JP6372746B2 - 自動注湯方法 - Google Patents
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Description
第1の段階は、傾動式取鍋を一の方向に傾動させ、第1の目標重量に達するまで鋳型のキャビティに溶湯を供給する段階であり、
第2の段階は、
前記第1の目標重量に達したときに確認された傾動式取鍋の傾動角度に基づき設定された目標供給流量となるよう、傾動式取鍋を傾動させる第1のステップと、
前記第1のステップの後、前記目標供給流量よりも低い供給流量となるよう傾動式取鍋を傾動させ、前記第1の目標重量よりも大きな第2の目標重量に達するまで鋳型のキャビティに溶湯を供給する第2のステップとを含む段階であり、
第3の段階は、前記第2の目標重量に達した後に、傾動式取鍋を他の方向に傾動させ、溶湯の供給を停止させる段階であり、
前記第1のステップにおいて確認された傾動式取鍋の傾動角度が一定の値を超える場合には、前記第1のステップにおける目標供給流量を、前記第1の目標重量に達したときの供給流量を超えるように設定することを特徴とする自動注湯方法、である。
第(N−1)番目の鋳型において前記第2の目標重量に達したときの鋳型における供給流量をL1、第(N−2)番目の鋳型において前記第2の目標重量に達したときの鋳型における供給流量をL2としたとき、L1<L2の場合には、
第N番目の鋳型のキャビティに溶湯を供給するための前記第1のステップにおける目標供給流量を、前記L1とL2の差分に基づき設定される第2の補正値で補正して設定することが望ましい。
第(N−1)番目の鋳型への溶湯の供給開始点から前記第2の目標重量に達したときまでの時間をT1、第(N−2)番目の鋳型への溶湯の供給開始点から前記第2の目標重量に達したときまでの時間をT2としたとき、
第N番目の鋳型のキャビティに溶湯を供給するための前記第1の段階における供給流量を、前記T1とT2の差分に基づき、第(N−1)番目の鋳型のキャビティへの供給流量に対し増減することがより望ましい。
図1の供給(第1の)段階S1について、その段階の詳細な制御の流れを示すフロー図である図2に基づき説明する。まず、ステップS11で、今回溶湯を供給する鋳型が第2番目までの鋳型であるか(N≦2)を確認する。このステップS11でN=1および2の場合には、ステップS13に進み、N≧3の場合にはステップS12に進む。
予備湯切(第2の)段階S2について説明する。図3に示すように、予備湯切段階S2は、第1のステップS21と、第2のステップ22とを有し、この順序で各ステップ21および22が実行される。以下、第1のステップS21、第2のステップの順に詳細を説明する。なお、予備湯切段階も、供給段階と同様に計測された溶湯の実注湯重量に基づきフィードバック制御を行ってもよいが、下記するように溶湯の供給流量の変化が大きく取鍋の傾動動作中に振動を発生させるおそれがあるためフィードバックをかけずにオープンな制御をすることが望ましい。
図6および8に示すように、本湯切段階S3は、上記のように第2の目標重量W2に達した後に、取鍋を逆傾動(他の方向へ傾動)させ、溶湯の供給を停止させる段階である。具体的には、第2目標重量到達点P3において制御部はサーボモータ等に指令して傾動架台および横行架台を移動せしめ、図8(a)において線図79で示すように、所定の傾動加速度で所定の角度まで、取鍋を逆傾動させる。そして、図8(b)に示すように、取鍋を逆傾動させる本湯切段階S3でも所定の量の溶湯が供給され、その完了時には、図8(a)に示すように鋳型のキャビティには注湯すべき重量Woの溶湯が注湯されることとなる。
10a 傾動式取鍋
10b 出湯口
10c 傾動架台
10d サーボモータ
10e 横行架台
10f 重量計
10g 制御部
10h 出湯検出器
10i エンコーダ
60 鋳型
60a 上型
60b 下型
60c キャビティ
M 溶湯
Claims (5)
- 傾動式取鍋を用い、同様な複数の鋳型のキャビティに個々に溶湯を供給する自動注湯方法であって、個々に溶湯を供給する際に繰り返される第1〜第3の段階を少なくとも有し、
第1の段階は、傾動式取鍋を一の方向に傾動させ、第1の目標重量に達するまで鋳型のキャビティに溶湯を供給する段階であり、
第2の段階は、
前記第1の目標重量に達したときに確認された傾動式取鍋の傾動角度に基づき設定された目標供給流量となるよう、傾動式取鍋を傾動させる第1のステップと、
前記第1のステップの後、当該第1のステップの目標供給流量よりも低い供給流量となるよう傾動式取鍋を傾動させ、前記第1の目標重量よりも大きな第2の目標重量に達するまで鋳型のキャビティに溶湯を供給する第2のステップとを含む段階であり、
第3の段階は、前記第2の目標重量に達した後に、傾動式取鍋を他の方向に傾動させ、溶湯の供給を停止させる段階であり、
前記第1のステップにおいて確認された傾動式取鍋の傾動角度が一定の値を超える場合には、前記第1のステップにおける目標供給流量を、前記第1の目標重量に達したときの供給流量を超えるように設定することを特徴とする自動注湯方法。
- 前記第1のステップにおける目標供給流量は、複数の鋳型のうち第1番目に溶湯が供給される鋳型における第1のステップの供給流量を基本値とし、この基本値を、前記第1の目標重量に達したときの傾動式取鍋の傾動角度に応じ設定される第1の補正値で補正して設定する請求項1に記載の自動注湯方法。
- 複数の鋳型のうち第N(Nは3以上の整数)番目の鋳型のキャビティに溶湯を供給するにあたり、
第(N−1)番目の鋳型において前記第2の目標重量に達したときの溶湯の供給流量をL1、第(N−2)番目の鋳型において前記第2の目標重量に達したときの溶湯の供給流量をL2としたとき、L1<L2の場合には、
第N番目の鋳型のキャビティに溶湯を供給するため前記第1のステップにおいて設定された目標供給流量に、前記L1とL2の差分に基づき設定される第2の補正値を加算する請求項2に記載の自動注湯方法。 - 前記第2のステップにおける供給流量が、所定の期間、ほぼ一定または漸減するように傾動式取鍋を傾動させる請求項1乃至3のいずれかに記載の自動注湯方法。
- 複数の鋳型のうち第N番目(Nは3以上の整数)の鋳型のキャビティに溶湯を供給するにあたり、
第(N−1)番目の鋳型への溶湯の供給開始点から前記第2の目標重量に達したときまでの時間をT1、第(N−2)番目の鋳型への溶湯の供給開始点から前記第2の目標重量に達したときまでの時間をT2としたとき、
第N番目の鋳型のキャビティに溶湯を供給するための前記第1の段階における供給流量を、前記T1とT2の差分に基づき、第(N−1)番目の鋳型のキャビティへの供給流量に対し増減する請求項1乃至4のいずれかに記載の自動注湯方法。
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2014
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