JPH0728989B2 - 自動洗濯機 - Google Patents
自動洗濯機Info
- Publication number
- JPH0728989B2 JPH0728989B2 JP61013986A JP1398686A JPH0728989B2 JP H0728989 B2 JPH0728989 B2 JP H0728989B2 JP 61013986 A JP61013986 A JP 61013986A JP 1398686 A JP1398686 A JP 1398686A JP H0728989 B2 JPH0728989 B2 JP H0728989B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- washing machine
- main body
- tub
- partition plate
- automatic washing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Main Body Construction Of Washing Machines And Laundry Dryers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は家庭用の自動洗濯機に関する。
従来の技術 従来、この種の自動洗濯機は、第5図で示すような構造
になっている。すなわち、脱水時の水を受けるための外
槽1の下部に減速機2が固着されており、この減速機2
は外槽1の下部に固着されたモータ3とベルトで連結さ
れている。減速機2の駆動軸は2軸構造になっており、
外側の軸には、外槽1内部に位置し、洗濯槽を兼ねた脱
水槽4が固定されている。内側の軸には脱水槽4内部に
位置した攪拌翼5が固定されている外槽1は防振のため
にサスペンション6を介して洗濯機本体7から防振支持
されている。以上のような構成を有し、給水、洗濯、排
水、遠心脱水を自動的に行なっているのが従来の一般的
な自動洗濯機である。
になっている。すなわち、脱水時の水を受けるための外
槽1の下部に減速機2が固着されており、この減速機2
は外槽1の下部に固着されたモータ3とベルトで連結さ
れている。減速機2の駆動軸は2軸構造になっており、
外側の軸には、外槽1内部に位置し、洗濯槽を兼ねた脱
水槽4が固定されている。内側の軸には脱水槽4内部に
位置した攪拌翼5が固定されている外槽1は防振のため
にサスペンション6を介して洗濯機本体7から防振支持
されている。以上のような構成を有し、給水、洗濯、排
水、遠心脱水を自動的に行なっているのが従来の一般的
な自動洗濯機である。
発明が解決しようとする問題点 このような従来の構成では、脱水槽4を回転させ遠心脱
水する際に、衣類の片寄りのため生じるアンバランスが
原因で大きな振動が発生し、騒音の原因となっている、
本発明は自動洗濯機における衣類の片寄りにより発生す
る騒音、振動を低減できる洗濯機を提供することを目的
とする。
水する際に、衣類の片寄りのため生じるアンバランスが
原因で大きな振動が発生し、騒音の原因となっている、
本発明は自動洗濯機における衣類の片寄りにより発生す
る騒音、振動を低減できる洗濯機を提供することを目的
とする。
問題点を解決するための手段 本発明の自動洗濯機は、洗濯機の本体と、洗濯槽を兼ね
る脱水槽を内包し本体内にサスペンションを介して防振
支持された外槽と、脱水槽内を攪拌する攪拌翼と、脱水
槽及び攪拌翼を駆動するモータと、前記本体の内側コー
ナ部を形成する本体内側面とともに三角柱形状の空間を
形成する仕切板とを備え、前記仕切板の垂直面には複数
の小孔を設けたことを特徴とする。
る脱水槽を内包し本体内にサスペンションを介して防振
支持された外槽と、脱水槽内を攪拌する攪拌翼と、脱水
槽及び攪拌翼を駆動するモータと、前記本体の内側コー
ナ部を形成する本体内側面とともに三角柱形状の空間を
形成する仕切板とを備え、前記仕切板の垂直面には複数
の小孔を設けたことを特徴とする。
作用 この構成によると、衣類の片寄りによって生じるアンバ
ランスによって脱水行程中に発生する振動に起因する騒
音のなかで、洗濯機本体内部の気柱共鳴と関係する約30
0Hzの騒音がコーナ部に設けた空間部に吸音されて低在
波の発生が抑えれる。しかも、洗濯機本体自身が仕切板
によって補強されるため、騒音、振動が低減される。
ランスによって脱水行程中に発生する振動に起因する騒
音のなかで、洗濯機本体内部の気柱共鳴と関係する約30
0Hzの騒音がコーナ部に設けた空間部に吸音されて低在
波の発生が抑えれる。しかも、洗濯機本体自身が仕切板
によって補強されるため、騒音、振動が低減される。
実施例 以下、本発明の一実施例を第1図〜第4図に基づいて説
明する。なお、第5図と同様の作用を成すものには同一
符号を付けてその説明を省く。
明する。なお、第5図と同様の作用を成すものには同一
符号を付けてその説明を省く。
第1図と第2図は本発明の自動洗濯機を示し、次の点が
第5図とは異なる。つまり、洗濯機本体7内側の4個所
のコーナ部には、洗濯機本体7との間に密閉された空間
8が生じるように仕切板9が固着されている。この仕切
板9には複数の小孔10が設けられている。
第5図とは異なる。つまり、洗濯機本体7内側の4個所
のコーナ部には、洗濯機本体7との間に密閉された空間
8が生じるように仕切板9が固着されている。この仕切
板9には複数の小孔10が設けられている。
このように構成したため、まず、最初に洗濯したい衣類
と洗剤を脱水槽4に入れ通電すると一定量の水が給水さ
れ、給水が終ると自動的に攪拌翼5が回転を始め、衣類
を脱水槽4内で攪拌しながら洗濯する。一定時間の洗濯
が終ると排水、すすぎを数回くり返し、排水終了後、脱
水槽4が回転して、衣類は遠心脱水される。この脱水行
程中において衣類などの片寄りによってアンバランスが
生じ、脱水槽、外槽が激しく振動したとし、先ずは仕切
板9が無い場合を説明する。
と洗剤を脱水槽4に入れ通電すると一定量の水が給水さ
れ、給水が終ると自動的に攪拌翼5が回転を始め、衣類
を脱水槽4内で攪拌しながら洗濯する。一定時間の洗濯
が終ると排水、すすぎを数回くり返し、排水終了後、脱
水槽4が回転して、衣類は遠心脱水される。この脱水行
程中において衣類などの片寄りによってアンバランスが
生じ、脱水槽、外槽が激しく振動したとし、先ずは仕切
板9が無い場合を説明する。
この発生した振動は、外槽1がサスペンション6により
洗濯機本体7に弾性支持されているため、洗濯機本体7
および床などに伝わる振動はかなり低減される。しかし
騒音に関しては、外槽1から振動に起因する騒音が発生
し、床との隙間11より外部に伝搬する。この騒音は種々
の周波数成分を有しているが、そのなかでも約300Hz付
近の騒音が大きく、防音対策として本体底部に点線で示
した底板12を取り付け遮音してもあまり効果がなく、低
騒音の洗濯機を作るうえで大きな障害となっている。こ
の種の騒音に関して検討をした結果、洗濯機本体7の内
部に外槽1との間の横方向に第3図に図示したような半
波長の定在波13が生じ、一般の家庭用自動洗濯機におい
ては、上記定在波13の周波数は約300Hz近くになり、こ
の定在波が原因となって300Hz付近の騒音が発生する。
この定在波は洗濯機本体7の内部コーナ部で、その音圧
レベルが最大になる性質に着目して、仕切板9によって
洗濯機本体7の内部コーナ部に密閉された空間8を形成
し、次のようにして上記定在波の発生を抑制している。
すなわち空間8の体積と小孔10の働きで、この空間8は
ヘルムホルム型の共鳴器の役目を果し、体積、小孔の大
きさと適切に設計すると、300Hz付近で共鳴させる事が
可能になる。そしてコーナ部の入射音響インピーダンス
が300Hz付近で非常に小さくなって音が反射されなくな
り、結果として定在波が抑制される。また仕切板9が洗
濯機本体7に固着されるため、補強材の役目を果し、洗
濯機本体7の剛性が大きくなり、洗濯機本体7の振動が
抑制されると共に、遮音特性も向上する。
洗濯機本体7に弾性支持されているため、洗濯機本体7
および床などに伝わる振動はかなり低減される。しかし
騒音に関しては、外槽1から振動に起因する騒音が発生
し、床との隙間11より外部に伝搬する。この騒音は種々
の周波数成分を有しているが、そのなかでも約300Hz付
近の騒音が大きく、防音対策として本体底部に点線で示
した底板12を取り付け遮音してもあまり効果がなく、低
騒音の洗濯機を作るうえで大きな障害となっている。こ
の種の騒音に関して検討をした結果、洗濯機本体7の内
部に外槽1との間の横方向に第3図に図示したような半
波長の定在波13が生じ、一般の家庭用自動洗濯機におい
ては、上記定在波13の周波数は約300Hz近くになり、こ
の定在波が原因となって300Hz付近の騒音が発生する。
この定在波は洗濯機本体7の内部コーナ部で、その音圧
レベルが最大になる性質に着目して、仕切板9によって
洗濯機本体7の内部コーナ部に密閉された空間8を形成
し、次のようにして上記定在波の発生を抑制している。
すなわち空間8の体積と小孔10の働きで、この空間8は
ヘルムホルム型の共鳴器の役目を果し、体積、小孔の大
きさと適切に設計すると、300Hz付近で共鳴させる事が
可能になる。そしてコーナ部の入射音響インピーダンス
が300Hz付近で非常に小さくなって音が反射されなくな
り、結果として定在波が抑制される。また仕切板9が洗
濯機本体7に固着されるため、補強材の役目を果し、洗
濯機本体7の剛性が大きくなり、洗濯機本体7の振動が
抑制されると共に、遮音特性も向上する。
発明の効果 以上説明のように本発明の自動洗濯機は、本体の内側コ
ーナ部を形成する本体内側面とともに三角柱形状の空間
を形成する仕切板を設け、この仕切板に複数の小孔を設
ける事により300Hz付近の定在波を抑制し、しかも洗濯
機本体自身を補強する事により遮音性能を向上させ、結
果として脱水時の騒音の低減が実現できるものである。
ーナ部を形成する本体内側面とともに三角柱形状の空間
を形成する仕切板を設け、この仕切板に複数の小孔を設
ける事により300Hz付近の定在波を抑制し、しかも洗濯
機本体自身を補強する事により遮音性能を向上させ、結
果として脱水時の騒音の低減が実現できるものである。
第1図は本発明の自動洗濯機の平面断面図、第2図は第
1図の正面断面図、第3図は定在波の生じ方の説明図、
第4図は第1、第2図におけるコーナ部の拡大断面斜視
図、第5図は従来の自動洗濯機の部分断面図である。 1……外槽、4……脱水槽、6……サスペンション、7
……洗濯機本体、8……空間、9……仕切板、10……小
孔
1図の正面断面図、第3図は定在波の生じ方の説明図、
第4図は第1、第2図におけるコーナ部の拡大断面斜視
図、第5図は従来の自動洗濯機の部分断面図である。 1……外槽、4……脱水槽、6……サスペンション、7
……洗濯機本体、8……空間、9……仕切板、10……小
孔
Claims (1)
- 【請求項1】洗濯機の本体と、洗濯槽を兼ねる脱水槽を
内包し本体内にサスペンションを介して防振支持された
外槽と、脱水槽内を攪拌する攪拌翼と、脱水槽及び攪拌
翼を駆動するモータと、前記本体の内側コーナ部を形成
する本体内側面とともに三角柱形状の空間を形成する仕
切板とを備え、前記仕切板の垂直面には複数の小孔を設
けた自動洗濯機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61013986A JPH0728989B2 (ja) | 1986-01-24 | 1986-01-24 | 自動洗濯機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61013986A JPH0728989B2 (ja) | 1986-01-24 | 1986-01-24 | 自動洗濯機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62170296A JPS62170296A (ja) | 1987-07-27 |
JPH0728989B2 true JPH0728989B2 (ja) | 1995-04-05 |
Family
ID=11848548
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61013986A Expired - Lifetime JPH0728989B2 (ja) | 1986-01-24 | 1986-01-24 | 自動洗濯機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0728989B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0226598A (ja) * | 1988-07-15 | 1990-01-29 | Hitachi Ltd | 自動洗濯機 |
KR101964644B1 (ko) * | 2012-05-10 | 2019-04-02 | 엘지전자 주식회사 | 소음저감부가 구비된 가전기기 |
CN105937147A (zh) * | 2016-06-29 | 2016-09-14 | 无锡小天鹅股份有限公司 | 用于洗衣机的箱体和具有其的洗衣机 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5319020U (ja) * | 1976-07-27 | 1978-02-18 |
-
1986
- 1986-01-24 JP JP61013986A patent/JPH0728989B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62170296A (ja) | 1987-07-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |