JPH0748800A - 紙及び紙器用滑り防止剤 - Google Patents
紙及び紙器用滑り防止剤Info
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- JPH0748800A JPH0748800A JP19485693A JP19485693A JPH0748800A JP H0748800 A JPH0748800 A JP H0748800A JP 19485693 A JP19485693 A JP 19485693A JP 19485693 A JP19485693 A JP 19485693A JP H0748800 A JPH0748800 A JP H0748800A
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- paper
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明の目的は、紙、紙器の滑り防止効果を
向上させると同時に、繰り返しの滑りに際してシリカの
脱離、塗布面の傷付きを防止し、持続性の有る防滑効果
を付与し、且つ耐ブロッキング性に優れ、安定性の良い
紙及び紙器用の高性能滑り防止剤を提供することにあ
る。 【構成】 本発明の紙及び紙器用滑り防止剤は、(A)粒
子径5〜100mμのコロイダルシリカ及び、(B)Tg
値(ガラス転移温度)0±10℃のエチレン酢酸ビニル共
重合エマルションからなり、コロイダルシリカ/エチレ
ン酢酸ビニルエマルョンの固形分重量比が1/6〜1/
3で、且つ全固形分濃度が10〜45重量%であること
を特徴とする。
向上させると同時に、繰り返しの滑りに際してシリカの
脱離、塗布面の傷付きを防止し、持続性の有る防滑効果
を付与し、且つ耐ブロッキング性に優れ、安定性の良い
紙及び紙器用の高性能滑り防止剤を提供することにあ
る。 【構成】 本発明の紙及び紙器用滑り防止剤は、(A)粒
子径5〜100mμのコロイダルシリカ及び、(B)Tg
値(ガラス転移温度)0±10℃のエチレン酢酸ビニル共
重合エマルションからなり、コロイダルシリカ/エチレ
ン酢酸ビニルエマルョンの固形分重量比が1/6〜1/
3で、且つ全固形分濃度が10〜45重量%であること
を特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、紙及び紙器用の滑り防
止剤に関する。詳述すれば、本発明は、コロイダルシリ
カと水溶性高分子化合物を含有する紙及び紙器用の安定
性の良い高性能滑り防止剤に関する。
止剤に関する。詳述すれば、本発明は、コロイダルシリ
カと水溶性高分子化合物を含有する紙及び紙器用の安定
性の良い高性能滑り防止剤に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、紙及び紙器の多様化、特殊化に連
れ、各種の紙用改良添加剤が用いられている。この様な
添加剤の改良等による製紙技術の向上により紙質の向上
が著しく、紙面の平滑性や光沢等も向上している。その
反面、ダンボール箱や紙の摩擦係数が低下し、紙面の滑
りが起こり易くなり、ダンホール箱や紙袋の荷崩れ等が
起こっている。このため、紙質の向上に伴い、滑り難い
紙にすることが切に望まれている。
れ、各種の紙用改良添加剤が用いられている。この様な
添加剤の改良等による製紙技術の向上により紙質の向上
が著しく、紙面の平滑性や光沢等も向上している。その
反面、ダンボール箱や紙の摩擦係数が低下し、紙面の滑
りが起こり易くなり、ダンホール箱や紙袋の荷崩れ等が
起こっている。このため、紙質の向上に伴い、滑り難い
紙にすることが切に望まれている。
【0003】従来より、紙表面を粗面化し、平滑性を
減少させて、滑りを防止する方法;エマルションやホ
ットメルト型熱可塑性樹脂又は、コロイダルシリカを紙
表面に塗布する方法等が紙や紙器の滑り防止法として実
施されている。
減少させて、滑りを防止する方法;エマルションやホ
ットメルト型熱可塑性樹脂又は、コロイダルシリカを紙
表面に塗布する方法等が紙や紙器の滑り防止法として実
施されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、の方
法では紙質を低下させ、の方法では必ずしも滑り防止
効果は十分では無く、又効果の有るものはブロッキング
を発生させたりし、コロイダルシリカ系ではシリカの脱
離による滑り防止効果が低下する等の欠点を有してい
た。この為、アクリルエマルション等とコロイダルシリ
カとの組合せによる滑り防止剤を用いる方法(特開昭61
−296198号公報)もあるが、滑り防止効果が十分で無
く、製品安定性が劣っている等の問題を有していた。
法では紙質を低下させ、の方法では必ずしも滑り防止
効果は十分では無く、又効果の有るものはブロッキング
を発生させたりし、コロイダルシリカ系ではシリカの脱
離による滑り防止効果が低下する等の欠点を有してい
た。この為、アクリルエマルション等とコロイダルシリ
カとの組合せによる滑り防止剤を用いる方法(特開昭61
−296198号公報)もあるが、滑り防止効果が十分で無
く、製品安定性が劣っている等の問題を有していた。
【0005】従って、本発明の目的は、紙、紙器の滑り
防止効果を向上させると同時に、繰り返しの滑りに際し
てシリカの脱離、塗布面の傷付きを防止し、持続性の有
る防滑効果を付与し、且つ耐ブロッキング性に優れ、安
定性の良い紙及び紙器用の高性能滑り防止剤を提供する
ことにある。
防止効果を向上させると同時に、繰り返しの滑りに際し
てシリカの脱離、塗布面の傷付きを防止し、持続性の有
る防滑効果を付与し、且つ耐ブロッキング性に優れ、安
定性の良い紙及び紙器用の高性能滑り防止剤を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、(A)粒
子径5〜100mμ、好ましくは10〜50mμのコロ
イダルシリカ及び、(B)Tg値(ガラス転移温度)0±1
0℃のエチレン酢酸ビニル共重合エマルションからな
り、コロイダルシリカ/エチレン酢酸ビニル共重合エマ
ルションの固形分重量比が1/6〜1/3で、且つ全固
形分濃度が10〜45重量%である紙及び紙器用滑り防
止剤である。
子径5〜100mμ、好ましくは10〜50mμのコロ
イダルシリカ及び、(B)Tg値(ガラス転移温度)0±1
0℃のエチレン酢酸ビニル共重合エマルションからな
り、コロイダルシリカ/エチレン酢酸ビニル共重合エマ
ルションの固形分重量比が1/6〜1/3で、且つ全固
形分濃度が10〜45重量%である紙及び紙器用滑り防
止剤である。
【0007】本発明の滑り防止剤は、コロイダルシリ
カ、エチレン酢酸ビニル共重合エマルション及び水を混
合均一化することによって調製することができる。
カ、エチレン酢酸ビニル共重合エマルション及び水を混
合均一化することによって調製することができる。
【0008】本発明に使用するコロイダルシリカの濃度
は特に限定されるものではないが、10〜50重量%程
度のシリカ分濃度であることが好ましい。又、本発明に
使用するコロイダルシリカ中のシリカ粒子は粒子径5〜
100mμ、好ましくは10〜50mμ、最も好ましく
は10〜30mμの粒子径のものが良く、粒子表面に安
定化処理を施したシリカであればより好適である。上記
シリカの粒子径が上記未満であると本発明が目的とする
十分な滑り効果が得にくく、又、上記を超えると滑り防
止剤を紙又は紙器に塗布した際に紙表面の感触、美観が
損なわれる。
は特に限定されるものではないが、10〜50重量%程
度のシリカ分濃度であることが好ましい。又、本発明に
使用するコロイダルシリカ中のシリカ粒子は粒子径5〜
100mμ、好ましくは10〜50mμ、最も好ましく
は10〜30mμの粒子径のものが良く、粒子表面に安
定化処理を施したシリカであればより好適である。上記
シリカの粒子径が上記未満であると本発明が目的とする
十分な滑り効果が得にくく、又、上記を超えると滑り防
止剤を紙又は紙器に塗布した際に紙表面の感触、美観が
損なわれる。
【0009】本発明に使用するエチレン酢酸ビニル共重
合エマルションには従来公知のエチレン酢酸ビニル共重
合体を使用することができ特に限定されるものではない
が、好ましくは分子量1万〜1000万のものが90重
量%以上であれば、効果持続性、安定性の点で良い。
又、エチレンモノマーと酢酸ビニルモノマーの重量比は
概ね10:90〜40:60であれば充分使用すること
ができるが、好ましくは、耐ブロッキング性、安定性、
滑り防止効果の点で15:85〜25:75が良い。
合エマルションには従来公知のエチレン酢酸ビニル共重
合体を使用することができ特に限定されるものではない
が、好ましくは分子量1万〜1000万のものが90重
量%以上であれば、効果持続性、安定性の点で良い。
又、エチレンモノマーと酢酸ビニルモノマーの重量比は
概ね10:90〜40:60であれば充分使用すること
ができるが、好ましくは、耐ブロッキング性、安定性、
滑り防止効果の点で15:85〜25:75が良い。
【0010】本発明に使用するエチレン酢酸ビニル共重
合エマルションの濃度は特に限定されるものでないが、
好ましくは固形分45〜60重量%程度で、Tg値(ガ
ラス転移温度)0±10℃のものが良好である。Tg値
が−10℃未満になると滑り防止効果は示してもブロッ
キングの問題が発生し、+10℃を超えると安定性及び
滑り防止効果が劣る。
合エマルションの濃度は特に限定されるものでないが、
好ましくは固形分45〜60重量%程度で、Tg値(ガ
ラス転移温度)0±10℃のものが良好である。Tg値
が−10℃未満になると滑り防止効果は示してもブロッ
キングの問題が発生し、+10℃を超えると安定性及び
滑り防止効果が劣る。
【0011】コロイダルシリカとエチレン酢酸ビニル共
重合エマルションの固形分重量比は1/6〜1/3の範
囲が好適である。重量比が1/6未満になると滑り防止
効果は示してもブロッキングの問題が発生し、1/3を
超えると滑り防止効果、安定性の劣化を招くことにな
る。
重合エマルションの固形分重量比は1/6〜1/3の範
囲が好適である。重量比が1/6未満になると滑り防止
効果は示してもブロッキングの問題が発生し、1/3を
超えると滑り防止効果、安定性の劣化を招くことにな
る。
【0012】又、本発明の滑り防止剤の全固形分濃度は
10〜45重量%であり、好ましくは30〜45重量
%、より好ましくは35〜45重量%である。上記量未
満では本発明の効果が不十分であり、上記量を超えると
安定性が不良となる。
10〜45重量%であり、好ましくは30〜45重量
%、より好ましくは35〜45重量%である。上記量未
満では本発明の効果が不十分であり、上記量を超えると
安定性が不良となる。
【0013】本発明の滑り防止剤の配合方法としてはコ
ロイダルシリカを室温〜50℃程度に加熱、攪拌条件下
でエチレン酢酸ビニル共重合エマルションを投入し、更
に所望の量の水を加えて更に加温攪拌を30〜60分保
てば良い。
ロイダルシリカを室温〜50℃程度に加熱、攪拌条件下
でエチレン酢酸ビニル共重合エマルションを投入し、更
に所望の量の水を加えて更に加温攪拌を30〜60分保
てば良い。
【0014】更に、塗布時の粘性を調整するためにポリ
ビニールアルコール、ヒドロキシエチルセルロース、ポ
リエチレングリコール等の増粘剤を添加し用いることも
できる。
ビニールアルコール、ヒドロキシエチルセルロース、ポ
リエチレングリコール等の増粘剤を添加し用いることも
できる。
【0015】本発明の滑り防止剤は、ローラー或いはス
プレー等通常の手段を用いて適用することができる。こ
の際、本発明の滑り防止剤は所望の水含量へ更に希釈す
ることができるが、紙面への適用は概ね固形分付着量
0.5〜5g/m2、好ましくは1.5〜3.5g/m2と
するのが推奨される。
プレー等通常の手段を用いて適用することができる。こ
の際、本発明の滑り防止剤は所望の水含量へ更に希釈す
ることができるが、紙面への適用は概ね固形分付着量
0.5〜5g/m2、好ましくは1.5〜3.5g/m2と
するのが推奨される。
【0016】又、本発明の滑り防止剤は、ブロッキング
性に優れているため段ボール原紙へ印刷インクを印刷す
るプレプリント工程等にも使用することができる。
性に優れているため段ボール原紙へ印刷インクを印刷す
るプレプリント工程等にも使用することができる。
【0017】
【実施例】以下に本発明の実施例を示すが、本発明は以
下の実施例に限定されるものではない。 実施例1 固形分30重量%のコロイダルシリカ(旭電化工業:ア
デライトAT−30、粒子径12〜13mμ)25重量
部に、エチレン酢酸ビニル共重合エマルション(固形分
56重量%、エチレン/酢酸ビニル=20/80、Tg
値0℃、分子量1万〜1000万の分子=99重量%)
65重量部を加え、水で希釈して100重量部とし(全
固形分濃度43.9重量%)、均一になるまで攪拌した。
均一後、上述の組成物をクラフト紙に固形分付着量が2
g/m2になるようにゴムローラーを用いて塗布した。
塗布紙を20℃、65%の恒温恒湿室内で恒量とした
後、図1(a)及び(b)に示す測定試験機を用いて滑り角
度を測定した。
下の実施例に限定されるものではない。 実施例1 固形分30重量%のコロイダルシリカ(旭電化工業:ア
デライトAT−30、粒子径12〜13mμ)25重量
部に、エチレン酢酸ビニル共重合エマルション(固形分
56重量%、エチレン/酢酸ビニル=20/80、Tg
値0℃、分子量1万〜1000万の分子=99重量%)
65重量部を加え、水で希釈して100重量部とし(全
固形分濃度43.9重量%)、均一になるまで攪拌した。
均一後、上述の組成物をクラフト紙に固形分付着量が2
g/m2になるようにゴムローラーを用いて塗布した。
塗布紙を20℃、65%の恒温恒湿室内で恒量とした
後、図1(a)及び(b)に示す測定試験機を用いて滑り角
度を測定した。
【0018】図1(a)は、滑り角度を測定するために用
いた測定試験機に試料紙を装着した状態を示す図であ
り、傾斜板(1)の上には、ベース紙(2)として220×8
5mmの滑り防止剤を塗布していないクラフト紙が設置
されている。ベース紙(2)の上には試料紙(5)として実施
例1で得られたクラフト紙を装着された重さ1kgの重
り(4)が設置されており、接点(3)と接触した状態となっ
ている。なお、試料紙(5)のベース紙(2)と接触する面の
寸法は60×100mmである。次に、傾斜板(1)を水
平状態から傾斜速度1.5°/秒で傾斜させ、図1(b)
に示すように重り(4)と試験紙(5)とからなるそり(6)が
移動して接点(3)から離れる角度を測定して滑り角度と
した。得られた結果を表1に示す。
いた測定試験機に試料紙を装着した状態を示す図であ
り、傾斜板(1)の上には、ベース紙(2)として220×8
5mmの滑り防止剤を塗布していないクラフト紙が設置
されている。ベース紙(2)の上には試料紙(5)として実施
例1で得られたクラフト紙を装着された重さ1kgの重
り(4)が設置されており、接点(3)と接触した状態となっ
ている。なお、試料紙(5)のベース紙(2)と接触する面の
寸法は60×100mmである。次に、傾斜板(1)を水
平状態から傾斜速度1.5°/秒で傾斜させ、図1(b)
に示すように重り(4)と試験紙(5)とからなるそり(6)が
移動して接点(3)から離れる角度を測定して滑り角度と
した。得られた結果を表1に示す。
【0019】実施例2 固形分20重量%のコロイダルシリカ(旭電化工業:ア
デライトAT−20A、粒子径12〜13mμ)35重
量部に、エチレン酢酸ビニル共重合エマルション(固形
分56重量%、エチレン/酢酸ビニル=20/80、T
g値4℃、分子量1万〜1000万の分子=97重量
%)60重量部を加え、メチルセルロース1%水を添加
して100重量部とし(全固形分濃度40.6重量%)、
均一になるまで攪拌した。以後実施例1と同様に試験を
行った。得られた結果を表1に示す。
デライトAT−20A、粒子径12〜13mμ)35重
量部に、エチレン酢酸ビニル共重合エマルション(固形
分56重量%、エチレン/酢酸ビニル=20/80、T
g値4℃、分子量1万〜1000万の分子=97重量
%)60重量部を加え、メチルセルロース1%水を添加
して100重量部とし(全固形分濃度40.6重量%)、
均一になるまで攪拌した。以後実施例1と同様に試験を
行った。得られた結果を表1に示す。
【0020】実施例3 固形分40重量%のコロイダルシリカ(旭電化工業:ア
デライトAT−40A、粒子径16〜17mμ)22重
量部に、エチレン酢酸ビニル共重合エマルション(固形
分56重量%、エチレン/酢酸ビニル=20/80、T
g値5℃、分子量1万〜1000万の分子=100重量
%)55重量部を加え、水で希釈して100重量部とし
(全固形分濃度39.6重量%)、均一になるまで攪拌し
た。以後実施例1と同様に試験を行った。得られた結果
を表1に示す。
デライトAT−40A、粒子径16〜17mμ)22重
量部に、エチレン酢酸ビニル共重合エマルション(固形
分56重量%、エチレン/酢酸ビニル=20/80、T
g値5℃、分子量1万〜1000万の分子=100重量
%)55重量部を加え、水で希釈して100重量部とし
(全固形分濃度39.6重量%)、均一になるまで攪拌し
た。以後実施例1と同様に試験を行った。得られた結果
を表1に示す。
【0021】実施例4 固形分48重量%のコロイダルシリカ(旭電化工業:ア
デライトAT−50、粒子径24〜25mμ)15重量
部に、エチレン酢酸ビニル共重合エマルション(固形分
56重量%、エチレン/酢酸ビニル=20/80、Tg
値−2℃、分子量1万〜1000万の分子=99重量
%)66重量部を加え、水で希釈して100重量部とし
(全固形分濃度43.9重量%)、均一になるまで攪拌し
た。以後実施例1と同様に試験を行った。得られた結果
を表1に示す。
デライトAT−50、粒子径24〜25mμ)15重量
部に、エチレン酢酸ビニル共重合エマルション(固形分
56重量%、エチレン/酢酸ビニル=20/80、Tg
値−2℃、分子量1万〜1000万の分子=99重量
%)66重量部を加え、水で希釈して100重量部とし
(全固形分濃度43.9重量%)、均一になるまで攪拌し
た。以後実施例1と同様に試験を行った。得られた結果
を表1に示す。
【0022】比較例1 固形分30重量%のコロイダルシリカ(旭電化工業:ア
デライトAT−30、粒子径12〜13mμ)25重量
部にアクリルスチレン共重合エマルション(ヘキスト合
成:モビニール860)65重量部を加え、水で希釈し
て100重量部とし(全固形分濃度40.0重量%)、均
一になるまで攪拌した。以後実施例1と同様に試験を行
った。得られた結果を表1に示す。
デライトAT−30、粒子径12〜13mμ)25重量
部にアクリルスチレン共重合エマルション(ヘキスト合
成:モビニール860)65重量部を加え、水で希釈し
て100重量部とし(全固形分濃度40.0重量%)、均
一になるまで攪拌した。以後実施例1と同様に試験を行
った。得られた結果を表1に示す。
【0023】比較例2 固形分30重量%のコロイダルシリカ(旭電化工業:ア
デライトAT−30A、粒子径12〜13mμ)25重
量部にエチレン酢酸ビニル共重合エマルション(クラ
レ:パンフレックスOM−6000、Tg値15℃)6
5重量部を加え、水で希釈して100重量部とし(全固
形分濃度40.0重量%)、均一になるまで攪拌した。以
後実施例1と同様に試験を行った。得られた結果を表1
に示す。
デライトAT−30A、粒子径12〜13mμ)25重
量部にエチレン酢酸ビニル共重合エマルション(クラ
レ:パンフレックスOM−6000、Tg値15℃)6
5重量部を加え、水で希釈して100重量部とし(全固
形分濃度40.0重量%)、均一になるまで攪拌した。以
後実施例1と同様に試験を行った。得られた結果を表1
に示す。
【0024】比較例3 固形分30重量%のコロイダルシリカ(旭電化工業:ア
デライトAT−30、粒子径12〜13mμ)のみを実
施例1と同一条件でクラフト紙に塗布し、滑り角度を測
定した。得られた結果を表1に示す。
デライトAT−30、粒子径12〜13mμ)のみを実
施例1と同一条件でクラフト紙に塗布し、滑り角度を測
定した。得られた結果を表1に示す。
【0025】比較例4 エチレン酢酸ビニル共重合エマルション(クラレ:パン
フレックスOM−4200、Tg値5℃)を実施例1と
同一条件でクラフト紙に塗布し、滑り角度を測定した。
得られた結果を表1に示す。
フレックスOM−4200、Tg値5℃)を実施例1と
同一条件でクラフト紙に塗布し、滑り角度を測定した。
得られた結果を表1に示す。
【0026】比較例5 固形分30重量%のコロイダルシリカ(旭電化工業:ア
デライトAT−30、粒子径12〜13mμ)40重量
部にエチレン酢酸ビニル共重合エマルション(クラレ:
パンフレックスOM4200)50重量部を加え、水で
希釈して100重量部とし(全固形分濃度38.0重量
%)、均一になるまで攪拌した。以後実施例1と同様に
試験を行った。得られた結果を表1に示す。
デライトAT−30、粒子径12〜13mμ)40重量
部にエチレン酢酸ビニル共重合エマルション(クラレ:
パンフレックスOM4200)50重量部を加え、水で
希釈して100重量部とし(全固形分濃度38.0重量
%)、均一になるまで攪拌した。以後実施例1と同様に
試験を行った。得られた結果を表1に示す。
【0027】比較例6 市販の樹脂エマルション系の滑り防止剤を実施例1と同
一条件でクラフト紙に塗布し、滑り角度を測定した。得
られた結果を表1に示す。
一条件でクラフト紙に塗布し、滑り角度を測定した。得
られた結果を表1に示す。
【0028】
【表1】
【0029】
【発明の効果】上述から明らかなように、本発明の紙及
び紙器用滑り防止剤は、紙、紙器の滑り防止効果を向上
させると同時に、繰り返しの滑りに際してシリカの脱
離、塗布面の傷付きを防止し、持続性のある防滑効果を
付与し、かつ耐ブロッキング性に優れ、安定性の良好な
ものである。
び紙器用滑り防止剤は、紙、紙器の滑り防止効果を向上
させると同時に、繰り返しの滑りに際してシリカの脱
離、塗布面の傷付きを防止し、持続性のある防滑効果を
付与し、かつ耐ブロッキング性に優れ、安定性の良好な
ものである。
【図1】(a)及び(b)は実施例及び比較例において使用
した測定試験機の概略図である。
した測定試験機の概略図である。
1 傾斜板 2 ベース紙 3 接点 4 重り 5 試験紙 6 そり
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 多田 修一 東京都荒川区東尾久7丁目2番35号 旭電 化工業株式会社内 (72)発明者 武捨 清 東京都荒川区東尾久7丁目2番35号 旭電 化工業株式会社内 (72)発明者 高橋 秀逸 東京都荒川区東尾久7丁目2番35号 旭電 化工業株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 (A)粒子径5〜100mμのコロイダル
シリカ及び、(B)Tg値(ガラス転移温度)0±10℃の
エチレン酢酸ビニル共重合エマルションからなり、コロ
イダルシリカ/エチレン酢酸ビニルエマルョンの固形分
重量比が1/6〜1/3で、且つ全固形分濃度が10〜
45重量%であることを特徴とする紙及び紙器用滑り防
止剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19485693A JPH0748800A (ja) | 1993-08-05 | 1993-08-05 | 紙及び紙器用滑り防止剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19485693A JPH0748800A (ja) | 1993-08-05 | 1993-08-05 | 紙及び紙器用滑り防止剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0748800A true JPH0748800A (ja) | 1995-02-21 |
Family
ID=16331429
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19485693A Pending JPH0748800A (ja) | 1993-08-05 | 1993-08-05 | 紙及び紙器用滑り防止剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0748800A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115450066A (zh) * | 2022-10-28 | 2022-12-09 | 江苏万宝瑞达高新技术有限公司 | 一种喷墨合成纸及其制造方法 |
-
1993
- 1993-08-05 JP JP19485693A patent/JPH0748800A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN115450066A (zh) * | 2022-10-28 | 2022-12-09 | 江苏万宝瑞达高新技术有限公司 | 一种喷墨合成纸及其制造方法 |
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