JPH0746659Y2 - 横葺き屋根板 - Google Patents
横葺き屋根板Info
- Publication number
- JPH0746659Y2 JPH0746659Y2 JP1989091886U JP9188689U JPH0746659Y2 JP H0746659 Y2 JPH0746659 Y2 JP H0746659Y2 JP 1989091886 U JP1989091886 U JP 1989091886U JP 9188689 U JP9188689 U JP 9188689U JP H0746659 Y2 JPH0746659 Y2 JP H0746659Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- right angle
- substantially right
- folded
- bending
- face plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、横葺き屋根板に関するものである。
(ロ)従来の技術 近年の横葺き屋根板は、段差を大きくしたことにより意
匠性を高めたものが好まれ、色々な工夫を重ねたものが
施工されている。
匠性を高めたものが好まれ、色々な工夫を重ねたものが
施工されている。
そのような従来技術の一例を、第4図について説明す
る。これは、軒側に、横葺き屋根板を折り下げた下がり
壁(13)と、下がり壁(13)を内側に折り曲げた下辺部
(14)とから成る係合部を設け、棟側に、横葺き屋根板
を立ち上げて外側へ屈曲させた凹部(16)と、凹部(1
6)をさらに上方へ延ばしてから内側に折り曲げた上辺
部(15)とからなる係止部を設けたものである。
る。これは、軒側に、横葺き屋根板を折り下げた下がり
壁(13)と、下がり壁(13)を内側に折り曲げた下辺部
(14)とから成る係合部を設け、棟側に、横葺き屋根板
を立ち上げて外側へ屈曲させた凹部(16)と、凹部(1
6)をさらに上方へ延ばしてから内側に折り曲げた上辺
部(15)とからなる係止部を設けたものである。
(ハ)考案が解決しようとする課題 第4図に示した横葺き屋根板は、係止部に係合部を組み
合せて施工したときに、下辺部(14)が凹部(16)に嵌
合されることにより固定されている。このため、上辺部
(15)が強風等により上方へ持ち上げられて開いてしま
った場合には、下辺部(14)が凹部(16)から外れる恐
れがあった。また、施工の際、下辺部(14)が少し軒側
へずれ、凹部(16)にうまく嵌まらずに外れてしまう心
配もあった。
合せて施工したときに、下辺部(14)が凹部(16)に嵌
合されることにより固定されている。このため、上辺部
(15)が強風等により上方へ持ち上げられて開いてしま
った場合には、下辺部(14)が凹部(16)から外れる恐
れがあった。また、施工の際、下辺部(14)が少し軒側
へずれ、凹部(16)にうまく嵌まらずに外れてしまう心
配もあった。
さらに、上の段に葺いてある横葺き屋根板の下面と、下
に葺いてある横葺き屋根板の上辺部(15)との間は空間
となっており支えが何もないため、作業中にそこに乗っ
た場合にはくぼんでしまうという問題があった。
に葺いてある横葺き屋根板の上辺部(15)との間は空間
となっており支えが何もないため、作業中にそこに乗っ
た場合にはくぼんでしまうという問題があった。
(ニ)課題を解決するための手段 本考案の横葺き屋根板は、棟側に、面板部を略直角に立
ち上げて設けられた立ち上げ部と、立ち上げ部を内側に
略直角に折り曲げて設けられた支持部と、支持部を略直
角に立ち上げて設けられた起立部と、起立部を内側に略
直角に折り曲げて設けられた上面部と、上面部を折り下
げて設けられた下がり片とから形成される係止部を有し
ている。
ち上げて設けられた立ち上げ部と、立ち上げ部を内側に
略直角に折り曲げて設けられた支持部と、支持部を略直
角に立ち上げて設けられた起立部と、起立部を内側に略
直角に折り曲げて設けられた上面部と、上面部を折り下
げて設けられた下がり片とから形成される係止部を有し
ている。
また、軒側に、面板部を略直角に折り下げて設けられた
折り下げ部と、折り下げ部を内側に略直角に折り曲げて
設けられた下面部と、下面部を斜め上方に延出し、さら
に略水平に延出して設けられた段部と、段部の下面側に
折り曲げて設けられた折り返し部とから形成される係合
部を有している。
折り下げ部と、折り下げ部を内側に略直角に折り曲げて
設けられた下面部と、下面部を斜め上方に延出し、さら
に略水平に延出して設けられた段部と、段部の下面側に
折り曲げて設けられた折り返し部とから形成される係合
部を有している。
そして、係止部に係合部が組み合せられるときに、面板
部の下面に上面部が、下がり片の下端に下面部が、支持
部の下面に段部が、それぞれ位置するように組み合せら
れる。
部の下面に上面部が、下がり片の下端に下面部が、支持
部の下面に段部が、それぞれ位置するように組み合せら
れる。
(ホ)作用 このような構成の横葺き屋根板を吊子を用いて葺いてい
く。先に葺いた横葺き屋根板の係止部にこれから葺く横
葺き屋根板の係合部を引っ掛けて、その横葺き屋根板の
係止部を吊子で固定するのである。
く。先に葺いた横葺き屋根板の係止部にこれから葺く横
葺き屋根板の係合部を引っ掛けて、その横葺き屋根板の
係止部を吊子で固定するのである。
この嵌合された係止部と係合部は、係止部の支持部の下
に係合部の段部が引っかかり、支持部の面と段部の面と
が支持し合い、また、係止部の下がり片の先端が下面部
に接し、係止部の上面部がその上に位置する面板部と面
と面で支持しあっているため、しっかりと嵌合する。
に係合部の段部が引っかかり、支持部の面と段部の面と
が支持し合い、また、係止部の下がり片の先端が下面部
に接し、係止部の上面部がその上に位置する面板部と面
と面で支持しあっているため、しっかりと嵌合する。
さらに、係止部と係合部とを組み合せたとき、上の段に
葺いてある横葺き屋根板の下がり片、上面部、起立部及
び下の段に葺いてある横葺き屋根板の下面部に囲まれた
嵌合部分の中は、大きな空間となっている。
葺いてある横葺き屋根板の下がり片、上面部、起立部及
び下の段に葺いてある横葺き屋根板の下面部に囲まれた
嵌合部分の中は、大きな空間となっている。
(ヘ)実施例 まず、本考案の実施例を第1図及び第2図について説明
するが、横葺き屋根板(1)の棟側は係止部(18)、軒
側は係合部(17)となっている。
するが、横葺き屋根板(1)の棟側は係止部(18)、軒
側は係合部(17)となっている。
係止部(18)には、面板部(11)を略直角に立ち上げて
設けられた立ち上げ部(6)と、立ち上げ部(6)を内
側に略直角に折り曲げて設けられた支持部(5)と、支
持部(5)を略直角に立ち上げて設けられた起立部
(4)と、起立部(4)を内側に略直角に折り曲げて設
けられた上面部(3)と、上面部(3)を折り下げて設
けられた下がり片(2)とが形成されている。
設けられた立ち上げ部(6)と、立ち上げ部(6)を内
側に略直角に折り曲げて設けられた支持部(5)と、支
持部(5)を略直角に立ち上げて設けられた起立部
(4)と、起立部(4)を内側に略直角に折り曲げて設
けられた上面部(3)と、上面部(3)を折り下げて設
けられた下がり片(2)とが形成されている。
係合部(17)には、面板部(11)を略直角に折り下げて
設けられた折り下げ部(7)と、折り下げ部(7)を内
側に略直角に折り曲げて設けられた下面部(8)と、下
面部(8)を斜め上方に延出し、さらに略水平に延出し
た段部(9)と、段部(9)の下面側に折り曲げて設け
られた折り返し部(10)とが形成されている。
設けられた折り下げ部(7)と、折り下げ部(7)を内
側に略直角に折り曲げて設けられた下面部(8)と、下
面部(8)を斜め上方に延出し、さらに略水平に延出し
た段部(9)と、段部(9)の下面側に折り曲げて設け
られた折り返し部(10)とが形成されている。
次に第3図により、このような構成の横葺き屋根板
(1)の嵌合のようすを説明する。これは、下の段に葺
いてある横葺き屋根板(1)の棟側である係止部(18)
に、上の段に葺いてある横葺き屋根板(1)の軒側であ
る係合部(17)が組み合せられている状態を示してい
る。
(1)の嵌合のようすを説明する。これは、下の段に葺
いてある横葺き屋根板(1)の棟側である係止部(18)
に、上の段に葺いてある横葺き屋根板(1)の軒側であ
る係合部(17)が組み合せられている状態を示してい
る。
このとき、下の段に葺いてある横葺き屋根板(1)の上
面部(3)と、上の段に葺いてある横葺き屋根板(1)
の面板部(11)は接しており、上面部(3)と面板部
(11)とは支持しあっている。
面部(3)と、上の段に葺いてある横葺き屋根板(1)
の面板部(11)は接しており、上面部(3)と面板部
(11)とは支持しあっている。
また、下の段に葺いてある横葺き屋根板(1)の下がり
片(2)の下端は、吊子(12)を介して、上の段に葺い
てある横葺き屋根板(1)の下面部(8)と接してい
る。
片(2)の下端は、吊子(12)を介して、上の段に葺い
てある横葺き屋根板(1)の下面部(8)と接してい
る。
さらに、下の段に葺いてある横葺き屋根板(1)の段部
(9)と、上の段に葺いてある横葺き屋根板(1)の支
持部(5)とが接しており、段部(9)と支持部(5)
とが支えあっている。
(9)と、上の段に葺いてある横葺き屋根板(1)の支
持部(5)とが接しており、段部(9)と支持部(5)
とが支えあっている。
このように、下がり片(2)の下端に下面部(8)が係
合しており、下面部(8)が支持部(5)に係合してい
るため、係止部(18)と係合部(17)を組み合せたとき
に風圧や踏圧が加わっても、その嵌合部分が緩んで外れ
てしまうことはない。
合しており、下面部(8)が支持部(5)に係合してい
るため、係止部(18)と係合部(17)を組み合せたとき
に風圧や踏圧が加わっても、その嵌合部分が緩んで外れ
てしまうことはない。
この横葺き屋根板(1)はロール成形で作るが、成形機
のコマを動かすことで、段差の調整が可能であり、需要
に応じて意匠性の高いものを提供することもできる。
のコマを動かすことで、段差の調整が可能であり、需要
に応じて意匠性の高いものを提供することもできる。
(ト)効果 本考案の横葺き屋根板を用いて屋根を葺いた場合には、
下の段に葺いてある横葺き屋根板の下がり片の下端が、
上の段に葺いてある横葺き屋根板の下面部を上から押さ
え、下の段に葺いてある横葺き屋根板の段部が上の段に
葺いてある横葺き屋根板の支持部を押さえるため、強風
等で横葺き屋根板が持ち上げられたとしても強度の保て
るものとなっている。
下の段に葺いてある横葺き屋根板の下がり片の下端が、
上の段に葺いてある横葺き屋根板の下面部を上から押さ
え、下の段に葺いてある横葺き屋根板の段部が上の段に
葺いてある横葺き屋根板の支持部を押さえるため、強風
等で横葺き屋根板が持ち上げられたとしても強度の保て
るものとなっている。
また、係止部は、面板部を略直角に立ち上げて設けられ
た立ち上げ部と、立ち上げ部を内側に略直角に折り曲げ
て設けられた支持部と、支持部を略直角に立ち上げて設
けられた起立部と、起立部を内側に略直角に折り曲げて
設けられた上面部と、上面部を折り下げて設けられた下
がり片とから形成されているため剛性が生じ、下の段に
葺いてある横葺き屋根板の上面部が、上の段に葺いてあ
る横葺き屋根板の面板部と面と面で接するため、上から
踏んでもくぼむ心配がない。そして横葺き屋根板の嵌合
部分を上から踏んだとしても、係止部が下地面側に下が
りにくく、従って、係止部から係合部が外れたり吊子か
ら係止部が外れたりすることのない横葺き屋根板を提供
することができる。
た立ち上げ部と、立ち上げ部を内側に略直角に折り曲げ
て設けられた支持部と、支持部を略直角に立ち上げて設
けられた起立部と、起立部を内側に略直角に折り曲げて
設けられた上面部と、上面部を折り下げて設けられた下
がり片とから形成されているため剛性が生じ、下の段に
葺いてある横葺き屋根板の上面部が、上の段に葺いてあ
る横葺き屋根板の面板部と面と面で接するため、上から
踏んでもくぼむ心配がない。そして横葺き屋根板の嵌合
部分を上から踏んだとしても、係止部が下地面側に下が
りにくく、従って、係止部から係合部が外れたり吊子か
ら係止部が外れたりすることのない横葺き屋根板を提供
することができる。
さらに、上の段に葺いてある横葺き屋根板の下がり片、
上面部、起立部及び下の段に葺いてある横葺き屋根板の
下面部に囲まれた嵌合部分の中は、大きな空間となって
いるため、雨水が毛細管現象により浸入するのを防ぐ。
上面部、起立部及び下の段に葺いてある横葺き屋根板の
下面部に囲まれた嵌合部分の中は、大きな空間となって
いるため、雨水が毛細管現象により浸入するのを防ぐ。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の実施例を示す斜視図、第2図は本考案
の実施例を示す説明図、第3図は本考案の実施例の嵌合
のようすを示す説明図、第4図は従来技術の一例を示す
説明図である。 (1)横葺き屋根板、(2)下がり片 (3)上面部、(4)起立部 (5)支持部、(6)立ち上げ部 (7)折り下げ部、(8)下面部 (9)段部、(10)折り返し部 (11)面板部、(12)吊子 (13)下がり壁、(14)下辺部 (15)上辺部、(16)凹部 (17)係合部、(18)係止部
の実施例を示す説明図、第3図は本考案の実施例の嵌合
のようすを示す説明図、第4図は従来技術の一例を示す
説明図である。 (1)横葺き屋根板、(2)下がり片 (3)上面部、(4)起立部 (5)支持部、(6)立ち上げ部 (7)折り下げ部、(8)下面部 (9)段部、(10)折り返し部 (11)面板部、(12)吊子 (13)下がり壁、(14)下辺部 (15)上辺部、(16)凹部 (17)係合部、(18)係止部
Claims (1)
- 【請求項1】横葺き屋根板の棟側である係止部は、面板
部を略直角に立ち上げて設けられた立ち上げ部と、立ち
上げ部を内側に略直角に折り曲げて設けられた支持部
と、支持部を略直角に立ち上げて設けられた起立部と、
起立部を内側に略直角に折り曲げて設けられた上面部
と、上面部を折り下げて設けられた下がり片とから形成
されており、軒側である係合部は、面板部を略直角に折
り下げて設けられた折り下げ部と、折り下げ部を内側に
略直角に折り曲げて設けられた下面部と、下面部を斜め
上方に延出し、さらに略水平に延出して設けられた段部
と、段部の下面側に折り曲げて設けられた折り返し部と
から形成されており、係止部に係合部が組み合せられる
ときに、面板部の下面に上面部が、下がり片の下端に下
面部が、支持部の下面に段部が、それぞれ位置するよう
に組み合せられることを特徴とする横葺き屋根板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989091886U JPH0746659Y2 (ja) | 1989-08-03 | 1989-08-03 | 横葺き屋根板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989091886U JPH0746659Y2 (ja) | 1989-08-03 | 1989-08-03 | 横葺き屋根板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0331625U JPH0331625U (ja) | 1991-03-27 |
JPH0746659Y2 true JPH0746659Y2 (ja) | 1995-10-25 |
Family
ID=31641345
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989091886U Expired - Lifetime JPH0746659Y2 (ja) | 1989-08-03 | 1989-08-03 | 横葺き屋根板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0746659Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6225656A (ja) * | 1985-07-24 | 1987-02-03 | 舩木商事有限会社 | 横葺き屋根板を用いた屋根構造,および横葺き屋根板 |
JPS62258043A (ja) * | 1986-05-01 | 1987-11-10 | 元旦ビユーティ工業株式会社 | 横葺き屋根板 |
-
1989
- 1989-08-03 JP JP1989091886U patent/JPH0746659Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0331625U (ja) | 1991-03-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |