JPH074831Y2 - ゴルフ練習場用遮水性集球シート材 - Google Patents

ゴルフ練習場用遮水性集球シート材

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JPH074831Y2
JPH074831Y2 JP2201289U JP2201289U JPH074831Y2 JP H074831 Y2 JPH074831 Y2 JP H074831Y2 JP 2201289 U JP2201289 U JP 2201289U JP 2201289 U JP2201289 U JP 2201289U JP H074831 Y2 JPH074831 Y2 JP H074831Y2
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JP
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sheet material
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impervious
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JP2201289U
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JPH02114081U (ja
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寛一 山本
洋二郎 末松
恭介 檀野
利光 高垣
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Dynic Corp
Original Assignee
Dynic Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ゴルフ練習場の芝代替として敷設するシート
材であって、さらに詳しくは、敷設に際して、接着剤を
用いてのシート材相互の接続が可能であると共に、落下
したゴルフボールが、その落下点からボール回収部まで
転り易い表面構成であるシート材に係るものである。
〔従来技術〕
ニードルパンチング不織布は、その表面強度及びボール
転り性に優れているためゴルフ練習場において、芝の代
替として用いられているが、これには遮水性が不可欠の
性能として要求される。そこで従来、ニードルパンチン
グ不織布の裏面に、遮水性層としてポリエチレンのホッ
トメルトコーテイング層を設けた二層構造のシート材が
提供されている。
この様なシート材は、裏面のポリエチレン層のために、
接着剤を用いてのシート相互の接合が難しい。そこで、
シート材の敷設施工に際しては、互のシート端部を重ね
て、そこに釘打ちして接合するという方法が採られてい
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記したように、ゴルフ練習場で、ボール落下場所の芝
の代替として較設される、従来のシート材は、接着剤を
用いては、シート相互の接合が難しく、したがって、敷
設に際しては互の端部を重ね合わせて、これに釘打ちで
接合せざるを得ないのであるが、この釘打ち施工には、
種々の問題がある。
例えば、釘打穴からの浸水によって、シート下地の砂等
が流失する恐れがあり、シート材の敷設耐久性が短い。
釘の存在が見栄えを悪くする。さらにゴルフボールが釘
部に落下したときはゴルフボールが傷付く恐れがある。
本考案は、芝に代って使用されるシート材の構成を種々
研究した結果、シート材相互の接着剤による接合が可能
なシート材を開発して、上記問題点を解決したものであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、ニードルパンチング不織布の片面に、耐水性
接着剤を介して、合成樹脂フイルムを積層し、さらに、
この合成樹脂フイルムに不織シートを積層することによ
って、表面層、裏面層が共に不織構造である三層構成の
積層体を提供することによって、ゴルフ練習場で敷設さ
れる芝代替シートにおける問題点を解消したものであ
る。
すなわち、本考案のシート材は、表面層のニードルパン
チング不織布が、芝代替としての外観と、優れたボール
転り性能とを発揮し、中間層のポリエステルフイルムが
遮水性能を発揮し、裏面層の不織シートが、表面層のニ
ードルパンチング不織布との組み合わせにおいて、シー
ト相互の接着剤による接合を可能にしているのである。
通常、シート相互の接続は、一のシート端の表面と他の
シート端の裏面とを重ね合わせて、これを何らかの方法
で接合するのであるが、接着剤を用いての接合方法を採
用する場合には、当然シート表裏相互の接着性能が問題
である。特に土木用等屋外での使用では相当強固な接合
強度が要求される。
本考案のシート材では、中間に遮水機能層を、その両面
に不織構造層を配し、表裏を共に不織構造としたことに
よって、接着剤を用いての強固な接合を可能にしたもの
である。本考案のシート材は、その表裏の不織構造層内
への接着剤の適度の浸透があり、接着剤層がシート材の
重なり端部において、楔効果を発揮するのである。
すなわち、シート材の表裏の不織構造層が、物理的に接
合強度の向上に寄与しているのである。
このようなシート材に望まれることは、経済的接着剤量
によって、充分強力な接合が得られることである。
本考案においては、裏面不織構造材として、長繊維から
なる目付50g/m2〜80g/m2の不織シートを用いることによ
り、経済的接着剤量で、強力でかつ相剥のない接合状態
が得られたのである。すなわち、長繊維の強い絡み合に
よって、構成繊維相互の剥離がなく、かつ目付50g/m2
80g/m2の範囲であることで、塗布した接着剤の不織布層
内への適度な浸透が保たれ得るのである。目付が50g/m2
よりも少いと、接着剤の浸透による楔効果が期待できず
160g/m2より多いと接着剤の浸透がはげしく、経済効果
がないのである。なお80g/m2〜120g/m2であれば、より
一層好ましい効果が得られる。
ところで、ゴルフボールの落下点における、ボール落下
時の衝撃熱は、その部分の繊維を溶かすほどのものであ
るが、本考案においては、表面層のニードルパンチング
不織布の構成繊維としてポリエステル繊維、特に耐熱性
極太ポリエステル繊維を用いることによって、ゴルフボ
ール落下時点のトラブルを解消した。
〔実施例〕
以下、図面に従って本考案を具体的に説明する。
第1図は、本考案のゴルフ練習場用遮水性集球シート材
の断面模式図である。すなわち、耐熱性極太ポリエステ
ル繊維のニードルパンチング不織布1でなる表面層と、
この裏面に、耐水性接着剤2を介して、ポリエチレンフ
イルム3が中間層として積層されていて、本考案シート
材の遮水機能を発揮している。
さらに、このポリエチレンフイルム3には、ポリエステ
ル長繊維不織シート4が積層されて、裏面層を形成して
いる。
第2図は、本考案のゴルフ練習場用遮水性集球シート材
を施工する場合のシート相互の接合状態を示す断面拡大
図である。つまり、シート材の裏面層であるポリエステ
ル長繊維不織シート4の面と、他のシート材の表面層で
ある耐熱性極太ポリエステル繊維のニードルパンチング
不織布1の面とを、耐水耐候性のエポキシ系接着剤5を
介して接合するのであるが、この場合、接着剤5は、表
面層、裏面層にそれぞれ適度に浸透し、接合層6を形成
することで、楔効果を発揮して接合を強固なものにして
いる。
〔作用効果〕
本考案のゴルフ練習場用遮水性集球シート材は、衝撃熱
に強く、かつ耐候性に優れた不織布構造体からなる表面
層と、接着剤の適度の浸透性を有すると共に、構成繊維
相互の絡みが強固な長繊維不織構造体からなる裏面層と
を有するものであるため、ゴルフ練習場での敷設施工時
のシート材相互の繋ぎ合わせを、その接合部から水が浸
入するような隙間が全くなく、緊密に見栄えよく行うこ
とができるものである。また中間層として、合成樹脂フ
イルム、例えばポリエチレンフイルムを挾持積層してあ
ることによって、優れた遮水効果を発揮するものであ
る。
さらに、表層面は、ニードルパンチングされた構成であ
るため、その表面でのゴルフボールの転りがよく、練習
ボールの集球性能に優れたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案のゴルフ練習場用遮水性集球シート材
の断面模式図、第2図は本考案のゴルフ練習場用遮水性
集球シート材相互の接合部分を示す拡大模式図である。 1……ニードルパンチ不織布 2……耐水性接着剤 3……合成樹脂フイルム 4……不織シート 5……接合剤 6……接合層。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ニードルパンチング不織布の片面に合成樹
    脂フイルムを積層し、さらに、当該合成樹脂フイルム
    に、不織シートを積層することによって、表面層,裏面
    層を共に不織構造としたことを特徴とするゴルフ練習場
    用遮水性集球シート材。
  2. 【請求項2】表面層のニードルパンチング不織布の構成
    繊維が耐熱性極太ポリエステル繊維である実用新案登録
    請求の範囲第(1)項記載のゴルフ練習場用遮水性集球
    シート材。
  3. 【請求項3】裏面層の不織シートが長繊維からなり、目
    付50g/m2〜160g/m2である、実用新案登録請求の範囲第
    (1)項または第(2)項記載のゴルフ練習場用遮水性
    集球シート材。
JP2201289U 1989-03-01 1989-03-01 ゴルフ練習場用遮水性集球シート材 Expired - Lifetime JPH074831Y2 (ja)

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JPH02114081U JPH02114081U (ja) 1990-09-12
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