JPH0748795Y2 - シールド掘進機の中折れ部シール装置 - Google Patents

シールド掘進機の中折れ部シール装置

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JPH0748795Y2
JPH0748795Y2 JP1989115799U JP11579989U JPH0748795Y2 JP H0748795 Y2 JPH0748795 Y2 JP H0748795Y2 JP 1989115799 U JP1989115799 U JP 1989115799U JP 11579989 U JP11579989 U JP 11579989U JP H0748795 Y2 JPH0748795 Y2 JP H0748795Y2
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Japan
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seals
pressurized fluid
abdomen
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司朗 深松
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、急曲線施工用の中折れ機能を有するシールド
掘進機の中折れ部シールド装置に関する。
〔従来の技術〕
中折れ機能を有するシールド掘進機においては、一般的
に第4図に示すように、シールド前胴部1の一部とシー
ルド後胴部2の一部をシール6を介して互いに摺動可能
なように重ね合わせて中折れ部5を形成し、シール6に
より外部からの泥水や土砂の侵入を防止している。従
来、この中折れ部に使用されているシールとしては、中
実のOリング形シール(第5図)と中空の円筒形シール
(第6図)とがある。
〔考案が解決しようとする課題〕
急曲線施工のためにシールド掘進機を中折れ状態にする
際、シールド前胴部1とシールド後胴部2は互いに前後
方向に摺動するだけでなく、径方向にも相対変位する。
したがって、中折れ部のシール6は、シール摺動面8の
径方向変位に追従できるだけのたわみ性を有するととも
に、シーリ摺動面8との接触部に常に外圧に対向できる
だけの面圧を維持することが要求されるが、従来使用さ
れていたOリング形シールは、たわみ性が不十分でシー
ル摺動面8の径方向変位に追従しにくいため、また円筒
形シールは、たわみ性は良いが、押しつぶされた際に接
触部の面圧が低下するため、いずれも十分な防水効果が
得られないという欠点を有していた。
本考案の目的は、中折れ部のシールをシール摺動面の径
方向変位に良く追従し、かつ押しつぶされた状態で前後
方向に摺動しても接触部の面圧を十分維持できるように
して、防水効果を高めたシールド掘進機の中折れ部シー
ル装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案は、シールド前胴部
の一部とシールド後胴部の一部をシールを介して互いに
摺動可能なように重ね合わせ、中折れ部を形成したシー
ルド掘進機の中折れ部シール装置において、前記シール
を可撓材からなる中空体で、その腹部中央にシール接触
部の面圧を高めるための突起部を形成すると共に、腹部
の肩部に加圧流動体注入穴を設け、一対の前記シールを
その突起部がシール摺動面に接触するようにシール取付
部に装着し、かつ、前記の一対のシールの加圧流動体注
入穴をシール相互間に設けた加圧流動体溜りを介してシ
ール取付部の加圧流動体供給口に接続したことを特徴と
する。
〔作用〕
本考案では、シールを可撓材からなる中空体とすること
で十分なたわみ性を持たせかつシールの腹部中央に設け
たシール接触部の面圧を高めるための突起部をシール摺
動面に接触させたので、シールがおしつぶされた状態で
も高い面圧を維持することができ、さらに、腹部の肩部
に加圧流動体注入穴を設け、一対の前記シールの加圧流
動体注入穴をシール相互間の加圧流動体溜りを介して加
圧流動体供給口に接続したので、シールを押しつぶそう
とする力に対抗して内圧を発生させることにより接触部
の面圧をさらに高め、しかも、中折れ部シールに特有の
前後何れの方向の摺動に対しても、その接触部の面圧を
高める作用を行なうことができる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図〜第4図により説明す
る。
第4図は本考案の中折れ部シール装置を適用したシール
ド掘進機の要部断面図である。同図において、1は図示
しないカッタヘッドが装着されたシールド前胴部、2は
推進用ジャッキ3が装着されたシールド後胴部、4はト
ンネル内壁を形成するセグメント、5はシールド前胴部
1の一部とシールド後胴部2の一部をシール6を介して
互いに摺動可能なように重ね合わせて形成した中折れ
部、7はシールド前胴部1の後端に設けられたシール取
付部、8はシール6が接触しているシールド後胴部2の
シール摺動面である。
第1図は中折れ部シール装置(第4図A部)のシールに
面圧がかかった状態での詳細断面図、第2図は中折れ部
シール装置のシールドに面圧がかかっていない状態での
詳細断面図、第3図は第2図中のシール6の拡大断面図
である。
シール6は、ゴム等の可撓材からなる中空体で、平面状
の背部6a、凸曲面状の腹部6b、背部1と腹部2により囲
まれた中空部6cおよび腹部6bの中央より突出した突起部
6dを有する断面形状に形成されており、さらに防水効果
を高めるため、腹部6bの片側に加圧流動体注入穴6eが設
けられている。この突起部6dと加圧流動体注入穴6eを設
けたシール6を、加圧流動体注入穴6eが互いに向き合う
ように2個並べてシール取付部7に装着し、シール取付
部7の加圧流動体供給口9からシール相互間の加圧流動
体溜り10に供給されたグリースまたは作動油等の加圧流
動体11が加圧流動体注入穴6eを通じてシール6の中空部
6cに充填されるようにする。
シールド前胴部1とシールド後胴部2を連結している図
示しない中折れジャッキを動作させてシールド掘進機を
中折れ状態にする際、シール6は、中空部6cによる良好
なたわみ性によってシール摺動面8の径方向の変位に良
く追従し、かつ第1図に示すようにシール6が押しつぶ
された状態でも腹部中央の突起部6dがシール摺動面8に
強く接触するため、接触部に外圧に対抗する高い面圧が
維持され、それによって外部からの泥水や土砂の侵入を
防止できる。また、本考案では、シール取付部7の加圧
流動体供給口9からシール相互間の加圧流動体溜り10に
シール部の潤滑剤として供給されたグリースまたは作動
油等の加圧流動体11が加圧流動体注入穴6eを通じて常時
シール6の中空部6cに充填されているので、シール6を
押しつぶそうとする力に対抗して内圧が発生し、それに
よって接触部の面圧はさらに高まり、しかも、一対のシ
ールを配設しているので、シール摺動面8が前後何れの
方向に摺動しても確実な防水効果を奏することができ
る。
なお、本考案においてシール取付部7に装着するシール
数は実施例の如き2個に限らず、施工条件に応じてさら
に増加することができる。
〔考案の効果〕
本考案の中折れ部シール装置は、中空体のシールをその
腹部中央に設けた突起部でシール摺動面に接触させてい
るため、シールド掘進機を中折れ状態とする際のシール
摺動面の径方向の変位に対してシールを良く追従させる
ことができるとともに、シールが押しつぶされた状態で
も接触部の高い面圧を維持することができ、それによっ
て良好な防水効果が得られる。
また、シール中空部に加圧流動体注入穴を通じて常時加
圧流動体を充填しているので、シールが押しつぶされよ
うとする時に発生する内圧がシールの前記突起部をシー
ル摺動面に押し付ける働きをするので、防水効果をさら
に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案による中折れ部シール装置
の一実施例を示す断面図で、第1図はシールに面圧がか
かっている時の状態図、第2図はシールに面がかかって
いない時の状態図、第3図は第2図のシールの拡大断面
図、第4図は本考案の中折れ部シール装置を適用したシ
ールド掘進機の要部断面図、第5図および第6図は従来
使用されていた中折れシールの断面図である。 1……シールド前胴部、2……シールド後胴部、5……
中折れ部、6……シール、6a……背部、6b……腹部、6c
……中空部、6d……突起部、6e……加圧流動体注入穴、
7……シール取付部、8……シール摺動面、9……加圧
流動体供給口、10……加圧流動体溜り、11……加圧流動
体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シールド前胴部の一部とシールド後胴部の
    一部をシールを介して互いに摺動可能なように重ね合わ
    せ、中折れ部を形成したシールド掘進機の中折れ部シー
    ル装置において、前記シールを可撓材からなる中空体
    で、その腹部中央にシール接触部の面圧を高めるための
    突起部を形成すると共に、腹部の一方の肩部に加圧流動
    体注入穴を設け、一対の前記シールをその突起部がシー
    ル摺動面に接触するようにシール取付部に装着し、か
    つ、前記の一対のシールの加圧流動体注入穴をシール相
    互間に設けた加圧流動体溜りを介してシール取付部の加
    圧流動体供給口に接続したことを特徴とするシールド掘
    進機の中折れ部シール装置。
JP1989115799U 1989-10-03 1989-10-03 シールド掘進機の中折れ部シール装置 Expired - Lifetime JPH0748795Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0354895U JPH0354895U (ja) 1991-05-27
JPH0748795Y2 true JPH0748795Y2 (ja) 1995-11-08

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