JPH074834A - 有機溶剤を含有する粉粒体の処理方法及び処理装置 - Google Patents
有機溶剤を含有する粉粒体の処理方法及び処理装置Info
- Publication number
- JPH074834A JPH074834A JP17235293A JP17235293A JPH074834A JP H074834 A JPH074834 A JP H074834A JP 17235293 A JP17235293 A JP 17235293A JP 17235293 A JP17235293 A JP 17235293A JP H074834 A JPH074834 A JP H074834A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、有機溶剤を短時間に且つその残留分
が痕跡程度にまで除去できる、有機溶剤を含有する粉粒
体の処理方法及び処理装置を提供するものである。 【構成】本発明は、密閉系容器に投入した有機溶剤を含
有する粉粒体に振動を加えつつ該密閉系容器に調湿気体
を送入して該粉粒体を振動流動層状態にし、この振動流
動層状態で該調湿気体の水分と置換した該粉粒体の有機
溶剤を該調湿気体と共に該密閉系容器の外部へ排気する
ことを特徴としている。
が痕跡程度にまで除去できる、有機溶剤を含有する粉粒
体の処理方法及び処理装置を提供するものである。 【構成】本発明は、密閉系容器に投入した有機溶剤を含
有する粉粒体に振動を加えつつ該密閉系容器に調湿気体
を送入して該粉粒体を振動流動層状態にし、この振動流
動層状態で該調湿気体の水分と置換した該粉粒体の有機
溶剤を該調湿気体と共に該密閉系容器の外部へ排気する
ことを特徴としている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は有機溶剤を含有する粉粒
体の処理方法及び処理装置に関する。例えば医薬品や食
品添加物を製造する場合、微生物培養による生成物質を
有機溶剤で結晶化させ、これを濾過や遠心分離等で分離
することが行なわれる。また例えば脱脂された動植物の
有機個体を製造する場合、有機個体を有機溶剤で洗浄
し、これを濾過や遠心分離等で分離することが行なわれ
る。上記のように分離された生成物質や有機個体等には
相当量の有機溶剤が含まれているので、これを除去する
必要がある。本発明はかかる有機溶剤を含有する粉粒体
から該有機溶剤を優先的に除去し、必要に応じて更に乾
燥する粉粒体の処理方法及び処理装置に関するものであ
る。
体の処理方法及び処理装置に関する。例えば医薬品や食
品添加物を製造する場合、微生物培養による生成物質を
有機溶剤で結晶化させ、これを濾過や遠心分離等で分離
することが行なわれる。また例えば脱脂された動植物の
有機個体を製造する場合、有機個体を有機溶剤で洗浄
し、これを濾過や遠心分離等で分離することが行なわれ
る。上記のように分離された生成物質や有機個体等には
相当量の有機溶剤が含まれているので、これを除去する
必要がある。本発明はかかる有機溶剤を含有する粉粒体
から該有機溶剤を優先的に除去し、必要に応じて更に乾
燥する粉粒体の処理方法及び処理装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来一般に、有機溶剤を含有する粉粒体
の処理方法として、該粉粒体を密閉系容器に投入し、減
圧下に加熱して、該有機溶剤を蒸発除去することが行な
われている。この場合、該密閉系容器に撹拌羽根を装備
して該粉粒体を撹拌したり、或は該密閉系容器へキャリ
アーガスを送入すること等も行なわれている。ところ
が、この従来法には、一定値以上に有機溶剤を除去でき
ないという欠点がある。
の処理方法として、該粉粒体を密閉系容器に投入し、減
圧下に加熱して、該有機溶剤を蒸発除去することが行な
われている。この場合、該密閉系容器に撹拌羽根を装備
して該粉粒体を撹拌したり、或は該密閉系容器へキャリ
アーガスを送入すること等も行なわれている。ところ
が、この従来法には、一定値以上に有機溶剤を除去でき
ないという欠点がある。
【0003】粉粒体の乾燥方法としては、該粉粒体を流
動層状態、振動状態、更には振動流動層状態にして乾燥
することも提案されている(特公昭48−660、特公
昭55−50265、特開平1−245847)。とこ
ろが、これらの従来法にも、有機溶剤を含有する粉粒体
を乾燥すると実際のところ、依然として一定値以上に有
機溶剤を除去できないという欠点がある。
動層状態、振動状態、更には振動流動層状態にして乾燥
することも提案されている(特公昭48−660、特公
昭55−50265、特開平1−245847)。とこ
ろが、これらの従来法にも、有機溶剤を含有する粉粒体
を乾燥すると実際のところ、依然として一定値以上に有
機溶剤を除去できないという欠点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、従来法では、一定値以上に有機溶剤を除去
できない点である。
する課題は、従来法では、一定値以上に有機溶剤を除去
できない点である。
【0005】
【課題を解決するための手段】しかして本発明者は、上
記課題を解決するべく鋭意研究した結果、有機溶剤を含
有する粉粒体に振動を加えつつ該粉粒体を調湿気体を送
入して振動流動層状態にすると、有機溶剤と調湿気体の
水分とが効率的に置換し、置換した有機溶剤が調湿気体
に同伴して排気される結果、有機溶剤をその残留分が痕
跡程度にまで除去できることを見出した。
記課題を解決するべく鋭意研究した結果、有機溶剤を含
有する粉粒体に振動を加えつつ該粉粒体を調湿気体を送
入して振動流動層状態にすると、有機溶剤と調湿気体の
水分とが効率的に置換し、置換した有機溶剤が調湿気体
に同伴して排気される結果、有機溶剤をその残留分が痕
跡程度にまで除去できることを見出した。
【0006】すなわち本発明は、密閉系容器に投入した
有機溶剤を含有する粉粒体に振動を加えつつ該密閉系容
器に調湿気体を送入して該粉粒体を振動流動層状態に
し、この振動流動層状態で該調湿気体の水分と置換した
該粉粒体の有機溶剤を該調湿気体と共に該密閉系容器の
外部へ排気することを骨子とする有機溶剤を含有する粉
粒体の処理方法及び処理装置に係る。
有機溶剤を含有する粉粒体に振動を加えつつ該密閉系容
器に調湿気体を送入して該粉粒体を振動流動層状態に
し、この振動流動層状態で該調湿気体の水分と置換した
該粉粒体の有機溶剤を該調湿気体と共に該密閉系容器の
外部へ排気することを骨子とする有機溶剤を含有する粉
粒体の処理方法及び処理装置に係る。
【0007】本発明では、有機溶剤を含有する粉粒体を
密閉系容器に投入し、該密閉系容器に振動を加えつつ調
湿気体を送入して、該粉粒体を振動流動層状態にする。
粉粒体は浮遊しつつ激しく撹拌混合された状態になる。
かかる振動流動層状態において粉粒体の有機溶剤は調湿
気体の水分と効率的に置換するので、置換した有機溶剤
を調湿気体と共に密閉系容器の外部へ排気する。
密閉系容器に投入し、該密閉系容器に振動を加えつつ調
湿気体を送入して、該粉粒体を振動流動層状態にする。
粉粒体は浮遊しつつ激しく撹拌混合された状態になる。
かかる振動流動層状態において粉粒体の有機溶剤は調湿
気体の水分と効率的に置換するので、置換した有機溶剤
を調湿気体と共に密閉系容器の外部へ排気する。
【0008】粉粒体を乾燥する必要がある場合には、引
き続き密閉系容器に乾燥気体を送入して該粉粒体を同様
の振動流動層状態にし、該粉粒体の水分を該乾燥気体と
共に該密閉系容器の外部へ排気する。
き続き密閉系容器に乾燥気体を送入して該粉粒体を同様
の振動流動層状態にし、該粉粒体の水分を該乾燥気体と
共に該密閉系容器の外部へ排気する。
【0009】調湿気体としては、単にその水分を調節し
た気体も使用できるが、その水分及び温度を調節した気
体を使用するのが好ましい。かかる調湿気体は調湿装置
で作製できる。調湿装置は加湿器と加熱兼冷却器とを備
え、したがって調湿気体としては、該加湿器で例えば所
定温度の水中を通過させることにより調湿した気体をそ
のまま使用する場合、調湿した気体を加熱兼冷却器の加
熱部で加熱して使用する場合、調湿した気体を加熱兼冷
却器の冷却部で冷却して結露させることにより再調湿し
た後に加熱部で加熱して使用する場合等がある。
た気体も使用できるが、その水分及び温度を調節した気
体を使用するのが好ましい。かかる調湿気体は調湿装置
で作製できる。調湿装置は加湿器と加熱兼冷却器とを備
え、したがって調湿気体としては、該加湿器で例えば所
定温度の水中を通過させることにより調湿した気体をそ
のまま使用する場合、調湿した気体を加熱兼冷却器の加
熱部で加熱して使用する場合、調湿した気体を加熱兼冷
却器の冷却部で冷却して結露させることにより再調湿し
た後に加熱部で加熱して使用する場合等がある。
【0010】かくして調湿した、好ましくは調湿調温し
た気体を使用して有機溶剤を含有する粉粒体を振動流動
層状態にする。振動流動層状態は振動流動層装置で実現
できる。振動流動層装置は、スプリングを介して機台に
支持された密閉系容器と、該密閉系容器に開設された粉
粒体投入口、排気口及び粉粒体排出口と、該密閉系容器
の下部に取付けられた分散板と、該密閉系容器に振動を
加える振動発生源とを備え、調湿気体は該分散板を介し
て該密閉系容器の下部から上部に送入する。
た気体を使用して有機溶剤を含有する粉粒体を振動流動
層状態にする。振動流動層状態は振動流動層装置で実現
できる。振動流動層装置は、スプリングを介して機台に
支持された密閉系容器と、該密閉系容器に開設された粉
粒体投入口、排気口及び粉粒体排出口と、該密閉系容器
の下部に取付けられた分散板と、該密閉系容器に振動を
加える振動発生源とを備え、調湿気体は該分散板を介し
て該密閉系容器の下部から上部に送入する。
【0011】粉粒体投入口から分散板よりも上部の密閉
系容器に有機溶剤を含有する粉粒体を投入し、振動発生
源、例えば振動モータやモータ駆動の偏心錘を回転させ
て、該密閉系容器に、したがって該粉粒体に振動を加え
つつ、該分散板の下部から上部へ調湿気体を送入する
と、該粉粒体は浮遊しつつ激しく撹拌混合させた振動流
動層状態になる。この振動流動層状態で、粉粒体の有機
溶剤と調湿気体の水分とが効率的に置換するので、置換
した有機溶剤を該調湿気体と共に排気口から密閉系容器
の外部へ排気する。
系容器に有機溶剤を含有する粉粒体を投入し、振動発生
源、例えば振動モータやモータ駆動の偏心錘を回転させ
て、該密閉系容器に、したがって該粉粒体に振動を加え
つつ、該分散板の下部から上部へ調湿気体を送入する
と、該粉粒体は浮遊しつつ激しく撹拌混合させた振動流
動層状態になる。この振動流動層状態で、粉粒体の有機
溶剤と調湿気体の水分とが効率的に置換するので、置換
した有機溶剤を該調湿気体と共に排気口から密閉系容器
の外部へ排気する。
【0012】かくして粉粒体の有機溶剤を除去するが、
該有機溶剤と置換した水分を含有する粉粒体を更に乾燥
する場合には、引き続き調湿気体の代わりに乾燥気体を
送入し、同様の振動流動層状態で、該水分を該乾燥気体
と共に排気口から密閉系容器の外部へ排気する。乾燥気
体としては、調湿装置を経由することなく乾燥気体をそ
のまま使用する場合、乾燥気体を調湿装置の加湿器を経
由することなく加熱兼冷却器の加熱部で加熱して使用す
る場合、乾燥気体を調湿装置の加湿器を経由することな
く加熱兼冷却器の冷却部で冷却して結露させることによ
り再乾燥した後に加熱部で加熱して使用する場合等があ
る。
該有機溶剤と置換した水分を含有する粉粒体を更に乾燥
する場合には、引き続き調湿気体の代わりに乾燥気体を
送入し、同様の振動流動層状態で、該水分を該乾燥気体
と共に排気口から密閉系容器の外部へ排気する。乾燥気
体としては、調湿装置を経由することなく乾燥気体をそ
のまま使用する場合、乾燥気体を調湿装置の加湿器を経
由することなく加熱兼冷却器の加熱部で加熱して使用す
る場合、乾燥気体を調湿装置の加湿器を経由することな
く加熱兼冷却器の冷却部で冷却して結露させることによ
り再乾燥した後に加熱部で加熱して使用する場合等があ
る。
【0013】説明を省略するが、調湿装置及びその下流
側に接続された振動流動層装置には公知の圧力制御手
段、温度制御手段、流量制御手段、除菌手段等を装備
し、また振動流動層装置の密閉系容器には熱媒体の流通
可能なジャケットを周設して、その排気口等には粉粒体
の飛散を防止するためのフィルタを取付け、更に該フィ
ルタを再生するための逆洗手段を組込み、そして排気し
た有機溶剤の回収手段を接続するのが好ましい。
側に接続された振動流動層装置には公知の圧力制御手
段、温度制御手段、流量制御手段、除菌手段等を装備
し、また振動流動層装置の密閉系容器には熱媒体の流通
可能なジャケットを周設して、その排気口等には粉粒体
の飛散を防止するためのフィルタを取付け、更に該フィ
ルタを再生するための逆洗手段を組込み、そして排気し
た有機溶剤の回収手段を接続するのが好ましい。
【0014】
【実施例】図1は本発明の一実施例を略示する全体図で
ある。加湿器12とこれに連設された加熱兼冷却器13
とを備える調湿装置11の下流側に振動流動層装置21
が接続されている。加湿器12及び加熱兼冷却器13の
それぞれ上流側にはバルブ31,32を介して流量計3
3,34が接続されており、流量計33,34の合流し
た上流側にはバルブ35を介して冷凍式でドライヤ付き
の空気圧縮機36が接続されている。
ある。加湿器12とこれに連設された加熱兼冷却器13
とを備える調湿装置11の下流側に振動流動層装置21
が接続されている。加湿器12及び加熱兼冷却器13の
それぞれ上流側にはバルブ31,32を介して流量計3
3,34が接続されており、流量計33,34の合流し
た上流側にはバルブ35を介して冷凍式でドライヤ付き
の空気圧縮機36が接続されている。
【0015】加熱兼冷却器13の下流側に接続された振
動流動層装置21は、スプリング41,42を介して機
台43に支持された機枠44と、機枠44に取付けられ
た振動モータ45と、機枠44の上部に載置固定された
密閉系容器51と、密閉系容器51の下部に介装された
分散板61と、密閉系容器51に周設された熱媒体の流
通可能なジャケット52,53と、密閉系容器51の蓋
体51aに開設された粉粒体投入口71及び排気口72
と、分散板61の上部において密閉系容器51の下部に
開設された粉粒体排出口73と、排気口72から密閉系
容器51の内部へ挿入された筒状フィルタ72aとを備
えている。
動流動層装置21は、スプリング41,42を介して機
台43に支持された機枠44と、機枠44に取付けられ
た振動モータ45と、機枠44の上部に載置固定された
密閉系容器51と、密閉系容器51の下部に介装された
分散板61と、密閉系容器51に周設された熱媒体の流
通可能なジャケット52,53と、密閉系容器51の蓋
体51aに開設された粉粒体投入口71及び排気口72
と、分散板61の上部において密閉系容器51の下部に
開設された粉粒体排出口73と、排気口72から密閉系
容器51の内部へ挿入された筒状フィルタ72aとを備
えている。
【0016】粉粒体投入口71から分散板61よりも上
部における密閉系容器51の内部へ有機溶剤を含有する
粉粒体を投入し、振動モータ45を回転させて、密閉系
容器51に振動を加え、したがって投入した粉粒体に振
動を加える。その一方、空気圧縮機36からバルブ3
1,32,35の開度を調節することにより所定流量に
制御した空気を調湿装置11へ送入し、ここで調湿した
後、又は調湿調温した後、分散板61を介して密閉系容
器51へ送入する。かくして粉粒体は浮遊しつつ激しく
混合撹拌された振動流動層状態になる。この振動流動層
状態で、ジャケット52,53へ熱媒体を流通させるこ
とにより密閉系容器51の雰囲気を所定温度に保持しつ
つ、粉粒体の有機溶剤と調湿気体又は調湿調温気体の水
分とを効率的に置換させ、置換した有機溶剤を該調湿気
体又は該調湿調温気体と共に排気口72から系外へ排気
する構成である。
部における密閉系容器51の内部へ有機溶剤を含有する
粉粒体を投入し、振動モータ45を回転させて、密閉系
容器51に振動を加え、したがって投入した粉粒体に振
動を加える。その一方、空気圧縮機36からバルブ3
1,32,35の開度を調節することにより所定流量に
制御した空気を調湿装置11へ送入し、ここで調湿した
後、又は調湿調温した後、分散板61を介して密閉系容
器51へ送入する。かくして粉粒体は浮遊しつつ激しく
混合撹拌された振動流動層状態になる。この振動流動層
状態で、ジャケット52,53へ熱媒体を流通させるこ
とにより密閉系容器51の雰囲気を所定温度に保持しつ
つ、粉粒体の有機溶剤と調湿気体又は調湿調温気体の水
分とを効率的に置換させ、置換した有機溶剤を該調湿気
体又は該調湿調温気体と共に排気口72から系外へ排気
する構成である。
【0017】実施例1 図1について前述した処理装置を用い、下記の条件下で
有機溶剤を含有する粉粒体を処理した。 粉粒体:メタノールを約30重量%含有する多糖類10
kgを処理した 調湿調温気体:処理時間が10時間迄は40℃で湿度5
0%の空気を処理中の粉粒体1kg当たり毎分50リット
ルの割合となるように送入し、それ以降は40℃で湿度
5%の空気を同様に送入した ジャケット温度:温水を流通させて40℃に保持した
有機溶剤を含有する粉粒体を処理した。 粉粒体:メタノールを約30重量%含有する多糖類10
kgを処理した 調湿調温気体:処理時間が10時間迄は40℃で湿度5
0%の空気を処理中の粉粒体1kg当たり毎分50リット
ルの割合となるように送入し、それ以降は40℃で湿度
5%の空気を同様に送入した ジャケット温度:温水を流通させて40℃に保持した
【0018】比較例1 調湿調温気体に代えて40℃で湿度5%の空気を送入し
た以外は実施例1の場合と同様に処理した。
た以外は実施例1の場合と同様に処理した。
【0019】比較例2 実施例1の場合と同じ粉粒体を密閉系の真空容器へ投入
し、撹拌羽根で撹拌しつつ、雰囲気を40℃に保持し、
60Torrの減圧下でメタノールを蒸発させた。
し、撹拌羽根で撹拌しつつ、雰囲気を40℃に保持し、
60Torrの減圧下でメタノールを蒸発させた。
【0020】各例の処理中における粉粒体のメタノール
含量(重量%)を表1に示した。
含量(重量%)を表1に示した。
【0021】
【表1】
【0022】実施例2 図1について前述した処理装置を用い、下記の条件下で
有機溶剤を含有する粉粒体を処理した。処理中における
粉粒体のアセトン含量(重量%)を表2に示した。 粉粒体:真空乾燥し、粉砕した、アセトンを約1重量%
含有する混合脂肪酸の粉砕物10kgを処理した 調湿調温気体:処理時間が18時間迄は60℃で湿度5
0%の空気を処理中の粉粒体1kg当たり毎分80リット
ルの割合となるように送入し、それ以降は60℃で湿度
5%の空気を同様に送入した ジャケット温度:温水を流通させて30℃に保持した
有機溶剤を含有する粉粒体を処理した。処理中における
粉粒体のアセトン含量(重量%)を表2に示した。 粉粒体:真空乾燥し、粉砕した、アセトンを約1重量%
含有する混合脂肪酸の粉砕物10kgを処理した 調湿調温気体:処理時間が18時間迄は60℃で湿度5
0%の空気を処理中の粉粒体1kg当たり毎分80リット
ルの割合となるように送入し、それ以降は60℃で湿度
5%の空気を同様に送入した ジャケット温度:温水を流通させて30℃に保持した
【0023】
【表2】
【0024】
【発明の効果】既に明らかなように、以上説明した本発
明には、有機溶剤を短時間に且つその残留分が痕跡程度
にまで除去できるという効果がある。
明には、有機溶剤を短時間に且つその残留分が痕跡程度
にまで除去できるという効果がある。
【図1】本発明の一実施例を略示する全体図。
【符号の説明】 11・・・調湿装置、12・・・加湿器、13・・・加
熱兼冷却器、21・・・振動流動層装置、41,42・
・・スプリング、43・・・機台、45・・・振動モー
タ、51・・・密閉系容器、61・・・分散板、71・
・・粉粒体投入口、72・・・排気口、73・・・粉粒
体排出口
熱兼冷却器、21・・・振動流動層装置、41,42・
・・スプリング、43・・・機台、45・・・振動モー
タ、51・・・密閉系容器、61・・・分散板、71・
・・粉粒体投入口、72・・・排気口、73・・・粉粒
体排出口
Claims (3)
- 【請求項1】 密閉系容器に投入した有機溶剤を含有す
る粉粒体に振動を加えつつ該密閉系容器に調湿気体を送
入して該粉粒体を振動流動層状態にし、この振動流動層
状態で該調湿気体の水分と置換した該粉粒体の有機溶剤
を該調湿気体と共に該密閉系容器の外部へ排気すること
を特徴とする有機溶剤を含有する粉粒体の処理方法。 - 【請求項2】 粉粒体の有機溶剤を調湿気体と共に密閉
系容器の外部へ排気した後、引き続き該密閉系容器に乾
燥気体を送入して該粉粒体を振動流動層状態にし、この
振動流動層状態で該粉粒体の水分を該乾燥気体と共に該
密閉系容器の外部へ排気することを特徴とする請求項1
記載の有機溶剤を含有する粉粒体の処理方法。 - 【請求項3】 加湿器及び加熱兼冷却器を備える調湿装
置の下流側に振動流動層装置が接続されており、該振動
流動層装置が、スプリングを介して機台に支持された密
閉系容器と、該密閉系容器に開設された粉粒体投入口、
排気口及び粉粒体排出口と、該密閉系容器の下部に取付
けられた分散板と、該密閉系容器に振動を加える振動発
生源とを備え、該調湿装置から供給される調湿気体が該
分散板を介して該密閉系容器の上部に送入されるように
して成る有機溶剤を含有する粉粒体の処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17235293A JP3439796B2 (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | 有機溶剤を含有する粉粒体の処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17235293A JP3439796B2 (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | 有機溶剤を含有する粉粒体の処理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH074834A true JPH074834A (ja) | 1995-01-10 |
JP3439796B2 JP3439796B2 (ja) | 2003-08-25 |
Family
ID=15940314
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17235293A Expired - Lifetime JP3439796B2 (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | 有機溶剤を含有する粉粒体の処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3439796B2 (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2008142617A (ja) * | 2006-12-08 | 2008-06-26 | Chuo Kakoki Kk | 粉体の洗浄方法及び洗浄乾燥方法 |
JP2012076078A (ja) * | 2010-10-01 | 2012-04-19 | Siliconvalue Llc | 流動層反応器 |
US9006717B2 (en) | 2012-04-17 | 2015-04-14 | Samsung Display Co., Ltd. | Organic light-emitting display apparatus and method of manufacturing organic light-emitting display apparatus |
JP2015525122A (ja) * | 2012-05-31 | 2015-09-03 | レゾダイン・コーポレイション | 材料を流動化し、混合し、塗布し、乾燥し、結合し、化学反応し、分離する機械的システム |
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