JPH0746092Y2 - マルチ田植機の植付杆 - Google Patents

マルチ田植機の植付杆

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JPH0746092Y2
JPH0746092Y2 JP12093988U JP12093988U JPH0746092Y2 JP H0746092 Y2 JPH0746092 Y2 JP H0746092Y2 JP 12093988 U JP12093988 U JP 12093988U JP 12093988 U JP12093988 U JP 12093988U JP H0746092 Y2 JPH0746092 Y2 JP H0746092Y2
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JP
Japan
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sheet
planting
planting rod
seedling
beak
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JP12093988U
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博正 梶谷
周二 田中
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MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Original Assignee
MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は田面に敷設したシートの上方から植付杆で苗を
植付るようにマルチ田植機の植付杆に関するものであ
る。
従来の技術及び解決すべき課題 苗を植付る際、苗株だけを出して田面をビニールシート
等で覆うことにより、雑草の生えるのを防止し植付後の
栽培管理を簡略化できる等の利点があることから、近
時、ビニールシート等のシートを使用したマルチングと
いう新しい手法による水稲栽培が研究されており、田面
に敷設したシートの上から田植機で苗を植付るようにす
る所謂マルチ田植機も種々研究されている。
しかし、苗を適正な植付姿勢、植付深さで田面に植付る
ためには、植付杆で田面に苗を植付る前にシートの苗植
付位置に合せて苗植付用の穴を的確にあける必要がある
が、従来、このような穴あけ装置は未だ開発されていな
い。
課題を解決するための手段 そこで、本考案は、田面に敷設したシートの上方から植
付杆を苗で植付るようにしたマルチ田植機において、植
付杆のビーク背面にビーク先端より突出させてシート穴
あけ用の穿孔部を一体的に設け、該穿孔部でシートに対
し苗の植付直前に苗植付用の穴を穿孔し得るように構成
したことにより上記の問題点を解消しようとするもので
ある。
作用 植付杆で田面に苗を植付る直前に、植付杆のビーク背面
にビーク先端より突出させて一体的に設けた穿孔部によ
り田面に敷設されたシートの苗植付位置に苗植付用の穴
が自動的に穿孔され、植付杆のビークがその穴を通って
泥中に没入するので植付杆がシートに引掛かったりする
ことなく苗は田面の適正深さに適正姿勢で植付られる。
実施例 本考案の構成を図面に示された一実施例について説明す
れば、第1図乃至第3図には従来の乗用田植機を利用し
たマルチ田植機が例示されている。Aは走行部(本
機)、Bは植付部である。1は苗載台、2は植付杆で、
植付杆2の前方にはドライブケース3に支持されたシー
ト繰出装置4が配設されている。5はビニールフィルム
又は経時的に分解(又は溶解)可能なシートを各条ごと
巻込んだロール巻状のシートで、各シート5はシート繰
出装置4の開閉カバー6に支軸7を介して夫々回転自在
に支持されており、その巻込終端側から上下の繰出ロー
ラ8,9の間を通り順次田面に敷設されるようになってい
る。10はシート押えローラで、前記繰出ローラ8,9で繰
出されたシート5を田面側に誘導案内するものである。
上記シート繰出装置4の開閉カバー6は常時は固定金具
11により植付部フレーム12に固定されて閉状態に保持さ
れており、シート装填時等にはカバー6を開閉支点6aを
中心にして下方に開けることによりシート5の着脱を容
易に行えるようになっている(第3図参照)。また、シ
ート押えローラ10後方の繰出シート側端部対応位置には
シート固定輪13がアーム14を介して回転自在に軸支され
ており、シート押えローラ10とシート固定輪13間にはソ
レノイド15により上下作動してシート5を横方向に切断
するカッタ16が装備されている。17はカッタケースであ
る。
さて、前記植付杆2のビーク20背面には、ビーク20の先
端から突出してシート穴あけ用の穿孔部18が一体的に設
けられており、該穿孔部18でシート5に対し苗の植付直
前に苗植付用の穴hを穿孔し得るように構成されてい
る。図面には穿孔部18を苗押出し用のフォーク19に一体
に設けたものが例示されている。即ち、フォーク19には
ビーク20で掻取った苗床土a′の上面を押える苗床土押
え19aがビーク20側に突設されており、前記穿孔部18
は、フォーク19をビーク20の先端よりも長く苗押出し方
向に所要長一体的に突出させて形成されている。また、
穿孔部18は背面側がノコ刃状部18a付きの稜線を有する
断面略三角形状に形成されており、その突出端部は先鋭
に構成されている。穿孔部18は第5図に示すように正面
視及び側面視のいずれにおいても楔形状を呈している。
また、植付杆2のビーク20の回動軌跡bと穿孔部18の先
端部の回動軌跡は少なくとも田面突入時においては略一
致するように構成されている(第4図参照)。
上記本実施例に示すものは、シート繰出装置4によりシ
ート5を各条ごとに繰出すように構成したものである
が、シート繰出装置4を全条にわたって1枚状のシート
を繰出すように構成してもよい(全条方式)。また、全
条方式の場合は、シート5′を第7図及び第8図に示す
ように苗植付位置近傍を光が吸収し易い色彩(黒色系
統)の吸収部分cとし、それ以外のシート部分を反射し
易い色彩(白色系統)の反射部分bとに色分けすること
により、植付苗の根元部分は光が吸収し易く、水温が上
昇して苗の成長が促進され、また、植付位置周辺の反射
部分dで反射した光は苗葉部に当り同化作用が活発にな
り苗の成長が一層促進される利点がある。尚、シートに
光の反射部分dを設けたことにより、鳥が近寄らなくな
り鳥害が極力防止される。図中、wは条間、lは株間を
示す。
第9図及び第10図は小孔e付シート5′a及びメッシュ
f付のシート5′aを示すもので、この小孔e又はメッ
シュfによる通風構造により、水温が高温になりすぎる
のを防止し、有害物の発生を阻止すると共に酸素を田面
側に入り易くして根部の酸化力を増大させることにより
硫化水素や有害な有機酸の発生による根ぐされ等を防止
することができる。
上記の構成において、植付作業を開始すると開閉カバー
6内に装填されたシート5の繰出先端側は機体の進行に
伴って繰出ローラ8,9の間から機体後方に繰出されシー
ト押えローラ10に誘導されながら順次田面に敷設され
る。そして、植付杆2で苗載台1上のマット苗(図示せ
ず)から掻取られた苗aはビーク20とフォーク19の苗床
土押え19aの部分で保持されながら田面に突入するが、
フォーク19に一体的に設けた穿孔部18の先端がビーク20
に先行して田面に突入するため穿孔部18が前記田面に敷
設されたシート5を切込んでシート5に苗植付用の穴h
をあける。このためビーク20及び該ビーク20とフォーク
19の苗床土押え19aにより保持された苗aはシート5に
あけられた穴hを通って田面に突入し苗の植付が行われ
る。この際、ビーク回動軌跡aと穿孔部18先端の回動軌
跡は少なくとも田面突入時において略一致するように構
成されているので、ビーク20がシート5に引掛かること
なくスムーズに苗の植付が行われると共に、植付深さに
深浅バラツキが生じたり植付姿勢が乱されたりすること
なく苗aは所期の適正深さ・適正姿勢で確実に植付られ
る。植付後は後続のシート固定輪13でシート5の両側縁
部分は泥中に圧入固定される。
往路行程から復路行程への移行時等機体回行時には、そ
の都度ソレノイド15を作動させてカッタ16を上下動し、
シート5を切断する。
尚、穿孔部18の前面18′側が保持苗aの床土a′後面を
添接保持するので植付杆2による苗保持作用が安定化
し、植付杆2の下降行程で保持苗aが脱落したり苗aの
保持姿勢が乱されたりするのが防止される。
このように、植付杆2に一体的に設けた穿孔部18がシー
ト5に対する穴あけ作用を行うので、別体の穴あけ装置
を必要とせず、また、シート5に対する穴あけ位置と植
付位置の同期をとる必要もないので構造を極めて簡略化
できる。
考案の効果 上記したように本考案は、田面に敷設したシートの上方
から植付杆で苗を植付るようにしたマルチ田植機におい
て、植付杆のビーク背面にビーク先端より突出させてシ
ート穴あけ用の穿孔部を一体的に設け、該穿孔部でシー
トに対し苗の植付直前に苗植付用の穴を穿孔し得るよう
に構成したから、特別なシート穿孔装置等を別途設ける
必要がないうえ、シートに対する穿孔位置と苗植付位置
の同期をとる必要もないので装置を簡単な構造にでき、
従ってコストを削減できると共に、植付杆がシートに引
掛かることがなく植付作業を的確かつスムーズに行うこ
とができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を装備したマルチ田植機の側面図、第2
図は同上平面図、第3図は要部の拡大側面図、第4図は
要部の作用説明図、第5図は穿孔部の斜視図、第6図は
シートにあけた穴から苗を植付た状態の平面図、第7図
及び第8図はシートに光の吸収部分と反射部分を設けた
例の夫々シート平面図、第9図はシートに小孔を設けた
例のシート平面図、第10図はメッシュ構造にしたシート
の平面図である。 図中、2は植付杆、4はシート繰出装置、5はシート、
18は穿孔部、19は苗押出しフォーク、20はビーク、aは
苗、bはビークの回動軌跡、hは苗植付用の穴。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】田面に敷設したシートの上方から植付杆で
    苗を植付るようにしたマルチ田植機において、植付杆の
    ビーク背面にビーク先端より突出させてシート穴あけ用
    の穿孔部を一体的に設け、該穿孔部でシートに対し苗の
    植付直前に苗植付用の穴を穿孔し得るように構成したこ
    とを特徴とするマルチ田植機の植付杆。
  2. 【請求項2】植付杆の苗押出しフォークに穿孔部を設け
    たことを特徴とする請求項第1項記載のマルチ田植機の
    植付杆。
  3. 【請求項3】植付杆のビーク回動軌跡と穿孔部先端の回
    動軌跡を少なくとも田面突入時において略一致するよう
    に構成したことを特徴とする請求項第1項又は第2項記
    載のマルチ田植機の植付杆。
JP12093988U 1988-09-14 1988-09-14 マルチ田植機の植付杆 Expired - Lifetime JPH0746092Y2 (ja)

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JPH0244924U JPH0244924U (ja) 1990-03-28
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JPH0244924U (ja) 1990-03-28

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