JPH0747590Y2 - シール材 - Google Patents

シール材

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JPH0747590Y2
JPH0747590Y2 JP1991044283U JP4428391U JPH0747590Y2 JP H0747590 Y2 JPH0747590 Y2 JP H0747590Y2 JP 1991044283 U JP1991044283 U JP 1991044283U JP 4428391 U JP4428391 U JP 4428391U JP H0747590 Y2 JPH0747590 Y2 JP H0747590Y2
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JP
Japan
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seal
piece
tongue
window frame
mounting plate
Prior art date
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Application number
JP1991044283U
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JPH0589773U (ja
Inventor
一夫 川北
Original Assignee
株式会社日本アルミ
日本アルミニウム建材株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は建築用サッシ等の接合に
使用するシール材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、窓枠と開口部との間に取付けるシ
ール材としては、特開昭63−63843号に開示され
た横断面略9の字状のシール材が知られていた。そし
て、このシール材を窓枠に取付ける場合には、窓枠のシ
ール取付け面(外周面)に接着剤にて取付けていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、このような
横断面略9の字状のシール材をシール取付け面(外周
面)に接着する作業が難しく、あるいは非能率であっ
た。
【0004】そこで、窓枠の上記シール取付け面(外周
面)に蟻溝を凹設して、これに押し込んで係止する突部
を有するシール取付け板を、一体状に備えたシール材
を、本考案者は試作し、多大の実験を繰返したところ、
次のような新たな問題のあることが判明した。
【0005】即ち、比較的硬い帯板状のプラスチック製
の上記シール取付け板と、シール取付け面(外周面)と
の間に僅かな隙間が出来、雨水がその隙間から、毛細管
現象や内外圧力差によって室内に浸入することがあっ
た。
【0006】そこで、本考案は、上述の問題を解決した
シール材を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本考案に係るシール材は、弾性部材から成る弾性
変形部と、該弾性変形部に一面側が固着一体化されたシ
ール取付け板と、から構成され、上記弾性変形部は、管
部と該管部から外方へ延伸された連結片と該連結片の外
端縁に連設されると共に先端部が外壁の開口部の内面に
当接する片部とを有し、該片部の基端部に、上記シール
取付け板の上記一面側から他面側へ延びて窓枠のシール
取付け面に弾発的に当接する横断面ノの字状のシール舌
片を、上記シール取付け板の他面よりも所定寸法だけ突
出状に形成し、さらに、該シール舌片の基端部と上記連
結片の先端部との間に、溝部を、形成したものである。
【0008】
【作用】シール取付け板は窓枠のシール取付け面に取付
けられる。弾性変形部の横断面ノの字状のシール舌片
が、シール取付け板よりも外側にて、窓枠のシール取付
け面に、弾発的に当接すると共に、シール舌片基端部の
溝部と窓枠のシール取付け面にて包囲された空間が生じ
る。また、管部とその外方の片部が、シール取付け面に
対向する外壁の開口部の内面に、当接すると共に、管部
と連結片と片部と外壁にて包囲された空間が生じる。片
部とシール舌片は水切りの役目をはたして雨水を遮断
し、片部と外壁の開口部との間、及び、舌片と窓枠のシ
ール取付け面との間から、雨水が内方へ浸入し難くな
る。また、片部の内側の空間と舌片の内側 の空間では、
毛細管現象が起こらないため、水が一層浸入し難くな
る。さらに、内側の管部が、外壁の開口部の内面に当接
して防水するので、雨水は室内に全く浸入しない。
【0009】
【実施例】以下、実施例を示す図面に基づき本考案を詳
説する。
【0010】図1と図2は、本考案に係るシール材の一
実施例を示し、このシール材Sは、シリコンゴム等の弾
性部材から成る横断面略9の字状の弾性変形部16と、
該弾性変形部16に一面7a側が固着一体化された比較
的硬いプラスチック製の帯板状のシール取付け板7と、
から構成されている。
【0011】そして、上記弾性変形部16は、中空四角
柱状の管部1と、該管部1から外方へ延伸された連結片
3と、連結片3の外端縁に連設されて室外方にて雨水を
遮断する片部2と、から一体形成されている。
【0012】しかして、片部2は、連結片3の外方端縁
を基端として横断面9の字の底辺をなすように形成され
る。該片部2は、先端部が外壁13の開口部14の内面
に当接する(図3参照)。さらに、該片部2の基端部
に、横断面ノの字状のシール舌片4を、突設する(図1
と図2参照)。即ち、該シール舌片4はシール取付け板
7の底面6よりも下方へ、かつ、僅かに外方へ弯曲し
て、延伸状に形成されている。
【0013】また、取付け板7の底面6には、一対の取
付け突部11,11が平行に長手方向に突設される。
【0014】また、シール舌片4の先端は、シール取付
け板7の底面6よりも下方に突出している。即ち、シー
ル舌片4は、シール取付け板7の一面7a側から他面7
b側───即ち底面6側───へ延びて(図2で明らか
な如く、)シール取付け板7 の他面7bよりも所定寸法
hだけ突出状に形成され、窓枠8のシール取付け面9に
弾発的に当接する。さらに、該シール舌片4の基端部と
連結片3の先端部との間に、V字溝部5を、形成する。
【0015】また、上記底面6から片部2の先端までの
寸法Lは、該底面6から管部1の外壁当接面12の頂点
までの寸法Hよりも小とされている。
【0016】しかして、図3は窓枠8の上枠附近の横断
面を示し、このシール材Sを取付けた状態では、取付け
板7の取付け突部11,11が、窓枠8のシール取付け
面9に形成された蟻溝10,10に挿嵌係止されて、片
部2が室外側に配設される。
【0017】そして、弾性変形部16の片部2のシール
舌片4の先端が、窓枠8のシール取付け面9に弾発的に
当接する。
【0018】また、建築物の外壁13の開口部14の表
皮部材15に弾性変形部16の外壁当接面12が強く当
接し、片部2の先端は、表皮部材15に僅かに当接する
こととなる。
【0019】しかして、この実施例のシール材Sの使用
状態では、雨水は、室外方にて弾性変形部16の片部2
とシール舌片4にて遮断される。
【0020】そして、シール舌片4の内方にはV字溝部
5による空間があるため、シール舌片4と窓枠8のシー
ル取付け面9との間から、毛細管現象や内外圧力差によ
って雨水が浸入する虞はない。
【0021】また、片部2の先端と外壁13の表皮部材
15との僅かな当接により、風雨が激しい場合でも片部
2と管部1との間の空間の気圧が外気と等圧となり、従
って、管部1の外壁当接面12と外壁13の表皮部材1
5との間から雨水が浸入する虞はない。
【0022】また、図4は窓枠8の下枠近傍の要部横断
面を示し、この窓枠8の下部には複数の等圧空気導入孔
18…が貫設されている。
【0023】そして、降水により窓ガラス17の周囲か
ら窓枠8内に浸入した水滴19…は、上記空気導入孔1
8…を通って下方の外壁13の外方へ排出され、この外
壁13に取付けられたこの実施例のシール材Sによっ
て、水滴19…の室内方への浸入は上記窓枠8の上部と
同様に阻止される。
【0024】なお、本考案は上述の実施例に限定され
ず、本考案の要旨を逸脱しない範囲内で設計変更自由で
あり、例えば、管部1を中実状とするも良く、また、シ
ール舌片4を2枚とするも好ましい。
【0025】
【考案の効果】本考案は、上述の如く構成されるので、
次に記載する効果を奏する。
【0026】 片部2とシール舌片4の両方が水切り
の役目をはたすため、片部2とシール舌片4の外面に雨
水が溜まり難くなる。 また、シール舌片4基端部の溝部5と窓枠8のシー
ル取付け面9にて包囲された空間にて、本シール材と窓
枠8のシール取付け面9との間の毛細管現象を断つこと
ができると共に外部と室内との圧力差を緩和できる。か
つ、管部1と連結片3と片部2と外壁13にて包囲され
た空間にて、本シール材と外壁13の開口部14内面と
の間の毛細管現象を断つことができると共に外部と室内
との圧力差を緩和できる。このため、雨水が一層浸入し
難くなる。 さらに、室内側の管部1にて、僅かな雨水でも室内
へ浸入しなくなる。 従って、外壁13と本シール材との間から雨水が浸
入しなくなるのは勿論のこと、窓枠8と本シール材との
間からも雨水が浸入しなくなり、風雨が強い場合でも、
室内側への雨水の浸入を完全に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す斜視図である。
【図2】横断面図である。
【図3】取付け状態を示す横断面図である。
【図4】他の部位の取付け状態を示す横断面図である。
【符号の説明】1 管部 2 片部 3 連結片 4 シール舌片5 溝部 7 シール取付け板 7a 一面 7b 他面 8 窓枠 9 シール取付け面13 外壁 14 開口部 16 弾性変形部 h 所定寸法

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性部材から成る弾性変形部16と、該
    弾性変形部16に一面7a側が固着一体化されたシール
    取付け板7と、から構成され、上記弾性変形部16は、
    管部1と該管部1から外方へ延伸された連結片3と該連
    結片3の外端縁に連設されると共に先端部が外壁13の
    開口部14の内面に当接する片部2とを有し、該片部2
    の基端部に、上記シール取付け板7の上記一面7a側か
    ら他面7b側へ延びて窓枠8のシール取付け面9に弾発
    的に当接する横断面ノの字状のシール舌片4を、上記シ
    ール取付け板7の他面7bよりも所定寸法hだけ突出状
    に形成し、さらに、該シール舌片4の基端部と上記連結
    片3の先端部との間に、溝部5を、形成したことを特徴
    とするシール材。
JP1991044283U 1991-05-16 1991-05-16 シール材 Expired - Lifetime JPH0747590Y2 (ja)

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JPH0589773U JPH0589773U (ja) 1993-12-07
JPH0747590Y2 true JPH0747590Y2 (ja) 1995-11-01

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0347378B2 (ja) * 1984-04-02 1991-07-19 Inax Corp

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61197188U (ja) * 1985-05-31 1986-12-09
JP3047378U (ja) * 1997-09-22 1998-04-10 綜合警備保障株式会社 赤外線検出器および赤外線検出器を用いた機械警備システム

Patent Citations (1)

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JPH0347378B2 (ja) * 1984-04-02 1991-07-19 Inax Corp

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JPH0589773U (ja) 1993-12-07

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