JPH074785Y2 - 棒状白熱灯用ソケット - Google Patents
棒状白熱灯用ソケットInfo
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- JPH074785Y2 JPH074785Y2 JP5673891U JP5673891U JPH074785Y2 JP H074785 Y2 JPH074785 Y2 JP H074785Y2 JP 5673891 U JP5673891 U JP 5673891U JP 5673891 U JP5673891 U JP 5673891U JP H074785 Y2 JPH074785 Y2 JP H074785Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、棒状白熱灯に使用させ
るソケットに関する。
るソケットに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、棒状白熱灯の開発が飛躍的に進展
し、実用可能レベルに到達しつつある。棒状白熱灯が実
用に供されたとしても、棒状白熱灯の口金は、従来の球
状白熱灯や棒状蛍光灯の口金と比較して、その構造およ
び形状が異なるといえる。つまり、球状白熱灯のような
筒状の口金や、棒状蛍光灯のような筒状の口金の端面か
ら複数の口金ピンを軸方向に突出させた構造および形状
とは異なり、比較的厚肉の角形板状構造になるものと想
定される。しかし、このような比較的厚肉の角形板状構
造の口金を棒状白熱灯が有していても、これに適応する
ソケットが存在していない現状である。したがって、棒
状白熱灯に適応したソケットの開発が要望されている。
し、実用可能レベルに到達しつつある。棒状白熱灯が実
用に供されたとしても、棒状白熱灯の口金は、従来の球
状白熱灯や棒状蛍光灯の口金と比較して、その構造およ
び形状が異なるといえる。つまり、球状白熱灯のような
筒状の口金や、棒状蛍光灯のような筒状の口金の端面か
ら複数の口金ピンを軸方向に突出させた構造および形状
とは異なり、比較的厚肉の角形板状構造になるものと想
定される。しかし、このような比較的厚肉の角形板状構
造の口金を棒状白熱灯が有していても、これに適応する
ソケットが存在していない現状である。したがって、棒
状白熱灯に適応したソケットの開発が要望されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、棒状白熱灯に適応したソケットが存在していない
点である。
点は、棒状白熱灯に適応したソケットが存在していない
点である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、電気絶縁材料
によって成型されたベースと、電気絶縁材料によって成
型され前記ベースに着脱可能に一体結合されるケースと
を具備し、前記ベースに棒状白熱灯の径外部に突出した
1極口金に対応する口金接触部と電源側に接続される電
源接続部とを設けた1つの導電端子部材が取付けられて
いるとともに、前記1極口金を弾性挟持する口金保持部
材が取付けられ、前記ケースに前記1極口金を出し入れ
させる凹部が形成され、このケ−スと前記ベースとの一
体結合時に前記口金接触部の少なくとも接点部分と前記
保持部材の少なくとも挟持部とが前記凹部に臨出するよ
うに構成されていることを特徴とし、2極分離形棒状白
熱灯の1極口金を確実な電気的接触状態で適正に保持す
る目的を実現した。
によって成型されたベースと、電気絶縁材料によって成
型され前記ベースに着脱可能に一体結合されるケースと
を具備し、前記ベースに棒状白熱灯の径外部に突出した
1極口金に対応する口金接触部と電源側に接続される電
源接続部とを設けた1つの導電端子部材が取付けられて
いるとともに、前記1極口金を弾性挟持する口金保持部
材が取付けられ、前記ケースに前記1極口金を出し入れ
させる凹部が形成され、このケ−スと前記ベースとの一
体結合時に前記口金接触部の少なくとも接点部分と前記
保持部材の少なくとも挟持部とが前記凹部に臨出するよ
うに構成されていることを特徴とし、2極分離形棒状白
熱灯の1極口金を確実な電気的接触状態で適正に保持す
る目的を実現した。
【0005】
【作用】本考案によれば、棒状白熱灯の比較的厚肉の角
形板状構造の1極口金をケースに形成した凹部に挿入す
ることで、1極口金が導電端子部材の口金接触部に電気
的に接触するとともに、口金保持部材の挟持部によって
1極口金を弾性挟持して1極口金と口金接触部との電気
的接触状態を維持することができる。
形板状構造の1極口金をケースに形成した凹部に挿入す
ることで、1極口金が導電端子部材の口金接触部に電気
的に接触するとともに、口金保持部材の挟持部によって
1極口金を弾性挟持して1極口金と口金接触部との電気
的接触状態を維持することができる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本考案のソケットに係るベースの実施例を
示す平面図、図2は図1のアーア線断面図、図3は図1
のイーイ線断面図であり、これらの図において、ベ−ス
1は、合成樹脂などの電気絶縁材料によって長方形盤状
に成型されており、長手方向の中心線C1と幅方向の中
心線C2との交点を曲率中心とした有底丸孔2が形成さ
れ、この丸孔2の上部三方を囲んで一側方にのびる堤3
が突設されている。堤3の内側領域には、該堤3よりも
僅かに低い水平支持面4、有底角孔5および水平支持面
4と同じ高さレベルの支持部4Aが一側方に向けて直列
に形成されており、水平支持面4の中心線C1上に止め
孔6が下向き垂直に形成されている。また、中心線C1
上における堤3の他側方に止め孔6Aが垂直に貫通形成
され、幅方向両端の中心線C2が通る位置に1対の溝
7,7を上下に貫通して形成し、底面における中心軸線
C2が通る位置に、適当な間隔を有して1対の止め孔
8,8を上向き垂直に形成してある。前記堤3の内側領
域には、導電端子部材9が着脱可能に取り付けられる。
端子部材9は、銅合金系の導電性金属材料によってな
り、図4にも示すように、口金接触部91と電源側に接
続される電源接続部92とを設けている。電源接続部9
2は板状を呈しており、中央部に小さい透孔92Aが形
成され、この透孔92Aの一側方にも透孔92Bが形成
されており、ここに後述する導電線を接続するためのビ
スとナットによってなる締結部材10が貫通して取付け
られている。口金接触部91は電源接続部92の他端側
に着脱可能に取付けられる。すなわち、口金接触部91
は、固定本体部91A、可動接点部分91Bおよびスプ
リング92Cとからなり、固定本体部91Aは、電源接
続部92に形成された大きい透孔92Cを通して電源接
続部92を着脱可能に挟着する筒状上体部91aと有底
筒状下体部91bとに2分割されており、可動接点部分
91Bはスプリング92Cによって上下方向の移動可能
に上方に付勢され、常時は、その大部分が筒状上体部9
1aより上方に突出している。図1ないし図3のよう
に、電源接続部92の小さい透孔92Aを止め孔6に同
心に対応させ、この小さい透孔92Aを貫通して止め孔
6に、ビス11(たとえば、タッピングスクリュー)を
ねじ込むことで、電源接続部92を水平支持面4と支持
部4Aによって支持し、口金接触部91の有底筒状下体
部91bを有底丸孔2内に位置させるとともに、締結部
材10の下部(ナット)の回転を拘束して有底角孔5内
に位置させた状態で、堤3の内側領域に端子部材9を着
脱可能に取り付ける。口金保持部材12は、板状の高弾
性金属によって形成されており、ベ−ス1の幅方向にの
びる水平基部12Aと、この水平基部12Aの両端から
立上がって溝7,7に嵌合され,さらに上方にのびるア
ーム部12B,12Bおよび各アーム部12B,12B
の上端部を内向き下方にく字状に折曲して形成した挟持
部12bを有している。水平基部12Aには、止め孔
8,8に同心に対応する1対の透孔12a,12aが形
成されている。これら透孔12a,12を貫通して止め
孔8,8に、ビス13,13(たとえばタッピングスク
リュー)をねじ込むことによって、口金保持部材12を
ベ−ス1に固着してある。14は、3つの取付用透孔を
示し、これら透孔14を貫通して取付けねじを壁面また
は天井などにねじ込むことで、ベース1を壁面や天井な
どに取付けることができる。
する。図1は本考案のソケットに係るベースの実施例を
示す平面図、図2は図1のアーア線断面図、図3は図1
のイーイ線断面図であり、これらの図において、ベ−ス
1は、合成樹脂などの電気絶縁材料によって長方形盤状
に成型されており、長手方向の中心線C1と幅方向の中
心線C2との交点を曲率中心とした有底丸孔2が形成さ
れ、この丸孔2の上部三方を囲んで一側方にのびる堤3
が突設されている。堤3の内側領域には、該堤3よりも
僅かに低い水平支持面4、有底角孔5および水平支持面
4と同じ高さレベルの支持部4Aが一側方に向けて直列
に形成されており、水平支持面4の中心線C1上に止め
孔6が下向き垂直に形成されている。また、中心線C1
上における堤3の他側方に止め孔6Aが垂直に貫通形成
され、幅方向両端の中心線C2が通る位置に1対の溝
7,7を上下に貫通して形成し、底面における中心軸線
C2が通る位置に、適当な間隔を有して1対の止め孔
8,8を上向き垂直に形成してある。前記堤3の内側領
域には、導電端子部材9が着脱可能に取り付けられる。
端子部材9は、銅合金系の導電性金属材料によってな
り、図4にも示すように、口金接触部91と電源側に接
続される電源接続部92とを設けている。電源接続部9
2は板状を呈しており、中央部に小さい透孔92Aが形
成され、この透孔92Aの一側方にも透孔92Bが形成
されており、ここに後述する導電線を接続するためのビ
スとナットによってなる締結部材10が貫通して取付け
られている。口金接触部91は電源接続部92の他端側
に着脱可能に取付けられる。すなわち、口金接触部91
は、固定本体部91A、可動接点部分91Bおよびスプ
リング92Cとからなり、固定本体部91Aは、電源接
続部92に形成された大きい透孔92Cを通して電源接
続部92を着脱可能に挟着する筒状上体部91aと有底
筒状下体部91bとに2分割されており、可動接点部分
91Bはスプリング92Cによって上下方向の移動可能
に上方に付勢され、常時は、その大部分が筒状上体部9
1aより上方に突出している。図1ないし図3のよう
に、電源接続部92の小さい透孔92Aを止め孔6に同
心に対応させ、この小さい透孔92Aを貫通して止め孔
6に、ビス11(たとえば、タッピングスクリュー)を
ねじ込むことで、電源接続部92を水平支持面4と支持
部4Aによって支持し、口金接触部91の有底筒状下体
部91bを有底丸孔2内に位置させるとともに、締結部
材10の下部(ナット)の回転を拘束して有底角孔5内
に位置させた状態で、堤3の内側領域に端子部材9を着
脱可能に取り付ける。口金保持部材12は、板状の高弾
性金属によって形成されており、ベ−ス1の幅方向にの
びる水平基部12Aと、この水平基部12Aの両端から
立上がって溝7,7に嵌合され,さらに上方にのびるア
ーム部12B,12Bおよび各アーム部12B,12B
の上端部を内向き下方にく字状に折曲して形成した挟持
部12bを有している。水平基部12Aには、止め孔
8,8に同心に対応する1対の透孔12a,12aが形
成されている。これら透孔12a,12を貫通して止め
孔8,8に、ビス13,13(たとえばタッピングスク
リュー)をねじ込むことによって、口金保持部材12を
ベ−ス1に固着してある。14は、3つの取付用透孔を
示し、これら透孔14を貫通して取付けねじを壁面また
は天井などにねじ込むことで、ベース1を壁面や天井な
どに取付けることができる。
【0009】図5は本考案のソケットに係るケースの実
施例を示す平面図、図6は図5のウーウ線断面図、図7
は図5のエーエ線断面図、図8は底面図であり、これら
の図において、ケース15は、合成樹脂などの電気絶縁
材料によって角形キヤップ状に成型されており、前記長
方形盤状のベース1を開口の下端部に着脱可能に嵌合で
きる大きさに設定されている。そして、天井16の上面
は、後述する正円形横断面の棒状白熱灯の外周面一部が
当接し得る曲率半径によって長手方向全域にわたって略
半円形に凹入している。また、天井16には、長手方向
の中心線C3と幅方向の中心線C4との交点を中心とし
て、後述する棒状白熱灯の口金を出し入れさせる長円形
の凹部17が、その長軸を長手方向に指向させて形成さ
れ、該凹部17の中心線C4が通る底部17A,および
両側壁17B,17Bを貫通して窓18が開設されてい
るとともに、窓18の他側方に透孔19が形成されてい
る。さらに、凹部17における底部17Aの下面には、
透孔19の周辺部相当位置に下向きの凸部20が形成さ
れ、この凸部20の長手方向の反対側の底部17Aの下
面には、適当な間隔を有して1対の凸部21,21を下
向きに形成してある。
施例を示す平面図、図6は図5のウーウ線断面図、図7
は図5のエーエ線断面図、図8は底面図であり、これら
の図において、ケース15は、合成樹脂などの電気絶縁
材料によって角形キヤップ状に成型されており、前記長
方形盤状のベース1を開口の下端部に着脱可能に嵌合で
きる大きさに設定されている。そして、天井16の上面
は、後述する正円形横断面の棒状白熱灯の外周面一部が
当接し得る曲率半径によって長手方向全域にわたって略
半円形に凹入している。また、天井16には、長手方向
の中心線C3と幅方向の中心線C4との交点を中心とし
て、後述する棒状白熱灯の口金を出し入れさせる長円形
の凹部17が、その長軸を長手方向に指向させて形成さ
れ、該凹部17の中心線C4が通る底部17A,および
両側壁17B,17Bを貫通して窓18が開設されてい
るとともに、窓18の他側方に透孔19が形成されてい
る。さらに、凹部17における底部17Aの下面には、
透孔19の周辺部相当位置に下向きの凸部20が形成さ
れ、この凸部20の長手方向の反対側の底部17Aの下
面には、適当な間隔を有して1対の凸部21,21を下
向きに形成してある。
【0010】このような構成であれば、ベース1を上向
きにた状態で、図9のように上からケース15を被せ
る。この場合、ケース15の開口の下端部に対するベー
ス1の嵌合深さ、つまり、ケース15の被冠状態は、ケ
ース15の凹部17における底部17Aの下面に形成さ
れている下向きの凸部20、21,21がベース1の上
面に当接することによって適正に保持される。その結
果、ベース1に取付けられている端子部材9の口金接触
部91における可動接点部分91Bと口金保持部材12
の挟持部12bとが窓18からケース15の凹部17に
臨出する。つぎに、透孔19を貫通して該透孔19に同
心対応している止め孔6Aに図示していないビス(たと
えば、タッピングスクリュー)をねじ込むことで、ベー
ス1にケース15を一体結合したソケットの組立状態が
得られる。
きにた状態で、図9のように上からケース15を被せ
る。この場合、ケース15の開口の下端部に対するベー
ス1の嵌合深さ、つまり、ケース15の被冠状態は、ケ
ース15の凹部17における底部17Aの下面に形成さ
れている下向きの凸部20、21,21がベース1の上
面に当接することによって適正に保持される。その結
果、ベース1に取付けられている端子部材9の口金接触
部91における可動接点部分91Bと口金保持部材12
の挟持部12bとが窓18からケース15の凹部17に
臨出する。つぎに、透孔19を貫通して該透孔19に同
心対応している止め孔6Aに図示していないビス(たと
えば、タッピングスクリュー)をねじ込むことで、ベー
ス1にケース15を一体結合したソケットの組立状態が
得られる。
【0011】図10に示すように、棒状白熱灯30は、
一様な正円形横断面の本体部30Aの軸方向両端部の近
くからスパンLを有して、それぞれ比較的厚肉の角形板
状構造の1極口金30B,30Bを突設した2極分離構
造になっている。これら1極口金30B,30Bの両側
面には、長円形の凹部30bがそれぞれ幅方向に指向し
て形成されている。したがって、次の要領によって2極
分離構造の棒状白熱灯30をソケットに取付けることが
できる。すなわち、2つのソケットを用意し、これらソ
ケットのベース1とケース15を分解したのち、
(a).図11に示すように、端子部材9,9のスパン
L1を前記1極口金30B,30のスパンL(図10参
照)と等しい値に設定して、たとえば、壁面または天井
などのソケット取付面31に1対のベース1,1を位置
決めし、各ベース1,1に形成されている3つの取付用
透孔14(図1参照)をそれぞれ貫通して、取付けねじ
(図示省略)を取付面31にねじ込んで、2つのベース
1,1をソケット取付面31に固着する。(b).各ベ
ース1,1に取付けられている端子部材9の締結部材1
0(図2参照)で導電線(図示省略)の端部を締結し
て、電源接続部92に導電線を接続させる。つまり端子
部材9を電源回路に電気的に接続する。(c).図12
に示すように、2つのベース1,1のそれぞれにケース
15,15を被せる。その結果、前述のように、各ベー
ス1に取付けられている端子部材9の口金接触部91に
おける可動接点部分91Bと口金保持部材12の挟持部
12bとがケース15の凹部17に臨出する(図9参
照)。また、前述のように、透孔19を貫通して該透孔
19に同心対応している止め孔6Aにビス(たとえば、
タッピングスクリュー図示省略)をねじ込むことで、2
つのベース1,1それぞれにケース15,15を一体結
合したソケットの組立状態が得られる。(d).図13
と図9の仮想線で示すように、棒状白熱灯30の外周面
の一部がケース15における天井16の略半円形凹入面
に当接する状態になるまで、1極口金30B,30Bを
ケース15の凹部17に挿入する。これにより、端子部
材9の口金接触部91における可動接点部分91B(図
4参照)は、スプリング92Cの弾性に抗して押し上げ
られ、かつスプリング92Cの弾性によって1極口金3
0B,30Bの頂部に確実に接触させられる。また、ケ
ース15の凹部17に1極口金30B,30Bを挿入す
る途中で、図9の凹部17に臨出している口金保持部材
12の挟持部12b,12bが1極口金30B,30の
両側面に干渉して、一旦、比較的大きく弾性拡開する。
この比較的大きい弾性拡開状態は、1極口金30B,3
0Bの挿入が完了した時点で、挟持部12b,12bが
長円形の凹部30bに入り込んで、1極口金30B,3
0を弾性的に挟んで保持することによって、自由状態に
近づいた弾性拡開状態に転換され、棒状白熱灯30とソ
ケットとの確実な電気的接触状態を確保して、接触不良
の発生および棒状白熱灯30の脱落を防止する。勿論、
棒状白熱灯30の本体部30Aを掴んで1極口金30
B,30の反対方向に引っ張ることで、棒状白熱灯30
をソケットから簡単に取外すことができる。
一様な正円形横断面の本体部30Aの軸方向両端部の近
くからスパンLを有して、それぞれ比較的厚肉の角形板
状構造の1極口金30B,30Bを突設した2極分離構
造になっている。これら1極口金30B,30Bの両側
面には、長円形の凹部30bがそれぞれ幅方向に指向し
て形成されている。したがって、次の要領によって2極
分離構造の棒状白熱灯30をソケットに取付けることが
できる。すなわち、2つのソケットを用意し、これらソ
ケットのベース1とケース15を分解したのち、
(a).図11に示すように、端子部材9,9のスパン
L1を前記1極口金30B,30のスパンL(図10参
照)と等しい値に設定して、たとえば、壁面または天井
などのソケット取付面31に1対のベース1,1を位置
決めし、各ベース1,1に形成されている3つの取付用
透孔14(図1参照)をそれぞれ貫通して、取付けねじ
(図示省略)を取付面31にねじ込んで、2つのベース
1,1をソケット取付面31に固着する。(b).各ベ
ース1,1に取付けられている端子部材9の締結部材1
0(図2参照)で導電線(図示省略)の端部を締結し
て、電源接続部92に導電線を接続させる。つまり端子
部材9を電源回路に電気的に接続する。(c).図12
に示すように、2つのベース1,1のそれぞれにケース
15,15を被せる。その結果、前述のように、各ベー
ス1に取付けられている端子部材9の口金接触部91に
おける可動接点部分91Bと口金保持部材12の挟持部
12bとがケース15の凹部17に臨出する(図9参
照)。また、前述のように、透孔19を貫通して該透孔
19に同心対応している止め孔6Aにビス(たとえば、
タッピングスクリュー図示省略)をねじ込むことで、2
つのベース1,1それぞれにケース15,15を一体結
合したソケットの組立状態が得られる。(d).図13
と図9の仮想線で示すように、棒状白熱灯30の外周面
の一部がケース15における天井16の略半円形凹入面
に当接する状態になるまで、1極口金30B,30Bを
ケース15の凹部17に挿入する。これにより、端子部
材9の口金接触部91における可動接点部分91B(図
4参照)は、スプリング92Cの弾性に抗して押し上げ
られ、かつスプリング92Cの弾性によって1極口金3
0B,30Bの頂部に確実に接触させられる。また、ケ
ース15の凹部17に1極口金30B,30Bを挿入す
る途中で、図9の凹部17に臨出している口金保持部材
12の挟持部12b,12bが1極口金30B,30の
両側面に干渉して、一旦、比較的大きく弾性拡開する。
この比較的大きい弾性拡開状態は、1極口金30B,3
0Bの挿入が完了した時点で、挟持部12b,12bが
長円形の凹部30bに入り込んで、1極口金30B,3
0を弾性的に挟んで保持することによって、自由状態に
近づいた弾性拡開状態に転換され、棒状白熱灯30とソ
ケットとの確実な電気的接触状態を確保して、接触不良
の発生および棒状白熱灯30の脱落を防止する。勿論、
棒状白熱灯30の本体部30Aを掴んで1極口金30
B,30の反対方向に引っ張ることで、棒状白熱灯30
をソケットから簡単に取外すことができる。
【0016】前記各実施例では、ベース1に対する端子
部材9、9A,9Bの取付けやベース1に対するケース
15の組付けを、タッピングスクリューによって行うよ
うに説明しているが、ねじ孔にビスをねじ込むようにし
てもよい。また、口金保持部材12における上方にのび
るアーム部12B,12Bの上端部に形成した挟持部1
2bは、内向き下方にく字状に折曲した形状にのみ限定
されるものではなく、任意の形状に形成することができ
る。
部材9、9A,9Bの取付けやベース1に対するケース
15の組付けを、タッピングスクリューによって行うよ
うに説明しているが、ねじ孔にビスをねじ込むようにし
てもよい。また、口金保持部材12における上方にのび
るアーム部12B,12Bの上端部に形成した挟持部1
2bは、内向き下方にく字状に折曲した形状にのみ限定
されるものではなく、任意の形状に形成することができ
る。
【考案の効果】以上説明したように、本考案は、2極分
離形棒状白熱灯に突設されている1対の1極口金を、2
つのソケットそれぞれの凹部に挿入する簡単な作業によ
って、1対の1極口金と導電端子部材とを確実に接触さ
せた、2極分離形棒状白熱灯の適正な電気的接触状態を
確保することができるとともに、このような電気的接触
状態を口金保持部材による1極口金の弾性挟持によって
適正に保持し、しかも、必要に応じて2極分離形棒状白
熱灯を簡単に取外すことができるなどの利点が有る。
離形棒状白熱灯に突設されている1対の1極口金を、2
つのソケットそれぞれの凹部に挿入する簡単な作業によ
って、1対の1極口金と導電端子部材とを確実に接触さ
せた、2極分離形棒状白熱灯の適正な電気的接触状態を
確保することができるとともに、このような電気的接触
状態を口金保持部材による1極口金の弾性挟持によって
適正に保持し、しかも、必要に応じて2極分離形棒状白
熱灯を簡単に取外すことができるなどの利点が有る。
【図1】本考案のソケットに係るベースの実施例を示す
平面図である。
平面図である。
【図2】図1のアーア線断面図である。
【図3】図1のイーイ線断面図である。
【図4】端子部材の口金接触部の一例を示す拡大断面図
である。
である。
【図5】本考案のソケットに係るケースの実施例を示す
平面図である。
平面図である。
【図6】図5のウーウ線断面図である。
【図7】図5のエーエ線断面図である。
【図8】図5の底面図である。
【図9】棒状白熱灯をソケットに取付けた状態を示す拡
大断面図である。
大断面図である。
【図10】2極分離形棒状白熱灯の正面図である。
【図11】2つのベースをソケット取付け面に取付けた
概略説明図である。
概略説明図である。
【図12】図11のベースにケースを取付けた概略説明
図である。
図である。
【図13】図12のソケットに2極分離形棒状白熱灯を
取付けた概略説明図である。
取付けた概略説明図である。
1 ベース 9 端子部材 9A 端子部材 9B 端子部材 12 口金保持部材 12b 口金保持部材の挟持部 15 ケース 17 凹部 30 棒状白熱灯(2極分離形棒状白熱灯、2極集中形
棒状白熱灯) 30B 口金(1極口金、2極口金) 91 端子部材の口金接触部 91B 口金接触部の可動部(接点部分) 92 端子部材の電源接続部
棒状白熱灯) 30B 口金(1極口金、2極口金) 91 端子部材の口金接触部 91B 口金接触部の可動部(接点部分) 92 端子部材の電源接続部
Claims (1)
- 【請求項1】 電気絶縁材料によって成型されたベース
と、電気絶縁材料によって成型され前記ベースに着脱可
能に一体結合されるケースとを具備し、前記ベースに2
極分離形棒状白熱灯の径外部に突出した1極口金に対応
する口金接触部と電源側に接続される電源接続部とを設
けた1つの導電端子部材が取付けられているとともに、
前記1極口金を弾性挟持する口金保持部材が取付けら
れ、前記ケースに前記1極口金を出し入れさせる凹部が
形成され、このケースと前記ベースとの一体結合時に前
記口金接触部の少なくとも接点部分と前記保持部材の少
なくとも挟持部とが前記凹部に臨出するように構成され
ていることを特徴とする棒状白熱灯用ソケット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5673891U JPH074785Y2 (ja) | 1991-06-24 | 1991-06-24 | 棒状白熱灯用ソケット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5673891U JPH074785Y2 (ja) | 1991-06-24 | 1991-06-24 | 棒状白熱灯用ソケット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0668362U JPH0668362U (ja) | 1994-09-22 |
JPH074785Y2 true JPH074785Y2 (ja) | 1995-02-01 |
Family
ID=13035869
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5673891U Expired - Lifetime JPH074785Y2 (ja) | 1991-06-24 | 1991-06-24 | 棒状白熱灯用ソケット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH074785Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-06-24 JP JP5673891U patent/JPH074785Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0668362U (ja) | 1994-09-22 |
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