JPH0747146B2 - 穀粒選別装置用の穀粒分布検出装置 - Google Patents

穀粒選別装置用の穀粒分布検出装置

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JPH0747146B2
JPH0747146B2 JP145589A JP145589A JPH0747146B2 JP H0747146 B2 JPH0747146 B2 JP H0747146B2 JP 145589 A JP145589 A JP 145589A JP 145589 A JP145589 A JP 145589A JP H0747146 B2 JPH0747146 B2 JP H0747146B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、上面に供給された籾と玄米との混合物を循環
運動に伴って分離する選別板と、この選別板上を撮像す
る撮像手段と、その撮像手段の画像情報に基づいて籾と
玄米の分布状態を評価する画像処理手段とが備えられた
穀粒選別装置用の穀粒分布検出装置に関する。
〔従来の技術〕
上記選別板上には、選別板の横巾方向(混合物が選別板
上を流下する方向と直交する方向である)に沿って、玄
米の領域、玄米と籾とが混在する混米の領域、及び籾の
領域が存在することになる。そして、上記穀粒選別装置
用の穀粒分布検出装置の検出情報は、前記玄米の領域と
混米の領域との境界に対応する位置に玄米選別用の仕切
板を移動させるための制御情報や、選別板の傾斜角度を
調節するための制御情報として利用される。
ちなみに、籾と玄米との分布状態を検出するに、籾や玄
米の一粒を識別できる分解能で検出できることが望まし
いものである。
ところで、従来では、テレビカメラ等を用いて構成され
る撮像手段を、例えば上記仕切板等、選別板とともに循
環運動する部材に取付けていた。(例えば本出願人が先
に提案した特願昭63-139003号や特願昭63-184265号参
照) 〔発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、上記従来構成では選別板の循環運動によ
り撮像手段に激しい振動が及ぶことになり、精密な電子
機器を用いて構成される撮像手段が故障したり寿命の低
下を生じる虞れがあり、改善が望まれている。
本発明は、このような実情に着目してなされたものであ
り、その目的は、撮像手段の故障や寿命の低下を防止す
ることにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本発明では次にような特徴を
有している。
第1の発明では、前記撮像手段が固定部に配備され、前
記画像処理手段が、前記選別板の循環運動のうちの特定
位相で前記撮像手段によって撮像された画像情報を評価
するように構成されている点に特徴がある。
第2の発明では、前記撮像手段が、選別板の横巾方向に
移動操作可能に設けられている点に特徴がある。
第3の発明では、近赤外線領域の光を前記選別板上に発
する照明手段と、この照明手段を、前記選別板の循環運
動のうちの特定位相で発光させるための作動制御装置
と、前記撮像手段に近赤外線以外の光が受光されるのを
阻止する遮光手段が設けられている点に特徴がある。
〔第1の発明の作用〕 撮像手段を装置の固定部に取り付けておくことで、選抜
板の循環運動に拘らず撮像手段が激しく振動されないも
のとなる。
ところで、上記のように撮像手段を固定部に取り付けて
おけば、選別板の位置は撮像手段に対して刻々と変化す
ることになり、画像処理手段が評価する画像情報の座標
と選別板の座標とが変化する。このため分布状態の評価
を適正に行うことができない。
そこで、循環運動をしている選別板であっても特定位相
では、固定部に配備された撮像手段に対して定まった位
置にくることを利用して、画像処理手段により、前記選
別板の循環運動のうちの特定位相で撮像された画像情報
を評価させる。
〔第2の発明の作用〕 撮像手段を選別板の横巾方向に移動操作しながら、選別
板の横巾方向での各所を撮像させる。
つまり、選別板の横巾方向全体を一挙に撮像できる撮像
手段を用いることができるが、第2の発明では撮像手段
を選別板の横巾方向に移動操作しながら撮像させること
により、撮像手段として小型のものを使用できるように
する。
〔第3の発明の作用〕 照明手段は近赤外線領域の光を選別板上に発するもので
ある。この照明手段は作動制御装置によって制御されて
おり、選別板の循環運動のうちの特定位相で発光する。
撮像手段には、近赤外線以外の光を阻止する遮光手段を
設けてあるため、選別板上で反射した近赤外線領域の光
のみが撮像手段に受光されることになる。
〔第1の発明の効果〕 静止している固定部に撮像手段を配備することで、撮像
手段の振動による故障や寿命の低下がなくなって長期間
に亘って良好に使用できるものとなる。
〔第2の発明の効果〕 撮像手段を選別板の横巾方向に移動操作できるので、撮
像範囲が狭い小型の撮像手段を用いることができ、選別
板の横巾方向全体を撮像できる大型の撮像手段を用いる
に較べて、むしろ全体構成の低廉化を図ることができ
る。
〔第3の発明の効果〕 近赤外線領域の光は籾と玄米に対してその反射光の差が
著しいため、画像処理手段には非常に鮮明な信号が入力
されることになり、籾と玄米を一粒一粒分解した精度の
高い画像を作り出すことができる。その結果として分布
状態を正確に評価できる。また、照明手段を制御して特
定位相で赤外線領域の光を発光させるようにするので、
特定位相で閉じるような機械式のシャターを撮像手段に
設けたり、或いは特定位相での画像のみを処理する機能
を画像処理手段に付加する必要がなく安価で且つ簡単に
構成できる。更に、近赤外線領域の光だけを取り扱うこ
とは色彩の処理が不要になることであり、撮像手段や画
像処理手段を簡単且つ安価に構成することができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第5図及び第6図に示すように、穀粒選別装置は、矩形
に形成された上下複数段の選別板(1)と、籾摺後の選
別対象処理物(籾と玄米との混合物であって、以下にお
いて混合物と略称する)を前記各選別板(1)のそれぞ
れに供給する供給部(A)と、各選別板(1)から排出
される選別後の処理物を分離回収する回収部(B)と、
基枠(F)とを主要部として構成されている。
前記供給部(A)は、前記基枠(F)に支持される供給
ホッパー(2)と、供給ホッパー(2)からの混合物を
各選別板(1)の始端部に案内する伸縮自在な案内筒
(3)とからなる。尚、各選別板(1)のそれぞれには
混合物が同量ずつ供給されるようになっている。
前記選別板(1)は、それぞれ終端側ほど下位でかつ横
幅方向一端側ほど下位となる傾斜姿勢で設置されてお
り、複数段の選別板(1)が一体物となるように連結固
定されている。また、一体物となった選別板(1)が上
下方向に沿う回転軸芯(P)周りで、回転循環運動する
ようになっている。さらに各選別板(1)の上面には多
数の選別用の突起が形成されている。
供給部(A)より選別板(1)に供給された混合物は、
第4図に示すように、玄米の領域(G)と、籾と玄米と
が混在するいわゆる混米の領域(K)と、籾の領域
(M)との三つの領域に選別される。具体的には、混合
物が、先ず選別板(1)の始端部で且つ横幅方向での傾
斜における上位側に相当する個所(Z)に供給される。
そして選別板(1)の循環運動に伴って比重差選別が行
われ、籾は上層に玄米は下層に分離される。またそれと
同時に、上層の籾は選別板(1)の横幅方向において下
位となる一端側に徐々に移送され、下層の玄米は突起に
接当することによって選別板(1)の横幅方向において
上位となる他端側の玄米領域(G)に徐々に移送される
ことになり、上述したように玄米の領域(G)と、籾と
玄米とが混在するいわゆる混米の領域(K)と、籾の領
域(M)との三つの領域に選別されるのである。
前記選別板(1)の回転駆動構造について説明する。前
記基枠(F)に4本の吊下(5)を揺動自在に吊り下
げてあり、これら吊下(5)の下端部に複数段の選別
板(1)を受け止め支持する支持枠(4)を取付け、も
って、選別板(1)を回転自在に吊り下げてある。ま
た、前記回転軸芯(P)周りで回転自在な駆動軸(6)
を支持枠(4)の真下に配備してあり、この駆動軸
(6)の上端部に取り付けた円盤状体(6a)に、前記回
転軸芯(P)から偏位させた状態で縦向の連結ピン
(7)を嵌合してある。そしてこの連結ピン(7)の上
部を前記支持枠(4)の底部に連結してある。また、前
記駆動軸(6)には、伝動ベルト(8)を介して選別板
駆動用の電動モータ(9)を連動連結してある。これに
よって前記電動モータ(9)が駆動されて駆動軸(6)
が回転すると、前記回転軸芯(P)と連結ピン(7)と
の偏位に相当する半径で選別板(1)が回転循環運動す
るようになっている。尚、図中(10)は、前記円盤状体
(6a)に付設したバランスウエイトである。基枠(F)
には、このバランスウエイト(10)が接近したことを検
出するための近接スイッチ(SW)を取り付けてあり、循
環運動において選別板(1)が特定の位相に位置するこ
とを検出できるようになっている。
前記回収部(B)は、選別板(1)の終端部に設けた回
収用ホッパー(11)と、玄米と混米とを分離する玄米選
別用の第1仕切板(12)と、混米と籾を分離する籾選別
用の第2仕切板(13)と、第1仕切板(12)に分離され
た玄米の払い出し経路を循環と搬出に切り換える電動式
の玄米切換シャッター(14)、及び第1仕切板(12)が
左端と右端に達したことを検出するリミットスイッチ
(LS1),(LS2)とを備えて成る。詳述すると、回収用
のホッパー(11)の内部に、送り用のネジ軸(15)と案
内用のガイドロッド(16)とを平行に且つ横幅方向に沿
って架設してあり、一方のネジ軸(15)の一端には電動
モータ(M1)を連動連結してあり、他端には第1仕切板
(12)の位置を検出するためのロータリ式のエンコーダ
(EC1)を設けてある。また、前記第1仕切板(12)の
連結部(12A)をネジ軸(15)のネジ部(n)に螺合す
るとともに、ガイドロッド(16)に摺動自在に外嵌して
ある。尚、第2仕切板(13)の連結部(13A)をネジ軸
(15)とガイドロッド(16)とに摺動自在に外嵌してボ
ルトで固定してある。
このように第1仕切板(12)は、前記電動モータ(M1)
を駆動してネジ軸(15)を回動させることで、ガイドロ
ッド(16)に沿って選別板(1)の横幅方向に移動操作
され、その位置はエンコーダ(EC1)により随時出力さ
れるようになっている。他方、前記第二仕切板(13)
は、前記連結部(13A)のボルトを緩締しながら、手動
によって移動調節するようになっている。尚、前記第1
仕切板(12)は、後で述べるように、玄米の領域(G)
と混米の領域(K)との境界に合わせて自動的に移動調
節され、前記第2仕切板(13)は、作業開始時などにお
いて適宜調節することになる。
次に前記選別板(1)の横幅方向の傾斜角を調節するた
めの具体的な構造について説明する。
前記選別板(1)の横幅方向の上位となる横外側に一対
の支持部材(17A),(17B)を設けてあり、選別板
(1)の横巾下位となる部分が、支持枠(4)に上下揺
動自在に取付けられている。前記両支持部材(17A),
(17B)のそれぞれにリンク(18A),(18B)を枢着し
てある。また、支持枠(4)の支持部材(17A),(17
B)の下方に相当する部位には傾斜調節用のネジ軸(1
9)を架設してあり、このネジ軸(19)に形成された逆
向きのネジ部(19a),(19b)にはそれぞれコマ部材
(20A),(20B)を螺合してある。そして前記リンク
(18A),(18B)の下端部を前記コマ部材(20A),(2
0B)のそれぞれに枢着してある。更にネジ軸(19)の一
端には電動モータ(M2)を連動連結してあり、他端には
選別板(1)の傾斜角をネジ軸(19)の回転数によって
検出するロータリ式のエンコーダ(EC2)を設けてあ
る。尚、このエンコーダ(EC2)とは別に、傾斜角の上
限と下限を検出するためのリミットスイッチ(LS3),
(LS4)を一個のコマ部材(20A)を挟む位置に設けてあ
る。
このように選別板(1)の傾斜角の調節は、電動モータ
(M2)を駆動してネジ軸(19)を回転させることで、コ
マ部材(20A),(20B)を外側もしくは内側の逆方向に
同時に移動操作し、それに伴う一対のリンク(18A),
(18B)の角度変化によって行われ、その傾斜角はエン
コーダ(EC2)によって常に出力されるようになってい
る。例えば、コマ部材(20A),(20B)を外側へ移動操
作すれば、選別板(1)の一端は持ち上げられて傾斜角
は急になり、内側へ移動させれば選別板(1)の一端は
下げられて傾斜角は緩くなるのである。
次に穀粒分布検出装置について説明する。
先ず前記基枠(F)の上端部であり且つ選別板(1)の
終端の上方に位置する部分に、取付ステー(21)を固定
し、この取付ステー(21)の両端にネジ軸(22)とガイ
ドロッド(23)とを平行に選別板(1)の横幅方向に沿
う状態で架設してある。そしてカメラ取付フレーム(2
4)をネジ軸(22)に螺合するとともに、ガイドロッド
(23)に摺動自在に外嵌してある。このカメラ取付フレ
ーム(24)には、選別板(1)上に近赤外線を発する照
明手段としての赤外線LED(LED)と、選別板(1)から
反射してきた近赤外線を受光する撮像手段としてのテレ
ビカメラ(CA)とを設けてある。また、ネジ軸(22)の
一端には電動モータ(M3)を連結してあり、他端にはテ
レビカメラ(CA)の位置を検出するためのロータリ式の
エンコーダ(EC3)を設けてある。このエンコーダ(EC
3)とは別に、テレビカメラ(CA)がガイドロッド(2
3)の限界位置に位置に達したことを検出するための左
右一対のリミットスイッチ(LS5),(LS6)を設けてあ
る。
従って、前記電動モータ(M3)を駆動してネジ軸(22)
を回転させると、前記テレビカメラ(CA)がカメラ取付
フレーム(24)と共にガイドロッド(23)に沿って移動
し、それに伴って選別板(1)上における撮像範囲(視
野)が横幅方向に沿って移動することにより、そしてテ
レビカメラ(CA)の位置がエンコーダ(EC3)によって
常に出力されるようになっている。
前記赤外線IED(LED)は、第1図に示すように、前記近
接スイッチ(SW)と共にストロボ発生回路(26)に接続
してある。そしてバランスウエイト(10)が近接スイッ
チ(SW)に接近する位置で、言い換えると選別板(1)
の循環運動の特定位相で赤外線LED(LED)が発光するよ
うになっている。この特定位相は、選別板(1)上で最
も穀粒の浮き上がりが少なくて安定した状態、即ち第4
図に示されているX点の位相に設定してある。尚、これ
ら近接スイッチ(SW)とストロボ発生回路(26)とが特
許請求の範囲中の作動制御手段(27)に対応している。
前記テレビカメラ(CA)はCCDを用いた白黒のテレビカ
メラであり、且つ、籾及び玄米の一粒を検出できる分解
能で撮像できるようになっている。
第1図に示すように、前記カメラ(CA)前面には可視光
カットフィルタ(F)を取り付けてある。可視光カット
フィルタ(F)は、近赤外線以外の領域の光がテレビカ
メラ(CA)に受光されるのを防止する遮蔽手段となって
いる。因みに、CCDを用いた普通のテレビカメラの分光
感度領域が可視領域とそれに続く1.1μm程度までの近
赤外線領域であることと、可視光カットフィルタ(F)
により可視領域の光が入らないことから、撮像画像信号
は約0.76〜1.1μmの近赤外線光に基づくものである
が、その信号は穀粒、特に籾と玄米を区別するに十分に
鮮明なものである。
前記カメラ(CA)の画像情報に基づいて分布状態を評価
する画像処理手段(100)が設けられている。これは、
テレビカメラ(CA)で撮像した画像信号を量子化した上
で平滑化演算し、輝度むらを補正するために正規化し、
更に得られた画像に対して所定のしきい値をもって籾を
“1"玄米とそれ以外を“0"として2値化画像情報を作り
出す。従って、この2値化画像に基づいて籾と玄米との
分布状況を一粒単位で評価できることとなる。
以下、穀粒分布検出装置の検出情報に基づく選別制御に
ついて説明する。
前記画像処理手段(100)には穀粒選別装置の制御装置
(S)を接続してある。この制御装置(S)には、前記
ストロボ発光回路(26)、各リミットスイッチ(LS1)
〜(LS6)、前記各エンコーダ(EC1)〜(EC3)、前記
各電動モータ(M1)〜(M3)、前記玄米切換えシャッタ
ー(14)を接続してある。そして、画像処理手段(10
0)の評価結果に基づいて、各電動モータ(M1)〜(M
3)を駆動しながら、選別板(1)の傾斜角の制御や、
第1仕切板(12)の位置の制御を行うようになってい
る。
次に、選別制御についてフローチャートを用いて詳しく
説明する。
選別制御は、第2図(イ)に示すように、先ず初期設定
の工程から始まる。初期設定の工程では、テレビカメラ
(CA)と第1仕切板(12)を初期位置へ移動するととも
に、選別板(1)の傾斜角を初期角度にする。その後
に、第1仕切板(12)を標準位置に移動するとともに、
選別板(1)の傾斜角を標準角度にする。初期設定の工
程が終了したら運転を開始する。ここでは、選別板
(1)を循環運動させるとともに、供給部(A)から選
別板(1)に混合物を供給し、混合物を選別板(1)上
に流下させながら、上述の3つの領域(M),(K),
(G)に展開させる。運転開始から所定時間待機した
ら、テレビカメラ(CA)を待機位置I(前述の初期位置
に対応)から標準位置IIに移動させる第1の工程、選別
板(1)の角度を制御する第2の工程、テレビカメラ
(CA)の位置を微調節する第3の工程c、第1仕切板
(12)の位置を微調節する第4の工程dを順々に行う。
そして選別作業が終了になるまで、第3と第4の工程は
繰り返して行う。
第2図(ロ)は、第1の工程aのフローチャートを示し
ている。初期状態においてテレビカメラ(CA)は、第4
図の実線に示すように選別板(1)の右端の待機位置I
にあって、選別板(1)の上面を撮像して画像処理を開
始する(a−1)。(a−2)では、撮像した画像によ
って画像処理を実行し、(a−3)では、テレビカメラ
(CA)の視野内における選別板(1)の露出部分が割合
が10%以上であれば、画像処理を繰り返し実行する。も
し(a−4)で繰り返し回数が所定回数(例えば60回)
に達したと判定されると、選別板(1)の循環運動を停
止し(a−5)、異常ブザーの鳴動を行って(a−
6)、全ての中止動作を実行する(a−7)。
一方、(a−3)において露出部分が割合が10未満であ
れば、混合物が十分に展開されたと判定し、(a−8)
で電動モータ(M3)を駆動してテレビカメラ(CA)を標
準位置IIまで移動する。テレビカメラ(CA)が標準位置
IIへ移動したかどうかは、エンコーダ(EC3)の位置情
報が予め設定されている標準位置IIのデータYに達した
か否かを(a−9)で判定し、達していなければ、(a
−8)を繰り返し実行する。第4図に仮想線でテレビカ
メラ(CA)の標準位置IIを示す。(a−9)で一致が検
出されてテレビカメラ(CA)が標準位置IIに達すると、
次の第2の工程bに移る。
第2図(ハ)は第2工程のbのフローチャートを示して
いる。(a−9)に続く(b−1),(b−2)では、
設定回数(例えば5回)にわたって前記特定位相で画像
を取り込み、そして籾を粒単位で認識し、毎回の画像に
対して次の処理を行う。先ず、第3図に示すように1回
の画像の視野内を選別板(1)の幅方向にブロックBL1
〜BL8に細分化し、(b−3)で前記設定回数の画像を
各ブロックBL1〜BL8における籾粒の数の平均値を算出
し、(b−4)では(b−3)における平均値の総和を
求めて、標準位置IIにおけるテレビカメラ(CA)の視野
内の籾粒の平均値とする。(b−4)で求め籾粒の数が
(b−5)で設定数(例えば5粒)よりも多いと判定さ
れれば、選別板(1)の傾きが不足であるとして、電動
モータ(M2)を駆動して選別板(1)を所定角度だけ上
げる(b−6)。そしてリミットスイッチ(LS3)をチ
ェックし(b−7)、選別板(1)が上限位置に達して
いない場合には、設定時間(例えば2秒)を経時した後
に(b−1)に戻る(b−10)。そして(b−5)で視
野内の籾粒の数が設定数よりも少なくなると、(b−
4)での籾数の数が更に小さな設定数(例えば1粒)よ
り少ないかを判定し(b−9)、設定数未満であれば電
動モータ(M2)を駆動して選別角度を所定角度だけ下げ
る(b−10)。そしてリミットスイッチ(LS4)をチェ
ックし(b−11)、選別板(1)が下限位置に達してい
ない場合には(b−8)を再度実行し、達していれば後
述する異常処理を実行する。また、(b−11)で設定数
以上であると判定された場合には、次の第3の工程cに
移る。
第2図(ニ)は第3の工程cのフローチャートを示して
いる。(b−11)に続く(c−1),(c−2)では、
(b−1),(b−2)と同様に設定回数(例えば5
回)の画像を改めて読み取って、(c−3),(c−
4)で選別板(1)の角度制御の完了後のテレビカメラ
(CA)の視野内の籾粒の数を求める。つまり(c−3)
で前記設定回数の画像を各ブロックBL1〜BL8における籾
粒の数の平均値を算出し、(c−4)では(b−3)に
おける平均値の総和を求める。次に、(c−4)で求め
た籾粒の数が設定数(例えば1.5粒)よりも多いかを判
定し(c−5)、多い場合には玄米切換シャター(14)
を循環側にセットするとともに(c−6)、電動モータ
(M1),(M3)を駆動してテレビカメラ(CA)と第1仕
切板(12)を左へ、ここでは最初の標準位置IIから所定
距離(例えば1cm)だけ移動させる(c−7)。次いで
リミットスイッチ(LS1),(LS5)をチェックして(c
−8)、テレビカメラ(CA)又は第1仕切板(12)が左
端に達していれば、(c−9)〜(c−11)までの異常
処理を実行する。即ち、(c−9)でシステム異常ラン
プを点灯し、(c−10)で異常ブザーを鳴動し、(c−
11)で停止動作を行う。但し(c−8)で正常であれば
(c−1)に戻る。
また、(c−5)で設定数よりも少ないと判定される
と、(c−4)で求めた籾粒の数が更に小さい設定数
(例えば0.5粒)よりも少ないか否かをチェックし(c
−12)、少なければ電動モータ(M1),(M3)を駆動し
てテレビカメラ(CA)と第1仕切板(12)を右側へ所定
距離(例えば1cm)だけ移動させる(c−14)。そし
て、リミットスイッチ(LS2),(LS6)をチェックして
(c−15)、テレビカメラ(CA)又は第1仕切板(12)
が右端に達していれば(b−1)に戻る。(c−15)で
リミットを検出していなければ(c−1)に戻る。(c
−15)で籾粒の数が設定数以上と判定された場合には、
次の第4の工程dに移る。
第2図(ホ)は第4の工程dのフローチャートを示して
いる。(c−13)に続く(d−1),(d−2)では、
(b−1),(b−2)と同様に5回の画像を改めて読
み取って、各ブロックBL1〜BL8における籾粒の数の平均
値AB1〜AB8を求める(d−3)。ここでは第1仕切板
(12)は、最初に第3図に示すようにテレビカメラ(C
A)の視野内における三角印で示す中央位置IIIにある。
各ブロックBL1〜BL8の境界位置をSB1〜SB7とし、視野の
左側の限界位置をSB0、視野の左側の限界位置をSB8とす
ると、第1仕切板(12)は位置SB4にある。(d−3)
で求めた各ブロックBL1〜BL8の籾粒の数AB1〜AB8のうち
AB1が設定数(例えば1粒)よりも多いかを判定し(d
−4)、多ければ(c−6)に戻って玄米切換シャター
(14)を循環側にセットするとともに、テレビカメラ
(CA)と第1仕切板(12)を左側へ移動させる。(d−
4)で以下であると判定されると、(AB1+AB2)の和が
設定数(例えば1粒)よりも多いかを判定し(d−
5)、多ければ(c−6)に戻って玄米切換シャター
(14)を循環側にセットするとともに、テレビカメラ
(CA)と第1仕切板(12)を左側へ再び移動させる。
(d−5)で以下であると判定されると、(AB1+AB2+
AB3)の和が設定数(例えば1粒)よりも多いかを判定
し(d−6)、多ければ電動モータ(M1)を駆動して第
1仕切板(12)を位置SB2へ移動させる(d−7)。そ
してリミットスイッチ(LS1)をチェックし(d−
8)、第1仕切板(12)が左端に到達していれば(c−
9)〜(c−11)の異常処理を実行する。(d−8)で
正常であった場合には、今度はリミットスイッチ(LS
2)をチェックし(d−9)、第1仕切板(12)が右端
に到達していれば(b−1)に戻る。(d−9)で正常
であった場合には(d−1)へ戻る。(d−6)で以下
であると判定されると、(AB1+AB2+AB3+AB4)の和が
設定数(例えば1粒)よりも多いかを判定し(d−1
0)、多ければ電動モータ(M1)を駆動して第1仕切板
(12)を位置SB3へ移動させる(d−11)。そしてリミ
ットスイッチ(LS1)をチェックし(d−8)、第1仕
切板(12)が左端に到達していれば(c−9)〜(c−
11)の異常処理を実行する。(d−8)で正常であった
場合には、今度はリミットスイッチ(LS2)をチェック
し(d−9)、第1仕切板(12)が右端に到達していれ
ば(b−1)に戻る。(d−9)で正常であった場合に
は(d−1)へ戻る。(d−10)で以下であると判定さ
れると、(AB1+AB2+AB3+AB4+AB5)の和が設定数
(例えば1粒)よりも多いかを判定し(d−12)、多け
れば電動モータ(M1)を駆動して第1仕切板(12)を位
置SB4へ移動させる(d−13)。そしてリミットスイッ
チ(LS1)をチェックし(d−8)、第1仕切板(12)
が左端に到達していれば(c−9)〜(c−11)の異常
処理を実行する。(d−8)で正常であった場合には、
リミットスイッチ(LS2)をチェックし(d−9)、第
1仕切板(12)が右端に到達していれば(b−1)に戻
る。(d−9)で正常であった場合には(d−1)へ戻
る。(d−12)で以下であると判定されると、(AB1+A
B2+AB3+AB4+AB5+AB6)の和が設定数(例えば1粒)
よりも多いかを判定し(d−14)、多ければ電動モータ
(M1)を駆動して第1仕切板(12)を位置SB5へ移動さ
せる(d−15)。そしてリミットスイッチ(LS1)をチ
ェックし(d−8)、第1仕切板(12)が左端に到達し
ていれば(c−9)〜(c−11)の異常処理を実行す
る。(d−8)で正常であった場合には、リミットスイ
ッチ(LS2)をチェックし(d−9)、第1仕切板(1
2)が右端に到達していれば(b−1)に戻る。(d−
9)で正常であった場合には(d−1)へ戻る。(d−
14)で以下であると判定されると、(AB1+AB2+AB3+A
B4+AB5+AB6+AB7)の和が設定数(例えば1粒)より
も多いかを判定し(d−16)、多ければ電動モータ(M
1)を駆動して第1仕切板(12)を位置SB6へ移動させる
(d−15)。そしてリミットスイッチ(LS1)をチェッ
クし(d−8)、第1仕切板(12)が左端に到達してい
れば(c−9)〜(c−11)の異常処理を実行する。
(d−8)で正常であった場合には、リミットスイッチ
(LS2)をチェックし(d−9)、第1仕切板(12)が
右端に到達していれば(b−1)に戻る。(d−9)で
正常であった場合には(d−1)へ戻る。そして(d−
16)で以下であると判定された場合(c−14)へ戻る。
このようにして、(d−4,5,6,10,12,14,16)の各ステ
ップを繰り返して実行し、第1仕切板(12)の位置がテ
レビカメラ(CA)の視野における籾混入位置の近傍に微
調節されるのである。
〔別実施例〕
本実施例は最も好適な実施例の一つに過ぎず、様々な形
態で実施することも可能である。
例えば、遮蔽手段として可視光カットフィルター(F)
を用いているが、穀粒選別装置全体をケース内に収納
し、可視光がテレビカメラ(CA)に受光されないように
することもできる。また、テレビカメラ(CA)をカラー
にし、色情報から籾と玄米の分布画像を作り出したり、
近接スイッチ(SW)の代わりにフォトセンサなどのを用
いて特定位相を検出したり、或いは赤外線LEDの代わり
に赤外線ランプを使用したりすることもできる。更に、
近接スイッチ(SW)を画像処理装置(100)に接続し、
上記実施例では、選別対称物を籾と玄米としているが、
麦などの穀物を選別して分離回収するようにしてもよ
い。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対象に便利にするた
めに符号を記すが、この記入より本発明は添付図面の構
造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る穀粒選別装置用の穀粒分布検出装置
の実施例を示し、第1図は全体のブロック図、第2図
(イ)は全体のフローチャートを示す図、第2図(ロ)
は第1の工程を示すフローチャート図、第2図(ハ)は
第2の工程を示すフローチャート図、第2図(ニ)は第
3の工程を示すフローチャート図、第2図(ホ)は第4
の工程を示すフローチャート図、第3図は撮像範囲と画
像処理の説明図、第4図は穀粒選別装置の平面図、第5
図は同側面図、第6図は同正面図である。 (1)……選別板、(27)……作動制御手段、(100)
……画像処理手段、(CA)……撮像手段、(F)……遮
光手段、(100)……照明手段。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面に供給された籾と玄米との混合物を循
    環運動に伴って分離する選別板(1)と、この選別板
    (1)上を撮像する撮像手段(CA)と、その撮像手段
    (CA)の画像情報に基づいて籾と玄米の分布状態を評価
    する画像処理手段(100)とが備えられた穀粒選別装置
    用の穀粒分布検出装置であって、前記撮像手段(CA)が
    固定部に配備され、前記画像処理手段(100)が、前記
    選別板(1)の循環運動のうちの特定位相で前記撮像手
    段(CA)によって撮像された画像情報を評価するように
    構成されている穀粒選別装置用の穀粒分布検出装置。
  2. 【請求項2】前記撮像手段(CA)が、前記選別板(1)
    の横巾方向に移動操作可能に設けられている請求項1記
    載の穀粒選別装置用の穀粒分布検出装置。
  3. 【請求項3】近赤外線領域の光を前記選別板(1)上に
    発する照明手段(LED)と、この照明手段(LED)を、前
    記選別板(1)の循環運動のうちの特定位相で発光させ
    るための作動制御装置(27)と、前記撮像手段(CA)に
    近赤外線以外の光が受光されるのを阻止する遮光手段
    (F)が設けられている請求項1又は2記載の穀粒選別
    装置用の穀粒分布検出装置。
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