JPH0748365Y2 - 工作機械の切粉と油の回収溝 - Google Patents
工作機械の切粉と油の回収溝Info
- Publication number
- JPH0748365Y2 JPH0748365Y2 JP11114490U JP11114490U JPH0748365Y2 JP H0748365 Y2 JPH0748365 Y2 JP H0748365Y2 JP 11114490 U JP11114490 U JP 11114490U JP 11114490 U JP11114490 U JP 11114490U JP H0748365 Y2 JPH0748365 Y2 JP H0748365Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- groove
- machine tool
- cutting oil
- bed
- chips
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、工作機械においてワーク加工時に発生する切
粉と、その際に使用する切削油とを回収する溝に関す
る。
粉と、その際に使用する切削油とを回収する溝に関す
る。
一般に、工作機械における切粉と切削油との回収は、直
接にベッドに形成されて傾斜した溝によって行われてい
る。
接にベッドに形成されて傾斜した溝によって行われてい
る。
然しながら、ベッドの材料は鋳鉄やコンクリート等の面
の粗いものであり、溝の傾斜が通常のレベルでは切粉の
流れが悪く、停留し、その所から切削油が溢れるという
問題がある。
の粗いものであり、溝の傾斜が通常のレベルでは切粉の
流れが悪く、停留し、その所から切削油が溢れるという
問題がある。
依って本考案は、切粉がスムーズに流れると共に、切削
油を完全に回収することのできる回収溝の提供を目的と
する。
油を完全に回収することのできる回収溝の提供を目的と
する。
上記目的に鑑みて本考案はスプラッシュガードの下部
に、ワーク加工時に発生する切粉並びに切削油を回収す
る板金から成る傾斜溝を形成し、該傾斜溝のベッドへの
取付部から下方へ漏洩する切削油を回収するベッド上の
他の傾斜溝とを具備したことを特徴とする工作機械の切
粉と油の回収溝を提供する。
に、ワーク加工時に発生する切粉並びに切削油を回収す
る板金から成る傾斜溝を形成し、該傾斜溝のベッドへの
取付部から下方へ漏洩する切削油を回収するベッド上の
他の傾斜溝とを具備したことを特徴とする工作機械の切
粉と油の回収溝を提供する。
スプラッシュガード下部に形成される傾斜溝は板金か成
るためその表面は平滑であり、切粉が途中に停留するこ
とがない。従って切削油も大部分は板金の傾斜溝を介し
て回収される。但し、板金の傾斜溝のベッドへの取付部
から漏洩する切削油が必然的に存在するが、その漏洩切
削油はベッドに直接に形成された他の傾斜溝によって完
全に回収される。
るためその表面は平滑であり、切粉が途中に停留するこ
とがない。従って切削油も大部分は板金の傾斜溝を介し
て回収される。但し、板金の傾斜溝のベッドへの取付部
から漏洩する切削油が必然的に存在するが、その漏洩切
削油はベッドに直接に形成された他の傾斜溝によって完
全に回収される。
以下本考案を添付図面に示す実施例に基づき更に詳細に
説明する。第１図は工作機械の側面図であり、ベッド21
の後部位置にはコラム11が立設されており、該コラム１
の前面には主軸ヘッド12が上下動可能に取り付けられて
いる。この主軸ヘッド12の下端には工具26が上下方向に
取り付けられている。一方、ベッド21の前部位置には前
後方向に移動可能なサドル16が載置されており、該サド
ル16の上には左右方向に移動可能なテーブル15が載置さ
れ、その上にワーク14が固定されている。
説明する。第１図は工作機械の側面図であり、ベッド21
の後部位置にはコラム11が立設されており、該コラム１
の前面には主軸ヘッド12が上下動可能に取り付けられて
いる。この主軸ヘッド12の下端には工具26が上下方向に
取り付けられている。一方、ベッド21の前部位置には前
後方向に移動可能なサドル16が載置されており、該サド
ル16の上には左右方向に移動可能なテーブル15が載置さ
れ、その上にワーク14が固定されている。
以上の構成の工作機械において、ワーク14と工具26との
相対移動によってワーク14が加工されるが、この加工中
は図示していない切削油供給装置から加工部分へ切削油
を供給し、加工中に発生する切粉を流すと共に、ワーク
並びに工具の冷却を行う。このため工作機械の加工領域
全体をスプラッシュガード13で囲繞している。即ち、ス
プラッシュガード13は、加工部から飛散する切削油や切
粉が外部へ飛び散ることを防止する。
相対移動によってワーク14が加工されるが、この加工中
は図示していない切削油供給装置から加工部分へ切削油
を供給し、加工中に発生する切粉を流すと共に、ワーク
並びに工具の冷却を行う。このため工作機械の加工領域
全体をスプラッシュガード13で囲繞している。即ち、ス
プラッシュガード13は、加工部から飛散する切削油や切
粉が外部へ飛び散ることを防止する。
本考案では、上記スプラッシュガード13の下部を切粉並
びに切削油の回収溝17として形成している。この回収溝
17の底面17aは第１図に示す様に適宜な角度（本実施例
では５度）後方へ傾斜していると共に、板金によって構
成しているためその表面は滑らかであり、溝17へ落下し
た切粉並びに切削油は停留することなく工作機械の後方
へ流れる。ベッド21の後端部には網目状の切粉受け19を
載置した切削油回収タンク20が配設されており、溝17を
流れて移動した切粉並びに切削油は、まず上記切粉受け
19に落下する。そして切削油のみが下方のタンク20内へ
流入する。また、本実施例では溝17は工作機械の左右両
側に設けられており、前側にも左右方向に傾斜した溝が
設けられている。
びに切削油の回収溝17として形成している。この回収溝
17の底面17aは第１図に示す様に適宜な角度（本実施例
では５度）後方へ傾斜していると共に、板金によって構
成しているためその表面は滑らかであり、溝17へ落下し
た切粉並びに切削油は停留することなく工作機械の後方
へ流れる。ベッド21の後端部には網目状の切粉受け19を
載置した切削油回収タンク20が配設されており、溝17を
流れて移動した切粉並びに切削油は、まず上記切粉受け
19に落下する。そして切削油のみが下方のタンク20内へ
流入する。また、本実施例では溝17は工作機械の左右両
側に設けられており、前側にも左右方向に傾斜した溝が
設けられている。
第２図は第１図のＡ−Ａ断面を示す拡大図であり、傾斜
溝17はベッド21に直接に形成された溝18の上を覆う様に
配設されていると共に、その内側縁をボルト党のねじ部
品22によってベッド21に固定している。また、溝17の外
側縁はスプラッシュガード13の壁部をその内側に入れ、
互いのフランジ部を介してねじ部品24によって締結して
いる。溝17の内側縁部とベッド21との間にパッキン部材
を挾持せしめてねじ部品22によって締結するが、それで
も弱冠の切削油がそれらの間に存在し得る微小隙間から
漏洩し、下方に流れることがある。本考案は、この漏洩
油が生じても、それらを完全に回収して工作機械の周囲
床に落下することを防止するため、上述した溝18をベッ
ド21に直接に設けている。この溝18の溝肌は粗く、切粉
の流れには不十分であるが、切削油のみの流れには支障
がない。この溝18は前述の板金溝17の様に工作機械の後
方に傾斜させてはいるが、上述の如く切削油のみが流入
し得る溝なので、その傾斜角度は僅かでよい。
溝17はベッド21に直接に形成された溝18の上を覆う様に
配設されていると共に、その内側縁をボルト党のねじ部
品22によってベッド21に固定している。また、溝17の外
側縁はスプラッシュガード13の壁部をその内側に入れ、
互いのフランジ部を介してねじ部品24によって締結して
いる。溝17の内側縁部とベッド21との間にパッキン部材
を挾持せしめてねじ部品22によって締結するが、それで
も弱冠の切削油がそれらの間に存在し得る微小隙間から
漏洩し、下方に流れることがある。本考案は、この漏洩
油が生じても、それらを完全に回収して工作機械の周囲
床に落下することを防止するため、上述した溝18をベッ
ド21に直接に設けている。この溝18の溝肌は粗く、切粉
の流れには不十分であるが、切削油のみの流れには支障
がない。この溝18は前述の板金溝17の様に工作機械の後
方に傾斜させてはいるが、上述の如く切削油のみが流入
し得る溝なので、その傾斜角度は僅かでよい。
以上の説明から明らかな様に本考案によれば、切粉がス
ムーズに流れると共に、切削油を完全に回収することの
できる回収溝の提供が可能となる。
ムーズに流れると共に、切削油を完全に回収することの
できる回収溝の提供が可能となる。
第１図は本考案に係る回収溝を有する工作機械の側面
図、 第２図は第１図の矢視線Ａ−Ａによる拡大断面図であ
る。 13……スプラッシュガード、17……板金から成る傾斜
溝、18……ベッドに形成された溝、21……ベッド。
図、 第２図は第１図の矢視線Ａ−Ａによる拡大断面図であ
る。 13……スプラッシュガード、17……板金から成る傾斜
溝、18……ベッドに形成された溝、21……ベッド。
Claims (1)
- 【請求項１】スプラッシュガードの下部に、ワーク加工
時に発生する切粉並びに切削油を回収する板金から成る
傾斜溝を形成し、該傾斜溝のベッドへの取付部から下方
へ漏洩する切削油を回収するベッド上の他の傾斜溝とを
具備したことを特徴とする工作機械の切粉と油の回収
溝。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11114490U JPH0748365Y2 (ja) | 1990-10-25 | 1990-10-25 | 工作機械の切粉と油の回収溝 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11114490U JPH0748365Y2 (ja) | 1990-10-25 | 1990-10-25 | 工作機械の切粉と油の回収溝 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0470447U JPH0470447U (ja) | 1992-06-22 |
| JPH0748365Y2 true JPH0748365Y2 (ja) | 1995-11-08 |
Family
ID=31858562
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11114490U Expired - Fee Related JPH0748365Y2 (ja) | 1990-10-25 | 1990-10-25 | 工作機械の切粉と油の回収溝 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0748365Y2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4815896B2 (ja) * | 2005-06-29 | 2011-11-16 | ブラザー工業株式会社 | 工作機械 |
| JP4210307B2 (ja) * | 2007-01-29 | 2009-01-14 | ファナック株式会社 | 切粉排出構造を有する工作機械 |
| JP5919447B1 (ja) * | 2014-10-14 | 2016-05-18 | 庄田鉄工株式会社 | 加工装置 |
| JP6581170B2 (ja) | 2017-12-13 | 2019-09-25 | ファナック株式会社 | 工作機械 |
| DE102018126115A1 (de) * | 2018-10-19 | 2020-04-23 | Robert Bosch Gmbh | Bodenplatte für ein Hydraulikaggregat und Hydraulikaggregat |
-
1990
- 1990-10-25 JP JP11114490U patent/JPH0748365Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0470447U (ja) | 1992-06-22 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |