JPH0316956Y2 - - Google Patents

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JPH0316956Y2
JPH0316956Y2 JP6384486U JP6384486U JPH0316956Y2 JP H0316956 Y2 JPH0316956 Y2 JP H0316956Y2 JP 6384486 U JP6384486 U JP 6384486U JP 6384486 U JP6384486 U JP 6384486U JP H0316956 Y2 JPH0316956 Y2 JP H0316956Y2
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JP
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main body
holder
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bolt
groove
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  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
  • Earth Drilling (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、杭孔等の孔を地盤にあけるケーシ
ングオーガのカツタービツト、詳しくは、刃先の
摩耗もしくは欠損時の再生補修を容易化するた
め、ビツトを、ケーシングパイプ端に固定するホ
ルダと掘削刃を備える本体と、この本体のホルダ
への止めボルトの3要素によつて構成したいわゆ
る着脱式ビツトの耐久性、製作性を向上させるた
めの案に関する。
〔従来の技術〕
ケーシングオーガの溶接式カツタービツトは、
刃先の摩耗、欠損時の再生補修が面倒で機械の稼
動ロスが大きくなることから、最近は、首記の3
要素から成る本体の着脱可能なカツタービツトが
多用される傾向にある。
この着脱式のカツタービツトは、掘削荷重から
止めボルトを保護し得る構造にしないと、ボルト
が緩んで本体の保持が不安定となり、構成部品の
早期破損につながる。そこで、本体から直接ホル
ダに掘削荷重を伝達して止めボルトへの荷重伝達
を少なくする方法が採られている。例えば、本出
願人が実願昭60−9858号で提案したカツタービツ
トの場合、第4図及び第5図に示すように、本体
1の上方部に凸形状部を形成し、一方、ボルト2
を介して本体を止着するホルダ3には、凸形状部
の断面に対応した蟻溝4を設け、この溝に本体の
凸形状部を嵌合させることにより、掘削時の主荷
重である押込力P1を本体の上面5から、回転力
P2を前面6と後面7からそれぞれホルダに伝え、
また、孔壁から加わる側圧Q1,Q2は、側面8と
前後面の肩部9からホルダに伝えるようにしてあ
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、上述のカツタービツトは、互換性確
保のために蟻溝と本体の凸形状部を比較的精度良
く加工する必要があり、製作性に問題が残されて
いた。
また、押込力P1がホルダ2よりも上方でホル
ダに伝達されるので、ボルト孔の開設で強度の低
下した本体のボルト孔近辺に応力が集中し、その
部位が早期疲労或いは折損することがあつた。
なお、ボルト孔部の強化のために本体を大きく
すると、掘削抵抗の増加につながり、好ましくな
い。
そこで、この考案は、本体からホルダに掘削荷
重を伝達する面の設置位置に工夫を凝らして着脱
式ビツトの耐久性、製作性を向上させることを目
的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、上述の問題点を無くすため、ホル
ダの下面部に切欠部を、ビツトの本体にはその切
欠部に対応した凸部を設け、これを止着ボルトよ
りも下方で嵌合させて当該部より押込力と側圧を
本体からホルダに伝達するようにしたところに特
徴を有する。
このようにすれば、強度的に弱い本体のボルト
孔穿設部に押込荷重が伝達される前に押込力がホ
ルダに受けられるので、本体の折れ等が減少す
る。
また、側圧の伝達を上記切欠部と蟻溝において
行うので、ホルダに設ける本体の受け溝を、加圧
性の悪い凸形状部にする必要がなくなる。
〔実施例〕 添付第1図乃至第3図に基いてこの考案の具体
的な一例を説明する。
図示のカツタービツトは、台金の下端部に超硬
合金等からなる成る掘削刃11を鑞付けする等し
て固着した本体10と、ボルト20及びケーシン
グパイプAの下端に溶接するホルダ30から成
る。
このカツタービツトには、ケーシングパイプの
周方向にほゞ定ピツチで交互に千鳥配列される右
勝手ビツト(第1図実線のもの)と、左勝手ビツ
ト(同図鎖線のもの)があるが、それ等の基本構
成は同じであるので、以下の説明は実線の右勝手
ビツトを例に採つて行う。
ホルダ30は、上面31、下面32、ケーシン
グパイプの回転方向を基準にした前面33、後面
34及び平行な2側面35をもつ基体の側面の一
方と下面とに開放して、上端部を除く基体の断面
形状を、第3図に示すようなコ字状にする方形の
受け溝36と、側面から離れたところで受け溝に
画された前後面側の壁部の下面を凹ませる切欠部
37,37′を有する。38はボルト2の一端を
螺合するねじ孔、39は必要に応じて設けるガイ
ド孔である。
一方、本体10は、受け溝36にほゞ適合して
挿入する被支持部12と、切欠部37,37′の
各々に嵌合する凸部13,13′と、ボルト20
を通して係止させるために凸部よりも上方で被支
持部12を溝36の深さ方向に貫通するボルト2
0よりも若干大径の段付きのボルト挿入孔14を
有し、切欠部37,37′に対する凸部13,1
3′の係合状態下では、上面15とホルダとの間
に隙間Gを生じるようになつている。16は、ホ
ルダのガイド孔38に挿入する本体交換時の位置
決め突起で、必要に応じて設けられる。
なお、切欠部37,37′は側面と平行な垂直
面37a,37bと水平面37cの3面を有して
いるが、相似形の本体の凸部14,14′を下方
から抜き差しできるものであればよく、その形状
は図の形に限定されない。
また、本体の台金は、ホルダ30よりも下側で
前面17,後面18間寸法を被支持部12の前後
面間寸法よりも大きくして、凸部に隣接した位置
に、ホルダの下面に対向する肩部19をつけてお
くのが望ましい。
カツタービツトを以上の構成にしておくと、押
込力P1は、凸部13,13′と切欠部37,37
の係合により、主として、第1図の面37cと凸
部13との接触部からホルダに伝達され(本体の
姿勢次第では面19の接触部での荷重伝達もあ
る)、第2図に示す回転力P2は、本体10がボル
ト20を中心に回転しようとするので同図のa,
b点でホルダに伝達される。また、側圧Q1,Q2
は、ボルト2に緩みがなければ、第1図の面37
a,37bと凸部13との接触部から、ボルト2
に緩みが生じたときには面37a又は37bの部
分の接触点の一方が支点となつてC又はC′点から
本体に伝わる。従つて、ボルト20には掘削荷重
が直接伝わらず、また、凸部13の嵌合部の働き
で本体の被支持部12のP1の力による圧縮も回
避される。
〔効果〕
以上の通り、この考案によれば、ホルダ下部の
切欠部と、これに対応した本体の凸部の働きによ
つて、本体の被支持部に対する圧縮荷重の伝達が
阻止されるので、ボルト孔近辺の圧縮応力の集中
による本体の折損、ボルトやボルトねじ孔の損傷
等が防止される。その効果は、実験によつて実証
されている。即ち、第4図及び第5図のカツター
ビツトの場合、総数の2〜3%程度に本体の折れ
等のトラブルが生じていたのに対し、本願のビツ
トは、実験に用いたものについては、トラブルが
1件も発生しなかつた。
また、蟻溝に比較すると、ホルダの受け溝及び
切欠部、本体の凸部の加工は極めて容易でありそ
れによつて、ビツトの加工費も、例示の従来ビツ
トに比して1/3〜1/5に削減できた。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案のカツタービツトの一例を示
す一部破断正面図、第2図はその側面図、第3図
は第2図の−線に沿つた断面図、第4図は従
来ビツトの側面図、第5図はその−線に沿つ
た断面図である。 10…本体、11…掘削刃、12…被支持部、
13,13′…凸部、14…ボルト挿入孔、20
…ボルト、30…ホルダ、36…受け溝、37,
37′…切欠部、38…ねじ孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ケーシングパイプ端に固着するホルダ、掘削
    刃を備える本体、一端をホルダに螺合させる本
    体のホルダへの止着ボルトから成り、上下面、
    前後面、平行な2側面をもつ上記ホルダは、側
    面の一方と下面に開放する方形の受け溝を有
    し、かつ、この溝に画された前面側と後面側の
    各壁部に、側面から離れた位置で下面を凹ませ
    る切欠部を有し、一方、本体は、上記受け溝に
    ほゞ適合して挿入される被支持部と、上記切欠
    部の各々にほゞ適合して嵌合する凸部と、この
    凸部よりも上方で被支持部を受け溝の深さ方向
    に貫通する段付きの止着ボルト挿入孔とを有
    し、上記切欠部に対する本体凸部の係止状態下
    で本体の上面とホルダとの間に隙間が確保され
    ているケーシングオーガ用カツタービツト。 (2) 上記ホルダが受け溝の上方に位置して受け溝
    に開放するガイド孔を有し、一方、上記本体は
    その孔にほゞ適合して挿入する突起を上端部に
    有していることを特徴とする実用新案登録請求
    の範囲第(1)項記載のケーシングオーガ用カツタ
    ービツト。
JP6384486U 1986-04-25 1986-04-25 Expired JPH0316956Y2 (ja)

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JP6384486U JPH0316956Y2 (ja) 1986-04-25 1986-04-25

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Publication Number Publication Date
JPS62176286U JPS62176286U (ja) 1987-11-09
JPH0316956Y2 true JPH0316956Y2 (ja) 1991-04-10

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0626621Y2 (ja) * 1989-04-13 1994-07-20 東芝タンガロイ株式会社 ケーシングビットおよびこれを組込んだ掘削カッタ
JPH0726477Y2 (ja) * 1989-10-24 1995-06-14 日本基礎技術株式会社 削孔用ビット
JP2018204382A (ja) * 2017-06-08 2018-12-27 菱建基礎株式会社 フリクションカットケーシング

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JPS62176286U (ja) 1987-11-09

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