JPH074829B2 - 射出成形方法 - Google Patents

射出成形方法

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JPH074829B2
JPH074829B2 JP2203010A JP20301090A JPH074829B2 JP H074829 B2 JPH074829 B2 JP H074829B2 JP 2203010 A JP2203010 A JP 2203010A JP 20301090 A JP20301090 A JP 20301090A JP H074829 B2 JPH074829 B2 JP H074829B2
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resin
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澄夫 佐藤
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株式会社新潟鐵工所
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、生産ロットの異なる樹脂で成形品を連続的に
成形する場合に適用される射出成形法に関する。
〔従来の技術〕
ある成形品を連続的に成形している時、一般的に次のよ
うな成形条件下にあれば安定した品質のものが得られ
る。
(1)樹脂の溶融、混練状態が常に均一 (2)射出速度、圧力が常に一定 (3)金型温度が常に一定 (4)室温が常に一定 上記はいずれも供給される樹脂の性状が一定であるとい
う前提に立っているものであり、樹脂の性状が変わると
それに合わせて成形条件を変える必要がある。
ところで、樹脂の性状のうち、成形に及ぼす影響が強い
ものは流動特性であり、通常、メルトインデックス(M
I)で表わされる。このMI値は樹脂の場合、一般に、生
産ロットが異なると変わる場合が多い。そして、樹脂の
射出成形においては、MI値が高くて流動性が良過ぎる
と、成形品にバリが生じるようになり、またMI値が低い
と成形品が完全にキャビティ内に充填されないといった
不具合が生じる。
従来においては、1基の収容タンクに樹脂を生産ロット
にかかわりなく順次収容して加熱シリンダに供給する方
法を採り、作業員が、成形品のバリ等を監視することに
よって樹脂の生産ロットの変更に対応し、成形条件を調
整している。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来の射出成形方法では、作業員が成形条件を一々
調整しているため、調整に個人差が生じ、また長時間無
人運転ができない、という問題点がある。
本発明は、樹脂の生産ロットの変更に的確かつ自動的に
対応することができ、長時間にわたって無人運転を行う
ことが可能な射出成形方法を提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、本発明は、加熱シリンダ
のホッパに連絡された2基以上の収容タンクに同一種類
の樹脂を収容し、加熱シリンダに対する収容樹脂の供給
で一つの収容タンクが空になったことを知らせる信号が
レベル計から出力された場合に他の一つの収容タンクを
開けて収容樹脂を加熱シリンダに供給するように操作し
て、同一成形品を各収容タンクの樹脂収容容量をこえて
連続して成形する射出成形方法において、各収容タンク
に樹脂をその流動特性を測定して樹脂の生産ロットごと
に別々に収容する工程と、収容タンクに収容された収容
樹脂の流動特性の測定値を制御装置に入力してその測定
値と予め制御装置に与えられた流動特性と保圧圧力の関
係式とからその収容樹脂に適合する保圧圧力を制御装置
で算出する工程と、収容タンクの収容樹脂を生産ロット
ごとに加熱シリンダに択一的に供給して保圧圧力を上記
で算出された上記供給樹脂の適合保圧圧力に制御装置で
制御する工程とを具備した構成とした。
〔作用〕
生産ロットの互いに異なる樹脂は、その流動特性を測定
されて各収容タンクに収容され、加熱シリンダに択一的
に供給される。樹脂の流動特性の測定値は制御装置に入
力される。制御装置は樹脂の流動特性の測定値と予め与
えられた流動特性と保圧圧力の関係式とからその樹脂に
適合する保圧圧力を算出し、その樹脂が成形される場合
にその保圧圧力を上記で算出した保圧圧力に制御する。
したがって、生産ロットの異なる樹脂が金型に充填され
て成形が行われると、制御装置によりその樹脂の保圧圧
力が適合保圧圧力に自動的に変更されるようになり、無
人運転が可能となる。
〔実施例〕
第1図は本発明を実施する射出成形機のブロック図であ
り、符号1は加熱シリンダである。加熱シリンダ1はそ
の根端部にホッパ2を備え、先端に射出ノズル3を有す
る。加熱シリンダ1内にはスクリュ4が挿入されてい
る。スクリュ4は周方向に回転自在とされるとともに、
軸方向に進退自在とされている。スクリュ4には移動用
駆動装置5と回転用駆動装置(図示せず)とが付設され
ている。移動用駆動装置5は、油圧シリンダからなり、
スクリュ4と回転用駆動装置とを、加熱シリンダ1に対
して、スクリュ4の軸方向に進退させる。また回転用駆
動装置は油圧モータや電気モータからなり、スクリュ4
を周方向に回転させる。
移動用駆動装置の油圧シリンダ5のボトム側とロッド側
には油圧管6,7がそれぞれ個々に接続されている。油圧
管6は前進ラインを構成し、また他の油圧管7は進退ラ
インを構成する。そして両油圧管6,7には油圧制御バル
ブ8を介して油圧ポンプ9が接続されている。加熱シリ
ンダ1はマシンボディ10上に進退自在に設けられてい
る。
マシンボディ10の上には固定盤11が固定されている。固
定盤11にはタイロッド12を介してエンドプレート13が取
り付けられており、固定盤11とエンドプレート13の間に
可動盤14がタイロッド12に摺動自在に支持されて設けら
れている。固定盤11と可動盤14とは金型15,15を備え
る。可動盤14は型締装置(図示せず)によって固定盤11
に向かって動かされ、固定盤11との間で金型15,15の型
締めを行う。
上記加熱シリンダ1、スクリュ4、移動用駆動装置5、
可動盤14等は、周知のインラインスクリュ方式の射出成
形機を構成している。
加熱シリンダ1の供給ホッパ2には、2基の収容タンク
21,22がそれぞれローダ23,24を個々に介して接続されて
いる。各収容タンク21,22は生産ロットの異なる樹脂を
個々に収容し、その樹脂をローダ23,24で択一的にホッ
パ2に送り、加熱シリンダ1に供給する。ホッパ2には
ホッパ2内の樹脂の量を検出するレベル計25が設けられ
ている。収容タンク21,22に収容される樹脂は生産ロッ
トごとにその流動特性(MI値)を測定される。
符号26は制御装置である。この制御装置26には、保圧条
件設定器27、射出速度条件設定器28、可塑化条件設定器
29、その他条件設定器30、及び条件記憶回路31が設けら
れており、保圧条件,射出速度条件等の射出条件、可塑
化条件、及びその他の条件を各設定器27,28,29,30に個
々に設定し、その設定条件で射出成形を行うことができ
るようにされている。制御装置26には油圧制御バルブ8
やスクリュ位置、圧力検出器32等が接続されている。
次に本発明に係る射出成形方法の実施例を説明する。
射出成形においては、通常、同一樹脂、同一グレードで
あれば、樹脂の流動特性が変わってもこれに対応して保
圧圧力を変更するだけで、他の条件を変えることなく同
一の成形品を安定的に得ることができる。
そこで、本発明においては、流動特性がa1の樹脂を保圧
圧力b1で成形した成形品と全く同一の成形品を、流動特
性がa2の樹脂で成形する場合における保圧圧力b2を実際
の成形から求め、その結果から流動特性anと保圧圧力bn
の比例関係式(1)を割り出す。
bn={(b1−b2)/(a1−a2)}(an−a1)+b1
(1) この(1)式は制御装置26に与えられる。制御装置26
は、自体に入力された樹脂の流動特性anから、その樹脂
の保圧圧力bnを(1)式を演算することによって算出
し、その樹脂の成形時に保圧圧力をbnに制御する。
保圧圧力の切換えは、一般には、ローダ23,24の作動が
切り換えられてから何回か成形を行い、加熱シリンダ1
内の樹脂が他の生産ロットの新しい樹脂にほぼ入れ替わ
った時点で行われる。ローダ23,24の切換えは、レベル
計25がホッパ2内の樹脂の量が少なくなったことを検出
して供給信号を出力した後、一定時間経過してもそれま
で樹脂の供給に働いていたローダ23(24)から樹脂がホ
ッパ2に供給されないと、その樹脂が無くなって一つの
収容タンク21(22)が空になったと判断されて他のロー
ダ24(23)に切り換えられ、他の収容タンク22(21)か
ら他の生産ロットの樹脂が供給されるようになる。
空になった収容タンク21,22には生産ロットの異なる樹
脂が収容されるとともに、その樹脂の流動特性が制御装
置26に入力される。
以下、上記を繰り返して射出成形を継続する。なお、保
圧制御そのものについては従来と同一であり、どのよう
な制御形態を採用してもよい。収容タンクの設備数は3
基以上でもよい。また、図の収容タンク21,22は並列に
設置されているが、2基の収容タンクを直列に設置し、
ホッパ2に直接接続された第1収容タンク内の樹脂が無
くなったら、その第1収容タンクに接続された第2収容
タンクを開いて第2収容タンク内の樹脂を第1収容タン
クに入れて成形を継続し、空の第2収容タンクに新たに
樹脂を入れるようにして本発明を実施することもでき
る。
なお、本発明においては、流動特性の測定結果に基づい
て保圧圧力のほかに、必要に応じて射出速度条件や可塑
化条件及びその他の条件を制御することもできる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明に係る射出成形方法は、加
熱シリンダのホッパに連絡された2基以上の収容タンク
に同一種類の樹脂を収容し、加熱シリンダに対する収容
樹脂の供給で一つの収容タンクが空になったことを知ら
せる信号がレベル計から出力された場合に他の一つの収
容タンクを開けて収容樹脂を加熱シリンダに供給するよ
うに操作して、同一成形品を各収容タンクの樹脂収容容
量をこえて連続して成形する射出成形方法において、各
収容タンクに樹脂をその流動特性を測定して樹脂の生産
ロットごとに別々に収容する工程と、収容タンクに収容
された収容樹脂の流動特性の測定値を制御装置に入力し
てその測定値と予め制御装置に与えられた流動特性と保
圧圧力の関係式とからその収容樹脂に適合する保圧圧力
を制御装置で算出する工程と、収容タンクの収容樹脂を
生産ロットごとに加熱シリンダに択一的に供給して保圧
圧力を上記で算出された上記供給樹脂の適合保圧圧力に
制御装置で制御する工程とを具備した構成とされている
ので、生産ロットによって樹脂の流動特性が変化するよ
うなことがあってもこれに的確かつ自動的に対応し、そ
の生産ロットの樹脂の適合保圧圧力に制御することがで
きる。このため、樹脂が完全にキャビティに充填されな
かったり、ばりが発生するなどの不具合を無くして品質
の良い成形品を無人運転で連続して得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施する射出成形機の主要部のブロッ
ク図である。 1……加熱シリンダ、3……射出ノズル 15……金型、21,22……収容タンク 26……制御装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加熱シリンダ(1)のホッパ(2)に連絡
    された2基以上の収容タンク(21,22)に同一種類の樹
    脂を収容し、加熱シリンダ(1)に対する収容樹脂の供
    給で一つの収容タンク(21,22)が空になったことを知
    らせる信号がレベル計(25)から出力された場合に他の
    一つの収容タンク(21,22)を開けて収容樹脂を加熱シ
    リンダ(1)に供給するように操作して、同一成形品を
    各収容タンク(21,22)の樹脂収容容量をこえて連続し
    て成形する射出成形方法において、各収容タンク(21,2
    2)に樹脂をその流動特性を測定して樹脂の生産ロット
    ごとに別々に収容する工程と、収容タンク(21,22)に
    収容された収容樹脂の流動特性の測定値を制御装置(2
    6)に入力してその測定値と予め制御装置(26)に与え
    られた流動特性と保圧圧力の関係式とからその収容樹脂
    に適合する保圧圧力を制御装置(26)で算出する工程
    と、収容タンク(21,22)の収容樹脂を生産ロットごと
    に加熱シリンダ(1)に択一的に供給して保圧圧力を上
    記で算出された上記供給樹脂の適合保圧圧力に制御装置
    (26)で制御する工程とを具備したことを特徴とする射
    出成形方法。
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日本ビニル工業会編「プラスチック成形加工とコンピュータ」1982年(株)工業調査会発行、第86〜100頁

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