JPH074585Y2 - 信号検出装置 - Google Patents

信号検出装置

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JPH074585Y2
JPH074585Y2 JP1987075206U JP7520687U JPH074585Y2 JP H074585 Y2 JPH074585 Y2 JP H074585Y2 JP 1987075206 U JP1987075206 U JP 1987075206U JP 7520687 U JP7520687 U JP 7520687U JP H074585 Y2 JPH074585 Y2 JP H074585Y2
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JP1987075206U
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JPS63185570U (ja
Inventor
博明 小濱
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偕成エンジニア株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、素線に印加、重畳された電圧、電流及び信号
の少なくとも1つを検出する信号検出装置に係り、特
に、ノイズの影響を受けることなく高感度に検出できる
ようにした信号検出装置に関するものである。
「従来の技術」 従来技術による信号検出装置は、例えば、第8図に示す
如く、素線1がリング状コア2内に挿通され、該コア2
に検出線11が巻回された構成となったものが知られてい
る。
而して、例えば、素線1に電流が流れると、ファラデー
の法則により検出線11に電圧が誘起される。従って、か
かる電圧を検出することにより、上記素線1の電流の値
を知ることができる。
「考案が解決しようとする問題点」 しかしながら従来技術においては、検出線11がノイズの
影響を受け易く、その結果、誤検出する場合があるとい
う問題があった。
そこで、本考案は上記実情に鑑みてなされたもので、そ
の目的は、外来ノイズの影響を受けずに、好みの検出感
度に調節することができる信号検出装置を提供すること
にある。
「問題点を解決するための手段」 本考案に係る信号検出装置は、以下の構成を備える。
すなわち、 素線1がリング状コア2内に挿通され、検出線4が上記
コア2に巻回され、上記検出線4の両端が、上記素線1
に印加、重畳された電圧及び電流の少なくともいずれか
一方を検出する信号処理器9に接続されてなる信号検出
装置であって、 上記検出線4がシールド体3で被覆され、このシールド
体3と検出線4との一体で上記コア2が巻回され、上記
シールド体3の両端に抵抗体が接続され、 上記検出線4の誘器電圧は、 =(R1+JωL1−(JωM) 1/(R2+Jω
L21 :検出線4側の誘起電流 R1 :検出線4側の直流抵抗2 :シールド体3側の誘起電流 R2 :シールド体3側の直流抵抗(抵抗体の抵抗値を含
む) L1 :検出線4の自己インダクタンス L2 :シールド体3の自己インダクタンス M :検出線4とシールド体3間の相互インダクタンス の式で表現され、上記式に従って上記検出線4の誘起電
圧が調節されるものである。
「考案の作用」 本考案に係る信号検出装置によれば、検出線4がシール
ド体3に被覆されるので、検出線4に対して外来ノイズ
の侵入が遮断され、信号線4に外来ノイズの影響がなく
なる。またシールド体3の両端に抵抗体が接続されてい
るので、シールド体3に帯びた外来ノイズは、シールド
体3から抵抗体に流れると、そこで熱として消滅する。
このように、検出線4は、ノイズの大小に関係なく、誘
起電圧を得ることができるが、その誘起電圧につい
ては、接続される抵抗体の抵抗値に応じて調節される。
例えば、ある基準の抵抗値をもつ抵抗体を接続したとき
に生じた誘起電圧を基準の誘起電圧と考えた場合、検出
線4上の誘起電圧は、抵抗値の高い抵抗体が接続され
ると、基準の誘起電圧よりも増加する方向に調節され、
また抵抗値の低い抵抗体が接続されると、上記基準の誘
起電圧よりも減少する方向に調節される。
「考案の実施例」 以下に本考案の実施例を第1図乃至第7図に基づき説明
する。第1図乃至第6図は第1実施例を示す。
本実施例に係る信号検出装置は、素線1に印加、重畳さ
れた電圧及び電流の少なくともいずれが一方を検出する
ものである。
上記素線1は、リング状コア2内に挿通され、シールド
体3で被覆された検出線4が該コア2に巻回されてい
る。上記シールド体3の両端5,6は抵抗体Rの両端に接
続されると共に、上記検出線4の両端7,8は、電圧及び
電流の少なくともいずれか一方を検出する信号処理器9
に接続されている。
詳述すると、上記コア2としては例えばフェライトコ
ア、オキサイドコアがある。
又、上記シールド体3で被覆された検出線4としては、
例えば、同軸ケーブルで構成することができる。この場
合、上記検出線4は上記同軸ケーブルの芯線に相当し、
又、上記シールド体3は該同軸ケーブルの網状導体に相
当するものである。
又、第1図中、一点鎖線で示す如く、前記抵抗R及び検
出線4はシールドされている。
次に、動作について説明する。
而して、ノイズは、シールド体3の抵抗体Rにおいて熱
として消費され、消滅する。
又、第2図、第3図に示す如く、検出線4は第1次巻線
に相当し、シールド体3は第2次巻線に相当する。
而して、第4図及び第5図に示す如く、 S:コア2の断面積 S1:検出線4で囲まれた断面積 S2:シールド体3で囲まれた断面積 L1:検出線4の自己インダクタンス L2:シールド体3の自己インダンクタンス M:検出線4とシールド体3の間の相互インダクタンス μ:コア2の透磁率 μ0:真空中の透磁率 N:検出線4及びシールド体3の巻数 a:コアの中心点Pからコアの円周上の中心まででの距離 とするとき、以下の式が成立する。
L1=μN2S1/2πa・・・ L1=N2{μS1+μ(S2−S1)}/2πa・・・ M=μN2S/2πa・・・ 従って、 :検出線4の両端5、6の誘起電圧1 :によって検出線4に誘起する相互誘導起電圧2 :によってシールド体3に誘起する相互誘導起電
1 :検出線4側の誘起電流 R1 :検出線4側の直流抵抗2 :シールド体3側の誘起電流 R2 :シールド体3側の直流抵抗(抵抗体Rの抵抗値も含
む) ω:2πf f:周波数 とするとき、以下の式が成立する。
=(R1+JωL1・・・ =−JωM・・・ =(R1+JωL1+JωM・・・ また、 =(R2+JωL2・・・ =−JωM・・・ =−JωM1/(R2+JωL2)・・・ 、式より、 =(R1+JωL1−(JωM) 1/(R2+Jω
L2)・・・ 従って、式から明らかなように、誘起電圧は直流抵
抗R2の値に左右され、直流抵抗R2が大きい程、は増加
する。換言すれば、R2が大きいほど、検出感度が高まる
ことになる。しかして、R2は抵抗値の大きい抵抗体Rの
接続によって任意に大きくすることができる。
このように、式より明らかなように、抵抗値R2が大き
いほど、言い換えると、抵抗体Rの抵抗値が大きいほ
ど、誘起電圧も大きい値をとることになる。
従って、誘起電圧の大小が検出感度の高低に合致して
いることから、検出感度を高めることが可能である。す
なわち、この誘起電圧の大小は検出感度の高低を示す
ので、ある基準よりも高い検出感度を得るために、基準
の抵抗値よりも高い抵抗値をもつ抵抗体を接続すれば良
い。
この考案は、単にノイズに対するシールドのために、同
軸タイプのシールドを設けたのではなく、検出線4に外
来するノイズの影響を及ぼさないようにして、抵抗値の
高い抵抗体を接続することで、検出感度を高く設定させ
るものである。これを実現するために、2次巻線である
シールド体3の両端を抵抗体Rで接続する必要が生じる
ものである。
又、素線1に第6図(A)に示す如く、直流電圧が印加
されたときには、検出線4の両端5,6に第6図(B)に
示す微分波形の電圧が誘起される。従って、素線1に直
流電圧が印加された場合にも、そのオン・オフの検出が
可能である。
又、第7図は本考案の第2実施例を示し、本実施例の特
徴は、コア10をセパレートにしたことにある。コア10を
このように構成することにより、該コア10内に素線1を
容易に挿通させることができる。
「考案の効果」 以上説明した如く本考案によれば、検出線4をシールド
体3で被覆して、シールド体3の両端を抵抗体で接続し
た構成なので、検出線4に対して外来ノイズの侵入が遮
断され、これにより検出線4の検出に、外来ノイズの影
響がなくなり、また検出線4、シールド体3が、それぞ
れ1次巻線、2次巻線を形成する構成なので、シールド
体3に接続された抵抗体の抵抗値に応じて検出線4の誘
起電圧が調節され、これにより好みの検出感度を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本考案の第1実施例に係り、第1図
は斜視図、第2図及び第3図は等価回路図、第4図は正
面図、第5図(A),(B),(C)は一部断面図、第
6図(A),(B)は波形図、第7図は第2実施例を示
す斜視図、第8図は従来技術を示す斜視図である。 1……素線、2……コア、3……シールド体、4……検
出線、9……信号処理器、R……抵抗体。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】素線1がリング状コア2内に挿通され、検
    出線4が上記コア2に巻回され、上記検出線4の両端
    が、上記素線1に印加、重畳された電圧及び電流の少な
    くともいずれか一方を検出する信号処理器9に接続され
    てなる信号検出装置であって、 上記検出線4がシールド体3で被覆され、このシールド
    体3と検出線4との一体で上記コア2が巻回され、上記
    シールド体3の両端に抵抗体が接続され、 上記検出線4の誘起電圧は、 =(R1+JωL1−(JωM) 1/(R2+Jω
    L21 :検出線4側の誘起電流 R1 :検出線4側の直流抵抗2 :シールド体3側の誘起電流 R2 :シールド体3側の直流抵抗(抵抗体の抵抗値を含
    む) L1 :検出線4の自己インダクタンス L2 :シールド体3の自己インダクタンス M :検出線4とシールド体3間の相互インダクタンス の式で表現され、上記式に従って上記検出線4の誘起電
    圧が調節されることを特徴とする信号検出装置。
  2. 【請求項2】上記検出線4を同軸ケーブルの芯線により
    構成し、上記シールド体3を該同軸ケーブルの網状導体
    により構成したことを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の信号検出装置。
JP1987075206U 1987-05-21 1987-05-21 信号検出装置 Expired - Lifetime JPH074585Y2 (ja)

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JP1987075206U JPH074585Y2 (ja) 1987-05-21 1987-05-21 信号検出装置

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JPS63185570U JPS63185570U (ja) 1988-11-29
JPH074585Y2 true JPH074585Y2 (ja) 1995-02-01

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