JPH0747922Y2 - 磁気浮上装置 - Google Patents
磁気浮上装置Info
- Publication number
- JPH0747922Y2 JPH0747922Y2 JP6215289U JP6215289U JPH0747922Y2 JP H0747922 Y2 JPH0747922 Y2 JP H0747922Y2 JP 6215289 U JP6215289 U JP 6215289U JP 6215289 U JP6215289 U JP 6215289U JP H0747922 Y2 JPH0747922 Y2 JP H0747922Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic
- levitation device
- yokes
- magnetic levitation
- electromagnet
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Control Of Vehicles With Linear Motors And Vehicles That Are Magnetically Levitated (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は磁気浮上装置に関し、特に、レールによって
吊下げられて走行し、浮上方向とピッチングが制御され
るような2軸制御型の磁気浮上装置に関する。
吊下げられて走行し、浮上方向とピッチングが制御され
るような2軸制御型の磁気浮上装置に関する。
[従来の技術] 磁気浮上装置として、これまでに5軸制御型のものや案
内方向を非制御とした3軸制御型のものが開発されてい
る。5軸制御型はダンピングが良好であり、剛性も高い
が、制御軸数が多いため消費電力が大きく、カーブを持
つレールには利用できないという欠点がある。一方、3
軸制御型は、案内方向のダンピングはないが、消費電力
が大きいあるいはカーブレールには不向きであるという
5軸制御型の欠点を解消することができる。
内方向を非制御とした3軸制御型のものが開発されてい
る。5軸制御型はダンピングが良好であり、剛性も高い
が、制御軸数が多いため消費電力が大きく、カーブを持
つレールには利用できないという欠点がある。一方、3
軸制御型は、案内方向のダンピングはないが、消費電力
が大きいあるいはカーブレールには不向きであるという
5軸制御型の欠点を解消することができる。
一方、2つのレールによって吊下げられて走行するよう
な磁気浮上装置があるが、このような2つのレールを備
えた磁気浮上装置では、左右のレールの取付精度を上げ
ることが困難である。そこで、本願考案者らは1本のレ
ールに吊下げられて走行する磁気浮上装置を実願昭63-1
51638において提案した。
な磁気浮上装置があるが、このような2つのレールを備
えた磁気浮上装置では、左右のレールの取付精度を上げ
ることが困難である。そこで、本願考案者らは1本のレ
ールに吊下げられて走行する磁気浮上装置を実願昭63-1
51638において提案した。
第3図は上述の提案された磁気浮上装置の正面図であ
り、第4図は同じく側面図である。
り、第4図は同じく側面図である。
次に、第3図および第4図を参照して、磁気浮上装置10
について説明する。磁気浮上装置10はフリーフローラ12
によってレール11に吊下げられる。磁気浮上装置10はフ
レーム13の前後にそれぞれ設けられた2つの電磁石14と
2つのセンサ17とを含む。また、フレーム13内にはバッ
テリ18と図示しない制御回路が収納される。電磁石14は
レール11よりも広い幅を有しかつレール11と対向する面
が半径Rの曲面となるように形成された磁極16とコイル
15とから構成され、半径Rの中心が重心Gよりも上とな
るように選ばれる。
について説明する。磁気浮上装置10はフリーフローラ12
によってレール11に吊下げられる。磁気浮上装置10はフ
レーム13の前後にそれぞれ設けられた2つの電磁石14と
2つのセンサ17とを含む。また、フレーム13内にはバッ
テリ18と図示しない制御回路が収納される。電磁石14は
レール11よりも広い幅を有しかつレール11と対向する面
が半径Rの曲面となるように形成された磁極16とコイル
15とから構成され、半径Rの中心が重心Gよりも上とな
るように選ばれる。
電磁石14のレール11に対向する面を曲面となるように形
成したことによって、ローリングは安定となる。
成したことによって、ローリングは安定となる。
[考案が解決しようとする課題] 上述の第3図および第4図に示した磁気浮上装置は、第
4図の1点鎖線で示すように、磁気浮上装置10の進行方
向に平行した磁気ループが形成されるものとなってい
る。このため、磁気ループによる磁気浮上装置10の走行
抵抗が大きく、駆動のためのリニアモータ数を増さなけ
ればならない。
4図の1点鎖線で示すように、磁気浮上装置10の進行方
向に平行した磁気ループが形成されるものとなってい
る。このため、磁気ループによる磁気浮上装置10の走行
抵抗が大きく、駆動のためのリニアモータ数を増さなけ
ればならない。
それゆえに、この考案の主たる目的は、走行抵抗を小さ
し得て、駆動のためのリニアモータの数を少なくし得る
磁気浮上装置を提供することである。
し得て、駆動のためのリニアモータの数を少なくし得る
磁気浮上装置を提供することである。
[課題を高潔するための手段] 第1請求項に係る考案は、1本のレールと、進行方向の
前後にレールに対向するようにフレーム上に設けられる
2個の位置検出器および2個の位置制御用電磁石とを含
み、各位置検出器の検出出力に応じて、各位置制御用電
磁石を制御することによって浮上方向とピッチングを制
御する2軸制御型の磁気浮上装置において、電磁石は3
本のヨークを含み、進行方向に対して直角方向に磁気ル
ープを作り、3本のヨークの各磁極面の中心を通る半径
Rの円の中心がフレームの重心よりも上側になるような
形状に形成される。
前後にレールに対向するようにフレーム上に設けられる
2個の位置検出器および2個の位置制御用電磁石とを含
み、各位置検出器の検出出力に応じて、各位置制御用電
磁石を制御することによって浮上方向とピッチングを制
御する2軸制御型の磁気浮上装置において、電磁石は3
本のヨークを含み、進行方向に対して直角方向に磁気ル
ープを作り、3本のヨークの各磁極面の中心を通る半径
Rの円の中心がフレームの重心よりも上側になるような
形状に形成される。
第2請求項にかかる考案は、電磁石の3本のヨークのう
ち、中央の磁極面が半径Rの円の一部を構成し、請求項
第3項にかかる考案は、電磁石の3本のヨークのそれぞ
れの磁極面が半径Rの円の一部を構成するようにしたも
のである。
ち、中央の磁極面が半径Rの円の一部を構成し、請求項
第3項にかかる考案は、電磁石の3本のヨークのそれぞ
れの磁極面が半径Rの円の一部を構成するようにしたも
のである。
[作用] この考案にかかる磁気浮上装置は、電磁石が進行方向に
直角方向に磁気ループを作るので、走行抵抗を小さくで
き、しかも3本のヨークの各磁極面の中心を通る半径R
の円の中心が磁気浮上装置の重心よりも上側になるよう
にしたので、ローリングに対して安定でかつ浮上のため
の電流を極力少なくすることができる。
直角方向に磁気ループを作るので、走行抵抗を小さくで
き、しかも3本のヨークの各磁極面の中心を通る半径R
の円の中心が磁気浮上装置の重心よりも上側になるよう
にしたので、ローリングに対して安定でかつ浮上のため
の電流を極力少なくすることができる。
[考案の実施例] 第1図はこの考案の一実施例の正面図である。第1図を
参照して、フレーム3の上部には1本のレール1に対向
するように電磁石2が設けられる。電磁石2は3本のヨ
ークを含む磁極4と中央のヨークに巻回されたコイル5
とを含む。磁極4の3本のヨークのうち、両側のヨーク
は中央のヨークよりも高さが低くされていて、レール1
の面との間のエアギャップが大きくされる。しかし、レ
ール1と外側ヨークとのエアギャップが大きくなりすぎ
ると、磁気抵抗が大きくなり、浮上に必要な電流が増加
する。
参照して、フレーム3の上部には1本のレール1に対向
するように電磁石2が設けられる。電磁石2は3本のヨ
ークを含む磁極4と中央のヨークに巻回されたコイル5
とを含む。磁極4の3本のヨークのうち、両側のヨーク
は中央のヨークよりも高さが低くされていて、レール1
の面との間のエアギャップが大きくされる。しかし、レ
ール1と外側ヨークとのエアギャップが大きくなりすぎ
ると、磁気抵抗が大きくなり、浮上に必要な電流が増加
する。
そこで、この考案の一実施例では、磁極4は、磁気浮上
装置の重心Gよりも上側の位置を中心Qとする半径Rの
円が両側のヨークの中心を通りかつ中央のヨークの磁極
面が半径Rの円の一部を構成するような形状に形成され
る。このように、半径Rの円の中心を重心Gよりも高い
位置に選んだことによって、ローリングに対して安定と
なる。しかも、磁気ループは進行方向に直角方向となる
ため、走行抵抗を減少できる。
装置の重心Gよりも上側の位置を中心Qとする半径Rの
円が両側のヨークの中心を通りかつ中央のヨークの磁極
面が半径Rの円の一部を構成するような形状に形成され
る。このように、半径Rの円の中心を重心Gよりも高い
位置に選んだことによって、ローリングに対して安定と
なる。しかも、磁気ループは進行方向に直角方向となる
ため、走行抵抗を減少できる。
第2図はこの考案の他の実施例を示す正面図である。こ
の第2図に示した実施例は、磁極6の3本のヨークのそ
れぞれの磁極面が半径Rの円の一部に一致するような形
状に形成したものであって、それ以外の構成は第1図と
同じである。
の第2図に示した実施例は、磁極6の3本のヨークのそ
れぞれの磁極面が半径Rの円の一部に一致するような形
状に形成したものであって、それ以外の構成は第1図と
同じである。
[考案の効果] 以上のように、この考案によれば、進行方向に対して直
角方向に磁気ループを作るように電磁石を構成し、しか
も電磁石を構成する3本のヨークの各磁極面の中心を通
る半径Rの円の中心が磁気浮上装置の重心よりも上側に
なるような形状に形成したことによって、走行抵抗を減
少でき、ローリングに対して極めて安定でありかつ浮上
のための電流を極力少なくすることができる。
角方向に磁気ループを作るように電磁石を構成し、しか
も電磁石を構成する3本のヨークの各磁極面の中心を通
る半径Rの円の中心が磁気浮上装置の重心よりも上側に
なるような形状に形成したことによって、走行抵抗を減
少でき、ローリングに対して極めて安定でありかつ浮上
のための電流を極力少なくすることができる。
第1図はこの考案の一実施例の正面図である。第2図は
この考案の他の実施例の正面図である。第3図はこの考
案の先行技術となる磁気浮上装置の正面図である。第4
図は同じく側面図である。 図において、1はレール、2は電磁石、3はフレーム、
4,6は磁極、5はコイルを示す。
この考案の他の実施例の正面図である。第3図はこの考
案の先行技術となる磁気浮上装置の正面図である。第4
図は同じく側面図である。 図において、1はレール、2は電磁石、3はフレーム、
4,6は磁極、5はコイルを示す。
Claims (3)
- 【請求項1】1本のレールと、進行方向の前後に前記レ
ールに対向するようにフレーム上に設けられる2個の位
置検出器および2個の位置制御用電磁石とを含み、前記
各位置検出器の検出出力に応じて、前記各位置制御用電
磁石を制御することによって浮上方向とピッチングを制
御する2軸制御型の磁気浮上装置において、 前記電磁石は3本のヨークを含み、進行方向に対して直
角方向に磁気ループを作り、3本のヨークの各磁極面の
中心を通る半径Rの円の中心が前記フレームの重心より
も上側になるような形状に形成されたことを特徴とす
る、磁気浮上装置。 - 【請求項2】前記電磁石の3本のヨークのうち、中央の
ヨークの磁極面が前記半径Rの円の一部を構成すること
を特徴とする、請求項第1項記載の磁気浮上装置。 - 【請求項3】前記電磁石の3本のヨークのそれぞれの磁
極面が前記半径Rの円の一部を構成することを特徴とす
る、請求項第1項記載の磁気浮上装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6215289U JPH0747922Y2 (ja) | 1989-05-29 | 1989-05-29 | 磁気浮上装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6215289U JPH0747922Y2 (ja) | 1989-05-29 | 1989-05-29 | 磁気浮上装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH033101U JPH033101U (ja) | 1991-01-14 |
JPH0747922Y2 true JPH0747922Y2 (ja) | 1995-11-01 |
Family
ID=31591042
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6215289U Expired - Lifetime JPH0747922Y2 (ja) | 1989-05-29 | 1989-05-29 | 磁気浮上装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0747922Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-05-29 JP JP6215289U patent/JPH0747922Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH033101U (ja) | 1991-01-14 |
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