JPH0747841B2 - 浮体の自沈装置 - Google Patents
浮体の自沈装置Info
- Publication number
- JPH0747841B2 JPH0747841B2 JP10900891A JP10900891A JPH0747841B2 JP H0747841 B2 JPH0747841 B2 JP H0747841B2 JP 10900891 A JP10900891 A JP 10900891A JP 10900891 A JP10900891 A JP 10900891A JP H0747841 B2 JPH0747841 B2 JP H0747841B2
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- JP
- Japan
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- valve
- link
- floating body
- opening
- closing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Bridges Or Land Bridges (AREA)
Description
装置に関するものである。
って上下するように係留されている。水位が異常に上る
と、杭から外れて流出する恐れがある。従って流出しな
いようにするためには、充分な高さの杭が必要となり、
浮桟橋の実用上、景観上、あるいは費用の点で問題とな
る。このため、杭の高さは通常の高水位に必要高さと
し、異常水位時には、浮体を自沈させ、浮体流出による
被害がでないように工夫されてきた。
所定長さの係留索で浮体底面に設けたバルブを連結し、
所定水深以上に水位が上昇したら、バルブに係留索の張
力が掛り、バルブが破壊するか、バルブを止めていたピ
ン又はボルトが破壊して浮体内に浸水し、浮体が杭に係
留された状態で水底まで沈降していた。
なり、水底に沈降すると、浮体内は満水状態となり、バ
ルブの復旧および浮体内の排水等浮体の復旧工事は、工
期および工費がかなりかかる。
から設定荷重以上の張力が掛かればバルブが開き、沈降
が始まり、係留索の張力が弱まれば、自動的にバルブが
閉じるようにし、必要以上の浸水をおさえ、復旧を容易
にし、開閉時のストロークの調整、開閉条件の設定調整
が容易にできるようにした浮体の自沈装置である。
弁座に当接する弁体と弁体上に立設した柱体とよりなる
バルブと、該バルブを上下滑動自在に浮体より支持する
支持部材と、第1リンク、第2リンクおよび第3リンク
のそれぞれ1端を1軸で連結し、第1のリンクの他端は
バルブ上部に、第2リンクの他端は浮体内面下部に、第
3リンクの他端は、途中を浮体に軸支した第4リンクの
1端にそれぞれ軸連結し第4リンクの他端部にウエイト
を搭載した第1〜第4リンクよりなるバルブ開閉用リン
ク機構と、バルブ下端と水底の沈錘を連結した係留索と
よりなり、浮体が上昇し係留索に張力が働き、開閉用リ
ンク機構の閉鎖附勢力に抗してバルブを開くようにした
浮体の自沈装置である。
上昇し、係留索が緊張し、バルブに係る張力が増加し、
開閉用リンク機構の閉鎖附勢力(設定荷重)を上廻る
と、附勢力に抗してバルブを引き下げ、開口し浸水し始
める。バルブが下がると第1、第2リンクの垂線との角
度が大きくなり閉鎖附勢力は減少し、バルブの開口時の
ストロークもあり、バルブを破損する恐れはない。浸水
により浮体の浮力が減じ、吃水が増加していく。係留索
の張力がリンク機構の閉鎖附勢力より小さくなると、バ
ルブが上昇し開口を閉鎖し、水の侵入は止まる。開閉リ
ンク機樽の閉鎖附勢力は、閉鎖時の第1、第2リンクの
垂線との角度が小さい程強く、角度が開くにつれ急速に
弱まるため、開閉時の開閉動作は確実に行なわれる。ま
た、バルブを開く時の張力の開閉条件は、第4リンクの
支点の位置、ウエイトの量、第1、第2リンクの角度等
により、自由に、容易に設定でき、バルブのストローク
の調整もストローク調整ボルトにより自由に設定でき
る。
の浸水はなく、復旧を容易とする。また、異常高水位で
浮体が沈降を始めても、浮体が水没する前に水位が引き
始めた場合、バルブが自動的に締り沈没をまぬがれる。
また、バルブの上下ストロークがあるため、津波、高潮
時のように水位上昇速度の速い場合にも対応でき、バル
ブを破損するようなこともない。
の自沈装置の概略側面図、第2図はその1部切断側面図
である。図3は図2のA−A視図、図4は図2のB−B
視図、図5は図2のC−C視図である。
る。バルブ4は弁体5および柱体6とよりなり、浮体に
取り付けた支持部材7により上下滑動自在に支持されて
いる。支持部材7はバルブ上部のガイドローラー9をガ
イドする支柱8とバルブの柱体6の下部を支持する下部
ローラー10と斜材11と、挺子リンクを支持する横部
材12からなっている。バルブの上下動は開閉リンク機
構13で駆動される。リンク機構13は、第1リンク
(14)第2リンク(15)の等辺リンクと、第3リン
ク(16)の連結リンクと第4リンク(17)の挺子リ
ンクとよりなり、18は第4リンクを支持する軸受、1
9はウエイトである。20はバルブのストローク調整用
ナットで、21はストッパー、sはストローク、22は
パッキン、23は沈錘、24は係留索を示す。また、係
留索の途中に伸縮する弾性索(例えば、チェーンの各リ
ンク間をすかして弾性ゴムを充填被覆した索等)を介在
すれば(図示せず)、波等により係留索の張力が多少変
動する場合でも、バルブの開閉動作を、さらに確実に行
うことができる。図2の1点鎖線はバルブが開き、下っ
た時の状態を示す。
用いた場合には、バルブが開き浮体の吃水が増加してゆ
き、係留索の張力が開閉リンク機構の閉鎖附勢力より小
さくなるとバルブが自動的に閉鎖し、沈没をまぬがれる
場合もあり、沈降したとしても必要最小限の浸水です
み、復旧は極めて容易となる。また、バルブの上下のス
トロークがあるため、津波、高潮等のように水位上昇速
度の速い場合にも対応でき、バルブを破損するようなこ
とはない。
位置、バルブのストロークの調整ナットによる調整によ
り、第1第2リンクの垂線との角度αの調整により、バ
ルブが開く時の張力は自由に設定できる等、調整整備が
容易である。また、この開閉リンク機構のバルブ開閉時
の閉鎖附勢力は、バルブ閉鎖時の附勢力が最も強く、バ
ルブが下降するに従って急速に弱まるため、開閉動作が
確実となり、自沈装置の信頼性を高めている。以上のよ
うに、本発明の装置は取扱い、保守共極めて容易な、信
頼性の高い、自動的に開閉作動をする、復旧が極めて容
易な浮体の自沈装置を提供するものである。
Claims (1)
- 【請求項1】浮体底面に開口する弁座と、該弁座に当接
する弁体と弁体上に立設した柱体とよりなるバルブと、
該バルブを上下滑動自在に浮体より支持する支持部材
と、第1リンク、第2リンクおよび第3リンクのそれぞ
れ1端を1軸で連結し、第1リンクの他端はバルブ上部
に、第2リンクの他端は浮体内面下部に、第3リンクの
他端は、途中を浮体より軸支した第4リンクの1端にそ
れぞれ軸連結し、第4リンクの他端にウエイトを搭載し
た第1〜第4リンクとよりなる開閉用リンク機構と、バ
ルブ下端と水底の沈錘を連結した係留索とよりなり、浮
体が上昇し係留索に張力が働いた時、開閉用リンク機構
の閉鎖附勢力に抗してバルブを開くようにしたことを特
微とする浮体の自沈装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10900891A JPH0747841B2 (ja) | 1991-02-15 | 1991-02-15 | 浮体の自沈装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10900891A JPH0747841B2 (ja) | 1991-02-15 | 1991-02-15 | 浮体の自沈装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04261907A JPH04261907A (ja) | 1992-09-17 |
JPH0747841B2 true JPH0747841B2 (ja) | 1995-05-24 |
Family
ID=14499229
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10900891A Expired - Lifetime JPH0747841B2 (ja) | 1991-02-15 | 1991-02-15 | 浮体の自沈装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0747841B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DK3789038T3 (da) | 2010-05-14 | 2022-10-17 | Univ Leland Stanford Junior | Humaniserede og kimære monoklonale antistoffer mod cd47 |
-
1991
- 1991-02-15 JP JP10900891A patent/JPH0747841B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04261907A (ja) | 1992-09-17 |
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