JPH0746680Y2 - 改装壁面構造 - Google Patents

改装壁面構造

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JPH0746680Y2
JPH0746680Y2 JP1989107047U JP10704789U JPH0746680Y2 JP H0746680 Y2 JPH0746680 Y2 JP H0746680Y2 JP 1989107047 U JP1989107047 U JP 1989107047U JP 10704789 U JP10704789 U JP 10704789U JP H0746680 Y2 JPH0746680 Y2 JP H0746680Y2
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panel
support rail
ceiling
rail
vertical
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JP1989107047U
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秀夫 大道
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株式会社ノダ
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は既存の壁面を改装するために天井と床面との間
に改装用壁パネルを固定設置して成る改装壁面構造に関
する。
〈従来技術〉 室内における既存の壁面を改装しようとする場合、該既
存壁面を取り外すには、同時に回り縁や幅木を取り外
し、更に天井や床面との接触部についての施工も行う必
要があり、多大な手間と費用を要する。そこで、既存壁
面の上に改装用壁パネルを直接接着ないし釘着させるこ
とが一部において行われている。
〈考案が解決しようとする課題〉 ところが、このような改装方法では、一旦施工された改
装用壁パネルを後で除去して復元することが極めて困難
であり、また改装用壁パネルの接着ないし釘着によって
既存壁面を損傷してしまう。更にマンションのように壁
面がコンクリートの場合にはかかるパネルの取付は実質
上不可能である。
〈課題を解決するための手段〉 このような現状に鑑み、本考案者は、工程数も少なく接
着或は釘着の必要なしに容易に既存の壁前面に施工する
ことのできる改装用壁パネルを提供すべく研究を重ねた
結果、本考案を完了するに至ったものである。
即ち本考案は、改装用壁パネルと、該パネルの上端部を
受容すべく略逆U字状断面形状を有する天井レールと、
床面上に複数個直接配置される略U字状断面形状を有す
る受金具と、該受金具より上方に突出して固定される高
さ調節ボルトと、該高さ調節ボルトの軸上を螺動可能な
可動ナットと、該可動ナット上に支持される一方該パネ
ルの下端部を支持する水平面と該水平面の後方端から上
方および下方に延出される垂直面とを備える略T字状断
面形状の支持レールとを有して成り、該支持レールの水
平面上にその下端部を支持され且つ該支持レールの上方
垂直面にその後面を当接された該パネルを該可動ナット
の調節によってその上端部を該天井レールを介して天井
に押し付けて固定するものであり、該受金具の後方垂直
面は該支持レールの下方垂直面と係合され、該受金具の
前方垂直面と該支持レールの水平面との間には該可動ナ
ットを螺動するための空間が形成され、更に、該受金具
の前方垂直面には該空間を隠蔽するための幅木が取り付
けられて成ることを特徴とする改装壁面構造である。
〈作用〉 改装用壁パネルはその下端部を床面上の任意高さにおい
て支持され、天井との間において密着固定される。パネ
ル下端部の支持機構は高さ調節手段を備えており、該調
節手段の操作によってパネルの取付が容易に行われ、ま
た天井に対して押し付けて固定することができ、更に取
外しも容易である。かかる改装壁面構造は既存の壁面、
天井及び床面を何等損傷することがない。
〈実施例〉 第1図を参照して、本考案の改装壁面構造においては、
壁面改装用化粧パネル1が、既存の壁面Cとの間に添木
11a,11bにより一定の間隔を設けて、その上端が略逆U
字状の天井レール10内に嵌合されて、パネル下方向から
押し上げる力によって天井Bに対して固定されている。
天井レール10の上面には予め滑り止め加工を施し或は合
成樹脂等より成る滑り止め材を接着しておくことが好ま
しく、また場合によっては天井レール10を天井Bに仮固
定しておく。天井レール10は好ましくは改装すべき壁面
の全幅に亙って延長するものが準備される。
パネル1の下端は床面A上の支持機構によって天井方向
への押圧力を付与されつつ支承される。この支持機構
は、床面上に直接載置される断面略U字状の受金具4
と、その中央部に固着された固定ナット6から上方に突
出固定された高さ調整ボルト5と、該ボルト軸上に螺合
された可動ナット7上に支持される一方パネル1の下端
を支承するための断面略T字状の支持レール3と、パネ
ル下端と床面との隙間を隠蔽すると共に該隙間に埃やご
みが入り込むのを防止するために受金具4の前面側に取
り付けられる幅木2とから構成される。
更に第2図を参照してこのパネル下端支持機構について
詳述すると、断面略U字状の受金具4は一枚の板状体の
両側を直角に折曲して形成され、床面A上に載置される
水平面4aと、壁面C側に配置される一方の垂直面4bと室
内側に配置される他方の垂直面4cとから成る。垂直面4c
は幅木2の後面から垂下形成される係止片8と係合して
幅木2を取り付けるためのものであり、その取付を容易
にするために、該垂直面4cは受金具4の全幅よりも幅狭
に形成しておくと好都合である。受金具4はパネル1に
対する十分な支持力を与えるよう、適宜幅に形成され且
つ適宜間隔を置いて複数用いられる。水平面4aの裏面に
は予め滑り止め加工を施すか或は合成樹脂等から成る滑
り止め材を接着することが好ましい。各受金具4の中心
部には固定ナット6が固着されており、この固定ナット
6に高さ調節ボルト5がネジ挿入されて固定一体化さ
れ、可動ナット7の自由な螺動を許容している。
断面略T字状の支持レール3は、可動ナット7上に載置
される一方パネル1の下端を支持する水平面3aと、その
一端を垂直に折曲して成る垂直上方面3b及び垂直下方面
3cとから成る。垂直下方面3cは床面側の添木11aと当接
され或は該幅木と受金具4の壁面側の垂直面4bとの間に
挟持される。このように高さ調節ネジ5における可動ナ
ット6上に支持される水平面3aと添木11aと密接される
垂直下方面3cとによって支持レールが安定的に位置決め
され、パネル1は支持レール3の水平面3aと天井レール
10との間において圧着されると共にその裏面が支持レー
ル垂直上方面3bに圧接されて施工される。水平面3aには
ボルト5の軸先端を挿通せしめるための挿通孔3dが受金
具4の配設間隔に対応して適宜ピッチに穿設されてい
る。この支持レール3は好ましくは改装すべき壁面の全
幅に亙って延長するものであり、水平面3aと垂直上方面
3bは共にその全幅に亙って形成されるが、垂直下方面3c
は図示のように受金具4の幅に対応して比較的小幅のも
のを所定間隔を置いて複数設けることができる。
幅木2もまた好ましくは改装すべき壁面の全幅に亙って
幅広に形成され、その表面上端付近には凹溝12が幅方向
に延長刻設されている。この凹溝12は必要に応じてパネ
ル1に対する幅木固着用の釘13を打ち付けるスペースと
して利用され、或は意匠的効果を発揮させるものとして
用いられる。幅木2の裏面側には係止爪8が形成され、
受金具4の全面側垂直面4cとの係合によって受金具4に
対する幅木2の取付を可能にしている。幅木2の下端部
には、床面Aの不陸を吸収すると共に埃やごみがパネル
下方に入り込むのを防止するための弾性防塵帯9が形成
されている。
以下に本考案の改装壁面構造の施工方法の一例について
説明する。まず既設壁面Cの上部及び下部任意箇所に所
定幅の添木11a,11bを固定し、天井B側の添木11bに密接
させて天井レール10を釘や接着剤等により仮固定する。
一方床面A上には複数の受金具4,4…を添木11aから若干
離して配置し、それら受金具4,4…における高さが調節
ボルト5,5…の軸上の可動ナット7,7…を適宜調節して、
該ナット7,7…の高さ位置が各受金具4,4…において同一
であり且つその上に載置される支持レール3と天井レー
ル10との間隔がパネル1の寸法と略合致するように調節
する。かくして高さ調節れたナット7,7…上に支持レー
ル3の水平面3aを載置することにより、壁面の全幅に亙
って支持レール3が水平に支承される。この状態におい
て、パネル1の上端部を天井レール10に嵌め込みながら
その下端部を支持レール3の水平面3a上に載置せしめて
これらレール間にパネルを取り付け、各受金具4,4…に
おけるナット7,7…を更に均一に締め付けて固定する。
かくしてパネル1が既存壁面Aを被覆隠蔽して安定的に
施工される。最後に幅木2の係止爪8を各受金具4,4…
における前方垂直面4c,4c…に係合させて取り付け、下
端の防塵帯7と床面Aとの間に隙間が形成されず且つ防
塵帯7が床面A上において過度に折曲しないような適切
な高さ位置にて幅木2を釘13によってパネル1に固定す
る。
かくして施工された改装壁面構造の一例が第3図に示さ
れている。この施工例においては、床面A上に6個の受
金具4,4…が配置され、これら受金具におけるナット7,7
…上に水平に配置された単一の支持レール3と、単一の
天井レール10との間に、3枚の壁面改装化粧パネル1,1,
1が密実に連接施工されて、改装壁面構造をなしてい
る。なおパネル下端部の支持機構を示すために、同図の
改装壁面構造からは幅木2が取り除かれている。
第4図は支持レール3における下方垂直面3cについての
若干の変形例を示す。即ち同図(イ)の下方垂直面3cは
その中央部が前方に屈曲垂下されて垂板部14を形成し、
この垂板部との間に受金具4の後方垂直面4bを挟み込む
よう適合されており、また同図(ロ)の下方垂直面3cは
その両側端部15,15が前方に屈曲されて断面略C字状に
形成され、これら屈曲側端部間に受金具4の後方垂直面
4bを受け入れるよう適合されている。かかる構成によっ
て支持レール下方垂直面3cと受金具後方垂直面4bとの係
合が施工状態においてもたらされ、支持レール3及び受
金具4をより厳密に位置決めすることを可能にし、パネ
ル1の安定的な施工を約束する。なお第4図には平板状
の受金具後方垂直面4bと係合するよう適合せしめられた
支持レール下方垂直面3cの形状の具体例が示されている
が、逆に、平板状の支持レール下方垂直面3cに対して適
合可能なように受金具後方垂直面4bを第4図に示すよう
な形状としても良く、或は両者間の係合が達成される限
りにおいていかなる形状としても良い。
〈考案の効果〉 本考案によれば、既存の壁面、床面及び天井がどのよう
な材質であっても容易に壁面改装を行うことができる。
改装用壁面パネルとこれを床面上において支持する支持
機構、天井レール及び幅木が夫々別体として構成されて
いるので、容易に取付及び分解することができる。複数
の支持機構において独立して高さ調節が可能であるた
め、床面上の不陸を吸収して、パネル下端を厳密な水平
状態において支持することができる。更に幅木の高さ調
節がパネル取付とは別途行うことができるので、床面に
不陸がある場合でも、改装壁面全体に亙って隙間なく施
工することができる等、極めて効果の大なるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による改装壁面構造の一例を示す断面
図、第2図はそのパネル下端部を支持する機構の詳細を
示す分解斜視図、第3図は幅木の施工前における改装壁
面構造を室内側から見た正面図、第4図はパネル下端部
支持機構における若干の変形例を示す斜視図である。 符号の説明 1……壁面改装化粧パネル、2……幅木、3……支持レ
ール、4……受金具、5……高さ調節ボルト、6……固
定ナット、7……可動ナット、8……係止爪、9……防
塵帯、10……天井レール、11a,11b……添木、12……凹
溝、13……釘(幅木固定用)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】改装用壁パネルと、該パネルの上端部を受
    容すべく略逆U字状断面形状を有する天井レールと、床
    面上に複数個直接配置される略U字状断面形状を有する
    受金具と、該受金具より上方に突出して固定される高さ
    調節ボルトと、該高さ調節ボルトの軸上を螺動可能な可
    動ナットと、該可動ナット上に支持される一方該パネル
    の下端部を支持する水平面と該水平面の後方端から上方
    および下方に延出される垂直面とを備える略T字状断面
    形状の支持レールとを有して成り、該支持レールの水平
    面上にその下端部を支持され且つ該支持レールの上方垂
    直面にその後面を当接された該パネルを該可動ナットの
    調節によってその上端部を該天井レールを介して天井に
    押し付けて固定するものであり、該受金具の後方垂直面
    は該支持レールの下方垂直面と係合され、該受金具の前
    方垂直面と該支持レールの水平面との間には該可動ナッ
    トを螺動するための空間が形成され、更に、該受金具の
    前方垂直面には該空間を隠蔽するための幅木が取り付け
    られて成ることを特徴とする改装壁面構造。
JP1989107047U 1989-09-12 1989-09-12 改装壁面構造 Expired - Lifetime JPH0746680Y2 (ja)

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JPH0347963U JPH0347963U (ja) 1991-05-07
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JPH0321523Y2 (ja) * 1985-09-30 1991-05-10
JPS6314147A (ja) * 1986-07-04 1988-01-21 Konica Corp ハロゲン化銀カラ−写真感光材料の処理方法

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