JPH0745801B2 - 三次元タービン動翼 - Google Patents
三次元タービン動翼Info
- Publication number
- JPH0745801B2 JPH0745801B2 JP19889088A JP19889088A JPH0745801B2 JP H0745801 B2 JPH0745801 B2 JP H0745801B2 JP 19889088 A JP19889088 A JP 19889088A JP 19889088 A JP19889088 A JP 19889088A JP H0745801 B2 JPH0745801 B2 JP H0745801B2
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- JP
- Japan
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- blade
- root
- tip
- tan
- dimensional
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F05—INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
- F05B—INDEXING SCHEME RELATING TO WIND, SPRING, WEIGHT, INERTIA OR LIKE MOTORS, TO MACHINES OR ENGINES FOR LIQUIDS COVERED BY SUBCLASSES F03B, F03D AND F03G
- F05B2250/00—Geometry
- F05B2250/20—Geometry three-dimensional
Landscapes
- Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、回転流体機械の三次元タービン動翼に関す
る。
る。
従来の技術 第9図に示すように、従来の(三次元)タービン動翼01
は半径方向、つまり翼高さ方向に、翼断面の重心Gを一
致(厳密には、ある微少な許容値以内とする)させて形
成される。その理由は、翼高さ方向に重心Gがずれると
タービン回転時の遠心力による過大な偏心モーメントが
作用し、翼付根02、翼根部03の強度低下を招くからであ
る。
は半径方向、つまり翼高さ方向に、翼断面の重心Gを一
致(厳密には、ある微少な許容値以内とする)させて形
成される。その理由は、翼高さ方向に重心Gがずれると
タービン回転時の遠心力による過大な偏心モーメントが
作用し、翼付根02、翼根部03の強度低下を招くからであ
る。
発明が解決しようとする課題 以上のような従来の三次元タービン動翼に対して、最
近、回転流体機械の静翼(図示せず)及び動翼01を翼高
さ方向に適当な角度傾斜させると、翼先端04、翼付根02
の流速、即ち空力性能が増し、翼高さ方向の2次元流れ
損失低減に効果があることが実験的、解析的にわかって
きた。この場合、静翼の方は回転しないので、重心Gが
翼高さ方向にずれても強度上の弊害はない。
近、回転流体機械の静翼(図示せず)及び動翼01を翼高
さ方向に適当な角度傾斜させると、翼先端04、翼付根02
の流速、即ち空力性能が増し、翼高さ方向の2次元流れ
損失低減に効果があることが実験的、解析的にわかって
きた。この場合、静翼の方は回転しないので、重心Gが
翼高さ方向にずれても強度上の弊害はない。
ところが、動翼01の方は車軸(図示せず)を中心として
回転するため、重心Gが翼高さ方向にずれると偏心モー
メントが発生し、特に、翼付根02、翼根部03の静的応力
を増加させる。この現象は、静的強度を低下させると共
に、第10図のグッドマン線図に示すように、耐振動強度
を低下させるという弊害がある。つまり対振動強度に比
例する許容振動応力δoscが低下することになる。
回転するため、重心Gが翼高さ方向にずれると偏心モー
メントが発生し、特に、翼付根02、翼根部03の静的応力
を増加させる。この現象は、静的強度を低下させると共
に、第10図のグッドマン線図に示すように、耐振動強度
を低下させるという弊害がある。つまり対振動強度に比
例する許容振動応力δoscが低下することになる。
なお、図中、符号δEは翼材の疲労限、 は動翼に作用する静的応力、δYは0.2%耐力 は各静的応力 に対応する許容振動応力を夫々示す。
また、従来技術として、第11図に示すように、翼を翼高
さ方向に傾斜させた一例にガスタービン翼があるが、こ
れはガスFGと遠心力FCFを相殺させることが目的であ
り、又、傾斜は一方向である。この場合、前述の如く直
接重心Gまわりの偏心モーメントを解消させるものでは
ない。
さ方向に傾斜させた一例にガスタービン翼があるが、こ
れはガスFGと遠心力FCFを相殺させることが目的であ
り、又、傾斜は一方向である。この場合、前述の如く直
接重心Gまわりの偏心モーメントを解消させるものでは
ない。
なお、図中、符号M1は遠心力FCFによる曲げモーメン
ト、M2はガス力FGによる曲げモーメントM2であって、M1
とM2が逆符号となる、即ち相殺することを示す。
ト、M2はガス力FGによる曲げモーメントM2であって、M1
とM2が逆符号となる、即ち相殺することを示す。
課題を解決するための手段 本発明は、このような従来の課題を解決するために、回
転流体機械の動翼のうち、翼高さ方向のほぼ中間付近で
翼を屈折させた三次元タービン動翼において、動翼先端
における回転中心からの半径R、翼先端から屈折部まで
の高さh1、屈折部から翼付根までの高さh2、翼先端の傾
斜角θ1、翼付根の傾斜角θ2とする時、これらR,h1,h
2,θ1,θ2が次の式 tanθ1×(3Rh1 2−h1 3)=tanθ2×h2 ×{3R・(2h1+h2)−3h1 2−3h1h2−h2 2} の関係を満たすように形成したものである。
転流体機械の動翼のうち、翼高さ方向のほぼ中間付近で
翼を屈折させた三次元タービン動翼において、動翼先端
における回転中心からの半径R、翼先端から屈折部まで
の高さh1、屈折部から翼付根までの高さh2、翼先端の傾
斜角θ1、翼付根の傾斜角θ2とする時、これらR,h1,h
2,θ1,θ2が次の式 tanθ1×(3Rh1 2−h1 3)=tanθ2×h2 ×{3R・(2h1+h2)−3h1 2−3h1h2−h2 2} の関係を満たすように形成したものである。
作用 このような手段によれば、三次元タービン動翼の翼高さ
方向の重心の分布を翼付根から屈折部まで、及び屈折部
から翼先端までに分けて考え、殊に遠心力によるこれら
の曲げモーメントの総和から翼付根における偏心モーメ
ントが求まるので、この偏心モーメントを零とする(解
消する)関係式を導き出せ、この式の成立する範囲内の
各h1,h2,θ1,θ2にて中間付近で屈折した翼形状を形成
できる。
方向の重心の分布を翼付根から屈折部まで、及び屈折部
から翼先端までに分けて考え、殊に遠心力によるこれら
の曲げモーメントの総和から翼付根における偏心モーメ
ントが求まるので、この偏心モーメントを零とする(解
消する)関係式を導き出せ、この式の成立する範囲内の
各h1,h2,θ1,θ2にて中間付近で屈折した翼形状を形成
できる。
実施例 以下第1〜8図を参照して、本発明の一実施例について
詳述する。
詳述する。
しかして本発明によれば、第1図に示すように、三次元
タービン動翼における翼高さ方向の形状を代表的な3断
面に基づいて説明すると、その形状は図中の実線の如
く、翼断面の重心G(×印)をx−y座標系の原点に対
して翼先端2がy+方向、中間付近の屈折部3がy−方
向、かつ翼付根4がy±0に略くの字状にずらして形成
されている。
タービン動翼における翼高さ方向の形状を代表的な3断
面に基づいて説明すると、その形状は図中の実線の如
く、翼断面の重心G(×印)をx−y座標系の原点に対
して翼先端2がy+方向、中間付近の屈折部3がy−方
向、かつ翼付根4がy±0に略くの字状にずらして形成
されている。
これに対し、従来技術による三次元タービン1′におけ
る形状は云うまでもなく図中の点線の如く、翼断面の重
心G′(○印)をx−y座標系の原点に対して各部がy
±0に直線状に一致して形成されている。この場合、正
確はその重心G′の偏心は0.5mm〜1.0mm以内の範囲に設
定されている。
る形状は云うまでもなく図中の点線の如く、翼断面の重
心G′(○印)をx−y座標系の原点に対して各部がy
±0に直線状に一致して形成されている。この場合、正
確はその重心G′の偏心は0.5mm〜1.0mm以内の範囲に設
定されている。
そして、第2図に示すように、翼先端2における回転中
心からの半径をR、翼先端2から屈折部3までの高さを
h1、屈折部3から翼付根4までの高さをh2、翼先端2の
傾斜角をθ1、翼付根4の傾斜角をθ2とすれば、翼先
端2からの任意の距離xにおける翼断面での重心Gのず
れによる偏心モーメントM(χ)は、下記(1),
(2)式の如く表わせる。
心からの半径をR、翼先端2から屈折部3までの高さを
h1、屈折部3から翼付根4までの高さをh2、翼先端2の
傾斜角をθ1、翼付根4の傾斜角をθ2とすれば、翼先
端2からの任意の距離xにおける翼断面での重心Gのず
れによる偏心モーメントM(χ)は、下記(1),
(2)式の如く表わせる。
なお、翼先端2を基準(0)とする。また、図中、符号
5は翼根部を示す。即ち、 (イ)翼先端2から屈折部3までの区間(0xh1)
において、 なる関係式がなりたつ。
5は翼根部を示す。即ち、 (イ)翼先端2から屈折部3までの区間(0xh1)
において、 なる関係式がなりたつ。
ここで、dmは単位長さ当り質量、ρは密度、A(ξ)は
任意の点dξにおける翼断面積、及びωは角速度を夫々
示し、(1)式は下記により導入される。
任意の点dξにおける翼断面積、及びωは角速度を夫々
示し、(1)式は下記により導入される。
即ち、第3図(a)に示すように、一般的なモデルとし
て質点mを角速度ωで回転すると、半径方向に遠心力mr
ω2が作用する。
て質点mを角速度ωで回転すると、半径方向に遠心力mr
ω2が作用する。
しかして、第3図(b)に示すように、動翼1の場合も
同様に微少質点dmを角速度ωで回転すると、半径方向に
遠心力dFCF=dm・rω2が作用する。
同様に微少質点dmを角速度ωで回転すると、半径方向に
遠心力dFCF=dm・rω2が作用する。
次に第4図に示すように、この遠心力dFCFにより、翼先
端2からχなる距離にある断面に作用する曲げモーメン
トdMは、 dM=dFCF×l=dm・rω2×(x−ξ)tanθ 従って距離xの断面にはξ=0からξ=χまでの微少質
点dmに作用する遠心力により発生する曲げモーメントdM
の総和Mが作用する。つまり、 (ロ)屈折部3から翼先端4までの区間(h1χh1+
h2)において、 なる関係式がなりたつ。
端2からχなる距離にある断面に作用する曲げモーメン
トdMは、 dM=dFCF×l=dm・rω2×(x−ξ)tanθ 従って距離xの断面にはξ=0からξ=χまでの微少質
点dmに作用する遠心力により発生する曲げモーメントdM
の総和Mが作用する。つまり、 (ロ)屈折部3から翼先端4までの区間(h1χh1+
h2)において、 なる関係式がなりたつ。
その(2)式は下記により導入される。
即ち、第5図に示すように、この場合も(1)式と全く
同様と考えて、M=MI+MIIとすれば、 ただし、l1=(hI−ξI)tanθ1 l2=(χ−h1)tanθ2 ただし、l3=(χ−ξII)tanθ2 ここで、dFCF=ρA(ξ)dξ×(R−ξ)ω2を上式
に代入すれば(2)式が得られる。
同様と考えて、M=MI+MIIとすれば、 ただし、l1=(hI−ξI)tanθ1 l2=(χ−h1)tanθ2 ただし、l3=(χ−ξII)tanθ2 ここで、dFCF=ρA(ξ)dξ×(R−ξ)ω2を上式
に代入すれば(2)式が得られる。
従って、殊に静的強度及び耐振動強度が増加するよう、
それらの強度の影響が大きい翼付根4(又は翼根部5)
に注目して、翼付根4(χ=h1+h2)における偏心モー
メントMは、(2)式にχ=h1+h2を代入すれば、 と表わされる。
それらの強度の影響が大きい翼付根4(又は翼根部5)
に注目して、翼付根4(χ=h1+h2)における偏心モー
メントMは、(2)式にχ=h1+h2を代入すれば、 と表わされる。
ここで、偏心モーメントMを解消すべくこの値が零とな
るようにするには、動翼1の翼高さ方向の重心分布が次
式を満足するように形成すればよい。
るようにするには、動翼1の翼高さ方向の重心分布が次
式を満足するように形成すればよい。
この(4)式を解いて(途中の計算を省略する)、 以上のことから、特に、タービン動翼1の翼断面A
(ξ)が一様な場合には、(5)式は より、これを消去してtanθ1,tanθ2の各項に分けて変
形すれば、 ∴tanθ1×(3Rh1 2−h1 3)=tanθ2×h2×{3R ・(2h1+h2)−3h1 2−3h1h2−h2 2} ・・・(6) を導き出すことができる。
(ξ)が一様な場合には、(5)式は より、これを消去してtanθ1,tanθ2の各項に分けて変
形すれば、 ∴tanθ1×(3Rh1 2−h1 3)=tanθ2×h2×{3R ・(2h1+h2)−3h1 2−3h1h2−h2 2} ・・・(6) を導き出すことができる。
従って、本発明によれば、前記条件である翼断面積A
(ξ)が一様であることから、その適用できる翼形は、
遠心力FCFが比較的小さく翼断面積がほぼ全て一様な高
圧段、中圧段の短翼に限定されることになる。
(ξ)が一様であることから、その適用できる翼形は、
遠心力FCFが比較的小さく翼断面積がほぼ全て一様な高
圧段、中圧段の短翼に限定されることになる。
更に、前記(6)式に基づいて、第6及び7図に示す如
く翼形の具体的な選定について述べると、まず、例えば
翼先端2と屈折部3間、及び屈折部3と翼付根4間の夫
々の傾斜角θ1,θ2が同一の場合(第6図参照)には、
(6)式はtanθ1=tanθ2より、 3Rh1 2−h1 3=h2×{3R(2h1+h2)3h1 2 −3h1h2−h2 2} ・・・(7) ここで、h1=αH,h2=(1−α)H,R=βH(H;翼高
さ)とおけば、(7)式は次式で表わされる。
く翼形の具体的な選定について述べると、まず、例えば
翼先端2と屈折部3間、及び屈折部3と翼付根4間の夫
々の傾斜角θ1,θ2が同一の場合(第6図参照)には、
(6)式はtanθ1=tanθ2より、 3Rh1 2−h1 3=h2×{3R(2h1+h2)3h1 2 −3h1h2−h2 2} ・・・(7) ここで、h1=αH,h2=(1−α)H,R=βH(H;翼高
さ)とおけば、(7)式は次式で表わされる。
∴2α3−6α2β+3β−1=0 ・・・(8) 結局、θ1=θ2の時、(8)式を満たすようにαを選
定すれば良い。
定すれば良い。
次に、例えば翼先端2と屈折部3間、及び屈折部3と翼
付根4の夫々の翼高さh1,h2が同一の場合(第7図参
照)には、(6)式はh1=h2より、 ∴tanθ1×(6β−1)=tanθ2×(18β−7)・・
・(9) 結局、h1=h2の時、(9)式を満たすようにθ1,θ2を
選定すれば良い。
付根4の夫々の翼高さh1,h2が同一の場合(第7図参
照)には、(6)式はh1=h2より、 ∴tanθ1×(6β−1)=tanθ2×(18β−7)・・
・(9) 結局、h1=h2の時、(9)式を満たすようにθ1,θ2を
選定すれば良い。
なお、これらh1,h2,θ1,θ2の各最適値の取り得る範
囲、相互の効率的な組合せ等については、実験により確
かめられる。
囲、相互の効率的な組合せ等については、実験により確
かめられる。
また、第8図には、偏心モーメントMの分布状態の概念
を示しており、(a)は本発明に係る三次元動翼の場
合、(b)は従来の翼高さ方向に重心を一致させない三
次元動翼の場合、(c)は従来の翼高さ方向に重心を一
致させた三次元動翼の場合である。
を示しており、(a)は本発明に係る三次元動翼の場
合、(b)は従来の翼高さ方向に重心を一致させない三
次元動翼の場合、(c)は従来の翼高さ方向に重心を一
致させた三次元動翼の場合である。
発明の効果 以上詳述したように、本発明によれば、タービン動翼の
翼高さ方向の重心の分布を、 tanθ1×(3Rh1 2−h1 3)=tanθ2×h2 ×{3R・(2h1+h2)−3h1 2−3h1h2−h2 2} の関係を満たす屈折した翼形とするため、動翼付根或い
は、翼根部での偏心応力を常時零にできるので、よって
このような屈折させた三次元動翼を実機に適用でき、前
記部分における静的強度と耐振動強度の低下を確実に防
止し、タービン動翼の性能を向上させることができる。
翼高さ方向の重心の分布を、 tanθ1×(3Rh1 2−h1 3)=tanθ2×h2 ×{3R・(2h1+h2)−3h1 2−3h1h2−h2 2} の関係を満たす屈折した翼形とするため、動翼付根或い
は、翼根部での偏心応力を常時零にできるので、よって
このような屈折させた三次元動翼を実機に適用でき、前
記部分における静的強度と耐振動強度の低下を確実に防
止し、タービン動翼の性能を向上させることができる。
第1図は本発明による三次元タービン動翼の一例を示
し、(a)はその翼正面図、(b)は(a)に対応する
主要な位置での横断面図、第2図はその動翼の各位置及
び角度の関係を示す模式図、第3図は回転流体機械の回
転に伴う遠心力の発生を示し、(a)はその一般的なモ
デルを示す模式図、(b)は殊にタービン動翼について
の模式図、第4図は本発明による三次元タービンの動翼
の翼先端から屈折部(0χh1)の偏心モーメントを
示す図、第5図は屈折部から翼付根(h1χh1+h2)
の偏心モーメントを示す図、第6図はその偏心モーメン
トが零の下での、各翼先端及び翼付根部の傾斜角が等し
い場合の翼形状の一例を示す概略側面図、第7図は偏心
モーメントが零の下での、各翼先端と屈折部間及び屈折
部と翼付根間の翼高さが等しい場合の翼形状の一例を示
す概略側面図、第8図は本発明並びに従来の三次元動翼
に発生する偏心モーメントの分布状態の概念を示し、
(a)は本発明による動翼の場合の模式図、(b)は従
来の翼高さ方向に重心を一致させていない動翼の場合の
模式図、(c)は従来の翼高さ方向に重心を一致させた
動翼の場合の模式図、第9図は従来の三次元タービン動
翼を示す概略側面図、第10図は動翼に作用する静的応力
と許容振動応力との関係を示すグッドマン線図、第11図
は従来のガスタービン等に採用された、一方向のみに傾
斜した動翼の曲げモーメントを示す模式図である。 1……三次元タービン動翼、2……翼先端、3……屈折
部、4……翼付根、5……翼根部、R……回転中心から
の半径、h1……翼先端から屈折部までの高さ、h2……屈
折部から翼付根までの高さ、θ1……翼先端の傾斜角、
θ2……翼付根の傾斜角。
し、(a)はその翼正面図、(b)は(a)に対応する
主要な位置での横断面図、第2図はその動翼の各位置及
び角度の関係を示す模式図、第3図は回転流体機械の回
転に伴う遠心力の発生を示し、(a)はその一般的なモ
デルを示す模式図、(b)は殊にタービン動翼について
の模式図、第4図は本発明による三次元タービンの動翼
の翼先端から屈折部(0χh1)の偏心モーメントを
示す図、第5図は屈折部から翼付根(h1χh1+h2)
の偏心モーメントを示す図、第6図はその偏心モーメン
トが零の下での、各翼先端及び翼付根部の傾斜角が等し
い場合の翼形状の一例を示す概略側面図、第7図は偏心
モーメントが零の下での、各翼先端と屈折部間及び屈折
部と翼付根間の翼高さが等しい場合の翼形状の一例を示
す概略側面図、第8図は本発明並びに従来の三次元動翼
に発生する偏心モーメントの分布状態の概念を示し、
(a)は本発明による動翼の場合の模式図、(b)は従
来の翼高さ方向に重心を一致させていない動翼の場合の
模式図、(c)は従来の翼高さ方向に重心を一致させた
動翼の場合の模式図、第9図は従来の三次元タービン動
翼を示す概略側面図、第10図は動翼に作用する静的応力
と許容振動応力との関係を示すグッドマン線図、第11図
は従来のガスタービン等に採用された、一方向のみに傾
斜した動翼の曲げモーメントを示す模式図である。 1……三次元タービン動翼、2……翼先端、3……屈折
部、4……翼付根、5……翼根部、R……回転中心から
の半径、h1……翼先端から屈折部までの高さ、h2……屈
折部から翼付根までの高さ、θ1……翼先端の傾斜角、
θ2……翼付根の傾斜角。
Claims (1)
- 【請求項1】回転流体機械の動翼のうち、翼高さ方向の
ほぼ中間付近で翼を屈折させた三次元タービン動翼にお
いて、動翼先端における回転中心からの半径R、翼先端
から屈折部までの高さh1、屈折部から翼付根までの高さ
h2、翼先端の傾斜角θ1、翼付根の傾斜角θ2とする
時、これらR,h1,h2,θ1,θ2が次の式 tanθ1×(3Rh1 2−h1 3)=tanθ2×h2 ×{3R・(2h1+h2)−3h1 2−3h1h2−h2 2} の関係を満たすように形成したことを特徴とする三次元
タービン動翼。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19889088A JPH0745801B2 (ja) | 1988-08-11 | 1988-08-11 | 三次元タービン動翼 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19889088A JPH0745801B2 (ja) | 1988-08-11 | 1988-08-11 | 三次元タービン動翼 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0249902A JPH0249902A (ja) | 1990-02-20 |
JPH0745801B2 true JPH0745801B2 (ja) | 1995-05-17 |
Family
ID=16398641
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19889088A Expired - Fee Related JPH0745801B2 (ja) | 1988-08-11 | 1988-08-11 | 三次元タービン動翼 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0745801B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1994012390A2 (en) * | 1992-11-24 | 1994-06-09 | United Technologies Corporation | Coolable rotor blade structure |
US5642985A (en) * | 1995-11-17 | 1997-07-01 | United Technologies Corporation | Swept turbomachinery blade |
CN113514018A (zh) * | 2021-05-17 | 2021-10-19 | 成都市鸿侠科技有限责任公司 | 一种飞机发动机叶片三坐标测量定位装置 |
-
1988
- 1988-08-11 JP JP19889088A patent/JPH0745801B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0249902A (ja) | 1990-02-20 |
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