JPH0747825B2 - プラズマcvd装置 - Google Patents

プラズマcvd装置

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JPH0747825B2
JPH0747825B2 JP21681492A JP21681492A JPH0747825B2 JP H0747825 B2 JPH0747825 B2 JP H0747825B2 JP 21681492 A JP21681492 A JP 21681492A JP 21681492 A JP21681492 A JP 21681492A JP H0747825 B2 JPH0747825 B2 JP H0747825B2
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JP
Japan
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plasma
air
plasma flow
coil
flow
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP21681492A
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English (en)
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JPH0657434A (ja
Inventor
弘二 村上
悦三 松村
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Chugai Ro Co Ltd
Original Assignee
Chugai Ro Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特に、大面積の基板に
成膜するのに適したプラズマCVD装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、プラズマCVD装置は、図4に示
すように、真空排気装置に接続された処理室1に設置さ
れたプラズマガン2とアノード3との間に発生したプラ
ズマ流を、輸送用空芯コイル4,4により処理室1内に
引き出し、前記アノード3に収束するようにしている。
そして、処理室1内に設けたノズル6から供給される原
料ガスおよび反応ガスを前記プラズマで活性化させ、基
板W上に成膜させるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記プラズ
マCVD装置で大面積の基板上に成膜させようとする
と、前記プラズマガン2とアノード3との距離を大きく
し、前記空芯コイル4の磁界を強くして前記プラズマ流
を長くする必要がある。しかしながら、前記空芯コイル
4による磁界の強さには一定の制限があり、磁界が強過
ぎればプラズマ流が切断され、弱過ぎれば、プラズマ流
の厚みが大きくなり、プラズマ流の長さ方向における密
度が小さくなり、均一な厚みの成膜が得られなくなる。
また、空芯コイル4により形成される磁場は、プラズマ
ガン2により形成される磁場に対して逆磁場として作用
するため、磁場が強過ぎればプラズマ流の発生を阻害す
る。したがって、一般に、両空芯コイル4の中央では3
0〜150ガウス、空芯コイルの中心では200〜50
0ガウス程度が限界となっている。そして、基板Wの巾
が30cmの場合、前記条件を満足させる空芯コイルの
外径は45〜50cmである。
【0004】一方、基板Wの巾を100cm、空芯コイ
ル4,4間の距離を200cmとし、空芯コイル4,4
間中央で100ガウスの磁場を作るとすると、空芯コイ
ル4としては外径95cmで電流値70Aとなり、空芯
コイル4の中心では約1400ガウスとなり、プラズマ
ガン2からのプラズマ発生を阻害する。また、空芯コイ
ル4,4間中央で100ガウス、空芯コイル4の中心で
約350ガウスとなるコイルとすると、空芯コイル4の
外径は150cmと大き過ぎ実用に適しない。つまり、
従来装置では、ある程度以上の大面積の基板に対しては
対応できないという課題を有していた。したがって、本
発明は、前記従来のプラズマCVD装置に、簡単な手段
を施すことにより、前記課題を解決することのできるプ
ラズマCVD装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するために、プラズマガンとアノードとの間にプラズ
マ流を形成させ、該プラズマ流と平行配置した基板上に
成膜するプラズマCVD装置において、コイルを、前記
プラズマ流を包囲するように配設し、前記コイルによる
磁場を前記プラズマ流に付与するようにしたものであ
る。
【0006】
【実施例】つぎに、本発明の実施例を図面にしたがって
説明する。図1は、本発明の第1実施例を示し、真空排
気装置に内部が接続された処理室1に、圧力勾配型プラ
ズマガン2とアノード3を設置し、前記プラズマガン2
で発生したプラズマ流Pをプラズマ輸送用空芯コイル4
により処理室1内に引き出し、このプラズマ流Pを挟む
ように上下に同極を対向配置した永久磁石5a,5bに
よりプラズマをシート状にし、このシート状プラズマ流
Pを前記アノード3に収束するようにしている。
【0007】そして、ノズル6から供給される原料ガス
および反応ガスを前記プラズマ流Pで活性化させ、基板
W上に成膜させるものである。なお、前記基板Wはプラ
ズマ流Pに対して平行で、かつ直交方向に搬送される。
前記構成は、従来のプラズマCVD装置であるが、本発
明においては、前記処理室1内のシート状プラズマ流P
を包囲するように、空芯コイル7を1以上、実施例では
4個設け、この空芯コイル7の磁場により、シート状プ
ラズマ流Pが外方に発散しないようにしたものである。
【0008】すなわち、前記プラズマ輸送用空芯コイル
4,4間の距離を200cm、基板Wの巾が100cm
とし、前記プラズマ輸送用空芯コイル4,4間に、4個
の空芯コイル7を40cmの等間隔で処理室1内に配設
してある。そして、前記空芯コイル7をコイル巻数4
0、電流値200Aとすると、空芯コイル7の中心では
300ガウス、空芯コイル7,7の中央では110ガウ
スの磁場が発生し、プラズマガン2からのプラズマ流は
ほぼ同一密度でアノード3に収束した。また、その場
合、空芯コイル7の内径は20cm、外径は40cmと
極めてコンパクトなものであった。なお、前記空芯コイ
ル7が使用中に発熱する場合には、コイルを水冷構造に
すればよい。
【0009】なお、前記第1実施例では、永久磁石5
a,5bによりプラズマ流Pをシート状としているた
め、前記空芯コイル7は楕円形状のコイルが好ましく、
また、永久磁石5a,5bを設けずプラズマ流Pを円柱
状とするものにおいては円形コイルが好ましい。螺旋状
のコイル7aは図3に示す構造でも良い。
【0010】図2は、本発明の第2実施例を示し、前記
空芯コイル7を螺旋状のコイル7aとし、磁場を連続的
に発生させることにより、プラズマ流Pの外方への発散
を押えたものである。
【0011】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、処理室内にコイルを設け、プラズマガンで発生
したプラズマ流がアノードに達するまでに、コイルによ
り発生する磁場をプラズマ流に付与し、途中でプラズマ
流が発散するのを防止するようにしたため、従来のもの
に比べて安定したプラズマ流を長距離にわたって形成す
ることができる。したがって、大面積の基板であって
も、前記プラズマ流の流れ方向と直交して移動させるこ
とにより均質な成膜を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかるプラズマCVD装置の第1実
施例を示す断面図である。
【図2】 本発明の第2実施例を示す断面図である。
【図3】 図2に示す螺旋状コイルの変形例を示す斜視
図である。
【図4】 従来のプラズマCVD装置を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1〜処理室、2〜プラズマガン、3〜アノード、4〜プ
ラズマ輸送用空芯コイル、6〜ノズル、7〜空芯コイ
ル、P〜プラズマ流、W〜基板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラズマガンとアノードとの間にプラズ
    マ流を形成させ、該プラズマ流と平行配置した基板上に
    成膜するプラズマCVD装置において、コイルを、前記
    プラズマ流を包囲するように配設し、前記コイルによる
    磁場を前記プラズマ流に付与するようにしたことを特徴
    とするプラズマCVD装置。
JP21681492A 1992-08-14 1992-08-14 プラズマcvd装置 Expired - Lifetime JPH0747825B2 (ja)

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JP21681492A JPH0747825B2 (ja) 1992-08-14 1992-08-14 プラズマcvd装置

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JPH0657434A JPH0657434A (ja) 1994-03-01
JPH0747825B2 true JPH0747825B2 (ja) 1995-05-24

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