JPH0744986B2 - 脱水洗濯機 - Google Patents
脱水洗濯機Info
- Publication number
- JPH0744986B2 JPH0744986B2 JP63117237A JP11723788A JPH0744986B2 JP H0744986 B2 JPH0744986 B2 JP H0744986B2 JP 63117237 A JP63117237 A JP 63117237A JP 11723788 A JP11723788 A JP 11723788A JP H0744986 B2 JPH0744986 B2 JP H0744986B2
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- Japan
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- main body
- washing
- opening
- opening area
- installation surface
- Prior art date
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は使用時における騒音低下を図る脱水洗濯機に関
するものである。
するものである。
従来の技術 従来の洗濯機は、例えば第12図のような構造になってい
た。すなわち、図において、1は底部に開口部1′を有
する脱水洗濯機の本体、2は内周壁に複数個の脱水孔3
を形成した洗濯兼脱水槽、4は洗濯兼脱水槽2を内部に
回転自在に設置した洗濯受槽、5は洗濯兼脱水槽2の中
央底部に設けた撹拌翼、6は伝達機構部で、内部に洗濯
時の減速ギアおよび洗濯・脱水の切換クラッチ,脱水時
のブレーキを内蔵している。7は前記洗濯受槽4の底部
に取付けられたモータで、このモータ7の動力はモータ
プーリ8,ベルト9,インペラプーリ10を介して伝達され
る。11は本体1より吊り下げられた防振機構で、洗濯受
槽4を本体1から懸垂防振支持している。12は足で、本
体1の底部の4隅に固定されている。13は移送金具で、
洗濯受槽4の底部に取付けられており、洗濯機を輸送す
る場合に、本体1と洗濯受槽4が衝突するのをなくすた
めに、梱包時に洗濯兼脱水槽2内面の上部を保持し、下
部は移送金具13の底部を保持することにより洗濯受槽4
を固定している。14は設置面である。15は本体カバー
で、本体1の上部に取付けられており、洗濯物の投入口
16や操作部(図示せず)が設けられている。
た。すなわち、図において、1は底部に開口部1′を有
する脱水洗濯機の本体、2は内周壁に複数個の脱水孔3
を形成した洗濯兼脱水槽、4は洗濯兼脱水槽2を内部に
回転自在に設置した洗濯受槽、5は洗濯兼脱水槽2の中
央底部に設けた撹拌翼、6は伝達機構部で、内部に洗濯
時の減速ギアおよび洗濯・脱水の切換クラッチ,脱水時
のブレーキを内蔵している。7は前記洗濯受槽4の底部
に取付けられたモータで、このモータ7の動力はモータ
プーリ8,ベルト9,インペラプーリ10を介して伝達され
る。11は本体1より吊り下げられた防振機構で、洗濯受
槽4を本体1から懸垂防振支持している。12は足で、本
体1の底部の4隅に固定されている。13は移送金具で、
洗濯受槽4の底部に取付けられており、洗濯機を輸送す
る場合に、本体1と洗濯受槽4が衝突するのをなくすた
めに、梱包時に洗濯兼脱水槽2内面の上部を保持し、下
部は移送金具13の底部を保持することにより洗濯受槽4
を固定している。14は設置面である。15は本体カバー
で、本体1の上部に取付けられており、洗濯物の投入口
16や操作部(図示せず)が設けられている。
以上のように構成された洗濯機について以下その動作に
ついて説明する。洗濯は、洗濯兼脱水槽2に洗濯物と洗
濯水を入れ、伝達機構部6の切換クラッチを洗濯側に
し、モータ7の回転を撹拌翼5に伝達機構部6を介して
伝達することにより行う。また、脱水は、洗濯物を洗濯
兼脱水槽2に入れ、伝達機構部6の切換クラッチを脱水
側にし、モータ7の回転を洗濯兼脱水槽2に伝達機構部
6を介して伝達することにより行う。
ついて説明する。洗濯は、洗濯兼脱水槽2に洗濯物と洗
濯水を入れ、伝達機構部6の切換クラッチを洗濯側に
し、モータ7の回転を撹拌翼5に伝達機構部6を介して
伝達することにより行う。また、脱水は、洗濯物を洗濯
兼脱水槽2に入れ、伝達機構部6の切換クラッチを脱水
側にし、モータ7の回転を洗濯兼脱水槽2に伝達機構部
6を介して伝達することにより行う。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記のような構成では、洗濯時や脱水時
等にモータ7や伝達機構部6等の駆動関係部品から発生
する音や洗濯受槽4の振動によって発生する音等の本体
1の内部音が本体1底部の開口部1′および足12の間
隙、つまり、本体底部と設置面14の間を通って本体1の
外部に伝播し、騒音レベルを著しく増大させる欠点を有
していた。そこで、これを解決する手段としては足12の
高さを極端に低いものにすることで、本体1の内部音を
遮音して騒音レベルを低減することができるが、設置面
に凹凸が少しでもあると設置できない問題を有してい
た。また、本体1の底部開口部1′を単に板にて遮音し
て騒音レベルを低下させることが考えられるが、この構
成では万一洗濯受槽4から洗濯水等が溢れた場合には、
この溢水が本体1外にぬけにくいため、洗濯受槽4等の
底部に取付けられているモータ7等の電気部品に溢水が
かかる可能性が考えられ、安全性が問題となり、また、
前記したように、洗濯機を輸送する場合に移送金具13を
用いて洗濯受槽4を梱包材に固定するので、開口を無く
すことはできないという問題もあった。
等にモータ7や伝達機構部6等の駆動関係部品から発生
する音や洗濯受槽4の振動によって発生する音等の本体
1の内部音が本体1底部の開口部1′および足12の間
隙、つまり、本体底部と設置面14の間を通って本体1の
外部に伝播し、騒音レベルを著しく増大させる欠点を有
していた。そこで、これを解決する手段としては足12の
高さを極端に低いものにすることで、本体1の内部音を
遮音して騒音レベルを低減することができるが、設置面
に凹凸が少しでもあると設置できない問題を有してい
た。また、本体1の底部開口部1′を単に板にて遮音し
て騒音レベルを低下させることが考えられるが、この構
成では万一洗濯受槽4から洗濯水等が溢れた場合には、
この溢水が本体1外にぬけにくいため、洗濯受槽4等の
底部に取付けられているモータ7等の電気部品に溢水が
かかる可能性が考えられ、安全性が問題となり、また、
前記したように、洗濯機を輸送する場合に移送金具13を
用いて洗濯受槽4を梱包材に固定するので、開口を無く
すことはできないという問題もあった。
本発明は上記従来の問題点を解決するもので、洗濯およ
び脱水時の騒音レベルを低下させるとともに、安全性や
梱包性に悪影響を与えない洗濯機を提供することを目的
とする。
び脱水時の騒音レベルを低下させるとともに、安全性や
梱包性に悪影響を与えない洗濯機を提供することを目的
とする。
課題を解決するための手段 この目的を達成するために本発明の脱水洗濯機は、第1
の手段として、本体もしくは本体底部に垂直方向に遮音
部材を設けた場合は遮音部材と設置面との間隙の距離と
本体の底部の全周長との積からなる開口面積をS1とし、
本体と設置面と開口面積S1と遮音部材がある場合は遮音
部材とで囲まれた体積をV1とし、V1割るS1の値を10
〔m〕以上とする、即ちV1/S1≧10(m)としていう。
次に第2の手段として、本体底部に本体自身の開口部を
減少するようにほぼ水平方向に遮音部材を取付け、また
は、本体底部の折り返し部や足取付け板を延長すること
で、本体自身の開口部を低減し、その開口面積または開
口部と設置面との間隙の距離と開口部の全周長との積か
らなる開口面積のどちらか小さい方をS2とし、本体と遮
音部材もしくは足取付け板と開口面積S2と設置面が開口
面積S2に関係する場合には設置面とで囲まれた体積をV2
とし、V2割るS2の値を6〔m〕以上とする、即ちV2/S2
≧6(m)とする脱水洗濯機。
の手段として、本体もしくは本体底部に垂直方向に遮音
部材を設けた場合は遮音部材と設置面との間隙の距離と
本体の底部の全周長との積からなる開口面積をS1とし、
本体と設置面と開口面積S1と遮音部材がある場合は遮音
部材とで囲まれた体積をV1とし、V1割るS1の値を10
〔m〕以上とする、即ちV1/S1≧10(m)としていう。
次に第2の手段として、本体底部に本体自身の開口部を
減少するようにほぼ水平方向に遮音部材を取付け、また
は、本体底部の折り返し部や足取付け板を延長すること
で、本体自身の開口部を低減し、その開口面積または開
口部と設置面との間隙の距離と開口部の全周長との積か
らなる開口面積のどちらか小さい方をS2とし、本体と遮
音部材もしくは足取付け板と開口面積S2と設置面が開口
面積S2に関係する場合には設置面とで囲まれた体積をV2
とし、V2割るS2の値を6〔m〕以上とする、即ちV2/S2
≧6(m)とする脱水洗濯機。
作用 第1の構成によって、体積V1と開口面積S1からなる共鳴
周波数を小さくし、その共鳴が聴感的に影響の少ないも
のとし、また、本体底部の開口面積を従来より縮小し遮
音したことも相まって、運転時の騒音を低減する。
周波数を小さくし、その共鳴が聴感的に影響の少ないも
のとし、また、本体底部の開口面積を従来より縮小し遮
音したことも相まって、運転時の騒音を低減する。
第2の構成によって、体積V2と開口面積S2からなる共鳴
周波数を低減させてその共鳴が聴感的に影響が少ないも
のとし、さらに、本体底部に設けられている遮音部材も
しくは本体底部の折り返し部や足取付け板と設置面との
空間がいわゆる膨張形消音器として作用し、即ち、開口
面積S2の先に膨張形消音器を設けたことに相当し、ま
た、本体底部の開口面積を従来より縮小し遮音したこと
も相まって、運転時の騒音を低減する。
周波数を低減させてその共鳴が聴感的に影響が少ないも
のとし、さらに、本体底部に設けられている遮音部材も
しくは本体底部の折り返し部や足取付け板と設置面との
空間がいわゆる膨張形消音器として作用し、即ち、開口
面積S2の先に膨張形消音器を設けたことに相当し、ま
た、本体底部の開口面積を従来より縮小し遮音したこと
も相まって、運転時の騒音を低減する。
実 施 例 以下本発明の一実施例について、図面を参照しながら説
明する。
明する。
第1図は本発明の第1の実施例における脱水洗濯機の断
面図、第2図は同要部斜視図を示すものである。図にお
いて、1〜16は第12図に示した従来例の部材と同一であ
るので説明を省略する。17は遮音部材で、本体1の底部
の周囲に垂直方向に取付けられており、遮音部材17と設
置面14とで形成される開口部18の開口面積S1を一定値以
下のものとしている。その値は、本体1と遮音部材17と
本体カバー15と設置面14と開口面積S1とで囲まれた体積
をV1とするとV1割るS1の値を10(m)以上とする、即ち
V1/S1≧10(m)としている。この値は我々の検討結果
をもとに算出したもので、騒音値とV1/S1の値の関係を
第3図に示す。この図より、V1/S1が10(m)を超える
と騒音値のよく低減することがわかる。この理由として
は、本体内の体積V1と開口面積Svとの関係で発生する
共鳴現象の低減が関与していると思われる。ここで、一
般的な体積Vと開口面積Sからなる共鳴状態の概要を第
4図に示し、共鳴周波数を示す数式は となる。ただし、Cは音速である。この一般式(I)よ
り、開口面積Sの値が小さくなるにつれ共鳴周波数が減
少することがわかる。我々が検討したところ、従来の脱
水洗濯機の共鳴周波数が100〜300〔Hz〕付近にあったも
のが、本実施例では100〔Hz〕未満になり、聴感的に影
響の少ないものとなったためと考えられる。もちろん、
開口面積S1を減少させることは遮音効果を発揮させるこ
とになる。したがって、この遮音効果と共鳴周波数の低
下との両効果により、第3図の騒音値とV1/S1の関係が
あらわれるものと思われる。よって、本実施例の構成を
とることによって、遮音部材17と設置面14とで完全に遮
音しなくてもかなりの騒音低減をはかることができ、設
置面14に凹凸があっても設置に問題はない。また、遮音
部材17を取付けるかわりに本体1をその分延長し、足12
をその分縮小した構成とし、本体1の底部と設置面14と
で形成される開口部18の開口面積S1を、本体1と本体カ
バー15と設置面14と開口面積S1とで囲まれた体積をV1で
表わし、V1/S1≧10(m)としても本実施例と同様の効
果となる。
面図、第2図は同要部斜視図を示すものである。図にお
いて、1〜16は第12図に示した従来例の部材と同一であ
るので説明を省略する。17は遮音部材で、本体1の底部
の周囲に垂直方向に取付けられており、遮音部材17と設
置面14とで形成される開口部18の開口面積S1を一定値以
下のものとしている。その値は、本体1と遮音部材17と
本体カバー15と設置面14と開口面積S1とで囲まれた体積
をV1とするとV1割るS1の値を10(m)以上とする、即ち
V1/S1≧10(m)としている。この値は我々の検討結果
をもとに算出したもので、騒音値とV1/S1の値の関係を
第3図に示す。この図より、V1/S1が10(m)を超える
と騒音値のよく低減することがわかる。この理由として
は、本体内の体積V1と開口面積Svとの関係で発生する
共鳴現象の低減が関与していると思われる。ここで、一
般的な体積Vと開口面積Sからなる共鳴状態の概要を第
4図に示し、共鳴周波数を示す数式は となる。ただし、Cは音速である。この一般式(I)よ
り、開口面積Sの値が小さくなるにつれ共鳴周波数が減
少することがわかる。我々が検討したところ、従来の脱
水洗濯機の共鳴周波数が100〜300〔Hz〕付近にあったも
のが、本実施例では100〔Hz〕未満になり、聴感的に影
響の少ないものとなったためと考えられる。もちろん、
開口面積S1を減少させることは遮音効果を発揮させるこ
とになる。したがって、この遮音効果と共鳴周波数の低
下との両効果により、第3図の騒音値とV1/S1の関係が
あらわれるものと思われる。よって、本実施例の構成を
とることによって、遮音部材17と設置面14とで完全に遮
音しなくてもかなりの騒音低減をはかることができ、設
置面14に凹凸があっても設置に問題はない。また、遮音
部材17を取付けるかわりに本体1をその分延長し、足12
をその分縮小した構成とし、本体1の底部と設置面14と
で形成される開口部18の開口面積S1を、本体1と本体カ
バー15と設置面14と開口面積S1とで囲まれた体積をV1で
表わし、V1/S1≧10(m)としても本実施例と同様の効
果となる。
第5図は本発明の第2の実施例における脱水洗濯機の断
面図、第6図は同要部斜視図を示すものである。図にお
いて、1〜16は第12図に示した従来例の部材と同一であ
るので説明を省略する。19は板状の遮音部材で、本体1
の底部に水平方向に取付けられており、中央には丸状の
開口部20が設けられている。この開口部20の開口面積S
hとし、開口部20と設置面14との距離と開口部20の周長
との積を開口面積Svとし、ShおよびSvどちらかの
小さい方を開口面積S2とし、本体1と本体カバー15と遮
音部材19と開口面積S2と開口面積S2がSvに相当する場
合は設置面とで囲まれた体積をV2とし、V2割るS2の値を
6(m)以上とする。即ちV2/S2≧6(m)としてい
る。この値は我々の検討結果をもとに算出したもので、
騒音値とV2/S2の値の関係を第7図に示す。この図よ
り、V2/S2の値が6(m)を超えると騒音値がよく低減
することがわかる。この理由としては、この構成とする
ことで、第1に、本体内の体積V2と開口面積S2との関係
で発生する共鳴現象による騒音が低減するためである。
即ち、開口面積S2の値が小さくなるにつれ上記共鳴の周
波数が低下し、聴感的に影響が少なくなるからである。
第2として、開口面積S2を減少させ遮音効果を発揮させ
るためである。上記2つのことは第1の実施例の効果と
同様であるが、本実施例にはさらに別の低騒音化作用が
ある。それは、遮音部材19と設置面14とで囲まれた体積
V3が第8図のモデル概要図に示すような膨張形消音器A
として開口面積S2の先に設けられたと同様な作用をし、
より低騒音化を図るからである。以上のような低騒音化
作用で、本実施例は、開口部20を全閉せずともかなりの
騒音低減をはかることができ、万一洗濯槽4から洗濯水
等が溢水しても、開口部20から排水でき、安全性に問題
がない。また、洗濯機の輸送においても開口部20を使っ
て従来どうりできる。
面図、第6図は同要部斜視図を示すものである。図にお
いて、1〜16は第12図に示した従来例の部材と同一であ
るので説明を省略する。19は板状の遮音部材で、本体1
の底部に水平方向に取付けられており、中央には丸状の
開口部20が設けられている。この開口部20の開口面積S
hとし、開口部20と設置面14との距離と開口部20の周長
との積を開口面積Svとし、ShおよびSvどちらかの
小さい方を開口面積S2とし、本体1と本体カバー15と遮
音部材19と開口面積S2と開口面積S2がSvに相当する場
合は設置面とで囲まれた体積をV2とし、V2割るS2の値を
6(m)以上とする。即ちV2/S2≧6(m)としてい
る。この値は我々の検討結果をもとに算出したもので、
騒音値とV2/S2の値の関係を第7図に示す。この図よ
り、V2/S2の値が6(m)を超えると騒音値がよく低減
することがわかる。この理由としては、この構成とする
ことで、第1に、本体内の体積V2と開口面積S2との関係
で発生する共鳴現象による騒音が低減するためである。
即ち、開口面積S2の値が小さくなるにつれ上記共鳴の周
波数が低下し、聴感的に影響が少なくなるからである。
第2として、開口面積S2を減少させ遮音効果を発揮させ
るためである。上記2つのことは第1の実施例の効果と
同様であるが、本実施例にはさらに別の低騒音化作用が
ある。それは、遮音部材19と設置面14とで囲まれた体積
V3が第8図のモデル概要図に示すような膨張形消音器A
として開口面積S2の先に設けられたと同様な作用をし、
より低騒音化を図るからである。以上のような低騒音化
作用で、本実施例は、開口部20を全閉せずともかなりの
騒音低減をはかることができ、万一洗濯槽4から洗濯水
等が溢水しても、開口部20から排水でき、安全性に問題
がない。また、洗濯機の輸送においても開口部20を使っ
て従来どうりできる。
また、本実施例と同様な構成をするために、第9図に示
すように本体1の折り曲げ部21を延長しても、第10図に
示すように足12の取付け板23を延長しても、第2の実施
例と同様な効果を発揮する。22,24は開口部である。
すように本体1の折り曲げ部21を延長しても、第10図に
示すように足12の取付け板23を延長しても、第2の実施
例と同様な効果を発揮する。22,24は開口部である。
なお、第11図に示すような遮音部材25に紋り部26のある
板材を用いた場合には、開口部27の面積をShとし、開
口部27の外周と設置面14との隙間に開口部27の外周を積
した面積をSvとし、ShおよびSvどちらか小さい方
を開口面積S2とし、体積V2は、本体1と本体カバー15と
遮音部材25と開口面積S2と開口面積S2がSvに相当する
場合は設置面14とで囲まれた部分とすればよく、要する
に遮音部材25の形状はV2/S2≧6(m)の関係を満足す
ればよい。
板材を用いた場合には、開口部27の面積をShとし、開
口部27の外周と設置面14との隙間に開口部27の外周を積
した面積をSvとし、ShおよびSvどちらか小さい方
を開口面積S2とし、体積V2は、本体1と本体カバー15と
遮音部材25と開口面積S2と開口面積S2がSvに相当する
場合は設置面14とで囲まれた部分とすればよく、要する
に遮音部材25の形状はV2/S2≧6(m)の関係を満足す
ればよい。
発明の効果 以上のように本発明の脱水洗濯機は、第1の構成とし
て、本体もしくは本体底部に垂直方向に遮音部材を設け
た場合は遮音部材と設置面との間隙の距離とボディ底部
の全周長との積からなる開口面積をS1とし、本体と設置
面と開口面積S1と遮音部材がある場合には遮音部材とで
囲まれた体積をV1とし、V1割るS1の値を10(m)以上と
する。即ちV1/S1≧10(m)としている。また、第2の
構成として、本体底部に本体自身の開口部を減少するよ
うにほぼ水平方向に遮音部材を取付け、または、本体底
部の折り返し部や足取付け板を延長することで、本体自
身の開口部を低減し、その開口面積または開口部と設置
面との間隙の距離と開口部の全周長との積からなる開口
面積のどちらか小さい方をS2とし、本体と遮音部材もし
くは足取付け板と開口面積S2と設置面が開口面積S2に関
係する場合には設置面とで囲まれた体積をV2とし、V2割
るS2の値を6(m)以上とする。即ちV2/S2≧6(m)
としている。上記第1あるいは第2の構成をとることに
より、本体を全閉せずともかなりの騒音低限を洗濯や脱
水時等の行程においてはかることができるため、設置性
や洗濯水等が溢水した場合の安全性や輸送の梱包等は従
来の脱水洗濯機と同等にすることができる。また、これ
らの構成は簡単であるため、コストも安く量産性等にす
ぐれている。
て、本体もしくは本体底部に垂直方向に遮音部材を設け
た場合は遮音部材と設置面との間隙の距離とボディ底部
の全周長との積からなる開口面積をS1とし、本体と設置
面と開口面積S1と遮音部材がある場合には遮音部材とで
囲まれた体積をV1とし、V1割るS1の値を10(m)以上と
する。即ちV1/S1≧10(m)としている。また、第2の
構成として、本体底部に本体自身の開口部を減少するよ
うにほぼ水平方向に遮音部材を取付け、または、本体底
部の折り返し部や足取付け板を延長することで、本体自
身の開口部を低減し、その開口面積または開口部と設置
面との間隙の距離と開口部の全周長との積からなる開口
面積のどちらか小さい方をS2とし、本体と遮音部材もし
くは足取付け板と開口面積S2と設置面が開口面積S2に関
係する場合には設置面とで囲まれた体積をV2とし、V2割
るS2の値を6(m)以上とする。即ちV2/S2≧6(m)
としている。上記第1あるいは第2の構成をとることに
より、本体を全閉せずともかなりの騒音低限を洗濯や脱
水時等の行程においてはかることができるため、設置性
や洗濯水等が溢水した場合の安全性や輸送の梱包等は従
来の脱水洗濯機と同等にすることができる。また、これ
らの構成は簡単であるため、コストも安く量産性等にす
ぐれている。
第1図は本発明の第1の実施例における脱水洗濯機の断
面図、第2図は同要部斜視図、第3図は騒音値とV1/Sv
の値との関係図、第4図は体積Vと開口面積Sからなる
共鳴状態の概要図、第5図は本発明の第2の実施例にお
ける脱水洗濯機の断面図、第6図は同要部斜視図、第7
図は騒音値とV2/Shの値との関係図、第8図は同実施例
が同実施例が膨張形消音器としての作用をするモデル概
要図、第9図はその他の実施例における脱水洗濯機の要
部斜視図、第10図はもう一つの実施例における脱水洗濯
機の要部斜視図、第11図は紋り部のある遮音部材を用い
た実施例における脱水洗濯機の要部断面図、第12図は従
来の脱水洗濯機の断面図である。 1……本体、2……洗濯兼脱水槽、4……洗濯受槽、5
……撹拌翼、7……モータ、17,19,25……遮音部材、1
8,20,22,23,27……開口部、21……折り曲げ部、23……
足の取付け板。
面図、第2図は同要部斜視図、第3図は騒音値とV1/Sv
の値との関係図、第4図は体積Vと開口面積Sからなる
共鳴状態の概要図、第5図は本発明の第2の実施例にお
ける脱水洗濯機の断面図、第6図は同要部斜視図、第7
図は騒音値とV2/Shの値との関係図、第8図は同実施例
が同実施例が膨張形消音器としての作用をするモデル概
要図、第9図はその他の実施例における脱水洗濯機の要
部斜視図、第10図はもう一つの実施例における脱水洗濯
機の要部斜視図、第11図は紋り部のある遮音部材を用い
た実施例における脱水洗濯機の要部断面図、第12図は従
来の脱水洗濯機の断面図である。 1……本体、2……洗濯兼脱水槽、4……洗濯受槽、5
……撹拌翼、7……モータ、17,19,25……遮音部材、1
8,20,22,23,27……開口部、21……折り曲げ部、23……
足の取付け板。
Claims (2)
- 【請求項1】本体内に防振機構により懸垂防振支持した
洗濯受槽を設け、洗濯受槽内に洗濯兼脱水槽と撹拌翼を
有し、洗濯兼脱水槽および撹拌翼を駆動するモータを本
体内に設け、本体もしくは本体底部に垂直方向に遮音部
材を設けた場合は遮音部材と設置面との間隙の距離と本
体の底部の全周長との積からなる開口面積をS1とし、本
体と設置面と開口面積と遮音部材がある場合は遮音部材
とで囲まれた体積をV1とし、V1/S1≧10(m)とする脱
水洗濯機。 - 【請求項2】本体内に防振機構により懸垂防振支持した
洗濯受槽を設け、洗濯受槽内に洗濯兼脱水槽と撹拌翼を
有し、洗濯兼脱水槽および撹拌翼を駆動するモータを本
体内に設け、本体底部に開口部を有するように遮音部材
をほぼ水平方向に取付け、もしくは本体底部の折り返し
部や足取付け板を延長することで、本体自身の開口部を
低減し、その開口部の面積または開口部と設置面との間
隙の距離と開口部の全周長との積からなる開口面積のど
ちらか小さい方をS2とし、本体と遮音部材もしくは足取
付け板と開口面積S2と設置面が開口面積S2に関係する場
合には設置面とで囲まれた体積をV2とし、V2/S2≧6
(m)とする脱水洗濯機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63117237A JPH0744986B2 (ja) | 1988-05-13 | 1988-05-13 | 脱水洗濯機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63117237A JPH0744986B2 (ja) | 1988-05-13 | 1988-05-13 | 脱水洗濯機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01285295A JPH01285295A (ja) | 1989-11-16 |
JPH0744986B2 true JPH0744986B2 (ja) | 1995-05-17 |
Family
ID=14706778
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63117237A Expired - Lifetime JPH0744986B2 (ja) | 1988-05-13 | 1988-05-13 | 脱水洗濯機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0744986B2 (ja) |
-
1988
- 1988-05-13 JP JP63117237A patent/JPH0744986B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01285295A (ja) | 1989-11-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |