JPH0749035A - ターボ過給機付内燃機関の過給圧制御装置 - Google Patents

ターボ過給機付内燃機関の過給圧制御装置

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JPH0749035A
JPH0749035A JP5195759A JP19575993A JPH0749035A JP H0749035 A JPH0749035 A JP H0749035A JP 5195759 A JP5195759 A JP 5195759A JP 19575993 A JP19575993 A JP 19575993A JP H0749035 A JPH0749035 A JP H0749035A
Authority
JP
Japan
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supercharging pressure
pressure
control valve
increase
opening degree
Prior art date
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Pending
Application number
JP5195759A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyuki Maekawa
典之 前川
Hiroshi Ido
広 井戸
Kazuya Yuki
一也 結城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】内燃機関の過渡時の過給圧特性を改善する。 【構成】アクセル開度センサ13で検出されるアクセル開
度が所定値以上の加速時に回転速度センサ12で検出され
る機関回転速度が所定値N0 以上になったときから所定
時間遅らせて、コントロールユニット11が電磁弁10を開
としてバイパス制御弁5の圧力制御室51に導入される過
給圧の一部をオリフィス9を介して大気にリリーフさせ
る。これにより、バイパス制御弁5の閉動作を遅らせ
て、過給圧がオーバーシュートすることを防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ターボ過給機を備えた
内燃機関において、過給圧を制御する装置に関し、特
に、過渡時の過給圧特性を改善した技術に関する。
【0002】
【従来の技術】ターボ過給機を備えた内燃機関にあって
は、周知のように排気タービンをバイパスする通路にバ
イパス制御弁 (ウエストゲート弁と称される) を設け、
過給圧が所定以上に増大するとバイパス制御弁の開度を
増大させることにより、過給圧が過大となることを抑制
している。
【0003】しかし、かかるバイパス制御弁により、全
速度域の中で最大となる過給圧を許容値以下となるよう
に設定すると、機関の高速域ではバイパス制御弁の作動
により、過給圧が低下し、最大トルクが低下してしまう
こととなる (図3,図4の実線参照) 。そこで、所定以
上の高速度領域ではバイパス制御弁に導かれる過給圧の
少なくとも一部を大気解放することにより、バイパス制
御弁の開度を減少させて過給圧を許容値を超えない範囲
で上昇させ、以て高速域での最大トルクを高く維持する
ようにしたものがある (図3,図4の点線参照;先行技
術特開昭63−140845号公報参照) 。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の過給圧制御装置においては、定常運転時の過給圧
特性は良好に保持されるが、加速時に機関回転速度の上
昇と共に過給圧が上昇していく際の過渡特性において
は、次のような問題を生じていた。即ち、加速の程度が
大きい場合には、排気流量の増大による排気タービンの
回転上昇に対して過給圧の上昇の遅れが大きくなるた
め、バイパス制御弁の作動の応答遅れも大きくなる。こ
のため、機関回転速度が増大して所定値N0 に達した時
点で、直ちにバイパス制御弁へ導かれる過給圧を減少補
正してバイパス制御弁の開度を減少させると、排気ター
ビンに流れる排気の流量の増大によって、排気タービン
の回転は急激に増大するのに対し、バイパス制御弁の応
答遅れは更に増大するため過給圧の過昇を抑制する動作
に遅れを来たし、以て過給圧が大きくオーバーシュート
して、ノッキングを発生したり機関の耐久性の低下につ
ながるおそれがある等の問題があった (図4,図5のA
特性参照) 。
【0005】特に近年のようにセラミック等で軽量化の
促進された排気タービンの場合慣性が小さいため、上記
の傾向が大きくなっている。本発明は、このような従来
の問題点に鑑みなされたもので、定常運転条件における
最大過給圧を特性を良好に維持しつつ、加速時に高速域
に入ってからの過給圧の上昇を滑らかな特性とすること
のできるターボ過給機付内燃機関の過給圧制御装置を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、ター
ボ過給機の排気タービンをバイパスする通路に、制御圧
として導かれる過給圧の増大に応じて開度を増大するよ
うに構成されたバイパス制御弁を設ける一方、機関回転
速度が所定以上の高速度領域で前記バイパス制御弁に導
かれる過給圧を減圧補正する減圧補正手段を備えたター
ボ過給機付内燃機関の過給圧制御装置において、機関の
所定以上の加速運転を検出する加速運転検出手段と、加
速運転が検出されたときに、機関回転速度が所定値以上
となったときから所定時間遅らせて前記減圧補正手段の
減圧補正動作を開始させる減圧補正遅延手段を設けたこ
とを特徴とする。
【0007】
【作用】所定以上の加速運転時に機関回転速度が増大し
て前記所定値以上になると、その時点から所定時間はバ
イパス制御弁に導かれる過給圧の減圧補正は行われず、
その間、バイパス制御弁の開度は過給圧の増大に応じて
増大することにより排気のバイパス流量が増大し、排気
タービンの急激な回転上昇が抑えられる。その結果、過
給圧もオーバーシュートすることなく加速終了後の過給
圧に緩やかに収束する。
【0008】
【実施例】以下に本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図1において、ターボ過給機1を搭載した内燃機関
2の排気通路3には、排気タービン1Aをバイパスする
バイパス通路4が形成され、該バイパス通路4にはバイ
パス制御弁5が設けられる。バイパス制御弁5はバイパ
ス通路4の開口を開閉する弁体5Aと、該弁体5Aにレ
バー5Bを介して連結されるダイヤフラム式アクチュエ
ータ5Cとで構成され、該アクチュエータ5Cの圧力作
動室51には、吸気通路6の吸気コンプレッサ1B下流側
の過給圧が過給圧導入通路7を介して導かれる。そし
て、該導入圧力が所定値以上になると圧力作動室51内部
に備えられたリターンスプリング52の閉弁方向の付勢力
に抗してアクチュエータ5Cのロッドが伸長し、レバー
5Bを介して弁体5Aを開くようになっている。尚、排
気タービン1Aと吸気コンプレッサ1Bとは回転軸1C
を介して連結され、ターボ過給機1を構成している。
【0009】また、前記過給圧導入通路7の途中から分
岐して大気圧リリーフ通路8が設けられ、該大気圧リリ
ーフ通路8にはオリフィス9と電磁弁10とが介装され、
電磁弁10の開時には、過給圧導入通路7をオリフィス9
を介して大気圧と連通させることにより、過給圧の一部
を大気中にリリーフし、前記アクチュエータ5Cの圧力
作動室51に導かれる過給圧が減圧補正されるようになっ
ている。即ち、大気圧リリーフ通路8,オリフィス9及
び電磁弁10によって、減圧補正手段が構成される。
【0010】前記電磁弁10は、コントロールユニット11
からの制御信号によって開閉制御される。コントロール
ユニット11には、機関回転速度Nを検出する回転速度セ
ンサ12、及びアクセル開度θを検出するアクセル開度セ
ンサ13からの各検出信号が入力され、コントロールユニ
ット11は、かかる検出信号に基づいて、以下のように電
磁弁10を開閉制御し、以て過給圧を制御する。
【0011】前記コントロールユニット11による電磁弁
10の開閉制御を、図2のフローチャートに従って説明す
る。ステップ1では、機関回転速度N,アクセル開度θ
の検出値を読み込む。ステップ2では、機関回転速度N
が所定値N0 以上に達したか否かを判定する。
【0012】そして、機関回転速度Nが所定値N0 未満
の場合は、ステップ3に進んで電磁弁10への通電を遮断
して閉状態に維持し、アクチュエータ5Cの圧力作動室
51に導かれる過給圧に対して減圧補正を行うことなく、
過給圧でそのままバイパス制御弁5の開度を制御する。
また、機関回転速度Nが所定値N0 以上と判定された場
合は、ステップ3に進み、アクセル開度θが所定値0
上であるか否かを判定する。
【0013】そして、所定値θ0 未満である場合はステ
ップ4へ進み、電磁弁10を通電して直ちに開とする。こ
れにより、アクチュエータ5Cの圧力作動室51に導かれ
る過給圧の一部がオリフィス9を介して大気中にリリー
フされることにより減圧補正され、それにより、バイパ
ス制御弁5の開度が絞られるので排気タービン1Aをバ
イパスする排気流量が減少し、過給圧の増大が早められ
る。即ち、アクセル開度が所定値θ0 未満である場合
は、緩加速状態であり、機関回転速度N0 に達したとき
の排気タービンの回転上昇に対して過給圧上昇によるバ
イパス制御弁5の作動の応答遅れが小さい。そのため、
圧力制御室51に導かれる過給圧の減少補正を直ちに行っ
ても、バイパス制御弁5が速やかに作動し、過給圧はオ
ーバーシュートを生じることなく、速やかに目標値に収
束する。
【0014】一方、ステップ3でアクセル開度θが所定
値以上と判定された場合は、加速の程度が大きく、排気
流量の増大による排気タービンの回転上昇に対し、バイ
パス制御弁5の作動の応答遅れが大きい。そこで、ステ
ップ6へ進み、所定時間遅らせた後に、電磁弁10を通電
して開とし、アクチュエータ5Cの圧力作動室51に導か
れる過給圧の一部を大気中にリリーフして減圧補正す
る。即ち、機関回転速度Nが所定値N0 に達しても、所
定時間は減圧補正が行われないため、その間バイパス制
御弁5は開度が減少されず、過給圧の増大に応じて開度
が増大するためバイパス排気流量が増大し、過給圧の上
昇が抑制される。そして、所定時間が経過して排気流量
の増大速度が鈍り、排気流量の増大による排気タービン
の回転上昇に対するバイパス制御弁5の作動遅れが小さ
くなった状態で、減圧補正が行われるため、図4,図5
のB特性に示すように、過給圧の増大速度は早まるがオ
ーバーシュートは回避若しくは小さく抑えることがで
き、ノッキングの発生や機関耐久性の低下を防止でき
る。
【0015】尚、ステップ4の機能が加速運転検出手段
に相当し、ステップ6の機能が減圧補正遅延手段に相当
する。
【0016】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、排気タービンのバイパス流量を制御するバイパス制
御弁に制御圧として導かれる過給圧の減少補正を、所定
以上の加速運転時には機関回転速度が所定値に達してか
ら所定時間遅らせて開始する構成としたため、過給圧の
オーバーシュートを抑制でき、以てノッキングの発生や
機関耐久性の低下を防止できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体構成を示す図。
【図2】同上実施例の制御ルーチンを示すフローチャー
ト。
【図3】最大トルク特性を示す図。
【図4】機関回転速度Nに対する最大過給圧特性を示す
図。
【図5】過渡時の過給圧変化を示す図。
【符号の説明】
1 ターボ過給機 1A 排気タービン 2 内燃機関 3 排気通路 4 バイパス通路 5 バイパス制御弁 7 過給圧導入通路 8 大気圧リリーフ通路 10 電磁弁 11 コントロールユニット 12 回転速度センサ 13 アクセル開度センサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ターボ過給機の排気タービンをバイパスす
    る通路に、制御圧として導かれる過給圧の増大に応じて
    開度を増大するように構成されたバイパス制御弁を設け
    る一方、機関回転速度が所定以上の高速度領域で前記バ
    イパス制御弁に導かれる過給圧を減圧補正する減圧補正
    手段を備えたターボ過給機付内燃機関の過給圧制御装置
    において、機関の所定以上の加速運転を検出する加速運
    転検出手段と、加速運転が検出されたときに、機関回転
    速度が所定値以上となったときから所定時間遅らせて前
    記減圧補正手段の減圧補正動作を開始させる減圧補正遅
    延手段を設けたことを特徴とするターボ過給機付内燃機
    関の過給圧制御装置。
JP5195759A 1993-08-06 1993-08-06 ターボ過給機付内燃機関の過給圧制御装置 Pending JPH0749035A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5195759A JPH0749035A (ja) 1993-08-06 1993-08-06 ターボ過給機付内燃機関の過給圧制御装置

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JP5195759A JPH0749035A (ja) 1993-08-06 1993-08-06 ターボ過給機付内燃機関の過給圧制御装置

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JPH0749035A true JPH0749035A (ja) 1995-02-21

Family

ID=16346490

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JP5195759A Pending JPH0749035A (ja) 1993-08-06 1993-08-06 ターボ過給機付内燃機関の過給圧制御装置

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JP (1) JPH0749035A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014097776A (ja) * 2012-11-16 2014-05-29 Honda Motor Co Ltd 車両制御装置、車両制御方法および車両制御プログラムならびに車両

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014097776A (ja) * 2012-11-16 2014-05-29 Honda Motor Co Ltd 車両制御装置、車両制御方法および車両制御プログラムならびに車両

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