JPH0745574Y2 - リングを有する紡機 - Google Patents

リングを有する紡機

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JPH0745574Y2
JPH0745574Y2 JP1989116160U JP11616089U JPH0745574Y2 JP H0745574 Y2 JPH0745574 Y2 JP H0745574Y2 JP 1989116160 U JP1989116160 U JP 1989116160U JP 11616089 U JP11616089 U JP 11616089U JP H0745574 Y2 JPH0745574 Y2 JP H0745574Y2
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JP
Japan
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ring
plate
node
spinning machine
node ring
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JP1989116160U
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JPH031977U (ja
Inventor
究 新美
賢二 木下
Original Assignee
株式会社豊田自動織機製作所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本考案は、リングを有する紡機、例えば、リング精紡
機、リング撚糸機に関するものである。
b.従来の技術 従来のリングを有する紡機、例えばリング精紡機にあっ
ては、第7図に示されるように、機台1に取付けられた
リングプレート2に、リング取付部を構成する円形のリ
ング取付孔2aが平板状のプレート部2bに複数個設けら
れ、そのリング取付孔2aに近接して図示しないトラベラ
クリヤラが設けられている。リング3は円形のリング取
付孔2aに嵌着され、止具4によりその位置に固定されて
いる。リングレール2の両側端は補強用の垂下部2c,2c
で終わり、アンチノードリング5やセパレータ6はアン
チノードリング固定バー8に取付けられている。なお、
アンチノードリング5は支持ブラケット7を介してアン
チノードリング固定バー8に取付けられており、このア
ンチノードリング固定バー8はブラケット9を介して機
台1のリングレールブラケットに取付けられている。
c.本考案が解決しようとする問題点 従来のリングを有する紡機にあっては、リングの固定と
アンチノードリングの固定とが全く別個の部材に行われ
るために、紡機の組立作業時に両者間の芯出しをそれぞ
れに行う必要があって、紡機の組立作業を繁雑にし、さ
らに、アンチノードリング5が多数の部材を介して取付
けられているために、紡機の運転中にその芯ずれ(第7
図におけるスピンドル軸の中心O-Oから中心がずれるこ
と)が発生しやすいという問題点があった。
本考案は、このような問題点を解消するためになされた
もので、紡機の運転中にアンチノードリングが芯ずれを
発生することのない、かつ、組立の際にはリングプレー
トのスピンドルに対する芯出しのみで容易に組立てられ
るリングを有する紡機を提供することをその目的として
いる。
d.課題を解決するための手段 上記目的を達成するために、本考案のリングを有する紡
機は、リング取付部を有する平板状のプレート部と、こ
のプレート部の一側端から略直角に上方に延び、その上
部にアンチノードリング取付部を有する垂直部を一体に
形成したリングプレートを備えたもの、または、リング
取付部を有する平板状のプレート部と、このプレート部
の一側端から略直角に上方に延びた垂直部と、この垂直
部の上部を略直角に水平方向に曲げた、アンチノードリ
ング取付部を有する短片部とを一体に形成したリングプ
レートを備えたものである。
特に、アンチノードリング取付部にねじまたはボルトで
締着されるアンチノードリング/またはアンチノードリ
ングの支持ブラケットに長穴を形成することが好まし
い。
e.作用 リング取付部を有する平板状のプレート部と、アンチノ
ードリング取付部を有する垂直部とを一体に形成したリ
ングプレートを備えたので、リングプレートに対するリ
ングの取り付けと同時にアンチノードリングをリングプ
レートに取付けて、リングとアンチノードリング間の芯
出しがなされるので、リングとアンチノードリング間の
芯出しが紡機全体の組立の際に不要となるばかりでな
く、アンチノードリングの取付にブラケットなどの多く
の部品を介さないので、紡機の運転中にアンチノードリ
ングの芯狂いの生ずる恐れがなくなった。
f.実施例 以下、本考案の実施例を図に示されたリング精紡機につ
いて説明する。なお、図において、同一または相当部分
には同一符号が付されている。
第1〜3図に示されるリングプレート2はリング取付部
を構成するリング取付孔2aを多数設けた平板状のプレー
ト部2bと、垂下部2cと、プレート部2bの前側端(第1図
は後方より描かれている。)より垂直に上方へ延びる垂
直部2dと、この垂直部2dの上部を略直角に水平に曲げ、
アンチノードリング取付部を構成するねじ穴の位置に取
付板10を設けた短片部2eとを一体に形成したものであ
り、従来のリングプレート2とアンチノードリング固定
バー8とを兼ねているものである。なお、図示はされて
いないが、プレート部2bにはトラベラクリヤラが設けら
れている。
先ず、リング3をリング取付孔2aに嵌着し、従来と同様
に止具4(第7図)にて固定する。このリング3に対し
て、アンチノードリング5を短片部2eに設けられた固定
タップに対して位置を調整して芯出しし、取付板10を介
してねじ11で締着する。この状態で紡機の組立現場に運
搬すれば、組立の際にはリングプレート2をスピンドル
に対して芯出しするだけでよい。
なお、操業に当たっては、番手などの紡出条件でバルー
ンの形状が変わるので、それに対応して、取付板10を適
当な厚さのものと交換してアンチノードリングの高さを
変更し、アンチノードリング5に形成された長穴でねじ
11による締着位置を変更してアンチノードリングリング
の前後位置を変更することができる。
また、第3図に示されるように、セパレータ6も、アン
チノードリング取付部を有する短片部2eに取付けられ
る。
リングプレート2は、プレート部2b、垂直部2dおよび短
片部2eとが一体に形成されているので、単に両側部に短
い垂下部2c,2cを有する従来のリングプレートに比して
剛性を増し、部品としての精度が向上するが、前側の垂
下部2cをさらに一体としたものにあっては、さらに剛性
を増し、従来のリングプレートに比して長尺化が可能で
ある。
さらに、アンチノードリング取付けのための部品数が減
少し、全体として製作コストが下がり、かつ保全作業が
容易となった。
第4〜6図に示された例においては、リングプレート2
は、リング取付部を有する平板状のプレート部2bと、こ
のプレート部2bの前側端から略直角に上方に延びる垂直
部2dと、さらに後側端から下方に延びる垂直部2cとから
なり、一体に形成されている。
垂直部2dの上部には、アンチノードリング5をねじ11で
取り付けたアンチノードリング支持ブラケット7がボル
ト13とナット13aによって締着されている。ボルト13と
ナット13aによる締着は長穴12を介して行われているの
で、締着を弛めることによってアンチノードリングの高
さを変更することができる。なお、アンチノードリング
5にも長穴12が形成されており、前記アンチノードリン
グ5の前後位置を調節することができる。
なお、第5図は、第3図と同様に、セパレータ6がリン
グプレート2の垂直部2dの上部に締着されることができ
ることを示している。
この例においても、第1〜3図に示される例と同様の作
用,効果を奏するものである。
g.考案の効果 本考案のリングを有する紡機によれば、リング取付部を
有する平板状のプレート部と、アンチノードリング取付
部を設けた垂直部とを一体に形成したリングプレートを
備えたので、紡機全体の組立作業の際にリングとアンチ
ノードリング間の芯出しが不要となるとともに、アンチ
ノードリングの取付にブラケットなどの多くの部品を介
する必要がなくなったので、紡機の運転中にアンチノー
ドリングの芯ずれの生ずる恐れがなくなった。
アンチノードリングの締着を、アンチノードリングおよ
び/またはアンチノードリングの支持ブラケットに形成
した長穴により行う場合には、アンチノードリングの高
さの調節や前後位置の調節を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示すリングを有する紡機の要
部斜視図、第2図および第3図は第1図のリングを有す
る紡機のそれぞれ要部断面図、第4図および第5図は本
考案の他の実施例を示すリングを有する紡機のそれぞれ
要部断面図、第6図は第4図および第5図のリングを有
する紡機の要部斜視図、第7図は従来のリングを有する
紡機の要部断面図である。 1……機台、2……リングプレート、2a……リング取付
孔、2b……プレート部、2c……垂下部、2d……垂直部、
2e……短片部、3……リング、5……アンチノードリン
グ、6……セパレータ、7……支持ブラケット、8……
アンチノードリング固定バー、9……ブラケット、10…
…取付板、11……ねじ、12……長穴、13……ボルト、13
a……ナット。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】リング取付部を有する平板状のプレート部
    と、このプレート部の一側端から略直角に上方に延び、
    その上部にアンチノードリング取付部を有する垂直部を
    一体に形成したリングプレートを備えたリングを有する
    紡機。
  2. 【請求項2】リング取付部を有する平板状のプレート部
    と、このプレート部の一側端から略直角に上方に延びた
    垂直部と、この垂直部の上部を略直角に水平方向に曲げ
    た、アンチノードリング取付部を有する短片部とを一体
    に形成したリングプレートを備えたリングを有する紡
    機。
  3. 【請求項3】前記アンチノードリング取付部にねじまた
    はボルトで締着されるアンチノードリングおよび/また
    はアンチノードリングの支持ブラケットに長穴を形成し
    たことを特徴とする請求項(1)または請求項(2)記
    載のリングを有する紡機。
JP1989116160U 1989-02-13 1989-10-04 リングを有する紡機 Expired - Lifetime JPH0745574Y2 (ja)

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JP1989116160U JPH0745574Y2 (ja) 1989-02-13 1989-10-04 リングを有する紡機

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JP1-14630 1989-02-13
JP1463089 1989-02-13
JP1989116160U JPH0745574Y2 (ja) 1989-02-13 1989-10-04 リングを有する紡機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH031977U JPH031977U (ja) 1991-01-10
JPH0745574Y2 true JPH0745574Y2 (ja) 1995-10-18

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ID=31717296

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPS507654A (ja) * 1973-05-01 1975-01-27
JPH0616929Y2 (ja) * 1989-04-03 1994-05-02 豊和工業株式会社 リング精紡機におけるスピンドル部の清掃装置

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