JP2854740B2 - 農用作業機のマーカー装置 - Google Patents

農用作業機のマーカー装置

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JP2854740B2
JP2854740B2 JP28565991A JP28565991A JP2854740B2 JP 2854740 B2 JP2854740 B2 JP 2854740B2 JP 28565991 A JP28565991 A JP 28565991A JP 28565991 A JP28565991 A JP 28565991A JP 2854740 B2 JP2854740 B2 JP 2854740B2
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JP
Japan
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marker
planting
rope
laser
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JP28565991A
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足立憲一
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、田植機やイ草植付機或
は農用トラクタ等の農用作業機において機体をジグザグ
させることなく直線状に正確に進行させるためのマーカ
ー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】田植機やイ草植付機等の植付機において
は、一行程ごとにラインマーカーで地表に描かれたマー
カー線をたよりに植付機のマーカー棒とマーカー線の相
対位置を目で確認しながら機体を直進させるようにした
機械的なマーカー装置を装備したものが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなも
のでは、マーカー線とマーカー棒が離れたり運転者の目
(頭)が動いたりして正確に直進することは難しく、ま
た、次々に行程を作業していくうちにマーカー線が順次
大きく曲っていく傾向を免れ得ず、そのため植付条列も
それにつれて次々と曲っていき直線状に整然と植付ける
ことは困難であった。植付条が曲ると機械による除草作
業やコンバインによる刈取作業の際に、その曲った条列
に合せて機体を進行させなければならないため、後作業
の作業能率を悪くする等直接悪影響を与えるばかりでな
く、特にイ草苗の場合は植付後、イ草が30〜50cm
に成長した段階で茎先端を刈り揃えてからイ草の倒れを
防止すべく格子状の網をイ草にかける網張り作業を行な
う必要があるが、この網張り作業の際にイ草が網目に的
確に入らず網による折角の倒れ防止作用が損なわれるた
め当初から直線状に正確に植付けることが要請されてい
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係る農用作業機
のマーカー装置は、上記のような実状に基づいてなされ
たものであって、容量の小さい低レベルのレザー光線を
発光するレザー素子を複数個組み込むと共に、これらの
レザー素子から発光される各々のレザー光線を集合して
見かけ上は1本の光線状にして地上の基準線上に照射す
るレザーマーカーを走行機体の前部に装着し、前記レザ
ー素子の個数に応じて基準線に対する照射面積を拡大さ
せるように構成したことを要旨とする。
【0005】
【作用】圃場の田面や耕耘土上にロープ等からなる基準
線を機体進行方向に平行に張設した後、レザーマーカー
のスイッチを入れ、基準線に倣って機体を進行させる。
そしてレザー素子から発光されたレザー光線が常に基準
線上に照射されるようにして機体を進行させれば基準線
に対する機体のズレの判断が容易で直線走行が容易とな
る。
【0006】
【実施例】本発明の構成を図面に示された一実施例によ
り説明すれば、図面には植付機として運転席1の前方に
エンジン2を覆うボンネット3を有する走行機体(乗用
田植機の本機)4の後方に昇降リンク5を介してイ草苗
の植付部6を着脱自在に装着した6条植えのイ草植付機
Aが例示されている。イ草苗の植付部6は、テーピング
苗(イ草苗の茎下部を両側から接着テープで接着したす
だれ状の帯状苗)の搬送部7、テーピング苗を一株ずつ
切断する切断部8、切断したイ草苗を挟持して田面に連
続的に植付ける植付杆9、田面滑走用のフロート10及
び苗箱11等により構成されている。12は運転席1の
左右両側に設けたリールで、軸受12aを介し回転自在
に支持された1本のシャフト13に夫々固定されてお
り、同軸同回転のため機体の走行に伴って一方のリール
12が植付時の基準線となる長尺導体(実施例ではロー
プ)14を繰出す時に発生する駆動力で他方のリール1
2が反対側のロープ14を巻取るようになっている。1
5は側面視U字状を呈するロープガイドで、植付部6の
側方で地表近くに位置するようにブラケット16を介し
左右両側に上下調整固定自在に配設されており、このロ
ープガイド15により地表近くのロープ部位が常時適正
位置に保持されるので植付時風の影響を受けても田面に
対する敷設位置がズレたりすることがなくロープ14は
直線状に張設され、またロープ14を巻取る時にはロー
プガイド15がロープ14に付着した泥土を除去するス
クレーパ作用を果たすようになっている。なお、前記リ
ール14は実施例では遊転式のものであるが、これを左
右逆方向に強制駆動する駆動式に構成してもよい。
【0007】17はボンネット3の前部に位置して左右
幅方向中央部に前下がり状態で固定したレザーマーカー
で、ケース本体18内には図3に示すようにレザー光線
Rを発光するレザー素子19が複数個組込まれており、
このレザーマーカー17で田面上に張設した直線植付け
の基準線となるロープ14上に照射した照射ポイントP
が操縦位置から明確に視認できるようになっている。と
ころで、上記レザー素子19は安全性のため容量的に規
制されているが、本発明では容量の小さい低レベルのレ
ザー素子(レザー光線の直径が約3mm)19が使用さ
れている。実施例として3個のレザー素子19が図示外
のブラケットを介して配設されており、各レザー素子1
9の発光面19aに対向してケース本体18内の前部側
には集光用のレンズ20が設けられている。そして、各
レザー素子19から発光された光線Rはレンズ20で集
合され見かけ上1本の光線状にして地上の(ロープ)基
準線14上に照射されるようになっていて、レザー素子
19の個数に応じて照射面積が拡大するように構成され
ている。
【0008】なお、このレンズ20は必ずしも必要なも
のではなく、例えば、複数のレザー素子19から発光さ
れる各々のレザー光線Rが地上のロープ14上で近接状
態に集合するように各レザー素子19の発光面19aの
セット角度を予め異ならせるようにしてもよい。また、
ケース本体18内に配設するレザー素子19は上記実施
例では3個配設したものについて説明したが、レザー素
子19の個数は3個に限定されるものではなく、例えば
ケース本体18の中央部に1個設け、それを中心にして
放射状に配設することもできる。さらに、レザーマーカ
ー17の照射方向や角度を調節ネジ等のアジャスタを利
用して調節できるように構成してもよい。21はレザー
素子19のリード線で、図示しなかったが運転席1近傍
に配設したスイッチ操作によりレザーマーカー17をO
N、OFFするようになっている。22はロープ固定用
の杭(ポール)で、単位圃場Bの機体進行方向前後の畦
aに1行程の植付幅に合致させて一定間隔ごとに打込ま
れるものである。
【0009】さて、イ草苗の植付に際しては、図8に示
すように単位圃場Bにおけ最初の植付行程に先立ち、機
体進行方向前後両側の畦aの端部側に杭22を打込み、
この前後の杭22間にロープ14を田面に沿って張設す
る。そして、このロープ14を基準線としその上にレザ
ーマーカー17の光線Rが照射されるように照射ポイン
トPをロープ14に合せながら運転操作して機体を進行
させ1行程目のイ草苗cを植付ける。この1行程目で
は、先端を杭22に固定した別のロープ14を左側のリ
ール12から繰出して次行程の基準線を形成する(この
行程では右側のリール12は空転)。次に、2行程目
(機体の向きは前行程と逆向き)以降は前行程で形成し
た基準線に沿い前記同様にしてイ草苗cを植付けながら
前々行程で張設したロープ14を一側のリール12で巻
取回収すると同時に次行程の基準線となるロープ14を
他側のリール12から繰出してイ草苗cを圃場Bの左右
一側から他側にかけて順次植付けていくものである。こ
のように1行程ずつ次々とロープ14を張り、それを基
準線としてその上にレザーマーカー17の光線Rを照射
させながら機体4を走行させるので全行程にわたり確実
な直線植付が可能となる。ところで、各レザー素子19
から発光する光線Rは直径3mm程度であり、単一のレ
ザー素子19では照射ポイントPが小さ過ぎて操縦位置
から視認しにくいものであるが、複数個のレザー素子1
9からの光線Rが集合されて照射面積が拡大されるので
照射ポイントPが大きくなり、しかも、照射ポイントP
は複数の光線を近接状態に集合したものでありながら人
間の目には図3乃至図5に示すように1個の丸状(図示
例では楕円形状)に見えるので基準線14に対する機体
4のズレの判断が極めて容易となる。
【0010】なお、図7に示すように、最初の1行程目
のみロープ14を張り、2行程目以降はロープ14を張
ることなく線引きマーカー23により田面に形成された
マーカー線23aを基準線とするようにしてもよい。ま
た、本発明は田植機やイ草植付機等の植付機のみならず
トラクタやコンバイン等の農用作業機に広く利用でき
る。
【0011】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したので、人
体に対する影響の殆どない小容量のレザー素子を使用し
たものでありながら、基準線に対する照射面積を大きく
とることが可能となるので、照射ポイントを操縦位置か
ら明確に視認でき、基準線に対する機体のズレの判断が
容易で常に直進走行を容易に行なうことができる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】リール及びレザーマーカーを装備したイ草植付
機の全体側面図である。
【図2】リール取付部の概略正面図である。
【図3】レザーマーカーの断側面図である。
【図4】横長楕円形にした照射ポイントの平面図であ
る。。
【図5】縦長楕円形にした照射ポイントの平面図であ
る。
【図6】本発明の作用説明図である。
【図7】ロープと線引きマーカーによるマーカー線を併
用してイ草苗を植付ける例の作用説明図である。
【図8】2行程目のイ草苗植付状態を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
4 走行機体 14 基準線(ロープ) 17 レザーマーカー 19 レザー素子 20 集光用のレンズ 22 杭 A 植付機 B 圃場 P 照射ポイント R レザー光線 a 畦 c イ草苗

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容量の小さい低レベルのレザー光線を発
    光するレザー素子を複数個組み込むと共に、これらのレ
    ザー素子から発光される各々のレザー光線を集合して見
    かけ上は1本の光線状にして地上の基準線上に照射する
    レザーマーカーを走行機体の前部に装着し、前記レザー
    素子の個数に応じて基準線に対する照射面積を拡大させ
    るように構成したことを特徴とする農用作業機のマーカ
    ー装置。
JP28565991A 1991-10-05 1991-10-05 農用作業機のマーカー装置 Expired - Lifetime JP2854740B2 (ja)

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JP28565991A JP2854740B2 (ja) 1991-10-05 1991-10-05 農用作業機のマーカー装置

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JPH0595704A JPH0595704A (ja) 1993-04-20
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