JPH0745675Y2 - 基礎杭用掘削刃 - Google Patents

基礎杭用掘削刃

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JPH0745675Y2
JPH0745675Y2 JP1992024324U JP2432492U JPH0745675Y2 JP H0745675 Y2 JPH0745675 Y2 JP H0745675Y2 JP 1992024324 U JP1992024324 U JP 1992024324U JP 2432492 U JP2432492 U JP 2432492U JP H0745675 Y2 JPH0745675 Y2 JP H0745675Y2
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JP
Japan
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blade
holder
casing
foundation pile
blades
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Application number
JP1992024324U
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English (en)
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JPH0583096U (ja
Inventor
薫 飯村
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Mitsubishi Steel Mfg Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Steel Mfg Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、地下を掘削して基礎杭
を施工する回転式基礎工事用機械に使用される掘削刃に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の機械において、ケーシン
グに取付ける刃部としては次の2つのタイプがある。
【0003】(1)一体式ツース 図5に示すように鋼
材11の先端に超硬チップをロー付けしたものをケーシ
ングに溶接して取付けてなるものである。
【0004】(2)二体式ツース 図6に示すように刃
部をポイント部13とホルダー部14との二体式構造に
し、ホルダー部14をケーシングに溶接し、ポイント部
13はホルダー部14にロック部材15をもって固定さ
せるものである。この二体式ツースにおける嵌合部のボ
ルト15、ホルダー部14およびポイント16との結合
形式は図7イないしニに示すように各種のものが考えら
れている。なお、図7の(ハ)における17はクサビで
ある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記一体式ツースは刃
が切れなくなった場合に、刃部を新らしいものと交換す
るのに大変困難である。
【0006】二体式ツールについては、二体式構造のた
め、ケーシングの強力な回転力に耐えるにはポイント部
を自然大きくせざるを得ない。このポイント部の幅寸法
が大きいと、ケーシング径が小さい場合には、ケーシン
グよりはみ出すので、ケーシングの回転時に抵抗となり
具合が悪い。又、刃先部が回転力に耐えられないもの
は、刃部背面側に別コマを溶接して回転力の支えとして
いる場合もある。二体式ツースのほとんどのものは機械
加工製で、嵌合部には加工費がかさむため抜き勾配が設
けられていない。又、使用上ポイントのガタがきらわれ
るため、ガタのない寸法精度で作られている。このため
使用後、土砂等が嵌合部に入り込んでポイントを交換す
る時抜けなくなることもある。ボルトで止める方式のも
のは、使用後ボルト頭まで摩耗し、ポイント交換すると
きボルトを外せない場合がある。さらに使用中にボルト
がゆるんでポイントを固定できなくなり破損する場合が
ある。例えば図7(ハ)のようにホルダー外周の一部を
囲う構造になっているものはホルダーのケーシングへの
溶接代が十分取れないため、使用中にホルダーがとれる
場合がある。超硬チップの取付けはほとんどがケーシン
グの回転方向と押込方向の力を受ける2面でロー付けさ
れているため、使用中摩擦熱が発生し横荷重が作用すれ
ば、ロー付け部より超硬チップが横にすべり、チップが
脱落する場合がある。チップが使用中脱落して掘削され
た岩盤の溝に落ち込んでしまったら、そのチップが邪魔
をして、それ以上の掘削は不可能となる。
【0007】本考案は、この二体式ツースにおける諸問
題を解決せんとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、回転ケージン
グの先端にホルダー部材に着脱可能に設けた多数の掘削
刃において、刃部の着脱方向を掘削時のケーシングの回
転力と押込力の合力方向に一致させ、かつ、刃部の差込
みは刃部後部の二又部でホルダーを挟み込むと共に、そ
の二又部の両外側面とホルダーとはインロー式に嵌合し
て固定し、又、ケーシング本体より突き出た刃部の回転
方向の反対側にはホルダーから延びた一体成形の突起部
を設けた基礎杭用掘削刃である。
【0009】かかる本考案品は、ポイント部をホルダー
に装着して掘削させると、ケーシングの回転力と押込力
とがマシン本体からケーシングに作用し、このケーシン
グの先端にのこぎりの刃のように取付けた刃部によって
岩盤を掘削、穿孔していく。実際にはこの回転力と押込
力の合力によって掘削される。本考案ではこの合力方向
にポイント嵌合部差込み方向を傾斜させることによっ
て、ポイント部はホルダー部側に押込まれる作用が、従
来品の如く、鉛直に差込む嵌合部形状と比べて素直に働
き、極言すればロック部材がなくても掘削時は問題ない
働きをする。実際には、掘削終了時においてケーシング
本体を引き抜いて、次の基礎用孔の掘削に移るため、ポ
イント維持の必要があり、ロック部材は必要となる。
【0010】掘削時の分力はポイント部からホルダー部
の各所に伝達され、又、ポイント部から伸びた二又部と
ホルダーのインロー式嵌合はポイント部に作用する横荷
重を支える役目をする。又、ホルダー部から延びた一体
成形の突起部は回転方向からくる力をバックアップす
る。超硬チップの取付けは、回転方向と押込方向及び横
荷重を受ける3面でロー付けされている。
【0011】
【実施例】実施例を図面に基づいて説明する。
【0012】図1は実施例の分解斜視図で、図2はその
A−A断面図である。図中1はホルダー部材、2は刃
部、3はロック部材である。ホルダー部材1の両面に
は、ホルダー部材1を取付けるべきケーシングの回転力
と押込力の合力方向に先止りの蟻溝4を形成し、又、蟻
溝4の入口でケーシングの回転方向の反対側には突起部
5を形成してある。刃部2は前記蟻溝4に嵌合すべく上
端が二又のポイント部6に別れ、刃先には超硬チップ7
がとりつけてある。蟻溝4と刃部2とはやや先細りとす
ると着脱が容易となる。刃先はケーシングより外側に出
ている外刃と、内側に出ている内刃、両者の中間の中刃
とがあり、適当にのこぎり状に配列を組合せてケーシン
グに取付ける。取付けには、ケーシング下端にホルダー
部材1を一定間隔で溶接し、その蟻溝4に刃部2のポイ
ント部6を挿し込み、ロック部材3をロック穴8、8’
に挿通して固定する。ロック部材3はケーシングの内側
からでも外側からでも挿脱できるものがよい。超硬チッ
プ7は回転方向を受ける面7’と押込方向を受ける面
7''及び横荷重を受ける面7'''をロー付して固定す
る。
【0013】このようにして組合せた本考案の掘削刃に
対して掘削時にかかる合力は図1、図2に示すように、
ポイント部6からホルダー部材のa、b、c、d部に伝
達される。又、ポイント部6の二又の部位は、ホルダー
部材1のc、d、e、fのインロー部により、ポイント
部6に作用する横荷重を支える役目をする。一方、超硬
チップ7に作用する力は、ポイント部の取付台座形状面
7’,7'',7'''で支える。特に横荷重は同荷重を受
ける面7'''すなわち刃部台座の片側面部で支える役目
をする。
【0014】
【考案の効果】本考案は、ケーシングの掘削時における
回転力と押込力によって発生する分力を刃部のポイント
部が受け、そのポイント部は前記合力と同一方向になっ
たホルダー部材と刃部との嵌合構造によって、ホルダー
に固着する作用が働らき、掘削時にはポイント部を保持
するためのロック部は不要となり得る程、二体式であり
ながら、一体式ツースに近い安定性を発揮する。ホルダ
ー部は、刃部の外刃、中刃、内刃とも互換性がある構造
になっており、現場で使用途中に刃部(外刃、中刃、内
刃)の配列の組合せを変更する必要が生じても、その場
で溶接機、ガス等を使用することなく簡単に交換するこ
とができる。横荷重を支える超硬チップ取付け台座部を
本考案の形状に形成することによって、従来のようにチ
ップが岩盤の溝部に落ち込み、掘削の邪魔になって掘削
ができなくなるようなことがない。本考案の二体式ツー
スは使用現場において取扱いが簡単で掘削地質が途中で
変り、掘削効率が落ち、刃部の配列、チップ材の変更等
必要に応じて変えたい場合でも、その場で簡単に変える
ことができる。又、チップの横すべりによる脱落などの
心配もなく、安心して作業できる等、作業効率の向上に
役立ち、大変効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の分解傾斜図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】ケーシングの説明図である。
【図4】ケーシングの刃部の説明図である。
【図5】従来の一体式ツースの一例の斜視図である。
【図6】従来の二体式ツースの一例の分解斜視図であ
る。
【図7】従来のボルト、ホルダー、ポイントの結合形成
を示す断面図である。
【符号の説明】
1 ホルダー部材 2 刃部 3 ロック部材 4 蟻溝 5 突起部 6 ポイント部 7 超硬チップ 7’ 回転方向を受ける面 7'' 押込方向を受ける面 7''' 横荷重を受ける面 8,8’ ロック穴

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転ケージングの先端に、ホルダー部材
    に着脱可能に設けた多数の掘削刃において、刃部の着脱
    方向を掘削時のケーシングの回転力と押込力の合力方向
    に一致させ、かつ、刃部の差込みは刃部後部の二又部で
    ホルダーを挟み込むと共に、その二又部の両外側面とホ
    ルダーとはインロー式に嵌合して固定し、又、ケーシン
    グ本体より突き出た刃部の回転方向の反対側にはホルダ
    ーから延びた一体成形の突起部を設けたことを特徴とす
    る基礎杭用掘削刃。
  2. 【請求項2】 刃先がそれぞれ内刃である刃部、中刃で
    ある刃部、外刃である刃部を有し、各刃部は相互に互換
    性をもってホルダーに着脱できるようにした請求項1記
    載の基礎杭用掘削刃。
  3. 【請求項3】 刃部とホルダーとはケーシングの内・外
    側のいずれからも着脱可能なロック部材をもって固定す
    る請求項1又は請求項2記載の基礎杭用掘削刃。
  4. 【請求項4】 刃部の刃先部の超硬チップは刃部台座の
    片側面部を残して取付けてなる請求項1記載の基礎杭用
    掘削刃。
JP1992024324U 1992-04-16 1992-04-16 基礎杭用掘削刃 Expired - Lifetime JPH0745675Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992024324U JPH0745675Y2 (ja) 1992-04-16 1992-04-16 基礎杭用掘削刃

Applications Claiming Priority (1)

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JP1992024324U JPH0745675Y2 (ja) 1992-04-16 1992-04-16 基礎杭用掘削刃

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0583096U JPH0583096U (ja) 1993-11-09
JPH0745675Y2 true JPH0745675Y2 (ja) 1995-10-18

Family

ID=12135003

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992024324U Expired - Lifetime JPH0745675Y2 (ja) 1992-04-16 1992-04-16 基礎杭用掘削刃

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JPS5914891U (ja) * 1982-07-21 1984-01-28 株式会社菱備基磯 削孔用回転ケ−シングのヘツド部
JPH0316957Y2 (ja) * 1987-07-13 1991-04-10

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