JPH0747667Y2 - 水栓器具に於けるストレーナー保持装置 - Google Patents
水栓器具に於けるストレーナー保持装置Info
- Publication number
- JPH0747667Y2 JPH0747667Y2 JP1989087384U JP8738489U JPH0747667Y2 JP H0747667 Y2 JPH0747667 Y2 JP H0747667Y2 JP 1989087384 U JP1989087384 U JP 1989087384U JP 8738489 U JP8738489 U JP 8738489U JP H0747667 Y2 JPH0747667 Y2 JP H0747667Y2
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- Japan
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- strainer
- water
- plug
- faucet device
- valve seat
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- Multiple-Way Valves (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、水栓器具の給水流路又は給湯流路に着脱自
在に装着して異物を除去し得るストレーナーの保持手段
の改良に関する。
在に装着して異物を除去し得るストレーナーの保持手段
の改良に関する。
(従来の技術) 従来、給湯源又は給水源と水栓類とを繋ぐ水栓器具の流
路にストレーナーを取外しできるように装着したものに
実開昭62-141981号公報の第1図(本願図面の第5図)
のものがある。
路にストレーナーを取外しできるように装着したものに
実開昭62-141981号公報の第1図(本願図面の第5図)
のものがある。
上記第5図に就いて簡単に説明すると、水栓類と給湯源
又は給水源を接続する水栓器具31は、L字形を呈する流
路32の途中に止水弁室33を設け、該止水弁室33には弁座
孔34を開閉するパッキング35を挾着した弁操作体36及び
Oリング37を備えたプラグ38により螺孔41に着脱自在に
保持されたストレーナー39を介在させており、該ストレ
ーナー39は前記プラグ38の座40と、前記弁座孔34の外周
縁に形成した座40aの間で、前記止水弁室33を覆ってい
るものである。
又は給水源を接続する水栓器具31は、L字形を呈する流
路32の途中に止水弁室33を設け、該止水弁室33には弁座
孔34を開閉するパッキング35を挾着した弁操作体36及び
Oリング37を備えたプラグ38により螺孔41に着脱自在に
保持されたストレーナー39を介在させており、該ストレ
ーナー39は前記プラグ38の座40と、前記弁座孔34の外周
縁に形成した座40aの間で、前記止水弁室33を覆ってい
るものである。
上記のものにあってはストレーナーの長さと、プラグの
座と弁座孔の座との間隔が一致せず(ストレーナーが短
かい)寸法誤差が生じた場合に、プラグを止水弁室の螺
孔に螺挿する際にプラグをねじ一杯に締付けてもストレ
ーナーの内端面が弁座孔の座に届かなかったり、ストレ
ーナーが長過ぎるためプラグを締付けた際にOリングに
よりプラグと水栓器具の間をシールする前にストレーナ
ーが弁座孔の座に着座するため水漏れが発生し、前者の
場合は、ストレーナーと弁座との間に隙間ができている
ことに気づかずに使用したり、後者の場合は、水漏れが
起こらないように作業者は無理にプラグを締付けるため
ストレーナーの変形により弁座に対向する端面の歪によ
る接触不具合などが生じ、これらの変形部分又は上記隙
間から異物がストレーナーの二次側の流路へ通過してし
まい、これらの異物が水栓類の弁機能部に付着して作動
不良を起こす故障が後を絶たなかった。
座と弁座孔の座との間隔が一致せず(ストレーナーが短
かい)寸法誤差が生じた場合に、プラグを止水弁室の螺
孔に螺挿する際にプラグをねじ一杯に締付けてもストレ
ーナーの内端面が弁座孔の座に届かなかったり、ストレ
ーナーが長過ぎるためプラグを締付けた際にOリングに
よりプラグと水栓器具の間をシールする前にストレーナ
ーが弁座孔の座に着座するため水漏れが発生し、前者の
場合は、ストレーナーと弁座との間に隙間ができている
ことに気づかずに使用したり、後者の場合は、水漏れが
起こらないように作業者は無理にプラグを締付けるため
ストレーナーの変形により弁座に対向する端面の歪によ
る接触不具合などが生じ、これらの変形部分又は上記隙
間から異物がストレーナーの二次側の流路へ通過してし
まい、これらの異物が水栓類の弁機能部に付着して作動
不良を起こす故障が後を絶たなかった。
(考案が解決しようとする問題点) この考案が解決しようとする問題点は、水栓器具の流路
にストレーナーを装着する場合に於いて、ストレーナー
の端面と水栓器具の弁座とのすき間をなくすることと併
せて、プラグの締付けにかかわりなく弁座とストレーナ
ーとの接触を均等圧で安定的になし得るようにすること
である。
にストレーナーを装着する場合に於いて、ストレーナー
の端面と水栓器具の弁座とのすき間をなくすることと併
せて、プラグの締付けにかかわりなく弁座とストレーナ
ーとの接触を均等圧で安定的になし得るようにすること
である。
(問題点を解決するための技術的手段) 上記問題点を解決するために本考案が講じた技術的手段
は、湯又は水が通過する流路の弁座と、この弁座に向き
合うように水栓器具のねじ孔に着脱自在に装着されるプ
ラグの挿孔との間に、リング形状の弾性体を複数個の押
え爪を介して保持したリング押えを介して円筒状のスト
レーナーを介在させることで、ストレーナーに軸方向の
融通性を賦与し、この融通性によってストレーナーと弁
座との密着性を高めることである。
は、湯又は水が通過する流路の弁座と、この弁座に向き
合うように水栓器具のねじ孔に着脱自在に装着されるプ
ラグの挿孔との間に、リング形状の弾性体を複数個の押
え爪を介して保持したリング押えを介して円筒状のスト
レーナーを介在させることで、ストレーナーに軸方向の
融通性を賦与し、この融通性によってストレーナーと弁
座との密着性を高めることである。
(作用) 水栓器具の流路に給湯源又は給水源から流通する湯又は
水が弁座孔から止水弁室のストレーナーを内から外に通
過する給湯又は給水を繰返えすうち、特に湯水の配管の
新設当初とか、長期間湯又は水を使用していなかったり
した場合などで、ストレーナーが金属粉、砂又は水垢な
どによって目詰りを起した場合には、弁操作体をねじ込
み方向に操作して該弁操作体のパッキングが弁座に密着
して弁座孔を閉じて止水する。次に上記止水の状態にし
て置いてプラグと共にストレーナーを止水弁室から取出
す。この際ストレーナーは一端をプラグの挿孔に密に嵌
合されていてプラグと共に簡単に取出せるので、ストレ
ーナーを水洗いなどによって目詰りを排除したのち、プ
ラグと共にストレーナーを復元する。この際ストレーナ
ーの長さと、プラグの挿孔と弁座孔の間隔に寸法誤差が
あってもストレーナーとプラグの挿孔との間にはリング
押えと弾性体の介在による融通性によってストレーナー
と弁座とは好ましい対応関係で着座してシールをする。
その後に弁操作体を復元して置く。
水が弁座孔から止水弁室のストレーナーを内から外に通
過する給湯又は給水を繰返えすうち、特に湯水の配管の
新設当初とか、長期間湯又は水を使用していなかったり
した場合などで、ストレーナーが金属粉、砂又は水垢な
どによって目詰りを起した場合には、弁操作体をねじ込
み方向に操作して該弁操作体のパッキングが弁座に密着
して弁座孔を閉じて止水する。次に上記止水の状態にし
て置いてプラグと共にストレーナーを止水弁室から取出
す。この際ストレーナーは一端をプラグの挿孔に密に嵌
合されていてプラグと共に簡単に取出せるので、ストレ
ーナーを水洗いなどによって目詰りを排除したのち、プ
ラグと共にストレーナーを復元する。この際ストレーナ
ーの長さと、プラグの挿孔と弁座孔の間隔に寸法誤差が
あってもストレーナーとプラグの挿孔との間にはリング
押えと弾性体の介在による融通性によってストレーナー
と弁座とは好ましい対応関係で着座してシールをする。
その後に弁操作体を復元して置く。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
る。
この考案の実施例は第1図及び第2図(イ)乃至(ホ)
に示すように、プラグ1は円筒状で中心部軸方向に案内
口2を開口し、外周面に鍔3を突設すると共に、シール
用のパッキング4を嵌装する溝5及び雄ねじ部6を軸方
向に順次形成し、前記案内口2と雄ねじ部6の間には環
状の挿孔7を前記案内口2と同心に設け、別に伸縮性の
大きい弾性素材からなるリング形状の弾性体8及びこの
弾性体8を保持させるリング押え9を設け、このリング
押え9は、外周縁に共通の一面へ折曲した押え爪10を複
数個設け、これ等押え爪10の間に前記弾性体8を抱え込
むように構成し、このリング押え9を前記挿孔7に結合
させる。ストレーナー11は網素材による円筒形で外径が
前記挿孔7の内径と一致するように形成すると共に該挿
孔7に、前記ストレーナー11の一端を嵌挿してストレー
ナー11を前記プラグ1に結合するように構成する。水栓
器具Aは第1図、第2図(ヘ)及び第3図に示すよう
に、湯水混合栓Bの両端に設けた給湯栓部E1及び給水栓
部E2と、瞬間湯沸器及び水道管(何れも図示省略)とを
連通するように接続する一般的なものであって、この水
栓器具Aは内部に、ほぼL字形を呈する流路12を有し、
この流路12の途中に弁座孔13及び弁座13aを設けると共
に弁座孔13の上流側に、流路12の断面方向で該断面の中
心部、即ち前記弁座孔13と同心にねじ孔14を有するリブ
15を突設する。別に設けた止水弁ユニット17は、鍔部18
を中心にして両端部に径の異なるねじ部19及び同19aを
有した螺桿20と、該螺桿20を取付ける螺孔21を中心にし
て周縁に鍔部18aを有した弁操作体22とを別々に形成
し、該弁操作体22の鍔部18aと前記鍔部18との間には前
記弁座孔13を開閉するパッキング23を挾着して前記弁操
作体22を構成する。これら弁操作体22と前記螺桿20との
結合は、前記プラグ1を雄ねじ部6を介して水栓器具A
の開口部24に設けたねじ孔14aに取付けたのち、前記流
路12側から前記螺桿20を挿入してねじ部19aを前記鍔18
及び前記弁操作体22の螺孔21に螺挿し、同時にねじ部19
を前記リブ15のねじ部14に螺挿して前記弁操作体22と前
記螺桿20とが前記弁座孔13の止水時に一体的に作動する
ように連繋している。
に示すように、プラグ1は円筒状で中心部軸方向に案内
口2を開口し、外周面に鍔3を突設すると共に、シール
用のパッキング4を嵌装する溝5及び雄ねじ部6を軸方
向に順次形成し、前記案内口2と雄ねじ部6の間には環
状の挿孔7を前記案内口2と同心に設け、別に伸縮性の
大きい弾性素材からなるリング形状の弾性体8及びこの
弾性体8を保持させるリング押え9を設け、このリング
押え9は、外周縁に共通の一面へ折曲した押え爪10を複
数個設け、これ等押え爪10の間に前記弾性体8を抱え込
むように構成し、このリング押え9を前記挿孔7に結合
させる。ストレーナー11は網素材による円筒形で外径が
前記挿孔7の内径と一致するように形成すると共に該挿
孔7に、前記ストレーナー11の一端を嵌挿してストレー
ナー11を前記プラグ1に結合するように構成する。水栓
器具Aは第1図、第2図(ヘ)及び第3図に示すよう
に、湯水混合栓Bの両端に設けた給湯栓部E1及び給水栓
部E2と、瞬間湯沸器及び水道管(何れも図示省略)とを
連通するように接続する一般的なものであって、この水
栓器具Aは内部に、ほぼL字形を呈する流路12を有し、
この流路12の途中に弁座孔13及び弁座13aを設けると共
に弁座孔13の上流側に、流路12の断面方向で該断面の中
心部、即ち前記弁座孔13と同心にねじ孔14を有するリブ
15を突設する。別に設けた止水弁ユニット17は、鍔部18
を中心にして両端部に径の異なるねじ部19及び同19aを
有した螺桿20と、該螺桿20を取付ける螺孔21を中心にし
て周縁に鍔部18aを有した弁操作体22とを別々に形成
し、該弁操作体22の鍔部18aと前記鍔部18との間には前
記弁座孔13を開閉するパッキング23を挾着して前記弁操
作体22を構成する。これら弁操作体22と前記螺桿20との
結合は、前記プラグ1を雄ねじ部6を介して水栓器具A
の開口部24に設けたねじ孔14aに取付けたのち、前記流
路12側から前記螺桿20を挿入してねじ部19aを前記鍔18
及び前記弁操作体22の螺孔21に螺挿し、同時にねじ部19
を前記リブ15のねじ部14に螺挿して前記弁操作体22と前
記螺桿20とが前記弁座孔13の止水時に一体的に作動する
ように連繋している。
第4図(イ)、(ロ)に示すものは別の実施例であっ
て、水栓器具A1は流し台又は洗面台の天板Cに取付けた
立型の湯水混合栓B1の配管Dの途中に接続されているも
ので、この水栓器具A1のねじ孔14aに取付けられたプラ
グ1aは、組立時の内側に盲穴状の挿孔7aを有するのみ
で、前記水栓器具Aの持つ案内口2及び弁操作体22を設
けておらぬ簡略な構造であり、前記挿孔7aには前記弾性
体8を保持した前記リング押え9を嵌着すると共に、該
リング押え9と前記弁座13aとの間にストレーナー11を
介在させることで、前記プラグ1aの前記ねじ孔14aへの
締付時にストレーナー11の軸方向に加えられる圧力を前
記弾性体8の弾性によって吸収調圧するように対応させ
てある。
て、水栓器具A1は流し台又は洗面台の天板Cに取付けた
立型の湯水混合栓B1の配管Dの途中に接続されているも
ので、この水栓器具A1のねじ孔14aに取付けられたプラ
グ1aは、組立時の内側に盲穴状の挿孔7aを有するのみ
で、前記水栓器具Aの持つ案内口2及び弁操作体22を設
けておらぬ簡略な構造であり、前記挿孔7aには前記弾性
体8を保持した前記リング押え9を嵌着すると共に、該
リング押え9と前記弁座13aとの間にストレーナー11を
介在させることで、前記プラグ1aの前記ねじ孔14aへの
締付時にストレーナー11の軸方向に加えられる圧力を前
記弾性体8の弾性によって吸収調圧するように対応させ
てある。
この考案に於いて、ストレーナー11を水栓器具Aの止水
弁室16に軸方向の融通自在に収容するには、プラグ1の
溝5にパッキング4を装着すると共に挿孔7に、弾性体
8を押え爪10の間に抱え込むように取付けたリング押え
9と、該リング押え9と共にストレーナー11の一端を挿
孔7に嵌着したのち、このプラグ1をその雄ねじ部6を
介して水栓器具Aのねじ孔14aに螺着して締め付け方向
へ操作すると、まずストレーナー11の他端(図に於いて
内端面)が弁座13aに着座する。この際ストレーナー11
に加えられる押圧力は弾性体8の弾性エネルギーによっ
て吸収されるために、ストレーナー11に加えられる軸方
向への圧縮力を吸収するのと同時に、ストレーナー11の
弁座13aへの接圧を好ましい状態に保持することができ
る。またストレーナー11の寸法が長すぎるために上記締
付けによる結合時に、ストレーナー11は弁座13aに着座
しているが、プラグ1のパッキング4が水栓器具Aの開
口部24に密着しておらず、プラグ1と水栓器具Aの間の
シールをしていない場合にはさらにプラグ1を締め付け
方向へ操作すると、その圧力は弾性体8の弾性エネルギ
ーとして吸収されるのと、リング押え9とプラグ1の挿
孔7との融通性によりパッキング4は開口部24に密着し
てプラグ1と水栓器具Aの間で水もれがないようにシー
ルをする。
弁室16に軸方向の融通自在に収容するには、プラグ1の
溝5にパッキング4を装着すると共に挿孔7に、弾性体
8を押え爪10の間に抱え込むように取付けたリング押え
9と、該リング押え9と共にストレーナー11の一端を挿
孔7に嵌着したのち、このプラグ1をその雄ねじ部6を
介して水栓器具Aのねじ孔14aに螺着して締め付け方向
へ操作すると、まずストレーナー11の他端(図に於いて
内端面)が弁座13aに着座する。この際ストレーナー11
に加えられる押圧力は弾性体8の弾性エネルギーによっ
て吸収されるために、ストレーナー11に加えられる軸方
向への圧縮力を吸収するのと同時に、ストレーナー11の
弁座13aへの接圧を好ましい状態に保持することができ
る。またストレーナー11の寸法が長すぎるために上記締
付けによる結合時に、ストレーナー11は弁座13aに着座
しているが、プラグ1のパッキング4が水栓器具Aの開
口部24に密着しておらず、プラグ1と水栓器具Aの間の
シールをしていない場合にはさらにプラグ1を締め付け
方向へ操作すると、その圧力は弾性体8の弾性エネルギ
ーとして吸収されるのと、リング押え9とプラグ1の挿
孔7との融通性によりパッキング4は開口部24に密着し
てプラグ1と水栓器具Aの間で水もれがないようにシー
ルをする。
次に水栓器具Aに通水を行なうと流体は、弁座孔13を経
て止水弁室16内のストレーナー11の内部にはいり、その
網目を抜け、流路12を通過して湯水混合栓Bへ供給され
る。その際流体中に混入している金属粉、砂又は水垢そ
の他の異物はストレーナー11によりことごとく捕捉され
る。その後経時、経年を経てストレーナー11の目が詰っ
て給水状態が減少して来たと思われる時点で、第1図に
示す弁操作体22を、手工具をもってねじ込み方向へ操作
すると、この弁操作体22と一体にされているねじ部19が
同一方向へ螺挿されて行き、同時に同一方向へ移動する
パッキング23が、その進行方向に開口している弁座孔13
に当接して通水を止める。その後にプラグ1をねじ孔14
aから取外してストレーナー11をプラグ1の挿孔7から
抜き取る。この場合、弾性体8はリング押え9の各押え
爪10により挿孔7の内部に保持されているため、プラグ
1から抜け出すことはない。
て止水弁室16内のストレーナー11の内部にはいり、その
網目を抜け、流路12を通過して湯水混合栓Bへ供給され
る。その際流体中に混入している金属粉、砂又は水垢そ
の他の異物はストレーナー11によりことごとく捕捉され
る。その後経時、経年を経てストレーナー11の目が詰っ
て給水状態が減少して来たと思われる時点で、第1図に
示す弁操作体22を、手工具をもってねじ込み方向へ操作
すると、この弁操作体22と一体にされているねじ部19が
同一方向へ螺挿されて行き、同時に同一方向へ移動する
パッキング23が、その進行方向に開口している弁座孔13
に当接して通水を止める。その後にプラグ1をねじ孔14
aから取外してストレーナー11をプラグ1の挿孔7から
抜き取る。この場合、弾性体8はリング押え9の各押え
爪10により挿孔7の内部に保持されているため、プラグ
1から抜け出すことはない。
その後、このストレーナー11を水洗いして内部の異物を
ことごとく排除し、洗浄が終れば先の逆の順序でプラグ
1を復元する。また第4図(イ)、(ロ)に示す別の実
施例の場合は元栓を閉塞したのち上述に準じて操作す
る。
ことごとく排除し、洗浄が終れば先の逆の順序でプラグ
1を復元する。また第4図(イ)、(ロ)に示す別の実
施例の場合は元栓を閉塞したのち上述に準じて操作す
る。
(効果) この考案は、上記の構成であるから、次の利点を有す
る。
る。
(1)水栓器具のねじ孔に螺着するプラグは外周面に形
成した溝にパッキングを装着し、内周面に穿設した環状
の挿孔に、弾性体を複数の押え爪によって抱き合わせた
リング押えと共にストレーナーの一端を嵌着し、このプ
ラグを水栓器具に着脱自在に装着することで、ストレー
ナーの長さに不揃いがあってもストレーナーを弁座に密
着させられるので、流体中に含まれている異物をストレ
ーナーにより確実に捕捉して湯水混合栓への異物の混入
による作動不良を確実に防止することができる。
成した溝にパッキングを装着し、内周面に穿設した環状
の挿孔に、弾性体を複数の押え爪によって抱き合わせた
リング押えと共にストレーナーの一端を嵌着し、このプ
ラグを水栓器具に着脱自在に装着することで、ストレー
ナーの長さに不揃いがあってもストレーナーを弁座に密
着させられるので、流体中に含まれている異物をストレ
ーナーにより確実に捕捉して湯水混合栓への異物の混入
による作動不良を確実に防止することができる。
(2)従来の水栓器具と比較して、プラグに挿孔を設け
て弾性体とリング押えとをこの挿孔に収容するだけで湯
水混合水栓への異物の流入を防止できるうえに、弾性体
はリング押えの押え爪により抱えるようにしてプラグの
挿孔に保持されているので、ストレーナーの清掃の際に
プラグを水栓器具から取り出したり、洗浄したりしても
容易に離脱することがない。
て弾性体とリング押えとをこの挿孔に収容するだけで湯
水混合水栓への異物の流入を防止できるうえに、弾性体
はリング押えの押え爪により抱えるようにしてプラグの
挿孔に保持されているので、ストレーナーの清掃の際に
プラグを水栓器具から取り出したり、洗浄したりしても
容易に離脱することがない。
第1図は、この考案の装置した水栓器具の一部破断した
側断面図、第2図(イ)は、プラグの側断面図、第2図
(ロ)は、弾性体の側断面図、第2図(ハ)は、リング
押えの正面図、第2図(ニ)は、第2図(ハ)に於ける
X-X線の側断面図、第2図(ホ)は、ストレーナーの側
断面図、第2図(ヘ)は、止水弁ユニットの側断面図、
第3図は、水栓器具を装置した湯水混合栓の正面図、第
4図(イ)、(ロ)は、別の実施例を示し、(イ)は、
別の湯水混合栓の側面図、第4図(ロ)は、第4図
(イ)に於けるY-Y線の拡大正断面図、第5図は、従来
技術の説明図である。 (主要部分の符号の説明) 1、1a……プラグ、2……案内口 3……鍔、4……パッキング 5……溝、7、7a……挿孔 8……弾性体、9……リング押え 10……押え爪、11……ストレーナー 12……流路、13a……弁座 14a……ねじ孔、17……止水弁ユニット A、A1……水栓器具
側断面図、第2図(イ)は、プラグの側断面図、第2図
(ロ)は、弾性体の側断面図、第2図(ハ)は、リング
押えの正面図、第2図(ニ)は、第2図(ハ)に於ける
X-X線の側断面図、第2図(ホ)は、ストレーナーの側
断面図、第2図(ヘ)は、止水弁ユニットの側断面図、
第3図は、水栓器具を装置した湯水混合栓の正面図、第
4図(イ)、(ロ)は、別の実施例を示し、(イ)は、
別の湯水混合栓の側面図、第4図(ロ)は、第4図
(イ)に於けるY-Y線の拡大正断面図、第5図は、従来
技術の説明図である。 (主要部分の符号の説明) 1、1a……プラグ、2……案内口 3……鍔、4……パッキング 5……溝、7、7a……挿孔 8……弾性体、9……リング押え 10……押え爪、11……ストレーナー 12……流路、13a……弁座 14a……ねじ孔、17……止水弁ユニット A、A1……水栓器具
Claims (3)
- 【請求項1】湯又は水を断続させる止水弁ユニット17を
有する流路12に円筒状のストレーナー11を着脱自在に装
着した水栓器具Aに於いて、前記流路12の折曲部分に開
口したねじ孔14aに螺着するプラグ1は、外周面に鍔3
と併設した溝5にパッキング4を装着し、内部に径の異
なる案内口2及び挿孔7を同心に開口し、該挿孔7に、
別に設けた弾性体8をリング押え9に抱き合わせて収容
すると共に、該リング押え9と前記流路12の弁座13aと
の間に前記ストレーナー11を軸方向の融通自在に挾持さ
せたことを特徴とする水栓器具に於けるストレーナー保
持装置。 - 【請求項2】湯又は水の流路12に円筒状のストレーナー
11を着脱自在に装着した水栓器具A1に於いて、前記流路
12の折曲部分に開口したねじ孔14aに螺着するプラグ1a
は、外周面に凹設した溝5にパッキング4を装着し、内
部に開口した盲穴状の挿孔7aに別に設けた弾性体8をリ
ング押え9に抱き合わせて収容すると共に、該リング押
え9と前記流路12の弁座13aとの間に前記ストレーナー1
1を軸方向の融通自在に挾持させたことを特徴とする水
栓器具に於けるストレーナー保持装置。 - 【請求項3】リング押え9は、外径をプラグ1、1aの挿
孔7、7aより小径にすると共に周縁に、共通面に折曲し
た押え爪10の複数個を設け、これ等押え爪10により別に
設けた弾性体8を抱えるように保持して前記挿孔7、7a
に介在させるようにしたことを特徴とする請求項1及び
2記載の水栓器具を於けるストレーナー保持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989087384U JPH0747667Y2 (ja) | 1989-07-25 | 1989-07-25 | 水栓器具に於けるストレーナー保持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989087384U JPH0747667Y2 (ja) | 1989-07-25 | 1989-07-25 | 水栓器具に於けるストレーナー保持装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0326885U JPH0326885U (ja) | 1991-03-19 |
JPH0747667Y2 true JPH0747667Y2 (ja) | 1995-11-01 |
Family
ID=31637030
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989087384U Expired - Lifetime JPH0747667Y2 (ja) | 1989-07-25 | 1989-07-25 | 水栓器具に於けるストレーナー保持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH0747667Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH035744Y2 (ja) * | 1986-02-28 | 1991-02-14 | ||
JPS63170686U (ja) * | 1987-04-27 | 1988-11-07 |
-
1989
- 1989-07-25 JP JP1989087384U patent/JPH0747667Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0326885U (ja) | 1991-03-19 |
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