JPH0747464A - 自動注湯炉の制御装置 - Google Patents

自動注湯炉の制御装置

Info

Publication number
JPH0747464A
JPH0747464A JP13350294A JP13350294A JPH0747464A JP H0747464 A JPH0747464 A JP H0747464A JP 13350294 A JP13350294 A JP 13350294A JP 13350294 A JP13350294 A JP 13350294A JP H0747464 A JPH0747464 A JP H0747464A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pouring
molten metal
weight
amount
furnace
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP13350294A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH089095B2 (ja
Inventor
Shizuo Hayashi
静男 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP13350294A priority Critical patent/JPH089095B2/ja
Publication of JPH0747464A publication Critical patent/JPH0747464A/ja
Publication of JPH089095B2 publication Critical patent/JPH089095B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
  • Furnace Charging Or Discharging (AREA)
  • Waste-Gas Treatment And Other Accessory Devices For Furnaces (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】注湯精度を維持しつつ、最適な注湯口交換周期
を知ることができるようにする。 【構成】注湯前の注湯炉1の重量がロードセル1により
測定され、溶湯重量検出器11により溶湯前の溶湯重量
0 が求められて、メモリ回路12に記憶される。1回
目の注湯が終了すると、同様にして溶湯重量W1 が求め
られ、その後演算回路13で、初期平均注湯量w0
(W0 −W20)/20及び平均溶湯重量w1 =(W1
21)/20が算出され、第1判定回路14でw1 とk
1 ・w0との大小判定、第2判定回路15でw1 とk2
・w0 との大小判定が行われる。w1 >k1 ・w0 なら
ば、第1判定回路14から注湯口5の交換周期を知らせ
る交換指令信号が出される。w1 >k2 ・w0 ならば、
第2判定回路15から圧力調整装置16に対して補正信
号が出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、炉内を加圧して炉内に
貯えている溶湯を注湯口から出湯させる自動注湯炉の制
御装置、特に、注湯口の摩耗を検出するようにした自動
注湯炉の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の加圧式注湯炉1を示す。こ
の図3において、2は貯湯室であり、溶湯3を貯えてい
る。4は注湯室であり、この注湯室4の所定部には溶湯
3を出湯するための注湯口5が設けられている。6は貯
湯室2内の溶湯3に対して圧力を印加するための圧力管
であり、図示されていない圧力調整装置に接続されてい
る。7は注湯炉1に溶湯を供給するための受湯口であ
る。待機時においては、貯湯室2の溶湯3に対して所定
のベース圧力が印加されている。
【0003】図4は図3における注湯炉1の注湯時を示
す。圧力調整装置から貯湯室2内の溶湯3に対して所定
の圧力(ショット圧)を印加して貯湯室2内の溶湯レベ
ルを押し下げることにより、注湯室4の溶湯レベルが押
し上げられ、注湯口5から下方に位置する図示されてい
ない鋳型に溶湯3が出湯される。
【0004】このときの注湯量Qは、注湯室4における
溶湯レベルをH、注湯口5の開口面積をS、ショット圧
印加時間をTとすると、次の数1で表される。
【0005】
【数1】Q=k・S(2g・H)1/2 ・T なお、kは比例定数、gは重力定数である。この式から
分かるように、一定量の出湯を行うために、溶湯レベル
H、即ち、ショット圧とショット圧印加時間Tとを制御
していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、注湯口5が
所定量以上に摩耗して口径が増大し、注湯口5の開口面
積Sが増大すれば、注湯量Qも増大することにより、自
動注湯が行えなくなる。それゆえ、注湯口の摩耗量を的
確につかみ、注湯量が大幅に変化する前に、注湯口5の
部分を交換する必要がある。
【0007】従来では、注湯枠数あるいは週毎といった
経験により知った交換周期でもって、注湯口5を交換し
ていた。
【0008】そこで、本発明は、注湯精度を維持しつ
つ、最適な注湯口交換周期を知ることのできる自動注湯
炉の制御装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的は、本発
明によれば、注湯口における摩耗量を検出するために、
炉体下部に設けられて炉体重量を測定する炉体重量測定
器と、この炉体重量測定器の出力信号から、移動平均注
湯量として各注湯毎に、過去n回の注湯による重量変化
0 ,w1 ,w2 ・・・を演算する注湯量演算手段と、
最初のn回の注湯による初期平均値w0 とこれ以降の各
平均値w1 ,w2 ・・との比較により、注湯口の摩耗量
を演算する摩耗量演算手段と、を設けることによって達
成される。
【0010】
【作用】本発明によれば、炉体下部に設けられた炉体重
量測定器によって炉体重量が測定され、注湯量演算手段
によって、その炉体重量測定器の出力信号から、移動平
均注湯量として各注湯毎に、過去n回の注湯による重量
変化w0 ,w1 ,w2 ・・・が演算され、そして、摩耗
量演算手段によって、最初のn回の注湯による初期平均
値w0 とこれ以降の各平均値w1 ,w2 ・・との比較に
より、注湯口の摩耗量が演算される。
【0011】
【実施例】次に本発明の一実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0012】図1は本発明による制御装置の一実施例を
示すブロック構成図である。この図1において、10は
加圧式注湯炉1の炉体重量を測定するためのロードセル
である。11はこのロードセルで得られた炉体重量から
炉体の風袋重量を差し引いて各注湯後における溶湯3の
みの重量Wi (i=0〜n)を演算する溶湯重量検出器
であり、W0 は注湯前の溶湯重量を示す。12は溶湯重
量検出器11で得られた各溶湯重量Wi を記憶するメモ
リ回路である。13はメモリ回路12に記憶された各溶
湯重量Wi から、数2に示すように、n回の注湯に亘る
平均注湯量wiを順次算出する演算回路である。
【0013】
【数2】w0 =(W0 −Wn )/n w1 =(W1 −Wn+1 )/n w2 =(W2 −Wn+2 )/n w3 =(W3 −Wn+3 )/n ・ ・ wi =(Wi −Wn+i )/n
【0014】このように、n回に亘る平均値を採用する
のは、ロードセル10が数十トン近くの炉の風袋重量を
検出するものであり、各回の注湯量につき減少する減少
量の重量検出が精度上困難なためである。複数回n後の
注湯後における重量差から一回につき平均注湯量を算出
している。nの値として20〜30程度に設定すること
により、検出重量のばらつきを無くし、信頼度の高いデ
ータを得ることができる。この実施例ではnの値として
20を採用している。
【0015】14及び15は、演算回路13から得た平
均注湯量重量から、w0 を初期値とし、この初期値w0
とw1 以降の各重量との大小を比較する第1及び第2の
判定回路である。注湯重量wi がk1 ・w0 を越えたと
き、第1の判定回路14から注湯口5の交換周期を知ら
せる交換指令信号が出力される。また、注湯重量wi
2 ・w0 (k2 <k1 )を越えたときには、第2の判
定回路15から注湯炉1への印加圧力を制御する圧力調
整装置16に対して補正信号が出力される。
【0016】次に、上記装置の制御動作を説明する。先
ず、注湯前の注湯炉1の重量がロードセル10により測
定され、そして、溶湯重量検出器11により、注湯炉1
の重量から予め測定されている注湯炉1のみの風袋重量
が差し引かれ、注湯前の溶湯重量W0 が求められる。こ
の重量W0 はメモリ回路12に記憶される。次に、圧力
調整装置16による加圧により、一回目の注湯が終了す
ると、再び、ロードセル10及び溶湯重量検出器11に
より、溶湯重量W1 が求められ、メモリ回路12に記憶
される。以下、同様にして、順次溶湯重量W20まで測定
されて記憶されると、演算回路13において、初期平均
注湯量w0 が(W0 −W20)/20の演算により求めら
れ、この初期平均注湯量w0 は第1及び第2の判定回路
14、15に送出される。続いて、ロードセル10、溶
湯重量検出器11及びメモリ回路12によって21回目
の注湯後の溶湯重量W21が測定されて記憶されると、演
算回路13において平均注湯量w1 が(W1 −W21)/
20の演算により求められ、この平均溶湯量w1 が第1
及び第2の判定回路14、15に送出される。
【0017】第1の判定回路14では、平均溶湯量w1
が初期平均溶湯量w0 に定数k1 を乗じた値を上回って
いないかが判定され、上回っていない場合には、次に第
2の判定回路にて、その平均溶湯量w1 が初期平均溶湯
量w0 に定数k2 を乗じた値を上回っていないかが判定
され、上回っていない場合には、注湯口5の摩耗量は許
容限度内にありかつ溶湯量が自動注湯の行える範囲内に
あると判定され、第2判定回路15からは何も出力され
ず、続けて22回目の注湯が行われる。以下同様にし
て、平均溶湯量w2 以降が順次求められ、その都度、第
1及び第2の判定回路14、15にて判定される。
【0018】図2は以下の制御動作を分かりやすくする
ためのグラフであり、注湯枠数に対する注湯口5の開口
面積S及び注湯量Qの関係を示している。可能注湯枠数
は、注湯量が自動注湯限界点Q2 となるまでであり、注
湯口5の摩耗に対して何も補正制御をしない従来の制御
方法の場合は図2のグラフに示すように1000個であ
るとする。本発明の実施例では、余裕を見て、注湯量Q
が自動注湯限界点Q2近傍のQ1 になったとき、注湯枠
数では800個程度となったとき、第2の判定回路15
から補正信号が出力されるように、比例定数k2 の値が
設定されている。すなわち、平均溶湯量w800 の信号が
出力される前後に第2の判定回路15にて補正出力信号
が出力される。この補正信号が一旦入力されると、圧力
調整装置16によるショット圧は所定量低減され、図4
に示した注湯室4における湯面レベルHが低下し、注湯
量Qは初期注湯量Q0 に戻る。
【0019】その後も、注湯口5の開口面積Sは増大
し、これに伴って、注湯量Qも増大する。注湯枠数が1
600個近くになると、注湯量がQ1 に達するため、第
2の判定回路15から再び補正信号が圧力調整装置16
に対して出力されるが、圧力調整装置16は前回に入力
された補正信号を保持しているために圧力調整装置によ
る印加圧力に変化はない。更に、注湯口5の摩耗によ
り、注湯量Qが限界点Q2に達したとき、注湯枠数では
1800個程度となったとき、第1の判定回路14によ
り注湯口5の交換指令信号が出力されるように比例定数
1 の値が設定されている。このような制御とすること
により、制御なしの場合の注湯可能枠数1000個に対
して約2倍の1800個まで増加させることができる。
【0020】なお、この実施例においては、第2の判定
回路15からの信号により注湯量を制御するようにした
が、第1の判定回路のみを設け、単に、注湯口5の摩耗
を知らせる警報信号を出力するようにしてもよい。
【0021】
【発明の効果】この発明によれば、注湯口の交換時期を
正確に知ることができ、注湯口部を寿命限度になるまで
使用することができる。また、摩耗検出に基づいて出湯
量を制御すれば、定量出湯が可能となるので、自動注湯
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック構成図
【図2】図1に示された装置における制御動作を示す動
作図
【図3】従来の自動注湯炉を示す概略図
【図4】図3に示された自動注湯炉の注湯時を示す概略
【符号の説明】
1 注湯炉 3 溶湯 5 注湯口 6 圧力管 10 ロードセル 11 溶湯重量検出器 12 メモリ回路 13 演算回路 14 第1の判定回路 15 第2の判定回路 16 圧力調整装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】炉内を加圧して炉内に貯えている溶湯を注
    湯口から出湯させる自動注湯炉の制御装置において、注
    湯口における摩耗量を検出するために、 炉体下部に設けられて炉体重量を測定する炉体重量測定
    器と、 この炉体重量測定器の出力信号から、移動平均注湯量と
    して各注湯毎に、過去n回の注湯による重量変化w0
    1 ,w2 ・・・を演算する注湯量演算手段と、 最初のn回の注湯による初期平均値w0 とこれ以降の各
    平均値w1 ,w2 ・・との比較により、注湯口の摩耗量
    を演算する摩耗量演算手段と、 を設けたことを特徴とする自動注湯炉の制御装置。
JP13350294A 1994-06-16 1994-06-16 自動注湯炉の制御装置 Expired - Fee Related JPH089095B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13350294A JPH089095B2 (ja) 1994-06-16 1994-06-16 自動注湯炉の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13350294A JPH089095B2 (ja) 1994-06-16 1994-06-16 自動注湯炉の制御装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22116386A Division JPS6376751A (ja) 1986-09-18 1986-09-18 自動注湯炉の制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0747464A true JPH0747464A (ja) 1995-02-21
JPH089095B2 JPH089095B2 (ja) 1996-01-31

Family

ID=15106274

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13350294A Expired - Fee Related JPH089095B2 (ja) 1994-06-16 1994-06-16 自動注湯炉の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH089095B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008089242A (ja) * 2006-10-02 2008-04-17 Denso Corp 溶解保持装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008089242A (ja) * 2006-10-02 2008-04-17 Denso Corp 溶解保持装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH089095B2 (ja) 1996-01-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2882556B2 (ja) 連続鋳造用インゴットモールドに粉末または粒状の材料を供給する方法および装置
JPH0747464A (ja) 自動注湯炉の制御装置
CN109243652A (zh) 一种核电站系统压缩空气流量数据有效性判断系统及方法
JP4650055B2 (ja) 重力鋳造法に於ける給湯炉からの出湯制御方法及びその装置、出湯制御方法により製造するタイヤ加硫用金型の製造方法
JP3549318B2 (ja) 連続鋳造における非定常バルジング検知方法
JP2643651B2 (ja) 自動配湯装置
JP2018189379A (ja) 衝撃式粉体流量計
JPS6376751A (ja) 自動注湯炉の制御装置
JPS6233156B2 (ja)
KR100851155B1 (ko) 압연소재 후단부 두께 보상 제어장치
JP6372746B2 (ja) 自動注湯方法
JP2794491B2 (ja) 注湯制御方法
JPS61501832A (ja) 鋳型の反腹鋳造を制御する方法および鋳造装置
JPS605892B2 (ja) 配管破裂検出装置
JP2001032247A (ja) バルブ制御装置
US20040084168A1 (en) Method and system for controlling a casting process
JP2002153906A (ja) リバース式圧延機における板厚制御装置
CN115328222A (zh) 高炉炉前铁水装包智能控制系统、方法及计算机可读存储介质
SU1115850A1 (ru) Способ контрол расхода жидкого расплава
JP2615290B2 (ja) 高炉の出銑終了時期判定方法
JPH09138708A (ja) 定水位制御方法及び装置
JPH0436780B2 (ja)
JPH07226B2 (ja) 自動注湯炉の制御装置
JPH06344125A (ja) 自動注湯装置
JPS59212722A (ja) 排出装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees