JPH0745063B2 - 二重管製造方法 - Google Patents

二重管製造方法

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JPH0745063B2
JPH0745063B2 JP62330115A JP33011587A JPH0745063B2 JP H0745063 B2 JPH0745063 B2 JP H0745063B2 JP 62330115 A JP62330115 A JP 62330115A JP 33011587 A JP33011587 A JP 33011587A JP H0745063 B2 JPH0745063 B2 JP H0745063B2
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pipe
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tube
diameter
reduced
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JP62330115A
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猛 山田
清司 山下
俊光 荒木
朗 田村
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Kawasaki Motors Ltd
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Kawasaki Jukogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 開示技術は、遠心鋳造による二重管の製造の技術分野に
属する。
〈要旨の概要〉 而して、この出願の発明は内管と外管を相対重層し、外
管を縮径して内管に緊結させるようにした二重管の製造
方法に関する発明であり、特に、その際、外管を所定速
度で回転させて外管を一種の外型枠として該外管内に内
管を形成せしめ、所定肉厚の内管にした後に内管を冷却
して縮径せしめ、その後、外管の所定部位に高周波誘導
加熱等の環状加熱作用を付与すると共にその前後に水道
水によるシャワーリング等の環状冷却作用を付与し、該
環状加熱作用と環状冷却作用を軸方向に沿って所定回数
往復動移動させることにより、外管を内管になじみ性良
く縮径させて緊結させるようにした二重管の製造方法に
係る発明である。
〈従来の技術〉 周知の如く、配管は多くの産業において、多方面に亘り
広く利用されているが、初期の始原的な流体輸送のみば
かりでなく、近時は構造物や装置のビーム材等の強度材
にも用いられ、更には、情報伝達手段としても用いられ
るようになってきている。
したがって、配管の構造形態としてはその機能上単なる
一重管ばかりでなく、二重管、三重管等の複重管が用い
られるようになり、これらに応え得る1つの材料による
配管の現出は現在の技術ではまだ到達されていない。
したがって、例えば、耐触性、耐摩耗性等を内管に、
又、耐熱性や耐圧性等を外管に与らせしめる二重管等の
複重管が多く用いられてきている。
〈発明が解決しようとする課題〉 そして、かかる二重管等の製造にあたっては治金的な内
管と外管の結合を図るクラッド管や機械的に内管と外管
を緊結する液圧拡管等の技術もあるが、いづれも、製造
工程における制約やコスト等の点から一長一短があり、
しかも、長尺管の製造にも限度がある等の点から量産体
制にはいまひとつネックがあった。
そこで、出願人の多くの先願発明考案にみられるような
所謂熱拡管法が開発されて実用化されるようになってき
ているが、熱管理が難しいという難点があり、又、相対
重層する内管と外管の初期製造時における伸延度にバラ
つきがあるために、相対重層した時の内管と外管の接合
面に凹凸のずれが生じ、全体的なクリアランスが均一で
はなく、特に、内管、及び、外管のいづれか一方が楕円
の場合には緊結時に外管に割れが生ずるという不具合が
あった。
〈発明の目的〉 この出願の発明の目的は上述従来技術に基づく別途製造
された内管と外管の相対重層時の問題点を解決すべき技
術的課題とし、各々別途に製造される内管と外管とのク
リアランスが全体的に略一定となり、緊結時に確実に内
管と外管の嵌合が行われ、しかも、内管と外管の接合面
のなじみ性が良く、設計通りの緊結が行われ、そのう
え、長尺管の製造も容易であるようにして各種産業にお
ける配管技術用分野に益する優れた二重管の製造方法を
提供せんとするものである。
〈課題を解決するための手段・作用〉 上述目的に沿い先述特許請求の範囲を要旨とするこの出
願の発明の構成は前述課題を解決するために、セットし
た外管を所定に回転させ、その端部より内管材の溶湯を
注湯、或いは、剥離剤を介して遠心鋳造により外管を外
型枠としてその内面に内管を所定肉厚に形成し、内管の
所定肉厚の遠心鋳造後に内管を冷却して縮径し、したが
って、内管の外面は外管の内面に同一になじむ形状とさ
れ、内管の縮径により内管と外管との間には全領域に亘
って均一のクリアランスが形成され、そこで、外管の所
定部位に高周波誘導加熱装置等の環状加熱装置をセット
し、その前後に水道水によるシャワーリング装置等の環
状冷却装置をセットし、両者を軸方向に少くとも1回移
動させることにより外管の膨径を環状冷却により阻止
し、該環状加熱による強度低下を介して塑性変形させ、
遂には降伏させて外管を縮径して内管と外管とのクリア
ランスが全領域で均一であることにより、外管をして内
管に緊密に緊結させて確実な緊結状態の二重管を得るよ
うにした技術的手段を講じたものである。
〈実施例〉 次に、この出願の実施例を図面に従って説明すれば以下
の通りである。
まず、第4図以下の基本的実施例により原理態様を説明
すると、第4図に示す様に、外管1を内管2に相対重層
し、素管3を形成し、その状態で第5図に示す様に、外
管1の所定部位に高周波誘導加熱装置4を環状に設置
し、その前後に水道水によるシャワーリング装置等の環
状冷却装置5、5を同じく環状にセットし、両者を一体
的にして矢印に示す様に、素管3に対し軸方向に相対移
動することにより、外管1が短円筒形状で端部がある場
合には膨径するが、前後の環状冷却により拘束されて膨
径を阻止され、第7図に示す様に、押え曲げモーメント
Fが働くことにより塑性変形を介して内側に曲げられ、
遂には降伏して外管1が内管2に縮径して緊結するよう
になり、第6図に示す様に、緊結二重管6が形成され
る。
このような環熱縮径法を適用した実施例を第1〜3図に
よって説明すると、まず、第1図に示す様に、炭素鋼製
等の外管1の端部にリング状のキャップ3′、3′を取
り外し自在に溶接により一体固定し、その孔部よりステ
ンレス鋼の溶湯1′を注湯するようにし、外管1に対し
所定速度の回転を付与することにより遠心鋳造を介して
注湯された内管材のステンレス鋼溶湯1′は外管1の内
面に所定肉厚の内管2となり、そこで、注湯を停止して
自然放冷等の冷却により遠心鋳造により内管2を冷却す
ると、第2図に示す様に、冷却による縮径を介し内管2
の外面と外管1の内面との間には微小クリアランスhが
リング状に全長に亘って均一に形成される。
さりながら、該微小クリアランスhは遠心鋳造により初
期形成時に内管2が外管1を一種の外型枠として注湯さ
れているために、両者の対向面は極めてなじみ性の良い
ものとなり、全長に亘り均一な微小クリアランスhとさ
れている。
そこで、第3図に示す様に、上述第4図以下の原理実施
例の基本態様に沿って内管2の冷却をまって高周波誘導
加熱装置4と水道水によるシャワーリング装置5、5を
外管1の外側に環状にセットし、一体化して軸方向所定
に相対移動を少なくとも1回行うことにより、環状加熱
部分は膨径しようとするが、前後の環状冷却作用により
拘束され、環状加熱による強度低下と相俟って塑性変形
し、遂には降伏し、押え曲げモーメントにより全長に亘
り外管1は内管2に対し縮径し、緊結する。
この際、内管2の外面と外管1の内面とは上述した如
く、遠心鋳造によるなじみ性の良い均一な全長に亘る微
小クリアランスhを有しているために、外管1の縮径は
一様に行われ、同一嵌合度で緊結され、全長に亘り確実
な緊結状態が現出されて二重管が得られ、最後にキャッ
プ3′、3′を取り外すことにより所望の二重管6が得
られる。
この場合の遠心鋳造や緊結は内管2、外管1、及び、内
管2の遠心鋳造には長さに関係なく行われるために、長
尺二重管が容易に得ることが出来る。
尚、この出願の発明の実施態様は上述実施例に限るもの
でないことは勿論であり、例えば、内管材の溶湯1′の
外管1内への注湯に際し、外管内面に適宜の剥離剤を塗
布しておく等種々の態様が採用可能である。
又、内管材については樹脂材等でも溶湯可能であるもの
であれば、いかなる材料でも採用可能であることも勿論
のことである。
そして、形成された二重管を元にして三重管以上の複重
管を製造するようにする応用も勿論可能である。
〈発明の効果〉 以上、この出願の発明によれば、外管を耐熱耐圧性のも
のとし、内管を耐触耐摩耗性のものとする二重管をする
等の二重管を製造するに際し、その長さに関係がないた
めに、短管、長尺管等いづれをも容易に製造することが
出来るという効果が奏される。
而して、内管については外管の内面に内管材の溶湯を直
後、或は、剥離剤を介して間接的に注湯して外管の回転
により遠心鋳造が採用出来るために、内管の外面と外管
の内面の対応面が極めて一致した面とすることが出来、
遠心鋳造後の内管の冷却による縮径に際しても、外管と
の間の微小クリアランスが全体に亘り均一にされるため
に、その後の外管に対する環熱縮径法を適用するに際
し、外管が内管に対し全長に亘り均一に縮径して緊結さ
せることが出来、内管と外管の形成によるサイズの相違
や楕円による外管の縮径時の割れ等が防止出来るという
利点がある。
又、内管の製造に際し、ダミー管等を用いる必要がない
ために、工程が簡素となることから、コストダウンを図
るという利点もある。
【図面の簡単な説明】
図面はこの出願の発明の実施例の説明図であり、第1〜
3図は1実施例の製造プロセスの概略断面図、第4図以
下は基本的原理態様の説明図であり、第4図は素管の部
分断面側面図、第5図は環熱縮径の部分断面側面図、第
6図は二重管の部分断面図、第7図は外管の内管に対す
る押え曲げモーメントを介しての縮径緊結の模式斜視図
である。 2…内管、1…外管、1′…内管溶湯、4…環状加熱装
置、5…環状冷却装置、6…二重管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田村 朗 千葉県八千代市上高野1780番地 川崎重工 業株式会社八千代工場内 (56)参考文献 特開 昭59−83983(JP,A) 特開 昭62−117726(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】相対重層した内管に外管を縮径して緊結さ
    せる二重管の製造方法において、セットした外管内に該
    外管を型枠として溶湯の内管材を注湯し外管を回転させ
    て該外管の内側に内管を遠心鋳造し、続いて内管を冷却
    縮径して外管との間に全長に亘り均一なリング状のクリ
    アランス形成し、その後外管の所定部位に環状加熱作用
    とその前後に環状冷却作用を付与し、それらを軸方向に
    移動して外管を内管に縮径させて緊結するようにするこ
    とを特徴とする二重管製造方法。
  2. 【請求項2】相対重層した内管に外管を縮径して緊結さ
    せる二重管の製造方法において、セットした外管内に該
    外管を型枠として溶湯の内管材を剥離剤を介して注湯し
    外管を回転させて該外管の内側に内管を遠心鋳造し、続
    いて内管を冷却縮径して外管との間に全長に亘り均一な
    リング状のクリアランス形成し、その後外管の所定部位
    に環状加熱作用とその前後に環状冷却作用を付与し、そ
    れらを軸方向に移動して外管を内管に縮径させて緊結す
    るようにすることを特徴とする二重管製造方法。
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