JPH0748731Y2 - 人工芝生敷設構造体 - Google Patents

人工芝生敷設構造体

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JPH0748731Y2
JPH0748731Y2 JP1988016445U JP1644588U JPH0748731Y2 JP H0748731 Y2 JPH0748731 Y2 JP H0748731Y2 JP 1988016445 U JP1988016445 U JP 1988016445U JP 1644588 U JP1644588 U JP 1644588U JP H0748731 Y2 JPH0748731 Y2 JP H0748731Y2
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JP
Japan
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adhesive
artificial lawn
sheet
base material
present
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JP1988016445U
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義友 北村
稔 高橋
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Toray Industries Inc
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Toray Industries Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、人工芝生の着脱が簡単容易で、しかも下地基
材に何ら損傷を与えることなく着脱できる人工芝生敷設
構造体に関する。
(従来技術) 従来、人工芝生を敷設する場合は、基盤に敷設された下
地基材上に接着剤を塗布するか、接着テープを用いて強
固に接着されていた。
(考案が解決しようとする課題) かかる従来技術では、時間と労力が多大に浪費される
上、一度施工した後、かかる人工芝生を剥離しようとす
ると、下地基材が破壊してしまうことが多く、再利用す
ることができないという問題があった。
本考案の目的は、かかる従来技術に鑑み、着脱が簡単容
易であり、かつ下地基材を何ら損傷することなく剥離で
きるので、下地基材を再利用、再施工することができる
人工芝生敷設構造体を提供せんとするものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は、かかる目的を達成するために、次のような手
段をとるものである。
すなわち、本考案の人工芝生敷設構造体は、人工芝生を
下地基材に敷設してなる構造体において、接着剤を含有
する30〜150g/m2の目付を有する不織布を介在させて、
該人工芝生側と該下地側の両側に接着させたことを特徴
とする。
(作用) 上述のように、従来の人工芝生敷設構造体は、接着を強
固にすることに専念して敷設されていたので、人工芝生
にヘタリがきたり、損傷したりして、該人工芝生を張替
えなければならない場合には、強固に接着されているだ
けに、下地基材に損傷を与えざるを得ず、したがって、
人工芝生のみならず、下地基材もキレイに除去しなけれ
ば、再施工も張替えもできなかった。
本考案は、かかる問題点に鑑み、人工芝生と下地基材と
の接着の問題に着目し、鋭意検討した結果、下地基材と
人工芝生の間に特定な不織布を介在させることに到達し
た。
すなわち、不織布シートは、接着剤の吸収性および透過
性に優れ、容易に接着力を接着力を低下し、すなわち、
接着するまでに至らないが、粘着または滑り止めする程
度に調整することができる特徴を有し、特に150g/m2
下の薄いシートであるので、容易に破壊する性質を有す
る。本考案は、かかる不織布シートの性質を接着剤と共
に介在させるという構成によって、最大限に活用できる
ことを究明し、かつ前記問題点を簡単、容易に解決する
ことができることを究明したものである。
すなわち、本考案で使用する30〜150g/m2、好ましくは4
0〜100g/m2という範囲の薄い不織布シートである。かか
るシートは、該シートに接着剤を含有させて人工芝生と
下地基材との間に介在させて、接着しても破壊され易い
特徴を発揮する。もともと本考案の解決すべき課題が、
着脱が簡単、容易である点にあるものであり、接着固定
をすることを目的としていないので、該不織布シートに
含有させる接着剤の量は、この課題を達成する範囲であ
ることはいうまでもないが、たとえ、かかる接着力が間
違って高くなってしまったとしても、該シートが破壊し
て、人工芝生や下地基材に損傷を与えない特徴を発揮す
るものである。かかる不織布シートの好ましい構造とし
ては、たとえば人工芝生の平面方向の外力には比較的高
い抗力を有するが、垂直方向の外力には比較的破壊され
易い構造を有するシートである。かかる不織布シートの
目付は、あまり厚すぎても、それだけシート強度が高く
破壊しにくくなり、上述の効果が達成されにくくなる上
に、さらに接着剤の吸収量が多く、接着力も大きくなり
剥がれにくくなる傾向を示すようになる。逆に薄すぎる
と、該不織布シートを介在させる意味がなくなり、直に
接着剤を塗布しているのと変りない性能しか示さなくな
る傾向がでてきて、本考案の上述目的を達成できなくな
る。
たとえば、接着剤を下地基材の表面に塗布し、その上に
人工芝生を敷設する場合には、該接着剤塗布面に直に該
不織布シートを積層する。そうすると該不織布シートは
接着剤を適度に吸い取り(吸収性)、人工芝生側には適
当な量だけ浸み出させる(透過性)機能を発揮する。か
かる作用によって、接着力が調整されると、該人工芝生
は簡単に剥すことができ、張替えなどの際にはその作業
性を著しく高めることができるのである。また、接着力
が高い場合は、該不織布シート自体が破壊され、下地基
材や人工芝生まで破壊されることはないのである。
不織布シートを構成する素材としては、特に限定され
ず、通常の合成繊維、好ましくはポリエステル、ポリア
ミド、ポリプロピレンなどの合成樹脂の短繊維または長
繊維からなる不織布が使用される。
人工芝生と下地基材の間に、該不織布シートと共に接着
剤を介在させる方法としては、予め接着剤が塗布された
下地基材の表面に不織布シートを敷設して、該接着剤を
適当量該不織布シートに吸収させる方法、また、該不織
布シートの少なくとも片面に接着剤を塗布、含浸させる
方法などがある。前者の方法によれば、接着剤の塗布量
に合せて不織布シートの目付を選択して使用すれば、容
易に該接着剤の接着力を低下、調整することができる。
また、後者の方法によれば、接着剤の塗布量が含浸量に
よって、接着剤量を調整することができるので、接着力
を自由に決定することもできる。しかし、本考案は、不
織布の破壊のし易さによって、人工芝生や下地基材の破
壊を防止するとともに、再利用するものであるから、接
着力は人工芝生まは下地基材が滑らない程度にあれば問
題なく実用できる。
次に本考案を図面により説明する。
第1図は、本考案の人工芝生敷設構造体の一例を示す断
面図である。
この敷設構造体は、接着剤2が塗布された下地基材3の
上に、不織布シート1を敷設し、その上に人工芝生4を
敷設し、この構造体を転圧ローラを用いて転圧して、下
地基材3上の接着剤2を該シート1に吸収させて、さら
に該接着剤2の一部を人工芝生4の裏面側に浸み出させ
ることによって、下地基材3と人工芝生4を接合させた
ものである。
第1図の人工芝生敷設構造体は、実用的には問題のない
接着特性を有するが、人工芝生の交換に際しては、該不
織布シート1において簡単に破壊、剥離することができ
るという特徴がある。
かかる不織布シート1の厚さは、接着剤を吸収して反対
面側に接着剤を浸み出させる機能の、要求される大きさ
にもよるが、シート強力と破壊され易さとの関係から好
ましくは約5〜10mm程度のものを使用するのがよい。
予め接着剤を含有した不織布シート1を使用する場合
は、該シートの表面を離型シートで被覆すると、巻物状
または積層状で運搬することができるので好ましい。
なお、本考案において、該不織布シート1と共に接着剤
2を介在させる場合、該接着剤2は、必要に応じて、模
様状または間歇的、点状など各種の形で介在させること
ができる。
本考案に用いられる接着剤2としては、一般に粘着剤と
呼ばれる感圧型接着剤が好適であるが、必要に応じて化
学反応型接着剤を使用することができる。粘着剤として
は、たとえばアクリル径樹脂、合成ゴム系粘着剤などが
あげられる。
粘着剤は、下地基材3と人工芝生4が単に粘着している
程度に接合しているにすぎないから、人工芝生4の剥離
操作が極めて容易であり、下地基材3や人工芝生4に何
の損傷も与えることなく、人工芝生4を下地基材3から
引き剥がすことができるので、不織布シートを破壊する
までに至らない場合があるが、本考案ではこのように弱
い接着剤の場合も含むものである。
本考案でいう人工芝生4とは、立毛部と基布からなる構
造体を通常いうが、この基布に直接接合されたクッショ
ンや透水性パッドなども包含する場合があってもさしつ
かえない。
本考案でいう下地基材3とは、上記人工芝生4の下地の
部分をいうが、通常は基盤5を構成する保護材(被覆
材)、クッション材など基盤5と一体化した構造のもの
をいう。本考案では、基盤5そのものも下地基材3に包
含されるものである。
(考案の効果) 本考案の人工芝生敷設構造体によれば、転圧するだけで
簡単容易にかつ確実に施工でき、しかも着脱も、該不織
布の破壊によって容易である上に、下地基材の再利用が
可能であり、施工時の労力と時間の節約上、極めて有効
であるというメリットがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の人工芝生敷設構造体の一例を示す断
面図である。 1:不織布シート、2:接着剤 3:下地基材、4:人工芝生 5:基盤

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】人工芝生を下地基材に敷設してなる構造体
    において、接着剤を含有する30〜150g/m2の目付を有す
    る不織布を介在させて、該人工芝生側と該下地側の両側
    に接着させたことを特徴とする人工芝生敷設構造体。
JP1988016445U 1988-02-10 1988-02-10 人工芝生敷設構造体 Expired - Lifetime JPH0748731Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1988016445U JPH0748731Y2 (ja) 1988-02-10 1988-02-10 人工芝生敷設構造体

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JPH01122049U JPH01122049U (ja) 1989-08-18
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JPH0232402B2 (ja) * 1984-10-30 1990-07-20 Kureha Chemical Ind Co Ltd Jinkoshibanonensetsuchakusekohoho

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