JPH074828A - 冷凍装置の異常表示装置 - Google Patents

冷凍装置の異常表示装置

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JPH074828A
JPH074828A JP14185293A JP14185293A JPH074828A JP H074828 A JPH074828 A JP H074828A JP 14185293 A JP14185293 A JP 14185293A JP 14185293 A JP14185293 A JP 14185293A JP H074828 A JPH074828 A JP H074828A
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range
abnormality
refrigeration system
compressor
abnormal
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JP14185293A
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English (en)
Inventor
Katsuyuki Sawai
克行 沢井
Noriyasu Kawakatsu
紀育 川勝
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Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2400/00General features of, or devices for refrigerators, cold rooms, ice-boxes, or for cooling or freezing apparatus not covered by any other subclass
    • F25D2400/36Visual displays

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  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンテナ冷凍装置において、インレンジ状態
における圧縮機やセンサの異常を早期に発見し、信頼性
を確保する。 【構成】 インレンジ検出手段301により、冷凍装置
の庫内温度が適正温度範囲に達した時を検出する。コン
テナ船のブリッジ上にモニタリングランプを設置し、フ
ォトカプラやコントローラの信号から、異常信号出力手
段302により、庫内温度がインレンジ状態における冷
凍装置の異常を検出して異常信号を出力する。この異常
信号に応じ、インレンジランプを点滅させるなど、異常
表示手段303により、インレンジにおける冷凍装置の
異常を表示する。これにより、庫内温度がアウトレンジ
となって冷媒状態の異常が生じるまで待つことなく、異
常処理を行い、庫内の積み荷の品質を保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、海上コンテナ等に配置
される冷凍装置の異常表示装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば特開昭60−1942
66号公報に開示されるごとく、海上コンテナ等に配置
される冷凍装置において、冷媒回路に配置される圧縮機
を保護するために、高圧側圧力が過上昇したり低圧側圧
力が過低下すると作動する高圧圧力スイッチ,低圧圧力
スイッチを圧縮機のモータ用リレーに直列に接続し、こ
れらの保護スイッチの作動に応じて圧縮機を異常停止さ
せるようににしたものは公知の技術である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、上記従来のよ
うな海上コンテナ等の冷凍装置では、圧縮機の保護回路
が作動すると、冷凍装置を異常停止させるとともに、庫
内の積み荷を保護すべく異常解消の処置を講ずるように
なされている。
【0004】しかしながら、上記従来のものでは、庫内
温度がインレンジの状態で冷凍装置に異常が生じると、
その異常をブリッジ上で検知することができないという
問題があった。
【0005】すなわち、庫内温度がインレンジにあると
きには圧縮機は停止しているので、ために異常があって
ももともと圧縮機のモータ用リレーはオフ状態にあり、
保護回路が作動したかどうかと言うことは検知されず、
特に高圧側圧力や低圧側圧力等は圧縮機が停止状態では
過上昇あるいは過低下することもない。したがって、そ
の場合、庫内温度がインレンジから外れつまりアウトレ
ンジとなって、圧縮機が起動して初めて吐出管温度の過
上昇や高圧側圧力の過上昇,低圧側圧力の過低下などが
生じて、圧縮機の保護回路が作動する。したがって、そ
れまでに冷媒回路に冷媒状態に異常をきたし機器の故障
を生じたり、庫内の積み荷を保護する処置が遅れ、積み
荷の品質を損ねる虞れがあった。
【0006】本発明は斯かる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、冷凍装置の異常表示装置として、イ
ンレンジ状態における冷凍装置の異常を迅速に検知しう
る手段を講ずることにより、庫内積み荷の迅速な保護を
図り、もって、信頼性の向上を図ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1の発明の講じた手段は、図1に示すように、圧
縮機から吐出される冷媒が循環する冷媒回路を備え、庫
内温度を適正温度に維持するようにした冷凍装置を前提
とする。
【0008】そして、冷凍装置の異常表示装置として、
庫内温度が適正範囲にあることを検出するインレンジ検
出手段(301)と、該インレンジ検出手段(301)
の出力を受け、庫内温度がインレンジにあるときに冷凍
装置の異常状態を検出して異常信号を出力する異常信号
出力手段(302A)と、該異常信号出力手段(302
A)の出力を受け、異常状態を表示する異常表示手段
(303A)とを設ける構成としたものである。
【0009】請求項2の発明の講じた手段は、上記請求
項1の発明において、異常信号出力手段(302A)
を、冷凍装置の圧縮機又はセンサの異常状態を検知する
ものとしたものである。
【0010】請求項3の発明の講じた手段は、圧縮機か
ら吐出される冷媒が循環する冷媒回路を備え、庫内温度
を適正温度に維持するようにした冷凍装置を前提とす
る。
【0011】そして、冷凍装置の異常表示装置として、
冷凍装置の異常状態を検出して異常信号を出力する異常
信号出力手段(302B)と、コンテナ船のブリッジ上
に設置され、上記異常信号出力手段(302B)の出力
に応じて異常状態を表示する異常表示手段(303B)
とを設ける構成としたものである。
【0012】請求項4の発明の講じた手段は、上記請求
項1,2又は3の発明において、異常表示手段(30
3)を、インレンジランプを利用して構成したものであ
る。
【0013】請求項5の発明の講じた手段は、上記請求
項1,2,3又は4記載の冷凍装置の異常表示装置にお
いて、異常信号出力手段(302)を、冷凍装置の圧縮
機又はセンサの異常状態を検知するように構成したもの
である。
【0014】
【作用】以上の構成により、請求項1の発明では、冷凍
装置の庫内温度がインレンジに達すると、インレンジ検
出手段(301)によりその状態が検知され、このイン
レンジ状態で圧縮機が停止中に圧縮機等に異常が生じる
と、異常信号出力手段(302A)により、その異常状
態が告知され、異常表示手段(303A)が作動する。
したがって、庫内温度がアウトレンジになって冷媒回路
の冷媒状態の異常例えば吐出管温度や高圧側圧力の過上
昇等の異常が生じてから冷凍装置を異常停止させるので
はなく、インレンジ状態で、なんらかの異常が検知され
るとすぐに庫内の積み荷保護のための処置が講じられる
ことになる。
【0015】請求項2の発明では、異常表示手段(30
3A)により、コンテナ船のブリッジ上で冷凍装置の異
常が表示されるので、インレンジ状態における冷凍装置
の異常が早期に発見されることになる。
【0016】請求項3の発明では、冷凍装置の各状態に
おける異常が異常信号出力手段(302B)を介してコ
ンテナ船のブリッジ上で表示されるので、冷凍装置の異
常が早期に発見され、異常解消のための措置が迅速に採
られることになる。
【0017】請求項4の発明では、異常表示手段(30
3)がインレンジランプを利用した構成となっているの
で、既設のモニタリング回路を利用して、インレンジに
おける異常が表示され、コストの上昇が抑制されること
になる。
【0018】請求項5の発明では、異常信号出力手段
(302)が冷凍装置の圧縮機やセンサ等の異常に応じ
て作動するので、冷凍装置の冷媒回路に設置される各機
器に悪影響が及ぶ前に、異常処理が行われることにな
り、信頼性が良好に確保される。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図2以下の
図面に基づき説明する。
【0020】図2は、本発明の実施例に係るコンテナ用
冷凍装置(A)の正面構造を示し、冷凍装置(A)の内
部は、互いに連通される下部の庫外ユニット(B)と上
部の庫内ユニット(C)とに区画されている。そして、
上記庫外ユニット(B)には、上記各圧縮機(2a,3
a)がベース上に設置され、冷媒配管を介して上記各回
路系(2,3)の各機器、つまり空冷凝縮器(2c,3
c)、水冷凝縮器(2d,3d)、ドライヤ(2f,3
f)、リキッドインジケータ(2g,3g)、電動膨張
弁(EV1,EV2)、サクションバルブ(SV1,SV2)、
ホットガス弁(HV1,HV2)、低圧圧力開閉器(LPS,
LPS)等が接続されている。ここで、上記空冷凝縮器
(2d,3d)は、いずれも庫外ファン(F2,F2)
の上下に設けられており、上記水冷凝縮器(2d,3
d)は、空冷凝縮器(2c,3c)の周囲を取り囲む略
コ字状の二重管で形成されている。また、圧縮機(2
a,3a)、各凝縮器(2c,3c,2d,3d)等の
左方には、コントローラ(4)等の電気部品を収納する
電気部品ボックス(EBX)が配設されており、さらにそ
の下方に、電源ケーブル収納部(CAB)、トランス(T
RS)等の機器が配設されている。
【0021】図3は、上記電気部品ボックス(EBX)が
開かれた状態を示し、該電気部品ボックス(EBX)内に
は、サーキットブレーカー(52C1)、サーキットプロ
テクター(52C2)、ヒューズ(Fu)、コントローラ
表示パネル(23A)、マニュアルデフロストスイッチ
(3D)、電子温度記録計(104)等の機器が収納さ
れている。また、電気部品ボックス(EBX)の上部に
は、モニタ用レセプタクル(MNR)が設けられており、
このモニタ用レセプタクル(MNR)を介して、冷凍装置
内の信号を外部モニタに接続するようになされている。
【0022】そして、後述の図6に示すように、上記各
庫外ファン(F2,F2)のファンモータ(MF2-1,MF
2-2)内部には、庫外ファンモータ(MF2-1,MF2-2)
の異常を検出するサーモスイッチ(49CF1,49CF2 )
が配置されており、該各サーモスイッチ(49CF1,49
CF2 )はファンモータ内部のコイル温度が上限値(例え
ば120℃程度)以上になると開作動する一方、復帰値
(例えば95℃程度)以下になると閉作動するように構
成されている。
【0023】また、上記庫内ユニット(C)には、蒸発
器(2i,3i)や庫内ファン(F1〜F1)が配設さ
れている。
【0024】なお、(PT1〜PT4)は、温度計,吹出セ
ンサ等の挿入口である。
【0025】ここで、上記コントローラ(4)と各機器
との接続関係について説明する。図4〜図6は冷凍装置
の制御系統を示し、三相交流の電源回路(101)に対
し、三相配線を介して機器作動回路(102)が接続さ
れる一方、第2変圧器(Tr2))で24Vの二相交流に
変換されてなる二相配線を介して制御回路(103)が
接続されている。上記電源回路(101)において、
(P1)は三相交流の200V電源、(P2)は三相交
流の400V電源であって、各々周波数が50Hz−6
0Hz間で切換え可能になされている。そして、(83
-1,83-2)は、電源電圧を200Vと400Vとに交
互に切換えるための電圧切換スイッチ、(52C1)はサ
ーキットブレーカー、(52C2)はサーキットプロテク
ターである。
【0026】ここで、図示しないが、冷凍装置の冷媒回
路は、独立した2つの冷媒回路を備えており、動作機器
や制御機器は冷媒回路の第1回路系と第2回路系とに個
別に配置される機器については各々一対ずつ設けられて
いる。上記機器作動回路(102)において、(MC1,
MC2)は、それぞれ上記各圧縮機(2a,3a)のモー
タであって、各々後述の電磁リレー(88C1),(88
C2)の接点(88C1-1,88C2-1)を介して上記電源回
路(101)に直接接続されるとともに、各々上記電圧
切換スイッチ(83-1,83-2)と連動する3つの接点
(83-11 〜83-13),(83-21 〜83-23)を介し
て、400V−200Vに応じた特性切換を行うように
なされている。そして、電源電圧が400Vのときには
そのまま400Vに、電源電圧が200Vのときには第
1変圧器(Tr1)により400Vに昇圧された回路に、
上記4個の庫内ファン(F1),…のうち外方の2つの
庫内ファン(F1),(F1)の各ファンモータ(MF1
-1),(MF1-4)がそれぞれ風量切換用電磁リレーの接
点(88EFH1-1),(88EFL1-1)を介し、内方の2つ
の庫内ファン(F1),(F1)の各ファンモータ(MF
1-2),(MF1-3)がそれぞれ風量切換用電磁リレーの
接点(88EFH2-1),(88EFL2-1)を介してそれぞれ
接続されている。また、2個の庫外ファン(F2,F
2)の各ファンモータ(MF2-1,MF2-2)がそれぞれ電
磁リレーの接点(88CF1-1 ,88CF2-1)を介して接
続されている。
【0027】なお、(63L1,63L2)は、それぞれコ
ントローラ(4)に接続され、上記各回路系(2,3)
の低圧側圧力の過低下に応じて開作動する低圧保護スイ
ッチである。
【0028】次に、上記制御回路(103)には、上記
各機器を制御するためのリレー,スイッチ類が配置され
ている。図中左方から順に説明すると、上記各圧縮機
(2a,3a)のモータ(MC1,MC2)の制御回路(2
01,202)には、圧縮機モータ(MC1,MC2)の発
停を制御する電磁リレー(88C1,88C2)に対して、
高圧圧力が所定値以上になると開作動する高圧圧力スイ
ッチの接点(63H1,63H2)と、圧縮機(2a,3
a)の内部温度が所定温度以上になると開作動するサー
モスイッチ(49C1,49C2)と、圧縮機モータ(MC
1,MC2)の過電流によって開作動する過電流リレーの
接点(51C1,51C2)と、ディスチャージのサーモス
イッチ(26CH1,26CH2)と、コントローラ(4)の制
御信号に応じて開閉する電磁リレーの接点(Ry1,Ry
2)とがそれぞれ直列に接続されている。すなわち、上
記各接点のいずれかが開作動することにより圧縮機(2
a,3a)の運転が停止するようになされており、これ
らは保護装置として機能するものである。
【0029】また、(205)は、後述の圧縮機異常表
示用端子(CNb)から異常信号を出力するための圧縮機
異常信号出力回路であって、該圧縮機異常信号出力回路
(205)には、上記圧縮機保護用電磁リレー(88C
1,88C2)の常開接点(88C1-2,88C2-2)が互い
に並列に介設されている。すなわち、いずれかの電磁リ
レー(88C1又は88C2)が作動すると、圧縮機異常出
力回路(205)が閉じて、圧縮機異常信号を出力する
ようになされている。
【0030】次に、庫外ファン(F2,F2)の制御回
路(210)には、各ファンモータ(MF2-1,MF2-2)
のオン・オフ制御用電磁リレー(88CF1,88CF2)に対
して、ファンの過熱により開作動するサーモスイッチ
(49CF1,49CF2)と、コントローラ(4)の制御信号
に応じて開閉する電磁リレーの接点(Ry3,Ry4)とを
直列に接続してなる2つの分岐路(211,212)が
互いに並列に接続され、さらにこれらを直列に接続して
なる共通路に上記水冷凝縮器(2d,3d)の水圧が過
低下したときに作動する水圧スイッチ(63W)が直列
に接続されている。すなわち、各サーモスイッチ(49
CF1,49CF2)の作動により各庫外ファン(F2,F2)
を個別に停止させる一方、水圧スイッチ(63W)の作
動により各庫外ファン(F2,F2)を同時に停止させ
るようになされている。
【0031】次に、庫内ファン(F1,…)について
は、両端の庫内ファン(F1-1,F1-4)のオン・オフ
を同時に制御する各制御回路(221)と、その間の庫
内ファン(F1-2,F1-3)のオン・オフを同時に制御
する制御回路(222)とが設けられており、各制御回
路(221,222)には、各ファンモータ(MF1-1,
MF1-4)用及び各ファンモータ(MF1-2,MF1-3)用の
電磁リレー(88EFH1,88EFH2)に対して、それぞれ
後述の電磁リレー(88EFL1,88EFL2)の第2接点
(88EFL1-2,88EFL2-2)と、コントローラ(4)の
制御信号に応じて開閉する電磁リレーの接点(Ry5,R
y6)と、各ファンモータ(MF1-1,MF1-4),(MF1-
2,MF1-3)の過熱により開作動するサーモスイッチ
(49EF-1,49EF-4),(49EF-2,49EF-3)とが
直列に接続されている。なお、(49EFX1,49EFX2)
は、それぞれ各サーモスイッチ(49EF-1,49EF-
4),(49EF-2,49EF-3)が閉じているときのみ通
電状態となる電磁リレーである。
【0032】また、庫内ファン(F1)については、さ
らに第2の制御回路(230)が設けられていて、該制
御回路(230)には、各ファンモータ(MF1-1,MF1
-4)用及び各ファンモータ(MF1-2,MF1-3)用の第2
の電磁リレー(88EFL1,88EFL2)が互いに並列に配
置されていて、該各電磁リレー(88EFL1,88EFL2)
を個別に制御する分岐路(231,232)には、上記
電磁リレー(49EFX1,49EFX2)の接点(49EFX1-
1,49EFX2-1)と、電磁リレー(88EFH1,88EFH
2)の第2接点(88EFH1-2,88EFH2-2)とが直列に
介設され、さらに共通路にコントローラ(4)の制御信
号に応じて開閉する電磁リレーの接点(Ry7)が介設さ
れている。
【0033】さらに、上記ホットガス弁(HV1,HV
2)、サクションバルブ(SV1,SV2)、リキッドバル
ブ(LV1,LV2)及びインジェクション弁(IV1,IV
2)の制御回路(240)、(250)、(260)及
び(270)が設けられている。上記ホットガス弁用制
御回路(240)は、互いに並列に接続される分岐路
(241,242)に、それぞれ各ホットガス弁(HV
1,HV2)の切換を制御する電磁リレー(20RD1 ,2
0RD2)と、コントローラ(4)の制御信号に応じて開閉
する電磁リレーの接点(Ry9,Ry10 )とを介設してな
る。また、サクションバルブ(SV1,SV2)、リキッド
バルブ(LV1,LV2)及びインジェクション弁(IV1,
IV2)の制御回路(250)、(260)及び(27
0)には、電源に対して互いに平行な回路(251,2
52),(261,262),(271,272)が設
けられ、それぞれ弁を制御する電磁リレー(20RS1,2
0RS2),(20RL1,20RL2),(20RJ1,20RJ2)と、
コントローラ(4)の制御信号に応じて開閉する電磁リ
レーの接点(Ry11,Ry12 ),(Ry13,Ry14 ),(R
y15,Ry16 ),(Ry17 ,Ry18 )とが直列に接続され
ている。
【0034】ここで、上記常開接点(Ry17 ),(Ry1
8 )は、後述のデフロスト表示用端子(CNc),インレ
ンジ表示用端子(CNd)にそれぞれ接続されている。
【0035】また、上記コントローラ(4)には、各電
動膨張弁(EV2,EV2)の開度を調節するパルスモータ
(20E1,20E2)が接続されるとともに、コントロー
ラ(4)のセンサ取付部(4a)には、蒸発器(2
i),(3i)の吸込空気の温度を検出する吸込センサ
(Th1)、吹出センサ(Th2)、各蒸発器(2i,3
i)の入口側の冷媒温度を検出する入口センサ(Th3,
Th5)、各蒸発器(2i,3i)の出口側の冷媒温度を
検出する出口センサ(Th4,Th6)の信号が接続されて
いる。なお、(3D)はマニュアルデフロストスイッチ
である。
【0036】なお、上記第1変圧器(Tr1)によって2
20Vに変換された単相交流電源をさらに22Vに変換
する第3変圧器(Tr3)が設けられており、この22V
交流電源に上記電子温度記録計(104)が接続されて
いる。該電子温度記録計(104)には、吸込センサ
(Th1)及び吹出センサ(Th2)の信号が入力され、そ
の変化を記録するようになされている。
【0037】また、上記2台の圧縮機(2a,3a)の
運転台数については、冷凍装置の冷蔵モード運転時(庫
内設定温度が−3℃以上)のときには、原則として1台
運転が行われ、一つの回路系(2又は3)のみに冷媒が
循環する一方、冷凍モード運転時(庫内設定温度が−1
0.1℃以下)のときには、庫内温度が0℃以上で1台
運転を、庫内温度が0℃以下で2台運転を行うようにな
されている。
【0038】ここで、(CNa〜CNd)は、上記電気部品
ボックス(EBX)のモニタ用レセプタクル(MNR)に接
続される端子であって、(CNa)はアース端子、(CN
b)は圧縮機異常表示用端子、(CNc)はデフロスト表
示用端子、(CNd)はインレンジ表示用端子である。す
なわち、各端子(CNa〜CNd)には、上記モニタ用レセ
プタクル(MNR)を介して、外部の異常等を表示するた
めのモニタが接続されており、内部信号に応じて作動す
るようになされている。
【0039】図7は、冷凍装置(A)と外部モニタとの
接続関係を示し、各冷凍装置(A)のモニタ用レセプタ
クル(MNR)から導出される信号線は、コンテナ船のブ
リッジに設置されたインレンジランプ(Lin)等のモニ
タに接続されている。
【0040】図8は、冷凍装置の異常検知等のための制
御手順を示し、ステップST1で、冷凍装置(A)の庫
内がインレンジに入ったか否かを判別し、インレンジに
突入していれば、ステップST2に進んで、インレンジ
ランプ(Lin)を点灯させる。すなわち、上記図5の回
路において、電磁リレー(Ry18 )を閉じてインレンジ
信号を出力し、モニタ用レセプタクル(MNR)に接続さ
れるインレンジランプ(Lin)を点灯させる。その後、
ステップST3で、冷凍装置(A)が異常か否かを判別
し、冷凍装置(A)が異常でなければ上記ステップST
1の制御に戻って、ステップST1〜ST3の制御を繰
り返す一方、冷凍装置(A)の異常が検知されると、ス
テップST4に進み、インレンジランプ(Lin)を点滅
させることで、インレンジ状態における冷凍装置(A)
の異常を表示する。すなわち、図5の回路において、い
ずれかの圧縮機の異常によって電磁リレー(88C1又は
88C2)がオフ作動し、圧縮機異常信号出力回路(20
5)が閉じることで、異常信号が出力され、モニタ用レ
セプタクル(MNR)に接続されるインレンジランプ(L
in)が点滅する。
【0041】一方、上記ステップST1の判別で、庫内
温度がインレンジにない場合は、ステップST5に移行
して、インレンジランプ(Lin)を消灯し、さらにステ
ップST6で、冷凍装置が異常か否かを判別して、異常
でなければステップST1に戻り、異常であればステッ
プST7に進んで、インレンジランプ(Lin)を点滅さ
せて、アウトレンジにおける冷凍装置の異常を表示す
る。なお、ステップST4及びST7における異常信号
の表示は、本実施例では、同じインレンジランプ(Li
n)の点滅信号で行っているが、本発明はかかる実施例
に限定されるものではなく、コストが少し掛かってもイ
ンレンジとアウトレンジとで区別したい時には、色等の
種類が異なるランプで個別に表示するようにしてもよ
い。
【0042】上記フローにおいて、ステップST1の判
断により、請求項1の発明にいうインレンジ検出手段
(301)が構成され、ステップST3からST4に移
行する制御又はステップST6からST7に移行する制
御により、異常信号出力手段(302)が構成され、ス
テップST4の制御又はステップST7の制御により、
異常表示手段(303)が構成されている。
【0043】ただし、上記フローにおける冷凍装置の異
常状態とは、圧縮機の停止や、センサの異常を示す。つ
まり、上記図5の回路において、圧縮機の制御回路(2
00)には、高圧圧力スイッチの接点(63H1,63H
2)、圧縮機内部のサーモスイッチ(49C1,49C
2)、過電流リレーの接点(51C1,51C2)、ディス
チャージのサーモスイッチ(26CH1 ,26CH2 )が配
置されており、これらの開作動によって、電磁リレー
(88C1,88C2)がオフ作動するつまり保護装置が作
動するものである。
【0044】したがって、上記実施例では、庫内温度が
インレンジにあり圧縮機が停止中に圧縮機等に異常が生
じた場合にも、異常信号出力手段(302)により、そ
の異常状態が告知され、異常表示手段(303)が作動
する(上記実施例ではインレンジランプ(Lin)が点滅
する)。すなわち、上記従来の冷凍装置のように、圧縮
機の保護回路に高圧圧力スイッチや低圧圧力スイッチを
設けていても、インレンジのときには圧縮機そのものが
停止しているので、高圧側圧力や低圧側圧力が異常にな
ることはなく、結局、庫内温度がアウトレンジとなっ
て、圧縮機が再起動し、高圧側圧力や低圧側圧力が適正
範囲からずれて初めて保護回路が作動し、異常状態が検
知される。それに対し、上記実施例では、庫内温度がイ
ンレンジにあるときでも、圧縮機内部の温度が上昇した
り、センサの異常で高圧側圧力が見掛上過上昇したりす
ると、圧縮機異常出力回路(205)から異常信号が出
力されるので、従来のように庫内温度がアウトレンジに
なるまで待つことなく、庫内の積み荷保護のための処置
を講ずることができ、信頼性を良好に維持することがで
きる。
【0045】特に、インレンジにおける冷凍装置の異常
を表示する異常表示手段(303A)として、コンテナ
船のブリッジ上に設置されたインレンジランプ(Lin)
を点滅させることで、既設のモニタを利用しながら、異
常を早期に発見することができ、顕著な効果を発揮する
ことができる。
【0046】さらに、異常信号出力手段(302)を冷
凍装置の圧縮機やセンサ等の異常に応じて作動するもの
とすることで、信頼性が良好に確保される。
【0047】
【発明の効果】以上の構成により、請求項1の発明によ
れれば、圧縮機から吐出される冷媒が循環する冷媒回路
を備え、庫内温度を適正温度に維持するようにした冷凍
装置において、庫内温度がインレンジのときに冷凍装置
の異常状態を検出して異常信号を出力し、異常状態を表
示するようにしたので、庫内温度がアウトレンジになっ
て冷媒回路の冷媒状態の異常例えば吐出管温度や高圧側
圧力の過上昇等の異常が生じるまで待つことなく、庫内
の積み荷保護のための処置を講じることができ、よっ
て、信頼性の向上を図ることができる。
【0048】請求項2の発明によれば、上記請求項1の
発明において、インレンジ状態における冷凍装置の異常
をコンテナ船のブリッジ上で表示するようにしたので、
異常を早期に発見することができる。
【0049】請求項3の発明によれば、冷凍装置の異常
表示装置として、コンテナ船のブリッジ上で冷凍装置の
異常を表示するようにしたので、各状態における冷凍装
置の異常が早期に検知され、異常解消のための措置を早
期に講ずることができる。
【0050】請求項4の発明によれば、上記請求項1,
2又は3の発明において、インレンジ状態における冷凍
装置の異常をインレンジランプを利用して表示するよう
にしたので、既設のモニタを利用することができ、よっ
て、コストの上昇を抑制することができる。
【0051】請求項5の発明によれば、上記請求項1,
2,3又は4の発明において、冷凍装置の圧縮機やセン
サ等の異常があった時に、異常信号を出力するようにし
たので、冷凍装置の冷媒回路に設置される各機器に悪影
響が及ぶ前に、異常解消のための処理を行うことがで
き、よって、信頼性の向上効果を顕著に発揮することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】発明の構成を示すブロック図である。
【図2】実施例に係る冷凍装置の正面図である。
【図3】冷凍装置の電気部品ボックスの構造を示す斜視
図である。
【図4】冷凍装置の制御回路の一部を示す電気回路図で
ある。
【図5】冷凍装置の制御回路の一部を示す電気回路図で
ある。
【図6】冷凍装置の制御回路の一部を示す電気回路図で
ある。
【図7】冷凍装置とコンテナ船との接続関係を示す斜視
図である。
【図8】異常検知制御の内容を示すフロ―チャ―ト図で
ある。
【符号の説明】
2a,3a 圧縮機 4 コントローラ 301 インレンジ検出手段 302 異常信号出力手段 303 異常表示手段 Lin インレンジランプ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機から吐出される冷媒が循環する冷
    媒回路を備え、庫内温度を適正温度に維持するようにし
    た冷凍装置において、 庫内温度が適正範囲にあることを検出するインレンジ検
    出手段(301)と、 該インレンジ検出手段(301)の出力を受け、庫内温
    度がインレンジにあるときに冷凍装置の異常状態を検出
    して異常信号を出力する異常信号出力手段(302A)
    と、 異常信号出力手段(302A)の出力を受け、異常状態
    を表示する適温時異常表示手段(303A)とを備えた
    ことを特徴とする冷凍装置の異常表示装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の冷凍装置の異常表示装置
    において、 異常表示手段(303A)は、コンテナ船のブリッジ上
    で異常を表示するように構成されていることを特徴とす
    る冷凍装置の異常表示装置。
  3. 【請求項3】 圧縮機から吐出される冷媒が循環する冷
    媒回路を備え、庫内温度を適正温度に維持するようにし
    た冷凍装置において、 冷凍装置の異常状態を検出して異常信号を出力する異常
    信号出力手段(302B)と、 コンテナ船のブリッジ上に設置され、上記異常信号出力
    手段(302B)の出力に応じて異常状態を表示する異
    常表示手段(303B)とを備えたことを特徴とする冷
    凍装置の異常表示装置。
  4. 【請求項4】 請求項1,2又は3記載の冷凍装置の異
    常表示装置において、 異常表示手段(303)は、インレンジランプを利用す
    るものであることを特徴とする冷凍装置の異常表示装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3又は4記載の冷凍装置
    の異常表示装置において、 異常信号出力手段(302)は、冷凍装置の圧縮機又は
    センサの異常状態を検知するものであることを特徴とす
    る冷凍装置の異常表示装置。
JP14185293A 1993-06-14 1993-06-14 冷凍装置の異常表示装置 Pending JPH074828A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112556249A (zh) * 2020-12-14 2021-03-26 大金制冷(苏州)有限公司 一种海洋船舶用冷冻机组
CN113819711A (zh) * 2021-08-25 2021-12-21 深圳市智莱科技股份有限公司 冷柜故障监控系统及方法

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CN112556249A (zh) * 2020-12-14 2021-03-26 大金制冷(苏州)有限公司 一种海洋船舶用冷冻机组
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