JPH0747532A - コンクリート瓦の養生台板 - Google Patents

コンクリート瓦の養生台板

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Publication number
JPH0747532A
JPH0747532A JP21236193A JP21236193A JPH0747532A JP H0747532 A JPH0747532 A JP H0747532A JP 21236193 A JP21236193 A JP 21236193A JP 21236193 A JP21236193 A JP 21236193A JP H0747532 A JPH0747532 A JP H0747532A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base plate
curing
plate
mortar
roof tile
Prior art date
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Pending
Application number
JP21236193A
Other languages
English (en)
Inventor
Etsuko Takahara
悦子 高原
Akio Uchida
紀生 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DAINITSUKA KK
Original Assignee
DAINITSUKA KK
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Filing date
Publication date
Application filed by DAINITSUKA KK filed Critical DAINITSUKA KK
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Publication of JPH0747532A publication Critical patent/JPH0747532A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)
  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 錆の発生やモルタルの付着力が作用せず、油
の塗布やモルタル落しの手間を要しないコンクリート瓦
の養生台板を提供する。 【構成】 モルタルを圧縮成形して形成したコンクリー
ト瓦を養生期間中型崩れしないように載置しておく台板
4において、前記台板4を合成樹脂によって形成した構
成。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モルタルを圧縮成形し
て形成したコンクリート瓦の養生台板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のコンクリート瓦の養生台板として
は、鉄板製のものが知られている。この鉄板製の養生台
板は、薄くても手荒な取扱いによる衝撃力やコンクリー
ト瓦の重量を両端支持して保持するときの曲げ力等に対
する強度が大きいといった利点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の鉄板製の養生台板では、水分によって錆が発生し、
この錆による肌荒れには、モルタルが強固に付着してし
まうことになる。このモルタルが付着したまま使用する
と、養生中の瓦を変形させてしまうため、養生台板に
は、錆防止とモルタルの付着防止のために、常に油を塗
布しておく必要があり、この養生台板を大量に使用する
事業所等では、その手間や管理に大変な人手と時間を要
しているという問題があった。また、それにも拘らずモ
ルタルが付着した場合、簡単な手工具で鉄板を傷めない
ように時間をかけてモルタルを除去しなければならない
という問題があった。大量の養生台板に油を塗布する場
合は噴霧によって行っているが、この場合、工場内にそ
のミストが充満し、作業環境を大変悪化させているとい
う問題があった。それに、この養生台板の油が養生中の
瓦に転位し、この後の塗装時に塗料ののりを悪くして製
品の質を落としているし、耐久性も悪くなっているとい
う問題があった。
【0004】本発明は、かかる従来の問題点を解決する
ためになされたものであって、その目的とするところ
は、錆の発生やモルタルの付着力が作用せず、油の塗布
やモルタル落しの手間を要せず、また塗料ののりを良く
することができるコンクリート瓦の養生台板を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の手段として、本発明のコンクリート瓦の養生台板で
は、モルタルを圧縮成形して形成したコンクリート瓦を
養生期間中型崩れしないように載置しておく台板におい
て、少くとも台板上面を合成樹脂によって形成した構成
とした。
【0006】
【作用】養生台板のコンクリート瓦を載置する上面を合
成樹脂によって形成することにより、水分があっても錆
の発生がない。従って、肌荒れによるモルタルの付着も
ないことから、油の塗布やモルタル落しの手間がかから
ない。養生中の瓦に油が転位せず塗料ののりを良くする
ことができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。尚、本実施例では、セメント瓦を自動生産
する製造装置のラインに養生台板を組込んで使用した場
合を例にとって説明する。
【0008】図1は本発明実施例のセメント瓦の養生台
板を示す断面図、図2は養生台板を示す平面図、図3は
養生台板の使用状態を示す断面図、図4はセメント瓦の
製造装置を示す正面図である。
【0009】まず、実施例の構成を説明する。本実施例
のセメント瓦の製造装置Aは、瓦プレス機1と、上成形
型2と、下成形型3と、養生台板4と、搬送装置5と、
養生台板供給装置6と、を主要な構成としている。
【0010】前記瓦プレス機1は、下向きプレスであっ
て、ラム7の先端にはホルダー8が固定されている。そ
して、ラム下方には、下成形型3の取付台9が配置され
ており、該取付台9は、前記ラム下方から原料供給装置
11の供給位置まで、ピストン10によって水平往復可
能に設けられている。また、この取付台9には、該取付
台9が下成形型3を原料供給装置11まで移動させたと
き、ラム下方まで連動して配置される受取台12が一体
に設けられている。
【0011】前記上成形型2は、さん瓦13の表面側を
成形するものであって、超高分子量ポリエチレンのブロ
ックから削り出して形成されており、このため、プレス
後のセメント瓦の離型性に優れると共に強度が大きく、
連続使用に十分耐え得るものである。
【0012】また、14は可動枠であって、圧縮成形前
に降下し圧縮成形時に上成形型2の周りを囲んでおくも
のである。そして、この可動枠14は、瓦の圧縮成形
後、上成形型と共に上昇する時点で、その成形した瓦側
面との摩擦抵抗によって、この瓦を同時に持ち上げるも
のである。
【0013】前記下成形型3は、さん瓦13の下面側を
成形するものであり、本実施例では金型を使用し、その
上面には布地15を覆わせて使用する。
【0014】前記養生台板4は、受取台12の上端にセ
ットされ、取付台9が原料供給装置11まで移動して下
成形型3上にモルタルを受取らせている間に、圧縮成形
後のさん瓦13を一枚ずつ載置するものであり、図1に
示すように、ポリエチレンシートで上面板16をさん瓦
の下面状に真空成形し、その上面板16の下面に適宜ポ
リエチレン製リブ17を融着することにより形成されて
いる。図中16aは瓦が接する上面である。そして、こ
の場合、全体の強度は、上面板16に前記成形後のさん
瓦を載置し、その下面を略両端支持しても十分余裕があ
るように設けられている。また、前記上面板16裏面中
央には、マグネット吸着用の鉄板18が設けられてい
る。
【0015】前記搬送装置5は、セメント瓦製造装置A
の終端側に設けた養生棚19と前記瓦プレス機1との間
を連結するものであって、チェンコンベア20で形成さ
れ、瓦プレス機1が圧縮工程時に取付台9に連動して配
置される受取台12の下方に該チェンコンベア20の一
端が配置され、しかも該一端側は上下方向に跳ね上げ可
能に形成され、跳ね上げ時には受取台12上の養生台板
4を載置するように設けられている。また、チェンコン
ベア20の他端側には、該チェンコンベア20で搬送さ
れてきた養生台板4を受け取って養生棚19に整然と積
上げてゆくフォーク装置21を備えている。
【0016】前記養生台板供給装置6は、瓦プレス機1
が圧縮工程時に配置された受取台12に、空の養生台板
4を瓦プレス機1の成形型と同一方向に向けて供給する
ものであって、養生台板4のストック位置と受取台12
との間を往復する走行装置22とマグネットによる吸着
装置23とを備えている。
【0017】次に実施例の作用を説明する。まずピスト
ン10によって取付台9が原料供給装置11側に移動し
た後、原料供給装置11が所定量のモルタル24を下成
形型3の布上に供給する。このとき、受取台12は、空
の養生台板4を載置した状態で瓦プレス機1のラム下方
に配置されており、先に圧縮成形されて上成形型2と可
動枠14と共に上昇していたさん瓦13を、可動枠14
が更に上方に移動することによって上成形型2から落下
供給される。
【0018】次に、前記モルタル24が下成形型3に供
給された後、下成形型3はラム下方まで戻る。この後、
可動枠14が下成形型3のまわりに降下し、次いでラム
が降下することにより、上成形型2が下成形型3と共に
モルタル24を圧縮成形する。このとき、前記下成形型
3の移動と連動する受取台12は、さん瓦13を受け取
った養生台板4を載置した状態でチェンコンベア20の
一端側上部まで移動する。そして、このチェンコンベア
20は、その後に一端側を跳ね上げることにより、受取
台12上の養生台板4を受け取って、他端側へ搬送す
る。このチェンコンベア20の他端側では、前記フォー
ク装置21が、この養生台板4を受取って養生棚19の
空棚へセットする。前記養生台板4は、前記養生棚19
の支持フレーム19a,19a上にセットされた状態で
さん瓦13を載置したまま数十時間放置させる。そし
て、所定時間経過後は、さん瓦を取り去った後、養生台
板供給装置6のストック部へ収納される。この場合、養
生台板4は、ポリエチレンで形成されているため、さん
瓦養生時、モルタルが養生台板4の表面に固着すること
がないから、パラパラと表面の砂を払う程度ですぐ再使
用のためストック可能となる。
【0019】前記空の養生台板4は、順次吸着装置23
が鉄板18部分を吸着することにより一枚ずつ保持さ
れ、走行装置22が受取台12上まで搬送した後吸着を
停止することにより受取台12に供給される。
【0020】以上説明してきたように本実施例のセメン
ト瓦の製造装置Aでは、養生台板4を、ポエチレンで形
成しているから、瓦を養生しているとき、モルタルが固
着することがなく、養生の済んだ瓦を取去った後は直ち
に次の作業のためストックすることができる。このため
養生台板の使用数を減らすことができるし、モルタル落
しのための余分な人手や時間が不要となる。また、養生
台板4は、錆の発生がないから防錆用の油塗布等をしな
くて良いし、耐用年数を延ばすことができる。また、金
属音も出ないから静かな作業環境とすることができる
し、樹脂成形時に着色も簡単にできるから、瓦形状毎に
色を違えて着色しておくと、後の管理が大変容易とな
る。油を噴霧しなくて良いから作業環境を良くすること
ができるし、養生中の瓦に油が転位せず塗料ののりを良
くするから、製品の品質や耐久性を向上させることがで
きる。
【0021】以上、本発明の実施例を説明してきたが、
本発明の具体的な構成はこの実施例に限定されるもので
はなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があ
っても本発明に含まれる。例えば、実施例では、上面板
16はポリエチレンシートで形成するとしたが、これに
限らず、使用する樹脂は、ABS、超高分子量ポリエチ
レン(例えばソリジュールジャパン株式会社のソリジュ
ール:商標)、FRP等でもよい。このFRPでは、ガ
ラスマットに不飽和ポリエステル樹脂を含浸させたも
の、ガラス長繊維(チョップドストランド又はエンドレ
スのスワルマット)と熱可塑性樹脂(ポリエチレンテレ
フタレートやポリプロピレン)とで形成したシート状複
合材料(例えば株式会社クラレのVEGARD:商標)
その他を設定することができる。また、リブを不要とし
上面板のみの形状に成形してもよい。この場合は心材と
して鉄板を使用することもできる。
【0022】また、マグネット吸着用に鉄板21を取付
けるとしたが、この鉄板は必ずしも必要でなく、この場
合はバキューム装置やハンドリングアーム等を使用して
もよい。
【0023】養生台板4の形状は実施例で示したもの以
外にスレート型、コロニアル型、モニエル瓦型、スカン
ジア瓦型等様々なものに対応することができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明のコンク
リート瓦の養生台板にあっては、前記構成としたため、
水分があっても錆の発生やモルタルの付着力が作用しな
いから、油の塗布やモルタル落し等の手入れすることな
く、効率的に繰返し使用することができる。油を噴霧し
なくて良いから、作業環境を良くすることができるし、
養生中の瓦に油が転位せず塗料ののりを良くするから、
製品の品質と耐久性を向上させることができる等の効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例のセメント瓦の養生台板を示す断
面図である。
【図2】実施例の養生台板を示す平面図である。
【図3】実施例の養生台板の使用状態を示す断面図であ
る。
【図4】実施例のセメント瓦の製造装置を示す正面図で
ある。
【符号の説明】
4 養生台板 13 さん瓦 16 養生台板の上面板 16a 上面板の上面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モルタルを圧縮成形して形成したコンク
    リート瓦を養生期間中型崩れしないように載置しておく
    台板において、 少くとも台板上面を合成樹脂によって形成したことを特
    徴とするコンクリート瓦の養生台板。
JP21236193A 1993-08-03 1993-08-03 コンクリート瓦の養生台板 Pending JPH0747532A (ja)

Priority Applications (1)

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JP21236193A JPH0747532A (ja) 1993-08-03 1993-08-03 コンクリート瓦の養生台板

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JP21236193A JPH0747532A (ja) 1993-08-03 1993-08-03 コンクリート瓦の養生台板

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Publication Number Publication Date
JPH0747532A true JPH0747532A (ja) 1995-02-21

Family

ID=16621282

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JP21236193A Pending JPH0747532A (ja) 1993-08-03 1993-08-03 コンクリート瓦の養生台板

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150018808A (ko) 2012-05-28 2015-02-24 가부시키가이샤 홋토아루바무 탄산센 타부렛토 정제의 제조 방법 및 정제

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150018808A (ko) 2012-05-28 2015-02-24 가부시키가이샤 홋토아루바무 탄산센 타부렛토 정제의 제조 방법 및 정제

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