JPH0745217B2 - 合成樹脂製の角底袋の製造方法及び装置 - Google Patents

合成樹脂製の角底袋の製造方法及び装置

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JPH0745217B2
JPH0745217B2 JP3315609A JP31560991A JPH0745217B2 JP H0745217 B2 JPH0745217 B2 JP H0745217B2 JP 3315609 A JP3315609 A JP 3315609A JP 31560991 A JP31560991 A JP 31560991A JP H0745217 B2 JPH0745217 B2 JP H0745217B2
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昌幸 佐藤
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有限会社佐藤機工
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、底の形が四角な合成樹
脂製の角底袋の製造方法及び製造装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、扁平な方形状の合成樹脂製の袋
は、ロールから繰り出される扁平なチューブ状の製袋用
フィルムを間欠的に移送させ、その停止時に上記製袋用
フィルムの側辺に対して直交させて一直線状に加熱シー
ルを施すと共に、所定の箇所を切断することにより容易
に量産され得る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記扁平な方
形状の合製紙樹脂製の袋に粉状・粒状ではない一定形態
を有する物品を収納する場合、又は箱や缶等の内部にこ
の種の袋を広げた状態に配置し、該袋に物品や材料を収
納する場合には、該袋の底部の隅角部が弛み、そのため
袋に物品等がぴったりと収納されない欠点がある。この
点、底の形が四角な袋はかかる欠点はなく、包装された
状態が美的に収納され得るが、ロールから繰り出される
扁平なチューブ状の製袋用フィルムを原料として直接角
底袋を量産することは困難である。
【0004】そこで、本発明は一般的な自動製袋装置に
より製造した、扁平な方形状の合成樹脂製の袋に対して
加工を施して角底袋を製造する手段を採用し、これによ
りこの種の角底袋を容易に量産し得るようにすることを
目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る合成樹脂製
の角底袋の製造方法は、図4に示すように互いに接近さ
せた上下一対の縦開き棹38、38′とその左右両側に
配置した左右一対の横開き棹37、37′とを扁平な方
形状の合成樹脂製の袋3の左右両側辺73に並行させて
該袋3の口から内部に挿入し、上記上下一対の縦開き棹
38、38′は上記袋3の中心に位置させてその先端を
該袋3の底から該袋3の幅の2分の1の位置迄及ばせ、
且つ上記左右一対の横開き棹37、37′の先端を該袋
3の底に及ばせると共に、この左右一対の横開き棹3
7、37′で上記袋3の左右両側辺73を外側へ押圧す
ることにより上記袋3の全面に適度な張りを持たせた状
態で、上記上下一対の縦開き棹38、38′を互いに縦
方向に開くと同時に、上記左右一対の横開き棹37、3
7′を互いに閉じることにより、図5に示すように上記
袋3を折り替えて該袋3の底部に左右一対の三角形状の
尖頭部74を二股状に形成する。
【0006】次に、上記左右一対の横開き棹37、3
7′を少なくとも上記尖頭部74から抜くと共に、これ
により該尖頭部74に生じた弛みを伸ばしてから、該左
右一対の尖頭部74の所望の位置に上記袋3の底辺75
に対して直角に加熱シールを夫々施すと共に、その加熱
シール位置76より上記尖頭部74の頂点側の耳77を
除去することにより角底袋を製造する。
【0007】次に本発明に係る合成樹脂製の角底袋の製
造装置は、上記合成樹脂製の角底袋の製造方法の発明の
実施に直接使用されるものであり、また扁平な方形状の
合成樹脂製の袋を連続的に製造することができる従来の
一般的な自動製袋装置と組合せて使用される。そして、
本発明に係る装置は、制御対象となる三つの主要な装
置、即ち、開口挿入装置1、折り替え装置20及び棹抜
きシール装置44と、これらの装置をシーケンス制御に
より自動的に作動させるための制御装置とから成り立っ
ている。尚、上記従来の一般的な自動製袋装置から送り
出される扁平な方形状の合成樹脂製の袋は、開口挿入装
置1から折り替え装置20へ、更にこの折り替え装置2
0から棹抜きシール装置44へと自動的に受け渡され、
この過程で角底袋に加工されて行く。従って、殊に上記
開口挿入装置1と折り替え装置20、並びに折り替え装
置20と棹抜きシール装置44は夫々互いに密接に関係
しており、各装置間の連係動作も上記制御装置により自
動制御される。
【0008】先ず、上記開口挿入装置1は、従来の一般
的な自動製袋装置4から送り出される扁平な方形状の合
成樹脂製の袋3の口を開き、その内部に後記する折り替
え装置20に於ける縦開き棹38、38′と横開き棹3
7、37′とを挿入するための装置であり、扁平な方形
状の合成樹脂製の袋3を連続的に製造する自動製袋装置
4に於ける袋3の送り出し側にレール5に支持させて前
後方向へ移動自在に箱型の袋支持台2を設け、この袋支
持台2の底板6をプーリ7により張設し且つモータ8に
より作動する駆動ベルト9に連結し、上記袋支持台2の
上面板2′を差し挾んで、その上下両側に互いに対向的
に複数のエアシリンダ10を設け、このエアシリンダ1
0のピストンロッドの先端に吸着器11を夫々設けると
共に、該下部のエアシリンダ10の吸着器11に対応さ
せて上記袋支持台2の上面板2′に通孔14を設けたも
のである。
【0009】次に上記折り替え装置20は、扁平な方形
状の合成樹脂製の袋3を折り替えて該袋3の底部に左右
一対の三角形状の尖頭部74を二股状に形成するための
装置であり、上記開口挿入装置1に於けるレール5の先
端部側に直角に設けた直交レール22に支持させて左右
方向へ移動自在に箱体21を設け、該箱体21の下端部
を上記直交レール22と並行に設けたエアシリンダ24
のピストン作動部24′に連結する。上記箱体21内に
は、縦横の無端ベルト25、26をプーリ27により十
字型に張設し、その縦の無端ベルト25の片側直線部に
縦開きエアシリンダ28のピストンロッド28′を連結
し、上記横の無端ベルト26の片側直線部には横開きエ
アシリンダ29のピストンロッド29′の先端に設けた
横開きテンションシエアシリンダ30のピストンロッド
30′を連結する。上記箱体21の前面には上記縦横の
無端ベルト26、26に対応させて十宇型に設けたガイ
ドロッド31に案内させて上下一対の可動駒32、3
2′と左右一対の可動駒33、33′とを移動自在に設
け、該上下一対の可動駒32、32′を上記縦の無端ベ
ルト25の互いに対向する両側直線部に各別に連結し、
上記左右一対の可動駒33、33′を上記横の無端ベル
ト26の互いに対向する両側直線部に各別に連結する。
そして、上記左右一対の可動駒33、33′に根部から
圧縮エアを供給する左右一対の管状の横開き棹37、3
7′を水平に夫々突設し、上記上下一対の可動駒32、
32′には上記横開き棹37、37′より上記袋3の幅
の2分の1だけ短い上下一対の縦開き棹38、38′を
水平に夫々突設したものである。
【0010】次に上記棹抜きシール装置44は、上記折
り替え装置20により折り替えられた袋3から該折り替
え装置20に於ける縦開き棹38、38′と横開き棹3
7、37′とを抜き、該袋3の底部に二股状に形成され
た左右一対の三角形状の尖頭部74の所定の位置に加熱
シールを施し、且つその加熱シール位置76より上記尖
頭部74の頂点側の耳77を除去するための装置であ
り、上記開口挿入装置1に於けるレール5に並行させて
該レール5の左側に設けた並行レール46に支持させて
モータ47を連係した送り螺軸48の回転により前後方
向へ移動する可動台45を設け、該可動台45上に受板
49を垂直に設ける。この受板49の前縁に重ね且つ下
部を軸支した製品排出バー51の下端部に製品排出エア
シリンダ52のピストンロッド52′を連結する。上記
受板49を差し挾んでその左右両側に夫々上下一対の弛
み伸ばしエアシリンダ53、53′を縦に設け、該弛み
伸ばしエアシリンダ53、53′の上記受板49側に夫
々押えエアシリンダ55、55′を一体に固定すると共
に、そのピストンロッド56、56′の先端に設けた押
え当金57、57′を上記受板49に対向させる。上記
弛み伸ばしエアシリンダ53、53′の後側には左右一
対のシール加圧エアシリンダ58を設け、そのピストン
ロッド59の先端に上記受板49の左右両面に対応させ
て熱盤60を夫々設ける。上記受板49の後側には耳取
りエアシリンダ61を水平に設け、そのピストンロッド
61′の先端に設けた耳把持エアシリンダ62の作動部
に左右一対の耳把持爪63を取付けたものである。
【0011】
【作用】本発明に係る方法の第1段階に於て、袋3の口
から内部に挿入した左右一対の横開き棹37、37′で
該袋3の左右両側辺73を外側へ押圧することにより袋
3の全面に適度な張りを持たせるときは、左右一対の横
開き棹37、37′と上下一対の縦開き棹38、38′
とにより袋3は安定した状態に保持される。また、上下
一対の縦開き棹38、38′を袋3の中心に正確に位置
させることが可能となる。従って第2段階に於て上下一
対の縦開き棹38、38′と左右一対の横開き棹37、
37′との開閉動作により袋3を折り替えるときは、該
袋3の底部に左右一対の三角形状の尖頭部74が正確に
左右対称的に形成されるから、目的の大きさの角底を有
する袋が正確に製造され得る。また、左右一対の尖頭部
74に夫々施された加熱シールの長さが製造される袋の
角底の互いに対向する2辺の長さとなるので、上記加熱
シール位置76の変更により様々な形状の角底を有する
袋が容易に製造される。
【0012】
【実施例】図1に示す1は本発明に係る装置を構成する
三つの主要な装置のうちの一つである開口挿入装置で、
先ずこの開口挿入装置の実施例を図1及び図2に従って
説明する。
【0013】図中2は、扁平な方形状の合成樹脂製の袋
3を連続的に製造する自動製袋装置4に於ける袋3の送
り出し側に左右一対のレール5に支持させて前後方向へ
移動自在に設けた箱型の袋支持台で、その底板6を、プ
ーリ7により上記底板6の下側に前後方向に張設し且つ
モータ8により作動する無端状の駆動ベルト(タイミン
グベルト)9に連結してある。上記袋支持台2の上面板
2′を差し挾んでその上下両側には互いに対向的に複数
のエアシリンダ10を設け、このエアシリンダ10のピ
ストンロッドの先端に吸着器11を夫々設けてある。こ
の吸着器11はエアの吸引により袋3の表面を吸着する
機能を有するものであり、図面に示してない連結パイプ
を介してエア吸引装置を連係させてある。尚、互いに対
応させた上部エアシリンダ10と下部エアシリンダ10
とを同一軸心上に配置した場合は、上部の吸着器11の
吸着力と下部の吸着器11の吸着力とが、互いに他方の
吸着力により減殺するので、稍位置をずらして配置した
方がよい。また、上記各エアシリンダ10は、取付部材
12等を介して袋支持台2に取付けられるが、該取付部
材12をガイドロッド13に案内させてエアシリンダ1
0と一体に前後方向へ移動できるようにすれば、袋3に
対する吸着器11の吸着位置の調整が容易に行われる。
14は下部のエアシリンダ10の吸着器11に対応させ
て袋支持台2の上面板2′に設けた通孔であり、15、
16、17は、袋支持台2の側面の下部に突設した係合
片18に対応させて機台19に取付けたリミットスイッ
チである。
【0014】次に、図1に示す20は本発明に係る装置
を構成する三つの主要な装置のうちの二つ目の折り替え
装置であり、以下この折り替え装置20を図1、図3、
図4及び図5に従って説明する。
【0015】図中21は、上記開口挿入装置1に於ける
レール5の先端部側に直角に設けた直交レール22に支
持させて左右方向へ移動自在に設けた箱体で、該箱体2
1の下端部を上記直交レール22と並行させて機台23
上に固定したロッドレスエアシリンダ24のピストン作
動部24′に連結してある。この箱体21の内部には、
図3に示すように縦横の無端ベルト(タイミングベル
ト)25、26をプーリ27により十字型に張設し、そ
の縦の無端ベルト25の左側直線部に該直線部に並行さ
せて箱体21内に固定した縦開きエアシリンダ28のピ
ストンロッド28′を連結し、上記横の無端ベルト26
の上側直線部には、該直線部に並行させて箱体21内に
固定した横開きエアシリンダ29のピストンロッド2
9′の先端に設けた開閉弁を有しない横開きテンション
エアシリンダ30のピストンロッド30′を連結してあ
る。
【0016】また、箱体21の前面には、上記縦横の無
端ベルト25、26に対応させて十字型に設けたガイド
ロッド31に案内させて上下一対の可動駒32、32′
を上下方向へ移動自在に、左右一対の可動駒33、3
3′を左右方向へ移動自在に夫々設けてある。そして、
上下一対の可動駒32、32′のうちの上側の可動駒3
2を、連結部材34を介して縦の無端ベルト25の左側
直線部に連結し、下側の可動駒32′を、連結部材3
4′を介して右側直線部に連結することにより、上記縦
開きエアシリンダ28のピストンロッド28′の前進・
後退動作に伴って上下一対の可動駒32、32′が互い
に上下反対方向へ同一速度で同一距離だけ移動して開閉
動作が行われるようにしてある。これと同様に左右一対
の可動駒33、33′のうちの左側の可動駒33を、連
結部材35を介して横の無端ベルト26の上側直線部に
連結し、右側の可動駒33′を、連結部材35′を介し
て下側直線部に連結することにより、上記横開きエアシ
リンダ29のピストンロッド29′の前進・後退動作に
伴って左右一対の可動駒33、33′が互いに左右反対
方向へ同一速度で同一距離だけ移動して開閉動作が行わ
れるようにしてある。、尚、36は箱体21の前面板に
設けた上記連結部材34、34′、35、35′の通孔
である。
【0017】37、37′は上記左右一対の可動駒3
3、33′に前方へ向け水平に夫々突設した左右一対の
管状の横開き棹で、その根部には図面に示してない電磁
弁を介してコンプレッサーを連係した圧縮エアの供給管
を連結してある。そして、上記上下一対の可動駒32、
32′には前記横開き棹37、37′より上記袋3の幅
の2分の1だけ短い上下一対の縦開き棹38、38′を
前方へ向け水平に夫々突設してある。尚、39は上記横
開き棹37、37′及び縦開き棹38、38′の取付用
チャック、40は上側の可動駒32の裏面に上方へ向け
突設した取付ロッド41に上下調節自在に設けた係合部
42に対応させて箱体21の上端部に設けたリミットス
イッチ、43は上記左側のプーリ27に連係させたエン
コーダである。
【0018】次に、図1に示す44は本発明に係る装置
を構成する三つの主要な装置のうちの三つ目の棹抜きシ
ール装置であり、以下この棹抜きシール装置44を図
1、図6及び図7に従って説明する。
【0019】図中45は、上記開口挿入装置1に於ける
レール5に並行させて該レール5の左側に設けた左右一
対の並行レール46に支持させてモータ47を連係した
送り螺軸48の回転により前後方向ヘ移動する可動台
で、この可動台45上の略中央部に受板49を取付機枠
50により垂直に設けてある。そして、この受板49の
前縁に重ね且つ下部を軸支した製品排出バー51の下端
部に、可動台45の上面に連結した製品排出エアシリン
ダ52のピストンロッド52′を連結してある。上記受
板49を差し挾んでその左右両側には取付機枠50によ
り夫々上下一対の弛み伸ばしエアシリンダ53、53′
を縦に設けてある。尚、本実施例に於てはこの上下一対
の弛み伸ばしエアシリンダ53、53′の各ピストンロ
ッド54、54′を取付機枠50に固定し、後記する弛
み伸ばし作用時に上下一対の弛み伸ばしエアシリンダ5
3、53′本体を夫々上下反対方向へ作動させる。そし
て、これら弛み伸ばしエアシリンダ53、53′の上記
受板49側には夫々押えエアシリンダ55、55′を一
体に固定すると共に、そのピストンロッド56、56′
の先端に設けた押え当金57、57′を上記受板49に
対向させてある。また、上記弛み伸ばしエアシリンダ5
3、53′の後側には取付機枠50に取付けることによ
り左右一対のシール加圧エアシリンダ58を設け、その
ピストンロッド59の先端に上記受板49の左右両面に
対応させて、袋3に加熱シールを施すための熱盤60を
夫々設けてある。
【0020】図1に示す61は、取付機枠により上記受
板49の後側に水平に設けた耳取りエアシリンダで、そ
のピストンロッド61′の先端に設けた耳把持エアシリ
ンダ62の作動部に左右一対の耳把持爪63を取付けて
ある。尚、上記耳把持エアシリンダ62は、そのピスト
ンの前進・後退運動を耳把持爪63の把持動作に変換す
る機構を有するものである。64、65、66、67、
68は、可動台45の一側縁に突設した係合片69に対
応させて機台70に取付けたリミットスイッチ、71は
上記送り螺軸48に連係させたエンコーダ、72は製品
排出コンベアである。
【0021】尚、上記開口挿入装置1に於けるエアシリ
ンダ10、切り替え装置20に於けるロッドレスエアシ
リンダ24、縦開きエアシリンダ28、横開きエアシリ
ンダ29、横開きテンションエアシリンダ30、棹抜き
シール装置44に於ける製品排出エアシリンダ52、弛
み伸ばしエアシリンダ53、53′、押えエアシリンダ
55、55′、シール加圧エアシリンダ58、耳取りエ
アシリンダ61、及び耳把持エアシリンダ62には、各
エアシリンダのピストン等の動作を検出するための近接
スイッチが夫々設けられている。そして、これらの近接
スイッチと上記した多数のリミットスイッチ15、1
6、17、40、64、65、66、67、68、及び
エンコーダ43、71等を検出器として図面に示してな
い制御装置によりシーケンス制御が行われ、これにより
上記制御対象となる各装置1、20、44が自動的に作
動して合成樹脂製の角底袋が連続的に製造される。以
下、その各装置1、20、44の動作を説明する。
【0022】先ず、図1に示すように開口挿入装置1に
於ける袋支持台2は最も自動製袋装置4寄りに後退して
いて、これによりリミットスイッチ15が入っているこ
と、また開口挿入装置1に於けるエアシリンダ10のピ
ストンが後退していること、及び袋支持台2の上面板
2′上に扁平な方形状の合成樹脂製の袋3が支持されて
いないこと、即ち上記上面板2′に設けた通孔14に対
応させてその下方に配置した光電スイッチ(図面に示し
てない)が切れていること、等の諸条件が満たされた状
態に於て、上記自動製袋装置4から扁平な方形状の合成
樹脂製の袋3に切離し処理されることとなる製袋用フィ
ルムが一定量だけ送り出されて上面板2′上に支持され
る。これにより上記光電スイッチが入り、また引き続い
て自動製袋装置4のカッター(図面に示してない)によ
り上記製袋用フィルムが切断されて扁平な方形状の合成
樹脂製の袋3が切離されると、上記カッターの切断動作
によりリミットスイッチ(図面に示してない)が入り、
対向的に設けた上下両側の複数のエアシリンダ10のピ
ストンロッドが前進し、その先端に設けた吸着器11が
袋3の口に近い上面又は下面に接触する。これと同時に
上記エアシリンダ10のピストンの前進動作により該エ
アシリンダ10の近接スイッチが入り、吸着器11はエ
アを吸引し、これにより袋3の上面及び下面が吸着され
る。そして、吸着器11の吸引孔内の圧力が一定の負圧
に達すれば、圧力検出スイッチ(図面に示してない)が
入り上部のエアシリンダ10のピストンロッドだけ後退
して該エアシリンダ10の吸着器11が上昇し、これに
より袋3の口が開かれる。また、この時上部エアシリン
ダ10の他方の近接スイッチが入る。
【0023】さらに、折り替え装置20に於ける箱体2
1が最も右寄りに移動していて上記開口挿入装置1に於
ける袋支持台2と対向していること、即ちロッドレスエ
アシリンダ24のピストン作動部24′が最も右側に移
動していること、また折り替え装置20に於ける上下一
対の縦開き棹38、38′が閉じていること、即ち縦開
きエアシリンダ28のピストンが後退していること、等
の条件が満たされていれば、モータ8が作動して袋支持
台2が前進して行く。また、これと同時に左右一対の横
開き棹37、37′の先端からエアが噴射する。そし
て、この左右一対の横開き棹37、37′の先端に袋3
の口が近接すると、上記噴射するエアが袋3の口から内
部に吹き込まれて該袋3の口が拡張するので、左右一対
の横開き棹37、37′及び上下一対の縦開き棹38、
38′は袋3の口から内部に確実に挿入され、該挿入過
程で左右一対の横開き棹37、37′の先端から引き続
き噴射するエアにより袋3は膨らまされ、これにより該
袋3の内面を傷付ける虞れなく横開き棹37、37′及
び縦開き棹38、38′の挿入が行われて行き、袋支持
台2の側面の下部に突設した係合片18がリミットスイ
ッチ16に近接して該リミットスイッチ16が入ると袋
支持台2の前進速度が減速され、その後上記係合片18
がリミットスイッチ17に接近して該リミットスイッチ
17が入ると、モータ8が停止することにより袋支持台
2の前進動作が停止し、また左右一対の横開き棹37、
37′の先端からのエアの噴射が停止し、さらには左右
両側の上下のエアシリンダ10の吸着器11によるエア
の吸引が停止する。また、同時に横開きエアシリンダ2
9のピストンロッド29′が前進することにより、左右
一対の横開き棹37、37′が開き袋3の左右両側辺7
3を外側へ押圧すると、この時横開きテンションエアシ
リンダ30のピストンロッド30′が後退して該横開き
テンションエアシリンダ30の近接スイッチがONから
OFFに切り替わり、これにより横開きエアシリンダ2
9のピストンロッド29′の前進動作が停止すると共
に、中央部の上下一対のエアシリンダ10の吸着器11
によるエアの吸引が停止する。以上の一連の動作によ
り、図4に示すように互いに接近させた上下一対の縦開
き棹38、38′とその左右両側に配置した左右一対の
横開き棹37、37′とは、扁平な方形状の合成樹脂製
の袋3の左右両側辺73に並行して該袋3の口から内部
に挿入され、上記上下一対の縦開き悼38、38′は上
記袋3の中心に位置してその先端は該袋3の底から該袋
3の幅の2分の1の位置迄及び、且つ上記左右一対の横
開き棹37、37′の先端は該袋3の底に及ぶと共に、
この左右一対の横開き棹37、37′で上記袋3の左右
両側辺73を外側へ押圧することにより上記袋3の全面
には適度な張りが持たされた状態となる。
【0024】次に、上記のように横開きテンションエア
シリンダ30の近接スイッチがONからOFFに切り替
わってから、制御装置に於けるシーケンサのタイマの設
定時間(例えば0.5秒)が経過すると、モータ8が逆
回転して袋支持台2は後退して行く。そして、係合片1
8がリミットスイッチ15に接近して該リミットスイッ
チ15が入ると、モータ8が停止することにより袋支持
台2は最も自動製袋装置4寄りの当初の待機位置に停止
し、且つ下側のエアシリンダ10のピストンが後退し、
以後開口挿入装置1に於ては上記のようにエアシリンダ
10の動作により袋3の口が開かれる迄は同様に行われ
る。
【0025】一方、折り替え装置20に於ては、上記の
ように係合片18がリミットスイッチ15に接近して該
リミットスイッチ15が入ると、ロッドレスエアシリン
ダ24のピストン作動部24′が作動することにより箱
体21が直交レール22に案内されて左側へ移動して行
く。また、縦開きエアシリンダ28のピストンロッド2
8′が前進すると共に、横開きエアシリンダ29のピス
トンロッド29′が後退することにより、上下一対の縦
開き棹38、38′が互いに縦方向に開くと同時に、左
右一対の横開き棹37、37′が互いに閉じ、これによ
り袋3は図5に示すように折り替えられて該袋3の底部
に左右一対の三角形状の尖頭部74が二股状に形成され
る。尚、この袋3の折り替えが行われるときの縦開きエ
アシリンダ28のピストンロッド28′と横開きエアシ
リンダ29のピストンロッド29′との前進・後退速度
は、折り替えられる過程で袋3の表面が弛むことなく適
度な張りを持ち続けるように調整されており、また、縦
開きエアシリンダ28のピストンロッド28′は袋3が
完全に折り替えられる迄前進して袋3に張りを与えてお
り、この時上側の可動駒32の裏面に上方へ向け突設し
た取付ロッド41に設けた係合部42が箱体21の上端
部に設けたリミットスイッチ40に接近して該リミット
スイッチ40が入り、また横開きエアシリンダ29のピ
ストンロッド29′は後退限迄後退して該横開きエアシ
リンダ29の近接スイッチが入る。
【0026】次に、上記のように直交レール22に案内
されて左側へ移動する箱体21は、ロッドレスエアシリ
ンダ24の近接スイッチが入り該ロッドレスエアシリン
ダ24のピストン作動部24′が停止することにより、
最も左寄りに停止して棹抜きシール装置44に於ける可
動台45と対向する。この時可動台45は図1に示すよ
うに並行レール46の全長の略中央部に位置しており、
該可動台45の一側縁に突設した係合片69はリミット
スイッチ66に接近して該リミットスイッチ66が入っ
ているが、更に、製品排出バー51が直立しているこ
と、即ち製品排出エアシリンダ52のピストンロッド5
2′が前進していること、等の条件が満たされれば、モ
ータ47が作動して可動台45は前進して行き、上記係
合片69がリミットスイッチ67に接近して該リミット
スイッチ67が入ると可動台45の前進速度が減速さ
れ、その後係合片69がリミットスイッチ68に接近し
て該リミットスイッチ68が入ると、エンコーダ71と
連係させた制御装置に於けるカウンタのカウントが開始
され、そのカウント値が予め設定したカウント値に達し
た時点でモータ47が停止することにより可動台45の
前進動作が停止し、これにより受板49は、上記のよう
に折り替えられた袋3の底部に二股状に形成された左右
一対の三角形状の尖頭部74の間に挿入された状態とな
る。換言すれば、上記左右一対の三角形状の尖頭部74
は、押え当金57、57′及び熱盤60と受板49との
間に夫々挿入された状態となる。
【0027】次に、押えエアシリンダ55、55′のピ
ストンロッド56、56′が前進し、その先端に設けた
押え当金57、57′と受板49とにより袋3の左右一
対の三角形状の尖頭部74は夫々挟み付けられ、この時
上記押えエアシリンダ55、55′の近接スイッチが入
ると、折り替え装置20に於ける縦開きエアシリンダ2
8のピストンロッド28′が後退することにより上下一
対の縦開き棹38、38′は閉じ、該縦開きエアシリン
ダの近接スイッチが入る。一方、上記上下一対の縦開き
棹38、38′の閉じる動作により箱体21の上端部に
設けたリミットスイッチ40が切れると、モータ47が
逆回転することにより可動台45は後退し始め、これに
より上記のように押え当金57、57′と受板49とで
左右一対の三角形状の尖頭部74を夫々挾み付けられた
袋3も後退するので、左右一対の横開き棹37、37′
及び上下一対の縦開き棹38、38′は上記袋3から抜
かれて行く。その後、係合片69がリミットスイッチ6
7に接近する時点では左右一対の横開き棹37、37′
は少なくとも上記尖頭部74から抜かれ、この時上記リ
ミットスイッチ67が入ると、受板49を差し挾んでそ
の左右に夫々設けた上下一対の弛み伸ばしエアシリンダ
53、53′本体が夫々上下反対方向へ作動限迄作動
し、これと一体に上下一対の押え当金57、57′も夫
々上下反対方向へ移動するので、上記のように左右一対
の横開き棹37、37′が尖頭部74から抜かれたこと
により該尖頭部74に生じた弛みは伸ばされる。そし
て、上記のように弛み伸ばしエアシリンダ53、53′
本体が作動限迄作動すると該弛み伸ばしエアシリンダ5
3、53′の近接スイッチが入り、これにより熱盤60
に通電され該熱盤60が高温になると共に、シール加圧
エアシリンダ58のピストンロッド59が前進してその
先端に設けた上記高温の熱盤60と受板49とにより上
記左右一対の尖頭部74の所定の箇所が挾み付けられる
ので、上記袋3の底辺75に対して直角に加熱シールが
夫々施される。
【0028】次に、上記シール加圧エアシリンダ58の
ピストンロッド59の前進動作により該シール加圧エア
シリンダ58の近接スイッチが入ると、耳取りエアシリ
ンダ61のピストンロッド61′が前進し、その先端に
設けた耳把持エアシリンダ62の作動部に取付けた左右
一対の耳把持爪63の間に左右一対の尖頭部74に於け
る上記加熱シール位置76より頂点側の耳77が挿入さ
れた状態となり、この時上記耳取りエアシリンダ61の
ピストンロッド61′の前進動作により該耳取りエアシ
リンダ61の近接スイッチが入ると、耳把持エアシリン
ダ62が作動してその左右一対の耳把持爪63により上
記耳77は把持される。次に、上記耳把持エアシリンダ
62が作動することにより該耳把持エアシリンダ62の
近接スイッチが入り、尚且つ上記弛み伸ばしエアシリン
ダ53、53′本体が作動限迄作動して該弛み伸ばしエ
アシリンダ53、53′の近接スイッチが入った時点か
ら、制御装置に於けるタイマの設定時間(例えば1秒)
が経過すると、耳取りエアシリンダ61のピストンロッ
ド61′が後退し、これにより上記耳77は引きちぎら
れる。次に、耳取りエアシリンダ61のピストンロッド
61′の上記後退動作により該耳取りエアシリンダ61
の近接スイッチが入ると、耳把持エアシリンダ62が作
動して左右一対の耳把持爪63が開くので、上記のよう
に引きちぎられた耳77は落下し、且つ図面に示してな
い排出コンベア等により排出される。また、上記のよう
にシール加圧エアシリンダ58のピストンロッド59の
前進動作により該シール加圧エアシリンダ58の近接ス
イッチが入った時点から、制御装置に於けるシーケンサ
のタイマの設定時間(例えば4秒)が経過すると、上記
のように動作した押えエアシリンダ55、55′のピス
トンロッド56、56′、弛み伸ばしエアシリンダ5
3、53′本体、及びシール加圧エアシリンダ58のピ
ストンロッド59は、夫々元の状態に復帰する。そし
て、シール加圧エアシリンダ58のピストンロッド59
が復帰することにより該シール加圧エアシリンダ58の
近接スイッチが入ると、製品排出エアシリンダ52のピ
ストンロッド52′が後退することにより受板49の前
縁に重ね且つ下部を軸支した製品排出バー51が図7に
鎖線で示すように傾斜するので、押え当金57、57′
及び熱盤60と受板49との間に挿入された状態の、耳
を引きちぎられた尖頭部74は前方ヘ押し出され、これ
により角底に加工された袋3は製品排出コンベア72上
に落下して排出される。そして、上記のように製品排出
エアシリンダ52のピストンロッド52′の後退動作が
行われることにより該製品排出エアシリンダ52の近接
スイッチが入った時点から、制御装置に於けるシーケン
サのタイマの設定時間(数秒)が経過すると、該製品排
出エアシリンダ52のピストンロッド52′が前進する
ことにより製品排出バー51は直立して復帰する。ま
た、この時上記製品排出エアシリンダ52の近接スイッ
チが入る。
【0029】一方、並行レール46上を後退する可動台
45の一側縁に突設した係合片69がリミットスイッチ
65に接近して該リミットスイッチ65が入ると、該可
動台45の後退速度が減速され、その後係合片69がリ
ミットスイッチ64に接近して該リミットスイッチ64
が入ると、モータ47が停止して可動台45の後退動作
が停止し、また、折り替え装置20に於けるロッドレス
エアシリンダ24のピストン作動部24′が作動するこ
とにより箱体21は、右方向へ移動して行く。そして、
これと同時に横開きエアシリンダ29のピストンロッド
29′が前進し、該ピストンロッド29′の前進動作に
伴って作動する横の無端ベルト26を張設するための左
側のプーリ27に連係させたエンコーダ43と電気的に
結線した制御装置に於けるカウンタのカウント値が予め
設定した、左右一対の横開き棹37、37′の間隔を示
すカウント値に達した時、上記カウンタから停止信号が
発信され、これにより上記ピストンロッド29′は停止
する。尚、上記のように可動台45の後退動作により係
合片69がリミットスイッチ64に接近して該リミット
スイッチ64が入った時点から、予め設定した制御装置
に於けるシーケンサのタイマの設定時間(例えば2秒)
が経過すると、モータ47が正回転することにより可動
台45は前進して行き、係合片69がリミットスイッチ
66に接近して該リミットスイッチ66が入ると、モー
タ47が停止することにより可動台45は図1に示す当
初の待機位置に停止する。
【0030】
【発明の効果】本発明に係る合成樹脂製の角底袋の製造
方法に於ては、上下一対の縦開き棹と左右一対の横開き
棹との開閉動作により扁平な方形状の合成樹脂製の袋を
折り替えるものであるから、装置による角底袋の自動製
袋が容易に行われ得る。また、かかる上下一対の縦開き
棹と左右一対の横開き棹との開閉動作より袋を折り替え
るときは、該袋の底部に左右一対の三角形状の尖頭部が
正確に左右対称的に形成されるから、目的の大きさの角
底を有する袋が正確に製造される。
【0031】また、本発明に係る装置は、上記合成樹脂
製の角底袋の製造方法の発明を確実に実施し得るもので
あり、然も生産性が極めて高く、この種の角底袋を短時
間のうちに量産することが可能である等の特徴を有する
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る装置の平面図である。
【図2】図1に示すA−A線の断面図である。
【図3】本発明に係る装置を構成する折り替え装置の正
面図である。
【図4】同上装置の第1段階の動作を示す斜視図であ
る。
【図5】同上装置の第2段階の動作を示す斜視図であ
る。
【図6】本発明に係る装置を構成する棹抜きシール装置
の一部省略正面図である。
【図7】同上装置に於ける受板と製品排出バーの側面図
である。
【符号の説明】
1 開口挿入装置 2 袋支持台 2′ 上面板 3 袋 4 自動製袋装置 5 レール 6 底板 7 プーリ 8 モータ 9 駆動ベルト 10 エアシリンダ 11 吸着器 14 通孔 20 折り替え装置 21 箱体 22 直交レール 24 エアシリンダ 24′ ピストン作動部 25 縦の無端ベルト 26 横の無端ベルト 27 プーリ 28 縦開きエアシリンダ 28′ ピストンロッド 29 横開きエアシリンダ 29′ ピストンロッド 30 横開きテンションエアシリンダ 30′ ピストンロッド 31 ガイドロッド 32、32′ 上下一対の可動駒 33、33′ 左右一対の可動駒 37、37′ 横開き棹 38、38′ 縦開き棹 44 棹抜きシール装置 45 可動台 46 並行レール 47 モータ 48 送り螺軸 49 受板 51 製品排出バー 52 製品排出エアシリンダ 52′ ピストンロッド 53、53′ 弛み伸ばしエアシリンダ 55、55′ 押えエアシリンダ 56、56′ ピストンロッド 57、57′ 押え当金 58 シール加圧エアシリンダ 59 ピストンロッド 60 熱盤 61 耳取りエアシリンダ 61′ ピストンロッド 62 耳把持エアシリンダ 63 耳把持爪 73 袋の左右両側辺 74 尖頭部 75 袋の底辺 76 加熱シール位置 77 耳

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに接近させた上下一対の縦開き棹と
    その左右両側に配置した左右一対の横開き棹とを扁平な
    方形状の合成樹脂製の袋の左右両側辺に並行させて該袋
    の口から内部に挿入し、上記上下一対の縦開き棹は上記
    袋の中心に位置させてその先端を該袋の底から該袋の幅
    の2分の1の位置迄及ばせ、且つ上記左右一対の横開き
    棹の先端を該袋の底に及ばせると共に、この左右一対の
    横開き棹で上記袋の左右両側辺を外側へ押圧することに
    より上記袋の全面に適度な張りを持たせた状態で、上記
    上下一対の縦開き棹を互いに縦方向に開くと同時に、上
    記左右一対の横開き棹を互いに閉じることにより、上記
    袋を折り替えて該袋の底部に左右一対の三角形状の尖頭
    部を二股状に形成し、次に上記左右一対の横開き棹を少
    なくとも上記尖頭部から抜くと共に、これにより該尖頭
    部に生じた弛みを伸ばしてから、該左右一対の尖頭部の
    所望の位置に上記袋の底辺に対して直角に加熱シールを
    夫々施すと共に、その加熱シール位置より上記尖頭部の
    頂点側の耳を除去することにより角底袋を製造すること
    を特徴とする、合成樹脂製の角底袋の製造方法。
  2. 【請求項2】 扁平な方形状の合成樹脂製の袋を連続的
    に製造する自動製袋装置に於ける袋の送り出し側にレー
    ルに支持させて前後方向へ移動自在に箱型の袋支持台を
    設け、この袋支持台の底板をプーリにより張設し且つモ
    ータにより作動する駆動ベルトに連結し、上記袋支持台
    の上面板を差し挾んで、その上下両側に互いに対向的に
    複数のエアシリンダを設け、このエアシリンダのピスト
    ンロッドの先端に吸着器を夫々設けると共に、該下部の
    エアシリンダの吸着器に対応させて上記袋支持台の上面
    板に通孔を設けてなる、扁平な方形状の合成樹脂製の袋
    の口を開き内部に縦開き棹と横開き棹とを挿入するため
    の開口挿入装置と、上記レールの先端部側に直角に設け
    た直交レールに支持させて左右方向へ移動自在に箱体を
    設け、該箱体の下端部を上記直交レールと並行に設けた
    エアシリンダのピストン作動部に連結し、上記箱体内に
    は縦横の無端ベルトをプーリにより十字型に張設し、そ
    の縦の無端ベルトの片側直線部に縦開きエアシリンダの
    ピストンロッドを連結し、上記横の無端ベルトの片側直
    線部には横開きエアシリンダのピストンロッドの先端に
    設けた横開きテンションシエアシリンダのピストンロッ
    ドを連結し、上記箱体の前面には上記縦横の無端ベルト
    に対応させて十字型に設けたガイドロッドに案内させて
    上下一対の可動駒と左右一対の可動駒とを移動自在に設
    け、該上下一対の可動駒を上記縦の無端ベルトの互いに
    対向する両側直線部に各別に連結し、上記左右一対の可
    動駒を上記横の無端ベルトの互いに対向する両側直線部
    に各別に連結し、且つ、該左右一対の可動駒に根部から
    圧縮エアを供給する左右一対の管状の横開き棹を水平に
    夫々突設し、上記上下一対の可動駒には上記横開き棹よ
    り上記袋の幅の2分の1だけ短い上下一対の縦開き棹を
    水平に夫々突設してなる、扁平な方形状の合成樹脂製の
    袋の折り替え装置と、上記開口挿入装置に於けるレール
    に並行させて該レールの左側に設けた並行レールに支持
    させてモータを連係した送り螺軸の回転により前後方向
    へ移動する可動台を設け、該可動台上に受板を垂直に設
    け、この受板の前縁に重ね且つ下部を軸支した製品排出
    バーの下端部に製品排出エアリンダのピストンロッドを
    連結し、上記受板を差し挾んでその左右両側に夫々上下
    一対の弛み伸ばしエアシリンダを縦に設け、該弛み伸ば
    しエアシリンダの上記受板側に夫々押えエアシリンダを
    一体に固定すると共に、そのピストンロッドの先端に設
    けた押え当金を上記受板に対向させ、上記弛み伸ばしエ
    アシリンダの後側には左右一対のシール加圧シリンダを
    設け、そのピストンロッドの先端に上記受板の左右両面
    に対応させて熱盤を夫々設け、上記受板の後側には耳取
    りエアシリンダを水平に設け、そのピストンロッドの先
    端に設けた耳把持エアシリンダの作動部に左右一対の耳
    把持爪を取付けてなる棹抜きシール装置とから構成さ
    れ、且つ、上記各装置をシーケンス制御により自動的に
    作動させるための制御装置を具備してなる、合成樹脂製
    の角底袋の製造装置。
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