JPH0746911Y2 - エレクトロクロミツク防眩ミラ−の駆動回路 - Google Patents

エレクトロクロミツク防眩ミラ−の駆動回路

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JPH0746911Y2
JPH0746911Y2 JP1986198701U JP19870186U JPH0746911Y2 JP H0746911 Y2 JPH0746911 Y2 JP H0746911Y2 JP 1986198701 U JP1986198701 U JP 1986198701U JP 19870186 U JP19870186 U JP 19870186U JP H0746911 Y2 JPH0746911 Y2 JP H0746911Y2
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JP
Japan
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ecd
circuit
terminal
switch
ignition switch
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倫明 服部
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Murakami Corp
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Murakami Corp
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はエレクトロクロミック防眩ミラーの駆動回路に
関する。
[従来の技術とその問題点] 従来、表示素子等の被駆動素子としては、液晶が一般に
用いられている。この液晶は低電圧、低電力動作が可能
であること及び薄形であること等から電卓、腕時計等の
分野で広く使用されている。
一方、エレクトロクロミック素子(ECD)は、電気化学
反応による着色の可逆的変化を利用するものであるた
め、液晶に比較して鮮明でかつ視角依存性が小さい等の
特徴を持っており、これら特徴を生かして表示素子をは
じめとして多くの産業分野で利用されつつある。
ECDを使用した防眩ミラーでは、フェイルセーフの観点
から、イグニッションスイッチをOFFにしたときには当
該ECDが高反射率状態になっているように回路構成する
ことが要求される。
またイグニッションスイッチを投入した直後に、ただち
に着色状態となるのは安全性が損なわれる恐れがある。
例えば、明るい車外から車庫に駐車した自動車をバック
して出庫するような場合、自動車車内又は車庫は一般に
暗いので運転車の目が当該環境に慣れず、その状態でバ
ックすると事故を誘発する要因となる。
そこで本考案は、イグニッションスイッチをONした時、
即ち初期電源投入と同時に着色を開始せず、所定時間経
過後着色を開始する様にし、また不慮の事態に備えて電
源が遮断された際には必ず消色状態になる様にしたエレ
クトロクロミック防眩ミラーの駆動回路を提供すること
を目的とする。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するために本考案は、エレクトロクロミ
ック素子(ECD)に電圧を印加して、当該ECDの反射率を
変化させることにより眩惑状態を回避するエレクトロク
ロミック防眩ミラーの駆動回路において、電源を『ON』
『OFF』するイグニッションスイッチと、該イグニッシ
ョンスイッチに接続されて前記ECDを駆動する駆動電源
回路と、前記駆動電源回路の高電位側、低電位側にそれ
ぞれ接続された第1及び第2のNO端子と、当該第1及び
第2のNO端子とそれぞれ対に設けられると共に、短絡さ
れた第1及び第2のNC端子を持ち、前記ECDを着色状態
にする際には前記ECDの端子を前記第1及び第2のNO端
子に接続して前記駆動電源回路から前記ECDに電力を供
給し、前記ECDを消色状態にする際には前記ECDの端子を
前記第1及び第2のNC端子に接続して前記ECDを短絡す
べく接続を切換えるスイッチ回路と、前記イグニッショ
ンスイッチに接続されて、当該イグニッションスイッチ
の『ON』『OFF』を検知し、『ON』のときには所定時間
経過後に前記スイッチ回路を駆動して前記ECDと前記駆
動電源回路とを接続させ、また『OFF』のときには当該
『OFF』動作と同時に前記スイッチ回路を駆動して前記E
CDを短絡状態にするイグニッションスイッチON-OFF検出
回路とを有してなる、ことを特徴とする。
例えば、前記スイッチ回路の前記第1及び第2のNC端子
の間にコンデンサーが接続されると共に、前記第1のNC
端子が接地され、かつ、前記第2のNC端子に当該第2の
NC端子が順バイアスの方向になる様にダイオードが接続
されると共に、当該ダイオードの他端が前記第1のNO端
子に接続されて、前記ECDを着色している際には前記コ
ンデンサーを充電し、前記ECDを消色する際には充電さ
れた前記コンデンサーにより着色時と逆電圧が前記ECD
に印加されて消色してなる。
[作用] イグニッションスイッチをONにした際に、イグニッショ
ンスイッチON-OFF検出回路がこれを検知し、抵抗とコン
デンサーにより決まる時間経過後にスイッチ回路を駆動
してECD端子を駆動電源回路に接続する。これにより、
イグニッションスイッチの投入と同時にECDが着色され
るのを防止する。
またイグニッションスイッチをOFFにした際には、イグ
ニッションスイッチON-OFF検出回路が直ちに、スイッチ
回路を駆動してECDを短絡状態にする。
なお、着色状態においてECDに蓄積される電荷を速やか
に放電させるために着色状態と逆極性の電圧が加わる様
にコンデンサーを設ける。このコンデンサーはECDを着
色している際には充電され、スイッチ回路によりECD端
子を短絡すると、着色時における電圧印加と逆極性の電
位がECDに接続される。従って、ECDに蓄積された電荷が
速やかに除去され(放電)て消色状態を確保することが
可能になる。
[実施例] 次に図面に基づいて本考案を具体的に説明する。
第1図は本考案に係るエレクトロクロミック防眩ミラー
の駆動回路を示す図、第2図はエレクトロクロミック素
子(ECD)の構造を示す断面図である。
図において、符号1はECD(エレクトロ・クロミック・
デバイス)である。このECD1は第4図に拡大して示すよ
うに、ガラス2に透明導電膜からなる電極層3、発色層
であるEC層4、A1層からなる電極層5、絶縁層である封
止樹脂層6を施したうえ、ガラス7を積層させてなる薄
いパネル状のもので、ガラス7側をミラーサポート(図
示省略)に接着またはカシメによって固着する。
上記電極層3に着色電圧を印加するときは、ミラー反射
率を低下させ、また電極層5に消色電圧を印加するとき
はミラー反射率を高めるようになっている。
エレクトロクロミック防眩ミラーの駆動回路は、イグニ
ッションスイッチ10、定電圧回路11、駆動電源回路15、
スイッチ回路18、着色・消色切換スイッチ19、ECD1、ソ
レノイドコイル17、イグニッションスイッチON-OFF検出
回路22により構成されている。
イグニッションスイッチON-OFF検出回路22は、バッファ
BF、トランジスタTr、抵抗R7,R8、ダイオードD3,D4、コ
ンデンサC2により構成され、その出力側のダイオードD4
の両端にソレノイドコイル17が接続されている。このソ
レノイドコイル17に通電されるとスイッチ回路18が連動
し着色・消色切換スイッチ19の入力端子に電力を供給し
たり、又は当該入力端子を短絡する。
イグニッションスイッチ10を『ON』したとき、即ち電源
を投入したときには、抵抗R7とコンデンサC2によって決
定される時間だけ遅れてバッファBFの出力が「H」とな
る。これにより一定時間遅れてトランジスタTrが『ON』
し、ソレノイドコイル17に電流が流れて、スイッチ回路
18がNO側に投入される。
従って電源を投入すると、その時から一定時間だけ遅れ
てECD1の端子には着色電圧が駆動電源回路15から供給さ
れることになる。
またイグニッションスイッチ10を『OFF』すると電力の
供給が遮断されるので、それと略同時にソレノイドコイ
ル17に電流が流れなくなりスイッチ回路18はNC側に投入
されてECD1は短絡され消色する。
これによりECD1が着色状態にある時に、何らかの理由に
より当該駆動回路が故障しても、イグニッションスイッ
チ10を『OFF』することにより消色状態に回復するので
安全性が確保される。
第3図は第1図の実施例におけるスイッチ回路18を変形
したものである。スイッチ回路18の第1のNC端子NC1と
第2のNC端子NC2の間にコンデンサC3が接続されると共
に、第1のNC端子NC1が接地されている。また第2のNC
端子NC2にはダイオードD5が接続され、そのダイオードD
5の他端が第1のNO端子に接続されている。なお、第1
のNO端子NO1は、駆動電源回路15の高電位側に接続さ
れ、第2のNO端子NO2は、低電位側に接続されている。
これによりスイッチ18回路が駆動されNO端子側に投入さ
れてECD1が着色状態にある時は、コンデンサーC3はダイ
オードD5を介して充電される。
その後スイッチ回路18がNC端子側に投入されて消色状態
になると、ECD1はコンデンサーC3に接続される。ところ
がコンデンサーC3には、着色時に充電された電荷が存在
し、かつ、当該コンデンサーC3の作る電位は着色時にEC
D1に加わっていた電位と逆極性であるため、着色時にEC
D1に蓄えられた電荷が単に短絡する場合に比べ非常に早
く(強制的に)放電され、消色状態を確保することが可
能になる。なお、ダイオードD5はコンデンサーC3に蓄積
された電荷が駆動電源回路15側に抜けない様に働き、こ
のためダイオードD5はコンデンサーC3を低電位にした時
に順バイアスとなる様に接続されている。
なお上記実施例の説明では、定電圧回路11及び着色・消
色切換スイッチ19を用いたが、これらは本考案成立の必
須構成要件ではない。従ってこれらを用いなくても同様
の効果が得られることを付言しておく。
[考案の効果] 上述のように、本考案はイグニッションスイッチの『O
N』した時には所定時間だけECDを駆動する電力供給を遅
らせ、またイグニッションスイッチを『OFF』した時
は、当該『OFF』動作に同時にECDの電力供給が遮断され
る。従って、安全性を確保することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案エレクトロクロミック防眩ミラーの駆動
回路の一例を示す図、第2図はエレクトロクロミック素
子の断面図、第3図は上記駆動回路の変形例を示す図で
ある。 1……ECD(エレクトロクロミック素子)、10……イグ
ニッションスイッチ、11……定電圧回路、15……駆動電
源回路、17……ソレノイドコイル、18……スイッチ回
路、19……着色・消色切換スイッチ、22……イグニッシ
ョンスイッチON-OFF検出回路。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エレクトロクロミック素子(ECD)に電圧
    を印加して、当該ECDの反射率を変化させることにより
    眩惑状態を回避するエレクトロクロミック防眩ミラーの
    駆動回路において、 電源を『ON』『OFF』するイグニッションスイッチと、 該イグニッションスイッチに接続されて前記ECDを駆動
    する駆動電源回路と、 前記駆動電源回路の高電位側、低電位側にそれぞれ接続
    された第1及び第2のNO端子と、当該第1及び第2のNO
    端子とそれぞれ対に設けられると共に、短絡された第1
    及び第2のNC端子を持ち、前記ECDを着色状態にする際
    には前記ECDの端子を前記第1及び第2のNO端子に接続
    して前記駆動電源回路から前記ECDに電力を供給し、前
    記ECDを消色状態にする際には前記ECDの端子を前記第1
    及び第2のNC端子に接続して前記ECDを短絡すべく接続
    を切換えるスイッチ回路と、 前記イグニッションスイッチに接続されて、当該イグニ
    ッションスイッチの『ON』『OFF』を検知し、『ON』の
    ときには所定時間経過後に前記スイッチ回路を駆動して
    前記ECDと前記駆動電源回路とを接続させ、また『OFF』
    のときには当該『OFF』動作と同時に前記スイッチ回路
    を駆動して前記ECDを短絡状態にするイグニッションス
    イッチON-OFF検出回路とを有してなる、 ことを特徴とするエレクトロクロミック防眩ミラーの駆
    動回路。
  2. 【請求項2】前記スイッチ回路の前記第1及び第2のNC
    端子の間にコンデンサーが接続されると共に、前記第1
    のNC端子が接地され、かつ、前記第2のNC端子に当該第
    2のNC端子が順バイアスの方向になる様にダイオードが
    接続されると共に、当該ダイオードの他端が前記第1の
    NO端子に接続されて、前記ECDを着色している際には前
    記コンデンサーを充電し、前記ECDを消色する際には充
    電された前記コンデンサーにより着色時と逆電圧が前記
    ECDに印加され当該ECDを消色してなる、 請求項1記載のエレクトロクロミック防眩ミラーの駆動
    回路。
JP1986198701U 1986-12-26 1986-12-26 エレクトロクロミツク防眩ミラ−の駆動回路 Expired - Lifetime JPH0746911Y2 (ja)

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