JPH0746051A - Fetのバイアス回路 - Google Patents

Fetのバイアス回路

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JPH0746051A
JPH0746051A JP5190697A JP19069793A JPH0746051A JP H0746051 A JPH0746051 A JP H0746051A JP 5190697 A JP5190697 A JP 5190697A JP 19069793 A JP19069793 A JP 19069793A JP H0746051 A JPH0746051 A JP H0746051A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fet
gate
bias
transistor
voltage
Prior art date
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Pending
Application number
JP5190697A
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English (en)
Inventor
Shigetaka Aramaki
成孝 荒巻
正 ▲高▼柳
Tadashi Takayanagi
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Engineering Ltd
Original Assignee
NEC Engineering Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高出力GaAsFETを用いた増幅器に高R
F信号を印加したとき、ゲート側バイアスが変化しない
ようにして、AM/PM変換係数特性を良好とする。 【構成】 FET1のゲートバイアス回路として、PN
Pトランジスタ20を設け、トランジスタ20のエミッ
タフォロア出力をFET1のゲートに接続する。トラン
ジスタ20のベースバイアスは、トランジスタ20が常
時オンとなる固定バイアスを用いる。そのために、電源
Vg と分圧抵抗器24,25とを設ける。 【効果】 エミッタフォロワトランジスタ20のインピ
ーダンスはほぼ0となるので、FETのゲートリーク電
流が増加してもVgsは変化せず、ドレイン電流の変化が
小となり、AM/PM変換係数も小となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はFETのバイアス回路に
関し、特にGaAs(ガリウム砒素)FETを増幅素子
として使用した高周波高出力増幅回路のFETゲートバ
イアス回路に関する。
【0002】
【従来の技術】GaAsFETをソース接地形式で使用
する場合、バイアス電圧としてFETのゲート端子に負
電圧が印加され、ドレイン端子に正電圧が印加される。
図2にこの様なGaAsFET増幅回路の従来のバイア
ス回路の一例を示す。
【0003】図2において、増幅素子としてGaAsF
ET1が設けられており、このFET1のゲート2に入
力端子5からRF信号がコンデンサ9を介して印加さ
れ、ドレイン3からコンデンサ10を介して出力端子6
へRF高出力電力が出力される。尚、FET1のソース
4は接地されている。
【0004】このFET1のドレインバイアスは、正電
圧供給端子12から電圧Vd がRF素子用チョークコイ
ル8を介して印加されている。尚、コンデンサ14はバ
イアスコンデンサである。
【0005】また、FET1のゲートバイアスは、負電
圧供給端子11から、RF信号に対して高インピーダン
スを呈するチョークコイル7を介して印加されている。
尚、コンデンサ13はバイパスコンデンサである。
【0006】この負電圧供給端子11には、負電源Vg
と抵抗器15,16とにより得られる電圧Vgsが印加さ
れている。
【0007】GaSaFET1のドレインとゲートとの
間はダイオードの逆バイアスと同じ状態にあるため、ド
レインからゲートにリーク電流Igdが流れる。一方、抵
抗器15及び16の抵抗値をR1 及びR2 とすると、ゲ
ート・ソース間電圧Vgsは、 Vgs={R1 /(R1 +R2 )}Vg −{R1 R2 /(R1 +R2 )}Igd ……(1) で表わされる。
【0008】図3にGaAsFETの静特性を用いてR
F入力信号に対するVgsとIdsとの変化の例を示す。図
3において、横軸はVgsを、縦軸の下半分はIgdを、縦
軸上半分はIdsを示す。図の左上の実線はGaAsFE
Tの相互コンダクタンスgmを示し、横軸との交点をピ
ンチオフ電圧Vp 、縦軸との交点を飽和ドレイン電流I
dss と呼ぶ。破線に対しては横軸はゲート・ドレイン間
電圧Vgdを、縦軸の下半分はリーク電流Igdを示す。左
下の破線曲線はゲート・ドレイン間逆耐電圧特性BVgd
を示す。
【0009】印加されるRF入力信号が小さい時は、図
3のaに示すように、リーク電流Igd(Igd1 )(b)
も小さいため、Vgs(Vgs1 )は(1)式より、 Vgs1 ={R1 /(R1 +R2 )}Vg ……(2) となる。
【0010】RF入力信号のスイングの一番深いピーク
値がピンチオフ電圧Vp 以下ならば、ドレイン電流Ids
はVgs1 で制御されるIds1 (c)が流れ、平均電流も
Ids1 のままである。この領域では、Ids1 の変かがな
いため、GaAsFETのチャンネルの空乏層の容量変
化がなく、位相も一定である。
【0011】RF入力信号が大きくなり、信号のスイン
グの一番深い部分がピンチオフ電圧Vp を越え、ゲート
・ドレイン間逆耐電圧特性BVgdにかかると、図3のd
のように、Igd(Ids2 )(e)が増加し、Vgs( Vgs
2 )は、 Vgs2 ={R1 /R1 +R2 )}Vg −{R1 R2 /(R1 +R2 )}Igd2 ……(3) となり、リーク電流Igd2 は負であるため、Vgs2 ≧V
gs1 となって、ゲート電圧は図3のようにVgs1 より浅
い点(Vgs1 の右側)に移動する。このためドレイン電
流IdsもIds1 からIds2 に増加する。
【0012】更に、ドレイン電流のRF電流は下側がカ
ットされるため、Ids2 の平均電流はIds2 より大きく
なる。このため、GaAsFETのチャンネルの空乏層
容量が変かするので位相も変化する。また位相のRF入
力信号に対する傾きに相当するAM/PM変換係数が大
きくなる。
【0013】
【発明が解決しようとす課題】従来のGaAsFETを
用いた高出力増幅器のゲート側バイアス回路は2個の抵
抗器15,16によって構成され、ゲート・ソース間電
圧Vgsはその抵抗器の分圧によって与えられているた
め、RF信号入力の大きさに伴って、Vgsが変化する。
【0014】そのVgsの変化に付随してドレイン電流I
dsが変化し、Idsの変化に伴い通過位相が変化し、よっ
て位相の入力レベルに対する傾きを表わすAM/PM変
換係数を大きくするという問題がある。
【0015】本発明の目的は、高出力GaAsFETを
用いた増幅器に高RF信号を印加したときゲート側バイ
アス電圧Vgsを変化させないようにして、AM/PM変
換係数特性を良好とするFETのバイアス回路を提供す
ることである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、ソース
が接地され、ドレインに電源が印加され、ゲートに入力
信号が印加されたFETのバイアス回路であって、前記
ゲートにエミッタが接続されたバイポーラトランジスタ
と、前記バイポーラトランジスタに対して常時オンとな
る固定バイアスを供給するバイアス手段とを含むことを
特徴とするFETのバイアス回路が得られる。
【0017】
【実施例】以下に、図面を用いて本発明の実施例を説明
する。
【0018】図1は本発明の実施例の回路図であり、図
2と同等部分は同一符号により示す。図2と異なる部分
はFET1のゲートへのバイアス供給部分であり、その
部分についてのみ説明し、他は同一であるので説明は省
略する。
【0019】PNP型のバイポーラトランジスタ20が
設けられており、そのエミッタはチョークコイル7を介
してFET1のゲートに接続されている。また、このト
ランジスタ20のバイアスを発生するために、負電源V
g とこの電源電圧を分圧する抵抗器24,25とが設け
られており、Vg がトランジスタ20のコレクタに、分
圧電圧がベースに夫々印加されている。
【0020】FET1のドレイン電流Idsを所望の値に
制御するための電圧Vgs(負電圧供給端子電圧)は2個
の抵抗器24,25の抵抗値を適当に選ぶことにより与
えることができる。
【0021】RF入力信号が大きい領域では、ゲートリ
ーク電流Igdが大きくなることを従来例で述べたが、本
回路ではゲートリーク電流がPNP形バイポーラトラン
ジスタ20のエミッタからコレクタ方向に流れているた
め、エミッタ・コレクタ間は常時導通となっている。よ
って、トランジスタ20のインピーダンスはほぼ0(ゼ
ロ)である。
【0022】そのため、ゲートリーク電流が増加しても
ゲートソース間電圧Vgsは変化しない。従って、Vgsの
変化によるIdsの変化はない。ただし、ドレイン電流の
RF電流がVp 以下の部分がカットされるための平均電
流の増加はある。しかし、従来例のようにIdsが大きく
変化することがないため、位相の変化も小さく、AM/
PM変換係数は大きくならないという特徴を有するので
ある。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ゲートバ
イアス回路にPNP形バイポーラトランジスタによるエ
ミッタフォロア回路を付加することにより、大きいRF
入力信号が印加されてもゲートソース間電圧Vgsを不変
に保つことができ、そのためにドレイン電流の変化を従
来例より小さくすることができることになり、よって位
相変化も小さく、位相のRFにレベルに対する傾きを示
すAM/PM変換係数を小さく保つことができるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の回路図である。
【図2】従来のGaAsFET増幅器のバイアス回路例
である。
【図3】GaAsFETの静特性図によるVgsとIdsと
の変化例を示す図である。
【符号の説明】
1 GaAsFET 2 ゲート 3 ドレイン 4 ソース 5 入力端子 6 出力端子 7,8 チョークコイル 9,10 カップリングコンデンサ 13,14 バイパスコンデンサ 20 PNPトランジスタ 24,25 分圧抵抗器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソースが接地され、ドレインに電源が印
    加され、ゲートに入力信号が印加されたFETのバイア
    ス回路であって、前記ゲートにエミッタが接続されたバ
    イポーラトランジスタと、前記バイポーラトランジスタ
    に対して常時オンとなる固定バイアスを供給するバイア
    ス手段とを含むことを特徴とするFETのバイアス回
    路。
  2. 【請求項2】 前記FETはRF信号を増幅する増幅ト
    ランジスタであり、前記バイポーラトランジスタのエミ
    ッタと前記FETのゲートとの間には前記RF信号に対
    して高インピーダンスのチョークコイルが設けられてい
    ることを特徴とする請求項1記載のFETのバイアス回
    路。
  3. 【請求項3】 前記バイアス手段は所定電圧を分圧する
    抵抗分圧回路を有し、前記バイポーラトランジスタのコ
    レクタに前記所定電圧が、ベースに前記抵抗分圧回路の
    分圧出力が夫々印加されていることを特徴とする請求項
    2記載のFETのバイアス回路。
JP5190697A 1993-08-02 1993-08-02 Fetのバイアス回路 Pending JPH0746051A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6043714A (en) * 1997-11-27 2000-03-28 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Power amplifier incorporating heterojunction and silicon bipolar transistors
JP2008219327A (ja) * 2007-03-02 2008-09-18 Sharp Corp 電力増幅器及び通信装置
JP2017092523A (ja) * 2015-11-02 2017-05-25 三菱電機株式会社 半導体装置

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CN107070439A (zh) * 2015-11-02 2017-08-18 三菱电机株式会社 半导体装置
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Effective date: 20010327