JPH0745914B2 - 可撓性埋設管 - Google Patents
可撓性埋設管Info
- Publication number
- JPH0745914B2 JPH0745914B2 JP62291461A JP29146187A JPH0745914B2 JP H0745914 B2 JPH0745914 B2 JP H0745914B2 JP 62291461 A JP62291461 A JP 62291461A JP 29146187 A JP29146187 A JP 29146187A JP H0745914 B2 JPH0745914 B2 JP H0745914B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- section
- cross
- shape
- corrugated
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は可撓性埋設管に関し、詳しくは制限された可
撓性を有する可撓性埋設管に関する。
撓性を有する可撓性埋設管に関する。
従来、埋設管として、一般的に断面が一様円形状をなす
合成樹脂管、鋼管等が用いられる。
合成樹脂管、鋼管等が用いられる。
そして、これら地中埋設管は所定の路線に沿って地中に
埋設されるが、その目的により傾斜又は、曲折状態を維
持させる必要が有る。
埋設されるが、その目的により傾斜又は、曲折状態を維
持させる必要が有る。
例えば下水管であればその傾斜が、また配線保護管であ
れば直線性が重視される。
れば直線性が重視される。
かかる観点より、地中埋設管としては出来るだけ曲げ剛
性の強い管が使用される。
性の強い管が使用される。
ところで、埋設地盤においては特に幹線道路下などで常
時重車両の移動荷重を受ける部分、又は軟弱地盤地など
で地盤の変動が生じやすい場合、管の剛性が高いと充分
に変動に追随した変形が出来ず、応力集中に起因して管
又は管継手部に破壊が生じることが有る問題が有った。
時重車両の移動荷重を受ける部分、又は軟弱地盤地など
で地盤の変動が生じやすい場合、管の剛性が高いと充分
に変動に追随した変形が出来ず、応力集中に起因して管
又は管継手部に破壊が生じることが有る問題が有った。
もっとも、このような問題を解消するには、構造的に管
の可撓性を許容し、かつ、管の径方向圧力にも充分に対
応し得る強度を発揮するコルゲート管の使用も考えられ
るが、コルゲート管は管軸に直交する任意方向への曲げ
がかなりの自由度で許容されるので、埋戻し時の土圧、
又は埋設後のわずかな地盤変動の影響により簡単に変動
方向へ管軸が湾曲してしまい所定の管路の連続状態が乱
される欠点が有った。
の可撓性を許容し、かつ、管の径方向圧力にも充分に対
応し得る強度を発揮するコルゲート管の使用も考えられ
るが、コルゲート管は管軸に直交する任意方向への曲げ
がかなりの自由度で許容されるので、埋戻し時の土圧、
又は埋設後のわずかな地盤変動の影響により簡単に変動
方向へ管軸が湾曲してしまい所定の管路の連続状態が乱
される欠点が有った。
この発明は上記問題点に鑑み、地盤変動等に対し、必要
充分な可撓性を付与し得ると共に管路連続状態の維持も
充分確保し得る可撓性埋設管を提供することを目的とし
てなされたものである。
充分な可撓性を付与し得ると共に管路連続状態の維持も
充分確保し得る可撓性埋設管を提供することを目的とし
てなされたものである。
即ち、この発明の可撓性埋設管は管軸を含んで直交する
２つの径方向断面のうち、一方向の断面が波形状に、他
方の断面が直管状とされ、前記波形状断面の凹凸高さが
他方向断面に向け漸次減少されて成るとを特徴とするも
のである。
２つの径方向断面のうち、一方向の断面が波形状に、他
方の断面が直管状とされ、前記波形状断面の凹凸高さが
他方向断面に向け漸次減少されて成るとを特徴とするも
のである。
次に、この発明を実施例により説明する。
第１図はこの発明の実施例の平面図、第２図は第１図の
II−II線断面図、第３図は第１図のIII−III線断面図、
第４図は第３図のIV−IV線断面図である。
II−II線断面図、第３図は第１図のIII−III線断面図、
第４図は第３図のIV−IV線断面図である。
この発明の可撓性埋設管１は例えば合成樹脂等より成形
された管1Aであって、管軸Ｘ−Ｘを含んで直交する２つ
の径方向（Ｙ−Y,Z−Ｚ）断面のうち、一方向（Ｙ−
Ｙ）断面が第２図に示すように波形２状に、他方向（Ｚ
−Ｚ）断面が第４図に示すように直管３状とされ、波形
状断面の凹凸高さｈが第３図に示すように他方向断面
（Ｚ−Ｚ）に向け漸次減少されて構成されている。
された管1Aであって、管軸Ｘ−Ｘを含んで直交する２つ
の径方向（Ｙ−Y,Z−Ｚ）断面のうち、一方向（Ｙ−
Ｙ）断面が第２図に示すように波形２状に、他方向（Ｚ
−Ｚ）断面が第４図に示すように直管３状とされ、波形
状断面の凹凸高さｈが第３図に示すように他方向断面
（Ｚ−Ｚ）に向け漸次減少されて構成されている。
即ち、可撓性埋設管１の外周の上下側面のみが波形コル
ゲート状に形成されている。
ゲート状に形成されている。
上記実施例として管軸が直線状に連続する直管について
示したが第５図に示すように一定折曲角θを有した湾曲
管１でも同様に実施出来る。
示したが第５図に示すように一定折曲角θを有した湾曲
管１でも同様に実施出来る。
また、図示のように管端部に受口1B、挿口1Cを一体に設
けても良い。
けても良い。
なお、波形状凹凸の周方向連続状態は図示したように周
方向に円環状に連らなる形状とする他、スパイラル状に
連らなる形状とすることも出来る。
方向に円環状に連らなる形状とする他、スパイラル状に
連らなる形状とすることも出来る。
上記実施例として、合成樹脂管を示したが、鋳鉄管、鋼
管等の金属管でも同様に実施できる。
管等の金属管でも同様に実施できる。
この発明の可撓性埋設管１は一方向のみに波形３状の凹
凸が付され、他方向は直管状とされているため、第２図
に矢印Ｍで示す方向に対してはある程度の自由屈曲性を
有し第４図に示す矢印Ｎ方向に対しては、波形状断面の
リブ効果も相俟って剛性を発揮する。
凸が付され、他方向は直管状とされているため、第２図
に矢印Ｍで示す方向に対してはある程度の自由屈曲性を
有し第４図に示す矢印Ｎ方向に対しては、波形状断面の
リブ効果も相俟って剛性を発揮する。
従って、例えば第３図におけるＹ−Ｙ方向を鉛直方向と
なるよう管を埋設すれば可撓性埋設管１は地盤の沈下方
向にのみに順応して湾曲し、側方向圧力に対しては、充
分に対抗する結果、管路の平面状態における直線性が確
保される。
なるよう管を埋設すれば可撓性埋設管１は地盤の沈下方
向にのみに順応して湾曲し、側方向圧力に対しては、充
分に対抗する結果、管路の平面状態における直線性が確
保される。
また、Ｚ−Ｚ方向を鉛直方向となるよう埋設すれば、管
路の傾斜が確保される。
路の傾斜が確保される。
第５図に示した曲管の場合は、その曲率Ｒが確保される
ので、管路の連続状態が良好に保たれる。
ので、管路の連続状態が良好に保たれる。
ちなみに、この発明の可撓性埋設管１として平均肉厚2.
06mm、断面Ｙ−Ｙ方向の平均長径72.0mm、断面Ｚ−Ｚ方
向の平均短径60.2mm、、波ピッチ12mmとされた長さ500m
mの本願発明にかゝる直管と、平均肉厚2.06mm、平均外
径60.1mm、長さ500mmの円形直管とにつき曲げ比較試験
を行なった。
06mm、断面Ｙ−Ｙ方向の平均長径72.0mm、断面Ｚ−Ｚ方
向の平均短径60.2mm、、波ピッチ12mmとされた長さ500m
mの本願発明にかゝる直管と、平均肉厚2.06mm、平均外
径60.1mm、長さ500mmの円形直管とにつき曲げ比較試験
を行なった。
まず、管の一端を固定し他端に荷重を掛け、片持ち支持
の曲げ試験を行ったところ表１に示す結果となった。
の曲げ試験を行ったところ表１に示す結果となった。
なお、表１において円管は偏平剛性を向上させるため、
FRP補強を行ったものを用いた。
FRP補強を行ったものを用いた。
次に、支点間距離310mmとして管の両端を支持し中央に2
5kgの荷重をかけて曲げ試験を行った。
5kgの荷重をかけて曲げ試験を行った。
このときの管中央に於ける曲げ変位量δと曲げ剛性EIは
表２に示す通りであった。
表２に示す通りであった。
なお、表中長径方向曲げは第３図のＹ−Ｙ方向への曲
げ、短径方向曲げは同Ｚ−Ｚ方向への曲げを示す。
げ、短径方向曲げは同Ｚ−Ｚ方向への曲げを示す。
ここに、P:荷重、l:支点間距離、δ：曲げ変位量、E:ヤ
ング率、I:断面二次モーメント） 〔効果〕 この発明は以上説明したように、曲げを許容する方向へ
は、表１に示したように単直管が変位量3cmでほとんど
折損したのに対し、本願発明では10cmでも十分無理無く
追随変形出来、また、曲げを許容しない方向へは、表２
に示すように単直管以上の剛性を発揮することが出来、
その埋設方向を考慮して配管すれば管路方向を維持しつ
つ、外力に起因する応力を緩和することが出来るのであ
る。
ング率、I:断面二次モーメント） 〔効果〕 この発明は以上説明したように、曲げを許容する方向へ
は、表１に示したように単直管が変位量3cmでほとんど
折損したのに対し、本願発明では10cmでも十分無理無く
追随変形出来、また、曲げを許容しない方向へは、表２
に示すように単直管以上の剛性を発揮することが出来、
その埋設方向を考慮して配管すれば管路方向を維持しつ
つ、外力に起因する応力を緩和することが出来るのであ
る。
第１図はこの発明の実施例の平面図、第２図は第１図の
II−II線断面図、第３図は第１図のIII−III線断面図、
第４図は第３図のIV−IV線断面図、第５図は他の実施例
の平面図である。 １……可撓性埋設管、1A……合成樹脂より成形された
管、1B……受口、1C……挿口、２……波状部、３……直
管状部、ｈ……波型状断面の凹凸高さ
II−II線断面図、第３図は第１図のIII−III線断面図、
第４図は第３図のIV−IV線断面図、第５図は他の実施例
の平面図である。 １……可撓性埋設管、1A……合成樹脂より成形された
管、1B……受口、1C……挿口、２……波状部、３……直
管状部、ｈ……波型状断面の凹凸高さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 正幸 東京都千代田区内幸町１丁目１番６号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 山崎 弘 東京都千代田区内幸町１丁目１番６号 日 本電信電話株式会社内 (72)発明者 伊藤 武廣 大阪府堺市石津北町64番地 久保田鉄工株 式会社ビニルパイプ工場内 (72)発明者 山條 和明 大阪府堺市石津北町64番地 久保田鉄工株 式会社ビニルパイプ工場内 (72)発明者 狭間 祐二 大阪府堺市石津北町64番地 久保田鉄工株 式会社ビニルパイプ工場内 (72)発明者 西村 昌和 大阪府堺市石津北町64番地 久保田鉄工株 式会社ビニルパイプ工場内 (72)発明者 野田 亨 大阪府堺市石津北町64番地 久保田鉄工株 式会社ビニルパイプ工場内
Claims (3)
- 【請求項１】管軸を含んで直交する２つの径方向断面の
うち、一方向の断面が波形状に、他方の断面が直管状と
され、前記波形状断面の凹凸高さが他方向断面に向け漸
次減少されて成ることを特徴とする可撓性埋設管。 - 【請求項２】一方向の断面における波形状断面の周方向
連続形状が管の周方向へ円環状に連続する形状とされた
特許請求の範囲第１項に記載の可撓性埋設管。 - 【請求項３】一方向の断面における波形状断面の周方向
連続形状が管の周方向へスパイラル状に連続する形状と
された特許請求の範囲第１項に記載の可撓性埋設管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62291461A JPH0745914B2 (ja) | 1987-11-18 | 1987-11-18 | 可撓性埋設管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62291461A JPH0745914B2 (ja) | 1987-11-18 | 1987-11-18 | 可撓性埋設管 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01135993A JPH01135993A (ja) | 1989-05-29 |
| JPH0745914B2 true JPH0745914B2 (ja) | 1995-05-17 |
Family
ID=17769171
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62291461A Expired - Lifetime JPH0745914B2 (ja) | 1987-11-18 | 1987-11-18 | 可撓性埋設管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0745914B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106090453A (zh) * | 2016-08-30 | 2016-11-09 | 洛阳双瑞特种装备有限公司 | 一种变径波纹管及其成型方法 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20020017331A1 (en) * | 2000-06-30 | 2002-02-14 | Renaud Michel C. | Variable stiffness bellows |
-
1987
- 1987-11-18 JP JP62291461A patent/JPH0745914B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN106090453A (zh) * | 2016-08-30 | 2016-11-09 | 洛阳双瑞特种装备有限公司 | 一种变径波纹管及其成型方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01135993A (ja) | 1989-05-29 |
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Legal Events
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