JPH0748354B2 - カラー陰極線管 - Google Patents

カラー陰極線管

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JPH0748354B2
JPH0748354B2 JP63006696A JP669688A JPH0748354B2 JP H0748354 B2 JPH0748354 B2 JP H0748354B2 JP 63006696 A JP63006696 A JP 63006696A JP 669688 A JP669688 A JP 669688A JP H0748354 B2 JPH0748354 B2 JP H0748354B2
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    • H01J2229/4896Aperture shape as viewed along beam axis complex and not provided for

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 この発明は3つの電子レンズを有する電子銃を持つたカ
ラー陰極線管に関し、更に詳しくは、実質的に一定の電
流密度を持つた非対称形状のビームを形成することので
きる3レンズ電子銃に関するものである。
〔発明の背景〕
第1図は通常の矩形カラー映像管10を示し、この映像管
は、矩形のフアンネル16によつて接合されている矩形の
フエースプレートパネル12と管状ネツク14とを含むガラ
ス外囲器11を有している。パネル12は観察フエースプレ
ート18と、フリツトシール21によつてフアンネル16に封
着された周辺フランジ、即ち、側壁20とを持つている。
フエースプレート18の内面には、モザイク状3色螢光体
スクリーン22が設けられている。好ましくは、スクリー
ン22はラインスクリーンで、螢光体の線が映像管を高周
波数でラスタ線走査する方向に対し実質的に垂直(即
ち、第1図の紙面に直角)に延びている。ドツトスクリ
ーンも用いることができる。多孔色選択電極、即ち、シ
ヤドーマスク24が通常の手段によつて、スクリーン22と
所定の間隔を保つて着脱可能に取付けられている。イン
ライン電子銃(第1図には、点線で概略的に示す)26が
ネツク14内に中心合せして配置され、3本の電子ビーム
28を発生して、これをマスク24を通してスクリーン22に
向けて、初めは同一平面内に位置している(コプレー
ナ)ビーム通路に沿つて投射する。通常の電子銃の1つ
の型のものは、第2図に示した1986年10月28日付でモレ
ル(Morrell)氏外に発行された米国特許第4,620,133号
に記載されているような4グリツド・バイポテンシヤル
電子銃である。
第1図の映像管は外部磁気偏向ヨーク、例えば、フアン
ネルとネツクの接合部の部分に配置されたヨーク30、と
共に使用されるように設計されている。付勢されると、
ヨーク30は3本の電子ビーム28が磁界の影響を受けるよ
うにする。この磁界は、電子ビーム28がスクリーン22上
を矩形ラスタを描いて水平及び垂直に走査するように働
くものである。初期の偏向面(ゼロ偏向点にある面)を
第1図にヨーク30のほぼ中央部の線P−Pで示されてい
る。フリンジ磁界があるために、映像管の偏向領域はヨ
ーク30から軸方向に沿つて銃26の領域に入り込む。図を
簡単にするために、第1図では、偏向領域における偏向
されたビームの通路の実際の湾曲は示されていない。ヨ
ーク30は、スクリーン22の周辺部で電子ビームを集中さ
せるように強いピンクッション形垂直偏向磁界と強いバ
レル形水平偏向磁界とを有する非均一磁界を与えるよう
にされている。電子ビームがこのような非均一磁界を通
過する時、ビームは歪みを受け、集束ずれを生じてしま
う。その結果、スクリーン22の周辺部では、電子ビーム
スポツトの形状は大きく歪んでしまう。第3図は1本の
ビームについての電子ビームスポツトを示し、このビー
ムはスクリーン22の中心部では円形で、スクリーンの周
辺部では種々のタイプの歪みを受けている。第3図に示
すように、ビームスポツトは、水平軸に沿つて偏向され
る時、水平に拡がつている。スクリーンの四角における
ビームスポツトは水平方向に長い部分と垂直方向に長い
部分とが組合わされて形成された、周囲に光背状の延長
部を持つた楕円形のスポツトである。電子ビームの偏向
が大きくなるに従い、解像度は低下し、無視することの
出来ない非均一集束のために問題が生じてしまう。
前記した米国特許第4,620,133号は、このビーム集束に
関する問題を取扱つており、偏向ヨーク及び、第1のグ
リツドG1、第2のグリツドG2及び第3のグリツドG3を有
する改良されたビーム形成領域と、上記ヨークとビーム
形成領域と協働してスクリーン22上に改善されたビーム
スポツトを形成するように働く改良された主フオーカス
レンズG3−G4とを有する電子銃を備えた改良されたカラ
ー画像表示装置を提供している。第4a図は、第2図に示
した従来の電子銃のビーム形成領域と主フオーカスレン
ズとによつて生成された電子ビームについての、スクリ
ーン22の中央部における電子ビーム電流密度等高線(コ
ントウア)を示す。電子銃のビーム電流は4mAである。
第4a図の電子ビーム電流密度等高線は、平均ビーム電流
の約50%の実質的に一定なビーム電流を有する比較的大
きな中央部分と、ビーム電流が平均ビーム電流の約5%
に低下し、最終的には、約1%まで低下している周辺部
分とを含んでいる。ビームは垂直軸に沿つて長円形とな
つており、ビームが偏向された時のヨークによる過集束
(オーバフオーカス)を低下させる。第4b図は、第2図
のG3及びG4電極間の主レンズL2内におけるビーム電流密
度等高線を示す。この場所では、電子ビームは水平方向
に伸びている。しかし、50%のビーム電流密度部分はビ
ームの中央の小楕円形部分中に含まれており、その囲り
を、5%と1%のビーム電流密度輪郭を表わすより大き
な楕円形部分が取囲んでいる。第4c図は、スクリーンの
右上角部に偏向された電子ビームの電子ビーム電流密度
等高線である。ビームの中央部の上方と下方で、いくら
かの光背現像が起きている。第5a図〜第5c図は、種々の
ビーム電流についての、第2図の電子銃のビーム形成領
域から出て行く電子の経路を示すものである。第5a図で
は、ビーム電流は4mAに調整されており、クロスオーバ
点は原点に配置した陰極から約2.8〜2.9mm(110〜115ミ
ル)に生じている。原点から約5.2mm(200ミル)の位置
においては、電子はビームの中央部分に集中している。
この電子の分布は、スクリーンにおいて、第4a図に示し
た電流密度等高線を作り出す。クロスオーバ点の位置と
ビーム電流密度等高線に対するビーム電流の影響は第5b
図と第5c図に示されている。第5b図においては、ビーム
電流は0.8mAまで下げられており、クロスオーバ点は陰
極から約1.14mm(45ミル)の位置まで移つている。電子
ビームの発散角は、動作電流が4.0mAの時(第5a図)よ
りも、0.8mAの時の方がいくらか小さくなつていること
は明らかである。第5c図では、ビーム電流は0.2mAで、
クロスオーバ点は陰極から約0.6mm(25ミル)以下の位
置にあり、ビームは実質的に層状である。
1987年2月3日付の米国特許第4,641,058号には、第2
と第3のグリツド間にプリフオーカス非点収差レンズが
形成され、第3グリツドと第4グリツドとの間に主非点
収差フオーカスレンズが形成される4グリッド・バイポ
テンシヤル電子銃が記載されている。この2レンズ構造
が従来のバイポテンシヤル構造に比較してすぐれている
点は、第2図に示すような、第1グリツドによつて電子
ビームに非点収差形状を与える従来の種々のバイポテン
シヤル電子銃とは異なり、上記米国特許第4,641,058号
に記載の電子銃では、第2及び/または第3グリツドを
第1の非点収差レンズとして使用している点である。こ
の構造を採用すれば、第1の非点収差レンズによつて形
成される非点収差電子ビームを主非点収差フオーカスレ
ンズ中で補正して、陰極線管の螢光体スクリーン上に実
質的に円形のビームスポツトを形成できると述べられて
いる。上記米国特許第4,641,058号に記載の構造は、第
6図に示すような6個のグリツドと3個の別個のレンズ
を持つ複合レンズ形式の電子銃にも応用されている。こ
の米国特許に記載の6グリツド構造では、第1の(プリ
フオーカス)レンズL1が第2グリツドと第3グリツド間
に形成され、第3、第4、第5グリツドがサブレンズ
(sub−lens)L2を構成し、第5、第6グリツドが主レ
ンズL3を構成している。この例では、第1の(プリフオ
ーカス)レンズは第1の非点収差レンズとして働き、主
レンズが第2の非点収差レンズとして作用する。この電
子銃においては、偏向ビームスポツトは従来のものによ
つて得られるものよりも優れていると述べられている。
しかし、このような電子銃構造では、クロスオーバ点の
位置は電子銃のビーム電流に左右されてしまう。第1の
非対称レンズL1は第2グリツドG2と第3グリツドG3の間
の領域に形成されるが、クロスオーバ点は、電子ビーム
電流によつては、レンズL1の前で生じたり、後で生じた
りする。約4mAという高ビーム電流では、クロスオーバ
点はレンズL1の後でG3電極の方に近い位置に生じる。こ
のように、レンズL1の非対称効果はビーム電流の関数で
ある。従つて、ビーム電流に左右されない電子レンズが
望まれる。即ち、電子銃の動作ビーム電流に関係なく、
非対称レンズはクロスオーバ点よりスクリーン側にある
必要がある。さらに、主レンズにおいて、水平垂直の両
方向において実質的に一定な電流密度を持つたビームを
形成する電子銃構造を得ることが望まれている。
〔発明の概要〕
この発明は、中央ビームと2本の外側ビームの3本の電
子ビームを発生して、これらのビームをスクリーンに向
けて、最初は同一平面内にある(コプレーナな)通路に
沿つて投射する電子銃を含んでいるカラー映像管の改良
を行うものである。上記電子銃は、第2のレンズに実質
的に対称なビームを供給するためのビーム形成領域を含
む第1のレンズを形成する互いに間隔を置いて配置され
た複数の電極を備えている。第2のレンズは、軸をはず
れて第1のレンズから出てくる電子ビームを軸に向けて
屈折させるビーム屈折手段と、非対称な形状を持つたビ
ームを第3のレンズに供給する非対称ビーム集束手段と
を備えている。第3のレンズは実質的に一定の電流密度
を持つた非対称形状のビームをスクリーンに供給する低
収差の主集束レンズである。
〔推奨実施例の説明〕
この発明による電子銃40の詳細が第7図と第8図に示さ
れている。電子銃40は、3個(各ビームに対し1個)の
等間隔で配置されたコプレーナ(同一平面の)陰極42
(K)、制御グリツド44(G1)、遮蔽グリツド46(G
2)、第3図の電極48(G3)、第4の電極50(G4)、第
5の電極52(G5)及び第6の電極56(G6)を含む、G5電
極52は素子54で示した部分G5′を備えている。これらの
電極は陰極から上記の順序に間隔を置いて配置されて、
一対の支持ロッド(図示せず)に取付けられている。
陰極42、G1電極44、G2電極46及びこの電極46に対向する
G3電極48の部分が電子銃40のビーム形成領域を構成して
いる。G3電極48の他方の部分、G4電極50及びG5電極52が
第1の非対称レンズを構成する。G5電極52の部分54(G
5′電極)とG6電極56とが主集束(即ち、第2の非対
称)レンズを形成する。
各陰極42は、周知のように電子放出材料の端面コーテイ
ング62を有するキヤツプ60によつて前端が閉じられた陰
極スリーブ58を含む。各陰極42はスリーブ58内に配置さ
れたヒータコイル(図示せず)によつて間接加熱され
る。
G1電極44とG2電極46は、小さな間隔で配置された実質的
に平坦な2枚のプレートで、3対のインライン開孔64、
66が貫通して設けられている。開孔64と66は陰極コーテ
イング62と中心合わせされており、スクリーン22に向け
られる3本の等間隔で配置されたコプレーナ電子ビーム
28(第1図)を作り出す。好ましくは、初期電子ビーム
通路は実質的に平行で、中央の通路が電子銃の中心軸A
−Aに一致している。
G3電極48は、G2及びG1電極46、44中の開孔66、64に整列
した3個のインライン開孔70を有する実質的に平坦な外
側プレート部分68を有する。G3電極48は、また、第1と
第2の2個のカツプ形状をした部分72と74を有し、これ
らの部分72と74はそれぞれの開口端で相互に接合されて
いる。第1の部分72はカツプ部の底を貫通する3個のイ
ンライン開孔76を有し、これらの開孔76はプレート68中
の開孔70と整列している。G3電極48の第2の部分74は、
その底部に、第1の部分72に形成された3個の開孔76と
整列する3個の開孔78を有する。開孔78を囲んで突状部
79が設けられている。尚、インライン開孔70を有するプ
レート部分68は第1の部分72と一体に形成してもよい。
G4電極50は、G3電極中の開孔78と整列して設けられた3
個のインライン貫通開孔80を有する実質的に平坦なプレ
ートからなる。
G5電極52は深絞り成型されたカツプ状部材で、その底部
に突状部83によつて包囲された3個の貫通開孔82を持つ
ている。開孔82に整列した3個の開孔86を有する実質的
に平坦なプレート部材84がG5電極52の開口端に取付けら
れて、これを閉じている。複数の開口90を有する第1の
プレート部分88がプレート部材84の反対側の表面に取付
けられている。
G5′電極54は深絞り成型したカツプ状部材からなり、カ
ツプの底端に凹部92が形成されている。この凹部92の底
面には3個のインライン開孔94が形成されている。突状
部95が開孔94を取囲んでいる。G5′電極54の反対側の開
口端は第2のプレート部分96によつて閉じられており、
この第2のプレート部分96には、第1のプレート部分88
の開口90に整列し、かつ、以下に述べるようにして、こ
れと協働する3個の開口98が形成されている。
G6電極56は、一端に電子ビームが3本とも通過する1個
の大きな開口部100を有する深絞り成型されたカツプ状
部材で、その開口端はプレート部材102に取付けられて
閉じられている。プレート部材102はG5′電極54中の開
孔94に整列した3個の貫通開孔104を有している。開孔1
04の囲りには、突状部105が形成されている。
G5′電極54の凹部92の形状が第9図に示されている。凹
部92は電子ビーム通路の各々において均一な垂直方向の
幅を有し、両端部が丸められている。このような形状を
「レーストラツク(陸上競技等のトラツク)」形状と呼
ぶ。
G6電極56中の大きな開口100の形状を第10図に示す。開
口100は、中央ビーム通路の部分におけるよりも外側ビ
ーム通路における方がその垂直方向の幅が大きくなつて
いる。このような形状は、「ドッグボーン(犬に与える
骨)」あるいは「バーベル」形状と呼ばれる。
G5電極52の第1プレート部分88はG5′電極54の第2プレ
ート部分96に対向している。G5電極52の第1プレート部
分88中の開孔90は、プレート部分からの突状部を有し、
この突状部は各開孔90に対して、2つのセグメント106
と108に分割されている。G5′電極54の第2プレート部
分96の開孔98も、プレート部96からの突状部を有し、こ
の突状部も各開孔につき、2つのセグメント110と112に
分割されている。第11図に示すように、セグメント106
と108はセグメント110と112とに対して間挿されてい
る。これらのセグメントは、G5電極52とG5′電極54に異
なる電圧が印加される時、各電子ビームの通路中に4重
極レンズを形成するために用いられる。G5電極52かG5′
電極54のいずれかにダイナミツク(動的)な電圧変化を
適切に加えることにより、セグメント106、108、110及
び112によつて設定される4重極レンズを用いて、電子
ビームに非点収差補正を加えて、電子銃において、ある
いは、偏向ヨークにおいて生じる非点収差を補償するこ
とができる。このような4重極レンズ構造については、
特願昭63−180157号(特開平1−38590号)明細書に記
載されている。
この発明の第1の推奨実施例についてのコンピユータモ
デル電子銃の詳しい寸法を表Iに示す。
表Iに示した実施例においては、電子銃は第6図に示す
ような電気的接続がなされる。代表的には、陰極は約15
0Vで動作し、G1電極は接地電位にあり、G2とG4電極は相
互に電気的に接続されて、約300〜1000Vの範囲内で動作
する。また、G3とG5電極も相互に接続されており、約7K
Vで動作し、G6電極は約25KVの陽極電位で動作する。
この好ましい実施例の電気的なパラメータは前述した米
国特許第4,641,058号に記載されているものと同様であ
るが、この電子銃はその構造的な相違点により、より優
れた動作を行う。
この電子銃40において、第1のレンズL1(第6図)は非
対称形状の電子ビームではなく、対称形状の高品質な電
子ビームを第2のレンズL2に供給する。このビームは約
120ミリラジアンという大きな発散角を有し、第12図の
光線図に示されるような電子分布を呈する。約4mAで動
作する電子ビームのクロスオーバは陰極から約2.3mm
(約0.090インチ)の距離にある。3本のビームの中の
1本の対応するビーム電流密度等高線を第13図に示す。
この電子銃のビーム形成領域は、電子ビームに対し、何
らかの考慮を払わねばならないような非対称性を与えて
いないことがわかる。
この電子銃40において、G4電極50とG3電極48及びG5電極
52のG4電極に隣接する部分とによつて形成される第2の
レンズL2は水平方向に長い電子ビームを形成する非対称
レンズを構成している。この電子ビームは第3、即ち、
主フオーカスレンズL3内において、第14図に示すような
ビームスポツト等高線を持つ。この電子ビームの実質的
に長方形の形状は、G4電極50に設けられた長方形の開孔
80によつて与えられる。開孔80の垂直方向の寸法が水平
方向の寸法よりも小さいことと、隣接するG3電極、G5電
極がG4電極の電位よりも高い電位で動作することとによ
り、ビームは主レンズL3に入る前に垂直方向により強い
集束作用を受ける。ビーム形成領域の開孔64、66及び70
に、約0.025mm(約0.001インチ)というような、いくら
かのずれが生じたような場合でも、G4電極50(及び、こ
れに接続されているG2電極46)の電位が、ビーム形成領
域から軸を離れて出て来る電子ビームの電子を軸に向け
て屈折させる。
G5′電極54とG6電極56の間に形成される主フオーカスレ
ンズL3も、低収差の非対称レンズで、スクリーンの中央
において、垂直方向に長い、即ち、非対称形のビームス
ポツトを形成するようなものである。その結果得られる
ビームスポツト(第15a図に示す)は、実質的なガウス
電流密度等高線を持つている。第15b図に示すように、
スクリーンの右上角へビームが偏向されると、ビームの
中心部の50%密度領域が相当長くなり、その中心領域
を、強度の低い拡大領域、即ち、光背状領域が取囲んで
いる。
G5電極52の電位(ゼロ偏向時)からG5電極の電圧より約
1000V正の電圧(最大偏向時)までの間で変化するダイ
ナミツク変化集束電圧をG5′電極54に印加することによ
り、偏向された電子ビームの電流密度等高線を第15c図
に示すように改善できる。
上述した第1の実施例を次のように変形することができ
る。G4電極50の長方形開孔80を、直径約4.06mm(0.160
インチ)の円形開孔に置換し、G4電極の厚さを約0.64mm
(0.025インチ)まで小さくし、G6電極のバーベル状開
口部100の寸法を、長さ約17.86mm(0.703インチ)、中
央ビーム部分での垂直方向高さ約6.99mm(0.275イン
チ)、外側ビーム部分での垂直方向高さ約7.37mm(0.29
0インチ)の寸法にする。さらに、G5電極とG5′電極を
合わせた全体の長さを、約22,86mm(0.900インチ)まで
大きくする。この結果、スクリーン上に5%密度等高線
によつて描かれるビームスポツトサイズは、第2図に示
した従来の電子銃のそれに匹敵する。
第7図と第8図に示したコンピユータモデルによる電子
銃40の第2の実施例を第IIに示す。この第2の実施例の
電子銃のビーム形成領域は第1の実施例のビーム形成領
域と同じであり、同じ管素子には同じ参照番号を用いて
示す。
表IIに示した実施例においては、電子銃40は第16図に示
すような電気接続が施される。代表的には、陰極は約15
0Vで、G1電極は接地電位、G2電極は約400Vでそれぞれ動
作する。G3電極はG5電極と電気的に接続されており、約
7KVで動作する。また、G4電極はG6電極に電気的に接続
されており、約25KVの陽極電位で動作する。
この実施例の電子銃においては、第1のレンズL1(第16
図)は対称形で高品質の電子ビームを第2のレンズL2に
供給する。この第2の実施例のビーム形成領域は第1の
実施例のものと同じであるから、第12図と第13図は、こ
の領域からの電子ビームの1つの電子分布及びビーム電
流密度等高線をも表わしていることになる。
第2の実施例において、第2の電子レンズL2はG4電極50
とG3電極48、G5電極52のG4電極に隣接する部分とによつ
て形成され、水平方向に長くされた楕円形状の電子ビー
ムを形成する非対称レンズである。この電子ビームは、
第3、即ち主フオーカスレンズL3内では、第17図に示す
ようなビーム電流密度等高線を呈する。このビームの楕
円形状はG4電極50の長方形開孔80と第2のレンズL2にお
ける電圧勾配との相互作用によつて形成される。第18図
はこれによつて得られる、スクリーン中央部における電
子ビームのビーム電流密度等高線を示す。この第2の実
施例においては、開孔80の水平方向の寸法が垂直方向の
寸法よりも小さく、しかも、G4電極に隣接するG3、G5電
極がG4電極の電位よりも低い電位で動作するので、主レ
ンズL3に入る前に、ビームは垂直方向よりも弱い水平集
束作用を受けることになる。
表IとIIに示した電子銃40の第1と第2の実施例は、構
造及び動作電圧が異なるが、第15a図及び第18図に示す
ビーム等高線は同様のもので、いずれの実施例を用いて
も許容し得る性能が得られることを示している。陽極電
位が電子銃の低電圧領域に導入されないので、第6図に
示す電気的構成の方が好ましい。
表IとIIに示す実施例の、例えば、米国特許第4,641,05
8号に記載されているような、従来の6電極電子銃に対
する主たる利点は、初めの非対称レンズL2が電子ビーム
のクロスオーバよりも前方に位置している点である。こ
のことにより、レンズL2が、スクリーン上におけるビー
ムスポツトサイズと電流密度等高線とに与える非対称な
作用はビーム電流に比較的左右されない。さらに、この
発明の構造を採用すると、主レンズにおいて水平垂直両
方向において実質的に一定な電流密度を持つたビームが
得られる。
ここに述べた実施例は単なる例であつて、この発明はこ
れに限定されるものではない。例えば、第2の実施例に
おけるG4電極50の長方形の開孔の代りに、非対称性の第
2のレンズを形成する他の適当な幾何学形状の開孔を用
いることができる。さらに、G3、G5電極の集束電圧を選
択して、電子銃内の電子レンズの強度を変えてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は通常のカラー陰極線管の、一部分を軸に沿う断
面で示す平面図、 第2図は4グリツド・バイポテンシヤル電子銃の全体構
造を示す概略断面図、 第3図は従来のカラー陰極線管のスクリーン上における
電子ビームスポツトの形状を示す図、 第4a図は第2図の電子銃によつて、スクリーンの中央部
で得られる電子ビーム電流密度等高線を示す図、 第4b図は主レンズにおける電子ビーム電流密度等高線を
示す図、 第4c図は第3図の右上角に偏向された電子ビームについ
ての電流密度等高線を示す図、 第5a図、第5b図及び第5c図は、それぞれ、4.0mA、0.8mA
及び0.2mAのビーム電流で動作する第2図の電子銃のビ
ーム形成領域に関する電子ビーム線を示す図、 第6図は第2及び第4グリツドを第1の電位に、第3及
び第5グリツドを第2の電位にして動作する6グリツド
電子銃の概略断面図、 第7図と第8図はこの発明による電子銃の、軸に沿う平
面断面図及び側面図、 第9図、第10図及び第11図は、それぞれ、第7図におけ
る線9−9、10−10及び11−11に沿う断面図、 第12図はこの発明の電子銃のビーム形成領域に関する電
子ビーム線を示す図、 第13図はこの発明の電子銃のビーム形成領域(第1のレ
ンズ)からの電子ビームの電流密度等高線を示す図、 第14図は第6図に示すように接続したこの発明の電子銃
の第2のレンズにより作られる主レンズ内における電子
ビーム電流密度等高線を示す図、 第15a図及び第15b図は第6図に示すように接続したこの
発明の電子銃の、スクリーンの中央と右上角におけるビ
ーム電流密度等高線を示す図、 第15c図は、主(第3)レンズの1つの電極にダイナミ
ツク補正電圧を加えた場合のスクリーンの右上角におけ
るビーム電流密度等高線を示す図、 第16図は第3及び第5グリツドを第3の電位で、第4及
び第6グリツドを第4の電位で動作させる6グリツド電
子銃の第2の実施例の概略断面図、 第17図は第16図に示すように接続したこの発明の電子銃
の第2の実施例により作られる主レンズにおける電子ビ
ーム電流密度等高線を示す図、 第18図は第16図に示すように接続したこの発明の電子銃
の第2の実施例についてのスクリーンの中央における電
子ビーム電流密度等高線を示す図である。 11……外囲器、40……電子銃、22……スクリーン、44〜
56……電極、L1、L2、L3……第1、第2及び第3のレン
ズ、G4……ビーム屈折手段、80……非対称ビーム集束手
段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−158732(JP,A) 特開 昭56−134457(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部にインライン電子銃を有する外囲器を
    含むカラー陰極線管であつて、該インライン電子銃は3
    本のインライン電子ビームを発生して、これを上記外囲
    器の内部に設けられたスクリーンに向かう経路上の当初
    は同一平面内に位置する軸に沿つて投射するものであ
    り、さらに、上記電子銃は上記電子ビームを集束させる
    ための第1,第2及び第3のレンズを形成する互いに間隔
    を置いて配置された複数の電極を有し、 上記第1のレンズは第1の電極と、第2の電極と、第3
    の電極の第1の部分とよりなり、上記第2のレンズは上
    記第3の電極の第2の部分と、第4の電極と、第5の電
    極の第1の部分とよりなり、上記第3のレンズは上記第
    5の電極の第2の部分と第6の電極とよりなり、 上記第2のレンズは、上記軸から外れて上記第1のレン
    ズから出る電子ビームを上記軸に向けて屈折させるビー
    ム屈折手段と、上記第4の電極よりなり上記第3のレン
    ズに非対称形状のビームを供給するための非対称ビーム
    集束手段とを含み、上記第4の電極は上記非対称形状の
    ビームを生成するための3つの縦長の開孔をその中に含
    み、 上記第3のレンズは上記スクリーンに実質的に一定の電
    流密度を持つた非対称な形状のビームを供給する低収差
    主フオーカスレンズであり、上記非対称な主フオーカス
    レンズは上記第5の電極の第2の部分と第6の電極の対
    向面により形成され、上記対向面の各々は上記第5の電
    極の第2の部分及び上記第6の電極に延出する夫々の外
    端部に形成された凹部を有し、各々の凹部は垂直方向寸
    法より水平方向寸法の方が大きく、各々の凹部の底部に
    3つの奥まった開孔を有し、各々の開孔は単一の突状部
    により包囲されることを特徴とするカラー陰極線管。
  2. 【請求項2】上記第5の電極の上記第2の部分は上記第
    5の電極の第1の部分から離間し、離間した部分のどち
    らか一方がそれに印加される動的電位を有することを特
    徴とする請求項1記載のカラー陰極線管。
JP63006696A 1987-01-14 1988-01-13 カラー陰極線管 Expired - Fee Related JPH0748354B2 (ja)

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GB8700793 1987-01-14
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US8700792 1987-12-04
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EP0275191A2 (en) 1988-07-20
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DE3854506D1 (de) 1995-11-02
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