JPH0746089A - T型フリップフロップ回路 - Google Patents

T型フリップフロップ回路

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JPH0746089A
JPH0746089A JP5184870A JP18487093A JPH0746089A JP H0746089 A JPH0746089 A JP H0746089A JP 5184870 A JP5184870 A JP 5184870A JP 18487093 A JP18487093 A JP 18487093A JP H0746089 A JPH0746089 A JP H0746089A
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differential
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oscillation
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Makoto Murayama
誠 村山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 中間電圧を印加しても発振しないT−FF。 【構成】 本発明は、入力信号を転送する第1差動増幅
器と、該第1差動増幅器の出力信号を保持する第2差動
増幅器と、該第1及び第2差動増幅器の共通負荷と、前
記第1及び第2差動増幅器に対して交互に動作電流を供
給する第3差動増幅器とを有する第1回路部と、該第1
回路部と同一構成を有する第2回路部と、前記第2回路
部内の第5差動増幅器の出力信号を前記第1差動増幅器
に帰還する帰還路とから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ECL(エミッタカッ
プルドロジック)を利用したT−FF(T型フリップフ
ロップ回路)に関するもので、特に異常発振を防止した
T−FFに関する。
【0002】
【従来の技術】MOSトランジスタを利用したT−FF
が知られているが、該T−FFはオンオフに伴う貫通電
流によりノイズが発生してしまう。又、インジェクショ
ン電流を利用するIILは、数MHz程度の周波数で応
答ができなくなる。そこで、高周波の入力信号に応答可
能なものとしてECLを利用したT−FFが考えられ
る。T−FFを分周回路として利用する場合には、図2
に示す如く、T−FFを縦続接続して構成する。入力端
子(1)及び(2)に印加された入力信号は、第1T−
FF(3)で1/2分周され、その分周出力がQ及びQ
出力として第2T−FF(4)に印加され更に1/2分
周される。以降、同様に1/2分周が行なわれる。
【0003】第1乃至第3T−FF(3)乃至(5)
は、ECLで構成されているので高周波の入力信号に応
答可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図2の如き分周回路
は、例えばTV受像機のAFT回路におけるテレビジョ
ンIF信号(58.75MHz)の分周を行なう用途に
用いられる。その様な場合、テレビ信号を受信していな
い無信号時には図2の入力端子(1)及び(2)は、無
信号状態となり、互いに等しい直流電圧が印加される。
すると、第1T−FF(3)には「H」レベルでも
「L」レベルでもない中間電圧が印加されることにな
り、第1T−FF(3)の異常動作を引き起こす。この
異常動作を停止させるには、無信号期間、入力端子
(1)及び(2)に「H」レベル及び「L」レベルの信
号を印加すれば良い。ところが、その為には、無信号状
態であることを判別する判別回路や、入力端子(1)及
び(2)の電圧を変化させる切換回路が必要になり、回
路設計が複雑になると共に素子数が増加する、という問
題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の点に鑑み
成されたもので、入力信号を転送する第1差動増幅器
と、該第1差動増幅器の出力信号を保持する第2差動増
幅器と、該第1及び第2差動増幅器の共通負荷と、前記
第1及び第2差動増幅器に対して交互に動作電流を供給
する第3差動増幅器とを有する第1回路部と、前記第2
差動増幅器の出力信号を転送する第4差動増幅器と、該
第4差動増幅器の出力信号を保持する第5差動増幅器
と、該第4及び第5差動増幅器の共通負荷と、前記第4
及び第5差動増幅器に対して交互に動作電流を供給する
第6差動増幅器とを有する第2回路部と、前記第5差動
増幅器の出力信号を前記第1差動増幅器に帰還する帰還
路とから構成されるT型フリップフロップ回路におい
て、前記第1、第2、第4及び第5差動増幅器で構成さ
れる発振ループを遮断する遮断手段を設け異常発振を防
止したことを特徴とする。
【0006】
【作用】本発明に依れば、第1、第2、第4及び第5差
動増幅器で構成される発振ループを遮断しているので、
T型フリップフロップ回路の異常発振を防止できる。
又、本発明に依れば、第3及び第6差動増幅器に流れる
電流をアンバランスにすれば前記発振ループを遮断でき
るので、回路素子の増加を殆んどまねかない。
【0007】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を示す回路図で、
(6)は、入力信号を転送する第1差動増幅器(7)
と、該第1差動増幅器(7)の出力信号を保持する第2
差動増幅器(8)と、該第1及び第2差動増幅器(7)
及び(8)の共通の負荷(9)及び(10)と、前記第
1及び第2差動増幅器(7)及び(8)に対して交互に
動作電流を供給する第3差動増幅器(11)とを有する
第1回路部、(12)は、前記第2差動増幅器(8)の
出力信号を転送する第4差動増幅器(13)と、該第4
差動増幅器(13)の出力信号を保持する第5差動増幅
器(14)と、該第4及び第5差動増幅器(13)及び
(14)の共通の負荷(15)及び(16)と、前記第
4及び第5差動増幅器(13)及び(14)に対して交
互に動作電流を供給する第6差動増幅器(17)とを有
する第2回路部、(18)及び(19)は前記第5差動
増幅器(14)の出力信号を前記第1差動増幅器(7)
に帰還する帰還路である。
【0008】今、図1の端子(20)に図3(a)の信
号が、端子(21)に図3(a)と逆相の信号が印加さ
れたとする。又、入力端子(1)及び(2)には図3
(b)及び図3(c)のクロック信号が印加され、図3
(c)のクロック信号の「H」レベル期間、第3差動増
幅器(11)を構成するトランジスタ(22)がオン
し、トランジスタ(23)がオフする。トランジスタ
(22)のオンに伴い第1差動増幅器(7)が動作する
ので、点Aには図3(d)に示す如く時刻t1に「H」
レベルとなる信号が発生する。この状態から、図3
(b)及び図3(c)のクロック信号が反転し、第2差
動増幅器(8)が動作、第1差動増幅器(7)が不動作
となると、点Aの「H」レベル信号に応じてトランジス
タ(24)がオン、点Bの「L」レベル信号に応じて、
トランジスタ(25)がオフする。その為、点Aは
「H」レベルを、点Bは「L」レベルを保持する。そし
て、再び図3(b)及び(c)のクロック信号が反転す
ると第1差動増幅器(7)が動作、第2差動増幅器
(8)が不動作状態となる。この時もまだ端子(20)
及び(21)の信号状態は、変わっていないので、点A
は「H」レベル、点Bは「L」レベルを保つ。その為、
図3(d)の信号は、変化しない。そして、更に前記ク
ロック信号が時刻t3に「L」レベルに反転すると、第
1差動増幅器(7)が、図3(a)の「L」レベルにな
ったデータを転送し、点Aに発生させるので、点Aの信
号は、図3(d)の如くなる。
【0009】以降、図3(b)及び(c)のクロック信
号が何回、反転しても入力データが「L」レベルである
限り、図3(d)の信号は、「L」レベルを保つ。次
に、第2回路部(12)の動作について説明する。第2
回路部(12)の構成及び動作は、第1回路部(6)の
それと同じであり、図3(d)の信号及びその反転信号
の転送及び保持を行ない、出力端子(26)及び(2
7)に図3(e)の信号を出力する。
【0010】図3(a)の信号と図3(e)の信号との
関係は、D型フリップフロップの入出力関係となってい
る。そこで、図1の如く第5差動増幅器(14)の出力
信号を端子(20)及び(21)に印加することによ
り、図1の回路がT−FFとして動作することが明らか
である。図1の回路において、無信号状態となると、入
力端子(1)及び(2)の電圧が等しくなるので、第3
及び第6差動増幅器(11)及び(17)がバランス状
態となり定電流源(28)の電流IOが1/4に分流さ
れて、第1、第2、第4及び第5差動増幅器(7),
(8),(13)及び(14)が動作可能状態となって
しまう。
【0011】この時、各差動増幅器のトランジスタをイ
ンバータとして、発振ループが形成されてしまう。即
ち、端子(20)は、図4の如きループを作り、インバ
ータの反転に要する遅延時間に基づく周波数で発振して
しまう。この為、図1の出力端子(26)及び(27)
から、入力信号と無関係な発振出力信号が発生してしま
う。
【0012】そこで、本発明では、上述の発振ループを
遮断することにより、前記発振を防止している。本発明
では、無信号時の第3及び第6差動増幅器(11)及び
(17)をアンバランス状態にして、トランジスタ(2
2)及び(29)に流れる電流と、トランジスタ(2
3)及び(30)に流れる電流とを異ならせている。そ
の変化量は、上述の発振ループを構成する差動増幅器
が、発振に必要なレベルで信号を反転出力できない程度
になるまで行なう。その際、第3及び第6差動増幅器
(11)及び(17)は、いずれの極性のアンバランス
にしても発振ループを遮断できる。
【0013】この際、無信号における第3及び第6差動
増幅器(11)及び(17)の直流バランスを変化させ
ても、通常動作に対しては、影響を与えないようにでき
る。即ち、入力端子(1)及び(2)に印加するクロッ
ク信号のレベルを十分に高くして、上記オフセットが存
在しても、そのレベルを超えて第3及び第6差動増幅器
(11)及び(17)をスイッチング動作させれば良
い。これにより、追加の素子をほとんど必要とせずに無
信号時の発振を防止できると共にただちに通常動作に移
向できるT−FFが得られる。
【0014】第3及び第6差動増幅器(11)及び(1
7)に流れる電流をアンバランスにする方法は、種々の
ものが考えられる。例えば、トランジスタ(22)及び
(29)とトランジスタ(23)及び(30)のエミッ
タ面積比を変えれば良い。又、トランジスタ(22)及
び(29)とトランジスタ(23)及び(30)のベー
ス電圧にオフセットを持たせても良い。この場合には、
図1の抵抗(31)及び(32)の値を等しくし、バイ
アス電源(33)及び(34)の電圧値を異ならせれば
良い。
【0015】尚、図1の出力端子(26)及び(27)
は、後段に接続されるT−FF(図示せず)により順次
分周される。
【0016】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明に依れば、入力
信号として中間電圧を印加しても異常発振の生じないT
−FFが得られる。特に本発明に依れば、素子数の増加
をほとんど招かずに異常発振が防止できるという利点を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のT−FFを示す回路図である。
【図2】従来の分周回路を示す回路図である。
【図3】図1の説明に供する為の波形図である。
【図4】図1の説明に供する為の回路図である。
【符号の説明】 (6) 第1回路部 (12) 第2回路部 (18) 帰還路 (19) 帰還路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号を転送する第1差動増幅器と、
    該第1差動増幅器の出力信号を保持する第2差動増幅器
    と、該第1及び第2差動増幅器の共通負荷と、前記第1
    及び第2差動増幅器に対して交互に動作電流を供給する
    第3差動増幅器とを有する第1回路部と、前記第2差動
    増幅器の出力信号を転送する第4差動増幅器と、該第4
    差動増幅器の出力信号を保持する第5差動増幅器と、該
    第4及び第5差動増幅器の共通負荷と、前記第4及び第
    5差動増幅器に対して交互に動作電流を供給する第6差
    動増幅器とを有する第2回路部と、前記第5差動増幅器
    の出力信号を前記第1差動増幅器に帰還する帰還路とか
    ら構成されるT型フリップフロップ回路において、 前記第1、第2、第4及び第5差動増幅器で構成される
    発振ループを遮断する遮断手段を設け異常発振を防止し
    たことを特徴とするT型フリップフロップ回路。
  2. 【請求項2】 前記遮断手段は、前記第3及び第6差動
    増幅器を構成するトランジスタのエミッタ面積を異なら
    せることであることを特徴とする請求項1記載のT型フ
    リップフロップ回路。
  3. 【請求項3】 前記遮断手段は、第3及び第6差動増幅
    器に流れる電流をアンバランス状態にすることであるこ
    とを特徴とする請求項1記載のT型フリップフロップ回
    路。
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