JPH0748056B2 - 熱電対の製造方法 - Google Patents

熱電対の製造方法

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JPH0748056B2
JPH0748056B2 JP1106833A JP10683389A JPH0748056B2 JP H0748056 B2 JPH0748056 B2 JP H0748056B2 JP 1106833 A JP1106833 A JP 1106833A JP 10683389 A JP10683389 A JP 10683389A JP H0748056 B2 JPH0748056 B2 JP H0748056B2
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thermocouple
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wire
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哲英 川端
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Okazaki Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、熱電対と熱電対の製造方法、特に高温圧力水
の温度をリード線部まで挿入して測定する防水形スリー
ブ付の熱電対と熱電対の製造方法に関するものである。
「従来の技術」 従来の熱電対は、第13図に示すようにシース101内にMgO
やAl2O3などの絶縁材を介在させて熱電対素線102・102
を収容し、熱電対素線102・102の先端どうしをシース10
1の先端部で結合させて熱接点110を形成し、熱電対素線
102・102の基端はシース101の基端から延出させてリー
ド線103の素線104・104と銀ろう111・111などで接続
し、その接続部を金属スリーブ105で覆わせて金属スリ
ーブ105内にエポキシ樹脂106など液状シール材を充填し
固化させている。あるいは、第14図に示すように熱電対
素線102・102の基端とリード線103の素線104・104との
接続部をシリコンパテあるいはシリコンゴムのボス107
で覆わせたものがある。なお、リード線103はその2本
の素線104・104を耐熱用に加硫処理したシリコンチュー
ブ108・108で覆わせ、さらに2本のシリコンチューブ10
8・108を1本の耐熱用に加硫処理したシリコンチューブ
109内に収容している。また、素線104・104はそれぞれ
通常複数本により構成される。
「発明が解決しようとする問題点」 上記のような従来のシース101端部の熱電対素線102・10
2とリード線103の素線104・104の接続部を金属スリーブ
105で覆わせて金属スリーブ105内にエポキシ樹脂106を
充填した熱電対では、例えば、缶詰めの殺菌に使用する
150℃、3kg/cm2程度の高温圧力水の温度測定において
は、使用し始めてから5時間程度で、リード線103外周
部とエポキシ樹脂106との間から水蒸気が熱電対素線102
・102とリード線素線104・104との接続部に入り、その
水蒸気がリード線103内を通りリード線103を接続する測
定機側に水分となって出てきてショート状態となり、こ
の熱電対が使用できなくなる。また、熱電対素線102・1
02基端とリード線103の素線104・104との接続部をシリ
コンパテあるいはシリコンゴムのボス107で覆わせた熱
電対を使用しても、上記の150℃、3kg/cm2の高圧力水の
温度測定においては200時間程度の使用にしか耐えな
い。200時間程度使用すると、上記の場合と同様に、リ
ード線103外周部とボス107との間から水蒸気が熱電対素
線102・102とリード線素線104・104との接続部に入り、
その水蒸気がリード線103内を通りリード線103を接続す
る測定機側に水分となって出てきてショート状態とな
る。したがって、高温圧力水の温度を測定する熱電対に
おいて熱電対素線とリード線素線との接続部への水分の
浸入を充分にシールする熱電対の開発が望まれている。
「課題を解決するための手段」 そこで、本発明は上記の事情に鑑み、高温圧力水の温度
を測定する熱電対において熱電対素線とリード線素線と
の接続部への水分の浸入を防止するために、シース基端
から延出した熱電対素線とリード素線の接続部を金属ス
リーブで外嵌め状に覆わせる熱電対において、金属スリ
ーブのシース基端部の端面を密封状に固着し、金属スリ
ーブとリード線との間に耐高温性弾性筒体を弾性的に保
持させてなる熱電対を提供するものである。また、シー
ス基端側から延出した熱電対素線とリード線素線とを接
続し、リード線先端側に装着した耐高温性弾性筒体と前
記熱電対素線とリード線素線の接続部を金属スリーブで
外嵌め状に覆わせ、金属スリーブのシース基端部の端面
を密封状に固着し、金属スリーブをスエージングして耐
高温性弾性筒体を金属スリーブとリード線との間で圧迫
させて製造する熱電対の製造方法を提供するものであ
る。
「作用」 水蒸気の浸入は金属スリーブとシリコンゴムチューブと
の間で防止され、万一この金属スリーブとシリコンゴム
チューブとの間に水蒸気が浸入してもリード線の外周に
喰い込んだ段部により形成した壁面により遮断される。
併せて、高温のため密閉室が膨張して中間部が膨れ段部
はリード線により一層喰い込み勝手となり水蒸気の浸入
を防止する。
「実施例」 本発明の具体的一実施例を添付する図面に基づいて以下
詳細に説明する。
第1図はシース1と同軸ケーブル形のリード線3とを接
続する前の状態を示す。シース1内にMgOやAl2O3などの
絶縁材を介在させて熱電対素線2・2を収容し、熱電対
素線2・2の先端どうしをシース1先端部で結合させて
熱接点10を形成し、熱電対素線2・2の基端はシース1
の基端から延出させている。一方、リード線3には素線
4とその外周に偏組があり、素線4は通常複数本により
構成される。
リード線3の先端側に図示のように素線4と偏組とを露
出せしめる。露出した偏組をほどいた後よじり素線4′
とし、第2図に示すようにガラスチューブ11を嵌め、さ
らにそのガラスチューブ11端部と耐熱用に加硫処理した
シリコンチューブ9端部とをシリコン収縮チューブ12で
外嵌め状に覆わせる。また、リード線3には耐熱用に加
硫処理したシリコンゴムチューブ13を密に外嵌めする。
耐高温性弾性筒体として加硫処理したシリコンゴムチュ
ーブ13を用いた例を示したが、この他に耐高温性弾性筒
体として、フッ素ゴム、ニトリルブチルゴムなどがあ
り、これ等を用いることもできる。
熱電対素線2・2とリード線素線4・4′とは第3図に
示すように銀ろう付け43・43により接続する。
前記接続部は第4図および第5図に示すU字状に形成し
たSUS板製の保持金具21で保持させ、熱電対素線2・2
とリード線素線4・4′との接続部には素線2・2、4
・4′のショートおよび保持金具21との短絡防止のため
に必要に応じてAl2O3製の十字碍子(図示せず)を介在
させる。
保持金具21の固定は第6図および第7図に示すようにシ
ース1基端の金属膨大部22にスポット溶接Sにて行い、
保持金具21の他端側の把持片23・23を円弧状に曲げてリ
ード線3のシリコンチューブ9を把持させる。
素線2・2、4・4′のショート、素線2・2、4・
4′と保持金具21との短絡のないことを充分確認後、第
8図に示すように保持金具21内の素線2・2、4・4′
の接続部に耐熱用エポキシ樹脂24を充填し固化させる。
次に、リード線3に外嵌めしたシリコンゴムチューブ13
を第9図に示すように摺動させて保持金具21の他端面に
当接するまで移動させる。ここで断線などの異常の有無
の確認を行う。
第10図に示すSUSなどの金属スリーブ31で前記シース1
基端側とリード線3先端側とを覆わせる。この金属スリ
ーブ31は、シース1およびシリコンゴムチューブ13を外
嵌めしたリード線3を受け入れられるように筒状体に形
成する。金属スリーブ31の一端側はシース1を案内する
小径の筒部32に形成し、他端側はシリコンゴムチューブ
13を受け入れる大径の筒部33に形成し、小径の筒部32と
大径の筒部33とを中間筒34で連設し、中間筒34と大径の
筒部33との接続部においては、内面側では段部35を形成
し、外面側ではスエージング加工ができるように斜面36
に形成してある。また、中間筒34の小径筒部32側の外面
端部37はスエージング加工のとき挿入が円滑にできるよ
うに面取りが施されている。
この金属スリーブ31を第11図に示すようにシース1基端
側とリード線3先端側とを外嵌め状に覆わせ、金属スリ
ーブ31の小径の筒部32の端面とシース1外周面とを銀ろ
う付け41で全周にわたり密封状に固着する。
次に、この固着した金属スリーブ31をスエージング加工
すると、第12図に示すようになる。すなわち、金属スリ
ーブ31の大径の筒部33外径が中間筒34外径と同一外径に
縮径させられリード線3を強力に把持すると共に、段部
35がリード線3の全周にわたり若干喰い込み、中間筒34
内に密閉室42が形成せられる。
この熱電対を高温圧力水の温度測定に使用すると、水蒸
気の浸入は金属スリーブ31とシリコンゴムチューブ13と
の間で防止され、万一この金属スリーブ31とシリコンゴ
ムチューブ13との間に水蒸気が浸入してもリード線3の
外周に喰い込んだ段部35により形成した壁面により遮断
される。併せて、高温のため密閉室42が膨張して中間部
が膨れ段部35はリード線3により一層喰い込み勝手とな
り水蒸気の浸入を防止する。
(発明の効果) 本発明は、上述のように、シース1基端から延出した熱
電対素線2とリード線素線4・4′とを接続し、リード
線3先端側に装着した耐高温性弾性筒体と前記熱電対素
線2とリード線素線4・4′の接続部を、一端側はシー
ス1を案内する小径の筒部32に形成し、他端側は大径の
シリコンゴム、フッ素ゴム、ニトリルブチルゴムなどを
素材とする耐高温性弾性筒体を受け入れる大径の筒部33
に形成し、小径の筒部32と大径の筒部33とを中間筒34で
連設し、中間筒34と大径の筒部33との接続部の内面に段
部35を形成した金属スリーブ31で外嵌め状に覆わせ、シ
ース1基端部に金属スリーブ31の小径の筒部32の端面を
密封状に固着し、金属スリーブ31をスエージングして耐
高温性弾性筒体を金属スリーブ31とリード線3との間で
圧迫させ、金属スリーブ31の段部35を耐高温性弾性筒体
に全周にわたり喰い込ませて密閉室42を形成して製造す
る熱電対の製造方法であって、密閉室42があってその段
部35により水蒸気の浸入が遮断され、シール効果のよい
高温圧力水の温度の測定に適する熱電対をスエージング
することにより容易に提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第12図は本発明の具体的一実施例の熱電対を
説明するものであって、第1図はシースとリード線を接
続する前の状態を示す正面図、第2図は第1図のリード
線の先端部拡大正面図、第3図はシースの熱電対素線と
リード線の素線とを接続した状態を示す正面図、第4図
は保持金具の正面図、第5図は第4図の右側面図、第6
図はシースの熱電対素線とリード素線との接続部を保持
金具で覆わせた状態を示す正面図、第7図は第6図の左
側面図、第8図はシースの熱電対素線とリード線素線と
の接続部に耐熱用エポキシ樹脂を充填し固化した状態を
示す正面図、第9図はシースの熱電対素線とリード線素
線との接続部にシリコンゴムチューブを近づけた状態を
示す正面図、第10図は金属性スリーブの一部を断面した
正面図、第11図はシースの熱電対素線とリード素線との
接続部を金属スリーブで覆わせた状態を示す正面図、第
12図は第11図の金属スリーブをスエージングした状態を
示す正面図、第13図は従来の熱電対の正面図、第14図は
従来の他の熱電対の正面図である。 1…シース 2・2…熱電対素線 3…リード線 4・4′…リード線素線 31…金属スリーブ 13…シコンゴムチューブ(耐高温性弾性筒体の例)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シース1基端から延出した熱電対素線2と
    リード線素線4・4′とを接続し、リード線3先端側に
    装着した耐高温性弾性筒体と前記熱電対素線2とリード
    線素線4・4′の接続部を、一端側はシース1を案内す
    る小径の筒部32に形成し、他端側は大径のシリコンゴ
    ム、フッ素ゴム、ニトリルブチルゴムなどを素材とする
    耐高温性弾性筒体を受け入れる大径の筒部33に形成し、
    小径の筒部32と大径の筒部33とを中間筒34で連設し、中
    間筒34と大径の筒部33との接続部の内面に段部35を形成
    した金属スリーブ31で外嵌め状に覆わせ、シース1基端
    部に金属スリーブ31の小径の筒部32の端面を密封状に固
    着し、金属スリーブ31をスエージングして耐高温性弾性
    筒体を金属スリーブ31とリード線3との間で圧迫させ、
    金属スリーブ31の段部35を耐高温性弾性筒体に全周にわ
    たり喰い込ませて密閉室42を形成して製造する熱電対の
    製造方法。
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