JPH0747373Y2 - 捕集装置 - Google Patents

捕集装置

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JPH0747373Y2
JPH0747373Y2 JP1988120684U JP12068488U JPH0747373Y2 JP H0747373 Y2 JPH0747373 Y2 JP H0747373Y2 JP 1988120684 U JP1988120684 U JP 1988120684U JP 12068488 U JP12068488 U JP 12068488U JP H0747373 Y2 JPH0747373 Y2 JP H0747373Y2
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valve
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  • Air Transport Of Granular Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、空気や窒素ガス等の輸送用気体を吸引また
は圧送し、この気力を利用してプラスチックや医薬品な
どの原材料である粉粒体を、材料供給源から輸送管を経
て合成樹脂成形機等の目的地まで輸送する気力輸送装置
などにおいて、粉粒体とダスト(ミストも含む広義のも
のを言う。以下同じ。)や輸送用気体とを分離捕集する
捕集装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、(イ)例えば気力輸送装置に用いられる捕集装置
としては、輸送管を接続した捕集器を合成樹脂成形機の
ホッパー口に直接取り付けて、粉粒体を気力により合成
樹脂成形機に供給していた。そのため、上記(イ)のも
のでは、輸送時に輸送用気体の吸引または圧送に伴う輸
送用気力(圧力)が捕集器内の粉粒体に作用して輸送先
である合成樹脂成形機への粉粒体供給に計量誤差が生じ
る欠点があった。
このような欠点を解消するために、(ロ)第5図に示す
ような捕集装置が提案されている。すなわち、この
(ロ)のものは、粉粒体気力輸送用の輸送管(B)を接
続した捕集器(A)と、その捕集器(A)の下部に設け
たチャージホッパー(C)とを備え、捕集器(A)とチ
ャージホッパー(C)との間にはスライドダンパーまた
はボール弁(D)を水平ないし回転摺動できるように設
け、捕集器(A)に一時貯留した粉粒体を前記スライド
ダンパーまたはボール弁(D)を開いて、チャージホッ
パー(C)へ自然落下させるようにして、チャージホッ
パー(C)では吸引または圧送による輸送用気体の圧力
影響を回避して前述の計量誤差が生じないようにしてな
るものである。
しかるに、上記第5図に示した従来例(ロ)のもので
は、捕集器(A)とチャージホッパー(C)との間に介
設したスライドダンパーまたはボール弁(D)は水平な
いし回転摺動するものであるから、そのスライドダンパ
ーまたはボール弁(D)の水平摺動ないし回転摺動によ
り粉粒体または弁自体が摩耗し、その摩耗により発生す
る粉砕物等の異物が粉粒体内に混入するという欠点があ
る。それゆえ、例えば、光ディスク等の光学樹脂等の特
に精度の要求される製品を成形する場合の粉粒体では、
粉粒体中に極微量の異物でも混入してしまうと、成形品
(製品)不良となり、成形上極めて重要な問題である。
このような欠点を解消するものとしては、(ハ)本願出
願人に係る特開昭63-71022号公報記載の空気輸送装置が
知られている。
この空気輸送装置は、粉粒体気力輸送用の輸送管を接続
する捕集器と、その捕集器下部に設けたチャージホッパ
ーと、前記捕集器とチャージホッパーの間に介設して同
捕集器とチャージホッパーとを結合し、かつ該捕集器と
チャージホッパーとを連通する連通口を有する弁座と、
上下動部材の一端に結合され、かつ上下動部材の上下動
操作により前記弁座に離間または着座して、前記弁座の
連通口を開閉する弁体とを備えてなるものであって、捕
集装置としても利用できるものである。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかるに、上記(ハ)のものでは、弁体に粉粒体やダス
ト等が付着した場合に、この付着物を除去することがで
きないという、新たな問題が生じた。
この考案は、弁機構から水平ないし回転する摺動部分を
なくして、粉粒体中への異物の混入を防止するばかり
か、弁機構(弁体)部分への粉粒体の噛み込みやダスト
等の付着等を解消することを主な目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、この考案は、粉粒体気力輸送
用の輸送管を接続する捕集器と、その捕集器下部に設け
たチャージホッパーと、前記捕集器とチャージホッパー
の間に介設して同捕集器とチャージホッパーとを結合
し、かつ該捕集器とチャージホッパーとを連通する連通
口を有する弁座と、上下動部材の一端に結合され、かつ
上下動部材の上下動操作により前記弁座に離間または着
座して、前記弁座の連通口を開閉する弁体とを備えてな
る捕集装置において、前記弁座には捕集器またはチャー
ジホッパー内に開口する圧縮ガス供給孔を形成するとと
もに、この圧縮ガス供給孔にはガス供給源を接続し、圧
縮ガス供給孔から前記弁体の外表面に圧縮ガスを噴射で
きるように構成してあることを特徴とする。
弁体がベル状の円錐形の場合には、弁体が弁座に離間し
ている位置から着座する位置までの上下動許容ストロー
クにわたり、該弁体の外表面に対して、弁座の圧縮ガス
供給孔の噴出部から圧縮ガスを噴出するようにするとよ
い。
上下動部材としては、例えば流体圧シリンダーを採用し
て捕集器上部に設けるとともに、流体圧シリンダーのピ
ストンロッドの先端に弁体を設けるとよい。上下動部材
として、空気圧シリンダーを用いて粉粒体輸送用の空気
源により該空気圧シリンダーの先端に連結した弁体を自
動的に開閉することができるし、或いは電気的に開閉す
ることもできるし、手動でも開閉することができる。
弁体は流体圧シリンダーのピストンロッドと着脱自在に
設ける方がよい。
弁体と弁座とは気力輸送する粉粒体と同一素材で形成し
た方がよい。
捕集器とチャージホッパーのいずれか一方または両方に
は、捕集装置内部を清掃するガスを供給するガス供給管
を設け、このガス供給管から供給されたガスは捕集器蓋
に設けた排気孔から排出するように構成する。
輸送管は輸送すべき粉粒体の粒子の最大径の2〜6倍の
内径を有する小口径のものを用いることもできる。
〔作用〕
上記構成からなるこの考案によれば、圧送または吸引輸
送された粉粒体を捕集器で捕集し、チャージホッパーの
粉粒体の収納レベルが下限に近づくと、上下動部材の上
下動により弁体を開いて粉粒体を弁座の連通口を経てチ
ャージホッパー内に供給し、所定レベルになると前記弁
体を閉じるようにしてある。すなわち、弁体を開くとき
には、上下動部材で弁体を弁座に圧接(着座)させた閉
弁状態から、上下動部材で弁体を弁座と離間させた開弁
状態にすればよい。逆に、弁体を閉じるときには、前記
開弁状態から上下動部材によって閉弁状態にすればよ
い。この弁体の開閉動作はチャージホッパー内の要求レ
ベル計と連動させて自動的に行うようにする方が好まし
い。
上述のように、弁体を開閉するには、上下動部材の上下
動操作により単に弁体と弁座とを上下方向に離間しまた
は圧接すればよく、その過程で弁体と弁座間に水平摺動
したり回転摺動したりする摺動箇所がないため、粉粒体
ないし弁機構の摩耗がない。
弁体を開弁状態から閉弁状態にする過程で、ガス供給源
により発生させた圧縮ガスを、弁座に設けた圧縮ガス供
給孔から弁体の外表面に向かって噴射して、弁体に付着
した粉粒体やダストを払い落とし、粉粒体はチャージホ
ッパーへ供給され、ダストは上昇して排気孔から排出さ
れる。圧縮ガス供給孔からの圧縮ガスの供給時点は、弁
体を弁座に近づけると同時に連続的に供給してもよい
し、中途で供給してもよく任意である。
弁体の閉弁状態から開弁状態にする過程では、前述の如
く圧縮ガスは弁体に付着した粉粒体やダストを除去する
とともに、捕集器内に付着残留している粉粒体をチャー
ジホッパーへ詰りなく供給するように働く。
捕集器とチャージホッパーのいずれか一方または両方に
は、捕集装置内部を清掃するガスを供給するガス供給管
を設け、このガス供給管から供給されたガスは捕集器蓋
に設けた排気孔から排出するように構成しているため、
材料替え時または材料輸送時において、ガス供給管にコ
ンプレッサ等の空気源からの気体を噴出して捕集器また
はチャージホッパー内へ供給し、上記気体の噴出によっ
てサイクロン作用を行わせ、その遠心力によって捕集器
またはチャージホッパーに付着している粉粒体やダスト
を除去する。つまり、粉粒体は捕集器またはチャージホ
ッパー内の下方へ落下され、セルフクリーニングに用い
た気体やダストは上昇して排気孔から排出される。
この場合、ガス供給管からのガス供給は連続的に供給す
るだけでなく、間欠的に供給することもできる。また、
材料輸送中には間欠的に供給し、材料切替え時には連続
的または間欠的に供給するなど任意にできる。
〔第1実施例〕 この考案の第1実施例を第1図と第2図に基づいて以下
に説明する。
(1)は捕集装置であって、この捕集装置(1)は、粉
粒体気力輸送用の輸送管(42)を接続する筒状の捕集器
(10)と、捕集器(10)下部に設けた筒状のチャージホ
ッパー(20)と、捕集器(10)とチャージホッパー(2
0)との間に介在して両者(10)、(20)を気密的に結
合し、かつ捕集器(10)及びチャージホッパー(20)と
を連通する連通口(38)を有する弁座(30)と、上下動
部材(50)の上下動操作により弁座(30)に着座または
離間して前記連通口(38)をを閉じ又は開く弁体(55)
と、捕集器(10)の上部開口を被蓋する捕集器蓋(40)
とを主要な構成要素としている。
捕集器(10)とチャージホッパー(20)との間に弁座
(30)を介設する方式として、この実施例では、捕集器
(10)の下部に取り付けた下部フランジ(12)とチャー
ジホッパー(20)の上部に取り付けた上部フランジ(2
1)との間には、弁座本体(31)と弁座取付体(32)と
からなる弁座(30)を弁座本体(31)が捕集装置(1)
の粉粒体収納室(2)を臨むようにして挟み、両フラン
ジ(12)、(21)を固定部材(33)で挟圧固定してい
る。前記固定部材(33)として、この実施例では下部フ
ランジ(12)と上部フランジ(21)の一部に取付板(3
4)、(35)を固定し、一方の取付板(35)に回動自在
に枢着したボルト(36)を、他方の取付板(34)のボル
ト孔(34a)に挿入してナット(37)で締め付け固定す
るようにしており、これで弁座(30)と捕集器(10)と
チャージホッパー(20)等の組み付けや分解が容易にで
きるようにしているが、クランプバンド、パンチング
錠、その他の手段で固定することもできる。
弁座(30)のうち弁座本体(31)には捕集器(10)の粉
粒体収納室(2)とチャージホッパー(20)の粉粒体収
納室(2)とを連通する前記連通口(38)が形成されて
いる。
捕集器(10)の上下両端部はそれぞれパッキン(14)、
(15)を介して上部フランジ(13)と前記下部フランジ
(12)とで挟み付け、両フランジ(13)、(12)間に支
持杆(16)を取り付けてボルト(17)、(17)で締め付
け固定するとともに、上部フランジ(13)には捕集器蓋
(40)がボルト(18)で取着してある。
捕集器蓋(40)は、内部に粉粒体収納室(2)を形成す
るとともに、粉粒体収納室(2)の側壁の一方側には輸
送短管(41)を接続して、この輸送短管(41)に小口径
の輸送管(42)を介してブロワ等の圧送式の空気源(4
3)を接続している。一方、粉粒体収納室(2)の側壁
の他方側には、輸送短管(41)の投入口から供給された
粉粒体を輸送用気体とダストとに分離して輸送用気体と
ダストを系外に排出する排気孔(44)が形成されてい
る。この排気孔(44)は、捕集器蓋(40)の内筒部(40
a)下端と、上部フランジ(13)の上面に載置されたセ
パレーターリング(47)とで形成された隙間(48)と連
通してある。このセパレーターリング(47)はパンチン
グやフィルターでもよい。
なお、排気孔(44)側に前記圧送式の空気源(43)の代
りに真空ポンプ等の吸引式の空気源(図示せず)を設け
て、吸引ガス力により粉粒体を粉粒体収納室(2)内に
導入するように設計変更することもできる。
また、捕集器蓋(40)の上部には、上下動部材(50)を
なす流体圧シリンダーが固着されている。捕集器蓋(4
0)の上部中央に形成したガイド孔(46)には、粉粒体
が投入供給される投入孔(45)より下方位置に垂下され
るようにピストンロッドカバー(51)が垂設されてお
り、このピストンロッドカバー(51)に上方から流体圧
シリンダー(50)のピストンロッド(52)が嵌挿されて
いる。上記の如くピストンロッドカバー(51)を設ける
ことにより、投入口(45)から供給れた粉粒体がピスト
ンロッド(52)に直接に吹きつけられてロッド部に付着
しりして、流体圧シリンダーの作動不良が起きるような
ことがないようにしている。ピストンロッドカバー(5
1)の下部にはパッキン(53)を嵌装して、これで流体
圧シリンダー部の油等が混入するのを防止している。な
お、上下動部材(50)は、前述の流体圧シリンダーに限
定されるものではなく、ラックとピニオンなどにより実
施することもでき適宜設計変更できる。
前記上下動部材(50)のうちピストンロッド(52)の先
端には略円錐状の弁体(55)が着脱自在に取り付けられ
ている。この弁体(55)は第2図に示すように、収納凹
部(56)にスプリング(57)を嵌め込むとともに、収納
凹部(56)の上部の円筒側壁部(55a)には相対向位置
にL字状の切欠き(58)、(58)を形成している。
前記収納凹部(56)と両切欠き(58)、(58)とをピス
トンロッド(52)の先端に横設したピン(59)に位置合
わせしながら、弁体(55)を下方からスプリング(57)
の付勢力に抗して押しつけ、その状態で弧回動してピス
トンロッド(52)を弁体(55)の切欠き(58)の横孔部
(58a)に係合して固定するようにしてある。この固定
方式によれば、弁体(55)がピストンロッド(52)から
簡単に着脱できて、弁体(55)の取り替えや分解洗浄の
際に便利である。ピストンロッド(52)と弁体(55)と
が一体でもよく、その結合方式は適宜設計変更できる。
上下動部材(50)をなす流体圧シリンダーのピストンロ
ッド(52)を上下動することにより、弁体(55)のテー
パ面(55b)と弁座(30)つまり弁座本体(31)のテー
パ面(31a)とを離間または着座して、同弁座(30)の
連通口(38)を開閉する。
この実施例では、ピストンロッド(52)を上動すること
により弁体(55)のテーパ面(55b)を弁座本体(31)
のテーパ面(31a)に圧接して閉弁し、下動することに
より開弁するようにしている。
弁座(30)となる弁座取付体(32)と弁座本体(31)に
は、捕集器(10)またはチャージホッパー(20)の粉粒
体収納室(2)内に開口する圧縮ガス供給孔(60)、
(60a)を連通形成してあるとともに、この圧縮ガス供
給孔(60)、(60a)にはブロワ等のガス供給源(61)
が接続してある。圧縮ガス供給孔(60)、(60a)から
弁体(55)の外表面に圧縮ガスを噴射して、その外表面
に付着した粉粒体やダストを除去するようにしている。
圧縮ガス供給孔(60)、(60a)へのガスの供給はガス
供給源(61)によらず、前述した空気源(43)から導入
することもできる。圧縮ガス供給孔(60)、(60a)の
個数は1つ以上任意であるが、多数設けると弁体(55)
の外表面に付着した粉粒体等を確実に除去することがで
きる。
チャージホッパー(20)は、上部フランジ(21)と取付
台(22)の上部フランジ(23)との間にそれぞれパッキ
ン(24)、(25)を介して挟持するとともに、捕集器
(10)の場合と同様に上部フランジ(21)、(23)同士
を支持杆(26)にボルト(27)、(28)止めしてなるも
ので、チャージホッパー(20)や取付台(22)及び上部
フランジ(21)等の組み付けや分解が容易にできるよう
にしているが、その他の構造で固定することもできる。
また取付台(22)とチャージホッパー(20)と一体とし
てもよく、その他適宜設計変更できる。
なお、取付台(23)の排出口(29)には合成樹脂成形機
等の受部が接続される。
(65)、(66)はいずれも近接スイッチ等のレベル計
で、レベル計(65)、(66)には捕集器(10)またはチ
ャージホッパー(20)に収納する粉粒体量の下限および
/または上限が設定してある。
レベル計(65)、(66)は上下動部材(50)である流体
圧シリンダーに連動してあり、(a)チャージホッパー
(20)内の粉粒体量が下限レベルになると、レベル計
(66)は流体圧シリンダー(50)へ要求信号を発し、こ
の要求信号を受けた流体圧シリンダー(50)は弁体(5
5)を下動して開弁し、捕集器(10)からチャージホッ
パー(20)内に粉粒体を供給する。そして、(b)チャ
ージホッパー(20)内の粉粒体量が上限レベルになる
と、レベル計(66)は流体圧シリンダー(50)に充満信
号を発し、この充満信号を受けた流体圧シリンダー(5
0)は弁体(55)を上動して閉弁し、投入口(45)から
捕集器(10)内へ粉粒体の供給を再開する。
レベル計(65)を空気源(43)に連動して、例えば捕集
器(10)の粉粒体収納室(2)内に供給した粉粒体量が
上限に至ったときには、該レベル計(65)が空気源(4
3)に充満信号を発して空気源(43)の作動を停止し、
また粉粒体量が下限に至ったときには、レベル計(65)
が空気源(43)に要求信号を発して空気源(43)のガス
力で粉粒体を供給するようにする。レベル計(65)、
(66)と粉粒体の供給・停止の連係動作は任意に設定で
きる。
〔第2実施例〕 第3図は第2実施例を示す。
このものは、第1実施例で示した捕集器(10)の上部の
フランジ(13)とチャージホッパー(20)の上部フラン
ジ(21)とを肉厚とし、この上部フランジ(13)、(2
1)にガス導通孔(70)、(71)を貫通し、そのガス導
通孔(70)、(71)の一端側を捕集装置(1)の粉粒体
収納室(2)内に臨ませ、他端側にガス供給管(72)、
(73)を接続し、このガス供給管(72)、(73)にブロ
ワやコンプレッサ等の空気源(74)を接続し、運転停止
中または材料切替え時に、ガス供給管(72)、(73)を
経てガス導通孔(70)、(71)から粉粒体収納室(2)
内へガスを導入することにより、サイクロン作用が生じ
その遠心力により、粉粒体と輸送用気体やダストとは分
離されて捕集装置(1)内部を清掃する一方、ガス供給
管(72)、(73)から粉粒体収納室(2)内へ供給され
た気体やダストは捕集器蓋(40)に設けた排気孔(44)
から系外に排出され、粉粒体は捕集器(10)またはチャ
ージホッパー(20)内へ落下される。その他の構成は第
1実施例と同様としてあるので、説明を省略している。
なお、弁座(30)と弁体(55)とは、前記各実施例で示
した構成に限らず任意に設計変更できる。例えば、第4
図示の如く、粉粒体収納室(2)と連通する連通口(3
8)を形成したドーナツ状の弁座本体(31)と、弁座本
体(31)の下部に形成した環状凹部(31b)に嵌装した
リング体(39)とで弁座(30)を構成し、弁座本体(3
1)の外周面の適所から前記環状凹部(31b)の内周端側
にわたりガス供給源(61)と接続し、かつ前記弁体(5
5)の外表面(ないし粉粒体収納室(2))を臨むよう
に圧縮ガス供給孔(60)を穿つとともに、前記環状凹部
(31b)の内周端部(31c)と対向するリング体(39)の
内周端側は略漏斗状のテーパ面(39a)として、この弁
座本体(31)とテーパ面(39a)間から噴出するガスに
エゼクター効果を持たせ、弁体(55)の外表面に付着な
いし残留している粉粒体やダスト等を効果的に除去する
ようにできる。この場合、弁体(55)は第1図のような
構成でもその他の構成でもよいが、第4図では弁体(5
5)をピストンロッド(52)に一体的に固着している。
このような弁座(30)によれば、1つの圧縮ガス供給孔
(60)で圧縮ガスが弁体(55)の外表面に全周に均一に
吹き付けられるので、弁体(55)の外表面の全周面が均
一に清掃できる。
粉粒体を気力輸送する方式は、前記実施例で示した圧送
式のものに限らず吸引式のものにも適用できるものであ
る。
また、輸送管(42)は、一般的に使用されている管内径
が40mm以上のものにも実施できるのは勿論であるが、こ
の考案によれば、既に述べたように、輸送すべき粉粒体
の粒子の最大長さの2〜6倍の内径を有する小口径の輸
送管に用いても粉粒体が詰まることもなく、所期の目的
が達成できる。例えば管内径が5〜10mm前後でもよい。
上記両実施例によれば、以下のような利点がある。すな
わち、捕集器とチャージホッパーとは弁座を介して結合
するとともに、該弁座には捕集器とチャージホッパーと
の連通口を形成する一方、上下動部材の一端に結合され
た弁体を、上下動部材の上下動操作により、弁座に離間
または着座して、同弁座の連通口を開閉するように構成
しているから、弁体と弁座とが水平ないし回動等の摺動
個所がないため、粉粒体や弁機構(弁体及び弁座)の摩
耗が生じることがない。従って、従来例(ロ)の如くそ
の弁機構の摩耗により発生した異物等が粉粒体に混入し
て製品不良を起こしたりする虞れが解消できる。
また、上下動部材として、流体圧シリンダーを採用して
捕集器上部に設けるとともに、流体圧シリンダーのピス
トンロッドの先端に弁体を設けているため弁体が外部か
ら自動開閉できるし、また弁体を流体圧シリンダーのピ
ストンロッドと着脱自在に設ける方が、弁体の取り替え
が容易にできるとともに清掃もし易いので望ましい。
さらに、弁体と弁座とは気力輸送する粉粒体と同一素材
で形成する方が、弁体や弁座が損傷したりしてその粉砕
物等が粉粒体中に混入した場合でも、例えばプラスチッ
ク成形において成形不良品が生じるのを防止できるの
で、好ましい。
また、輸送管を輸送すべき粉粒体の粒子の最大径の2〜
6倍の内径を有する小口径のものを用いる方が、捕集装
置の設置スペースが小さくできるほか、荷が嵩張らない
などの利点があるので、好ましい。
〔考案の効果〕
この考案によれば、(1)弁座には捕集器またはチャー
ジホッパー内に開口する圧縮ガス供給孔を形成するとと
もに、この圧縮ガス供給孔にはガス供給源を接続し、圧
縮ガス供給孔から前記弁体の外表面に圧縮ガスを噴射で
きるように構成してあるから、弁体に付着した粉粒体や
ダスト等を効率よく除去することができる。
(2)捕集器とチャージホッパーのいずれか一方または
両方には、捕集装置内部を清掃するガスを供給するガス
供給管を設け、このガス供給管から供給されたガスは捕
集器蓋に設けた排気孔から排出するように構成してある
から、材料切替え時または材料輸送時において、捕集器
及びチャージホッパー内に付着している粉粒体やダスト
を確実に除去することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1実施例の捕集装置の縦断面図、第2図は第
1図の弁体とピストンロッドとの取付構造を示す拡大分
解斜視図、第3図は第2実施例の縦断面図、第4図は弁
座と弁体の変形例を示す縦断面図、第5図は従来例の概
略縦断面図である。 (1)……捕集装置、(2)……粉粒体収納室、(10)
……捕集器、(12)……下部フランジ、(13)……上部
フランジ、(20)……チャージホッパー、(21)、(2
3)……上部フランジ、(30)……弁座、(31)……弁
座本体、(32)……弁座取付体、(38)……連通口、
(40)捕集器蓋、(42)……輸送管、(43)……空気
源、(44)……排気孔、(50)……上下動部材、(52)
……ピストンロッド、(55)……弁体、(60)、(60
a)……圧縮ガス供給孔、(61)……ガス供給源、(6
5)、(66)……レベル計、(70)、(71)……ガス導
通孔、(72)、(73)……ガス供給管、(74)……空気
源。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】粉粒体気力輸送用の輸送管を接続する捕集
    器と、その捕集器下部に設けたチャージホッパーと、前
    記捕集器とチャージホッパーの間に介設して同捕集器と
    チャージホッパーとを結合し、かつ該捕集器とチャージ
    ホッパーとを連通する連通口を有する弁座と、上下動部
    材の一端に結合され、かつ上下動部材の上下動操作によ
    り前記弁座に離間または着座して、前記弁座の連通口を
    開閉する弁体とを備えてなる捕集装置において、 前記弁座には捕集器またはチャージホッパー内に開口す
    る圧縮ガス供給孔を形成するとともに、この圧縮ガス供
    給孔にはガス供給源を接続し、圧縮ガス供給孔から前記
    弁体の外表面に圧縮ガスを噴射できるように構成してあ
    ることを特徴とする捕集装置。
  2. 【請求項2】捕集器とチャージホッパーのいずれか一方
    または両方には、捕集装置内部を清掃するガスを供給す
    るガス供給管を設け、このガス供給管から供給されたガ
    スは捕集器蓋に設けた排気孔から排出するように構成し
    てある請求項第(1)項記載の捕集装置。
JP1988120684U 1988-09-15 1988-09-15 捕集装置 Expired - Lifetime JPH0747373Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5863623A (ja) * 1981-10-07 1983-04-15 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 粉体輸送用配管
JPH07102891B2 (ja) * 1986-09-15 1995-11-08 株式会社松井製作所 吸引式空気輸送方法とその装置

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