP 14982487U JP H0749103 Y2 JPH0749103 Y2 JP H0749103Y2
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JP
Japan
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oil chamber
plunger
return spring
oil
rod
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1987149824U
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JPS6453661U (ja
Inventor
好男 岡部
幸盛 小林
永治 白井
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案はオートテンシヨナーに関するもので、例えば張
力調整装置などに利用できるものである。
(従来の技術) 従来、この種の装置としては実開昭56-87652号公報に記
載されたものがある。
この従来の伝動帯の緊張装置(第3図に示す。)におい
て、固定シリンダ7はその内部に摺動自在に嵌挿された
可動シリンダ8を備え、可動シリンダ11内には可動ピス
トン11を備える。また、固定シリンダ7内を摺動自在に
可動シリンダ8と当接するプランジヤー10が嵌入されて
いる。固定シリンダ7、可動シリンダ8およびプランジ
ヤー10により第1油室Aを構成し、該第1油室A内には
前記プランジヤー10を付勢するリターンスプリング12を
備える。可動シリンダ8内には可動ピストン11およびプ
ランジヤー10により第2油室Bを構成する。また、可動
シリンダ11および可動ピストン11により空気室Cが構成
されている。
この構成による従来装置において、エンジンが常温から
高温になると、タイミングベルト5の張力が増大する。
このとき、可動シリンダ8にかかる荷重が増大し、第1
油室Aに備えられたリターンスプリング12の付勢力より
も大きな力が加わるためプランジヤー10が下降してオイ
ルは固定シリンダ7とプランジヤー10の隙間を通り第1
油室Aから第2油室Bに移動する。また逆に、エンジン
が高温から常温になると、タイミングベルト5の張力が
減少し、可動シリンダ8に加わる荷重が低下して第1油
室Aに備えられたリターンスプリング12がプランジヤー
10をタイミングベルト5の方向に押圧することにより張
力の減少分が吸収される。このとき、第2油室B内のオ
イルはプランジヤー10に備えられた逆止弁13を介して第
2油室Bから第1油室Aに流入する。以上によりエンジ
ンが常温および高温の場合においてタイミングベルト5
は適正張力に保持されるものであつた。第2図はオート
テンシヨナーを装着したカムa、クランクbおよびタイ
ミングベルト系の正面図であり、ブラケツトdに取りつ
けられたオートテンシヨナーcは、アイドラeを介して
タイミングベルトfを押圧している。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、従来のオートテンシヨナーにおいては、
油室内に本考案によるスペーサーを設置するものではな
く、油室内に縮設されたリターンスプリングの収縮を正
確にガイドするすることができるものではなかった。さ
らに、本考案においては前記スペーサーをボデー底部に
リターンスプリングおよびボデーに対して移動すること
がないように固定して油室内に縮設されたリターンスプ
リングの収縮を正確にガイドするすることを可能とした
ものであり、従来のオートテンシヨナーの問題点を解決
するために提案されたものである。
〔考案の構成〕
(問題点を解決するための手段) 上記技術的課題を解決するために講じた技術的手段は、
ボデー内に摺動自在に挿入され、該ボデー底部の第1油
室に一端が面し、他端は第2油室に面し、前記ボデーか
ら突出したロツド部と一体であるプランジヤーと、該ロ
ツド部とシールされ前記ボデー内を摺動自在に挿入され
たフリーピストンとを備えた密封式オートテンシヨナー
において、前記ボデー底部にはボデーガイド部材が嵌入
され、該ボデーガイド部材によりフランジ部を備えたロ
ツド状スペーサーが固定され、前記ボデーガイド部材は
第1油室内に縮設され前記ロッド状スペーサによりガイ
ドされたリターンスプリングにより付勢され固定させた
ことである。
このリターンスプリングはプランジャーとボデーガイド
部材との間に縮設されている。
(作用) 常温から高温になってタイミングベルトの張力が増大す
ると、ロツド部を介してプランジヤーに加わる荷重が増
大し、第1油室の油圧が上昇する。従って第1油室のオ
イルがプランジヤーとボデーとの間の隙間を通って第2
油室に流れ、プランジヤーは下降して第1油室内に縮設
されたリターンスプリングが縮められる。
また逆に高温から常温になるとロツド部にかかる押圧力
が減少するため、プランジヤーが押し上げられて第1油
室内に縮設されたリターンスプリングが縮められる。本
考案では前記したリターンスプリングの収縮においてリ
ターンスプリングの上下動を正確にガイドすることがで
きるものである。
ボデーガイド部材はその内周側にてロッド状スペーサを
位置決めする。よって、ロッド状スペーサによってリタ
ーンスプリングが適正位置にガイドされる。リターンス
プリングのボデー底部側端部がずれにくくなり、リター
ンスプリングの付勢力が安定する。また、ボデー底部に
ロッド状スペーサを挿入し、ボデーガイド部材をボデー
底部に嵌め入れるだけでロッド状スペーサの位置決めと
固定ができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例について図面を用いて説明する。
第1図は本考案の実施例を示す密封式オートテンショナ
ーの縦断面図である。6は一端開口の円筒形のボデー、
30はボデー6内に摺動自在に嵌合されたプランジヤー、
30aはプランジヤー30と一体で、ボデー6より突出した
図示しないタイミングベルト方向に向け出入りする細径
のロツド部、5はプランジヤー30とボデー6により形成
された第1油室。4は第1油室5内に配設されたプラン
ジヤー30をタイミングベルト方向に付勢しているスプリ
ングである。15はフリーピストン7とボデー6およびプ
ランジヤー30とにより形成される第2油室である。フリ
ーピストン7はボデー6の内径部にシール材12を介して
挿入され、一端は第2油室15に面している。またフリー
ピストン7の内径部にはシール材11が取りつけられてお
り、ロツド部30aとの間のオイルの洩れを防いでいる。3
1は第1油室5と第2油室15の間を連通する通路、10は
第2油室15から第1油室5へのオイルの流れはゆるす
が、その逆はゆるさない逆止弁、32はスプリング8の受
けであるプレート、34はプレート32をボデー6に係止す
るスナツプリング、1は第1油室5内のボデー6底部に
嵌入されたスペーサーである。該スペーサー1はボデー
ガイド部材2によりボデー6底部において固定され、さ
らに、ボデーガイド部材2は第1油室5内に縮設された
リターンスプリングにより付勢され固定されている。
次に作用を説明すると、常温から高温になるとエンジン
の熱膨張によりタイミングベルト張力が増大する。この
ためロツド部30aを介してプランジヤー30に加わる荷重
が増大し、第1油室5の油圧が上昇する。従って第1油
室5内のオイルはプランジヤー30とボデー6との間の隙
間を通り第2油室15に流れ、プランジヤー30は下降す
る。これによりタイミングベルトは弛緩し、張力の増大
は吸収される。このときフリーピストン7は第2油室15
へのオイルが流入した量に対応して上昇する。
また逆にエンジンが高温から常温になると、タイミング
ベルト張力は減少する。このためスプリング4によりプ
ランジヤー30が押し上げられ、タイミングベルト張力の
減少分を吸収する。このとき第2油室15内の油圧が上昇
して第2油室15内のオイルは第1油室5へ通路31および
逆止弁10を経て流れ、フリーピストン7は第2油室15内
のオイルの減少分だけ上昇する。これらの作動の際、ボ
デー底部に固設されたスペーサー1はスプリング3の収
縮による上下動を正確にガイドすることができるもので
ある。また、ボデー底部にスペーサー1を設置したこと
により第1油室に封入されるオイル量を減少させてオイ
ルの体積弾性を小さくして。密封式オートテンシヨナー
の剛性を大きくすることができ、密封式オートテンシヨ
ナーの小型化が可能になった。
〔考案の効果〕
以上本考案は構成されており、スペーサーを第1油室の
ボデー底部にボデーガイド部材により固定するとともに
ボデーガイド部材をリターンスプリングにより付勢して
固定したことにより、リターンスプリングの収縮による
上下動をスペーサーによりガイドすることができるよう
になった。さらに、前記第1油室に封入されるオイル量
を減少させ、オイルの体積弾性によるオートテンシヨナ
ーの剛性を大きくし、プランジヤーの摺動量を小さくす
ることができ、密封式オートテンシヨナーの小型化を図
ることができる。この小型化によりボデー内を挿嵌する
ロツドの長さをも短く刷ることができ、本考案は優れた
効果を奏するものである。
また、ボデーガイド部材とロッド状スペーサによりリタ
ーンスプリングが適正位置にガイドされるので、リター
ンスプリングのボデー底部側端部がずれにくくなり、リ
ターンスプリングの付勢力が安定する。また、ボデー底
部にロッド状スペーサを挿入し、ボデーガイド部材をボ
デー底部に嵌め入れるだけでロッド状スペーサの位置決
めと固定ができるので、簡単に安価に製造できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す密封式オートテンショナ
ーの縦断面図である。第2図は本考案による密封式オー
トテンシヨナーを装着したカムおよびタイミングベルト
系の正面図、第3図は従来の伝動帯の緊張装置を示す縦
断面図である。 6……ボデー 5……第1油室 15……第2油室 4……リターンスプリング 30a……ロツド 30……プランジヤー 7……フリーピストン 3……フランジ部 1……スペーサー 2……ボデーガイド部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボデー内に摺動自在に挿入され、該ボデー
    底部の第1油室に一端が面し、多端は第2油室に面し、
    前記ボデーから突出したロッド部と一体であるプランジ
    ャーと、該ロッド部とシールされ前記ボデー内を摺動自
    在に挿入されたフリーピストンとを備えた密封式オート
    テンショナーにおいて、前記ボデー底部には環状のボデ
    ーガイド部材が嵌入され、該ボデーガイド部材によりフ
    ランジ部を備えたロッド状スペーサが固定され、前記第
    1油室内の前記プランジャーと前記ボデーガイド部材と
    の間にリターンスプリングが縮設され、該リターンスプ
    リングが前記ロッド状スペーサによりガイドされたこと
    を特徴とする密閉式オートテンショナー。
JP1987149824U 1987-09-30 1987-09-30 密封式オートテンシヨナー Expired - Lifetime JPH0749103Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987149824U JPH0749103Y2 (ja) 1987-09-30 1987-09-30 密封式オートテンシヨナー

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JP1987149824U JPH0749103Y2 (ja) 1987-09-30 1987-09-30 密封式オートテンシヨナー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6453661U JPS6453661U (ja) 1989-04-03
JPH0749103Y2 true JPH0749103Y2 (ja) 1995-11-13

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JP1987149824U Expired - Lifetime JPH0749103Y2 (ja) 1987-09-30 1987-09-30 密封式オートテンシヨナー

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6411461U (ja) * 1987-07-10 1989-01-20

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JPS6453661U (ja) 1989-04-03

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