JPH0747127Y2 - 金型分離装置 - Google Patents

金型分離装置

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JPH0747127Y2
JPH0747127Y2 JP1500990U JP1500990U JPH0747127Y2 JP H0747127 Y2 JPH0747127 Y2 JP H0747127Y2 JP 1500990 U JP1500990 U JP 1500990U JP 1500990 U JP1500990 U JP 1500990U JP H0747127 Y2 JPH0747127 Y2 JP H0747127Y2
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JP
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separating
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JP1500990U
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JPH03106205U (ja
Inventor
一郎 橋本
浩三 道阪
保則 小林
Original Assignee
昭和アルミニウム株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、例えば、ダイスを収容しているダイリン
グ、セミボルスターを収容しているセミボルスターリン
グ、及びダミーボルスターの各金型部材をその軸心方向
に相互に組み合わせたアルミニウム等の金属押出用の金
型を、押出に使用したのちに相互に分離するのに用いら
れる金型分離装置に関する。
従来の技術 押出に使用したのちの金型は、一般にその金型部材同士
が、熱等による圧着により、相互に接合した状態となっ
ている。そのため、内部のアルミニウム残渣を除去する
等の目的から、これらの金型部材を分離することが必要
となる。
従来、この分離は、作業者がエアーチョッパー等の工具
を用いて手作業によって行うのが普通であった。
しかし、手作業では作業能率に劣るという問題があっ
た。
そこで、近年、金型分離の自動化、省力化を図るための
技術開発が行なわれている。例えば、特公平1−59048
号公報に、押出に使用した後のポートホールダイスの雌
雄両型を相互に分離する装置の構成が開示されている。
この分離装置による金型の分離は、雄型、雌型をそれら
の外周部のそれぞれに環状溝を刻設したものに形成し、
これを立てた状態に保持して該環状溝に爪を嵌合してク
ランプし、相互離間方向、つまり上下方向に引張って分
離するというものである。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、上記装置による場合、金型を、その外周
部に分離用の特別の溝を刻設したものに製作しておかな
ければならないために、金型の製作に余分な手間を要す
るという問題がある。
また、分離装置の側においても、雌雄の型を相互離間方
向に引張っていくのに耐えうるような、前記環状溝に嵌
合する爪を持ったクランプ装置を具備する必要があり、
爪自体の構造、爪の支持構造、ひいてはクランプ装置の
構造が複雑化し、そのため装置も高価となるという問題
がある。
更に、金型は、一般に横にした状態で保管され、押出を
行うときも横にした状態で押出機に使用されるものであ
るが、上記装置では、ポートホールダイスを立てた状態
にセットしてその雌雄両型を上下方向に引張って相互の
分離を行うものであるため、押出後において金型をわざ
わざ立てた姿勢に転換しなければならず、作業能率の低
下を招くのみならず、金型の重量が大きいことから作業
に危険を伴い、人身事故を招くというような問題もあ
る。
この考案は、上記のような従来の欠点を解決し、金型分
離の自動化、省力化はもとよりのこととして、更に、金
型製作面での余分な手間をなくすことができ、かつ装置
の構成簡素化、低コスト化を図ることができ、加えて分
離作業の安全性をも向上することが可能な金型分離装置
を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 上記目的において、この考案は、 複数個の金型部材がその軸心方向に組み合わせられて相
互に接合状態となっている金型を、横向き状態で、かつ
金型部材相互の接合面を挾む前後いずれか一方の外周面
において固定する固定装置と、 該固定装置に隣接した配置され、前記金型部材相互の接
合面を挾む他方の外周面に作用してかかる金型部材を、
前記固定されている金型部材に対し相対的に側方に変位
せしめる剪断力付与装置と、 を具備してなることを特徴とする金型分離装置を要旨と
する。
作用 上記金型分離装置では、横向き状態にした金型を固定装
置にて、その金型部材相互の接合面を挾む前後いずれか
一方の外周面において固定し、そして剪断力付与装置に
て、金型部材の接合面を挾む他方の外周面に作用しその
金型部材を側方に相対的に変位せしめることにより、金
型部材相互の分離が達成される。
実施例 以下、図面に基づいて実施例を説明する。
第1図及び第2図に示される金型分離装置(1)におい
て、(2)は金型搬送装置、(3)は金型方向変換装
置、(4)は金型固定装置、(5)は剪断力付与装置で
ある。
搬送装置(2)は、分離装置本体枠(7)の上部に設け
られた左右1対の前後方向に延びる断面L字状の支承梁
(8)(8)の横辺部の上面に、雄ねじ体(9)(9)
が上方離間状態で前後のベアリング(10)によって回転
自在に配置され、これらの雄ねじ体(9)(9)にスラ
イダー(11)が螺合状態に設けられている。そして、左
右の支承梁(9)(9)の縦辺部の両上端面に跨がる態
様に搬送台(12)が配され、この搬送台(12)が前記ス
ライダー(11)に取り付けられている。そして、前記雄
ねじ体(9)の一端に油圧等のモーター(13)の駆動軸
が連結され、モーター(13)の駆動により雄ねじ体
(9)(9)が回転することで、スライダー(11)が螺
走し、搬送台(12)が前後方向に移動するものとなされ
ている。そして、この搬送台(12)上に金型載置台(1
4)が載置されている。この載置台(14)は、その上面
に1対の支承部(14a)(14a)が上方突出状態に設けら
れ、両支承部(14a)(14a)に跨がる態様に金型(17)
が載置されるものとなされている。そして、搬送台(1
2)及び金型載置台(14)には、上下方向に貫通する孔
(12a)(14b)が設けられ、方向変換装置(3)及び剪
断力付与装置(5)の各作動部がこの孔(12a)(14b)
を介して金型載置台(14)や金型(17)に作用しうるも
のとなされている。なお、(18)(19)は、金型載置台
(14)上に載置される金型(17)がその軸心方向に変位
するのを規制する位置決め板である。
金型方向変換装置(3)は、両支承梁(8)(8)の後
端部(第1図左端部)の下面中央位置に取付け部材(2
0)を介して上向き状態に取り付けられた昇降回転装置
(21)によるもので、その作動部に、支承梁(8)
(8)間及び搬送台(12)の孔(12a)を通して金型載
置台(14)の下面を支承しうる態様の持上げ片(21a)
が取り付けられたものである。即ち、金型(17)の載置
された載置台(14)を、この装置(21)の作動により、
持上げ片(21a)で搬送台(12)の上方に持上げ、そし
て持上げ片(21a)を回転作動せしめて金型(17)の向
きを変化させ、そののち持上げ片(21a)を下降作動せ
しめて載置台(14)を搬送台(12)上に載置することで
金型(17)が所定の向きに方向変換される。
金型固定装置(4)は、支承梁(8)(8)の前端部
(第1図右端部)に配設されており、門型のフレーム
(23)の上板の左右方向中央位置に下向き状態に取り付
けられたシリンダー装置(24)によるものである。そし
て、そのロッドの先端には、逆U字状の押圧片(24a)
が取り付けられ、シリンダー装置(24)を作動すること
により押圧片(24a)の両先端部を金型(17)の外周部
に当接させこれを押圧して、支承梁(8)(8)の上面
との間で金型(17)を載置台(14)、搬送台(12)と共
にクランプ状態に固定するものとなされている。
剪断力付与装置(5)は、金型固定装置(4)の後部側
に隣接して配設され、支承梁(8)(8)の下面に跨が
って設けられた取付け板(27)の幅方向の中央位置に上
向き状態に取り付けられたシリンダー装置(28)による
ものである。そして、そのロッドの先端には、支承梁
(8)(8)間、搬送台(12)の孔(12a)、及び載置
台(14)の孔(14b)を通してさらにその上方に突出し
うる剪断片(28a)が取り付けられ、この剪断片(28a)
が金型(17)の外周部に作用して該金型(17)に剪断力
を付与するものとなされている。
次に、上記構成の金型分離装置(1)の作動を説明す
る。
分離する金型(17)として、第1図に示されるように、
ダイスを収容しているダイリング(17a)と、セミボル
スターを収容しているセミボルスターリング(17b)
と、ダミーボルスター(17c)とを相互に組み合わせた
押出後の圧着状態にある金型を使用する。
まず、この金型(17)を、後方位置に待機している金型
載置台(14)上に載置する。そして、方向変換装置
(3)を作動して金型(17)の向きを支承梁(8)
(8)の向きに一致させる。そののち、モーター(13)
を駆動して搬送台(12)を前方に向けて移動せしめ、金
型(17)を、第1図に示されるように、ボルスター(17
b)(17c)に対応する部分が固定装置(4)の直下に位
置し、ダイリング(17a)に対応する部分が剪断力付与
装置(5)の直上に位置するところまで搬送する。この
ように、上記のような搬送装置(2)の採用により、金
型部材(17a)(17b)(17c)の厚さに応じて金型(1
7)を固定装置(4)及び剪断力付与装置(5)に対し
適正に位置づけることができる。なお、上記では、ダイ
リング(17a)の厚さを設定することによって、その設
定値に基づく自動搬送がなされるものとすることもでき
る。次いで、固定用シリンダー装置(24)を作動して、
金型(17)をそのボルスター(17b)の外周部において
支承梁(8)(8)との間で固定する。そして、剪断用
シリンダー(28)を作動して、その剪断片(28a)にて
ダイリング(17a)に対応する部分の外周部に作用し、
該ダイリング(17a)をボルスター(17b)(17c)に対
して相対的に上方に突き上げる。これにより、金型(1
7)はダイリング(17a)とボルスター(17b)(17c)と
に分離される。同時にこの突上げ高さを所定の高さに設
定することにより内部のアルミニウム残渣の切断も行い
うる。その後は、必要に応じてボルスター(17b)(17
c)相互の分離を行い、最初の状態に復帰する。
考案の効果 上述の次第で、この考案の金型分離装置は、金型部材相
互の接合面を挾む前後いずれか一方の外周面において金
型を固定する固定装置と、金型部材の接合面を挾む他方
の外周面に作用して該金型部材を、前記固定されている
金型部材に対し相対的に側方に変位せしめる剪断力付与
装置との組合わせにより、金型の分離を行うものである
から、従来の作業員の手作業による場合に比べ、金型分
離工程における作業能率の向上、省力化を図ることがで
きる。
また、従来のように金型部材の外周部に環状溝を形成し
なくとも分離を達成しうるから、金型の製作工程の中に
余分な溝付け工程をおく必要がなくなり、金型製作面で
の余分な手間をなくすことができる。
しかも、本考案における固定装置は、剪断力付与装置に
よる剪断力に耐えて金型部材を固定しうるような構成で
あればよいから、従来のように、金型に形成された環状
溝に係合される特別の爪を備えた複雑構造のクランプ装
置は不要であり、従って装置の簡素化、低コスト化を図
ることができる。
更に、上記装置による金型の分離は、金型を横にした状
態で行うものとなされているから、横にした状態で押出
に使用した金型を、分離の際にわざわざ立てた状態に姿
勢の転換を行う必要がなく、そのため、作業能率の向上
はもとより、作業の安全性の向上をも図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はこの考案の金型分離装置の一実施例
を示すもので、第1図は部分断面側面図、第2図は部分
断面後面図である。 (1)……金型分離装置、(4)……金型固定装置、
(5)……剪断力付与装置、(17)……金型。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数個の金型部材がその軸心方向に組み合
    わせられて相互に接合状態となっている金型を、横向き
    状態で、かつ金型部材相互の接合面を挾む前後いずれか
    一方の外周面において固定する固定装置と、 該固定装置に隣接して配置され、前記金型部材相互の接
    合面を挾む他方の外周面に作用してかかる金型部材を、
    前記固定されている金型部材に対し相対的に側方に変位
    せしめる剪断力付与装置と、 を具備してなることを特徴とする金型分離装置。
JP1500990U 1990-02-16 1990-02-16 金型分離装置 Expired - Lifetime JPH0747127Y2 (ja)

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JPH03106205U JPH03106205U (ja) 1991-11-01
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