JP2509638Y2 - ケ―シング用バイトの取付装置 - Google Patents

ケ―シング用バイトの取付装置

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JP2509638Y2
JP2509638Y2 JP621590U JP621590U JP2509638Y2 JP 2509638 Y2 JP2509638 Y2 JP 2509638Y2 JP 621590 U JP621590 U JP 621590U JP 621590 U JP621590 U JP 621590U JP 2509638 Y2 JP2509638 Y2 JP 2509638Y2
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光治 藤森
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株式会社加藤製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は一方向に回動されるか、或いは一定スローク
で正逆交互に回動されるケーシングを地盤に、その穿孔
に先だつて重力作用や動力により押込み挿入する際に用
いるケーシング用バイトの取付装置に関する。
〔従来の技術〕
従来は第3図及び第4図に示すようにケーシング1の
下端に多数設けた切欠2内に夫々外刃(イ)或いは内刃
(ロ)のバイト3のバイトホルダ4を溶着して、これに
該バイトの柄部分をボルトで取付けたり、第5図及び第
6図に示すように切欠2内にケーシング1と一体に設け
た連結板部11にバイト3の基部フオーク部分を上下2個
のボルト12で直接固着したり、或いは又第7図に示すよ
うにバイト3の基部軸部分13をケーシング1に密着嵌合
して、該基部軸部分を打込んだピン14でケーシングに固
着したりしている。図中15はバイトに埋設した超硬合金
製のチツプを示す。
〔考案が解決しようとする課題〕
第3図〜第6図に示す従来技術では、バイト固定用の
ボルト12がケーシングの半径方向に設けられているた
め、第6図に図示されているように2個のボルトの首下
に嵌装した1個の座金16の上下端を夫々上下のボルト頭
に沿い折曲げるボルトの廻り止め手段などを設けても、
該座金やボルト頭がケーシング回動時における土砂との
摩擦によつて速に摩耗して、バイト3の固定が弛み易
い。
又バイト3の背後をケーシング下端部分18で受止める
ようにした第5図〜第7図の従来技術では、地盤に対す
るケーシングの押込によつてバイトとその背後のケーシ
ング下端部分18との接触部分に土砂が侵入すると同時
に、バイトの掘削反力が変動するため、該ケーシング下
端部分18が速やかに摩耗していわゆる「がた」を生じ易
く、ボルト12やピン14、或いはこれによるバイトの取付
部分等が直接掘削反力を受けて破損し易くなる欠点があ
つた。
本考案はケーシングの回動方向前端におけるバイトホ
ルダとバイトとの間に雌雄のくの字状接触面を備える密
着嵌合部を配設すると共に、該くの字状接触面を密着さ
せる楔を竪方向のボルトで作動させる装置をケーシング
下端切欠の中間深さの所に取付けて、上記欠点を解消す
ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明はケーシングの下端に多数設けた切欠内に夫々
バイトの柄部分の挿脱可能な矩形筒状のバイトホルダを
固着して、該バイトホルダの水平下縁に当接係合する水
平段面を前記柄部分の下端に設けたバイトの取付装置に
おいて、ケーシングの回動方向前端側のバイトホルダ内
壁と前記柄部分との間に、雌雄のくの字状接触面を備え
る密着嵌合部を設け、該雌雄の密着嵌合部の接触時にバ
イトの反対側の垂直竪縁と協同してバイトホルダ内に下
拡がりの空間を形成するように、ケーシングの回動方向
後端における前記バイトホルダの内壁を傾斜させて、該
傾斜内壁上端のバイトホルダ側にフランジ部分を設け、
該フランジ部分にルーズに挿通した竪方向のボルトを、
前記下拡がり空間内に充填可能な楔に螺合して、該ボル
ト緊締用の窓を前記切欠によつてバイトホルダ上に形成
させたものである。
ケーシングの回動方向後端におけるバイトホルダの内
壁とこれに対向するバイトの垂直竪縁との間の挟角は、
楔の静止摩擦角以下の角度に設定するのがよい。
又バイトホルダとバイトとの間に設ける雌雄の密着嵌
合部の内、雄の密着嵌合部はバイトホルダ側に設けるの
がよい。
〔作用〕
本考案は上記構成よりなるから、バイトホルダの水平
下縁にバイトの水平段面を当接させながら、該両者間の
雌雄のくの字状接触面を略接触させておいて、フランジ
部分に挿通したボルトを楔にねじ込めば、該楔がケーシ
ング回転方向後端のバイトホルダ側の傾斜内壁と、これ
に対向するバイトの垂直竪縁との間に引込まれて、該楔
がバイトを水平に押圧し、従つてバイトとバイトホルダ
との間の雌雄のくの字状接触面が略一様に圧接する。
このためケーシングを地盤に押込みながら回動して、
バイト先端に大きな掘削抵抗が作用しても、該掘削抵抗
力によるモーメントは、バイト前端側における雌雄のく
の字状接触面の圧接と、バイト後端側におけるバイトの
水平段面とバイトホルダ下縁との係合とにより受止めら
れるから、バイトの取付部に応力集中を生じ難く、又該
掘削抵抗力自体もバイトホルダにボルトで緊締した楔及
びこれとの摩擦力で受止められる。
従つてケーシング回転方向後端におけるバイトホルダ
の傾斜内壁とこれに対向するバイトの垂直竪縁との間の
挟角は楔の静止摩擦角以下の角度に設定して、バイトの
柄部分により水平の押圧反力を受ける楔が該傾斜内壁に
沿い下方に摺動しないようにするのがよいことは明らか
である。
バイトホルダとバイトとの間に設ける雌雄の密着嵌合
部の内、雄の密着嵌合部をバイトホルダ側に設ければ、
雌雄の密着嵌合部の嵌合深さを浅くすることにより、楔
を取脱さずともボルトの緊締を弛めるだけでバイトをバ
イトホルダに抜き差し可能とすることができる。
〔実施例〕
第1図及び第2図は本考案の実施例を示し、図中第3
図〜第7図で使用した部品符号と同一符号の部品は相対
応する部品である。(A)方向に回動されるケーシング
1の下端に設けた切欠2の中間深さの所には矩形筒状の
バイトホルダ4の両端が夫々溶着され、該バイトホルダ
上の切欠部分によつてボルト9の着脱可能な窓19を形成
している。バイトホルダ4のケーシング回動方向前端の
内壁は雄のくの字状接触面6に形成され、又該バイトホ
ルダのケーシング回動方向後端における傾斜内壁7の上
端には水平のフランジ部分8が設けられている。
バイトホルダ4に挿脱されるバイト3の柄部分3aの下
端には、該バイトホルダの水平下縁に当接係合する水平
段面3bが設けられ、該柄部分の前端竪縁にはバイトホル
ダ側の雄のくの字状接触面6が密着嵌合する雌のくの字
状接触面5が凹設される。又該バイト後端の垂直竪縁3c
の上部はフランジ部分8と干渉しないように面取り17さ
れている。
バイトホルダ側の傾斜内壁7とバイト側の垂直竪縁3c
との間の挟角は、該両者に夫々面接触すべき楔10の静止
の摩擦角より小さい。
フランジ部分8のボルト孔8aはボルト9の外径より若
干大きく、該ボルトがルーズに挿通される。従つてボル
トをねじ込んだ楔10が常に傾斜内壁7とバイト側の垂直
竪縁3cに面接触するように、ボルト頭9aが該フランジ部
分上面に沿い若干摺動し得る。尚フランジ部分8のボル
ト孔をボルト9の着脱可能な切欠或いは割溝に構成し
て、窓19の上下幅をボルト9の長さ以下にすることもで
きる。
〔考案の効果〕
本考案は前記構成によりなるから次のような効果を奏
する。
(1)バイトの柄部分が、その前部のくの字状接触面と
背後の垂直竪縁とに夫々面接触するバイトホルダと楔と
により挟圧固定されるため、該バイトやその取付ボルト
に応力集中を生じ難く、バイトやその取付ボルトが破損
する恐れがない。
(2)楔緊締用の垂直ボルトの頭部がバイトホルダ上の
窓内に位置するから、土砂によつてボルト頭部が摩耗す
る恐れが殆どなく、ボルトの緊締が緩み難い。
(3)ケーシング回転方向後端におけるバイトホルダの
傾斜内壁とこれに対向するバイトの垂直竪縁との間の挟
角を楔の静止摩擦角以下にすれば、バイトに作用する掘
削反力の変動によつてボルトの緊締が緩み難く、ボルト
に廻り止め手段を設ける必要が無く、ボルトの緊締し直
しも容易となる。
(4)バイトホルダ側に雄の密着嵌合部を設ければ、フ
ランジ部分に挿通したボルトより楔を取脱さないでバイ
トを交換することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案一実施例の縦断正面図、第2図は第1図
のX−X断面図、第3図は従来のバイト取付装置を備え
るケーシングの縦断正面図、第4図はその片側半分の下
面図、第5図は従来型装置の他の変形例を示す正面図、
第6図は第5図のY−Y断面図、第7図は従来型装置の
更に他の変形例を示す縦断正面図である。 1…ケーシング、2…切欠、3…バイト、3a…柄部分、
3b…水平段面、4…バイトホルダ、5,6…くの字状接触
面、7…バイトホルダの傾斜内壁、8…フランジ部分、
9…ボルト、10…楔、18…ケーシング下端部分、19…
窓。

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーシング(1)の下端に多数設けた切欠
    (2)内に夫々バイト(3)の柄部分(3a)の挿脱可能
    な矩形筒状のバイトホルダ(4)を固着して、該バイト
    ホルダの水平下縁に当接係合する水平段面(3b)を前記
    柄部分の下端に設けたバイトの取付装置において、ケー
    シングの回動方向前端側のバイトホルダ内壁と前記柄部
    分との間に、雌雄のくの字状接触面(5,6)を備える密
    着嵌合部を設け、該雌雄の密着嵌合部の接触時にバイト
    の反対側の垂直竪縁と協同してバイトホルダ内に下拡が
    りの空間を形成するように、ケーシングの回動方向後端
    における前記バイトホルダの内壁(7)を傾斜させて、
    該傾斜内壁上端のバイトホルダ側にフランジ部分(8)
    を設け、該フランジ部分にルーズに挿通した竪方向のボ
    ルト(9)を、前記下拡がり空間内に充填可能な楔(1
    0)に螺合して、該ボルト緊締用の窓(19)を前記切欠
    によつてバイトホルダ上に形成させたことを特徴とする
    ケーシング用バイトの取付装置。
  2. 【請求項2】ケーシングの回動方向後端におけるバイト
    ホルダの内壁とこれに対向するバイトの垂直竪縁との間
    の挟角を楔の静止摩擦角以下の角度に設定した請求項1
    記載のケーシング用バイトの取付装置。
  3. 【請求項3】バイトホルダ(4)とバイト(3)との間
    に設ける雌雄の密着嵌合部の内、雄の密着嵌合部をバイ
    トホルダ側に設けた請求項1或いは2記載のケーシング
    用バイトの取付装置。
JP621590U 1990-01-29 1990-01-29 ケ―シング用バイトの取付装置 Expired - Fee Related JP2509638Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11095088B1 (en) 2018-02-21 2021-08-17 Zoyka Llc Multi-pass coaxial molecular gas laser

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