JPH0747041B2 - 医療用注射器の処理容器 - Google Patents

医療用注射器の処理容器

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JPH0747041B2
JPH0747041B2 JP22808787A JP22808787A JPH0747041B2 JP H0747041 B2 JPH0747041 B2 JP H0747041B2 JP 22808787 A JP22808787 A JP 22808787A JP 22808787 A JP22808787 A JP 22808787A JP H0747041 B2 JPH0747041 B2 JP H0747041B2
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JP
Japan
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box
absorption layer
syringe
lid
processing container
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JP22808787A
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JPS6470064A (en
Inventor
仁己 尾藤
Original Assignee
有限会社尾藤梱包工業所
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は使用済みの医療用注射器を衛生的に廃棄処理す
る容器に関するものである。
従来の技術 使用済みの注射器を取り扱うに際し、作業の都合上、素
手の場合が多く、そのため手、指に注射器の針による傷
が生じ、病気に感染することがあった。
特に近時、エイズ、B型肝炎などの病気に対して安全性
を保つために使用済みの注射器の廃棄処理に関して注意
が叫ばれ、その処理に慎重さを要求されている。
発明が解決しようとする問題点 本発明は上記の不安を解消するために、使用済みの注射
器を最も安全的に、しかも注射針の場合、手に触れるこ
となく、注射器本体より離脱して廃棄処理ができる容器
を提供するものである。
問題点を解決するための手段 以下第1図及び第2図に基ずき構成を説明する。
本発明の容器は二つの構成によって、夫々別の用途を達
成できるが、その一つは本発明の主体であり、その主体
に付加することにより、別の目的も生ずるのが、他の一
つの構成である。
本発明の容器の主体は、内函1と外函2と吸収層3から
成り、吸収層3は内函1と外函2の間に配置する。
内函1は焼却炉などの通常の燃焼温度に耐える耐熱性と
液体透過性を持ち、内外部の熱伝導が容易である材質に
より形成する。
例えば、ロックウール、アスベスト、ファインセラミツ
クス繊維などの不燃繊維を水ガラス、シリカハイドロゾ
ルなどの耐火接着剤により連続多孔性に固めて成形す
る。
内函1の形状は、図面によれば、広口の瓶に成形され、
材質に従って内外に熱が容易に伝導する厚みに設定す
る。
外函2は焼却炉などの通常燃焼温度で容易に燃し、且つ
液体非透過性を持つ材質にて成形するが、一般的には
紙、パルプ材で安価で成形し易く便利である。
図面によれば、円筒形の紙管の底部に、底板を装着して
ある構造である。
しかし、底板を別に装着するのではなく、合成樹脂、パ
ルプなどの易成形材料を使用し、真空成形、絞り成形、
加圧成形、流し込み成形などの公知成形により胴体、底
体と一体成形により形成することが出来る。
内函1と外函2は両方共に円筒形または角筒形などと同
一形状であっても、別形状であっても、本発明の目的を
達成できるため差し支えない。内函1と外函2の中間に
介在する吸収層3は焼却炉などの通常燃焼温度で容易に
燃焼し、且つ液体を吸収保持する材質である。
この材質で最も有用なものは、各種の吸水成形ポリマー
である。その他、紙、天然繊維、合成繊維なども適用で
きるが、液体の吸収力が強く、多量に保持し、逆に滲
出、放出しない材質を選択することが好ましい。
以上説明した本発明の容器の主体に、もう一つの構成を
付加することにより、別の目的を達成するのが、内函1
と外函2の開口部を共通して閉塞する蓋体Aであり、こ
の蓋体Aは次に説明するように、特別の作用を発揮する
ためである。即ち、第1図、第2図及び第3図に示す通
り、外函2の開口部を閉塞して固着する装着部4と、内
函1の開口部に圧接して閉塞する閉接面5を設けた蓋板
6の中央には、内函1の開口部に連通する挿入孔7を設
け、挿入孔7の下部に位置し且つ内函1の開口部に向っ
て中心部が膨出すると共に放射状の切線8により硬弾性
の舌片9を輪形に並設し、その輪形に並設した舌片9の
中心には注射器Mの先端の被嵌部10に嵌合する注射針N
の基部の嵌管部11が係止する大きさの係着孔12を設け
る。
輪形に並設した舌片9は、上方から下方に向って、係着
孔12を拡開する力が働いた場合には、狭窄する締付力を
持ちながら拡開する硬い弾性を持つことが必要である。
従って、蓋体Aは、合成樹脂を材質として成形するの
が、最も好ましい。
そして、蓋板6の一側には連結帯13を介して閉蓋14を設
け、連結帯13を折り曲げて閉蓋14を蓋板6に重ね合せた
際に、蓋板6に接する閉蓋14の面に、蓋板6の係着孔12
に挿入され且つ輪形並設の舌片9に係止され抜脱できな
い形状の雁首凸起15を突設する。
作用及び発明の効果 上記、説明した構成において、注射針Nが装着された注
射器M、及び注射針Nが一体となった注射器M、例えば
1回使用のみで廃棄する使い捨ての合成樹脂製注射器の
場合は、そのまゝ内函1の内部に投入する。
投入された注射器Mから漏出する薬剤、血液などの液体
は、内函1が液体透過性を有するために、内函1の壁を
透過して、吸収層3に吸収され、保持される。
吸収層3に吸収保持されている液体は外函2が液待非透
過性のために、外部に滲出することなく、病気菌からの
伝染を防止して安全を確保することができる。
投入した注射器Mにより内函1が一杯になれば、内函1
の開口部を、不燃性の栓により密閉して、一般的な焼却
炉により焼却する。
なお、内函1の開口部を密閉する不燃性の栓は、通常使
用されている公知の構成のもので良いため、図示してい
ないが、不燃性であり、加熱されるも密閉状態が失われ
ないことが重要である。
使用済みの注射器Mが投入された本発明の容器は、焼却
炉内で、通常温度により燃焼するが、外函2と吸収層3
は容易に燃焼する材質で形成されているために、焼却炉
内で焼失する。しかし内函1は耐熱性を有するために、
焼却炉内に在っても燃え残ると共に、内部の注射器Mは
外部からの高温の燃焼熱により加熱されて、付着する病
原菌は殺される。
従って、焼却後、地中に内函1のまゝ埋めるも、完全殺
菌されているために、衛生が完全に保たれる。
また、注射器Mの本体は消毒により再使用するが注射針
Nのみを廃棄処分する場合、特殊な構成の本発明の蓋体
Aを使用する。
第4図に示す通り、注射針Nの装着された注射器Mの場
合、注射針Nの基部まで、蓋体Aの係着孔12に挿入する
と共に注射器Mの先端の被嵌部10に輪形並列の舌片9の
先端が位置して注射針Nの基部の嵌管部11を係止するま
で、深く挿し込み、次いで注射器Mを引き上げれば、注
射針Nの嵌管部11は輪形並列の舌片9により係止されて
いるため、注射器Mの先端の被嵌部10より抜き取られ、
内函1の内部に落下して収容される。
抜き取られた注射針Nにより、内函1が一杯になれば、
連結帯13により連なる閉蓋4を蓋板6に重ね合わせると
共に雁首凸起15を係着孔12に挿入して強く押せば、雁首
凸起15の膨出部が輪形並設の舌片9に係着されて抜脱を
阻止する。従って、蓋体Aの挿入孔7を閉蓋14が完全に
閉塞し、廃棄処理中の取り扱いによる注射針Nの無用の
脱出が防止される。
蓋体Aにより密封された内函1の内部の注射針Nより滲
出する薬剤、血液などの液体は前記と同様に内函1を透
過して吸収層3に吸収、保持されるために、外函2と共
に焼却炉に投入して燃却処理すれば、吸収層3、外函2
は焼失し、内函1は残存して、内部の注射針Nは完全消
毒される。
この特殊構造の蓋体Aを使用すれば、注射針Nに全く手
を触れることなく、注射器Mから抜き取ることができる
と同時に廃棄処理する内函1に自動的に投入できるため
に、注射器Mの使用後において、兎角に注射針Nで手を
傷付け易かった事故を皆無とすることができる。
以上の如く、本発明の容器は、使用済みの注射器及び注
射針を廃棄処分するに当り、医療従事者はもとより、周
辺に対して病原菌を伝播することなく、取り扱い処理で
きるために、汚染は完全に防止され、極めて衛生的で医
療面から多大な有用性を持っている。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の実施例を示すもので、第1図は一部切欠断
面の正面図、第2図は密封状態の縦断面図、第3図は開
いた蓋体の平面図、第4図は注射器より注射針を抜脱す
る状態を示す要部の断面図である。 1……内函、2……外函、3……吸収層、4……装着
部、5……閉接面、A……蓋体、6……蓋板、7……挿
入孔、8……放射状の切線、9……舌片、12……係着
孔、13……連結帯、14……閉蓋、15……雁首凸起、M…
…注射器、10……被嵌部、N……注射針、11……嵌管
部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内函と外函と吸収層から成ると共に吸収層
    は内函と外函の間に置かれ、内函は通常の燃焼温度に耐
    える耐熱性と液体透過性と容易な熱伝導性を有する材質
    により形成し、外函は通常の燃焼温度で容易に燃焼し且
    つ液体非透過性を有する材質により形成し、さらに吸収
    層は通常の燃焼温度で容易に燃焼すると共に液体を吸収
    保持する材質により形成することを特徴とする医療用注
    射器の処理容器。
  2. 【請求項2】内函と外函の開口部を閉塞する蓋体には、
    内函開口部に連通する挿入孔を設け、挿入孔の一端には
    内函の開口部に向って膨出すると共に放射状の切線によ
    り輪形に並列する硬い弾性の舌片を形成し、その輪形並
    列の舌片先端で囲まれる係着孔を設けたことを特徴とす
    る特許請求の範囲1記載の医療用注射器の処理容器。
JP22808787A 1987-09-11 1987-09-11 医療用注射器の処理容器 Expired - Lifetime JPH0747041B2 (ja)

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JP22808787A JPH0747041B2 (ja) 1987-09-11 1987-09-11 医療用注射器の処理容器

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JP22808787A JPH0747041B2 (ja) 1987-09-11 1987-09-11 医療用注射器の処理容器

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Publication Number Publication Date
JPS6470064A JPS6470064A (en) 1989-03-15
JPH0747041B2 true JPH0747041B2 (ja) 1995-05-24

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ID=16870986

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03987Y2 (ja) * 1987-10-29 1991-01-14
JPH033308Y2 (ja) * 1987-11-02 1991-01-29
JPH0533145Y2 (ja) * 1987-11-24 1993-08-24
JP2674800B2 (ja) * 1988-09-26 1997-11-12 日本クラウンコルク株式会社 注射針の廃棄処理容器
JPH02291863A (ja) * 1989-05-01 1990-12-03 Takuma Co Ltd 廃棄物高圧蒸気滅菌装置

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JPS6470064A (en) 1989-03-15

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