JPH0748418B2 - 超電導磁石 - Google Patents

超電導磁石

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JPH0748418B2
JPH0748418B2 JP1188316A JP18831689A JPH0748418B2 JP H0748418 B2 JPH0748418 B2 JP H0748418B2 JP 1188316 A JP1188316 A JP 1188316A JP 18831689 A JP18831689 A JP 18831689A JP H0748418 B2 JPH0748418 B2 JP H0748418B2
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JP
Japan
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superconducting
superconducting magnet
electric resistance
low electric
tank container
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JP1188316A
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洋 中島
吉洋 地蔵
泰司 藤本
睦彦 山地
照男 小豆沢
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Toshiba Corp
Railway Technical Research Institute
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Railway Technical Research Institute
Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は主に超電導磁気浮上車などに利用される超電導
磁石に関する。
(従来の技術) この種の超電導磁石は、超電導線材を巻回してなる超電
導コイルと、この超電導コイルを収納する内槽容器(一
般的には液体ヘリウム容器)と、この内槽容器を収納す
る真空の外槽容器などから構成されている。
こうした超電導磁石の内槽容器は強度を必要とするため
にステンレス鋼板により製作されている。
(発明が解決しようとする課題) ところで、前述の超電導磁石では、外部磁界や振動を受
けることにより超電導コイル部に磁界変動を生じて、こ
の超電導コイルの超電導線材部および内槽容器において
渦電流が発生し、超電導磁石全体の熱負荷が増大する傾
向があった。
本発明は前記事情に鑑みなされ、内部に発生する渦電流
損失を低減し、電磁気的に過酷な条件下においても安定
して運用可能な超電導磁石を提供することを目的とす
る。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段と作用) 本発明の超電導磁石は、前記目的を達成するために、内
槽容器の表面に電気抵抗の非常に小さい材料を設けるこ
とにより、交流磁界変動に対する十分なシールド効果を
持たせ得るようにしたものである。
この一つの手段として、内槽容器の表面に銅またはアル
ミニューム等の低電気抵抗材を張り付けるようにして設
けることで、電磁気的なシールド効果を持たせている。
他の一つのさらに積極的な手段として、内槽容器の表面
に張り付ける低電気抵抗材として、電気抵抗が零となる
極限の材料である超電導材料を用いることにより、一層
のシールド効果を持たせている。
なお、この超電導材料よりなる板を使用する場合、仮に
採用する超電導材料の磁気シールドの効果が非常に大き
いときには、極端な場合、内部の超電導磁石を励磁して
も外部に必要な磁場が生じないことになるが、しかし実
際には強力な超電導磁石を完全にシールド可能な程、高
性能な超電導板は期待できず励磁の途中で常電導転移を
繰り返しながら外部に磁界が出ることになる。
つまり、超電導材料よりなる板を使用する場合は、内部
の超電導コイル本体の直流磁場内に置かれた状態におい
ても、該超電導材料よりなる板が弱い磁場変動に対して
はなお超電導特性を有することを利用するものである。
具体的には、超電導磁石を励磁した状態において使用す
る薄板の超電導材料の第2臨界磁場(Hc2)が、内部に
収納した超電導磁石の発生磁界より十分に高い材料を選
択することになる。
また、他の手段として、超電導材料と低電気抵抗の材料
との積層板を用いても良い。
更には低電気抵抗材を予め内槽容器製作用板材に一体的
に接合し、この複合材を用いて内槽容器を製作すること
が簡便である。
(実施例) 以下本発明の一実施例を第1図および第2図により説明
する。
第2図は本発明の超電導磁石の全体構造を概略的に示す
一部断面した斜視図で、図中1は超電導線材を巻回して
なる超電導コイル、2は超電導コイル1を収納する液体
ヘリウム容器である内槽容器である。3は内槽容器2を
取り囲む輻射シールド板で、通常は液体窒素または蒸発
したヘリウムガスによって冷却される。4は前記各設備
を外部と断熱状態に収納する真空を維持するための外槽
容器である。
こうした構成の超電導磁石の内槽容器2は、第1図に示
す如く、強度部材であるステンレス鋼板等の板材2aより
製作され、この表面全体に銅またはアルミニューム或い
は超電導材料等の低電気抵抗材5が一体的に張り付ける
ようにして設けられて、電磁気的なシールド効果を持た
せられている。なおその低電気抵抗材5は内槽容器2の
板材2aの表面に予め一体的に接合され、こうした複合材
を用いて内槽容器2が製作されている。
前述の如く内槽容器2の表面に電気抵抗の非常に小さい
低電気抵抗材5を設けていることで、外槽容器4の外部
の磁界変動または振動等により発生する内槽容器2周辺
の磁界変動は、該内槽容器2表面の低電気抵抗材5によ
って、磁気的にシールドされ、内槽容器2の材料内およ
び超電導コイル1内での渦電流を大幅に低減し、超電導
磁石の安定した使用が可能となる。
第3図は本発明の超電導磁石の他の実施例を示すもの
で、内槽容器2の板材2aの表面に低電気抵抗材5とし
て、超電導材料5aと通常の銅またはアルミニューム等の
低電気抵抗材料5bとを積層した積層板を設けた構成であ
る。この実施例においても前記同様の効果が得られる。
〔発明の効果〕
本発明は前述の如く構成したので、外部磁界または振動
等により発生する磁界変動を内槽容器表面の低電気抵抗
材によって磁気的にシールドして、渦電流損失を大幅に
低減でき、電磁気的に過酷な条件下においても安定した
運用が可能な超電導磁石が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す要部の一部断面した斜
視図、第2図は同実施例の超電導磁石全体の概略構成を
示す一部断面した斜視図、第3図は本発明の他の実施例
を示す要部の一部断面した斜視図である。 1……超電導コイル、2……内槽容器、4……外槽容
器、5……低電気抵抗材、5a……超電導材料、5b……低
電気抵抗材料。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 地蔵 吉洋 兵庫県尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三 菱電機株式会社伊丹製作所内 (72)発明者 藤本 泰司 兵庫県尼崎市塚口本町8丁目1番1号 三 菱電機株式会社伊丹製作所内 (72)発明者 山地 睦彦 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 小豆沢 照男 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝総合研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】超電導線材を巻回してなる超電導コイル
    と、この超電導コイルを収納する内槽容器と、この内槽
    容器を収納する真空の外槽容器などから構成された超電
    導磁石において、前記内槽容器の表面に低電気抵抗材を
    設けたことを特徴とする超電導磁石。
  2. 【請求項2】低電気抵抗材として、超電導材料を用いた
    ことを特徴とする請求項1記載の超電導磁石。
  3. 【請求項3】低電気抵抗材として、超電導材料と低電気
    抵抗の材料との積層板を用いたことを特徴とする請求項
    1記載の超電導磁石。
  4. 【請求項4】超電導線材を巻回してなる超電導コイル
    と、この超電導コイルを収納する内槽容器と、この内槽
    容器を収納する真空の外槽容器などから構成された超電
    導磁石において、低電気抵抗材を予め内槽容器製作用板
    材に一体的に接合し、この複合材を用いて内槽容器を製
    作したことを特徴とする超電導磁石。
JP1188316A 1989-07-20 1989-07-20 超電導磁石 Expired - Lifetime JPH0748418B2 (ja)

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JPH0352203A JPH0352203A (ja) 1991-03-06
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JP2971660B2 (ja) * 1991-03-29 1999-11-08 株式会社東芝 超電導磁石装置
JP2539121B2 (ja) * 1991-09-19 1996-10-02 株式会社日立製作所 超伝導磁石
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JPS526158A (en) * 1975-07-02 1977-01-18 Ishikawajima Harima Heavy Ind Apparatus for monitoring break down of starting of compressor of freezing container
JPH01115107A (ja) * 1987-10-29 1989-05-08 Mitsubishi Electric Corp 磁気浮上列車用超電導マグネツト

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